3分でわかる!スノーボードのテクニカルの楽しみ方解説!

 

このページでは「テクニカル」について紹介していきます。

「テクニカル」はメジャーではない大会種目です。スノーボードにあまり興味がなかった人こそ楽しめるかもしれません。是非一度観戦してみてください。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

テクニカルの楽しみ方

▲テクニカルの大会


photo by TimOve 

種目名 テクニカル
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

テクニカルは、ターンの美しさや技術を競う競技です。

決まったコースも設定されておらず、自由演技で競われます。

 

「ミドルターン(中ぐらいの幅(8m程度)のターン)」や「ショートターン(小さい幅(2m程度)のターン)」などの種目が設定されており、その種目に合わせた演技を自由に滑ります。その採点を競うのが一般的なルールです。

 

 

基本的にはターンがメインとなりますが、フリー演技やグラトリ種目※などがある大会もあり、色々な滑りを見られるのが魅力的です。

※フリー演技やグラトリ種目・・・スピン(回転技)やグラブ(下図参照)などのターン以外の技を競う種目の事

▼グラブ

グラトリ

グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は以下のページで解説!

 

一枚バーン(1方向の傾斜だけのゲレンデ)の中で自分の個性と技術を競うテクニカル競技こそ、ある意味スノーボードの全てが詰まった競技と言えるかもしれません。

 

世界的にはメジャーな競技ではありませんが、国内では非常に人気のある競技です。

最近ではテクニカル競技専門の板なども多数登場しています。

トップクラスの選手になると、スピードもターンのキレも物凄く、アルペン競技にも負けない迫力があります。

 

▼以上のことを踏まえてもう一度テクニカルの大会を観てみよう!

 

以上、テクニカルについて解説をしました!こちらの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

初心者でもわかる!アルペンの楽しみ方解説!注目選手も紹介!

 

このページでは「アルペン(パラレル回転・大回転)」について紹介していきます。

アルペン競技で使われる道具は「一般に市販されているスノーボードの道具とは違う」など、かなり毛並みが他のスノーボード種目とは違う競技ですので、馴染みのない方も多いでしょう。

「アルペン」はスノーボードにあまり興味なかった人こそ楽しめるかもしれません。是非一度観戦してみてください。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

アルペン競技(パラレル回転・大回転)の楽しみ方

▲アルペン競技の大会(パラレル回転)

▲アルペン競技の様子

種目名 パラレル回転(大回転・スーパー大回転)
同時滑走人数 2人
形式 レース(タイム)

 

アルペン競技とは、パラレル回転やパラレル大回転など、旗門(旗のようなもの:上の画像の赤と青のフラッグ)を通過してタイムを競うレース種目を総称した呼び方です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転の違いは、設置された旗門の間隔です。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンでよりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合はパラレルをつけず「回転」「大回転」と言います。スノーボードでは二人同時に滑るパラレルが一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼びます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

オリンピックでは、パラレル回転が正式種目となっており、2014年のソチオリンピックで竹内智香選手が銀メダルを獲得して話題になりました。

 

▼竹内智香選手

photo by Christian Jansky CC 表示-継承 3.0

 

タイムを競うレース種目はどんな競技でも魅力がありますよね。

日本のウィンタースポーツでは、スピードスケートやスキーが人気ですが、スノーボードのアルペンもそれらに負けないくらい楽しめる競技です。

 

スノーボードのアルペン競技の特徴は、基本的に一対一のトーナメント形式で行われることです。

スノーボードは屋外競技ですので、時間が経つと気温も変わり、雪面状況も変化します。

この一対一のトーナメントルールなら屋外競技のスノーボードでも公平な条件で競うことができ、何より勝敗がわかりやすく応援しやすいという魅力があります。

 

アルペン競技は道具も全く違う!

▲アルペンボードの例

 

アルペン競技では「アルペンボード」などと呼ばれる専門の道具を使います。

一般的に市販されているボードは「フリースタイルボード」と呼ばれていて、ノーズとテールの先端(ボードの前と後ろの先端)が反り上がっており、柔らかいブーツで滑ります。

 

しかしアルペンボードは、ノーズとテールが殆ど反り上がらず(ノーズだけ少し反り上がっている)、板の幅も非常に細く作られています。

 

 

また、ブーツとビンディング(板にブーツを付けるための道具)も異なり、スキー靴のような硬いプラスチックで作られたハードブーツを使用します。

▼ビンディング

▼通常のブーツ

▼アルペン用ブーツ

 

実際にアルペンの道具で滑ってみると、滑った感じもフリースタイルボードとはかなり異なり別競技にも感じられるほど違います。

具体的に言うとブーツが硬いので足首を曲げることができず、かなり窮屈な滑りになります。ある程度スピードを出せば硬い道具は安定感がありますが、低速時はかなり滑りづらくなってしまうのです。

また、フリースタイルボードでは、足をガニ股にしたダックスタンスができますが、アルペンボードでは両足を進行方向に向けたスタンスで行います。

 

 

アルペン用の道具は圧雪バーン(整備されたゲレンデ)でスピードを出すことに非常に特化していますので、アルペン競技と以下で紹介するスノーボードクロスの大会では、このアルペンボードが使用されています。

 

【著者に聞きました!】アルペン競技で印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が、アルペン競技で印象に残っている大会とシーンを教えてください!

A. 2018年平昌オリンピックでのパラレル回転女子のレデツカ選手が金メダルを獲得したことです。レデツカ選手はスキーでもスノーボードでも平昌オリンピックに出場しており、さらにスキーとスノーボードでの二冠(どちらも金メダル)には本当に驚きました。しかもスノーボードでは、圧倒的な実力で危なげなく勝っていたのが印象的でした。※レデツカ選手についてはこのページで解説!

 

▼以上のことを踏まえてもう一度アルペン競技を観てみよう!

 

アルペンの注目選手!

 

以下ではアルペンの注目選手を紹介します。知っておくと、さらにアルペンの大会を楽しめることでしょう。

 

ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

斯波正樹(しば まさき)

 

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▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

以上、アルペンについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

初心者でもわかる!スノーボードクロスの楽しみ方解説!注目選手も紹介!

 

このページでは「スノーボードクロス」について紹介していきます。

「スノーボードクロス」で使われる道具は「一般に市販されているスノーボードの道具とは違う」など、かなり毛並みが他のスノーボード種目と違う競技ですので、馴染みのない方も多いでしょう。

「スノーボードクロス」はスノーボードにあまり興味なかった人こそ楽しめるかもしれません。是非一度観戦してみてください。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

スノーボードクロスの楽しみ方

▲スノーボードクロスの大会

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

種目名 スノーボードクロス
同時滑走人数 4~6人
形式 レース

 

スノーボードクロスは、同じコースを4〜6人が一斉にスタートして着順を競う競技です。

こちらで紹介しているアルペン競技と同じ「レース種目」に分類されますが、内容は大きく異なります。

 

スノーボードクロスの最大の特徴はコースです。

ただの一枚バーン(一つの方向だけに傾斜があるゲレンデ)を滑るのではなく、バンク(斜めになった斜面)やウェーブ(起伏)・キッカー(ジャンプ台)が設置されたコースで行われます。

スピードだけでなく、コース取りや勝負を仕掛けるタイミングなどの駆け引きも勝負を分けるポイントで、そのやり取りを観るのもスノーボードクロス観戦の醍醐味です。

 

▼スノーボードクロスのコースの例

 

巨大なキッカーなども設置されていて、一度間違えれば大事故も起こりかねない中、猛スピードで繰り広げられるデッドヒートは見てるだけでもスリル満点でエキサイトします。

ターンの技術だけでなく、キッカーやウェーブの地形を利用して加速する技術も求められ、総合的な滑走力が勝負を決めます。

 

【著者に聞きました!】スノーボードクロスの駆け引きとは?

