ファンが伝える!邦楽ミュージシャン入門

 

Webonでは音楽ファンの方が様々な邦楽ミュージシャンの入門コンテンツを作成しています。

ファンの方によって作られた、ミュージシャンへのリスペクトと愛がこもった入門コンテンツを読めば、そのアーティストのことをより深く学べることでしょう。

このページは、邦楽ミュージシャンの入門コンテンツをデビュー年代ごとにまとめたものです。ぜひ、お気に入りのミュージシャンを探してみてくださいませ。

 

70年代デビュー

 

 『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ) 

山下達郎さんは「音の職人」「音楽界の宝」と称されます。テレビやライブの映像を解禁しないため、動く達郎さんが観られるのはライブだけ!プレミアムチケットになっているライブの魅力をお伝えします。

 

▼『山下達郎入門』はこちらより

 

 スターダスト・レビュー入門 ~日本一のライブバンドと言える理由~(全14ページ) 

数百本の音楽ライブに足を運んだ筆者が「日本一のライブバンド」と称するスターダストレビュー。その理由を知ればきっとライブ会場に足を運びたくなるはず!

 

▼『スターダスト・レビュー入門』はこちらより

▼ダイジェスト版はこちら!

 

80年代デビュー

 

 『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~(全13ページ) 

「岡村靖幸」は、DAOKO、小出祐介などと若手アーティストとのコラボで再び注目を集めていますが「あのスーツのおじさんは誰?」と思っている方も多いかと思います。岡村さんはとても魅力的なアーティストですが、その反面少し気持ち悪くもあります。岡村さんの場合はむしろその気持ち悪さが「かっこいい」のです。

 

▼『岡村靖幸入門』はこちらより

 

 『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサウンドの世界~(全15ページ) 

角松さんはキラキラとしたおしゃれなサウンドが特徴で「シティポップの貴公子」と称されることも。手掛けた楽曲である『WAになっておどろう』は長野オリンピックのテーマソングになりました。世間的な知名度はあまりありませんが、音楽のクオリティの高さなどから、音楽関係者のファンも多いです。こだわりの抜かれたサウンドの世界に、角松サウンドの世界に触れてみてはいかがでしょうか。

 

▼『角松敏生入門』はこちらより

▼ダイジェスト版はこちら!

 

近年の邦楽ロック事情を知る

 

 邦楽ロック入門 ~近年注目のおすすめバンドを聴こう~(全12ページ) 

近年の邦楽ロックでは「エモい」「ボーカロイド」など多くの注目すべき熱いジャンルがあります。ジャンルごとのおすすめアーティストを知ることで、自分の好みに応じた楽しい邦楽ライフをお過ごしください!

 

▼『邦楽ロック入門』はこちらより

岡村靖幸のライブ ~大分初開催「マキャベリンツアー」~

Webon紹介目次著者
歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

『岡村靖幸入門』目次へ  (全13ページ)

 

初の大分のライブの様子

 

私が初めて岡村さんのライブを見たのは1987年の野外イベント「BEAT CHILD」です。

 

これはイベントなので、数曲だけのパフォーマンス。

これ以降、ソロのライブは未体験でした。

岡村さんはツアー本数が多くないので、そもそも私の地元、大分は入りませんでした。

 

福岡ライブに行けばよかったのでしょうが、タイミングが合わなかったりして行けませんでした。

岡村さんの活動休止期間などもあり、岡村さんは私にとって「行きたいと思いながらもなかなかライブに行けない」アーティストでした。

行けなくてもライブレポはチェックしていたし、DVDやBlu-rayも持っていて、いつか岡村さんのライブには行きたい、と思っていました。

 

でも、岡村さんが大分に来るなんてことは一生ないだろうな、と思っていたんです。

「岡村靖幸が大分に来るなんておかしいでしょ。」

そんな風に思ってしまうほど、岡村さんが大分に来るなんてありえない!と思っていたんです。

 

でも、奇跡が起きました。

2018年5月4日、岡村さんが大分ホルトホールにやってくる!

 

▼大分ホルトホール


photo by 大分帰省中

 

ツアーが発表された時、スマホを持つ手が震えました。

信じられない気持ちでいっぱいで・・・と同時にこれまでの岡村さんとの日々が浮かんできて・・・本当に信じられない気持ちでした。

 

いざ当日。

“岡村靖幸のライブ ~大分初開催「マキャベリンツアー」~” の続きを読む

岡村靖幸復帰後の活動 ~最高傑作アルバム「幸福」など~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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本格復帰以降の活動

 

2011年の本格復帰以降、とても良いペースで活動できている岡村さん。

精神的にも肉体的にもとても調子がよく、岡村靖幸のパワーを知らしめている印象です。

 

と、言っても本人はとてもクールに淡々と、自分のやりたいこと、できることをコツコツとやっているだけなのでは。

そんな、岡村さんを支えているのが、事務所社長でマネージャーの近藤雅信氏。

近藤氏とのパートナー関係がとてもよく、岡村さんは近藤氏をとても信頼しているよう。

 

岡村靖幸、活躍の理由

 

近藤雅信氏は、レコード会社の「アルファレコード」でYMOなどのA&Rとして活躍後、東芝EMI(レコード会社。現在のEMIミュージック・ジャパン)にヘッドハンティングされた音楽業界の実力者。

 

YMO

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一の3人で構成される音楽グループ。代表曲に「RYDEEN」などがある。


A&Rとは
A&R(エーアンドアール)は、Artist & Repertoire(アーティスト・&・レパートリー)の略。アーティストの発掘・育成・楽曲の提供などを担当する。レコード会社の中の職務のひとつであるのが一般的。

 

近藤氏は1980年代中盤から1990年代中盤までプロデューサーとして、RCサクセションやTHE TIMERSなど故・忌野清志郎氏の音楽に関わってきた人です。

 

