『とにかくわかりやすい!落語入門! 〜古典落語の楽しみ方〜』を出版しました!

株式会社NOTE-Xが運営するサイトWebonのコンテンツ『落語初心者入門(著:ミドケン)』がこの度、電子書籍になりました!

落語オタクのミドケン氏が解説する『とにかくわかりやすい!落語入門! 〜古典落語の楽しみ方〜』。

内容は落語初心者のために、落語の基礎知識・歴史・古典落語と新作落語の違い・上方落語と江戸落語の違い・おすすめの演目を解説!落語を聴くならまず読んでみてください!何倍も落語を楽しめるはずです!!

書籍概要

タイトル:とにかくわかりやすい!落語入門! 〜古典落語の楽しみ方〜

著:ミドケン

編集:Webon編集部

出版:株式会社NOTE-X

購入 or 読み放題はこちらから!(Amazonへ)

書籍紹介

落語を聴きたい!けど落語の楽しみ方がわからない…そんなあなたへ送る「落語入門」の決定版!

古典落語とは?噺家さんってどんな職業?おすすめの演目は?…などなど、初心者の方の知りたいに答えます!

誰でも理解できるよう丁寧な解説と、随所に挿入された図解で、読めばきっと落語を何倍も楽しめるようになるでしょう!

目次

はじめに

想像力で広がる物語

古典落語のすすめ

第1章 基礎知識

落語初心者のための基礎知識

落語の歴史

落語家の階級

古典落語と新作落語の違い

江戸落語と上方落語の違い

第2章 おすすめ古典落語

初心者におすすめ古典落語の演目11選 【定番編】

初心者におすすめ古典落語の演目11選 【滑稽噺編】

初心者におすすめ古典落語の演目11選 【人情噺編】

おわりに(編集部後記)

記事作成、ライター紹介承ります

株式会社NOTE-X(ノーテックス)では、多くの大手出版社様やWebメディア様から記事作成、ライター紹介のご依頼をいただいております。良いライターを探している、編集リソースが足りない、SEO対策をしたい、などのご要望がございましたらぜひ編集プロダクションNOTE-X(ノーテックス)にご相談ください!

お問い合わせはこちらから!

『2.5次元舞台の裏方の楽しみ方 〜観劇前に知っておきたい4つのポイント〜』を出版しました!

Webonのコンテンツ『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方(著:零音(れおん))』がこの度、電子書籍になりました!

2.5次元舞台ファンの零音氏が解説する『2.5次元舞台の裏方の楽しみ方 〜観劇前に知っておきたい4つのポイント〜』。

内容は2.5次元舞台初心者のために、キャストなどの表舞台ではない「裏方」にスポットを当てた楽しみ方を解説。2.5次元舞台を観に行ったことがある方も、これから観に行く方も必読の入門書となっております!!

書籍概要

タイトル:2.5次元舞台の裏方の楽しみ方 〜観劇前に知っておきたい4つのポイント〜

著:零音(れおん)

編集:Webon編集部

出版:株式会社NOTE-X

購入 or 読み放題はこちらから!(Amazonへ)

書籍紹介

2.5次元舞台には色々な楽しみ方があります。初心者の方ももっと楽しめるようになる「2.5次元舞台の楽しみ方」決定版です!

2.5次元マニアの著者が教える、王道とは少し違った2.5次元の楽しみ方を知って、ぜひ次回の観劇を楽しんでください!

読む前と呼んだ後では2.5次元舞台の見方が変わるかも!?

著者

小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。

目次

はじめに

「裏側」に注目するのがおすすめの理由

第1章 照明

「照明」に注目するのがおすすめな理由

第2章 映像技術

「映像技術」に注目するのがおすすめな理由

第3章 音響効果

音響効果の楽しみ方① 【おすすめ作品 舞台「刀剣乱舞」】

音響効果の楽しみ方② 【効果音の作り方】

音響効果の楽しみ方③ 【ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い】

第4章 裏方観劇

裏方観劇の楽しみ方① 【メイク・衣装・小道具・舞台セット】

裏方観劇の楽しみ方② 【音響ブース】

2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方 ~照明・映像・音響・裏方観劇を知る~

はじめに

2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!「アニメや漫画の世界」を表現するために2.5次元舞台には、最先端の技術が積極的に取り入れられています。知れば2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がることでしょう!

2.5次元舞台は「裏側」に注目するのがおすすめな理由

第1章 照明

「照明」は単にキャストを照らすだけのものではありません。「テニスのボール」「特殊能力」「火」など、工夫を凝らした使い方がされているのです。

「照明」に注目するのがおすすめな理由

第2章 映像技術

現実とはかけ離れた世界を舞台化するためには「映像技術」が欠かせません。舞台「刀剣乱舞」でキャスト全員が番傘を持って踊る場面では、番傘に役名を投影するなど高度な映像技術が用いられているのです。

「映像技術」の注目するのがおすすめな理由

第3章 音響効果

筆者は音響効果こそ2.5次元舞台を作り上げる上で最も難しい部分と考えています。例えば刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられています。

2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方① 【おすすめ作品 舞台「刀剣乱舞」】
音響効果の楽しみ方② 【効果音の作り方】
音響効果の楽しみ方③ 【ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い】

第4章 裏方観劇

表舞台に着目しつつ、裏方がどの様な演出をしているかに着目する観劇方法を「裏方観劇」と言います。メイク・衣装・小道具・舞台セット・音響ブース、注目すれば2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がるでしょう!