Q. スノーボードクロスの駆け引き、と言われても初心者の私にはあまり理解できないのですが具体的にどのような駆け引きを選手は行っているのでしょうか?

A. 「駆け引き」は色々なものがありますが分かりやすいところで言えば選手を追い抜かす瞬間が特に注目ポイントです。例えば後ろで滑っている選手は、コーナーでうまく前の選手のイン(内側)をついて抜かそうとしますが、逆に前を滑る選手は抜かれないようコースを塞いでブロックします。しかし、ブロックすることに集中するとスピードが落ちてしまったりして、逆にアウトコースから抜かされてしまったり、最後の直線で抜かされることになったりすることもあります。このような駆け引きがスノーボードクロスでは行われています。

【著者に聞きました!2】スノーボードクロスで印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が印象に残っているスノーボードの大会とシーンを教えてください!

A. 2007年のX-GAMES(有名な世界大会)が印象的でした。90年代後半に大活躍していたショーン・パーマーという選手がいたのですが、2000年以降はスキークロス(スノーボードクロスのスキー版)やマウンテンバイクの方に転向し、スノーボードの大会には出ていませんでした。(スキークロスやマウンテンバイクでも世界トップレベルで活躍していました) そのショーン・パーマーが復活し、結果は4位という成績でしたが、相変わらずのスタートダッシュの速さは見ているだけで興奮しました。

▼ショーン・パーマー選手の滑りまとめ

 

▼以上のことを踏まえてもう一度スノーボードクロスを観てみよう!

 

 

スノーボードクロスの注目選手


photo by LG전자 

 

以下ではスノーボードクロスの注目選手を紹介いたします。知ればよりスノーボードクロスを楽しめることでしょう!

 

ピエール・ボルティエ(Pierre Vaultier)

photo by Jmex CC 表示-継承 4.0

▲ピエール・ボルティエ選手のスノーボードクロス(赤のベストに赤のズボン)

出身国 フランス
生年月日 1987年6月24日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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ソチと平昌で2大会連続のオリンピック金メダルを獲得した選手です。

長年世界トップとして活躍してきた選手で、クロス界のスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ピエール・ボルティエ選手は勝負強さが特徴的です。クラッシュなどもあるスノーボードクロスは誰が勝ってもおかしくない競技ですが、その競技で2大会連続のオリンピック金メダルはものすごいことです。

 

ミケラ・モイオリ(Michela Moioli)

 

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▲赤のベスト、青と白の縞ズボンがミケラ・オイモリ選手

出身国 イタリア
生年月日 1995年7月17日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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平昌オリンピックの金メダリストで今最も勢いに乗っている選手です。

クロスの世界は実力が肉薄していますが、若干23歳という若さでオリンピック金メダルという自信を獲得し、これからスノーボードクロスの世界を引っ張っていく選手となるでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ミケラ・モイオリ選手も勝負強さが魅力です。実力的には肉薄していた平昌オリンピックのスノーボードクロス女子での優勝など大舞台に強い印象があります。

 

以上、スノーボードクロスについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

【初心者向け】ビックエアの楽しみ方解説!注目選手紹介!

 

このページでは初心者の方が「ビッグエア」の大会観戦をする際にもっと楽しむ事ができるような知識や観方を掘り下げて紹介していきます。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

ビッグエアの楽しみ方

ビッグエアとは

▲ビッグエアの大会

種目名 ビッグエア(ストレートジャンプ/ワンメイク)
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

ビッグエアはキッカー(ジャンプ台)での演技を競う競技です。「ビッグエア」は2018年の平昌オリンピックから正式種目に加わり、そのジャンプの大きさや迫力ある滑りで話題を集めました。

ビッグエアは別名「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」と呼ばれる場合もあります。ビッグエアは一発のキッカー(ジャンプ台での演技)で勝負をします。

 

▼ビッグエア:ジャンプ台で演技する様子

 

「技を競い合う」という競技の特性上、出場する選手はスロープスタイルと同じ選手ばかりなのでスロープスタイルをある程度観ていればビッグエアも楽しめると思います。

 

 

ビッグエアの魅力

1 大技やユニークな技が観られる

 

キッカー(ジャンプ台)のサイズはスロープスタイルよりも若干大きいサイズを使用します。

 

▼スロープスタイルのコースの例(スロープスタイルも滑りによる技を競う競技。BOXやレールというアイテムも使われる。詳しくはこちら


photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

 

極端にサイズが変わるわけではありませんが、スピード調整など余計なことに気を配らずジャンプだけに集中することができるので、スロープスタイルよりも大技やユニークな技が出やすいのが魅力です。

 

 

2 大きなジャンプ

 

ビッグエアで使われるキッカーのサイズは、特に決まりがないので大会によって異なります。

世界トップ選手が繰り出す大きなジャンプはまさしく圧巻で誰もが興奮するでしょう。

 

ちなみに大会ではないのですが、スノーボードの世界記録で57mの飛距離を飛んだという記録があります。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

Standard Films製作の「Paradox」というビデオに映像が収録されていて、まさしく圧巻です。

▼Paradoxの公式動画

 

▼以上の事を踏まえてもう一度ビッグエアの大会を観てみよう!

 

ビッグエアの技

 

ビックエアのジャンプで行われる技は基本的にはハーフパイプの技と同じですので、詳しくはハーフパイプのページを参考にしてください。

 

 

ただ、ハーフパイプよりもキッカーを使っているビッグエアの方が大きなジャンプをしやすいので、さらに高レベルのトリック(技)が繰り出されています。

ハーフパイプでは、ダブルコーク1440(縦2回転、横4回転のジャンプ技)が最高難易度とされていますが、キッカーではトリプルコーク1620(縦3回転、横4回転半)が標準的で、これまで最大でクワッドコーク1920(縦4回転、横5回転半)までメイク(達成)されています。

 

▼クワッドコークの例(動画はクワッドコーク1800)

 

知っておきたい!ビッグエアの注目選手!

 

以下では、ビッグエアの注目選手を紹介します。

ちなみにビッグエアは「スロープスタイル」という競技と似ています。そのためビッグエアの選手は「スロープスタイル」にも出場し活躍しています。

 

 

セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。

 

角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のビッグエア

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

以上、ビッグエアについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

代表的なスノーボードの大会を知ろう!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

代表的なスノーボードの大会

 

このページではスノーボードの代表的な大会について紹介していきます。

ここで紹介する大会は世界トップクラスの選手だけが出場し、観て絶対に損はしない世界最高峰のハイレベルな大会です。

 

他のスポーツでは「オリンピックが最高の舞台で、ワールドカップや世界選手権などが主要な大会」という位置づけだと思いますが、スノーボードの世界では少しだけ事情が異なります。

 

  • X GAMES(エックス ゲームズ)
  • BURTON US OPEN(バートン US オープン)
  • オリンピック

この3つがスノーボード3大大会と言われる最高峰の舞台です。これらをスノーボード観戦初心者の方にもみどころが分かるよう解説をしていきます!

