知っておきたいプロスノーボーダー14選

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは、スノーボードの大会各競技で活躍するプロ選手を紹介していきます。

世界の第一線で活躍しており、これからを注目される最低限知っておきたい選手です。

出場選手の中に、この選手達の名前があれば絶対見逃してはいけません!

 

ハーフパイプ

photo by Zach Dischner

ハーフパイプとは

半円状のコースでジャンプ・トリックを決めながら演技を競う競技。スノーボードスキルをオールラウンドに求められる。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

1 ショーン・ホワイト(Shaun White)

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▲ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 1986年9月3日
主な受賞歴 2006トリノ五輪金メダル・2010バンクーバー五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(全てハーフパイプ)
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ショーン・ホワイト選手は3つのオリンピック金メダルに加え、X-GAMESやBURTON US OPENなどの最大規模の世界大会でも数えきれない金メダルを獲得しているハーフパイプのスーパースターです。

 

「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説! 「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説!

 

スノーボードに全く興味のない人でも、ショーン・ホワイト選手だけは知っているという人も多いのではないでしょう。

 

スノーボードの競技選手としては大ベテランになる年齢ですが、ショーンならまだまだやってくれそうですのでこれからも注目です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ショーン・ホワイト選手は勝ちに対する執着心がすごいです。もちろん他の選手も優勝を目指して頑張っていますが、ここまで勝ちにこだわるスノーボーダーは珍しいと思います。

また、技術も素晴らしく、難しいトリックでのジャンプの高さは他の選手と比べると全然違います

 

2 平野歩夢(ひらの あゆむ)

▲平野歩夢選手のハーフパイプ

出身国 日本
生年月日 1998年11月29日
身長 165cm
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル・2018平昌五輪銀メダル(どちらもハーフパイプ)
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オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した、日本人歴代最高のハーフパイプ選手です。

オリンピックで一躍有名になったので知っている方も多いのではないでしょうか。

その実力は本物で、オリンピック以外の大会でも常に表彰台に上がり続けています。

次のオリンピックでは、間違いなく金メダルの最有力候補になるでしょう。

 

【著者に聞きました!】なぜここまでスゴイ選手に?

Q. なぜ平野歩夢選手は日本一とまで言われるプレイヤーになる事ができたのでしょうか?

A. スポーツは子供の頃の英才教育が重要と言われていますが、スノーボードも同様です。スキー場までいかなくてはならないスノーボードの場合、親のサポートが非常に重要になります。

平野選手は子供頃から両親のサポートによって優れた環境で練習できたことが大きいと思います。

 

3 クロエ・キム(Chloe Kim)

 

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▲クロエ・キム選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 2000年4月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ハーフパイプ)
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平昌オリンピックの金メダルを獲得した韓国系アメリカ人の選手です。

若干18歳ですが、現在の女子のハーフパイプ選手としては頭1つ飛び抜けた実力を持っています。

これから時代を引っ張っていく選手になるのは間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

クロエ・キム選手は女子とは思えない高難易度のトリックを連発してくることが特徴です。テクニカルな滑りが特徴と言えるでしょう。

 

スロープスタイル・ビッグエア

photo by The Camp of Champions  

スロープスタイル・ビッグエアとは
スロープスタイルはジャンプ台・レール・BOXといった障害物を滑りながらトリック(技)を繰り出していきその演技を競う。ビッグエアは一発のジャンプの演技を競う。多くの選手がどちらの種目にも参加する。どちらもオリンピック種目。

詳しくは前のページで!

 

4 セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。レールのアウトなどで繰り出すこともあり、非常に綺麗で個人的に大好きです。

▼レールのアウト(out)

 

5 マーカス・クリーブランド(Marcus Kleveland)

 

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▲マーカス・クリーブランド選手のスロープスタイル

出身国 ノルウェー
生年月日 1999年4月25日
主な受賞歴 2017・2018X Games金メダル(スロープスタイル)
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ノルウェー出身のスノーボーダーで、現在最も優れたスキルを持つと言われるスロープスタイルの選手です。

平昌オリンピックでも金メダル候補とされていましたが、メダルなしで終わり業界からはかなり驚きの声が上がりました。

若干19歳と若い選手ですが、すでにスロープスタイル・ビッグエア競技を引っ張っているトップ選手で、注目度ナンバーワンの選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

