イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

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カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」はこちらから!

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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第4章ではおすすめのカンフー映画を13作品ご紹介しています。

このページではドニー・イェン氏がブルース・リー氏の師匠、イップマンを演じたカンフー映画シリーズの第1作「イップ・マン 序章」をご紹介します。

 

▼紹介するおすすめカンフー映画

名前 公開年 主演
1 燃えよドラゴン 1973年 ブルース・リー
2 片腕カンフー対空飛ぶギロチン 1975年 ジミー・ウォング
3 酔拳 1978年 ジャッキー・チェン
4 豚(とん)だカップル拳 1979年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)/ラウ・カーウィン
5 ユン・ピョウinドラ息子カンフー 1981年 ユン・ピョウ
6 少林寺 1982年 ジェット・リー
7 霊幻道士 1985年 ラム・チェンイン
8 プロジェクトA 1983年 ジャッキー・チェン
9 スパルタンX 1984年 ジャッキー・チェン
10 七小福(夢に生きた子供達) 1988年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)
11 シティーハンター 1993年 ジャッキー・チェン
12 イップ・マン 序章⇐当ページ 2008年 ドニー・イェン
13 捜査官X 2011年 ドニー・イェン/金城武

 

「イップ・マン 序章」(2008年公開/2011年日本公開)

基本情報

作品名 イップ・マン 序章
公開年 2008年(日本公開2011年)
主演 ドニー・イェン
監督 ウィルソン・イップ
備考 イップ・マンシリーズの第1作。続編は「イップ・マン 葉問」「イップ・マン 継承」という順番。「イップ・マン 誕生」「イップ・マン 最終章」という作品もあるがこの2作品は続編ではなく主演・監督・製作の異なる関係のない作品。2019年に現地で4作目のイップ・マンが公開予定。

 

ドニー・イェン氏(1963~)

カンフー以外にもプロレス技、ボクシングや総合格闘技等を自ら研究しており、映画によって様々な武術を使い分けられるカンフー映画スター。現在も第1線で活躍中。

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

あらすじ

ある武術館の師範との手合せに勝ったイップ・マン(ドニー・イェン氏)は、町一番の武術家として知られるようになります。

そんな時、1937年に日中戦争が勃発。すぐにイップ・マンが済む佛山は日本軍の占領下となってしまいます。

イップ・マンの自宅は日本軍の司令部として没収され、一家は極貧生活を強いられます。家族のために石炭運びの仕事をする中、ある事件をきっかけにイップ・マンは日本兵に中国武術を教えることを強要されてしまいます。

それを拒否したイップ・マンは、中国武術の誇りをかけ、日本武術の名手である日本軍将校三浦(池内博之)と生死をかけた決闘をする・・・というストーリー

 

こんな人におすすめ!

 

ブルース・リー氏の唯一の師匠として知られている詠春拳の達人、イップ・マン氏。そんなイップ・マン氏が主人公の物語です。

ドニー・イェン氏が一躍スーパースターの仲間入りを果たすことができた渾身の作品を見たい方におすすめ!

 

▼実際のイップ・マン氏とブルース・リー氏が修行する様子

 

詠春拳(えいしゅんけん)

詠春拳のイメージ

「実践本意の拳法」です。詠春拳は、今から400年ほど前に中国の福建省で生まれたとされる武術で、女性武術家の「厳詠春」が創始したといわれています。「短橋狭たんきょうきょう(手技が小さく、歩幅が狭い)」に属する武術です。

木人樁もくじんとう(木の人形)を使用した訓練でも有名です。

▼木人

 

 

「イップ・マン 序章」のみどころ!

みどころ1 ドニーイェン氏主演、驚異的ヒット作品!

 

かねてよりドニー・イェン氏とアクション映画でタッグを組んでいたウィルソン・イップ氏が監督、ドニー・イェン氏が主演の映画です。

 

ウィルソン・イップ氏(1965~)

香港の映画監督。「SPL/狼よ静かに死ね」「導火線 FLASH POINT」といったドニーイェン氏主演作品で監督を行っていた。「イップ・マン 序章」の続編「イップ・マン 葉問」「イップ・マン 継承」もウィルソン・イップ氏が監督。

 

1930年代の中国広東省佛山(ふっさん)を舞台に、実在した詠春拳の達人であるイップ・マン氏をオリジナルストーリーで描いた作品です

 

 

一見、ドキュメンタリー映画のように見えますが、実在したイップ・マン氏をヒーローに仕立てたエンターテイメント映画です。

 

ある武術館の師範との手合せに勝ったイップ・マン(ドニー・イェン氏)は、町一番の武術家として知られるようになります。

そんな時、1937年に日中戦争が勃発。すぐにイップ・マンの住む佛山は日本軍の占領下となってしまいます。

 

日中戦争(1937~1945)

大日本帝国(当時の日本)と中華民国(当時の中国)の間で行われた戦争。南京などを日本軍が占領したり、途中からアメリカ・イギリス・ソ連などが参戦する大戦争となった。勃発原因や南京で行われたとされている大虐殺などは議論が未だにあり、見解は分かれる。

 

イップ・マンの自宅は日本軍の司令部として没収され、一家は極貧生活を強いられます。家族のために石炭運びの仕事をする中、ある事件をきっかけにイップ・マンは日本兵に中国武術を教えることを強要されてしまいます。

それを拒否したイップ・マンは、中国武術の誇りをかけ、日本武術の名手である日本軍将校三浦(池内博之)と生死をかけた決闘をするストーリーです。

 

池内博之氏(1976~)

日本の俳優。おもな出演作品にNHK大河ドラマ「新撰組」「八重の桜」、WOWOW「下町ロケット」など。中国・香港映画にも多数出演している。

▼池内博之氏

 

本作は中国、香港で驚異的大ヒットを記録し、後続にイップ・マンシリーズとして、「イップ・マン 葉問(2010)」「イップ・マン 継承(2015)」が製作されました。

1、2作目のアクション監督はサモハン氏、3作目はユエン・ウーピン氏が担当しています。

 

サモハン氏(1949~)

多くのヒット作の製作・監督・出演をするカンフー映画の主要人物。大きな体格にも関わらず、俊敏な動きで観る人を圧倒する。(以前の芸名がサモ・ハン・キンポー)

photo by Sasoriza / Bryan Chanhttps://www.flickr.com/photos/sasoriza/114349755/ CC 表示-継承 2.0

ユエン・ウーピン氏
ユエン・ウーピン氏はジャッキー・チェン氏の「蛇拳」「酔拳」で監督デビュー。「マトリックス」(’99)で国際的に有名になった。大ヒットしたマトリックスのカンフーアクション指導をしたのがユエン・ウーピン氏だった。

▼ユエン・ウーピン氏

photo by Slackerwood [Photo Credit: Debbie Cerda, for use with attribution]Master Yuen Woo-ping Uploaded by Teemeah

▼マトリックス(画像クリックでDVD詳細へ)

 

みどころ2 ドニーイェン氏のアクション!