 

1 X GAMES(エックス ゲームズ)

初開催 1997年(夏季は1994年)
開催地 アメリカ中心
出場方法 大会からの招待
観る方法 TBS/ニコニコチャンネル/Youtube

 

X GAMESはアメリカのケーブルテレビ「ESPN」が主催するエクストリームスポーツ(=過激な要素を持ったスポーツの総称)の祭典で、世界中で熱狂的に盛り上がる人気の大会です。

 

スノーボード以外にも、スノーモービルやBMX(自転車競技の一種:下図参照)・スキー・スケートボードなどのエクストリームスポーツと呼ばれるジャンルのスポーツ種目の大会が開催されます。

 

▼BMX

photo by TAKA@P.P.R.S – RED BULL AIR RACE CHIBA 2017-292.jpg CC 表示-継承 2.0

 

スノーボードでは、

  • ハーフパイプ
  • ビッグエア
  • スロープスタイル
  • スノーボードクロス
  • リアルスノー

この5種目が行われます。

 

「リアルスノー」とは、バックカントリー(整備されたゲレンデ以外のフィールド)やストリート(街中)で撮影された動画を配信し、視聴者の投票によって順位をつけるムービーコンテストです。

映像撮影の魅力が強いスノーボードらしい種目ですね。

 

【著者に聞きました!】リアルスノーってどんな大会?

Q. XGAMESの「リアルスノー」のような映像コンテストはスポーツの大会では斬新ですが、どのような方法で一般の視聴者は観戦するのでしょうか?

A. リアルスノーは、X GAMESの公式サイト(http://www.xgames.com/)で映像が一般公開されます。1週間くらいの一般視聴者による投票期間が設けられ、最も多くの票数を獲得した選手が優勝となります。

ちなみに投票締切の翌日に公式サイト上で結果が報告され、またX GAMES開催当日に授賞式も行われてます。投票締め切り後も映像は公開され続けます。

▼リアルスノーの映像(2018年の優勝者)

スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章) スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章)

 

X GAMESの魅力はとにかく盛り上がりが半端でないことです。

出場する選手は世界トップクラス(オリンピックでもメダルを獲得している選手など)が漏れなく出場する超ハイレベルな大会。過去の実績などを見て大会側が選手を招待します。

 

また、キッカー(ジャンプ台)やハーフパイプ(半円のフィールド:下図参照)がとにかく巨大です。その巨大なアイテムでトッププロ達が迫力ある滑りをし、観客がとても盛り上がる事も魅力の一つです。

 

▼キッカー

▼ハーフパイプ

photo by sookie 

 

その歓声に感化されて選手もエキサイトし、さらに激しい滑りを見せてくれます。

観ていて一番楽しめる大会と言って間違いないでしょう。

 

YouTubeで競技の全貌が配信されています。また、関東ではTBSで地上波でも放送されているようです。

 

▼X GAMESの様子

 

 

2 BURTON US OPEN(バートン ユーエス オープン)

初開催 1982年
開催地 アメリカ
出場方法 大会からの招待
観る方法 Youtube

 

BURTON US OPENは、最も歴史あるスノーボードの大会です。

この大会で優勝することは、スノーボード選手として「最も名誉あること」と言われています。

 

種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル

この2種目が開催されます。

 

スノーボードは、有力な選手が強豪国(アメリカなど)に偏っている傾向があります。

ですので、国ごとに出場選手数の制限があるオリンピックよりも国ごとの出場選手数に制限のないこのBURTON US OPENの方が出場選手のレベルは高い言われています。

また、先ほど紹介した「X GAMES」はお祭り色も強い大会なので、純粋に技術を競う競技としてはこの大会が世界最高峰と言えるでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボードの世界大会に出場するには?

Q. XGAMESやBURTON OPENは世界トップクラスが出場するようですが、どのように出場選手は決まっているのでしょうか?

A. 「XGAMES」「BURTON OPEN」の出場選手は、基本的に大会が選手を選んで招待する形式となっています。過去の大会の実績や、その年の他の大会の戦績などで選出されるようです。

また、国ごとの出場選手数の制限は全くないはずです。ですのでもしもアメリカの選手ばかりが結果を残しているならば、大会の殆どがアメリカの選手になることもルール上はあり得ると思います。

 

選手達もこの最高峰の舞台で最高のパフォーマンスが発揮できるようにコンディションを合わせてきます。

他の大会では決して見られないようなハイレベルな攻防が見られるのがBURTON US OPENの最大の魅力です。

※BURTON OPENはUS(アメリカ)の他にニュージーランド・カナダ・ユーロ・アジアなどもあります。

 

YouTubeのBURTONチャンネルやRed Bullチャンネルで配信されています。

▼BURTONチャンネル

 

 

3 オリンピック

初開催 1998年(スノーボード)
開催地 世界各地
出場方法 各国の選考
観る方法 NHK/各民放/Youtube

 

先ほど「BURTON US OPENに比べるとオリンピック選手のレベルは若干落ちる」と書きましたが、それでもオリンピックが「X GAMES」や「BURTON US OPEN」に並ぶ世界最高レベルの選手達が出場する最高峰の大会の1つであることは間違いありません。

 

ただ、スノーボードは陸上やスケートなどのように「オリンピックだけに標準を合わせて目標にするスポーツ」ではありません。

特にスノーボードのフリースタイル種目(ハーフパイプやビッグエア)ではそこまで特別視される大会ではないことだけは知っておいてほしいです。

 

▼ビッグエア(一発のジャンプの演技を競う種目)

 

オリンピックで実施されるスノーボード種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル
  • ビッグエア
  • スノーボードクロス
  • パラレル大回転

の5種類です。

 

オリンピックの他の大会にない魅力はやはり、地上波で放送されることでしょう。

ただ単に視聴がしやすいからという理由だけでなく、日本語で実況と解説をしてくれるので、スノーボードに詳しくない人でも楽しく視聴ができると思います。

 

そして何より、日本人がオリンピックメダルを取ってくれたらとても嬉しいので、観ていてワクワクしますよね。

普段スノーボードの大会に興味のない方でも楽しめるのではないでしょうか。

 

近年スノーボードの日本人レベルは急激に上がり、日本は強豪国の1つに数えられるようになりました。

今後も毎回のようにメダル候補に挙げられると思いますので、これからもオリンピックで日本中を賑わさえてくるはずです。

2022年の北京オリンピックも是非注目しましょう!