忌野清志郎

日本のロックミュージシャン。1968年に「RCサクセション」というバンドを結成する。「ザ・キング・オブ・ロック」の異名を持つ。「THE TIMERS」は正確に言うと、忌野清志郎に似ているボーカルが率いる覆面バンド。

 

忌野氏の革新的な音楽は社会的にも大きな話題となりました。

近藤氏は東芝EMIの制作・宣伝部長を務めた後、東芝EMIイギリスへ。

帰国後、ワーナーミュージック・ジャパン(レコード会社)常務取締役、ユニバーサルミュージック(レコード会社)のレーベルヘッド(レコードー会社の一部門の代表)を経て、自身の会社を立ち上げ岡村さんのマネージメントを手がけています。

 

レコード会社と事務所の違い
レコード会社は、CD作成やマネージメントや広告代理業務などを行う。レーベルはレコード会社の一部門である。事務所はアーティストのマネジメントを行うのが主。例えば事務所がジャニーズでもCDは違うレーベルから出されたりする。

 

岡村さんと近藤氏の出会いは2003年ごろ。

岡村さんはEPICソニーとの契約終了後、ユニバーサル・ミュージックに所属し、その時ユニバーサルにいた近藤氏が担当となりました。

 

その当時は、「スタッフ」と「アーティスト」という関係。

 

2011年の本格復帰後は、社長兼マネージャーとアーティストという関係ですが、マネージメント全てを近藤氏にゆだねることにより、自身の創作活動にとても専念できているそう。

 

以前は、スタッフの自分に対する愛情、敬意などがわからず、疑心暗鬼になって自分でイニシアティブをとっていたこともあった、と岡村さん。

しかし、岡村さんの才能を誰よりも認め、信じて見守ってくれる近藤氏との出会いによって、岡村さんは全面的にマネージメントを任せられるようになりました。

 

近藤氏に才能があるから任せられる、と岡村さん。

2011年の本格復帰後の活躍は、以前復活した時とは違う充実ぶりがとても感じられるのですが、両者の信頼関係によるものだと思うのです。

 

最高傑作「幸福」(2016)

▲CDアルバム『幸福』岡村靖幸(画像クリックで商品詳細へ)

 

本格復帰後、2016年にリリースしたオリジナルアルバム「幸福」。

私はこのアルバムを岡村さんの最高傑作だと思っています。

 

なんて、カッコいいいアルバムなんだ!! これこそ岡村靖幸!!

と思います。

 

こんなカッコいいアルバムを50代でリリースできる岡村さん、最高すぎではないですか?

 

デビュー当時からその才能を注目され、「家庭教師」で天才と評された岡村さん。

 

問題作とも言われるアルバム「家庭教師」について詳しくは前のページで!

 

この「幸福」では、その天才ぶりにさらに拍車がかかったのでは。

私も今まで岡村さんを、

「天才!すごい!」

と思っていましたが、この「幸福」を聴いて

「岡村靖幸 天才!!」

と改めて思いました。

 

もう天才以上の言葉が見つからない。

とにかく、聴いてほしいです。

 

「幸福」の魅力

 

アルバムには既発表のシングル

「ビバナミダ」「愛はおしゃれじゃない」「彼氏になって優しくなって」「ヘアー」「ラブメッセージ」

が収録されており、新曲が少ない印象になるかもしれませんが、曲のクオリティがとても高いため、全然がっかりなんてしませんでした。

 

このシングルを知らない人からすれば、全てが新曲ですから最強です。

 

このアルバムは、中毒のように何度も何度もずっとループして聴いてしまいます。

「ラブメッセージ」「愛はおしゃれじゃない」の胸キュンラブチューンも、50代の岡村さんが歌うことで、より甘酸っぱく胸がときめくのです。

 

「愛はおしゃれじゃない」は小出祐介氏とのコラボ楽曲。前のページで解説!

 

私が一押しなのが、「彼氏になって優しくなって」

 

 

このグルーブ感(ノリの良さ)は岡村さんにしか出せない。

もう聴いていて最高に気持ちいい!!!

 

言葉が韻を踏んでいるからとても心地よく、このリズム、グルーブ感、ボーカル全てが絡み合って身も心も岡村さんに抱かれている気分。

 

「ヘアー」という曲の狂気すら感じるボーカルもカッコよすぎる。

 

重めでハードなリズムに毒を感じて、くせになります。

そしてなんといっても、岡村さんのボーカルが最高すぎるのです。

 

もともとボーカルスキルが高く、クセのある個性的な歌い方で、それがとても魅力でした。

 

今作ではさらにボーカルに磨きがかかり、表現力や曲によって歌い方や、発声を変えているのが感じられて岡村さん史上、最高のボーカルではないかと思います。

私は、アーティストというのは、常に最新アルバムが最高のものであってほしい、と思っています。

岡村さんが、多くの人の期待を受け「幸福」というキャリア最高傑作のアルバムを創りあげたことに心から拍手を送りたいです。

 

 

岡村靖幸のファッションの変化

 

2011年以降の岡村さんのファッションスタイルは、黒スーツ(ダークスーツ)に黒縁メガネ、黒髪横分けと、一見、サラリーマンで部長風。

 

▼2011年以前のファッションの例

▼2011年以降のファッションの例

 

こんな人が歌、ダンス共に最高のパフォーマンスを見せたらそれはもうびっくりしてしまいますよね。

ファッションは自分ではタッチせず、すべておまかせ、ということなのでこのギャップも近藤氏の戦略によるものなのでしょうね。

 

岡村さんの昔を知っている人が聴けば、

「あれ?昔よりカッコよくない?」

と思ってもらえるはず。

 