 

本作の見どころは、なんといってもドニー・イェン氏のアクションです。

ここぞとばかりに肝心な時に現れて、もの凄い説得力のある武術で相手をねじ伏せます。日本兵の道場で、一度に10人を相手にして闘うなど、完全にイップ・マン氏をヒーローとして描いた作品です。

また、ドニー・イェン氏の演技が、謙虚で穏やかな家族思いの武術家を演じているため、軍事的要素の強い壮絶な時代背景にもかかわらず、荒々しく見えないところが良いです。

本作のためにドニー・イェン氏は一から詠春拳を練習したそうで、もともとカンフーの基礎が備わっているだけに、どこから見てもドニー・イェン氏自身も詠春拳の達人のようです(実際に武術の達人ではありますが)。

 

みどころ3 「宇宙最強」になったドニーイェン氏!

 

このイップ・マンシリーズで、ドニー・イェン氏は一躍、アジア圏のスーパースターの仲間入りを果たしました。

現在55歳で遅咲きのスターと言われていますが、並々ならぬ努力のおかげで今や「宇宙最強」のあだ名がついているほどです。

 

また、本作には日本でも活躍している俳優の池内博之氏が敵の日本兵役で出演しており、クライマックスで素晴らしいアクションをドニー・イェン氏と共に披露しています。

彼は、本作撮影のひと月前から、アクション監督のサモハン氏より直々に訓練を受けて挑みました。

池内博之氏は他の中国・香港映画へも出演しており、2016年にはジャッキー・チェン氏主演の「レイルロード・タイガー」に敵役の日本兵として抜擢されています。

 

ジャッキー・チェン氏(1954~)

命がけのスタントで世間を魅了するカンフー映画スター。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢は脱帽。

▼レイルロード・タイガー(画像クリックで商品詳細へ)

 

本作を観て面白いと感じた方は、後続の「イップ・マン 葉問(2010)」「イップ・マン 継承(2015)」もぜひ観てみてください!

 

▼画像クリックで商品詳細へ(どちらもAmazon prime videoで各400円~で視聴可能です※期間限定で見放題の時もあります)

 

【編集部コラム】実際に観てみました!

今回のWebon「カンフー映画入門」を読み、実際に「イップ・マン 序章」を観ました。実はドニー・イェン氏が出ている作品を観るのはこれが初めてだったのですが一発でドニー・イェンファンになりました。

ドニー・イェン氏の演じるイップ・マンは日本と敵対する関係なのですが穏やかな性格で誰からも愛される人物。そのイップ・マンにぴったりなドニー・イェン氏の演技。そしてなんといってもアクションがカッコイイ!

カンフー映画と言われてブルース・リー氏の「燃えよドラゴン」などを思い浮かべる方がいるとしたらこの作品は「また違った素晴らしいカンフー映画」を見せてくれます。綺麗な映像で素敵な俳優陣が正義の為に振りかざす詠春拳。

観ればあなたも間違いなくドニー・イェン氏のファンになる事でしょう!

 

この映画のおすすめポイントおさらい!

 

  • ドニーイェン氏主演、驚異的ヒット作品!

本作は中国、香港で驚異的大ヒットを記録し、後続にイップ・マンシリーズとして、「イップ・マン 葉問(2010)」「イップ・マン 継承(2015)」が製作されました!

  • なんといってもドニーイェン氏のアクション!

日本兵の道場で、一度に10人を相手にして闘うなど、完全にイップ・マン氏をヒーローとして描いた作品!

  • 「宇宙最強」になったドニーイェン氏!

このイップ・マンシリーズで、ドニー・イェン氏は一躍、アジア圏のスーパースターの仲間入りを果たしました!

 

「イップ・マン 序章」視聴方法

 

<サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます>

サービス名 取り扱い 視聴方法
TSUTAYA TV 見放題ではなく別途有料(税抜400円~)。DVD宅配サービスTSUTAYA DISCASも取り扱いあり(最低1007円(税込)~の会員か530円(税込:送料込)の単品料金で利用可能)
Amazon Prime Video 見放題ではなく200円~で視聴可能

Hulu ×
dTV ×
U-NEXT 月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能(「葉問」も有り。「継承」は無し)
YouTube 300円~で視聴可能(「葉問」「継承」も有)
DVD(amazon)

 

以上、おすすめカンフー映画「イップ・マン 序章」でした。

次のページではドニー・イェン氏と金城武氏のW主演作「捜査官X」をご紹介します。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】

 

目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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角松敏生のライブの魅力

Webon紹介目次著者
角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松ライブの魅力

 

角松さんの魅力はCD から流れる音楽だけではありません。

こだわりにこだわり抜いたCDのクオリティは素晴らしいのはもちろんですが、それを再現するライブにも力を入れてきました。

そのライブパフォーマンスの高さは「素晴らしい!」の一言。

CDとは違ったアレンジでファンを楽しませたり、間奏などで各ミュージシャンのソロコーナーを聴かせたりと、ライブだけの楽しみを持ってきているのも角松ライブの特徴。

 

ミュージシャンに最大の敬意を払っていることが節々に感じられます。

アーティストが主役であり、ミュージシャンはただのサポート、なんていう事はありません。

 

一流のミュージシャンの音楽を堪能できる

 

私は、角松ライブで

「ミュージシャンの音を楽しむ喜びに出逢った」

と言っても過言ではないほど各ミュージシャンの奏でるその音に心を奪われています。

角松さんのライブでは、角松さんへはもちろんのこと、ミュージシャンにも最大の愛情とリスペクトを持つことは鉄則。

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ギタリスト角松敏生の魅力

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

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40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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ギタリスト角松敏生

 

角松さんは、シンガーであるとともにギタリストでもあります。

1987年に「SEA IS A LADY」

1990年に「LEGACY OF YOU」

という2枚のインストゥルメンタル(インスト)アルバムをリリースしており、ギタリストとしての評価がとても高いです。

 