マーカス・クリーブランド選手は、オリジナリティある技の数々が特徴的です。独特の回転軸でのスピンや、レールのオンやアウト(先述)でも3Dスピンなどの高難易度のトリックを平気で繰り出して驚かされます。

 

6 角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のスロープスタイル

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

7 ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のスロープスタイル

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

8 鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

アルペン

アルペンとは
スピードを競う種目。パラレル回転やパラレル大回転という種目に分けられているが基本ルールは同じで「いかに早くコースを滑られるか」というもの。この種目の選手は他の種目とは異なり「アルペン用の道具」を使っているのも特徴。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

9 ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

10 斯波正樹(しば まさき)

 

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▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
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平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

11 エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
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平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

12 竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

スノーボードクロス

photo by LG전자 

スノーボードクロスとは?

複数人(4人~)で同時に同じコースを滑りスピードを競う。ぶつかってしまう事もあるエキサイティングな種目で最後まで何が起こるかわからない面白さがある。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

13 ピエール・ボルティエ(Pierre Vaultier)

photo by Jmex CC 表示-継承 4.0

▲ピエール・ボルティエ選手のスノーボードクロス(赤のベストに赤のズボン)

出身国 フランス
生年月日 1987年6月24日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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ソチと平昌で2大会連続のオリンピック金メダルを獲得した選手です。

長年世界トップとして活躍してきた選手で、クロス界のスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ピエール・ボルティエ選手は勝負強さが特徴的です。クラッシュなどもあるスノーボードクロスは誰が勝ってもおかしくない競技ですが、その競技で2大会連続のオリンピック金メダルはものすごいことです。

 

14 ミケラ・モイオリ(Michela Moioli)

 

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▲赤のベスト、青と白の縞ズボンがミケラ・オイモリ選手

出身国 イタリア
生年月日 1995年7月17日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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平昌オリンピックの金メダリストで今最も勢いに乗っている選手です。

クロスの世界は実力が肉薄していますが、若干23歳という若さでオリンピック金メダルという自信を獲得し、これからスノーボードクロスの世界を引っ張っていく選手となるでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ミケラ・モイオリ選手も勝負強さが魅力です。実力的には肉薄していた平昌オリンピックのスノーボードクロス女子での優勝など大舞台に強い印象があります。

 

次のページからは第2章「スノーボードビデオの世界」です!まずは誰でも楽しめるおすすめのスノーボードビデオ(初級編)をご紹介!

 

 

 

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

広島カープのキャッチャーの魅力 【會澤翼・磯村嘉孝・中村奨成・坂倉将吾】

Webon紹介目次著者
広島カープは日本のプロ野球チーム。近年「神ってる」「カープ女子」などで話題の球団でチケットが取れない程人気です。このWebonでは「選手」にスポットライトを当てて魅力をお伝えします!

広島カープ選手図鑑 ~熱狂的ファンが伝える魅力~はこちらから!

著者:るかち

広島カープを応援することが生きがいのカープおたく。25年ぶりの優勝以来99%の試合をリアルタイムに観戦中(現地観戦含む)。野球に詳しくない人でもわかるよう、広島カープやプロ野球の楽しみ方を発信しています。お問い合わせはこちらから

 

『広島カープ選手図鑑』目次へ  (全16ページ)

 

キャッチャーはピッチャーをうまくリードしチームを勝ちに導きます。チームの頭脳を担う重要な役割です。キャッチャーの腕次第で、同じピッチャーでも強くも弱くもなり得るのです。

そんな重要な役割を担う広島カープのキャッチャーについてお伝えします。広島カープはキャッチャーの人材がとても豊富で、ベテランから新人まで様々な魅力あふれる選手が揃っています。

 

會澤翼選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 會澤 翼(あいざわ つばさ)
出身 茨城県日立市
身長/体重 177cm/91kg
生年月日 1988年4月13日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2006年高校生ドラフト3巡目
年俸 9200万円(2019年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 106/13/.305/.401
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 578/46/.261/.333

 

