忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!
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はじめに
第1章 忍者マインドで営業成功
第2章 忍術で営業成功
第3章 忍者を見習って営業成功!
著者:シータ
全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。
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忍者の任務には情報収集が欠かせない。
常日頃から全国各地の情報を集めておき、いざというときに役立てられるようにしておかなければならない。
しかし、現代のようにインターネットはなかったので、方法は限られた。
そんな忍者の情報収集方法は2つ。
自分で歩いて回る。
そして、各地に知り合いを作りネットワークを作っておくこと。
自分が現地に出向いて情報を集める中で知り合いを増やしていく。
情報収集をする際には、忍者として時には嘘をつくことがあるが、その嘘を信じてもらわなければならない。そのため、普段はお土産や差し入れを持参するなど、誠意をもって接するのである。
旧知の仲になっても季節の贈り物を欠かさないなど、不断の関係づくりがいざという時のために必要なのだ。
また、各地を歩き回るときには芸事を身につけておくことも大切にしていた。忍者が身につけていた芸事は茶道、連歌、俳句、華道、曲芸、手品などである。
そうしてできた各地の知り合いから、直接会うか手紙などでやりとりを行いながら、各地の情報を仕入れる。
各地の知り合いと話すことで、言葉やイントネーション、流行りのことなどを知り、身につける機会となった。
仕入れた情報を元に新たな作戦の展開を考えたりできたのである。
営業に置き換える。各地の文化や社会背景に合った物やサービスでないと営業がうまく進まない、ということがある。
各地の情報を仕入れることはとても大切なことだ。
もちろん、関係を続けるためお歳暮を送るなどの不断の挨拶も大切だ。
会社同士での付き合いとしても大事だが、他社の社員とも知り合いになり、人脈を広げておくことは、新たな知見を手に入れられるし、共同事業のきっかけにもなり得る。
企画やサービス提案を他者企業に持ち込むにしても、そこに知り合いの社員が居て、どのような内容のプレゼンをすればよさそうか情報を仕入れておくと有利になる。
このように人脈を広げておくということは、忍者も営業も同じく役に立つことである。
現代ではインターネットがあるので、昔よりもはるかにネットワークを広げられる環境にある。
しかし、インターネットが出現したことで不断の関係づくりのための作法や文化は廃れつつある。
関係づくり、ネットワークづくりが社運を握るかもしれない現代だからこそ、忍者然り、昔ながらの関係を大事にするための礼節の文化は真似して頂きたいものだ。
おわりに
さて、「忍者と営業」という題で話を進めてきたがいかがだっただろうか。
忍者の兵法は「間」と呼ばれている。敵と味方の間を行き来して、表にはでない様々なことを確実に成し遂げていく存在という意味だ。
この「間」をうまく使えないと、国主は戦に勝てないと言われる。
「間」は一国の運命をも左右するのだ。
ビジネスマンも、働きひとつで社運が変わるということでは、立派な「間」とも言えるだろう。
責務の重さがありながら、その働きは表には出ないこともあるだろう。
そんな状況に嫌になることがあるかもしれない。
しかし、そんな時は忍者を思い出して欲しい。
忍者も一国を背負いながら、様々な任務を跡形も残らないように遂行してきた。
忍者は名前が残らない方が優秀であった。
あなたも忍者のマインド・技術・考えを身につけて、決して目立たなくとも確実に事を成し遂げるビジネスマンになってみませんか?
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