▼「SEA IS A LADY」1987年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

▼「Legacy of You」1990年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

フュージョン界に大きな影響を及ぼす

 

この2枚のインストアルバムは角松さんがギタリストとしてフュージョン界に大きな影響を及ぼす事となります。

1980年代前半に、ザ・スクエア(現T-SQUARE)、カシオペアなどのフュージョンブームが起こりましたが、1980年代後半には少しそのブームも停滞気味ではありました。

 

カシオペア
フュージョンとは音楽のジャンルで電子楽器を使用したジャズのようなもの。カシオペアは1979年に日本でデビュー。アルバム「THNDER LIVE」をきっかけに日本のみならず海外にも活動を広げる。ザ・スクエアも同時期に活躍する。

▼アルバム「THNDER LIVE」(画像クリックで商品詳細)

 

そんなフュージョンブームが停滞気味の中、シンガーソングライターの角松さんがインストアルバムをリリースするとの事で、大きな話題となりました。

この頃は、フュージョンやインストを聴くファン層と、歌物を聴くファン層とには割と隔たりがあったように思います。

 

ですが、角松さんがインストアルバムをリリースすることにより大きな話題を呼び、角松ファンはもちろん、普段フュージョンを聴かない層にもフュージョンへの門戸を広げることとなったと思います。

実際にアルバムはセールスも高く音楽業界でも高評価、インストツアーも大盛況で角松さんのギタリストとしての認知度もとても高まりました。

 

私もこの「SEA IS A LADY」をきっかけに、インストだったり、フュージョンの世界に改めて興味を持つようになりました。

中学生の時に、ザ・スクエアの「ADVENTURES」というアルバムが大ヒットしました。

 

▼アルバム「ADVENTURES」1984年1月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

 

ブラスバンド部だった友達が、ザ・スクエアの大ファンで、私もカセットにダビングしてもらったこのアルバムが大好きでよく聴いていました。

高校生になると、ザ・スクエアからは少し離れてしまった私ですが、角松さんのインストアルバムをきっかけに、ザ・スクエアやカシオペアなどをまた聴くようになったので、角松さんのフュージョン界への貢献は大きいのでは、と思います。

 

ギタリスト角松敏生の魅力

 

角松さんの弾くギターはとにかくカッコいい!

技術的なことはよくわかりませんが、やはりとても上手い!と思います。

私は、角松さんの弾くカッティングが大好きです。

 

カッティングとは
ギターのテクニックで、弦を抑えて音を出さないような状態にして弦を弾いたりするなどして、歯切れよく演奏する手法。

 

とても小気味よく、心地よく、聴いていてとても気持ちいいのです。

もちろん、ギターソロもカッコいい!

 

凍結前の武道館FINAL LIVEでの「After 5 Crash」のカッティングからのギターソロの流れはカッコよすぎて…。

弾く姿もとにかくカッコいい。

角松さんが語るには、

「自分のギターはプロフェッショナルではないけれど、故・浅野祥之さん、梶原順さんなど同じギタリストから見ると、とてもうらやましく思えるギタリスト」

なのだそう。

浅野さんや梶原さん曰く

「プロのギタリストとは求められるフレーズを弾かなければならないけど、角松は自分の好きなフレーズを弾いてるだけでカッコいいんだからそれでいいんだ」

との事。

 

なので、角松さんのギターはプロのギタリストとしては、完成していないかもしれないけど、プロのギタリストから見た場合に、とてもカッコよく見えるうらやましい存在なのだそう。

私が思うに、角松さんのギターの向こうには風景が見えるようなのです。

角松さんの歌の歌詞は、風景、情景がとても感じられますが、インストも同様にそれが感じ取れるので、彼のギターはとても心に響くのだと思います。

 

テクニック的なことを考えれば、角松さんよりも上手いギタリストはたくさんいるでしょう。

でも、私からすれば角松さんのギターは「なんか好き」なんです。

 

多分、人でも、物でも、何かを好きになるのには理由は明確になくて、

「なんか好き」

「なんか気になる」

だと思うのです。

 

角松さんのギターも、テクニックだとか実際にどれほど上手いのかはよくわからないけれど、すごく好きなんです。

素人の私から見ればもちろん十分上手いと思いますが。

 

高校生の頃から、いろんなアーティスト、バンドを好きで聴いてきた私が、初めてギタープレイに引き込まれたのが角松さんです。

「SEA IS A LADY」のギターはとにかく素晴らしくカッコよくて、シンガーとしてではなく、ギタリスト角松敏生を認識しました。

ですから、私の中では、角松さんはシンガーソングライターであり、ギタリストでもあります。

 

シンガーとしてもギタリストとしても活躍するアーティスト


▲スターダスト・レビュー。右から二番目が根本要氏

 

ギターを持って歌うアーティストはたくさんいますが、私の中でシンガーとしてもギタリストとしても認識している、という点では、角松さんとスターダスト・レビューの根本要さんだけです。

 

根本要のギタリストとしての魅力は、別Webonである「スターダスト・レビュー入門」にて解説!

 

お二人は同じ1981年デビューなんですが、要さんのレギュラーテレビ番組に角松さんがゲスト出演した際に

「角松は何やっても俺たちと違ってカッコいいんだよな~。俺たちみたいに泥臭くなくておしゃれなんだ(笑)」

と要さんは話していました。

 

確かに…角松さんはギターの弾き方も、歌い方も意図してはいないのでしょうが、とにかくカッコいいです。

 

歌だけではなく、ギタリスト角松敏生にも注目してほしいと思います。

 

『角松敏生入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生サウンドの魅力

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

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40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生サウンドの特徴

 

角松さんのサウンドの特徴といえば、なんといってもキラキラとしたおしゃれなサウンドが思い浮かぶと思います。

もちろん、長いキャリアの中でアコースティックサウンドや民族楽器にこだわったりと、アルバムごとに様々なチャレンジがあり、必ずしもすべてのアルバムがそういったキラキラとした印象ではありません。

ですが、やはり角松サウンドというのは、どのアルバムにもその片鱗が感じられ、「あ~角松さんっぽいなあ~」と思ってしまうのです。

 

「アコースティックサウンド」「民族楽器」のアルバムについて
角松さんのアルバム「Fankacoustics」(2004)では角松流ファンクとアコースティックの融合がテーマになっている。また、アルバム「INCARNATIO」(2002)では民族楽器が使われており、日本の文化を表現したこのアルバムは賛否両論を巻き起こした。

