『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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ギタリスト角松敏生
角松さんは、シンガーであるとともにギタリストでもあります。
1987年に「SEA IS A LADY」
1990年に「LEGACY OF YOU」
という2枚のインストゥルメンタル(インスト)アルバムをリリースしており、ギタリストとしての評価がとても高いです。
▼「SEA IS A LADY」1987年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)
▼「Legacy of You」1990年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)
フュージョン界に大きな影響を及ぼす
この2枚のインストアルバムは角松さんがギタリストとしてフュージョン界に大きな影響を及ぼす事となります。
1980年代前半に、ザ・スクエア(現T-SQUARE)、カシオペアなどのフュージョンブームが起こりましたが、1980年代後半には少しそのブームも停滞気味ではありました。
そんなフュージョンブームが停滞気味の中、シンガーソングライターの角松さんがインストアルバムをリリースするとの事で、大きな話題となりました。
この頃は、フュージョンやインストを聴くファン層と、歌物を聴くファン層とには割と隔たりがあったように思います。
ですが、角松さんがインストアルバムをリリースすることにより大きな話題を呼び、角松ファンはもちろん、普段フュージョンを聴かない層にもフュージョンへの門戸を広げることとなったと思います。
実際にアルバムはセールスも高く音楽業界でも高評価、インストツアーも大盛況で角松さんのギタリストとしての認知度もとても高まりました。
私もこの「SEA IS A LADY」をきっかけに、インストだったり、フュージョンの世界に改めて興味を持つようになりました。
中学生の時に、ザ・スクエアの「ADVENTURES」というアルバムが大ヒットしました。
▼アルバム「ADVENTURES」1984年1月リリース(画像クリックで商品詳細へ)
ブラスバンド部だった友達が、ザ・スクエアの大ファンで、私もカセットにダビングしてもらったこのアルバムが大好きでよく聴いていました。
高校生になると、ザ・スクエアからは少し離れてしまった私ですが、角松さんのインストアルバムをきっかけに、ザ・スクエアやカシオペアなどをまた聴くようになったので、角松さんのフュージョン界への貢献は大きいのでは、と思います。
ギタリスト角松敏生の魅力
角松さんの弾くギターはとにかくカッコいい!
技術的なことはよくわかりませんが、やはりとても上手い!と思います。
私は、角松さんの弾くカッティングが大好きです。
とても小気味よく、心地よく、聴いていてとても気持ちいいのです。
もちろん、ギターソロもカッコいい!
凍結前の武道館FINAL LIVEでの「After 5 Crash」のカッティングからのギターソロの流れはカッコよすぎて…。
弾く姿もとにかくカッコいい。
角松さんが語るには、
「自分のギターはプロフェッショナルではないけれど、故・浅野祥之さん、梶原順さんなど同じギタリストから見ると、とてもうらやましく思えるギタリスト」
なのだそう。
浅野さんや梶原さん曰く
「プロのギタリストとは求められるフレーズを弾かなければならないけど、角松は自分の好きなフレーズを弾いてるだけでカッコいいんだからそれでいいんだ」
との事。
なので、角松さんのギターはプロのギタリストとしては、完成していないかもしれないけど、プロのギタリストから見た場合に、とてもカッコよく見えるうらやましい存在なのだそう。
私が思うに、角松さんのギターの向こうには風景が見えるようなのです。
角松さんの歌の歌詞は、風景、情景がとても感じられますが、インストも同様にそれが感じ取れるので、彼のギターはとても心に響くのだと思います。
テクニック的なことを考えれば、角松さんよりも上手いギタリストはたくさんいるでしょう。
でも、私からすれば角松さんのギターは「なんか好き」なんです。
多分、人でも、物でも、何かを好きになるのには理由は明確になくて、
「なんか好き」
「なんか気になる」
だと思うのです。
角松さんのギターも、テクニックだとか実際にどれほど上手いのかはよくわからないけれど、すごく好きなんです。
素人の私から見ればもちろん十分上手いと思いますが。
高校生の頃から、いろんなアーティスト、バンドを好きで聴いてきた私が、初めてギタープレイに引き込まれたのが角松さんです。
「SEA IS A LADY」のギターはとにかく素晴らしくカッコよくて、シンガーとしてではなく、ギタリスト角松敏生を認識しました。
ですから、私の中では、角松さんはシンガーソングライターであり、ギタリストでもあります。
シンガーとしてもギタリストとしても活躍するアーティスト
ギターを持って歌うアーティストはたくさんいますが、私の中でシンガーとしてもギタリストとしても認識している、という点では、角松さんとスターダスト・レビューの根本要さんだけです。
お二人は同じ1981年デビューなんですが、要さんのレギュラーテレビ番組に角松さんがゲスト出演した際に
「角松は何やっても俺たちと違ってカッコいいんだよな~。俺たちみたいに泥臭くなくておしゃれなんだ(笑)」
と要さんは話していました。
確かに…角松さんはギターの弾き方も、歌い方も意図してはいないのでしょうが、とにかくカッコいいです。
歌だけではなく、ギタリスト角松敏生にも注目してほしいと思います。
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はじめに
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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