岡村さんを知らない人が聴けば、あまりのカッコよさに衝撃を受け、

「もっと早く出逢いたかった」

と思ってもらえるはず。

 

岡村靖幸オリジナルアルバム一覧

 

※タイトルクリックで、曲を聴ける場所へ飛びます。「幸福」はアルバム詳細へ。

タイトル リリース年月
yellow 1987年3月
DATE 1988年3月
靖幸 1989年7月
家庭教師 1990年11月
禁じられた生きがい 1995年12月
Me-imi 2004年9月
幸福 2016年1月

 

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【岡村靖幸のアルバムが多数聴ける。30日間無料体験有】

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

岡村靖幸おすすめの名曲 ~代表曲「聖書」「だいすき」他~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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岡村靖幸の発表曲

 

岡村さんは、32年のキャリアとしてはオリジナルアルバムが7枚と、とても少ないです。

リリース間隔が空いていたり、活動休止期間があったりと、発表曲は多くありません。

 

▼岡村靖幸のオリジナルアルバム一覧

タイトル リリース年月
yellow 1987年3月
DATE 1988年3月
靖幸 1989年7月
家庭教師 1990年11月
禁じられた生きがい 1995年12月
Me-imi 2004年9月
幸福 2016年1月

※全てamazonでmp3形式で購入可能。「Me-imi」「幸福」以外のアルバムの曲は全て、Amazon Music Unlimitedで課金なしで聴くことができます。

 

その中から、私の好きなおすすめの曲をご紹介。

2018年時点での最新アルバム、「幸福」を、私は岡村さんの最高傑作だと思っていて、それについては後のページでご紹介したいと思います。

 

岡村靖幸の代表曲ベスト3

 

  • 「 聖書(バイブル)」
  • 「だいすき」
  • 「カルアミルク」

 

この3曲は岡村さんの代表曲ベスト3だと思います。

岡村靖幸と言えばこの3曲がまずあがると思いますし、この3曲を苦手と思うなら岡村さんの他の曲は聴けない、無理、と思うのではないかな、と思います。

 

1 「聖書(バイブル)」(7thシングル・1988)

 

リリースされた当時、独特の歌詞、その言葉のメロディーへの乗せ方が衝撃的でした。

サザンオールスターズや佐野元春さんなど、日本語を巧みにメロディーに乗せるアーティストはいましたが、岡村さんはまた彼らとは違う、独特のセンスとグルーブで多くのファンを魅了しました。

 

この曲は、とにかくカッコいい!

 

歌詞も、岡村さん の曲の特徴であるピュアな気持ちが描かれています。

 

「聖書」「だいすき」は岡村靖幸氏が世間に認知されたきっかけの曲であることを、こちらのページで解説しております!

 

▼画像クリックで曲を聴ける場所(Amazon music)へ

 

2 「だいすき」(8thシングル・1988)

 

そのクセの強さから、好き嫌いがはっきりと分かれる岡村さんですが、この曲はいつどこで聴いても、そして誰におすすめしても安心のラブソング。

 

彼女のことを「だいすき」と歌う、とてもかわいい詩とメロディーなのですが、「劣等感」という言葉が出て来るところが岡村さんっぽいなと思います。

自信たっぷりのパフォーマンスやナルシストな歌詞で、多くの人を魅了する歌もありますが、岡村さんの詩の多くに登場する「自信がない男の子」というものが垣間見えます。

 

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3 「カルアミルク」(14thシングル・1990)

 

この曲がリリースされた時20歳だった私は、初めて「カルアミルク」という言葉を聞き、それがカクテルだと初めて知りました。

今も昔もお酒を飲まない私は、カルアミルクという言葉の美しさに惹かれました。

 

飲めないくせに、カルアリキュールを求めてお店を回ったり、バーでカルアミルクを頼み一口飲んでは他の人に飲んでもらったり・・・。

 

美しいメロディー、アレンジ、未練と後悔に苛まれるせつない歌詞は多くの人の心を揺さぶっています。

 

いろんなアーティストにカバーされている名曲中の名曲。

 

「カルアミルク」をカバーしたアーティストまとめ
DAOKOクラムボンBankBand土岐麻子Hiro-a-keySmooth groove quartetISEKI

※アーティストのリンククリックで、曲を聴ける場所(商品詳細)へ。以上の曲は全てAmazon Music Unlimitedで聴くことができます。

 

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岡村靖幸は他にも名曲がたくさんある!

 

「Out of Blue」(1stシングル・1986)

 

岡村さんのデビュー曲。

この曲を初めて聴いた時のインパクトは忘れられません。

とにかくカッコいい、声がいい、曲がいい、でした。

 

PVもとても素敵だったし、この曲はまさに岡村靖幸の才能を感じさせる名曲だと思うのです。

ライブでも必ずと言っていいほどセットリスト(そのライブで演奏される曲)に入っており、岡村さん自身もこのデビュー曲を大切にしているのでは。

ライブでのコール&レスポンスも盛り上がります。

 

「Out of Blue」はレコード店などでPVの上映会が開かれていました。その時の様子はこちらの記事で!