 

 

【番外編】スノーボードマスターズ

スノーボードマスターズ公式HP

初開催 2018年
開催地 日本
出場方法 応募
観る方法 Youtube

▲スノーボードマスターズの様子

 

スノーボードマスターズは、作家の東野圭吾氏が発起人(東野圭吾氏はスノーボードが大好きだそうです)となって、2018年に初めて開催された大会です。

 

東野圭吾(1958-)
ベストセラーミステリー小説を多数執筆する小説家。代表作に「白夜行」「容疑者Xの献身」など。福山雅治氏が主演のドラマ「ガリレオ」の原作者としても有名。

 

バンクドスラロームとテクニカル・ビッグエアという3種目が行われます。

スノーボード技術の総合力が試される大会で、プロアマ問わず多くの選手が参加する大会となりました。

大きな話題を集めて大成功を収め、2019年の開催が早くも決定しています。

テクニカルの選手とジャンプの選手までが一緒に集まる競技は他になく、色々な滑りを観ることができて、観ていて非常に面白い大会です。

 

 

以上、国内外の大会をご紹介しました。是非今後注目していただけたらと思います。

次のページからはスノーボード競技の種目を深く掘り下げていきます。まずはオリンピック種目になっている「ハーフパイプ」からご紹介します!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボード観戦・鑑賞の魅力

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボード観戦・鑑賞の魅力

 

スノーボードで滑るのはもちろん楽しいですが、スノーボードの大会やビデオなどを「観戦・観賞する」というのも実はとても楽しいのです。

野球・サッカー・フィギュアスケートなどのスポーツ観戦と同様に、スノーボードをしない人でもスノーボード観戦(観賞)はとてもエキサイティングで魅力たっぷりです。

このWebonではそんなスノーボード観戦・観賞の魅力について書かせていただきます。

 

知られざるスノーボードビデオの世界

 

「スノーボードビデオ」「スノーボードの映像作品」を観たことがありますでしょうか?

「スノーボードの大会」は世界的に有名なオリンピックという大会で観る事ができ、観たことがある方も多いと思いますのでここでは少しだけ「スノーボードの動画鑑賞の魅力」についてお話させていただきます。

多くの方は「スノーボードの映像作品」をこれまで観たことが無く、どのようなものを指すのかイメージが付きにくいかもしれません。ウインタースポーツショップなどでたまに海外のスノーボードビデオが流されているので、見かけたことがある方はなんとなくはわかるかもしれません。

 

▼スノーボードビデオの例

 

しかし、多くのスノーボードビデオが制作されている海外でも、そうではない日本でも「スノーボードビデオに対する認識」というのはあまり変わりありません。

どこの国でもスノーボードはそこまでメジャーなスポーツではなく、スノーボードが好きな人以外には馴染みがありません

「スノーボード好きの人からは需要がある」程度、といった感じです。

 

そんなマイナーなスノーボードのビデオですが実はとっても面白く、他のスポーツビデオには無い誰でも楽しめるスノーボードビデオならではの魅力というものがあります。

その魅力とはズバリ「自然の美しさや恐ろしさも感じることができる」というものです。

スノーボードの映像作品の中では、普通なら誰も訪れる事のない雪山(それも急斜面)をスノーボーダーが一人で滑走していく様子が映されます。

その様子は自然を感じる事ができ、他のスポーツ映像作品ではなかなか見られない光景です。

また、スノーボードビデオは「面白い」「ふざけている」「笑える」などエンターテイメント要素がある事があるのも特徴だと思います。

詳しくは当Webonの第2章で紹介しますがそんな「大自然」と「エンターテインメント性」を兼ね備えたスポーツ映像作品は他には無いのではないでしょうか。

 

 

もちろんスノーボードのプレイでも格好いい映像やすごい映像には、単純に「こんなこと俺ならできない」と興奮させられながら私は観ています。

また、スノーボードを滑るのが私は格好いいトリック(技)や滑りなどがあれば真似したくなり、イメージトレーニングに使ったりします。

様々な角度から、是非自分だけの楽しみ方を見つけていただければと思います。

 

知ればもっと面白い!

 

単純に私はスノーボードのビデオや大会を見るのが好きです。ビデオに出ていたかっこいいプロスノーボーダーに憧れてスノーボードにハマっていったと言っても過言ではありません。

スノーボードはオリンピック種目になったこともあって(1998年より)、最近目に入れる機会は多くなりましたが、まだスノーボード観戦・鑑賞の面白さは知らない人も多いと思います。

そんな「まだスノーボード観戦・観賞の面白さを知らない方」に是非スノーボードを「観る」ことの楽しさを知って欲しいです。

 

スノーボードの格好良さや面白さが伝わり、さらにスノーボードが好きになってもらえればと思います。

スノーボードを観戦・観賞すれば、これまで知らなかった滑り方や、技などに新たに触れることができるはずです。

これまで気づかなかったスノーボードの魅力を知ってもらい「自分もあんな滑りをしてみたい」と感じていただければ幸いです。

 

まずはスノーボードにはどんな種目があるのかを紹介していきます。知ればもっとスノーボード観戦が楽しくなるはずです!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードの大会種目を知ろう!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードの大会種目

 

スノーボードの大会競技は、オリンピックでも日本人がメダルを獲得して話題を集めましたので「少しは観たことがある」という人も多いと思います。

しかしその反面「ルールや見どころなどがわからなくてあまり楽しめなかった」という人も多いのではないでしょうか。

この第1章ではそんなスノーボードの大会や種目を、初心者の方でももっと楽しめるようにルールや見どころなどを6ページにわたり解説していきたいと思います。

また、スノーボードではオリンピック種目となった競技以外にも様々な競技があり、オリンピック以上に楽しめる大会なども多々あります。

まずはこのページで、スノーボードの大会種目を紹介していきます。

 

種目

1 ハーフパイプ

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 平野歩夢・ショーンホワイト

▲平野歩夢選手のハーフパイプの様子

 

ハーフパイプは、オリンピックで日本代表の平野歩夢選手が2大会連続のメダルを獲得したことで話題になったので知っている人も多いのではないでしょうか。

 

▼平野歩夢選手

 

 

大きなパイプを半分に切ったようなコースで、その壁を駆け上ってジャンプ。その演技の採点を競う競技です。

 

ハーフパイプの壁の高さは大会によって異なり、大きなもので約6m、さらにそこから6m以上のジャンプをするので地上からは10mを超えるジャンプとなります。

その高さの迫力と技の華麗さは圧巻です。

 

 

 

ハーフパイプについて詳しくは後のページで!

 

2 スロープスタイル

▲スロープスタイルの会場 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 角野友基・セバスチャントータント・鬼塚雅

▲スロープスタイルの様子

 

スロープスタイルもオリンピック種目になりましたので知っている人も多いと思います。

キッカー(ジャンプ台)でジャンプしたり、レール(手すりのようなアイテム)やBOX(箱型のアイテム)などの「ジブアイテム」と呼ばれるものが設置されたコースで技を決めながら滑ります。その演技が採点されて、点数を競います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

様々なアイテムが設置されたユニークなコースで様々な技を繰り出しながら滑走する実にエキサイティングな競技で、その「ジャンプの高さ」と「格好良さ」はスノーボード好きでなくても楽しめるでしょう。

 

 

スロープスタイルについて詳しくは後のページで!

 

3 ビッグエア(ストレートジャンプ)

▲ビッグエアの様子

▲ビッグエアの様子

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 鬼塚雅

 

ビッグエアは「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」とも呼ばれる競技で、キッカー(ジャンプ台)で一発のジャンプの採点を競う競技です。

先ほどご紹介したスロープスタイルのコースにもキッカーはありますが、一発だけに勝負をかけるのでビッグエアは大技が見られるのが魅力です。

 

ビッグエアではスロープスタイルのキッカーよりも巨大なものを使用するので、高難易度のトリックがしやすく、最高でクワッドコーク1800(縦に4回転横に5回転)という異次元の大技まで生まれています。

 

▼クワッドコーク1800

 

 

ビッグエアについて詳しくは後のページで!