 

’80年代に角松さんは、シティポップの代表として音楽界では一目置かれていたと思います。

シティポップとは一言で言うと「都会的で洗練された音楽」、というものになると思います。

AOR(Adult-oriented Rock)と呼ばれることも。

 

なぜ「AOR(Adult-oriented Rock)」と呼ばれる?
AORは70年代後半頃にアメリカから日本に伝わってきた音楽のジャンルであり、「大人のロック」とも呼ばれている。シティポップとAORは音楽のテイストが似ており、シティポップは「和製AOR」とも呼ばれる。

▼シティポップの一例

 

’80年代の角松さんは、テレビ番組に出ることはなくライブを主体として活動していた事もあり、ヒット曲は特にありません。

でも、その音楽性の高さは音楽業界からは一目置かれ、また根強いファンが多くいました。

もちろん、私もその一人。

 

’80年代のシティポップ

▲山下達郎氏

角松さんも敬愛する「はっぴいえんど」「ティンパンアレー」といったグループが’70年代に活躍し、その流れから大瀧詠一氏、山下達郎氏が人気に。

 

▼はっぴぃえんどの代表曲「風をあつめて」。ボーカルは大滝詠一氏。

▼ティン・パン・アレーの曲。アルバム「キャラメル・ママ」では山下達郎氏がレコーディングに参加している。

 

大瀧詠一氏、山下達郎氏、この二人の活躍は音楽界に影響を与え、彼らをリスペクトするアーティスト、ミュージシャンはとても多いです。

 

特に山下達郎氏の音創りは緻密で「音創りの職人」と言われ、シティポップを代表するアーティストに。

’80年代にはこの系譜を受けて、たくさんのアーティストが活躍。

 

 

もちろん角松さんもその一人で、自身が敬愛する山下達郎氏の「フォロワー」と呼ばれたことも。

なんとなくサウンドや声質などが似ていることから、双方のファンがお互いを良く思わない…なんてこともあったりしたようですが…。

 

’80年代に活躍したアーティストは角松さんの他には、杉山清貴&オメガトライブ、稲垣潤一さん、安全地帯、杉真理さん、南佳孝さん、山本達彦さんなどが活躍し、夏、海、夜の街を舞台に、素敵な音楽で聴く人を楽しませました。

 

▼1982年10月リリース。稲垣潤一氏の最初のヒット曲。

▼1983年1月にリリース。安全地帯。翌年の年間チャートで2位を獲得。

 

角松敏生サウンドの魅力

 

角松さんのサウンドはとにかくカッコいい!

イントロから心を掴まれるものが多く、メロディ、アレンジ、コーラス全てがとても完成されていて、聴いていてとても心地良いのです。

 

ベースラインのカッコよさ、

ブラスアレンジの秀逸さ、

都会的で洗練されたそのサウンド、

これらは角松さんのルックスとも相まって「シティポップの貴公子」と称されたことも頷けます。

 

ブラスアレンジ
金管楽器の音のアレンジのこと。金管楽器は唇の振動で音を鳴らす楽器で、トランペットやトロンボーンが代表的。

 

初めて角松さんの音楽を聴いた時は、「こんなにカッコいい音楽があるのか~!」と、とても感動したのです。

 

そして、歌詞の素晴らしさ。

都会的でおしゃれな大人の恋愛の歌詞が多く、私よりも年上の大人な世界にとても憧れを感じました。

角松さんの歌詞、音楽の特徴として「風景が見える」というのがあります。

 

歌を聴いていると、風景、情景がありありと浮かんできます。

これって他のアーティストにはなかなかない事だと思うのです。

 

そういった素晴らしい世界観を創り上げている角松さんだからこそ、多くの人の琴線に触れるのだと思います。

 

’84年、角松サウンドの変化

 

’84年に初めてニューヨークでレコーディングを行い

「ニューヨークとの出会いがなければ今の自分はなかった」

と言う角松さん。

 

’84年頃からは、ダンスミュージックへの傾倒が深く、

曲もダンスナンバーが多い印象。

 

バラードもAOR(シティポップ)を彷彿とさせるとてもメロウなものが多く、サウンドとその歌声に酔いしれます。

 

メロウ
豊かだ、美しい、円熟したというような意味

 

1986年リリースのアルバム「TOUCH AND GO」では日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞しています。

 

▼アルバム「TOUCH AND GO」。下記はCDで1994年に再発売されたもの(画像クリックで商品詳細へ)

 

12インチシングルのリリースを精力的に行っていたことも。

普通のシングルよりも長時間、高音質で録音できるこの12インチシングルでリリースされた

「DO YOU WANNA DANCE 」

「GIRL IN THE BOX 」

「初恋」

「She’s My Lady」

などはとてもカッコよく、今聴いても全然色あせていません。

 

また、「Special Edition For “Kadomatsu De Oma”」はファンの間でも大人気に。

 

12インチシングル、カセットテープでしか販売されておらずCD化していないので、中古レコード店、ネットで一時期はとても高値がついていました。

オークションサイトやフリマサイトに出品されていることも多く、一時期よりは手ごろな価格にはなっています。

 

 

 

 

こういった角松さんのこだわりにこだわり抜いたサウンドは「今の私を形成した」と言っても過言ではなく、角松サウンドが体にとてもすり込まれています。

こういった「角松サウンド」というものが、自分の中の琴線に触れるものの基準になっているので、何か他の音楽をパッと聴いた時に

「あっ角松っぽい」と、一瞬で引き込まれたりします。

それほど、角松敏生のサウンドはとても耳に、心に残るものなのです。

 

『角松敏生入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生を支える一流のミュージシャンたち

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

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前のページでは、角松さんのライブは「角松さんと一流のミュージシャンの音楽を堪能できる素晴らしい場所!」であると言いました。

ここでは、そんな角松さんのライブに関わるミュージシャンの方々をご紹介いたします。彼らの音に注目することで新しい発見が見つかり、さらにライブを楽しむことができると思います。

 