會澤選手は2018年の広島カープで最も多くの試合に出場しているキャッチャーです。

リードはもちろんのこと何といってもキャッチャーながら打率3割超えという安定して打てるという打撃力が他のキャッチャーには無い魅力です。

2018年には13本という二桁ホームランも打つなど、他球団の全キャッチャーと比較しても打撃力においては群を抜いていると言えるでしょう。

 

また2018年から新選手会長を務めるなど選手全体をまとめるリーダー的役割も果たします。

2018年の猛暑が続いた夏には広島カープの選手たちにクールビズの一環としてサマーキャップが配布されました。

サマーキャップは主に練習中に使用する帽子なのですが「メッシュ素材で通気性も良く涼しい」と選手たちから大好評でした。

このサマーキャップを発案し、選手たちの要望をまとめた上で実際に作成までこぎつけることができたのも會澤選手会長の努力の賜物と言えるでしょう。

通常のキャップは帽子の中央に白い「C」のロゴがありますが、サマーキャップの場合は「C」が紺色になっています。

 

▼サマーキャップの参考画像

 

選手のことを考え、選手みんなのために常に最善を尽くす、そんな會澤選手の姿は見ているファンにとって本当にかっこよく頼もしく映ります。

 

▼會澤選手のバッティングシーン

 

磯村嘉孝選手


photo byえすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 磯村 嘉孝(いそむら たかよし)
出身 愛知県豊田市
身長/体重 178cm/89kg
生年月日 1992年11月1日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2010年ドラフト5位
年俸 850万円(2018年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 37/1/.215/.279
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 88/3/.208/.272

 

磯村選手は、顔の長い顎が特徴的で、チームメイトからいじられることが多く日本語を覚えたてのバティスタ選手にも「アゴ」と呼ばれているそうです。

 

 

先輩が得点しホームに帰ってきた後のハイタッチでも、磯村選手とだけは顎に手をあてる「あごタッチ」で対応する選手をよく見かけ、ファンを楽しませてくれています。

 

そんな見た目でいじられることが多い磯村選手ですが、実はキャッチャーとしての
実力も大変素晴らしいと評価されている選手なのです。

特に「球の緩急を使って揺さぶりをかけるリード」ができるためバッターがタイミングをとりにくく、結果的に三振やゴロなどのアウトが取りやすいのです。

こういったリードは先ほど紹介した會澤選手とは少し異なるため磯村選手と組んだほうが投手によっては自分の持ち味を生かせる場合もあります。

 

リードに定評のある磯村選手ですが、打撃の方は一般的なキャッチャーとあまり変わらず、野手と比べると劣りがちです。

その点、會澤選手は打撃面で強みがあるため試合の出場機会が多くなっています。

しかし、せっかくキャッチャーとしてのリードが素晴らしい磯村選手ですのでこれからさらに打撃も磨いて出場機会を増やしていって欲しいところですね。

 

中村奨成選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 中村 奨成(なかむら しょうせい)
出身 広島県廿日市市
身長/体重 181kg/76kg
生年月日 1999年6月6日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2017年ドラフト1位
年俸 800万円(2019年)

中村奨成選手は、2017年にドラフト1位で広島カープに入団した期待の新星です。清宮幸太郎選手と同じ年に高校野球(甲子園)で活躍しました。

 

清宮幸太郎選手
高校通算111本塁打という最多記録を持つ。現在は日本ハムに所属する。


By 沖田 亮投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

 

なんと甲子園での打率は6割を越え、その高校生離れした圧倒的な打撃力でメディアでも高い注目を集めていました。

今、一軍で活躍中の會澤選手が今後年齢を重ねて疲れが出てきた頃には、同じように打撃力がある中村奨成選手が順調に成長し一軍で大活躍してくれることでしょう。

 

坂倉将吾選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 坂倉 将吾(さかくら しょうご)
出身 千葉県印旛郡
身長/体重 176cm/84kg
生年月日 1998年5月29日
投球/打席 右投左打
ポジション 捕手
ドラフト 2016年ドラフト4位
年俸 600万円(2018年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 9/0/.125/.222
試合/本塁打/打率/出塁率/(通算) 12/0/.167/.231

 