 

4 スラローム(パラレル回転)

形式 タイム
同時滑走人数 1~2人
オリンピック
有名な選手 竹内智香・エステルレデツカ

▲竹内智香選手のスラローム(パラレル大回転)

 

スラローム(スラロームは「パラレル回転」と呼ばれたり「パラレル大回転」(ジャイアントスラローム)と呼ばれる種類があります)は、旗門(青と赤の旗のようなもの)が設置されたコースを滑り降りるタイムを競うレーシング競技です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転は、設置された旗門の間隔が違います。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンで「回転」よりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードの大会では二人同時に滑る「パラレル」が一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼ばれます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

竹内智香選手がソチオリンピックで銀メダルを獲得したことで有名になった種目で、スキーでの同様の競技があるので見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

▼竹内智香選手

 

 

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これまで紹介した、演技を競うフリースタイル種目と違い、スラロームはスピード勝負の競技です。

ちなみにスラロームの選手は一般的に市販されているスノーボードの道具とは違い、アルペンボードとハードブーツという専門の道具を使用して行います。

 

 

スラロームについて詳しくは後のページで!

 

5 スノーボードクロス

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

形式 レース
同時滑走人数 4人~
オリンピック
有名な選手 ピエールボルティエ

▲スノーボードクロスの様子

 

スノーボードクロスは、キッカー(ジャンプ台)やバンク(斜めになった斜面)、ウェーブ(起伏)などが設置されたコースを4〜6人くらいが一斉にスタートして着順を競う競技です。

 

 

スピード勝負の競技ですが、スラロームと違い、基本的にタイムは関係なく着順で勝敗が決定します。

そのため、スピードだけでなく選手間の駆け引きなども魅力の競技です。F1などのモータースポーツにも似た楽しさがあります。

 

 

スノーボードクロスについて詳しくは後のページで!

 

6 テクニカル

▲「テクニカル」はターンの美しさなどを競う

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手

▼テクニカル選手権の様子

 

テクニカルはターンの技術を競う競技です。

タイムは関係なく、ターンの美しさや技術力などを競います。

 

スノーボードを詳しくない人なら知らない人も多い種目かもしれませんが、国内ではとても人気の競技で、毎年全日本選手権をはじめとして様々な大会が開催されています。

ハーフパイプなどのジャンプをする競技や、スラロームのようなスピードを出す競技と違い、危険性が少ないので、選手としても気軽に挑戦しやすい魅力があります。

 

 

テクニカルについて詳しくは後のページで!

 

7 バンクドスラローム

形式 タイム
同時滑走人数 1人
オリンピック -(パラリンピック)
有名な選手 成田緑夢

▲バンクドスラロームの様子

 

バンクドスラロームは、バンク(傾斜のある斜面)やウェーブ(起伏)などのコースを滑り、そのタイムを競う競技です。

オリンピック種目ではありませんが、パラリンピックで成田緑夢選手が金メダルを獲得し話題を集めました。

 

バンクドスラロームはパラリンピックの種目ですが、身障者のための競技というわけではなく、むしろ最近巷では流行になっている人気の競技です。

コースは先ほどご紹介したスノーボードクロスのコースにも似ていますが、より複雑なコースが設定され、一人ずつ滑りタイムを競います。

 

バンクやウェーブが設置された3D(立体的)なコースは滑るだけでの楽しいので、もしバンクドスラロームが設置されたゲレンデがあれば是非滑ってみて欲しいです。

 

種目ごとに全く違う魅力がある!

 

このページではスノーボードの様々な種目について紹介しました。

スノーボードはジャンプやレースが注目されがちですが、テクニカルやバンクドスラロームなどのひと味違った種目などもあります。

これまで過激なジャンプなどに興味がなく、スノーボードに興味のなかった人でも他の種目を見たら考えが変わるかもしれません。

是非一度、色々なスノーボードの種目を見てみてはいかがでしょうか!

 

次のページでは代表的なスノーボードの大会についてご紹介していきます!それぞれ特徴のある大会ばかり。是非観戦してみてください!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

超凄い!スノーボード動画集!おすすめスノーボードビデオスター13選

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

第1章では大会をメインにして活躍する代表的なプロスノーボーダーを紹介しました。

このページでは、映像撮影・ビデオ製作の方で活躍するプロスノーボーダー達を紹介していきます。  

オリンピックなどの注目される舞台に立つことがないので、スノーボードを知らない人からしたら聞いたこともないライダー達だと思いますが、その実力はオリンピック選手にも決して負けないすごいスノーボーダー達です。

ビデオで活躍するライダーはアスリートとしてだけでなく、滑りの格好良さも求める表現者としての一面もあり非常に個性的な人達が集まっています。  

今回は、そんなビデオスター達の中でも最低限知っておきたい代表的なライダーを紹介します。

「現在世界クラスで活躍するトップライダー」から「レジェンドと言われる伝説のライダー」まで。 スノーボード好きを名乗るなら絶対知っておきいた方がライダー達です。  

※各選手Twitter・Instagram・Youtubeなどで滑りを観る事ができます。是非興味のあるプレイヤーをフォローしてみてください!

 

1 JP・ウォーカー(JP Walker)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年10月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
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JP・ウォーカー氏は現在40歳と超ベテランですが、今でも現役として第一線で活躍するライダーです。

10代の頃からずっと第一線で活躍し、数多くのすごい映像を残してきたレジェンド中のレジェンドです。  

世界で初めてダブルコークをメイクした人物でもあり、多大な功績を残しています。

 

ダブルコーク

ダブルコークは回転軸をずらしながら、空中で縦に2回転、横に3回転するジャンプ技。JP・ウォーカー氏は今まで「不可能」と言われていた技を初めて成功させた、という事。

 

ダブルコークを生み出した人ですが、実はジャンプよりもジブ(レールやBOX)が得意で、ストリートでの映像撮影をメインに活動しています。

 

▼レール

photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater

 

2 トラビス・ライス(Travis Rice)

photo by NuitNoire CC BY-SA 3.0

出身国 アメリカ
生年月日 1982年10月9日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

「現役でNo.1スノーボーダーは誰だ?」という話題になると、このトラビス・ライスの名前が真っ先に上がるでしょう。

圧倒的な身体能力の高さと技術、度胸で、世界のトップライダーたちも驚くような映像を毎年残し続けているスーパースターです。

主に、ビッグマウンテン(標高の高い山)でのフリーライド(ジャンプやトリック・ターンなどをする滑り)や、バックカントリー(整備されたゲレンデではない場所)での自然の地形を活かしたジャンプなどをメインに撮影していて、その度肝を抜く大きなジャンプは圧巻です。  

 

3 ジョン・ジャクソン(John Jackson)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1983年10月13日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ジョン・ジャクソン氏も先述したトラビス・ライス氏と同じく、ビッグマウンテンでのフリーライドや、バックカントリーでのジャンプなどをメインに撮影しているライダーです。