角松さんを支えるミュージシャン一覧

楽器 ミュージシャン
ドラム 村上ポンタ秀一(むらかみぽんた しゅういち)/沼澤尚(ぬまざわ たかし)/江口信夫(えぐち のぶお)/石川雅春(いしかわ まさはる)/スティーブ・ガッド/故・ヨギ・ホートン/山本真央樹(やまもと まおき)/玉田豊夢(たまだ とむ)
ベース 故・青木智仁(あおきともひと)/山内薫(やまうち かおる)/松原秀樹(まつばら ひでき)/中村キタロー(なかむら きたろー)
ギター 故・浅野ブッチャー祥之(あさのブッチャーよしゆき)/梶原順(かじわら じゅん)/鈴木英俊(すずき ひでとし)/今剛(こん つよし)/鈴木茂(すずき しげる)
キーボード 友成好宏(ともなり よしひろ)/小林信吾(こばやし しんご)/森俊之(もり としゆき)
サックス 春名正治(はるな しょうじ)/勝田一樹(かつた かずき)/本田雅人(ほんだ まさと)
パーカッション 斎藤ノヴ(さいとう のぶ)/大儀見元(おおぎみ げん)/田中倫明(たなか みちあき)

 

二人の偉大なミュージシャン

 

角松さんは、自身の音楽を支えていた偉大な二人のミュージシャンを相次いで亡くしています。

 

2006年にベーシストの青木智仁(あおき ともひと)氏

2007年にギターの浅野祥之(あさの よしゆき)氏

です。

 

▼青木智仁氏

 

青木さんと浅野さんは角松さんのアルバムや、ライブには欠かせない存在。

そのプレイはもちろん、人柄もとても多くのファンに愛されていました。

浅野さんは「ブッチャーさん」の愛称で親しまれ、いじられキャラでもありました。

青木さんのチョッパーベース(弦を叩いたり引っ張ったりして、弦がボディに当たるバチっとした音を狙って出す奏法)は角松サウンドに多くのグルーブを創り、浅野さんの正確なギタープレイを角松さんもとても信頼していました。

 

お二人の死は角松さんにとっても、ファンにとっても、とても辛く悲しい出来事でした。

でも、青木さん、ブッチャーさんの残した音楽はいつまでも作品となって残っています。

これからも、私たちの心の中に二人の音楽は永遠に輝き続けています。

 

角松さんを支える一流ミュージシャン

 

音楽創りに強いこだわりを持ち、常に最高の音を求める角松さんにとって、その音楽をプレイするミュージシャンはとても重要。

角松さんのサウンドづくりは非常に緻密で納得いく完成形になるまで妥協することはありません。

 

また、CDとライブのアレンジが異なることも多く、ライブのリハーサルではその場その場でコロコロと変わったり。

譜面ではなく、角松さんのニュアンスでミュージシャンに伝えたりしています。

ライブのリハは朝から晩までみっちりと。バンドメンバーさんが「鬼リハーサル」なんて言ったりしています。

 

そんな彼の音楽創りに理解を示すミュージシャンは一流の人たちばかり。

角松さんに関わる、関わったミュージシャンをザっと挙げるだけでその豪華さがわかります

 

ドラム

 

「ドラム」のメンバー紹介(敬称略)

 

村上ポンタ秀一(むらかみぽんた しゅういち)/沼澤尚(ぬまざわ たかし)/江口信夫(えぐち のぶお)/石川雅春(いしかわ まさはる)/スティーブ・ガッド/故・ヨギ・ホートン/山本真央樹(やまもと まおき)/玉田豊夢(たまだ とむ)

 

村上氏は人気実力ともにトップの大御所ドラマー。

▼村上ポンタ秀一氏

 

角松さんは村上氏に尊敬を抱きながらも、細かな要求をしたりして…

それを村上氏も「大変(笑)」と言いながらも最高のドラムを聴かせてくれます。

角松さんにとって、ドラム&ベースのリズム隊はグルーブを創る上でとても肝になるもの。なので、特にこだわりがあるよう。

 

沼澤氏はAGHARTAのメンバーでもあります。

▼沼澤尚氏

 

スティーブ・ガッドは世界的にも著名なドラマー。

▼スティーブ・ガッド氏

 

故・ヨギ・ホートンはルーサー・ヴァンドロス、ダイアナ・ロス、アレサ・フランクリンなど世界的に有名なアーティストのドラムを務め、日本でも人気。

1987年に33歳の若さで亡くなりますが、彼がドラムを叩いた「She’s My Lady」はとてもカッコいい!

12インチシングルのそのジャケットにはヨギとのツーショットが…。

 

玉田さん、山本さんなど若手のドラマーを起用しているのも最近の試み。

▼玉田豊夢氏

 

山本さんはバンド「VOWWOW」の人気ギタリスト、山本恭司氏の息子さんです。

▼写真一番右が山本真央樹氏

 

ベース

 

「ベース」で角松敏生に携わるメンバー

 

故・青木智仁(あおきともひと)/山内薫(やまうち かおる)/松原秀樹(まつばら ひでき)/中村キタロー(なかむら きたろー)

 

青木さんはソロアルバムを2枚リリースしており、1枚目の「DOUBLE FACE」は角松さんとの共同プロデュース。

▼青木智仁氏のアルバム「DOUBLE FACE」(画像クリックで商品詳細へ)

 

中村さんはAGHARTAのメンバー。

松原さんは元ジャニーズ! ステージではその事を角松さんにいじられることも(笑)

▼写真左が松原秀樹氏

 

最近のライブでは山内さんが参加することが多いです。

山内さんは小田和正氏などのライブにも参加した人気ベーシスト。

 

ギター

 

「ギター」で角松敏生に携わるメンバー

 

故・浅野ブッチャー祥之(あさのブッチャーよしゆき)/梶原順(かじわら じゅん)/鈴木英俊(すずき ひでとし)/今剛(こん つよし)/鈴木茂(すずき しげる)

 

ブッチャーさんと鈴木英俊さんは、角松プロデュースのバンド「空と海と風と…」のメンバーです。

このバンド「空と海と風と…」は2枚のアルバムをリリース。

 

▼アルバム「泣くんじゃない」1992年リリース

▼アルバム「2」1994年リリース


 

 

鈴木茂氏は、角松さんの尊敬するギタリストで

「はっぴいえんど」「ティン・パン・アレー」のギタリストでした。

▼鈴木茂氏

 

また、ブッチャーさんはAGHARTAのメンバーでもあります。

 

梶原さんは多くのアーティストを支える人気ギタリスト。

▼梶原順氏

 

梶原さんとブッチャーさんとはバンド「J&B」、ユニット「JとB」でも活躍。

角松さんを加えた「JBK」でライブをしたことも。

▼アルバム「J&B」(画像クリックで商品詳細へ)

 

梶原さんはエレキはもちろんですが、アコースティックギターの音色がとても素晴らしい。

 

キーボード

 