 

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「SUPER GIRL」(6thシングル・1988)

 

岡村さんの歌詞によく出てくる、ちょっと高飛車なモデル風の女性に振り回される男性が主人公。

サウンドも明るくてキラキラ、ポップ。

ライブでもとっても盛り上がる曲。

 

一番の聴きどころは

「本当のDance Chance Romance は自分次第だぜ」

のフレーズ。

 

何度この言葉に元気をもらったでしょう。

全ての人にこの言葉を届けたいです。

 

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「Lion Heart」(2ndアルバム「DATE」(1988)収録)

 

SMAPの「らいおんハート」がリリースされた時、

「らいおんはーとと言えば、岡村ちゃんのLion Heartだよねぇ・・・」

と思いました・・・。

 

岡村さんのバラードの中でも、「カルアミルク」(先述)「イケナイコトカイ」(後述)と並ぶ3大名曲バラードでは。

 

岡村さんの歌詞に出てくる男性は、少し勇気がなく消極的、そして後悔にさいなまれているものが多いと思います。

この曲も、そうなのですが、さらにとても彼女のことを想う優しさに包まれています。

 

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「イケナイコトカイ」(5thシングル・1988)

 

この曲がリリースされた当時、カタカナでのタイトル「イケナイコトカイ」のインパクトにとても驚きました。

「彼女のLove Sex Kiss 朝からずっと待っている」

という歌詞も衝撃的でした。

 

歌詞の内容については、いろいろな解釈があるのでしょうが、私は最初に聴いた時からずっと、

「叶わない恋 まだ彼女を想ってる それってイケナイコトカイ?」

と歌っているのでは、と思っています。

 

とてもとてもせつない、美しいラブバラード。

 

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「いじわる」(2ndアルバム「DATE」(1988)収録)

 

セクシーでカッコよすぎる!!

 

「これぞ岡村ちゃん!」という岡村さんの真骨頂でしょう。

歌詞に出てくる「ユカ」に憧れたものです。

 

最後のセリフも多くの女性ファンをとりこに・・・

 

今では廃盤のビデオ「DATE Love&Sex ’88」でのパフォーマンスは悶絶ものでした。

 

▼廃盤のビデオ「DATE Love&Sex ’88」(画像クリックで商品詳細へ)

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「ステップUP↑」(4thアルバム「家庭教師」(1990)収録)

 

イントロ、そしてテンションマックスの雄たけびから一気に心をわしづかみ。

「柔軟剤」って歌詞に入れたのは岡村さんぐらい?(笑)

 

歌詞だけ見ると若干意味不明。

びしょ濡れでいいじゃない、と無理やり納得させるパワー。

そして、セリフ部分に表れている本質。

2018年のツアー「マキャベリン」でこの曲が1曲目だったのですが、もうカッコよすぎてカッコよすぎて、最初からボルテージマックスでした。

 

なぜか「ステップUPするぞ!」と思えるカッコいい曲です。

 

※DAOKO×岡村靖幸の「ステップアップLOVE」ではありません。

DAOKOとのコラボ曲「スタップアップLOVE」については前のページで解説!

 

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「青年14歳」(5thアルバム「禁じられた生きがい」(1995)収録)

 

ファンクなこのグルーブ感(ノリの良さ)は岡村さんにしか出せない。

 

ファンクとは
ブラックミュージックのジャンルの一つ。「ジェームス・ブラウン」はファンクの帝王と呼ばれ「Get on the Good Foot」はファンクの傑作と称される。リズムは16ビートを基本で、リズムはファンクの重要な要素である。

 

日本語の歌詞だけど、意識しないで聴くと日本語じゃないみたい。

この言葉の乗せ方が岡村さんの特色。

濃い濃いこの曲に、体全体が音の波にのまれてしまう。

 

「カッコいい」以上に、カッコいいを表現する言葉が欲しいです。

 

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「Dog Days」(4thシングル・1987)

 

さわやかな、ポップでキャッチーな夏ソング。

このキラキラしたサウンドは、目の前に青い海、青い空、白い雲が浮かびます。

 

明るい曲調とは裏腹にフラれてしまう男の子の歌。

「液体状の夕焼け 流れ落ちてきてる 僕のベッドに」

の歌詞が素晴らしすぎて。

 

夏の夕暮れ・・・一瞬でそのシーンが浮かんできます。

リリースされた高3の夏にタイムスリップしてしまいます。

 

▼画像クリックで曲を聴ける場所(商品詳細)へ

 

岡村さんの曲を是非聴いてください

 

岡村さんの曲はどれもがおすすめ。

いろんな曲があり、曲によっては同じ人が書いているとは思えないかも。

だけど、その全部が岡村さんであり、すべてを聴いてほしいです。

キャリアの割に発表曲数は少ないので、今からでも全部聴けると思います。

 

ぜひ、気になった曲から聴いてみて、そして興味を持ったら、他の曲も聴いてみてください。

きっともっと聴きたくなるはず・・・。

一度ハマったら、なかなか抜け出せないのが岡村さんの魅力なのです。

 

※文中で紹介した曲は全て、Amazon Music Unlimitedで聴くことができます。

 

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【岡村靖幸のアルバムが多数聴ける。30日間無料体験有】

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

岡村靖幸のコラボ楽曲 ~DAOKO・小出祐介・KICK THE CAN CREW~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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岡村さんの若い世代のアーティストとコラボレーションをしております。今回は、岡村さんのコラボの楽曲の魅力などをお伝えしていきます。

※文末には「岡村靖幸」とコラボしたアーティストの一覧を記載しております。

 

「愛はおしゃれじゃない」

コラボアーティスト 曲名 リリース年月
小出祐介 愛はおしゃれじゃない 2014年4月

 

岡村さんは多くのアーティストから、とてもリスペクトされています。Base Ball Bear のボーカル、小出祐介さんもその一人。

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岡村靖幸のPV  ~EPICソニーのPV創り~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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EPICソニーのプロモーション戦略

 

岡村さんの所属していたレコード会社、EPICソニーはプロモーションなどメディア戦略がとても上手かったと思います。

1980年代半ばには、プロモーションビデオ(PV)がたくさん制作されるようになりました。

 

今ではミュージックビデオ(MV)と呼ぶことが多いですが、当時はPV、ビデオクリップと呼んでおり、「ミュージックトマト」「ビデオジャム」などPVを流す番組も人気でした。

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岡村靖幸と伝説のライブ『BEAT CHILD』

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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伝説のライブ「BEAT CHILD」

