『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
お問い合わせはこちらから
『角松敏生入門』目次へ (全15ページ)
「角松敏生」基本情報
名前 | 角松敏生(かどまつ としき) |
生年月日 | 1960年8月12日 |
出身地 | 東京都渋谷区代々木 |
デビュー年/曲 | 1981年にシングル『YOKOHAMA Twilight Time』アルバム『SEA BREEZE』でデビュー |
キラキラとしたおしゃれなサウンドが特徴で「シティポップの貴公子」と称されることも。長万部太郎名義で手掛けた『WAになっておどろう』は長野オリンピックのテーマソングになる。杏里に提供した『悲しみがとまらない』が大ヒット。インストアルバム『SEA IS A LADY』をリリースしフュージョン界に大きな影響を及ぼす。 |
▼楽曲提供
こだわり抜かれたサウンド
角松敏生さんは、1981年デビューのシンガーソングライターです。
自身の活動だけでなく、他アーティストへの楽曲提供、プロデュース、映画音楽のサントラなど、様々な活動をしています。
角松さんにはとても熱狂的なファンが多いのが特徴。
また、音楽創りに対するこだわり、そのクオリティの高さなどから、音楽関係者のファンも多いです。
ですが、世間一般的にはあまり知名度がありません。
音楽好きな人でも、角松敏生の名前はよく聞くけど、実際に音楽を聴くまでには至っていない・・・という人も多いと思います。
なにしろ、長い音楽生活の中で、代表曲というものがないので、世間での評価につながっていないと思いますし、この辺りは角松さん本人も自虐的に語る部分です。
しかし、一度、角松敏生のサウンドに触れてもらえれば、その素晴らしさにきっと感動してもらえるはずだと思います。
こだわりにこだわりぬき、決して妥協しないその音創りは、音楽マニアにはたまらないもの。
角松さんの楽曲やライブの特徴として、数多くの名だたるミュージシャンが参加しています。
豪華ミュージシャン陣は、角松さんの追い求めるサウンドを具現化するべく、その緻密な要求にも応え、素晴らしいプレイで彼の音楽を支えます。
ギタリストとしても人気
また、角松さんはシンガーとしてだけでなく、ギタリストとしても人気なんです。
1987年、1990年に2枚のインストゥルメンタルアルバムを発表し、とても高い評価を受けました。
▼1987年リリース「SEA IS A LADY」(画像クリックで商品詳細へ)
▼1990年リリース「Legacy of You」(画像クリックで商品詳細へ)
インストアルバムをシンガーソングライターが出すということは、とても異例なことであり、日本のフュージョン界にも大きな旋風を起こしました。
1980年代前半に、ザ・スクエア(現T-SQUARE)、カシオペアなどのフュージョンブームが起こりましたが、角松さんがインストアルバムをリリースしたことでフュージョンファン層の拡大につながりました。
▼日本で活躍するフュージョンバンド「T-SQUARE」の代表曲
改めて、フュージョン、インストゥルメンタルの素晴らしさが注目され、角松さんの音創り、そしてギタープレイもとても注目されました。
1987年リリースの1枚目のインストアルバム「SEA IS A LADY」は、2017年に「SEA IS A LADY 2017」としてリメイクされたのですが、このアルバムがとても高い評価を受け、日本ゴールドディスク大賞の「インストゥルメンタルアルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
▼アルバム「SEA IS A LADY 2017」(画像クリックで商品詳細へ)
多くの有名楽曲
「みんなのうた」やV6が歌ってヒットし、楽曲自体はよく知られている「WAになっておどろう」は、実は角松敏生の作詞作曲ですが、作者名を「長万部太郎」としてしまっているため、角松敏生の名前を知ってもらう絶好の機会を逃しています(笑)
こういった不運なところも、角松さんによくあることです。
名義変更もJASRAC(日本音楽著作権協会)への手続きが、非常にややこしいのでしないそう(笑)
こんなところも角松さんらしい。
この曲は、角松さんが活動凍結期間中に自身の覆面バンド、AGHARTA(アガルタ)としてリリースした曲。
▼シングル「ILE AIYE~WAになっておどろう」(画像クリックで商品詳細へ)
長野オリンピックの閉会式にもAGHARTAとして出演しています。
杏里さん、中山美穂さん、中森明菜さん、岩崎宏美さん、故・西城秀樹さんなどへの楽曲提供、プロデュース。
故・西城秀樹さんは角松さんの音楽をとても高く評価して、アルバム制作に起用。
西城さんが亡くなった時には、角松さんはとても感謝の言葉を語っていました。
伝えたい角松敏生の魅力
私は、1980年代半ばに角松さんの音楽と出会い、なんてカッコいいんだろう~と感動しました。
高校生の私には、10歳ほど違う角松さんの音楽はとても大人で、憧れの象徴でした。
長い活動の中で、さまざまな音楽の変化がありますが、変わらないのは、角松さんの決して揺らがず、妥協しない作品創り。
そんな角松さん自身の作品はもちろん、プロデュース作品、ライブなど、さまざまな角松敏生の魅力を知っていただければと思います。
『角松敏生入門』目次へ (全15ページ)
はじめに
第1章 角松敏生の歴史
第2章 角松敏生の魅力
第3章 角松敏生の楽曲
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
お問い合わせはこちらから