「キーボード」で角松敏生に携わるメンバー

 

友成好宏(ともなり よしひろ)/小林信吾(こばやし しんご)/森俊之(もり としゆき)

 

友成さんと信吾さんは「Maochica(マオチカ)」というピアノユニットを。

名前の由来はそれぞれのお嬢さんの名前をとって。

▼Maochicaのアルバム「DAYS」(画像クリックで商品詳細へ)

 

森さんは、スガシカオさんなどさまざまなアーティストのライブ、作品に参加する人気キーボーディスト。

▼森俊之氏

 

サックス

 

「サックス」で角松敏生に携わるメンバー

 

春名正治(はるな しょうじ)/勝田一樹(かつた かずき)/本田雅人(ほんだ まさと)

 

春名さんはAGHARTAのメンバー。

 

▼春名正治氏

 

勝田さんは人気フュージョンバンド「DIMENSION 」のメンバーでもあります。

角松さんの凍結前の武道館ファイナルライブでは、勝田さんのサックスソロ前に、彼の耳元で「ありがとう」と角松さんがささやいたのがとても感動的でした。

▼勝田一樹氏

 

本田さんは大人気フュージョンバンド「T-SQUARE」に在籍していました。

脱退後はさまざまなアーティストのバックも務めながら、自身の活動も多岐に渡り、日本一有名、多忙なサックスプレイヤーでは。

本田さんのTwitterでは角松さんのステージでの写真を上げてくれることも。

▼本田雅人氏

 

パーカッション

 

「パーカッション」で角松敏生に携わるメンバー

 

斎藤ノヴ(さいとう のぶ)/大儀見元(おおぎみ げん)/田中倫明(たなか みちあき)

 

パーカッションの斎藤ノヴ(さいとう のぶ)さんの奥様は女優の夏木マリさんです。

 

そして大御所の大儀見元(おおぎみ げん)氏。

 

あとはAGHARTAのメンバーでもある田中倫明さんなど、たくさんの著名ミュージシャンが角松作品にライブに輝きを加えています。

 

私は、角松さんとの出逢いによって、ミュージシャンの素晴らしさ、その音の奥深さを知ることができました。

ぜひ、彼らの音にも注目して聴いてみてください。

新しい発見があってさらに音楽を楽しむことができると思います。

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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広島カープのキャッチャーの魅力 【會澤翼・磯村嘉孝・中村奨成・坂倉将吾】

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広島カープは日本のプロ野球チーム。近年「神ってる」「カープ女子」などで話題の球団でチケットが取れない程人気です。このWebonでは「選手」にスポットライトを当てて魅力をお伝えします!

広島カープ選手図鑑 ~熱狂的ファンが伝える魅力~はこちらから!

著者:るかち

広島カープを応援することが生きがいのカープおたく。25年ぶりの優勝以来99%の試合をリアルタイムに観戦中(現地観戦含む)。野球に詳しくない人でもわかるよう、広島カープやプロ野球の楽しみ方を発信しています。お問い合わせはこちらから

 

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キャッチャーはピッチャーをうまくリードしチームを勝ちに導きます。チームの頭脳を担う重要な役割です。キャッチャーの腕次第で、同じピッチャーでも強くも弱くもなり得るのです。

そんな重要な役割を担う広島カープのキャッチャーについてお伝えします。広島カープはキャッチャーの人材がとても豊富で、ベテランから新人まで様々な魅力あふれる選手が揃っています。

 

會澤翼選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 會澤 翼(あいざわ つばさ)
出身 茨城県日立市
身長/体重 177cm/91kg
生年月日 1988年4月13日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2006年高校生ドラフト3巡目
年俸 9200万円(2019年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 106/13/.305/.401
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 578/46/.261/.333

 

會澤選手は2018年の広島カープで最も多くの試合に出場しているキャッチャーです。

リードはもちろんのこと何といってもキャッチャーながら打率3割超えという安定して打てるという打撃力が他のキャッチャーには無い魅力です。

2018年には13本という二桁ホームランも打つなど、他球団の全キャッチャーと比較しても打撃力においては群を抜いていると言えるでしょう。

 

また2018年から新選手会長を務めるなど選手全体をまとめるリーダー的役割も果たします。

2018年の猛暑が続いた夏には広島カープの選手たちにクールビズの一環としてサマーキャップが配布されました。

サマーキャップは主に練習中に使用する帽子なのですが「メッシュ素材で通気性も良く涼しい」と選手たちから大好評でした。

このサマーキャップを発案し、選手たちの要望をまとめた上で実際に作成までこぎつけることができたのも會澤選手会長の努力の賜物と言えるでしょう。

通常のキャップは帽子の中央に白い「C」のロゴがありますが、サマーキャップの場合は「C」が紺色になっています。

 

▼サマーキャップの参考画像

 

選手のことを考え、選手みんなのために常に最善を尽くす、そんな會澤選手の姿は見ているファンにとって本当にかっこよく頼もしく映ります。

 

▼會澤選手のバッティングシーン

 

磯村嘉孝選手


photo byえすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 磯村 嘉孝(いそむら たかよし)
出身 愛知県豊田市
身長/体重 178cm/89kg
生年月日 1992年11月1日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2010年ドラフト5位
年俸 850万円(2018年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 37/1/.215/.279
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 88/3/.208/.272

 

磯村選手は、顔の長い顎が特徴的で、チームメイトからいじられることが多く日本語を覚えたてのバティスタ選手にも「アゴ」と呼ばれているそうです。

 

 

先輩が得点しホームに帰ってきた後のハイタッチでも、磯村選手とだけは顎に手をあてる「あごタッチ」で対応する選手をよく見かけ、ファンを楽しませてくれています。

 

そんな見た目でいじられることが多い磯村選手ですが、実はキャッチャーとしての
実力も大変素晴らしいと評価されている選手なのです。

特に「球の緩急を使って揺さぶりをかけるリード」ができるためバッターがタイミングをとりにくく、結果的に三振やゴロなどのアウトが取りやすいのです。

こういったリードは先ほど紹介した會澤選手とは少し異なるため磯村選手と組んだほうが投手によっては自分の持ち味を生かせる場合もあります。

 

リードに定評のある磯村選手ですが、打撃の方は一般的なキャッチャーとあまり変わらず、野手と比べると劣りがちです。

その点、會澤選手は打撃面で強みがあるため試合の出場機会が多くなっています。

しかし、せっかくキャッチャーとしてのリードが素晴らしい磯村選手ですのでこれからさらに打撃も磨いて出場機会を増やしていって欲しいところですね。

 