昔から大会には全く出なかったので、スノーボードビデオに興味がなければ知らない方も多いでしょう。

しかし、ビデオの世界では「年間最優秀ライダー」という称号を獲得したことがある超ビッグネームで、毎年すごい映像を見せてくれます。 フルオーリーからの高くて格好いいジャンプが魅力で、個人的に一番好きなライダーです。

 

フルオーリー

スノーボードはジャンプすることを「オーリー」と言う。思いっきり踏み切ってジャンプすることを「フルオーリー」と言う。

 

4 トースタイン・ホーグモ(Torstein Horgmo)

 
 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1987年1月18日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

トースタイン・ホーグモは、今最も勢いのあるビデオスターです。華のある滑りが特徴的で、非常に高い人気があります。

トリプルコーク(簡単に言えば軸の回転が3回の回転)を世界で初めてメイクしたライダーでもあり、高難易度のトリックを格好良く魅せることができる数少ないライダーです。  

 

5 セージ・コツェンバーグ(Sage Kotsenburg)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1993年7月27日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2014年のソチ・オリンピックのスロープスタイル金メダリストで、知っている人も多いのではないでしょうか。

ソチ・オリンピック後は殆ど大会には出なくなり、ビデオ製作の方をメインに活躍しています。

現在はストリートをメインに撮影をしていて、時に警察に怒られたりしながら撮影をしています。  

 

6 ジェレミー・ジョーンズ(フリーライド)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1975年1月14日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ジェレミー・ジョーンズは、フリーライドをメインに活躍しているライダーです。

殆ど垂直にも近いような急斜面や、崖を滑ったりなどエクストリームな迫力ある滑り(危険な場所を滑ったり、猛スピードで滑ったりなど「過激でスリルある滑り」)をします。

 

ターン技術の高さは世界一とも言われていて、オリンピック選手とはまた一味違う別次元の技術の滑りを観ることができます。  

 

7 ジェレミー・ジョーンズ(ストリート)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年1月2日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

先ほど紹介したジェレミー・ジョーンズ氏と同姓同名ですが、全く違うライダーです。   ジェレミー・ジョーンズ氏は、最初に紹介したJP・ウォーカー氏の相棒として一緒に活躍してきたライダーです。

JP・ウォーカー氏と同じくストリートでの撮影をメインに活動し、今も活躍中のレジェンドです。

格好いい滑りをすることにこだわり、撮影のシチュエーションに合わせて服装まで変えるのは有名な話です。そのスタイルある(個性のある)滑りは一度観ると虜になります。

 

8 國母和宏(こくぼ かずひろ)

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1988年8月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2010年のバンクーバーオリンピックの腰パン騒動で有名になったので知っている方も多いでしょう。

オリンピックではあまり活躍できませんでしたが、その後日本人で初めてとなるX-GAMES(世界的なスノーボードの大会)でゴールドメダルを獲得するなど大活躍し、現在は映像撮影をメインに活動しています。

映像撮影の方でも大活躍で、今では世界でも十本の指に数えられる程のビッグネームとなりました。

2018年には自身の名前を冠したビデオ「KAMIKAZU」が製作され、さらに活躍の場を広げています。  

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 中井孝治

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1984年3月10日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2018年の平昌オリンピックで解説をしていた方です。 今も現役で、世界レベルで活躍するライダーの一人です。

自身も2006年のトリノオリンピック・ハーフパイプで5位入賞経験もある実力者で、ハーフパイプで磨いた高いジャンプ技術とオリジナリティある滑りで国内外から高い人気を集めています。  

 

▼ハーフパイプのコース

photo by sookie 

 

10 スコット・スティーブンス

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ワンフットトリック(片足での技:上記youtube動画に出てきます。1:17辺り)などをはじめとした、見たことも想像したこともないような斬新なトリックなど、非常に印象的な滑りをするライダーです。

彼のビデオパートを一度観るとスノーボードの常識が壊されるほどのインパクトがあります。

しかも、どんな滑りも非常に格好良い上にテクニカルで「板を使うテクニックなら世界一なのではないか」と言われ、全く違うジャンルの世界一がここにはあります。  

 

11 テリエ・ハーコンセン(Terje Haakonsen)

 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1974年10月11日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

「スノーボードの神様」と称されるレジェンドです。

現在は半分引退した状態で、プロスノーボーダーとしての活動はほぼしていませんが今でも強い影響力を持っています。

1998年長野オリンピック・ハーフパイプの金メダル候補でしたが、オリンピック協会とのいざこざでオリンピックをボイコットし、そのせいで他の有力選手もオリンピックに出ないという事態にまで発展した絶大な影響力を持っている人物です。

ハーフパイプ以外にもビッグマウンテンなどで数多くの映像を残しています。 一応今でもBURTON(世界的スノーボード道具メーカー)の所属ライダーとなっています。  

 

12 ジェイミー・リン(Jamie Lynn)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1973年9月26日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ジェイミー・リンも、現在はプロスノーボーダーとしては殆ど引退している「レジェンドライダー」の一人です。

一つ前でご紹介したテリエ・ハーコンセンと同じ時期に活動していました。

当時から大会などの表舞台には出ずに映像撮影を行い「スノーボードビデオスター」のパイオニア的な存在として今でも多大な影響力を持っています。

トゥイークなど特徴的なグラブトリックを生み出し、スノーボード界に「スタイル」という概念を生み出した人でもあります。

スタイル・・・ここでは「個性を出した滑りやカッコつけた滑り」のこと

 

▼トゥイーク

 

今でもLib Technology社からシグネチャーモデル(著名人が監修や作成に正式に関わったモデル)が販売されています。  

 

▼ジェイミー・リンのシグネチャーモデル

18-19 LIB TECH/リブテック JAMIE LYNN POENIX TITTY FISH パウダー メンズ 板 スノーボード 予約商品 2019

 

13 ピーター・ライン(Peter Line)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1974年8月3日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

こちらもレジェンドライダーとして是非知っておいてほしいライダーです。

「歴代最高のジャンパー」としてまず最初に名前が上がるライダーで、バックサイドロデオやミスティフリップなどの生みの親でもあります。

▼バックサイドロデオ

 

現在はウェアメーカー「DAKINE」のデザイナーを務めています。  

▼DAKINEのウェア

DAKINE/ダカイン メンズ スノーボードウェア ジャケット AI232-753 スノーウェア スノボウェア スノボーウェア スノボウエア スノージャケット 上 スキーウェア スキージャケット 男性用

 

以上、最低限知っておくとスノーボードの映像作品を楽しめる「スノーボードビデオスター」でした!是非興味のある方はこれらのスターたちが出演している作品を観ていただければと思います!

 

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門は以上になります。知られざるスノーボードの映像の世界を堪能していただければと思います。スノーボードに興味がある方は滑って、観て、スノーボードにハマってください!