坂倉選手は、肩の強さに定評があるため盗塁を阻止することができる「強肩」に期待が集まっています。

実は、広島カープのキャッチャー陣は他球団と比べて盗塁阻止率が圧倒的に低く、現在首位をひた走る最強チーム唯一の欠点とも言われているほどです。

しかし肩の強さはある程度持って生まれた体格や素質が必要なため、いくら特訓して鍛えても、なかなか盗塁を阻止できる肩になるのは難しいと言われています。

 

既に広島カープには肩の強いキャッチャー陣が揃っているため、坂倉選手が一軍に定着するためには多くの練習と経験が必要そうです。

しかし「強肩」という強みを持った坂倉選手が今後成長し一軍で活躍することで、チーム唯一の欠点であったキャッチャーの肩の弱さが改善され、さらなる最強チームへと発展していくことを多くのファンが待ち望んでいるのです。

 

石原慶幸選手


photo by えすぱにぃ CC 表示-継承 4.0

名前 石原 慶幸(いしはら よしゆき)
出身 岐阜県大垣市
身長/体重 177cm/90kg
生年月日 1979年9月7日
投球/打席 右投右打
ポジション 捕手
ドラフト 2001年ドラフト4巡目
年俸 7000万円(2019年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018) 58/1/.177/.223
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 58/65/.237/.299

 

広島カープのベテラン捕手である石原選手は「ミスターインチキ」とも称させるトリッキーなプレイが特徴的な選手です。石原選手については次のページで詳しく解説いたします。

 

 

広島カープには様々な特徴のあるキャッチャーが豊富なのもチームが強い秘訣かもしれませんね。今回は広島カープの頼れるキャッチャー陣の魅力についてお伝えしました。

ピッチャーやバッターに目が行きがちな試合観戦ですが、キャッチャーの動きに注目してみることで、いつもとひと味違った新しい試合の楽しみ方を体感してみてはいかがでしょうか。

次のページでは若手の2倍近くの年齢になりながらも全力でプレーを続けるベテラン選手の魅力をお伝えします。

『広島カープ選手図鑑』目次へ  (全16ページ)



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目次著者

著者:るかち

広島カープを応援することが生きがいのカープおたく。25年ぶりの優勝以来99%の試合をリアルタイムに観戦中(現地観戦含む)。野球に詳しくない人でもわかるよう、広島カープやプロ野球の楽しみ方を発信しています。お問い合わせはこちらから

松山竜平 【広島カープの打者の魅力④】

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広島カープは日本のプロ野球チーム。近年「神ってる」「カープ女子」などで話題の球団でチケットが取れない程人気です。このWebonでは「選手」にスポットライトを当てて魅力をお伝えします!

広島カープ選手図鑑 ~熱狂的ファンが伝える魅力~はこちらから!

著者:るかち

広島カープを応援することが生きがいのカープおたく。25年ぶりの優勝以来99%の試合をリアルタイムに観戦中(現地観戦含む)。野球に詳しくない人でもわかるよう、広島カープやプロ野球の楽しみ方を発信しています。お問い合わせはこちらから

 

『広島カープ選手図鑑』目次へ  (全16ページ)

 

基本情報

名前 松山 竜平(まつやま りゅうへい)
出身 鹿児島県大崎町
身長/体重 176cm/96kg
生年月日 1985年9月18日
投球/打席 右投左打
ポジション 外野手
ドラフト 2007年大学生・社会人ドラフト4巡目
年俸 6500万円(2018年)
試合/本塁打/打率/出塁率(2018年) 124/12/.302/.368
試合/本塁打/打率/出塁率(通算) 768/63/.291/.339

 

 

「アンパンマン」と呼ばれる理由

広島カープの選手には「アンパンマン」と呼ばれる松山竜平選手がいます。

ファンも選手もとにかくみんなが松山選手のことが大好きで、真っ赤な応援席にはたくさんのアンパンマンのぬいぐるみを持ったファンが松山選手の活躍を応援しています。

 

▼アンパンマンのぬいぐるみ

 

ちなみにファンが持っているアンパンマンのぬいぐるみはおもちゃ屋などで売られているいわゆる普通のものです。ただ、ファンによっては自分でカスタマイズして手作りのカープマントやユニフォーム、ヘルメットなどを着せている人も見受けられます。

 