中村奨成選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 中村 奨成(なかむら しょうせい)
出身 広島県廿日市市
身長/体重 181kg/76kg
生年月日 1999年6月6日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2017年ドラフト1位
年俸 800万円(2019年)

中村奨成選手は、2017年にドラフト1位で広島カープに入団した期待の新星です。清宮幸太郎選手と同じ年に高校野球(甲子園)で活躍しました。

 

清宮幸太郎選手
高校通算111本塁打という最多記録を持つ。現在は日本ハムに所属する。


By 沖田 亮投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

 

なんと甲子園での打率は6割を越え、その高校生離れした圧倒的な打撃力でメディアでも高い注目を集めていました。

今、一軍で活躍中の會澤選手が今後年齢を重ねて疲れが出てきた頃には、同じように打撃力がある中村奨成選手が順調に成長し一軍で大活躍してくれることでしょう。

 

坂倉将吾選手


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名前 坂倉 将吾(さかくら しょうご)
出身 千葉県印旛郡
身長/体重 176cm/84kg
生年月日 1998年5月29日
投球/打席 右投左打
ポジション 捕手
ドラフト 2016年ドラフト4位
年俸 600万円(2018年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 9/0/.125/.222
試合/本塁打/打率/出塁率/(通算) 12/0/.167/.231

 

坂倉選手は、肩の強さに定評があるため盗塁を阻止することができる「強肩」に期待が集まっています。

実は、広島カープのキャッチャー陣は他球団と比べて盗塁阻止率が圧倒的に低く、現在首位をひた走る最強チーム唯一の欠点とも言われているほどです。

しかし肩の強さはある程度持って生まれた体格や素質が必要なため、いくら特訓して鍛えても、なかなか盗塁を阻止できる肩になるのは難しいと言われています。

 

既に広島カープには肩の強いキャッチャー陣が揃っているため、坂倉選手が一軍に定着するためには多くの練習と経験が必要そうです。

しかし「強肩」という強みを持った坂倉選手が今後成長し一軍で活躍することで、チーム唯一の欠点であったキャッチャーの肩の弱さが改善され、さらなる最強チームへと発展していくことを多くのファンが待ち望んでいるのです。

 

石原慶幸選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 石原 慶幸(いしはら よしゆき)
出身 岐阜県大垣市
身長/体重 177cm/90kg
生年月日 1979年9月7日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2001年ドラフト4巡目
年俸 7000万円(2019年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 58/1/.177/.223
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 58/65/.237/.299

 

広島カープのベテラン捕手である石原選手は「ミスターインチキ」とも称させるトリッキーなプレイが特徴的な選手です。石原選手については次のページで詳しく解説いたします。

 

 

広島カープには様々な特徴のあるキャッチャーが豊富なのもチームが強い秘訣かもしれませんね。今回は広島カープの頼れるキャッチャー陣の魅力についてお伝えしました。

ピッチャーやバッターに目が行きがちな試合観戦ですが、キャッチャーの動きに注目してみることで、いつもとひと味違った新しい試合の楽しみ方を体感してみてはいかがでしょうか。

次のページでは若手の2倍近くの年齢になりながらも全力でプレーを続けるベテラン選手の魅力をお伝えします。

『広島カープ選手図鑑』目次へ  (全16ページ)



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目次著者

著者:るかち

広島カープを応援することが生きがいのカープおたく。25年ぶりの優勝以来99%の試合をリアルタイムに観戦中(現地観戦含む)。野球に詳しくない人でもわかるよう、広島カープやプロ野球の楽しみ方を発信しています。お問い合わせはこちらから

『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサウンドの世界~

はじめに

角松敏生氏をご存知ですか?アイドルグループV6の「WAになっておどろう」や杏里氏の「悲しみがとまらない」などの誰もが知っている楽曲を作っているのはシンガーソングライターの角松敏生氏なのです。

角松敏生とは

第1章 歴史

角松敏生氏が活躍した80年代から復活後のパフォーマンスまでを網羅。高校一年生の頃から角松敏生氏を見てきた著者が語る角松敏生氏の歩みを知れば楽曲も違って聞こえてくることでしょう。

① 誕生・デビュー・80年代
② 90年代・凍結
③ 凍結中の活動
④ 解凍から現在
ファン視点で見る角松敏生の歩み

第2章 魅力

色々な顔を持つ角松敏生氏の魅力に迫ります。シンガーソングライターとしてはもちろん、創られるサウンドやギタープレイ・ライブや角松氏の周りのミュージシャンはどれも魅力が満載です。

サウンドの魅力
ギタリスト角松敏生の魅力
ライブの魅力
角松敏生を支えるミュージシャン

第3章 楽曲

角松敏生氏に興味が出てきたあなたも、既に角松敏生ファンのあなたも、著者がおすすめする楽曲を聴いてさらに角松敏生氏にハマりましょう。リメイクアルバムも再度聞いてみる事をおすすめします。

「定番の名曲」10選
「隠れた名曲」4選「好きなアルバム」3選
インストアルバム
プロデュース作品 ~杏里・中山美穂・他~
リメイクアルバム

著者 しあ

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角松敏生とは

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「角松敏生」基本情報

名前 角松敏生(かどまつ  としき)
生年月日 1960年8月12日
出身地 東京都渋谷区代々木
デビュー年/曲 1981年にシングル『YOKOHAMA Twilight Time』アルバム『SEA BREEZE』でデビュー
キラキラとしたおしゃれなサウンドが特徴で「シティポップの貴公子」と称されることも。長万部太郎名義で手掛けた『WAになっておどろう』は長野オリンピックのテーマソングになる。杏里に提供した『悲しみがとまらない』が大ヒット。インストアルバム『SEA IS A LADY』をリリースしフュージョン界に大きな影響を及ぼす。

▼楽曲提供

 

こだわり抜かれたサウンド

▲デビュー・アルバム『SEA BREEZE』

 

角松敏生さんは、1981年デビューのシンガーソングライターです。

自身の活動だけでなく、他アーティストへの楽曲提供、プロデュース、映画音楽のサントラなど、様々な活動をしています。

角松さんにはとても熱狂的なファンが多いのが特徴。

 

また、音楽創りに対するこだわり、そのクオリティの高さなどから、音楽関係者のファンも多いです。

ですが、世間一般的にはあまり知名度がありません。

 