 

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

おすすめスノーボードビデオ10選 【初級編】

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

大会では決して見られない、技術よりも格好良さや凄さにこだわった滑りを観ることができるのがスノーボードの動画、つまり「スノーボードビデオ」です。

ビデオにこそスノーボードのあらゆる魅力がつまっていますので、スノーボード好きなら是非大会だけでなく、スノーボードビデオも観ることをおすすめします。

このページからは、そんな「スノーボードビデオの世界」を紹介していきたいと思います。  

 

しかしスノーボードビデオというものは、スノーボード初心者にとって滑っているフィールドのスケールもライダーのレベルも桁違いすぎて、現実感が湧かないような映像ばかりです。

そこでまずこのページでは「おすすめスノーボードビデオ 【初級編】」と題して、観て楽しめてさらに思わず真似したくなるようなビデオ・映像作品を紹介していきたいと思います。

今すぐスキー場に行きたくなってしまうようなおすすめビデオを紹介しますので、是非チェックしてください。  

 

1 車団地(CAR DANCHI(カーだんち))

公開年 2005年~
日本
主な人物  colorvariation他

 

車団地(カーだんち)は「車で寝泊まりをしながら良い雪を求め、旅をしながらパウダースノーを楽しむ」というコンセプトのスノーボードビデオシリーズです。

パウダーでのフリーライド映像がメインで、パウダー好きの人には何よりもおすすめしたいビデオです。  

 

パウダー
整備されてないゲレンデなどのさらさらした粉のような雪面

▼パウダースノー

 

スノーボードの滑りだけでなく、ドキュメンタリー映画や旅番組のような楽しさもあり国内では非常に高い人気を集めています。

これまで全9作が製作され、今年2018年には2年ぶりとなる10作目「CAR DANCHI 10 “ありが十」が販売されました。

どの作品もおすすめですので、興味のある方は是非見てみてください。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏は車団地を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. パウダースノーを滑っている映像を見ると、パウダーの気持ち良さを思い出して滑りに行きたくなります。また、車の中で自炊をして食事をしているシーンなどは冒険心をくすぐられて、旅に行きたくなります。

 

CAR DANCHI 10 カー団地 車団地 ありが十 One Films 18-19 SNOWBOARD DVD 予約

 

▼車団地10予告編(プロデューサー公式動画)

 

2 WEIRD JAPAN「WOW」

WEIRD JAPAN公式HP

公開年 2007年~
日本
主な人物 笠原啓二郎

 

WEIRD JAPAN(ワイヤード ジャパン)は、X-TRAIL JAM(エックス トレイル ジャム)などで活躍して日本のレジェンドプロスノーボーダー笠原啓二郎氏が中心となって活動するエンターテイメントスノーボードチームです。

 

X-TRAIL JAM
2001年から2008年まで東京ドームで開催されていた室内スノーボード競技大会。第1章で紹介したオリンピック金メダリストのショーン・ホワイト選手などが参加していた。

 

そしてそのWEIRD JAPANがYouTubeで配信しているビデオシリーズが「WOW」で、「エンターテイメントスノーボード」の名前の通り、一風変わった笑えるスノーボードを撮影し配信しています。  

一見「ふざけているだけ」にも見えますが、素晴らしい技術を持ったプロが本気でふざけるとこんなに面白い映像(笑える映像)になるのか、と観ていて非常に楽しめる映像です。

観たら友達と一緒に真似をせずにはいられないでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 楽しく撮影している雰囲気が伝わり、羨ましくも笑いながら見ています。また「自分ならこんなトリックをするかな」なども考えてしまいます。

 

3 Too Late Film「Anti Hero(アンチ ヒーロー)」

公開年 2017年~
日本
主な人物 堀尾義紀

 

Too Late Film(トゥー レイト フィルム)は北海道を拠点に活動しているスノーボードチームで、函館周辺のストリートスポットでのライディング映像(滑っている映像)が収録されたビデオが「Anti Hero」です。

   

メンバーの殆どが、本業は別にある社会人スノーボーダー達によって構成されていて「一般のスノーボーダーでもここまですごい映像が撮れるんだ」と胸を熱くさせてくれます。  

 

社会人スノーボーダー達によるビデオですがクオリティは非常に高く、海外のメディアからもピックアップされたことがある本格ビデオです。

収録されている映像も、日本中どこにでもあるような公園や街中などで撮影していますので、思わずスノーボードを持って公園に行きたくなってしまいますよ。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 作中では転んでいるシーンなども多いので、痛みを想像してしまい観ていると少し怖い気分になります。しかし、それでも何度もチャレンジする姿を観ると「自分も負けてられない」と感じスノーボードをしたくなります。

 

17-18 SNOW BOARDS DVD スノーボード ANTI HERO アンチヒーロー スノー snow dvd【あす楽対応】

 

 

 

 

4 レイトプロジェクト

公開年
日本
主な人物 瀧澤憲一

 

「レイトプロジェクト」はプロスノーボーダーの瀧澤憲一氏を中心に活動しているプロジェクトで、グラトリのハウツー動画の配信やDVDの販売などを行っています。

 

グラトリ
グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は「道具の選び方入門~滑り方で選ぶ~」で紹介!(このページはスノーボード観戦入門)

 

YouTubeでも一部の動画が配信されていますので、是非観てみてください。 グラトリのビデオが見たい人には一押しのビデオです。  

配信されているハウツー動画の内容は、グラトリがメインですが単純なトリック(技)だけでなく、地形を使ったトリックやターントリックなど様々な映像が撮影されています。

地形を使ったトリックとは例えばコース脇にあるコブや斜度が変わる場所などを使ってジャンプしたり、壁のようになっている地形を使ってターンしたりする事などを言います。  

 

▼地形を使ったトリックの例

 

 

難しいトリックから簡単なトリックまで色々観ることができるので、観ていてとても参考になります。  

また、ハウツーだけでなく、メンバーによる華麗なグラトリの映像も収録されているので、グラトリ好きにはたまらない作品でしょう。

気になった方はYouTubeの動画だけでも見てみてはいかがでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 格好いいトリックなどがあれば参考にして見ています。特にグラトリ(グラウンドトリック)の映像は見応えがあり、かっこよくて真似したくなります。

 

LATEproject 2018 vol.4 グラトリ・パーク&ハウツー LATE project レイトプロジェクト 10周年記念特別版 18-19 新作 SNOWBOARD DVD

 

 

 

5 Think Thank「Right Brain Left Brain(ライトブレイン レフトブレイン)」

 

公開年 2014年
主な人物 スコット・スティーブンス他

 

「Right Brain Left Brain(ライト ブレイン レフト ブレイン)」は、Think Thank(シンク サンク)というチームが2014年に製作した、ストリート映像中心のスノーボードビデオです。

これまで紹介したビデオとは違い、世界トップレベルのライダーも出演している、見応え抜群のビデオとなっています。  

 

「どこでもスノーボードを楽しむ」というコンセプトで、様々なフィールドで新しいスノーボードの楽しみ方を教えてくる作品です。

普通の公園や住宅街・廃墟のような場所・よくわからない建物の屋根の上など、様々なフィールドでスノーボードをし、繰り出すトリックもユニークな技ばかりですので思わず真似したくなります。  

 

 

 

特に私のおすすめはスコット・スティーブンスというライダーのパートで、遊び心あふれる滑りをしていてすごい真似したくなります。

「遊び心あふれる滑り」とはワンフット(片足だけボードに足を付けた状態)で色々な場所を滑り様々なトリックを繰り出したり、スコップを使ってフロントフリップ(前方宙返り)したりなど、常識的なスノーボードとは全く違う滑りのことです。  

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 観ていると興奮させられスノーボードをしたくなります。また、真似したくなるような格好いいトリックなどがあれば巻き戻して何度も見てしまいます。

 

SALE OFF!新品DVD![スノーボード] RIGHT BRAIN LEFT BRAIN!