 

私が初めて岡村さんのライブを見たのは、伝説のライブ、BEAT CHILDです。

BEAT CHILDは、1987年8月22、23日にかけて熊本県阿蘇にあるアスペクタで行われたオールナイトコンサートです。

 

▼写真:熊本県野外劇場(通称:アスペクタ)


photo by chappaless 

 

出演者は岡村さんの他に、佐野元春さん、渡辺美里さん、尾崎豊さん、HOUND DOG、THE BLUE HEARTS、RED WARRIORS、THE STREET SLIDERS、BOØWYなど大人気のアーティストが多く参加しました。

 

当日は大雨の中行われ観客も7万人ぐらいいたことから、今でも伝説として語りつがれているイベントです。

 

私は大分から、友達と総勢7名でこのイベントに参加しました。

大人気のアーティストばかりでしたし、どのアーティストも大好きでした。

 

開演は夕方6時ぐらいだったと思うのですが、開演前に結構な雨が降り、雷も鳴ってすごく怖かったです。

阿蘇の山の上なので空が近くて本当に怖い。

まだ夏の夕方なのに、真っ暗になってきて・・・。

 

そうしたら突然、HOUND DOGの大友さんが出てきて「みんな大丈夫か?」って。

「ここは避雷針があるから絶対雷は落ちないから大丈夫だ」って言ってくれてとても安心しました。

オープニングアクトのTHE HEARTが出て、1番目は新人のTHE BLUE HEARTS。この時は雨は降っていなくて、ヒロトさんもとっても楽しそうでした。

 

THE HEART
日本のロックバンド。1988年にデビューし1992年に解散。

▼CDアルバム「アカシア」(画像クリックで商品詳細へ)

 

THE BLUE HEARTS
1987年に「リンダリンダ」でメジャーデビュー。ボーカルは甲本ヒロト(下記、写真右上)。日本のロック界の伝説的存在。代表曲には「人にやさしく」「TRAIN-TRAIN」などがある。

 

初めて見る「生」岡村靖幸

 

何組か過ぎ、岡村さんの出番の時には雨は結構降ってました。

初めて見る、生岡村靖幸、そのパフォーマンス。

もう最高にカッコよかったです!!

 

シングル「Dog Days」のジャケット写真のパンツを履いていたと思います。

ペールグリーンっていうのかしら・・・その衣装の印象が強くて。

 

 

とにかくキレッキレのダンスと迫力あるボーカル、圧倒的なパフォーマンスに釘付けでした。

勢いというか、気持ちがめちゃめちゃ伝わってきました。

 

確か、いつものように「僕は君とSEXがしたいんだ」なんてことも言っていて、周りの女子から、喜びと気持ち悪さ両方の「イヤーー!!」という悲鳴が起こっていました(笑)

5、6曲歌ったと思いますが「Out of Blue」「Young oh! oh!」「Dog Days」を歌ったのは覚えていて、その3曲を聴けたのがすごくうれしかったです。

 



 

「Dog Days」の歌詞にある「Sunshine」。

大雨だったけど、岡村さんは太陽のようにキラキラと輝いていました。

友達一人を除いて、みんな「岡村ちゃんカッコよかったね~~!!」って言っていました。

残りの一人は、生で見た岡村さんは雑誌やPVより気持ち悪かったそうです・・・。

 

その後さらに雨が強くなり、山の上ということもあり気温が下がり、体調不良の観客も続出しますが、イベントは最後まで行われます。

大トリの佐野元春さんが登場した朝5時ぐらい(?)には朝日が出て、とてもとても感動しました。

 

佐野元春
1980年にシングル「アンジェリーナ」でデビュー。斬新なスタイルの音楽で高い評価を獲得する。代表曲に「サムデイ」などがある。

 

尾崎さんも出演していたので、岡村さんと尾崎さんは楽屋で楽しく過ごしていたかもしれませんね。(二人はとても仲が良かったです)

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岡村靖幸・吉川晃司・尾崎豊の関係性

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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3人の出会い

 

もともと吉川さんと尾崎さんが親友で、そこに岡村さんが加わったようです。

岡村さんが吉川さんへ曲提供をしたことで知り合い、遊ぶようになり、吉川さんから尾崎さんを紹介されて3人は意気投合、大親友となります。

3人は同じ年で、岡村さんは2人とは19歳の頃に知り合ったそうです。

雑誌のインタビューなどでも、3人それぞれから、お互いの名前がよく出ていました。

 

吉川晃司(きっかわ こうじ)とは

1984年にシングル「モニカ」でデビュー。同曲は映画「すかんぴんウォーク」の主題歌になっている。岡村靖幸は吉川晃司へ楽曲提供をしている。詳しくはこちら

 

尾崎豊(おざき ゆたか)とは

1983年、シングル「15の夜」で高校在学中にデビュー。当時の若者のカリスマ的存在。1996年、26歳という若さでこの世を去る。

 

3人の関係性

 

3人はしょっちゅう飲みに行ったりして遊んでいたそうです。

行きつけのお店は東京、西麻布にあった「RED SHOES」。

 

『RED SHOES』はまだある?
3人のいきつけの西麻布にあったカフェバー『RED SHOES』は1995年に閉店してしまいました。2015年3月より南青山のビル地下1Fで復活を果たしています。

Food&Bar Red Shoes
Food&Bar Red Shoes
ジャンル:ダイニングバー
アクセス:西武池袋線練馬駅北口 徒歩5分
住所:〒176-0001 東京都練馬区練馬1-34-14 山章興産ビル2F(地図

 

「RED SHOES STORY」として尾崎さんの歌のタイトルにもなっています。

 

 