裏方観劇の楽しみ方① 【メイク・衣装・小道具・舞台セット】
裏方観劇の楽しみ方② 【音響ブース】

 

著者:零音(れおん)

小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。
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2.5次元舞台の裏方観劇の楽しみ方② 【音響ブース】

Webon紹介目次著者

2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方 ~照明・映像・音響・裏方観劇を知る~』(全8ページ)はこちらから!

著者:零音(れおん)

小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。

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『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)

 

チケットが手に入った時、一番気になるのは座席の位置ですよね。

後ろの席だと「オペラグラスが無いと見えない」「細かい演出が見えない」などのデメリットがあります。

ただ、後部座席では「音響ブース」を見て楽しむことができるのです。

 

後部座席の楽しみ方「音響ブース」

 

私が後列の座席の時に一番楽しみにしているのは、座席後方に設置されている「音響ブース」です。

舞台が見渡せる場所に音響ブースがある理由は、音響効果のスタッフさんが舞台に合わせてその場で効果音をつけているからです。

あまりしげしげと眺めるのは憚られるのですが、ブースをよく見るとパソコンや様々な機材が並んでいます。

 

その中にキーボードのような機材があるのですが、これを使って効果音を操作しています。

各キーに音が設定されており、タイミングを見てキーを押します。

ここで難しいのは、動きが早くなった場面での音入れです。

特に集団での殺陣の場面は刀がぶつかる音や抜刀の音、小道具があれば小道具の音も同時に入れなければならないので、キー操作が複雑になります。

しかも、いちいちキーボードを見ながら操作したのでは間に合わないので、ブラインドタッチをする必要があります。

さらに、舞台上でアクシデントがあったり、アドリブが入ったとしても音がなければ不自然になる為、対応力も必要となります。

とても繊細なお仕事です。

こんな凄いお仕事をする方々が、座席の後ろから作品を支えているのです。観劇中に効果音が聞こえたら是非、座席の後ろの方を思い出してください。

また一つ楽しみが増えること間違いなしです。

 

「音響ブース」に注目するなら舞台「刀剣乱舞」がおすすめ

 

もし、皆さんが舞台「刀剣乱舞」を観劇に行くとしたら、音響ブースのキーボードを見てみてください。

有名な音響さんのヨシモトシンヤさんが担当だとしたら、キーボードに可愛いプクプクシールが貼ってあります。

 

 

これはブラインドタッチでも、どこに何の音のキーかが指先でわかるように貼ってあるそうで、指先の感覚で覚えてゆくそうです。

ご本人曰く「プクプクしたシールは可愛いものの方が多くて、自然と可愛いキーボードになるけど別に可愛いもの好きでは無い」そうです。

とても可愛いキーボードになっているので、お時間あればのぞいて見てください。

ヨシモトシンヤさんは、他にも数多くの作品に関わっており、うたのプリンスさまプロジェクトや舞台「GOZEN」などの担当をされています。

音響ブースのキーボードに特徴がある方なので、この方のブースを覗くのはおすすめです。

ちなみに、ヨシモトシンヤさんはSNSでは、劇場で機材設置をされている時や解体作業の時も画像付きでツイート更新されますので、とても参考になります。公演中にお手紙やプレゼントを受け取る頻度も高く、舞台ファンの間ではよく知られた人です。

 

【コラム】撮影スタッフさんにも注目

これまで紹介してきた方々以外で注目していただきたいのは、撮影スタッフさんです。ライブビューイングやDVD収録の時、ゲネプロの時にカメラやビデオで撮影されている方々です。注目すべき点は、時に地方公演から舞台写真がグッズとして販売される時があるのですが、商品として出される写真がとてもクオリティが高く、しっかりとキャラクターにフォーカスした写し方になっているため、毎回感動します。DVD撮影やライブビューイングでも、一番見せたいところやファンが見たいところをしっかり写していただけるので、時に素晴らしいコマ割り(場面の写し方)だと思うこともあります。ファン心理をとてもよく知っている方々だと思います。

 

ここまで座席後方から舞台を支えているスタッフについて、ご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

これまであまり注目しなかった部分だとは思うのですが、注目するとても面白い部分だと思います。

 

舞台には沢山の「縁の下の力持ち」がいらっしゃいます。

2.5次元舞台の裏側に注目して観劇すると、これまでとは違った2.5次元舞台の楽しみ方ができるかと思います。

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2.5次元舞台の裏方観劇の楽しみ方① 【メイク・衣装・小道具・舞台セット】

Webon紹介目次著者

2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

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小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。

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知れば知るほど面白い裏方観劇

 

表舞台に着目しつつも裏方がどの様な演出をしているかに着目する観劇方法を「裏方観劇」と言います。

このページでは裏方観劇で注目していただきたい「衣装・メイク・小道具」「舞台セット」についてご紹介します。どのような点に注目すべきかや、おすすめ作品などをご紹介します。

 

メイク・衣装・小道具

メイクの注目ポイント・おすすめ作品

 

メイクに関しては、やはりどれだけ原作のキャラクターにキャストを近づけられるか、似せることができているかに注目すると良いと思います。

また、女性のお客様ならば、メイクの方法も学べると思います。(エラを目立たなくする方法や目を大きく見せる方法など)舞台メイクで一見派手に思えますが、アイラインの引き方やベースメイクなど参考にできる部分は結構たくさんあります。

 

メイクが凄かった舞台はミュージカル「SHOW BY ROCK!!」です。登場人物が人間ではなく、獣人(=動物と人間が混ざった人物)であるため、メイクもヘアセット(ウィッグ)もかなり特殊でしたが、原作に忠実に再現されていました。

特にウィッグは各キャラクター毎で、外ハネが凄かったり、前髪がとんがっていたりと、かなり特徴がある上に、獣人ですので頭の上に耳が生えています。

これを公演期間中維持するのは大変だったと思いますが、しっかり維持されていました。

▼ミュージカル「SHOW BY ROCK!!」ダイジェスト映像

 

衣装の注目ポイント・おすすめ作品


2.5次元舞台の衣装の注目ポイントは「再現性」と「動きやすさ」です。

2.5次元舞台で「再現性」は必須の要素ですが、再現性にこだわりすぎては、役者にとって動きにくい衣装となる事が多々あります。

そのため、「再現性」と「動きやすさ」に注目すると、衣装スタッフの工夫や技術力の高さが見れます。「動きやすさ」については実際に動いている役者を見て、立ち回りや歩き方など不自然でないかなどで観察することができます。

 

舞台「クジラの子らは砂上に歌う」の衣装は実際に存在しない世界観での物語です。キャラクターが着用している服は、とてもシンプルで麻の布に簡易的に紐を通しただけのような衣装ですが、布の動きがとても綺麗だった印象があります。

この作品はアクションがあったり、ダンスが組み込まれていたりするのですが、キャストが動くのに合わせて、衣装がひらひらと動くのがとても美しく見えました。

原作の世界観にあった生地を選び、なおかつ動いた時に線が美しく見えるような工夫がされていたのではないかと思います。使用されている生地がどんなものかを見るのも、衣装を楽しむ要素の一つではないかと考えています。

▼舞台「クジラの子らは砂上に歌う」trailer

 

殺陣が激しい作品では、キャストの動きやすさと再現性を両立させなければならない上に、キャストからの意見も取り入れなければならないので、どの部分に工夫が施されているのかを見るのも楽しみの一つです。

舞台「刀剣乱舞」の鶴丸国永という登場人物の衣装にはチェーンのようなものが付いていますが、最初に衣装さんがつけていたチェーンでは重く、アクションの時に影響が出るというキャストの意見を取り入れ、出来るだけ原作に忠実なチェーンで且つ重たくないものを、探して付け直すという一手間が加えられています。

ちなみに、ごく稀に衣装展示がされることもあるので、全公演終了後に実際に見て楽しむということもできます。

 

小道具の注目ポイント・おすすめ作品


小道具は、衣装と同じく舞台上の世界観を表現する上でとても大事な要素の一つです。

再現性も問われますが「客席からは小さすぎて見えないようなところも丁寧に作られていること」も注目すべき点であると思います。

舞台「憂国のモリアーティ」という作品では、登場人物であるシャーロックホームズのトランクにヴィンテージ加工を加えて古く見せています。

このトランクの中には物語後半で、ストーリーを進める上で重要なアイテムが入るのですが、開けた時に見えた中身もヴィンテージ加工がされていました。

このような見えないようなところにも、趣向を凝らしている点は、面白いと感じるところであり注目するべきポイントだと思います。

ちなみに、舞台「刀剣乱舞」の小道具展示を見たことがあるのですが、とても精密に作られたものが多く、舞台のためだけに作られたのが勿体無いと感じる位に、とても感動したことを覚えています。

▼ミュージカル『憂国のモリアーティ』 公演ダイジェスト映像

 

 

再現性を確認するならパンフレットがおすすめ

 

メイク・衣装・小道具は「再現性」を確認するのがおすすめです。

夢の世界だった場所を舞台の上で表現するために「再現性」には、惜しみない舞台技術が注がれており、その技術や工夫を感じることができるからです。

「再現性」を確認する上で、私がオススメしている楽しみ方は「公演のパンフレットを見ること」です。

大きいコンテンツ(「テニスの王子様」「刀剣乱舞」など)の舞台では、パンフレットをグッズとして販売している作品がほとんどです。

中にはネタバレになる内容が含まれているものもあるので、公演前には読まないという方や、公演終了後に欲しいと思ったら購入する方、色々いらっしゃるかと思いますので、パンフレットを見るタイミングはお好みで大丈夫です。

 

注目すべき点は、各メインキャストのキャラクター紹介のページです。ここではアップの写真や様々なアングルで撮影されている写真が使われているため、衣装の詳細な再現性やどんなメイクがされているのかがとても分かりやすい部分です。

また、小道具のラフ画や衣装のイメージ絵などが詳しく書かれているものもあります(「錆色のアーマ」など)。

 

【コラム】印象深いパンフレット

パンフレットは各公演でとても特色があり書いてあることもバラバラです。ただ、全てに共通しているのは、舞台の世界観や演出家・脚本家のコメント、キャラクターとキャスト紹介があることです。また、稽古場でのインタビューやキャストへのQ&Aなども記載されていることもあります。この稽古場でのインタビューや座談会などの記事から、舞台上での設定や一番力を入れている注目ポイント、裏話などの情報を得ることができます。特に印象的だったのは、舞台「錆色のアーマ」のパンフレットです。この公演のパンフレットでは各キャストが使用している小道具である武器のスケッチや設定資料が記載されていて、とても興味深かったです。小道具や大道具、衣装の設定資料はなかなか表に出ることがないので、どのような作り方がされているのか、どんな仕掛けがあるのかは、普通は知らないまま公演が終わってしまいますが、この時は舞台が始まる前に読んでいたので、小道具を細かいところまで観察することができ、とても楽しく観劇できました。

 

パンフレット以外でも、客席降り(=舞台を下りて客席で歌ったりする演出)がある舞台では、運良く通路側の座席であるとキャストとの距離が近くなる時があるので、この時に観察するのも良いと思います。

ただ、推しのキャストさんが近くに来るとドキドキしてしまって、見る余裕がないかもしれませんので、余裕のある方は是非見てみて下さい。

 

舞台セット

 

裏方観劇では「舞台セット」にも注目していただきたいです。

舞台セットは公演ごとに変わってきますが、セットは大きく分けて「動くセット」と「動かないセット」があります。

例えば「ミュージカルテニスの王子様」で「動くセット」は使われています。

試合中のネットがアンサンブル(=役がついていない人)やメインキャストによってセットが動かされています。

また、「弱虫ペダル」では、アンサンブルが可動式の台を動かして躍動感を演出しています。

ちなみに、舞台セットは重量がある上に、キャストが乗っている場合もあるので動かす際は注意が必要です。また、演出の一部なので少しのズレが大きなミスを引き起こす可能性もあり、アンサンブルはとても重要です。「動くセット」がある時は、アンサンブルの方に注目してみるのもおすすめです。

 

舞台セットに注目するなら「弱虫ペダル」がおすすめ

 

舞台セットに注目するなら舞台「弱虫ペダル」がおすすめです。

「弱虫ペダル」は、自転車競技を題材にした作品です。

試合中のコースや躍動感ある描写を立体的に舞台上で見せるのはとても骨が折れますし、なかなか難しいことです。

舞台セットはとても単純なのですが、キャストが立つ部分が少し斜めに作られたセットに駒がついていて、動かせる仕様になっています。

駒つきの舞台セットがあるおかげで傾斜のある坂道の勾配でのシーンを立体的に見せることが可能になり、効果的に見せることができています。

▼舞台『弱虫ペダル』箱根学園新世代、始動 公演ダイジェスト

 

また、舞台「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」では、ガンダムに乗り込んでの戦闘シーンで、キャストが乗り込むことができる縦型の可動式ボックスをガンダムに見立てて再現しており、なかなか新しい演出方法であると感じました。

今後、ロボットアニメや漫画を舞台化するにあたって、とても効果的な演出であり2.5次元舞台の可能性をより広げる画期的な方法であると思います。

▼舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』 発売告知PV

 

裏方観劇の面白みを少しだけご紹介しましたが、恐らくキャストの皆さんが演じているのを見たくて劇場に足を運んでいる方がほとんどだと思います。そのためなかなか細かいところまで見るのは難しいと思います。

また、一気にいろいろなところを見るのは大変だと思いますが、一度は違う角度から観劇するのも良いのではないでしょうか。

さて、このページでは「メイク・衣装・小道具・舞台セット」の楽しみ方についてお伝えしてきました。

次のページでは「音響ブース」の楽しみ方についてお伝えします。

『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)

 

忍者的「人脈術」で営業成功!

Webon紹介目次著者

忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

『忍者から学ぶ営業の極意』はこちらから!

