『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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それぞれに違うコンセプトがあり、ファンの方の間でも賛否両論を巻き起こすものがあったり、音楽に対する挑戦の姿勢が伺えます。このページでは凍結後の角松敏生氏の音楽の変遷を解説します。
▼このページで解説する時代
目次
- 角松敏生の歴史 解凍~現在
- 年表
- 【1998年5月】活動休止からの復活 ~解凍~
- 【1998年7月】解凍後初シングル「Realize」
- 【1999年1月】解凍後初のアルバム「TIME TUNNEL」
- 【2000年1月】角松が女心を歌うアルバム「The gentle sex」
- 【2000年8月】やりたいことを詰め込んだ「存在の証明」
- 【2002年10月】賛否両論のアルバム「INCARNATIO」
- 【2003年8月】「夏、海、空、空港」がテーマのアルバム「Summer 4 Rhythm」
- 【2004年8月】ファンクとアコースティックの融合 アルバム「Fankacoustics」
- 【2010年8月】「都会、夜」がテーマ アルバム「Citylights Dandy」
- 【2014年3月】20分の楽曲を収録 アルバム「THE MOMENT 」
- 【2018年現在】さらに魅力が増す角松敏生
角松敏生の歴史 解凍~現在
年表
年月 | 出来事、リリースしたアルバム |
1998年5月 | 解凍 |
1998年7月 | 解凍後第一弾シングル「Realize」 |
1999年1月 | 解凍後初アルバム「TIME TUNNEL」 |
2000年1月 | 「The gentle sex」 |
2000年8月 | 「存在の証明」 |
2002年10月 | 「INCARNATIO」 |
2003年8月 | 「Summer 4 Rhythm」 |
2004年8月 | 「Fankacoustics」 |
2010年8月 | 「Citylights Dandy」 |
2014年3月 | 「THE MOMENT 」 |
【1998年5月】活動休止からの復活 ~解凍~
角松さんは、1998年5月18日、凍結した時と同じ場所、日本武道館で活動の解凍をしました。いつ活動が再開するかわからなかったため活動休止の際「凍結」と表現したそうで、活動再開は「解凍」という表現になっています。
このライブはWOWOWでも放送されることとなり、我が家でも新規加入して見ました。
全国数か所でのライブも行われ、私は7月の福岡でのライブに参加しました。
凍結の際、もう二度と角松さんには逢えないかも…と思っていたので、ステージに立つ角松さんを見た時には胸がいっぱいになりました。
【1998年7月】解凍後初シングル「Realize」
▲シングル「Realize」(画像クリックで商品詳細へ)
7月には解凍後第一弾シングル「Realize」がリリースされます。
「二度と戻らないと あきらめていた人と 思いもよらぬことで また会えることもある」
という歌詞にとても感動しました。
【1999年1月】解凍後初のアルバム「TIME TUNNEL」
▲アルバム「TIME TUNNEL」(画像クリックで商品詳細へ)
解凍後はアルバム「TIME TUNNEL」をリリース。
これはオリコン週間チャートで3位に入り、角松さんは「ホッとした」と言っていました。
【2000年1月】角松が女心を歌うアルバム「The gentle sex」
▲アルバム「The gentle sex」2000年1月(画像クリックで商品詳細へ)
「角松が女心を歌う」として、女性アーティストへ提供した楽曲をセルフカバーしたアルバム「The gentle sex」も好評でした。
実は、ここまでのリリースは、前事務所との契約というか、取り決めというものがあり、以前と変わらない角松敏生テイストのアルバムを創らなければならなかったとのこと。
【2000年8月】やりたいことを詰め込んだ「存在の証明」
▲アルバム「存在の証明」(画像クリックで商品詳細へ)
なので、角松さんが本当にやりたかったことは、アルバム「存在の証明」からになると思います。
前事務所との契約がいつからいつまでかは正確にはわかりませんが「The gentle sex」までは前事務所との約束があったとのこと。また、契約の詳細は分かりませんが、「The gentle sex」までは、前事務所の要望、関りが少なからずあったのは確かです。
角松流フォークロックを掲げ、生音にこだわったこのアルバム。
キラキラとした打ち込みの音や、それまでの男女の都会的な夜、夏、海…などをイメージさせる歌詞を払拭したこのアルバムは、ファンの間でも賛否両論が分かれることとなりました。