お店をはしごして朝まで飲み歩く事も。

次にどの店に行くのかをじゃんけんで決めたり。

岡村さんが勝ったら踊れる店、吉川さんが勝ったらとことん飲める店、尾崎さんが勝ったら女性を口説ける店・・・。

 

尾崎さんと吉川さんはとてもお酒が強いのですが、岡村さんは当時そんなにお酒が飲めなかったので、大好きなダンスが踊れるディスコに行きたかったそうです。

結局は誰が勝っても、ただただ3人で飲む、というパターンが多く、女性のいるお店にも行かず、飲んだくれていたそう。

吉川さんは当時、朝目が覚めたら地下鉄の階段で寝ていたとか、ごみ捨て場に頭を突っ込んで寝ていて、通学途中の女子学生に注意された、などと話していました。

音楽界で名のある3人なのに、ぐでんぐでんに酔っぱらっているため、悲しいぐらい全然もてなかったそうです。

 

くだらない話から、仕事の悩み、愚痴などを語り合い、同い年ということもあり、とても自然体でいられたみたいです。

それぞれが語るお互いの話で、とても仲がいいことがうかがえていました。

私は3人のこの関係性が大好きでした。

今でも、この時代のことを思うと胸がキュンとします。

 

コンサートでの共演

 

3人が同じステージに揃って立ったことはないのですが、岡村さんと尾崎さんは多くのアーティストが参加した1986年8月の広島平和コンサート「A LIVE HIROSHIMA ‘87」で共演しています。

 

『A LIVE HIROSHIMA ‘87』CD
A LIVE HIROSHIMA ‘87のライブの模様がダイジェストで記録されたCD。岡村靖幸の曲では「Dog Days」が収録されている。

 

このライブはTVでオンエアされたのでそれで見ました。

 

岡村さんの「Young oh! oh!」に尾崎さんが乱入する形で二人で歌ったのですが、これがとてもよかった~~!!

 

 

二人が親友だということは多くのファンが知っていたので、共演はうれしかったですね。

しかも、尾崎さんがあんなに楽しそうに笑うなんて・・・彼自身のステージではあまり見ない表情で、素の尾崎さんが見られた気がします。

はじけまくる尾崎さんを岡村さんもはじける笑顔で見てる・・・二人の仲の良さがうかがえる最高のステージでした。

 

尾崎さんは、渡辺美里さんのステージにも乱入し、美里さんをお姫様抱っこしたりと、意外な素顔を垣間見せていました。

 

岡村靖幸さんは渡辺美里さんに多くの曲提供をしています。詳しくは第1章2ページ目で!

 

きっと、私たちファンが知らないだけで、尾崎さんも岡村さん、吉川さんの前では普通の青年だったんですよね。

ちなみに吉川さんと尾崎さんは、1986年のHOUND DOGの武道館公演に飛び入り参加しています。

 

HOUND DOGとは
1980年「嵐の金曜日」でデビューした大友康平を中心とした日本のロックバンド。代表曲に「ff(フォルテシモ)」などがある。

 

3人の関係性の変化と尾崎豊の死去

 

年齢を重ねて大人になっていき、3人共仕事も忙しく、尾崎さんは結婚し子供も生まれ、吉川さんは事務所を移籍したりとなかなか以前のように泥酔するまで飲むことは無くなっていったそうです。

岡村さんも、自身の音楽活動に加え、他アーティストのプロデュースなどで忙しくなりました。

 

3人で最後に会ったのが、25歳ぐらいの時だそうです。

それからすぐに尾崎さんが26歳という若さで亡くなってしまい、もう3人で会えなくなってしまいます。

 

尾崎さんの葬儀では、吉川さんが弔辞を読んでいます。

岡村さんは

「尾崎の死によって時代が終わったというか、何かが終わったのだと思います。19歳のあの頃、彼らという素敵な同級生に出会えて僕はラッキーでした。」

と語っています。

 

現在の吉川さんとの関係は、以前のように頻繁に会ったりということはないようなのですが、お互い大人になり仕事なども忙しく、ゆっくりと会う機会が減った、ということではないでしょうか。

自分のことに置き換えてみても、学生時代の友達とは頻繁に会う機会が減ってしまうことも。

だけど、仲が悪いとかそういったことではなく、会えば一瞬にして会っていない時間も取り戻せますよね。

きっと、そういう間柄なのではないでしょうか。

 

2014年10月、氣志團の綾小路翔さんが岡村さんと吉川さんとの3ショットをSNSに上げてくれています。

 

吉川晃司さん、岡村靖幸さんと俺。本来ならば尾崎豊さんの場所に俺。泣きます。

綾小路 翔さん(@showayanocozey)がシェアした投稿 –

 

私は、3人のこの関係性をリアルタイムで目の当たりに見ていて、同じ時代を生きられたことにとても感謝しています。

3人それぞれを語る時に、この3人の関係性は絶対に外せません。
高校生の私は、3人のまぶしい姿に憧れを感じて、見ていたように思います。

 

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目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

岡村靖幸のデビュー当時

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

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岡村靖幸のデビュー曲「Out of Blue」(1986)

 

第1章の1ページ目でも書きましたがそもそも岡村さんの名前を知ったのは、吉川晃司さんへの曲提供でした。

 

岡村さんは吉川さん、渡辺美里さんへの曲提供を多く行っており、そこで名前を度々見つけ、とても興味がありました。

 

音楽が好きで、音楽雑誌を読んだり、いろいろとアンテナを張っているとたくさんの情報が入ってきます。

 

私が岡村さんと出会った1985年頃はネットなんてない時代ですから、今よりも情報を得ることに一所懸命だったと思います

岡村さんが、作曲家を経ていよいよシンガーとしてデビューする、ということは音楽雑誌にも取り上げられ注目されていました。

 

 