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

お問い合わせはこちらから

『忍者から学ぶ営業の極意』目次へ  (全8ページ)

 

忍者の任務には情報収集が欠かせない。

常日頃から全国各地の情報を集めておき、いざというときに役立てられるようにしておかなければならない。

しかし、現代のようにインターネットはなかったので、方法は限られた。

 

そんな忍者の情報収集方法は2つ。

自分で歩いて回る。

そして、各地に知り合いを作りネットワークを作っておくこと。

 

自分が現地に出向いて情報を集める中で知り合いを増やしていく。

情報収集をする際には、忍者として時には嘘をつくことがあるが、その嘘を信じてもらわなければならない。そのため、普段はお土産や差し入れを持参するなど、誠意をもって接するのである。

旧知の仲になっても季節の贈り物を欠かさないなど、不断の関係づくりがいざという時のために必要なのだ。

また、各地を歩き回るときには芸事を身につけておくことも大切にしていた。忍者が身につけていた芸事は茶道、連歌、俳句、華道、曲芸、手品などである。

そうしてできた各地の知り合いから、直接会うか手紙などでやりとりを行いながら、各地の情報を仕入れる。

各地の知り合いと話すことで、言葉やイントネーション、流行りのことなどを知り、身につける機会となった。

仕入れた情報を元に新たな作戦の展開を考えたりできたのである。

 

 

 

営業に置き換える。各地の文化や社会背景に合った物やサービスでないと営業がうまく進まない、ということがある。

 

各地の情報を仕入れることはとても大切なことだ。

もちろん、関係を続けるためお歳暮を送るなどの不断の挨拶も大切だ。

会社同士での付き合いとしても大事だが、他社の社員とも知り合いになり、人脈を広げておくことは、新たな知見を手に入れられるし、共同事業のきっかけにもなり得る。

企画やサービス提案を他者企業に持ち込むにしても、そこに知り合いの社員が居て、どのような内容のプレゼンをすればよさそうか情報を仕入れておくと有利になる。

 

このように人脈を広げておくということは、忍者も営業も同じく役に立つことである。

現代ではインターネットがあるので、昔よりもはるかにネットワークを広げられる環境にある。

しかし、インターネットが出現したことで不断の関係づくりのための作法や文化は廃れつつある。

関係づくり、ネットワークづくりが社運を握るかもしれない現代だからこそ、忍者然り、昔ながらの関係を大事にするための礼節の文化は真似して頂きたいものだ。

 

 

おわりに

 

さて、「忍者と営業」という題で話を進めてきたがいかがだっただろうか。

忍者の兵法は「間」と呼ばれている。敵と味方の間を行き来して、表にはでない様々なことを確実に成し遂げていく存在という意味だ。

 

この「間」をうまく使えないと、国主は戦に勝てないと言われる。

「間」は一国の運命をも左右するのだ。

ビジネスマンも、働きひとつで社運が変わるということでは、立派な「間」とも言えるだろう。

 

責務の重さがありながら、その働きは表には出ないこともあるだろう。

そんな状況に嫌になることがあるかもしれない。

 

しかし、そんな時は忍者を思い出して欲しい。

忍者も一国を背負いながら、様々な任務を跡形も残らないように遂行してきた。

忍者は名前が残らない方が優秀であった。

 

あなたも忍者のマインド・技術・考えを身につけて、決して目立たなくとも確実に事を成し遂げるビジネスマンになってみませんか?

『忍者から学ぶ営業の極意』目次へ  (全8ページ)

目次著者

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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忍者の精神統一法で営業成功!

Webon紹介目次著者

忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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第1章でマインド、第2章で少しばかりであるが詳細な術を紹介した。

しかし、今まで述べてきたことを実際の営業で活かすにはまだしなければならないことがある。それを第3章では解説していく。

まずは「精神統一法」である。

 

九字真言で営業成功!

 

「臨兵闘者皆陣烈在前(りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん)」という文言を聞いたことがある方は多いだろう。

 

これは九字真言(くじしんごん)と言われ、一種の呪い(まじない)の言葉、つまり呪文でもある。

九字真言は「臨める兵、闘う者、皆、陣を列(つら)ねて、在前(前にあり)」という意味で、わかりやすく言えば神々の軍隊が自分の前方に陣をとって立っているということだ。

 

 

呪文は元来、仏教で使用され、神仏の加護によって病魔や災厄を祓い遠ざけるためにあったとされている。

ただ、忍者においては、心・口・身(しん・く・み)を精神により統一させることが、任務成功には必須という考えがある。呪文を唱えることで、この統一を完成させようとしたのである。

一種の瞑想ともいえるだろう。

 

また、九字真言は呪文を唱えると同時に、手で印を結ぶことで、その効果をより高める。

 

▼九字真言の呪文と手印

 

印にはそれぞれの神の加護を得るための「道具」を象徴していた形がある。

 

呪文と印の対応関係は以下の通りだ。

「臨」・・・ 獨古印

「兵」・・・ 大金剛輪印

「闘」・・・ 外獅子印

「者」・・・ 内獅子

「皆」・・・ 外縛印

「陣」・・・ 内縛印

「烈」・・・ 智拳印

「在」・・・ 日輪印

「前」・・・ 隠形印

忍者にとって印を結び呪文を唱えることは、精神統一の他に2つの目的があった。

1つは神の加護を得て任務を成功させるために行うため、そして2つ目は神の加護といった人外(俗世間の外)の気と一体になるためだ。「人外の気と一体となる」とは、自我を消失させるということでもある。

 