音楽好きな人でも、角松敏生の名前はよく聞くけど、実際に音楽を聴くまでには至っていない・・・という人も多いと思います。

なにしろ、長い音楽生活の中で、代表曲というものがないので、世間での評価につながっていないと思いますし、この辺りは角松さん本人も自虐的に語る部分です。

 

 

しかし、一度、角松敏生のサウンドに触れてもらえれば、その素晴らしさにきっと感動してもらえるはずだと思います。

こだわりにこだわりぬき、決して妥協しないその音創りは、音楽マニアにはたまらないもの。

角松さんの楽曲やライブの特徴として、数多くの名だたるミュージシャンが参加しています。

豪華ミュージシャン陣は、角松さんの追い求めるサウンドを具現化するべく、その緻密な要求にも応え、素晴らしいプレイで彼の音楽を支えます。

 

ギタリストとしても人気

 

また、角松さんはシンガーとしてだけでなく、ギタリストとしても人気なんです。

1987年、1990年に2枚のインストゥルメンタルアルバムを発表し、とても高い評価を受けました。

 

インストゥルメンタルとは
通称「インスト」。歌のない曲のこと。

 

▼1987年リリース「SEA IS A LADY」(画像クリックで商品詳細へ)

▼1990年リリース「Legacy of You」(画像クリックで商品詳細へ)

 

インストアルバムをシンガーソングライターが出すということは、とても異例なことであり、日本のフュージョン界にも大きな旋風を起こしました。

1980年代前半に、ザ・スクエア(現T-SQUARE)、カシオペアなどのフュージョンブームが起こりましたが、角松さんがインストアルバムをリリースしたことでフュージョンファン層の拡大につながりました。

 

フュージョンとは
フュージョンは音楽のジャンルで電子楽器を使用したジャズのようなもの。

▼日本で活躍するフュージョンバンド「T-SQUARE」の代表曲

 

 

改めて、フュージョン、インストゥルメンタルの素晴らしさが注目され、角松さんの音創り、そしてギタープレイもとても注目されました。

 

1987年リリースの1枚目のインストアルバム「SEA IS A LADY」は、2017年に「SEA IS A LADY 2017」としてリメイクされたのですが、このアルバムがとても高い評価を受け、日本ゴールドディスク大賞の「インストゥルメンタルアルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

 

▼アルバム「SEA IS A LADY 2017」(画像クリックで商品詳細へ)

 

多くの有名楽曲

 

「みんなのうた」やV6が歌ってヒットし、楽曲自体はよく知られている「WAになっておどろう」は、実は角松敏生の作詞作曲ですが、作者名を「長万部太郎」としてしまっているため、角松敏生の名前を知ってもらう絶好の機会を逃しています(笑)

こういった不運なところも、角松さんによくあることです。

名義変更もJASRAC(日本音楽著作権協会)への手続きが、非常にややこしいのでしないそう(笑)

こんなところも角松さんらしい。

 

この曲は、角松さんが活動凍結期間中に自身の覆面バンド、AGHARTA(アガルタ)としてリリースした曲。

 

▼シングル「ILE AIYE~WAになっておどろう」(画像クリックで商品詳細へ)

長野オリンピックの閉会式にもAGHARTAとして出演しています。

 

杏里さん、中山美穂さん、中森明菜さん、岩崎宏美さん、故・西城秀樹さんなどへの楽曲提供、プロデュース。

故・西城秀樹さんは角松さんの音楽をとても高く評価して、アルバム制作に起用。

西城さんが亡くなった時には、角松さんはとても感謝の言葉を語っていました。

 

西城秀樹
トップ男性アイドル歌手として活躍し、郷ひろみ・野口五郎と合わせて「新御三家」と呼ばれる。1972年に「恋する季節」でデビュー。代表曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が大ブームとなる

 

伝えたい角松敏生の魅力

 

私は、1980年代半ばに角松さんの音楽と出会い、なんてカッコいいんだろう~と感動しました。

高校生の私には、10歳ほど違う角松さんの音楽はとても大人で、憧れの象徴でした。

 

長い活動の中で、さまざまな音楽の変化がありますが、変わらないのは、角松さんの決して揺らがず、妥協しない作品創り。

そんな角松さん自身の作品はもちろん、プロデュース作品、ライブなど、さまざまな角松敏生の魅力を知っていただければと思います。

 

『角松敏生入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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岡村靖幸のライブ ~大分初開催「マキャベリンツアー」~

Webon紹介目次著者
歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~ はこちらから

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初の大分のライブの様子

 

私が初めて岡村さんのライブを見たのは1987年の野外イベント「BEAT CHILD」です。

 

これはイベントなので、数曲だけのパフォーマンス。

これ以降、ソロのライブは未体験でした。

岡村さんはツアー本数が多くないので、そもそも私の地元、大分は入りませんでした。

 

福岡ライブに行けばよかったのでしょうが、タイミングが合わなかったりして行けませんでした。

岡村さんの活動休止期間などもあり、岡村さんは私にとって「行きたいと思いながらもなかなかライブに行けない」アーティストでした。

行けなくてもライブレポはチェックしていたし、DVDやBlu-rayも持っていて、いつか岡村さんのライブには行きたい、と思っていました。

 

でも、岡村さんが大分に来るなんてことは一生ないだろうな、と思っていたんです。

「岡村靖幸が大分に来るなんておかしいでしょ。」

そんな風に思ってしまうほど、岡村さんが大分に来るなんてありえない!と思っていたんです。

 

でも、奇跡が起きました。

2018年5月4日、岡村さんが大分ホルトホールにやってくる!

 

▼大分ホルトホール


photo by 大分帰省中

 

ツアーが発表された時、スマホを持つ手が震えました。

信じられない気持ちでいっぱいで・・・と同時にこれまでの岡村さんとの日々が浮かんできて・・・本当に信じられない気持ちでした。

 

いざ当日。

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岡村靖幸のコラボ楽曲 ~DAOKO・小出祐介・KICK THE CAN CREW~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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岡村さんの若い世代のアーティストとコラボレーションをしております。今回は、岡村さんのコラボの楽曲の魅力などをお伝えしていきます。

※文末には「岡村靖幸」とコラボしたアーティストの一覧を記載しております。

 

「愛はおしゃれじゃない」

コラボアーティスト 曲名 リリース年月
小出祐介 愛はおしゃれじゃない 2014年4月

 

岡村さんは多くのアーティストから、とてもリスペクトされています。Base Ball Bear のボーカル、小出祐介さんもその一人。

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