このアルバム「存在の証明」のツアー「Flow」にて角松さんが「ついてこれる奴だけついて来い!」と言ったことも議論の対象に。
角松さんのファンは昔から熱狂的なファンが多く、おしゃれな角松サウンドを愛する一部のファンからは否定的な意見もありました。
【2002年10月】賛否両論のアルバム「INCARNATIO」
▲アルバム「INCARNATIO」(画像クリックで商品詳細へ)
次のアルバム「INCARNATIO」では、出雲や高千穂の文化に触れ、日本人のルーツを探る、など日本の文化に深い興味があった角松さんが、そういったものを音楽で表しました。
沖縄のシンガー、下地暁氏の三線、ボーカル、アイヌの楽器トンコリ奏者のOKI氏、和太鼓集団「鼓動」に所属していた内藤哲郎氏の和太鼓などを取り入れた、日本的なこのアルバムもまた賛否両論分かれることとなりました。
この頃に往年のファンが少し離れてしまったことも…。
しかし、今は日本の文化だとか、お寺、神社などがとても人気なので、このアルバムは今まで角松敏生を知らなかった人には新鮮に映るのでは…と思います。
【2003年8月】「夏、海、空、空港」がテーマのアルバム「Summer 4 Rhythm」
▲アルバム「Summer 4 Rhythm」(画像クリックで商品詳細へ)
日本文化的な路線で行くかと思えば、次のアルバム「Summer 4 Rhythm」では夏、海、空港をテーマとしたコンセプトアルバムで、’80年代の角松サウンドを披露し、往年のファンを喜ばせます。
【2004年8月】ファンクとアコースティックの融合 アルバム「Fankacoustics」
▲ アルバム「Fankacoustics」(画像クリックで商品詳細へ)
次作の「Fankacoustics」では角松流ファンクとアコースティックの融合をテーマに、ファンクサイドとアコースティックサイド2つに分けた、2枚組のアルバムをリリース。
【2010年8月】「都会、夜」がテーマ アルバム「Citylights Dandy」
▲アルバム「Citylights Dandy」(画像クリックで商品詳細へ)
コンセプトアルバムとして第二弾の「Citylights Dandy」では、都会、夜をテーマにした作品でAORテイストの楽曲を多数収録。
【2014年3月】20分の楽曲を収録 アルバム「THE MOMENT 」
▲アルバム「THE MOMENT 」(画像クリックで商品詳細へ)
2014年にリリースされたアルバム「THE MOMENT 」は1曲が約20分という「The Moments of 4.6 billion years ~46億年の刹那~」という楽曲を収録。
アルバムのセルフライナーノーツに詳しく本人の解説が載っていますが、人間の妊娠出産は地球46億年の歴史を十月十日(とつきとうか)で駆け抜ける、ということを発端に創られた曲。
それ例外にも角松さんの深い想いがいろいろと語られているので、ぜひライナーノーツを読んでみてほしいです。
プログレッシヴロックの様々なバンド、特に「YES」への強烈なオマージュだというこの曲のサウンドは、1曲が組曲(いくつかの曲をひとつにまとめた曲)のようになっており、インストや歌など入り組んでいますが不思議と聴きづらさや乱雑な印象はなく、長い1曲なのにとてもよくまとまっていると思います。
以前からプログレが好きだと語っていた角松さん。
角松流プログレを、こういった形で表現したのはとても素晴らしいと思います。
新しい試みにチャレンジしながらも、過去の作品のリメイクにも積極的。
当時思うようになしえなかった事を、今のスキルで改めてリメイクする、ということは角松さんにとってとても大きなことのよう。
聴いていて感じるのがボーカルの素晴らしさ。
【2018年現在】さらに魅力が増す角松敏生
2018年現在、角松さんは58歳ですが、声の美しさ、声量、伸びなど、昔よりもさらに良くなっています。
人間の声は年々衰えていくのかもしれませんが、このクオリティは本当に素晴らしいと思います。
ボーカルに聴きほれてしまうのです。
角松さんの通常のツアーは毎年のように行われていますし、変則的なライブもあります。夏のOTODAMA SEA STUDIO、軽井沢大賀ホール、年末のカウントダウンコンサートは毎年恒例。
今年2018年には「秋の旅情サスペンス お前と俺 Vol.2」という地方の小さい会場を回るツアーも。
まだ、角松敏生を知らない人、一度角松敏生から離れてしまった人も、アルバムやライブなどで、今の彼の音楽に触れてみてほしいな、と思います。
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はじめに
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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