岡村さんが楽曲を提供していた渡辺美里さんと同じレコード会社「EPICソニー」からデビューするということでした。当時とても勢いのあったEPICソニーですから、プロモーションにも割と力を入れていたと思います。

EPICソニーは全国のレコード店などを通じてPVの上映会、フィルムコンサートをよく行っていたんです。

 

私は、友達とその上映会によく行っていました。

その上映会では、一早く所属アーティストのPVだったり、情報が見られたんですよね。

そこで、期待の新人、岡村靖幸さんのデビュー曲「Out of Blue」のPVを目にするのです。

 

 

「Out of Blue」

 

イントロのギターのフレーズ・・・一瞬で「カッコいい~~!!」と思いました。

曲は文句なしによかったですし、声も、歌い方もカッコいい!と思いました。

 

初めはとても映像が暗くてイマイチ顔がよく見えないんです。

 

雨の中(人工雨)ワンカットでずっと踊りながら歌っていて、最後の方になると少し照明が明るくなり、顔もアップになって、バーンっと、自分でシャツもはだけたりして、とにかくセクシーでカッコよかったですね。

 

 

このPVを見た時は少しだけ、俳優の三上博史さんに似てるって思いました。

 

▼写真:三上博史

 

▼「Out of Blue」を聴きたい方は、画像クリックで商品詳細へ

賛否両論の「Out of Blue」

 

私は「Out of Blue」は本当に名曲だと思い、大大大好きで、後にライブで聴いた時は感動しました。

 

私は岡村さんを「すごくカッコいい」って思ったんですけど、一緒に行った友達は賛否両論、好き嫌いが分かれました。

「気持ち悪い」っていう子もいました。

 

このPVにはそんなに気持ち悪い要素はないのに(笑)

しいていえば、挑戦的な目つきでしょうか?

 

当時は高校生でおこづかいもそんなになく、欲しいレコード全ては買えないのでシングルはレンタルしました。

B面の「幾千年分のPAIN」もよかったし、声や歌い方にとっても魅了されました。

デビューしてからは、音楽雑誌に頻繁に載っていて、PVで見たのと顔の印象が違うなって思ったのと、インタビューでよくエッチな発言もしていたので、少し気持ち悪い要素もありつつ(笑)岡村靖幸という人が段々とわかってきた感じでした。

おかしなことを言っても、基本的に真面目に答えていく岡村さんの姿はとても好印象でした。

 

HOUND DOGの大友康平さんがDJを務めるラジオに、ゲストとして来た時に、前日に(もしくは当日)親知らずを抜いたそうで、ラジオ越しにも声の調子で顔の腫れがわかるほどで、もごもごと、とても申し訳なさそうに話していたのがかわいらしかったです。

 

HOUND DOGとは
1980年「嵐の金曜日」でデビューした大友康平を中心とした日本のロックバンド。代表曲に「ff(フォルテシモ)」などがある。

 

著者は「Young oh!oh!」「Dog Days」でさらに虜に


▲岡村靖幸ファーストアルバム『yellow』(画像クリックで商品詳細へ)

 

ファーストアルバムに収録されていて、3枚目のシングルでもある「Young oh! oh!」(1987)、4枚目のシングル「Dog Days」(1987)はポップでキャッチーな曲で大好きでした。

 


 

私は、どんどんと岡村さんの魅力にとりつかれていきました。

5枚目のシングル「イケナイコトカイ」(1988)は名バラードで多くの音楽ファンの支持を得ました。

 

 

デビューしたての時はその言動から、少しキワモノ扱い?っぽくも無きにしも非ずでしたが、この「イケナイコトカイ」では、曲のクオリティの高さでさらにファン層を広げたと思います。

 

▼岡村靖幸デビュー当時の発表楽曲

曲名 発表年月日
Out of Blue 1986年12月1日
Check Out Love 1987年3月5日
Young oh! oh! 1987年5月21日
Dog Days 1987年7月22日
イケナイコトカイ 1988年2月1日

 

岡村さんを知ったきっかけが吉川晃司さん、と言いましたが、デビュー当時吉川さんと岡村さんは尾崎豊さんも含めて大親友となっていました。

3人それぞれから互いの話がよく出ていたので、そんな話からも岡村さんをより深く知ることができていました。

 

吉川さんは私にとって、音楽を好きになる原点でした。吉川さんが尾崎さんと親友になり、彼の話を良くしていたことから、私は尾崎さんも好きになりました。

なので、この3人の関係性というのは私にとって、とっても意味のある大きなものなのです。

次のページではこの3人の関係性について話していきます。3人の関係性を知る事でさらに岡村さんの事を深く知れることでしょう。

 

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目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

「歌手」岡村靖幸の活動② ~3度の逮捕、復帰から現在~

Webon紹介目次著者
歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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【岡村靖幸ファン必読!!】
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アルバム「禁じられた生きがい」リリース

 

▼岡村靖幸簡易年表

1986年12月1日 岡村靖幸歌手デビュー「Out of Blue」リリース
1988年9月 シングル「聖書(バイブル)」で世間から認知
1990年11月 アルバム「家庭教師」が問題作と話題に
1995年12月 アルバム「禁じられた生きがい」リリース
1996年5月 岡村靖幸プロデュースの川本真琴「愛の才能」リリース
2003・2005・2008年 3度の逮捕

「家庭教師」リリース後、岡村さんは次のアルバム「禁じられた生きがい」までに5年の月日を要します。

▼アルバム「家庭教師」(画像クリックで商品詳細へ)

 

当時「月刊カドカワ」という雑誌では、度々岡村さんの特集が組まれていました。

’92年10月号で「本人によるニューアルバム遅延経過報告」というものがあり、それを読めば制作に時間をかける意味も納得できました。

 