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品【初級編】でした!次のページではおすすめスノーボードビデオ・映像作品【上級編】をご紹介します!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

最近の傾向では「大会に出て名前を上げ、有名になったらビデオの世界に転向する」というライダーが増えています。

それほどスノーボードビデオは魅力ある世界ですので、観たことがない人は是非一度ご覧になってほしいです。

毎年たくさんのビデオが発売されていますが、このページでは【上級編】と題して筆者がおすすめするの凄腕スノーボードスターたちの名作ビデオを紹介したいと思います。

 

6 Red bull「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」

 

公開年 2011年
アメリカ・オーストラリア
主な人物 トラビス・ライス

 

「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」は、世界一のスノーボーダーの一人と言われるトラビス・ライス氏が中心となって撮影・製作された2011年のスノーボードビデオです。




製作を行ったのは、エナジードリンクメーカーで、エクストリームスポーツのサポートを行うRedBullのメディアプロダクションが行いました。

 

エクストリームスポーツ

エクストリーム(extreme)は「過激な」という意味で、危険度が高くて興奮するようなスリルが魅力のスポーツをエクストリームスポーツと呼ぶ。

スノーボードの他にはスケートボードやBMX、パラグライダーやラフティングなどで行われている競技も含まれる。

 

世界トップレベルの豪華ライダー達が多数出演している非常に見応えあるビデオです。

普通のスキー場を滑っている映像は殆どなく、ビッグマウンテン(大きな山)でのフリーライドや、バックカントリー(ゲレンデのように整備された場所ではない雪面)でのビッグジャンプが中心で、地球規模で滑るスケールの大きさに圧倒されること間違いなしです。

 

ビッグマウンテン
「大きな山」という意味だがスノーボードビデオにおいては木も生えていないような標高の高い山で、ヘリやスノーモービル(雪上を走る車のようなマシン)でしか行けないような場所を指すことが一般的。

 

DVDやBlu-rayの他にiTunesStoreなどでオンライン配信もされています。

 

7 MackDawg Productions「Double Decade(ダブル ディケード)」

 

公開年 2008年
主な人物 JP ウォーカー他



「Double Decade(ダブル ディケード)」は2008年に製作されたビデオで、

・パーク(ジャンプ台などの障害物のあるゲレンデ)でのジャンプトリック(ジャンプ技)

・ストリートでの過激なジブトリック(BOXやレールなどの技※下図参照)

・バックカントリーでのスケールの大きいジャンプ

などのスノーボードの魅力を余すことなく収めたビデオです。


▼レール


photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater



長年スノーボードビデオ業界を牽引してきたMack Dawg Productions(マックダウ プロダクション)というフィルムメーカーが製作し、そこに世界トップレベルのライダー達が出演する事で完成しました。

Mack Dawg Productionsは、この「Double Decade」の発売を最後にその長い歴史に幕を下ろすことになりました。

最後の作品に相応しく非常に完成度が高くて見応えがあります。

妥協なくすごい滑りをしている映像ばかりが使われ、音楽と映像も完璧に冒頭から最後まで完璧にマッチしています。

オープニングからエンディングまで飽きることなく見ることができます。

 

今見ても非常に格好良く、今でも語り継がれる名作中の名作ですので、是非見てください。

 

 

▼JPウォーカー氏のパート

 

8 「KAMIKAZU(カミカズ)」

公開年 2018年
主な人物 國母和宏

 

バンクーバーオリンピックで注目を集めた國母和宏選手は、今は映像撮影をメインに活動し、世界トップレベルのビッグネームとなりました。

 

國母和宏選手(1988-)
2010年バンクーバーオリンピックで8位入賞の他、数々の世界大会で優勝や入賞をしたスノーボーダー。オリンピックで選手衣装を腰パンし賛否両論を巻き起こした。

 

「KAMIKAZU(カミカズ)」はそんな國母和宏の名前を冠したシグネチャービデオ(正式に著名人のお墨付きや監修を受けたビデオ)として2018年に発売されたビデオです。

國母和宏によって選びぬかれた、実力とスタイル(個性)が共存する世界のトップライダー達が出演しています。

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手やJakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)選手などのビッグネームも名前を連ね、オリンピックで活躍した平野歩夢選手(平昌五輪銀メダリスト:第1章で紹介!このページは第2章)も少し出演しています。

 

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手(1981-)
オーストリア出身のスノーボーダー。数多くのスノーボードビデオに出演。

 
 
 
 
 
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▼ギギ・ラフ選手の滑り

JakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)(1986-)
アメリカ出身のフリースタイルスノーボーダー。

 
 
 
 
 
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バックカントリーやビッグマウンテンを中心撮影された迫力ある映像は見逃せません!

 

VimeoやiTunes Storeなどオンラインで配信されています。

Kamikazu: A TransWorld SNOWboarding Production from The Orchard on Vimeo.

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 SHRED BOTS「SHREDTOPIA(シュレッドトピア)」

公開年 2015年
主な人物 トースタイン・ホーグモ他

 

X GAMES(スノーボードの世界的大会)でのゴールドメダリストであり、その他大会でも大活躍していたトースタイン・ホーグモ氏やアンドレアス・ウィグ氏が中心となって活動するチーム「SHRED BOTS(シュレッド・ボッツ)」が2015年に発売したビデオです。

 

▼トースタイン・ホーグモ氏

 
 
 
 
 
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▼アンドレアス・ウィグ氏

 
 
 
 
 
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この作品はバックカントリーでのジャンプや、パークでの滑りなどフリースタイルスノーボードの魅力がたっぷり詰まった一作となっています。

「SHRED BOTS」はほぼ毎年のようにビデオ製作を行い、YouTubeなどで無料ムービーの配信などもしています。

人気ライダーばかりが集まっていて、時代の最先端を行くような最新のトリックやスタイルを見ることができるので、「SHRED BOTS」が手がける他の作品もおすすめです。

 

15-16 DVD SNOW SHREDTOPIA DC presents Shred Bots (visb00162) ディーシー SNOWBOARD スノーボード【店頭受取対応商品】

 

 

10 Standard Films「Paradox(パラドックス)」

公開年 2005年
主な人物 マッズジョンソン他

 

初めて観た時に衝撃を受け、私のバイブルにもなっているスノーボードビデオを最後に紹介させてください。

「Paradox(パラドックス)」は今から13年前の2005年に販売された結構古いビデオですが、今観ても全然格好良く、夢中で見ることができると思います。

バックカントリーやストリートの映像が中心で、高校生の頃の國母和宏選手(先述)も出演しています。

また、今も破られていないマッズジョンソン氏によるキッカー(ジャンプ台)でのジャンプ飛距離の世界記録映像が収められています。その飛距離はなんと57m。

かなり衝撃的ですので是非見て欲しいです。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

 

しかもその記録は、ただ飛ぶだけでなくフロントサイド360で飛んでいるからなお衝撃的です。

現在YouTubeでも公開されています。

Standard Filmsのビデオは名作揃いですので、他の作品もおすすめです。

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品10選でした!是非興味のある方はご覧いただければと思います。きっと興奮しますし、スノーボードの滑りにも役立つと思います。

次のページではスノーボードの動画を観るなら是非知っておくべき「スノーボードビデオスター」を一挙13人ご紹介!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから