スノーボード観戦・鑑賞の魅力

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボード観戦・鑑賞の魅力

 

スノーボードで滑るのはもちろん楽しいですが、スノーボードの大会やビデオなどを「観戦・観賞する」というのも実はとても楽しいのです。

野球・サッカー・フィギュアスケートなどのスポーツ観戦と同様に、スノーボードをしない人でもスノーボード観戦(観賞)はとてもエキサイティングで魅力たっぷりです。

このWebonではそんなスノーボード観戦・観賞の魅力について書かせていただきます。

 

知られざるスノーボードビデオの世界

 

「スノーボードビデオ」「スノーボードの映像作品」を観たことがありますでしょうか?

「スノーボードの大会」は世界的に有名なオリンピックという大会で観る事ができ、観たことがある方も多いと思いますのでここでは少しだけ「スノーボードの動画鑑賞の魅力」についてお話させていただきます。

多くの方は「スノーボードの映像作品」をこれまで観たことが無く、どのようなものを指すのかイメージが付きにくいかもしれません。ウインタースポーツショップなどでたまに海外のスノーボードビデオが流されているので、見かけたことがある方はなんとなくはわかるかもしれません。

 

▼スノーボードビデオの例

 

しかし、多くのスノーボードビデオが制作されている海外でも、そうではない日本でも「スノーボードビデオに対する認識」というのはあまり変わりありません。

どこの国でもスノーボードはそこまでメジャーなスポーツではなく、スノーボードが好きな人以外には馴染みがありません

「スノーボード好きの人からは需要がある」程度、といった感じです。

 

そんなマイナーなスノーボードのビデオですが実はとっても面白く、他のスポーツビデオには無い誰でも楽しめるスノーボードビデオならではの魅力というものがあります。

その魅力とはズバリ「自然の美しさや恐ろしさも感じることができる」というものです。

スノーボードの映像作品の中では、普通なら誰も訪れる事のない雪山(それも急斜面)をスノーボーダーが一人で滑走していく様子が映されます。

その様子は自然を感じる事ができ、他のスポーツ映像作品ではなかなか見られない光景です。

また、スノーボードビデオは「面白い」「ふざけている」「笑える」などエンターテイメント要素がある事があるのも特徴だと思います。

詳しくは当Webonの第2章で紹介しますがそんな「大自然」と「エンターテインメント性」を兼ね備えたスポーツ映像作品は他には無いのではないでしょうか。

 

 

もちろんスノーボードのプレイでも格好いい映像やすごい映像には、単純に「こんなこと俺ならできない」と興奮させられながら私は観ています。

また、スノーボードを滑るのが私は格好いいトリック(技)や滑りなどがあれば真似したくなり、イメージトレーニングに使ったりします。

様々な角度から、是非自分だけの楽しみ方を見つけていただければと思います。

 

知ればもっと面白い!

 

単純に私はスノーボードのビデオや大会を見るのが好きです。ビデオに出ていたかっこいいプロスノーボーダーに憧れてスノーボードにハマっていったと言っても過言ではありません。

スノーボードはオリンピック種目になったこともあって(1998年より)、最近目に入れる機会は多くなりましたが、まだスノーボード観戦・鑑賞の面白さは知らない人も多いと思います。

そんな「まだスノーボード観戦・観賞の面白さを知らない方」に是非スノーボードを「観る」ことの楽しさを知って欲しいです。

 

スノーボードの格好良さや面白さが伝わり、さらにスノーボードが好きになってもらえればと思います。

スノーボードを観戦・観賞すれば、これまで知らなかった滑り方や、技などに新たに触れることができるはずです。

これまで気づかなかったスノーボードの魅力を知ってもらい「自分もあんな滑りをしてみたい」と感じていただければ幸いです。

 

まずはスノーボードにはどんな種目があるのかを紹介していきます。知ればもっとスノーボード観戦が楽しくなるはずです!

 

 

 

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードの大会種目を知ろう!

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北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードの大会種目

 

スノーボードの大会競技は、オリンピックでも日本人がメダルを獲得して話題を集めましたので「少しは観たことがある」という人も多いと思います。

しかしその反面「ルールや見どころなどがわからなくてあまり楽しめなかった」という人も多いのではないでしょうか。

この第1章ではそんなスノーボードの大会や種目を、初心者の方でももっと楽しめるようにルールや見どころなどを6ページにわたり解説していきたいと思います。

また、スノーボードではオリンピック種目となった競技以外にも様々な競技があり、オリンピック以上に楽しめる大会なども多々あります。

まずはこのページで、スノーボードの大会種目を紹介していきます。

 

種目

1 ハーフパイプ

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 平野歩夢・ショーンホワイト

▲平野歩夢選手のハーフパイプの様子

 

ハーフパイプは、オリンピックで日本代表の平野歩夢選手が2大会連続のメダルを獲得したことで話題になったので知っている人も多いのではないでしょうか。

 

▼平野歩夢選手

 

 

大きなパイプを半分に切ったようなコースで、その壁を駆け上ってジャンプ。その演技の採点を競う競技です。

 

ハーフパイプの壁の高さは大会によって異なり、大きなもので約6m、さらにそこから6m以上のジャンプをするので地上からは10mを超えるジャンプとなります。

その高さの迫力と技の華麗さは圧巻です。

 

 

 

ハーフパイプについて詳しくは後のページで!

 

2 スロープスタイル

▲スロープスタイルの会場 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 角野友基・セバスチャントータント・鬼塚雅

▲スロープスタイルの様子

 

スロープスタイルもオリンピック種目になりましたので知っている人も多いと思います。

キッカー(ジャンプ台)でジャンプしたり、レール(手すりのようなアイテム)やBOX(箱型のアイテム)などの「ジブアイテム」と呼ばれるものが設置されたコースで技を決めながら滑ります。その演技が採点されて、点数を競います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

様々なアイテムが設置されたユニークなコースで様々な技を繰り出しながら滑走する実にエキサイティングな競技で、その「ジャンプの高さ」と「格好良さ」はスノーボード好きでなくても楽しめるでしょう。

 

 

スロープスタイルについて詳しくは後のページで!

 

3 ビッグエア(ストレートジャンプ)

▲ビッグエアの様子

▲ビッグエアの様子

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 鬼塚雅

 

ビッグエアは「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」とも呼ばれる競技で、キッカー(ジャンプ台)で一発のジャンプの採点を競う競技です。

先ほどご紹介したスロープスタイルのコースにもキッカーはありますが、一発だけに勝負をかけるのでビッグエアは大技が見られるのが魅力です。

 

ビッグエアではスロープスタイルのキッカーよりも巨大なものを使用するので、高難易度のトリックがしやすく、最高でクワッドコーク1800(縦に4回転横に5回転)という異次元の大技まで生まれています。

 

▼クワッドコーク1800

 

 

ビッグエアについて詳しくは後のページで!

 

4 スラローム(パラレル回転)

形式 タイム
同時滑走人数 1~2人
オリンピック
有名な選手 竹内智香・エステルレデツカ

▲竹内智香選手のスラローム(パラレル大回転)

 

スラローム(スラロームは「パラレル回転」と呼ばれたり「パラレル大回転」(ジャイアントスラローム)と呼ばれる種類があります)は、旗門(青と赤の旗のようなもの)が設置されたコースを滑り降りるタイムを競うレーシング競技です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転は、設置された旗門の間隔が違います。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンで「回転」よりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードの大会では二人同時に滑る「パラレル」が一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼ばれます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

竹内智香選手がソチオリンピックで銀メダルを獲得したことで有名になった種目で、スキーでの同様の競技があるので見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

▼竹内智香選手

 

 

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これまで紹介した、演技を競うフリースタイル種目と違い、スラロームはスピード勝負の競技です。

ちなみにスラロームの選手は一般的に市販されているスノーボードの道具とは違い、アルペンボードとハードブーツという専門の道具を使用して行います。

 

 

スラロームについて詳しくは後のページで!

 

5 スノーボードクロス

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

形式 レース
同時滑走人数 4人~
オリンピック
有名な選手 ピエールボルティエ

▲スノーボードクロスの様子

 

スノーボードクロスは、キッカー(ジャンプ台)やバンク(斜めになった斜面)、ウェーブ(起伏)などが設置されたコースを4〜6人くらいが一斉にスタートして着順を競う競技です。

 

 

スピード勝負の競技ですが、スラロームと違い、基本的にタイムは関係なく着順で勝敗が決定します。

そのため、スピードだけでなく選手間の駆け引きなども魅力の競技です。F1などのモータースポーツにも似た楽しさがあります。

 

 

スノーボードクロスについて詳しくは後のページで!

 

6 テクニカル

▲「テクニカル」はターンの美しさなどを競う

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手

▼テクニカル選手権の様子

 

テクニカルはターンの技術を競う競技です。

タイムは関係なく、ターンの美しさや技術力などを競います。

 

スノーボードを詳しくない人なら知らない人も多い種目かもしれませんが、国内ではとても人気の競技で、毎年全日本選手権をはじめとして様々な大会が開催されています。

ハーフパイプなどのジャンプをする競技や、スラロームのようなスピードを出す競技と違い、危険性が少ないので、選手としても気軽に挑戦しやすい魅力があります。

 

 

テクニカルについて詳しくは後のページで!

 

7 バンクドスラローム

形式 タイム
同時滑走人数 1人
オリンピック -(パラリンピック)
有名な選手 成田緑夢

▲バンクドスラロームの様子

 

バンクドスラロームは、バンク(傾斜のある斜面)やウェーブ(起伏)などのコースを滑り、そのタイムを競う競技です。

オリンピック種目ではありませんが、パラリンピックで成田緑夢選手が金メダルを獲得し話題を集めました。

 

バンクドスラロームはパラリンピックの種目ですが、身障者のための競技というわけではなく、むしろ最近巷では流行になっている人気の競技です。

コースは先ほどご紹介したスノーボードクロスのコースにも似ていますが、より複雑なコースが設定され、一人ずつ滑りタイムを競います。

 

バンクやウェーブが設置された3D(立体的)なコースは滑るだけでの楽しいので、もしバンクドスラロームが設置されたゲレンデがあれば是非滑ってみて欲しいです。

 

種目ごとに全く違う魅力がある!

 

このページではスノーボードの様々な種目について紹介しました。

スノーボードはジャンプやレースが注目されがちですが、テクニカルやバンクドスラロームなどのひと味違った種目などもあります。

これまで過激なジャンプなどに興味がなく、スノーボードに興味のなかった人でも他の種目を見たら考えが変わるかもしれません。

是非一度、色々なスノーボードの種目を見てみてはいかがでしょうか!

 

次のページでは代表的なスノーボードの大会についてご紹介していきます!それぞれ特徴のある大会ばかり。是非観戦してみてください!

 

 

 

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

超凄い!スノーボード動画集!おすすめスノーボードビデオスター13選

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

第1章では大会をメインにして活躍する代表的なプロスノーボーダーを紹介しました。

このページでは、映像撮影・ビデオ製作の方で活躍するプロスノーボーダー達を紹介していきます。  

オリンピックなどの注目される舞台に立つことがないので、スノーボードを知らない人からしたら聞いたこともないライダー達だと思いますが、その実力はオリンピック選手にも決して負けないすごいスノーボーダー達です。

ビデオで活躍するライダーはアスリートとしてだけでなく、滑りの格好良さも求める表現者としての一面もあり非常に個性的な人達が集まっています。  

今回は、そんなビデオスター達の中でも最低限知っておきたい代表的なライダーを紹介します。

「現在世界クラスで活躍するトップライダー」から「レジェンドと言われる伝説のライダー」まで。 スノーボード好きを名乗るなら絶対知っておきいた方がライダー達です。  

※各選手Twitter・Instagram・Youtubeなどで滑りを観る事ができます。是非興味のあるプレイヤーをフォローしてみてください!

 

1 JP・ウォーカー(JP Walker)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年10月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
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JP・ウォーカー氏は現在40歳と超ベテランですが、今でも現役として第一線で活躍するライダーです。

10代の頃からずっと第一線で活躍し、数多くのすごい映像を残してきたレジェンド中のレジェンドです。  

世界で初めてダブルコークをメイクした人物でもあり、多大な功績を残しています。

 

ダブルコーク

ダブルコークは回転軸をずらしながら、空中で縦に2回転、横に3回転するジャンプ技。JP・ウォーカー氏は今まで「不可能」と言われていた技を初めて成功させた、という事。

 

ダブルコークを生み出した人ですが、実はジャンプよりもジブ(レールやBOX)が得意で、ストリートでの映像撮影をメインに活動しています。

 

▼レール

photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater

 

2 トラビス・ライス(Travis Rice)

photo by NuitNoire CC BY-SA 3.0

出身国 アメリカ
生年月日 1982年10月9日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

「現役でNo.1スノーボーダーは誰だ?」という話題になると、このトラビス・ライスの名前が真っ先に上がるでしょう。

圧倒的な身体能力の高さと技術、度胸で、世界のトップライダーたちも驚くような映像を毎年残し続けているスーパースターです。

主に、ビッグマウンテン(標高の高い山)でのフリーライド(ジャンプやトリック・ターンなどをする滑り)や、バックカントリー(整備されたゲレンデではない場所)での自然の地形を活かしたジャンプなどをメインに撮影していて、その度肝を抜く大きなジャンプは圧巻です。  

 

3 ジョン・ジャクソン(John Jackson)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1983年10月13日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ジョン・ジャクソン氏も先述したトラビス・ライス氏と同じく、ビッグマウンテンでのフリーライドや、バックカントリーでのジャンプなどをメインに撮影しているライダーです。

昔から大会には全く出なかったので、スノーボードビデオに興味がなければ知らない方も多いでしょう。

しかし、ビデオの世界では「年間最優秀ライダー」という称号を獲得したことがある超ビッグネームで、毎年すごい映像を見せてくれます。 フルオーリーからの高くて格好いいジャンプが魅力で、個人的に一番好きなライダーです。

 

フルオーリー

スノーボードはジャンプすることを「オーリー」と言う。思いっきり踏み切ってジャンプすることを「フルオーリー」と言う。

 

4 トースタイン・ホーグモ(Torstein Horgmo)

 
 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1987年1月18日
チャンネル Youtube/Vimeo
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トースタイン・ホーグモは、今最も勢いのあるビデオスターです。華のある滑りが特徴的で、非常に高い人気があります。

トリプルコーク(簡単に言えば軸の回転が3回の回転)を世界で初めてメイクしたライダーでもあり、高難易度のトリックを格好良く魅せることができる数少ないライダーです。  

 

5 セージ・コツェンバーグ(Sage Kotsenburg)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1993年7月27日
チャンネル Youtube/Vimeo
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2014年のソチ・オリンピックのスロープスタイル金メダリストで、知っている人も多いのではないでしょうか。

ソチ・オリンピック後は殆ど大会には出なくなり、ビデオ製作の方をメインに活躍しています。

現在はストリートをメインに撮影をしていて、時に警察に怒られたりしながら撮影をしています。  

 

6 ジェレミー・ジョーンズ(フリーライド)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1975年1月14日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ジェレミー・ジョーンズは、フリーライドをメインに活躍しているライダーです。

殆ど垂直にも近いような急斜面や、崖を滑ったりなどエクストリームな迫力ある滑り(危険な場所を滑ったり、猛スピードで滑ったりなど「過激でスリルある滑り」)をします。

 

ターン技術の高さは世界一とも言われていて、オリンピック選手とはまた一味違う別次元の技術の滑りを観ることができます。  

 

7 ジェレミー・ジョーンズ(ストリート)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年1月2日
チャンネル Youtube/Vimeo
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先ほど紹介したジェレミー・ジョーンズ氏と同姓同名ですが、全く違うライダーです。   ジェレミー・ジョーンズ氏は、最初に紹介したJP・ウォーカー氏の相棒として一緒に活躍してきたライダーです。

JP・ウォーカー氏と同じくストリートでの撮影をメインに活動し、今も活躍中のレジェンドです。

格好いい滑りをすることにこだわり、撮影のシチュエーションに合わせて服装まで変えるのは有名な話です。そのスタイルある(個性のある)滑りは一度観ると虜になります。

 

8 國母和宏(こくぼ かずひろ)

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1988年8月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2010年のバンクーバーオリンピックの腰パン騒動で有名になったので知っている方も多いでしょう。

オリンピックではあまり活躍できませんでしたが、その後日本人で初めてとなるX-GAMES(世界的なスノーボードの大会)でゴールドメダルを獲得するなど大活躍し、現在は映像撮影をメインに活動しています。

映像撮影の方でも大活躍で、今では世界でも十本の指に数えられる程のビッグネームとなりました。

2018年には自身の名前を冠したビデオ「KAMIKAZU」が製作され、さらに活躍の場を広げています。  

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 中井孝治

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1984年3月10日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2018年の平昌オリンピックで解説をしていた方です。 今も現役で、世界レベルで活躍するライダーの一人です。

自身も2006年のトリノオリンピック・ハーフパイプで5位入賞経験もある実力者で、ハーフパイプで磨いた高いジャンプ技術とオリジナリティある滑りで国内外から高い人気を集めています。  

 

▼ハーフパイプのコース

photo by sookie 

 

10 スコット・スティーブンス

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ワンフットトリック(片足での技:上記youtube動画に出てきます。1:17辺り)などをはじめとした、見たことも想像したこともないような斬新なトリックなど、非常に印象的な滑りをするライダーです。

彼のビデオパートを一度観るとスノーボードの常識が壊されるほどのインパクトがあります。

しかも、どんな滑りも非常に格好良い上にテクニカルで「板を使うテクニックなら世界一なのではないか」と言われ、全く違うジャンルの世界一がここにはあります。  

 

11 テリエ・ハーコンセン(Terje Haakonsen)

 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1974年10月11日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

「スノーボードの神様」と称されるレジェンドです。

現在は半分引退した状態で、プロスノーボーダーとしての活動はほぼしていませんが今でも強い影響力を持っています。

1998年長野オリンピック・ハーフパイプの金メダル候補でしたが、オリンピック協会とのいざこざでオリンピックをボイコットし、そのせいで他の有力選手もオリンピックに出ないという事態にまで発展した絶大な影響力を持っている人物です。

ハーフパイプ以外にもビッグマウンテンなどで数多くの映像を残しています。 一応今でもBURTON(世界的スノーボード道具メーカー)の所属ライダーとなっています。  

 

12 ジェイミー・リン(Jamie Lynn)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1973年9月26日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ジェイミー・リンも、現在はプロスノーボーダーとしては殆ど引退している「レジェンドライダー」の一人です。

一つ前でご紹介したテリエ・ハーコンセンと同じ時期に活動していました。

当時から大会などの表舞台には出ずに映像撮影を行い「スノーボードビデオスター」のパイオニア的な存在として今でも多大な影響力を持っています。

トゥイークなど特徴的なグラブトリックを生み出し、スノーボード界に「スタイル」という概念を生み出した人でもあります。

スタイル・・・ここでは「個性を出した滑りやカッコつけた滑り」のこと

 

▼トゥイーク

 

今でもLib Technology社からシグネチャーモデル(著名人が監修や作成に正式に関わったモデル)が販売されています。  

 

▼ジェイミー・リンのシグネチャーモデル

18-19 LIB TECH/リブテック JAMIE LYNN POENIX TITTY FISH パウダー メンズ 板 スノーボード 予約商品 2019

 

13 ピーター・ライン(Peter Line)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1974年8月3日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

こちらもレジェンドライダーとして是非知っておいてほしいライダーです。

「歴代最高のジャンパー」としてまず最初に名前が上がるライダーで、バックサイドロデオやミスティフリップなどの生みの親でもあります。

▼バックサイドロデオ

 

現在はウェアメーカー「DAKINE」のデザイナーを務めています。  

▼DAKINEのウェア

DAKINE/ダカイン メンズ スノーボードウェア ジャケット AI232-753 スノーウェア スノボウェア スノボーウェア スノボウエア スノージャケット 上 スキーウェア スキージャケット 男性用

 

以上、最低限知っておくとスノーボードの映像作品を楽しめる「スノーボードビデオスター」でした!是非興味のある方はこれらのスターたちが出演している作品を観ていただければと思います!

 

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門は以上になります。知られざるスノーボードの映像の世界を堪能していただければと思います。スノーボードに興味がある方は滑って、観て、スノーボードにハマってください!

 

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

おすすめスノーボードビデオ10選 【初級編】

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大会では決して見られない、技術よりも格好良さや凄さにこだわった滑りを観ることができるのがスノーボードの動画、つまり「スノーボードビデオ」です。

ビデオにこそスノーボードのあらゆる魅力がつまっていますので、スノーボード好きなら是非大会だけでなく、スノーボードビデオも観ることをおすすめします。

このページからは、そんな「スノーボードビデオの世界」を紹介していきたいと思います。  

 

しかしスノーボードビデオというものは、スノーボード初心者にとって滑っているフィールドのスケールもライダーのレベルも桁違いすぎて、現実感が湧かないような映像ばかりです。

そこでまずこのページでは「おすすめスノーボードビデオ 【初級編】」と題して、観て楽しめてさらに思わず真似したくなるようなビデオ・映像作品を紹介していきたいと思います。

今すぐスキー場に行きたくなってしまうようなおすすめビデオを紹介しますので、是非チェックしてください。  

 

1 車団地(CAR DANCHI(カーだんち))

公開年 2005年~
日本
主な人物  colorvariation他

 

車団地(カーだんち)は「車で寝泊まりをしながら良い雪を求め、旅をしながらパウダースノーを楽しむ」というコンセプトのスノーボードビデオシリーズです。

パウダーでのフリーライド映像がメインで、パウダー好きの人には何よりもおすすめしたいビデオです。  

 

パウダー
整備されてないゲレンデなどのさらさらした粉のような雪面

▼パウダースノー

 

スノーボードの滑りだけでなく、ドキュメンタリー映画や旅番組のような楽しさもあり国内では非常に高い人気を集めています。

これまで全9作が製作され、今年2018年には2年ぶりとなる10作目「CAR DANCHI 10 “ありが十」が販売されました。

どの作品もおすすめですので、興味のある方は是非見てみてください。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏は車団地を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. パウダースノーを滑っている映像を見ると、パウダーの気持ち良さを思い出して滑りに行きたくなります。また、車の中で自炊をして食事をしているシーンなどは冒険心をくすぐられて、旅に行きたくなります。

 

CAR DANCHI 10 カー団地 車団地 ありが十 One Films 18-19 SNOWBOARD DVD 予約

 

▼車団地10予告編(プロデューサー公式動画)

 

2 WEIRD JAPAN「WOW」

WEIRD JAPAN公式HP

公開年 2007年~
日本
主な人物 笠原啓二郎

 

WEIRD JAPAN(ワイヤード ジャパン)は、X-TRAIL JAM(エックス トレイル ジャム)などで活躍して日本のレジェンドプロスノーボーダー笠原啓二郎氏が中心となって活動するエンターテイメントスノーボードチームです。

 

X-TRAIL JAM
2001年から2008年まで東京ドームで開催されていた室内スノーボード競技大会。第1章で紹介したオリンピック金メダリストのショーン・ホワイト選手などが参加していた。

 

そしてそのWEIRD JAPANがYouTubeで配信しているビデオシリーズが「WOW」で、「エンターテイメントスノーボード」の名前の通り、一風変わった笑えるスノーボードを撮影し配信しています。  

一見「ふざけているだけ」にも見えますが、素晴らしい技術を持ったプロが本気でふざけるとこんなに面白い映像(笑える映像)になるのか、と観ていて非常に楽しめる映像です。

観たら友達と一緒に真似をせずにはいられないでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 楽しく撮影している雰囲気が伝わり、羨ましくも笑いながら見ています。また「自分ならこんなトリックをするかな」なども考えてしまいます。

 

3 Too Late Film「Anti Hero(アンチ ヒーロー)」

公開年 2017年~
日本
主な人物 堀尾義紀

 

Too Late Film(トゥー レイト フィルム)は北海道を拠点に活動しているスノーボードチームで、函館周辺のストリートスポットでのライディング映像(滑っている映像)が収録されたビデオが「Anti Hero」です。

   

メンバーの殆どが、本業は別にある社会人スノーボーダー達によって構成されていて「一般のスノーボーダーでもここまですごい映像が撮れるんだ」と胸を熱くさせてくれます。  

 

社会人スノーボーダー達によるビデオですがクオリティは非常に高く、海外のメディアからもピックアップされたことがある本格ビデオです。

収録されている映像も、日本中どこにでもあるような公園や街中などで撮影していますので、思わずスノーボードを持って公園に行きたくなってしまいますよ。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 作中では転んでいるシーンなども多いので、痛みを想像してしまい観ていると少し怖い気分になります。しかし、それでも何度もチャレンジする姿を観ると「自分も負けてられない」と感じスノーボードをしたくなります。

 

17-18 SNOW BOARDS DVD スノーボード ANTI HERO アンチヒーロー スノー snow dvd【あす楽対応】

 

 

 

 

4 レイトプロジェクト

公開年
日本
主な人物 瀧澤憲一

 

「レイトプロジェクト」はプロスノーボーダーの瀧澤憲一氏を中心に活動しているプロジェクトで、グラトリのハウツー動画の配信やDVDの販売などを行っています。

 

グラトリ
グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は「道具の選び方入門~滑り方で選ぶ~」で紹介!(このページはスノーボード観戦入門)

 

YouTubeでも一部の動画が配信されていますので、是非観てみてください。 グラトリのビデオが見たい人には一押しのビデオです。  

配信されているハウツー動画の内容は、グラトリがメインですが単純なトリック(技)だけでなく、地形を使ったトリックやターントリックなど様々な映像が撮影されています。

地形を使ったトリックとは例えばコース脇にあるコブや斜度が変わる場所などを使ってジャンプしたり、壁のようになっている地形を使ってターンしたりする事などを言います。  

 

▼地形を使ったトリックの例

 

 

難しいトリックから簡単なトリックまで色々観ることができるので、観ていてとても参考になります。  

また、ハウツーだけでなく、メンバーによる華麗なグラトリの映像も収録されているので、グラトリ好きにはたまらない作品でしょう。

気になった方はYouTubeの動画だけでも見てみてはいかがでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 格好いいトリックなどがあれば参考にして見ています。特にグラトリ(グラウンドトリック)の映像は見応えがあり、かっこよくて真似したくなります。

 

LATEproject 2018 vol.4 グラトリ・パーク&ハウツー LATE project レイトプロジェクト 10周年記念特別版 18-19 新作 SNOWBOARD DVD

 

 

 

5 Think Thank「Right Brain Left Brain(ライトブレイン レフトブレイン)」

 

公開年 2014年
主な人物 スコット・スティーブンス他

 

「Right Brain Left Brain(ライト ブレイン レフト ブレイン)」は、Think Thank(シンク サンク)というチームが2014年に製作した、ストリート映像中心のスノーボードビデオです。

これまで紹介したビデオとは違い、世界トップレベルのライダーも出演している、見応え抜群のビデオとなっています。  

 

「どこでもスノーボードを楽しむ」というコンセプトで、様々なフィールドで新しいスノーボードの楽しみ方を教えてくる作品です。

普通の公園や住宅街・廃墟のような場所・よくわからない建物の屋根の上など、様々なフィールドでスノーボードをし、繰り出すトリックもユニークな技ばかりですので思わず真似したくなります。  

 

 

 

特に私のおすすめはスコット・スティーブンスというライダーのパートで、遊び心あふれる滑りをしていてすごい真似したくなります。

「遊び心あふれる滑り」とはワンフット(片足だけボードに足を付けた状態)で色々な場所を滑り様々なトリックを繰り出したり、スコップを使ってフロントフリップ(前方宙返り)したりなど、常識的なスノーボードとは全く違う滑りのことです。  

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 観ていると興奮させられスノーボードをしたくなります。また、真似したくなるような格好いいトリックなどがあれば巻き戻して何度も見てしまいます。

 

SALE OFF!新品DVD![スノーボード] RIGHT BRAIN LEFT BRAIN!

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品【初級編】でした!次のページではおすすめスノーボードビデオ・映像作品【上級編】をご紹介します!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

最近の傾向では「大会に出て名前を上げ、有名になったらビデオの世界に転向する」というライダーが増えています。

それほどスノーボードビデオは魅力ある世界ですので、観たことがない人は是非一度ご覧になってほしいです。

毎年たくさんのビデオが発売されていますが、このページでは【上級編】と題して筆者がおすすめするの凄腕スノーボードスターたちの名作ビデオを紹介したいと思います。

 

6 Red bull「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」

 

公開年 2011年
アメリカ・オーストラリア
主な人物 トラビス・ライス

 

「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」は、世界一のスノーボーダーの一人と言われるトラビス・ライス氏が中心となって撮影・製作された2011年のスノーボードビデオです。




製作を行ったのは、エナジードリンクメーカーで、エクストリームスポーツのサポートを行うRedBullのメディアプロダクションが行いました。

 

エクストリームスポーツ

エクストリーム(extreme)は「過激な」という意味で、危険度が高くて興奮するようなスリルが魅力のスポーツをエクストリームスポーツと呼ぶ。

スノーボードの他にはスケートボードやBMX、パラグライダーやラフティングなどで行われている競技も含まれる。

 

世界トップレベルの豪華ライダー達が多数出演している非常に見応えあるビデオです。

普通のスキー場を滑っている映像は殆どなく、ビッグマウンテン(大きな山)でのフリーライドや、バックカントリー(ゲレンデのように整備された場所ではない雪面)でのビッグジャンプが中心で、地球規模で滑るスケールの大きさに圧倒されること間違いなしです。

 

ビッグマウンテン
「大きな山」という意味だがスノーボードビデオにおいては木も生えていないような標高の高い山で、ヘリやスノーモービル(雪上を走る車のようなマシン)でしか行けないような場所を指すことが一般的。

 

DVDやBlu-rayの他にiTunesStoreなどでオンライン配信もされています。

 

7 MackDawg Productions「Double Decade(ダブル ディケード)」

 

公開年 2008年
主な人物 JP ウォーカー他



「Double Decade(ダブル ディケード)」は2008年に製作されたビデオで、

・パーク(ジャンプ台などの障害物のあるゲレンデ)でのジャンプトリック(ジャンプ技)

・ストリートでの過激なジブトリック(BOXやレールなどの技※下図参照)

・バックカントリーでのスケールの大きいジャンプ

などのスノーボードの魅力を余すことなく収めたビデオです。


▼レール


photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater



長年スノーボードビデオ業界を牽引してきたMack Dawg Productions(マックダウ プロダクション)というフィルムメーカーが製作し、そこに世界トップレベルのライダー達が出演する事で完成しました。

Mack Dawg Productionsは、この「Double Decade」の発売を最後にその長い歴史に幕を下ろすことになりました。

最後の作品に相応しく非常に完成度が高くて見応えがあります。

妥協なくすごい滑りをしている映像ばかりが使われ、音楽と映像も完璧に冒頭から最後まで完璧にマッチしています。

オープニングからエンディングまで飽きることなく見ることができます。

 

今見ても非常に格好良く、今でも語り継がれる名作中の名作ですので、是非見てください。

 

 

▼JPウォーカー氏のパート

 

8 「KAMIKAZU(カミカズ)」

公開年 2018年
主な人物 國母和宏

 

バンクーバーオリンピックで注目を集めた國母和宏選手は、今は映像撮影をメインに活動し、世界トップレベルのビッグネームとなりました。

 

國母和宏選手(1988-)
2010年バンクーバーオリンピックで8位入賞の他、数々の世界大会で優勝や入賞をしたスノーボーダー。オリンピックで選手衣装を腰パンし賛否両論を巻き起こした。

 

「KAMIKAZU(カミカズ)」はそんな國母和宏の名前を冠したシグネチャービデオ(正式に著名人のお墨付きや監修を受けたビデオ)として2018年に発売されたビデオです。

國母和宏によって選びぬかれた、実力とスタイル(個性)が共存する世界のトップライダー達が出演しています。

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手やJakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)選手などのビッグネームも名前を連ね、オリンピックで活躍した平野歩夢選手(平昌五輪銀メダリスト:第1章で紹介!このページは第2章)も少し出演しています。

 

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手(1981-)
オーストリア出身のスノーボーダー。数多くのスノーボードビデオに出演。

 
 
 
 
 
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▼ギギ・ラフ選手の滑り

JakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)(1986-)
アメリカ出身のフリースタイルスノーボーダー。

 
 
 
 
 
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バックカントリーやビッグマウンテンを中心撮影された迫力ある映像は見逃せません!

 

VimeoやiTunes Storeなどオンラインで配信されています。

Kamikazu: A TransWorld SNOWboarding Production from The Orchard on Vimeo.

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 SHRED BOTS「SHREDTOPIA(シュレッドトピア)」

公開年 2015年
主な人物 トースタイン・ホーグモ他

 

X GAMES(スノーボードの世界的大会)でのゴールドメダリストであり、その他大会でも大活躍していたトースタイン・ホーグモ氏やアンドレアス・ウィグ氏が中心となって活動するチーム「SHRED BOTS(シュレッド・ボッツ)」が2015年に発売したビデオです。

 

▼トースタイン・ホーグモ氏

 
 
 
 
 
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▼アンドレアス・ウィグ氏

 
 
 
 
 
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この作品はバックカントリーでのジャンプや、パークでの滑りなどフリースタイルスノーボードの魅力がたっぷり詰まった一作となっています。

「SHRED BOTS」はほぼ毎年のようにビデオ製作を行い、YouTubeなどで無料ムービーの配信などもしています。

人気ライダーばかりが集まっていて、時代の最先端を行くような最新のトリックやスタイルを見ることができるので、「SHRED BOTS」が手がける他の作品もおすすめです。

 

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10 Standard Films「Paradox(パラドックス)」

公開年 2005年
主な人物 マッズジョンソン他

 

初めて観た時に衝撃を受け、私のバイブルにもなっているスノーボードビデオを最後に紹介させてください。

「Paradox(パラドックス)」は今から13年前の2005年に販売された結構古いビデオですが、今観ても全然格好良く、夢中で見ることができると思います。

バックカントリーやストリートの映像が中心で、高校生の頃の國母和宏選手(先述)も出演しています。

また、今も破られていないマッズジョンソン氏によるキッカー(ジャンプ台)でのジャンプ飛距離の世界記録映像が収められています。その飛距離はなんと57m。

かなり衝撃的ですので是非見て欲しいです。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

 

しかもその記録は、ただ飛ぶだけでなくフロントサイド360で飛んでいるからなお衝撃的です。

現在YouTubeでも公開されています。

Standard Filmsのビデオは名作揃いですので、他の作品もおすすめです。

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品10選でした!是非興味のある方はご覧いただければと思います。きっと興奮しますし、スノーボードの滑りにも役立つと思います。

次のページではスノーボードの動画を観るなら是非知っておくべき「スノーボードビデオスター」を一挙13人ご紹介!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門

 

このWebonでは「観るスノーボード」つまりスノーボードの大会や動画をより面白く観る為の知識を紹介していきます!

スノーボード種目のルールや見どころ、そしておすすめ映像作品まで、読めば観たくなる事間違い無しです!

はじめに

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』の魅力

 

第1章 スノーボードの大会の世界

スノーボードの大会種目を知ろう!

代表的なスノーボードの大会を知ろう!

ハーフパイプの大会の楽しみ方

スロープスタイル/ビッグエアの大会の楽しみ方

アルペン/スノーボードクロス/テクニカルの大会の楽しみ方

知っておきたいプロスノーボーダー14選

 

第2章 スノーボードビデオの世界

おすすめスノーボードビデオ10選 【初級編】

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

知っておきたいスノーボードビデオスター13選