松山選手は、ぽっちゃりした丸顔で選手やファンから、アンパンマンの愛称でしたしまれていますが、そう呼ばれる理由は見た目だけではありません。

2017年に4番を務める鈴木誠也選手が故障で離脱している際には松山選手が、代わりに4番を務めました。その結果、期待以上の打力でチームを優勝へ導いてくれました。

4番を務める前は5番や6番を務めることが多かったですが代打出場も多い選手でした。

2018年では丸選手の負傷欠場の穴埋めとして3番を担ったこともあり、色々な打順に柔軟に対応することのできる選手の一人と言えそうです。

 

▼鈴木選手の詳しい解説はひとつ前のページにて

▼丸選手の詳しい解説は後ページにて

 

松山選手はホームランや長打を打てる力強いバッティングが魅力の選手です。

チームが試合の序盤から大きく点差を付けられて苦しい展開のときでも、松山選手の満塁ホームランで同点にし、チームやファンに希望を与えてくれることもありました。

松山選手の一撃をファンの間では「アンパンチ」と呼び、そのアンパンチでたびたび広島カープを勝ちに導いてくれる姿はまさにみんなのヒーロー。困ったときに助けてくれるアンパンマンそのものなのです。

 

 

松山選手の4つの魅力

①愛されキャラ

 

松山選手はタナキクマル世代よりも先輩にあたり、もちろん鈴木誠也選手など多くの若手選手にとって大先輩です。

 

タナキクマル世代とは
1989年生まれの広島カープの3選手「田中広輔選手」「菊池涼介選手」「丸佳浩選手」の世代のこと。

 

しかしチームが得点した時や、勝利して盛り上がっている時にどさくさに紛れて後輩から頭をはたかれるシーンが度々目撃されます。

後輩から頭をはたかれてもニコニコしながら突っ込む松山選手と、後輩たちの姿は、見ているファンにとっても恒例であり癒しの光景のひとつと言えるでしょう。

 

②チャンスに強い

 

松山選手は鈴木誠也選手がケガで一軍を退いていた際には4番を務め、チームを優勝へ導きましたし、普段から5番や6番といった中軸を担うことが多い選手です。

チームに得点を呼び込む重要な場面で打席が回ることが多い松山選手ですが、ここぞというチャンスで痛快な一打が飛び出すことが多いため、とても応援のしがいがあります。

守備も打撃もベテランの安定感があり、どんなに相手が強いピッチャーでもプレッシャーに負けない心の強さも、他の若手にはまだない松山選手ならではの魅力だと思います。

 

③全力で走る

 

広島カープの選手のほとんどは足が速いことでも有名なのですが、松山選手はその中でも珍しく「足が遅いこと」で知られています。

そのため試合の後半で松山選手が塁に出ると多くの場合代走が送られます。

また、試合の序盤で塁に出たときには遅いながらも全力で走る姿が魅力的で、大きなぼってりボディを揺らしながらもホームに帰ってきた時には、観客だけでなく選手たちも満面の笑みで迎えます。

打撃にも守備にも抜かりない松山選手の唯一の弱点ともいえる走力ですが、そんなちょっと走るのが苦手なところさえも魅力と思えて好きになってしまうのが、松山選手の凄さと言えるかもしれません。

 

④守備変更しても安定感のある守り

 

松山選手はもともとは外野のレフトを守ることが多かったのですが、2018年になって、野間選手やバティスタ選手など外野を守れてヒットも打てる若手選手が増えたことで、内野の1塁を守ることが増えてきました。

 

▼野間選手について詳しくは

▼バティスタ選手について詳しくは

 

外野は守備範囲が広くそのぶん走力と持久力が必要となるため、30歳を超えた松山選手にとっては内野のほうが向いているのかもしれません。

一塁に守備変更してからも安定感のある守りでチームに勝利を導いてくれており、まだまだ今後の活躍が楽しみな選手です。

 

このページでは、広島カープのファンや選手みんなが大好きなカープのアンパンマンこと松山竜平選手についてお伝えしました。

チームが苦しい展開の時に痛快なアンパンチで勝利を呼び込む松山選手のバッティングをリアルタイムに観て、最高潮の盛り上がりと興奮を体感してみてはいかがでしょうか。

次のページでは天才と称される西川龍馬選手についてお伝えします。

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著者:るかち

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