自分の気と人外の気を一体とさせることで、敵対する相手に気を伝える(気合)ことが可能になる。相手に気を伝えることができると相手の気を操作できる。

これが、コミュニケーション術などにより相手をこちらの思惑通りに動かす原理となる。

先ほどの九字真言は、このように術を相手にかける時(自分の気を相手に送る時)の精神状態をつくるためにもある。

そして外に放った気は自分にはね反ってくるとされていて、その気によって自分がやられてしまわないようにしなければならず、護身するための真言と印が他に存在する。

その護身真言と護身印は、相手からの気にやられてしまうのを防ぐ効果もある。

 

 

漫画などで幻術での攻防戦が描かれることがあるが、この気を送ったり跳ね返したりという様子を描いているのである。

 

いかに自分の気で、相手の気を抑えたりコントロールしたりできるかによって勝敗が決まるのだ。忍者は、精神統一することと集中力を高めることで、自分の気が相手の気より勝るようにするのである。

そのため、本番でいかに精神統一状態をつくり、保ちながら任務遂行できるかが重要なのだ。

 

さて、ここで営業の話である。

営業も、準備してきたことや伝えたいことを十二分に発揮するためには、とても集中力が必要だ。

普段より精神統一の方法を身に着けておき、いかなる時もその状態になれるように用意しておかなければならない。

そして、営業に行う前に九字真言を唱えながら精神統一を行ってみる。

九字真言は声に出さずに先に挙げた手印のみで行っても精神統一になる。九字真言を覚えるのが難しい、という方は何か自分で決めた精神統一方法を行ってみてもいいだろう。

いずれにせよ精神統一をすることによって自分の準備してきたことを十二分に伝えることができるようにするのである。

さすれば、神の加護により、営業が成功するであろう。

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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忍者の「相手を読む術と動かす術」で営業成功!

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忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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相術で営業成功!

 

忍者は、家屋や城に忍び込む術を身に着けているが、最も重要な忍び込み先がある。

それは、人の心の中である。

人の心の中に忍び込み、その人が秘匿していることを聴きだす。そのようにして人の心を自由に操って意のままにするのである。

そのためには相手の内面を察知し、的確に捉えなければならない。

忍術のひとつに相術というものがある。

これは相手のことを読む術である。

まず、顔相や体格から人柄や性格を推定する。続いて、言葉や所作から出自や身分を割り出す。

これらは先代からの教えや書物に書かれている各地の方言や、相の分類などの知識を日ごろから学んでおくことで、読み取れるようになる。相の分類とは、手相や心理学などである。

これらの相術により、相手と距離を縮め、仲を深める(あくまでフリ)きっかけにする。人は自分のことを理解してくれる相手に対して親近感を抱く。

 

営業においても、相手のニーズをつかみ取るには、相手がどのような文化の中に居るのかを知る方がよい。生活の中に需要はあるからだ。

 

心相を読め

 

商談を進めるのに相手との距離を縮めることが大事なのは言うまでもない。

顔などの外に表れている相を読み取った次は「心相」である。

三大忍術伝書と呼ばれる正忍記には「是は人を賢くして、己はうつけとなる理をいへり。仮初にも出すまじきは、おのれは利口と申伝へるなり」と書かれている。

これは、「人をもちあげて自分はうつけ者(愚か者)となりなさい」ということ。

そして、相手に理のある事を言わせて、感心すれば相手はいい気分になり自慢話を始める。

その時に相手が秘密にしていることの兆しが見つかる。

その兆しを逃さずにたたみかけて質問していけば相手は弱くなる。そして重要な情報が出てくる。

これは感情を利用し、口車に乗せて相手を操るという「五車の術」のひとつである。その中でも上記のような「喜び」を利用している術を「喜車の術」という。

 

このように相手の感情を利用するためには、相手の性格や感受性の偏りを読み取らなければならない。この性格や感受性の偏りを「心相」という。

心相を的確につかむには、己の心相にも偏りがあることを自覚し把握しておかなければならない。

自分の性格を知り、相手の性格を知ることで相手の心の中に侵入できるのである。

 

五車の術で営業成功!

 

営業において重要な場面は、「交渉」であろう。

交渉の場に相手を乗らせるには、基本的に自分が相手よりも優位に立っていなければならない。しかし、優位で無い場合も多々あろう。

そんな時に用いるのが五車の術になる。力や立場で不利な者が、精神的優位に立って交渉する為の術なのである。

五車の術は、先ほどの人間の「喜」以外に、「怒」「哀」「楽」「恐」の5つの感情を利用する。

喜車の術・・・相手をおだて心理的な隙を作る。

怒車の術・・・相手を怒らせ冷静さを失わせる。

哀車の術・・・相手の同情を誘う。

※急患のふり、道に迷ったふり、乞食のふりをするなど

楽車の術・・・相手を羨ましがらせて戦意を無くさせる。物を買い与えて買収する。

※敵が敵の君主を裏切りたくなるほど、報酬をもらっているところを見せつけたり話術で信じこませるなど

恐車の術・・・相手の恐怖心をあおったり、驚かせたりして戦意を無くさせる。

 

読み取った相手の心相に合わせて使い分け、相手の本心や情報を引き出す。

まず相手の本当のニーズをつかむ。そして自社の商品やサービスを使うことが、相手にとって「快」「楽」「不快からの回避」「不安解消」につながるよう話をすすめれば、きっと商談は成立するであろう。まさに五車の術のように。

忍者は古来から日本に存在する「交渉人」でもあるのだ。

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目次著者

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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忍者の「陽術と陰術」で営業成功!

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はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

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忍者にとって忍術とは、重要な情報を集める任務を果たすために必要なものだ。その忍術には大きく分けて“陽術”と“陰術”があり、情報収集はこれら2種類の忍術を使い分けて行われる。

 

▼陽術と陰術

陽術 陰術
人前に出て情報収集 人目につかず情報収集

 

陽術

 

白昼堂々と敵や人の集まるところに紛れこみ情報収集を行う忍者を「陽忍」と呼ぶ。陽忍が主に使う術を「陽術」という。

陽術は人の中に自然に紛れ込み、かつ忍者とばれないで情報収集をする術である。

つまり陽術における肝は、任務完遂まで「忍者とばれない」ことである。

忍者とばれたら、すべてがお終いになる。

会話一つからも怪しまれないように、日々全国の言葉を学んだり、習慣を知るための人脈を広げたりしている。

そして、陽術を身につけるための鍛錬を日々積み重ねている。

陽術の術名としては、「虚無僧」「出家」「山伏」「商人」などに扮する「変装術」、敵地の武家屋敷に味方の女忍者をあらかじめ潜入させておく「くノ一の術」などがある。

 

 

ちなみにくノ一の術では女中という形で雇われたり、屋敷の前で「お腹が痛い」などと急患のふりをして助けてもらったりして潜入する。

自分が紛れ込むだけでなく、敵地の人間を味方にして利用する術や、敵の忍者を迎え入れて情報を引き出す術もある。

危険だが「弛弓術(しきゅうじゅつ)」というあえて敵方に捕らえられる術もある。

さらに捕らえられ敵将から二重スパイになるよう勧められたとき、承諾して敵側に寝返る。

しかし、それは偽りの寝返りであり、情報を集めておいて、時が来たらまた元の味方に戻るのである。

つまり陽術と言うのは、その身をさらすことで「相手にとって有益/無害な存在である」というメッセージを伝える技法であり、またそう信じ込ませるための環境づくりだ。

これは、まさしく営業活動そのものと言える。

 

陽術で営業成功!

 

忍者と違って現代で身分を隠すことは怪しさ満点の行為でしかなく、営業では、会社名や肩書、部署名などを公にさらして活動する。

ただ、身分をさらしているのは「欲しい情報を手にいれるため」でもある。現代的計略と言える。

営業活動において取引先にしたい会社のイベントや、合同展示イベントなどに参加したり、可能であれば他社と共同で事業展開を行ったり、といったことも広い意味での「営業活動としての陽術」である。

 

陽術の中に「略本術」といわれる術がある。

略本とは「基本的なことは省略する」こと。つまり略本術とは忍者の基本的な技術・知識として心得ておくべきものなのである。七カ条あるので紹介しよう。

1、敵方の陣地の様子、物頭・奉行・近習・使番などの氏名・住居などをよく調べて、覚えておくこと。
2、敵方にそむいて浪人となった者、出入りの商人、職人、猿楽などに近づき、敵状を調べておくこと。
3、自分の生まれを偽るために、他国の風俗・方言・地勢に関してよく知っておくこと。
4、さまざまな国の城主の偽印・筆跡・花押をならっておくこと。
5、仮妻・仮子をともなって行くこと。
6、味方との連絡方法や合図をよく決めておくこと。敵の合言葉・合印を知りおくこと。
7、胴衣・肩衣などを多数ほど色染めにして持ち歩くこと。

略本術で多く書かれていることは「相手のことをよくよく調べ上げなければならない」ということである。

そして、相手の立場に立ちきれるかが、成功失敗の岐点になるということだろう。

相手の立場に立つには相手の文化や置かれている状況、相手の性格や認識傾向など相手のことを事細かく把握することが必要なのである。

 

陰術とは

 

さて、次は陰術である。

人目を避けて塀や壁を超えて忍び込み、ひそかに情報を得る忍者を「陰忍」と呼び、陰忍が使う術を「陰術」という。

陽術に対して陰術は、姿を隠して敵の陣地・屋敷・城郭に忍び込む術であり、一般的な忍者のイメージとしては定着しているであろう。

 

 

こちらは、現代においては違法侵入罪で問われてしまう類の技である。

防犯と犯罪の技術が表裏一体であり、あとは使い方次第ということと同じで、その時世によって善悪が変わる。

陰術の伝えでは、敵陣地に忍び込みやすく情報を得やすいタイミングの心得があり、それを「忍び入りの好機」という。

・祝言当日の夜、もしくは翌夜。
・病後の夜。
・遊興の夜。
・隣家に事件があった日の翌夜。
・死者がでて近親者が悲しみにくれた日と、それから二、三日の夜。
・雨風の強い夜。
・騒動のあった日の夜。

このような時を指す。

これらのタイミングが営業にどう活かせるか?

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺の意味に近いものがある。

世間の動きを捉えることで、ある商品が売れたり、ある事業が必要になるタイミングが発生するので、そのタイミングを逃さないように構えておくことが大切ということ。

世間に動きがないように見えているだけで本来この世は常に変化しているので、動きがないように感じる・思える時はその要因を探るのだ。

このように忍者の陰術を使うタイミングから営業マンは学べることがあるのである。是非、忍者に負けないくらいのグッドタイミングで営業をかけてもらえればと思う。

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相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

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忍者流人脈術

著者:シータ

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忍者的「信じる」力で営業成功!

 

忍者の「忍」という文字は「刀」と「心」とで作られている。

この意味には諸説ある。その中のいくつかを紹介する。

 

・心に一本の刀を当てて決断する精神性

忍術書「当流奪口忍之巻註」によれば、「忍」とは心に一本の刀を当てて決断する精神性を表しているという。

もちろん、心に刀を当てるときの<刀>とは、物体としての刀を表すのではない。

忍者はどんなことが起きても慌てたり動揺したりせず、冷静沈着に対処して任務を遂行しなければならない、という意味を表しているのである。

 

 

・生を忍ぶ(耐える)

さらに忍者は、死ぬほどつらいことや恥ずかしいことがあっても死を選ぶのでなく、生を選ぶことが大事とされていた。

忍者の「死ぬほどつらいことや恥ずかしいこと」とは、敵に捕らえられ、敵からの脅迫行為や任務失敗した者として名を世に広められることなどである。

生を忍ぶ(耐える)という意味も「忍」という字は表している。

 

・邪欲や怒りを刀で切断する

その他にも、忍者は我欲を出してはならず、仕えている主君のために、その任務を果たすことが最重要だと信じきっていた。

任務を果たすのに、我欲、怒りなど感情の高ぶりは邪魔になる。

邪欲や怒りが生じたとしても、刀でそれらを切断することで元の心に戻るという意味も「忍」に込められている。

 

このように「忍」という字の意味にも表されるように忍者は自己コントロールをとれるようにならなければ本当の忍者ではないとされていた。

自己コントロールし、余計な思考や邪念などは一切取り払い、また成功するか失敗するかどうかと迷わず、心身を一致させていれば自ずと任務は果たされるということなのだ。

時には、計略のために、虚実を混ぜ情報を引き出したい相手と会話をすることもあった。

その際に、動揺が外から見えたり感づかれるといけない。任務遂行の際に想定外のことが次々に身を襲ってきても「堪え忍ぶ」ことが大事だったのだ。

「任務遂行上で想定外のことがあっても動揺しない」という状態は、営業然り、その他にも何か事を成そうとするのであれば、身に付けたい状態であろう。

 

営業の「刀」は自社サービス

 

忍者でいうところの<刀>は、営業で言えば、「開発した商品やサービス」と言うことができる。

それらに対して絶対的な信を置くこと。

商談相手がどんなことを言ってきても動揺せず冷静に返すこと。相手に契約してもらうことが任務であれば、そのことだけを見据えておくこと。

そうした精神状態になりきったら、あとは自分の心に素直になるのだ。

営業をやり始めて間もない方は、正解の方法を知ろうとしたり、考えたりするかもしれない。

しかし、大事なのは自分の心身のあり方である。

心と体が不一致だと、思いを具現化させるのは難しい。自社サービスに不安ごとを抱えたままの状態では、その迷える気が伝わる。

最悪、不安ごとはあってもいいのだけれど、それが相手に見えないように、あるいは伝わらないように心身を理想状態に持っていくということである。

忍者は心身を理想状態に持っていくために印を結び様々な文言を唱える。また、気を操る「気合術」の修行をしている。

現代で言えば「コーチング」の手法のように自分の思考や感情、行動の癖を自己理解し、いい状態に修正をするようなものだ。

つまり準備を万全に行っておくのだ。

ただ、それらのテクニカルな事をやった上で忍者も大事にしていたのは「信じ切る」ことだったと私は考えている。

信じ切るために、忍者は修行を重ね、信じ切る状態にいつでもなれるようにしていたのだろう。

営業においては万全の準備を行っておき、「この商品をこの人は買う」と信じ切っていれば、「買わない」につながる要素をどんどん除こうという会話や行動になる。

その動きに不自然さが出たらば怪しまれ、商品購入にためらいを生じさせてしまう。そのためらいが生じないように、いかに自然に動けるかがカギだ。

 

物事がうまく行く時は、何も支障になることがないため、拍子ぬけするほど手触りがない。

手触りがないため、すぐには実感できないかもしれないが後からじわじわと修行の成果を感じることができるだろう。

ぜひ、みなさんも万全の準備をして、信じ切ってみて下さい。

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