2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!
『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方 ~照明・映像・音響・裏方観劇を知る~』(全8ページ)はこちらから!
はじめに
第1章 照明
第2章 映像技術
第3章 音響効果
2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方① 【おすすめ作品 舞台「刀剣乱舞」】
音響効果の楽しみ方③ 【ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い】
第4章 裏方観劇
著者:零音(れおん)
小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。
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『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方』目次へ (全8ページ)
2.5次元舞台で何を観る?
2018年の年末には刀剣男子・刀剣乱舞が紅白歌合戦に登場し、近年注目されている「2.5次元舞台」。
話題になる前までは「2次元の作品を舞台化するなんてイメージが崩れる」「全く知らない俳優さんが好きなキャラクターを演じるなんて受け付けない」など、沢山の批判がされてきました。
現在では2.5次元舞台で人気の俳優さん達は「2.5次元俳優」という枠でメディア出演するなど露出も増えています。
さて、ここで皆さんに質問です。
皆さんは2.5次元舞台を見に行くとなったら『何を』観に行きますか?
「推しの俳優さんが出演しているから観に来た」「原作が好きだから興味を持って観に来た」その他たくさんの理由があって、チケットの争奪戦を乗り越えて劇場に観に行かれているのだと思います。
座席に着席し、舞台の幕が開きます。
目の前には、今まで2次元でしか見た事しかなかった世界が繰り広げられ、舞台の上にはキラキラした俳優さんが演じるキャラクターが喋ったり、歌ったり、踊ったり・・・。
まるで夢の世界です。
終演後は感動や満足感などで満たされ、幸せな気持ちで家路につく。
SNSなどで観劇の感想を書き込み、フォロワーさん達と感想を共有する。
「今日の〇〇かっこよかった!」「クオリティが高すぎて語彙力がない」などたくさんの感想が並びます。
私が今回皆さんにご紹介したいのは、このきらびやかな夢のような世界を作る「裏側」です。
「裏側」に注目するのがおすすめの理由
キャストさん達は、観客からすれば最もよく見える部分ですし、感想が一番多い所だと思います。
しかし、キャストさん達だけでは2.5次元舞台の世界は作れません。
キャストさんの演技力の他、衣装・音響・舞台セット・照明など沢山の演出効果があって成り立っています。
しかし「音の作り込みがすごかった!」「この部分のキャラクターに当たる照明が凄く綺麗だった!」などの感想で共感を得ることは難しいのです。
私はよくこのような感想を言うのですが「見る所が細かすぎる」「全然見てなかった」と言われる事の方が多いです。
2.5次元舞台はアニメや漫画の世界を再現しないといけません。
非現実な世界であるアニメや漫画の世界を舞台上で表現するのはとても難しいことです。映像・照明・音響などに関する応用的な技術や最先端の技術を積極的に取り入れていく必要があります。そして、そこにはただならぬ工夫が凝らされているのです。
そのため、ただストーリーを観るだけでなく、アニメや漫画の世界を「再現するための工夫」に目を向ければ、2.5次元舞台の「裏側」のすごさに気づき、今まで以上に2.5次元舞台をより楽しむことができるようになるでしょう。
今回は皆さんに2.5次元舞台の照明・映像・音響などについて面白さや、どんなことをしているのかなどをご紹介したいと思います!
2.5次元舞台の「裏側」について知れば、2.5次元舞台のみならず舞台全体の見方が変わります。見どころが増え、舞台鑑賞がこれまでよりもっと面白くなります!
では、皆さんの観劇ライフがより良いものとなりますように、心を込めてご説明したいと思います。
『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方』目次へ (全8ページ)
はじめに
第1章 照明
第2章 映像技術
第3章 音響効果
2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方① 【おすすめ作品 舞台「刀剣乱舞」】
音響効果の楽しみ方③ 【ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い】
第4章 裏方観劇
著者:シン アキコ
30代前半女性。ジャニーズファン歴25年。70年代、80年代、90年代の邦楽を愛している。著書『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?: J-POP愛して25年の著者がヒット曲を徹底分析 (Webonブックス) 』。
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