「楽曲がしっかり納得いくものにならない、宝石にまでなれてない時は保留する」

ということだったので、きっと何度も何度も試行錯誤してるんだろうなあ、と思いました。

 

岡村さんは

「家庭教師というアルバムを超えなくちゃいけないから大変なんですけど、でもがんばって超えたいと思っています。なぜ、音楽を創って発表しているかというと、自分が救われるためとかそういうことが大きい。レコーディングやライブをやっている時は救われているな、って感じるから」

と話していました。

 

そして完成させた「禁じられた生きがい」はどのメディアも岡村靖幸完全復活!と絶賛しました。

▼アルバム「禁じられた生きがい」

 

ただ、5年もの月日を要したのにもかかわらず、既発のシングル込みで新曲が多くなかったので、少し残念な部分はありました。

とても創作に苦悩していた事がうかがえます。

 

それでも「禁じられた生きがいは」岡村靖幸テイスト満載の素晴らしいアルバムで、1曲目のインストゥルメンタル「あばれ太鼓」から2曲目「青年14歳」の流れはカッコよすぎます。

 


 

 

その後、またリリース期間は空くのですが、1996年川本真琴さんのデビューシングル「愛の才能」の作曲、編曲、プロデュースを手掛けヒットします。

 

 

私は初めて聴いた時、岡村さんの作曲と知らなかったのですが、一瞬で岡村さんっぽいと思いました。

 

そしてすぐに岡村さん作曲、プロデュースと知り、やっぱり!!と納得しました。
岡村さんはこの曲をライブでセルフカバーしており、2018年のライブツアー「マキャベリン」でも披露されました。

 

 

2013年のライブBlu-ray、DVD「むこうみずでいじらしくて」でも岡村さんの歌う「愛の才能」が見られます。

 

 

覚醒剤事件で3度の逮捕

▼岡村靖幸簡易年表

1986年12月1日 岡村靖幸歌手デビュー「Out of Blue」リリース
1988年9月 シングル「聖書(バイブル)」で世間から認知
2003・2005・2008年 3度の逮捕
2011年 本格復帰

 

岡村さんを語るうえで絶対に避けては通れないこと・・・岡村さんは覚醒剤事件で3度逮捕されています。

2003年、2005年、2008年と逮捕されますが、1度目の逮捕は逮捕時に公表されておらず、2005年の逮捕時に2度めの逮捕だということが発覚し、多くのファン、音楽関係者に衝撃を与えました。

 

私は、岡村さんのこの事件にとても驚き、怒り、がっかりし、悲しみました。

なぜ、親友、尾崎豊と同じ過ちを犯してしまったのかと思いました。

 

尾崎豊とは
1983年、シングル「15の夜」で高校在学中にデビュー。当時の若者のカリスマ的存在。覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されたことがある。

 

2007年には1度復活し、ライブツアーも行いますが、11月、ツアー終盤大阪公演で左脚靱帯断裂をし、最終公演の名古屋公演を残し治療のため休養します。

そんな最中、2008年2月にまた覚せい剤所持で逮捕され、多くの人を心底がっかりさせます。

 

治療のため延期になった名古屋の振替公演を控えた中での逮捕でした。

 

名古屋公演は中止になり、新たな出発としてせっかく発足したファンクラブも解散となり、多くの人の気持ちを傷つけることなりました。

公判の様子を傍聴した人の詳しい話をその方のブログで見たのですが、事細かに岡村さんの様子が綴られていました。

岡村さんは

「ファン、音楽関係者、家族、さまざまな人々に迷惑をかけ裏切ったことについて心底反省していて、音楽を通して償っていきたい」

と語っていました。

覚醒剤の使用について「自分の心が弱かった」とも言ってたそうですが、そんなことは使用してもいいという理由にはなりません。

 

この事は岡村さんは、一生十字架を背負うべきだし、何を言われても仕方ないと思うのです。

 

ファンも、この事は決して忘れてはいけないことだと思います。

ただ、私は岡村さんのその弱さを責めきれない気持ちもあります。

どんなに犯罪を犯しても、家族や愛する人はその犯罪者を見捨てることはやはりできないだろうと思います。

私も、犯罪を犯したからと言って岡村さんを嫌いになれないし、彼が心から罪を悔い、反省し、復活を果たそうとするなら、その過程を見守っていきたいと思います。

 

2011年から本格復帰、そして現在

 

▼岡村靖幸簡易年表

1986年12月1日 岡村靖幸歌手デビュー「Out of Blue」リリース
1988年9月 シングル「聖書(バイブル)」で世間から認知
2003・2005・2008年 3度の逮捕
2011年 本格復帰
2016年 アルバム「幸福」リリース

 

2011年からは本格復帰し、現在までライブツアーやアルバムの発売、いろんなアーティストとも積極的にコラボもしています。

2016年に発売したオリジナルアルバム「幸福」を、私は岡村さんの最高傑作だと思っています。

▼アルバム「幸福」(画像クリックで商品詳細へ)

覚醒税を使用していたであろう期間は体型も太っていたり、声の調子も悪かったと思います。

このアルバムでは、岡村さん本来のパフォーマンスを取り戻し、相当な努力をしたと思われます。

 

 

何度も逮捕を繰り返しながら、なぜ岡村靖幸は愛されるのか。

やはり多くの人にとって、彼が唯一無二の存在であり、その魅力に魅せられているからだと私は思います。

 

そして、彼が心底反省していて、「自分が一番大切にしている音楽という仕事」と語るように音楽に対し、とても真摯に向き合っていることが伝わっているからだと思います。

 

岡村さんをよく知らない人たちからすれば、「甘い」と言われるのは仕方のない事ですが、やはり私は、岡村さん自身と岡村さんの音楽が大好きだし、これからも彼のパフォーマンスを見たいのです。

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから