「好きなもの」にフォーカスした日本で唯一のWebメディア「Webon(ウェボン)」は8月18日(日)に『谷山浩子入門』を出版いたします。
是非、サイトWebonでも、電子書籍Webonブックスでも「好き」を存分いご堪能いただければと思います!引き続き、Webonをよろしくお願いいたします!!
・8/18(土)発売
『谷山浩子入門 ~唯一無二の音楽家~』著:加藤千鶴
価格:税込480円
Kindle Unlimited対応
販売サイトへ(Amazon)
「好きなもの」にフォーカスした日本で唯一のWebメディア「Webon(ウェボン)」は8月18日(日)に『谷山浩子入門』を出版いたします。
是非、サイトWebonでも、電子書籍Webonブックスでも「好き」を存分いご堪能いただければと思います!引き続き、Webonをよろしくお願いいたします!!
・8/18(土)発売
『谷山浩子入門 ~唯一無二の音楽家~』著:加藤千鶴
価格:税込480円
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伝説のバンド「JAGATARA」はボーカルの江戸アケミによる蛇を食いちぎるなどの過激なパフォーマンスが注目されました。精神疾患を患い36歳でこの世を去った江戸アケミの音楽に向き合う様は「真面目に生きることは壮絶である」ということをまざまざと見せつけられる思いです。
このWebonではJAGATARAの軌跡と共に作品を紹介していきます。江戸アケミの生き様や作品の魅力を是非知っていただきたいです。
「自分で自分をカミソリで切りつける」など過激なライヴ・パフォーマンスが話題になったJAGATARA。名盤「南蛮渡来」の作品紹介や、江戸アケミが精神疾患が発症した経緯などをお伝えします。
軌跡① 【ヘビを食いちぎる過激パフォーマンス】
軌跡② 【江戸アケミ精神疾患の発症】
江戸アケミは奇跡の復帰を果たします。アルバム「裸の王様」は薬漬けでまだひどい状態とは感じられない切れ味鋭いボーカル。江戸アケミの死、そしてその後のJAGATARAについてもお伝えします。
著者 積 緋露雪
1964年生まれ。音楽雑誌「CDで~た」の執筆・編集・企画を担当。ライター歴20年以上。小説『審問官』シリーズ出版。
お問い合わせはこちらから
このサイト(Webon)では、それぞれのジャンルの専門家(それを好きな人)が作成した【入門】コンテンツが多く集まったサイトです。
カンフー映画・落語・クラシックコンサート・バス釣り・モータースポーツなどなどジャンルは多岐に渡り、それぞれが1ページではなく7~30ページと本のように体系的にそのジャンルを学ぶことができます。
下記に様々な【入門】をジャンルに分けてまとめましたので、気になる分野を見つけて見てください。
・カンフー映画入門(全38ページ)
カンフー映画を見たことがありますか?カンフー映画とは香港で発展した映画で、「俳優が武術をやっているのではなく一流の武術家が演技をしているのである」と著者は言います。カンフー映画に既にハマっている方もまだの方も「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」で是非カンフー映画を観て、もっと楽しんでください!
・東映実録映画入門~実話を基にしたヤクザ映画~(全21ページ)
「東映実録映画」は東映(映画の会社)で製作された「実話を元にしたヤクザ映画」です。有名な作品で言えば「仁義なき戦い」が挙げられます。圧倒的なリアルなヤクザの世界が覗けるのが東映実録映画の魅力です。事件の当事者の生々しい証言を反映し作られた世界観は、今の時代は規制によって製作するのは難しいと言えるでしょう。このWebonでは東映実録映画の歴史、作品、俳優について解説していきます。
他の映画についても学びたい方は以下より!
・落語初心者入門(全23ページ)
落語に対して「難しい」という印象をお持ちの方も多いかもしません。ただ、落語は「誰が聴いてもわかりやすく、面白い芸能」なのです。このWebonでは、10年程前よりほぼ毎日落語を聴いている筆者が魅力的な落語の世界についてお伝えします。
・2.5次元ミュージカル入門(全14ページ)
2.5次元ミュージカル(舞台)は、アニメやゲームを舞台化した作品のことを指しますが、近年2.5次元ミュージカルブームが起きています。このWebonではブームのルーツであるミュージカル「テニスの王子様」をはじめ、定番作品の紹介、チケットの獲得方法に至るまで、2.5次元ミュージカルを中心に観劇をこよなく愛するゆうり藍氏が徹底解説いたします!
・クラシックコンサート初心者入門(全13ページ)
クラシックコンサートに興味があっても「敷居が高い」「拍手のタイミングとかわからない」「どれを選べばいいかわからない」などの不安から、行くことを躊躇している方も多いのではないでしょう。このWebonではクラシックコンサートに対する不安を解決し、実際にコンサートに足を運んでいいただくことを目的としています。さらに、クラシックコンサートの注目ポイントを知ることでより楽しめることでしょう。
・『Endless SHOCK』入門(全14ページ)
「Endless SHOCK(エンドレスショック)」とはKinki Kidsの堂本光一さん主演の、日本一チケットが取れないと言われているミュージカルです。このWebonではEndless SHOCKの「ストーリーの素晴らしさ」を中心に「みどころ」「光一さんの魅力」「鑑賞方法」をお伝えいたします。
・邦楽ロック入門(全12ページ)
邦楽ロックが大好きな寺井まさきさんが「邦楽ロックとは」からおすすめの楽器やバンドを解説します。最後まで読み終えた時には必ずあなたも邦楽ロックを聴きたくなっているはずです!
・クラシック音楽初心者入門(全13ページ)
クラシック音楽を聴きますか?テレビ番組やCMなどで使われて、身近にあるけれど難しそうで敷居が高い… そんな方は多くありませんか?クラシック音楽は有名な曲や名前を聞いたことの作曲家の背景を知ると全く異なる聴こえ方がしてくるのです。そして何よりその背景が面白い!このWebonを読み終える時にはあなたもきっとクラシック音楽にハマっている事間違い無し!
・山下達郎入門(全14ページ)
山下達郎さんと言えば『クリスマス・イブ』で有名ですが、達郎さんの魅力を最も感じることができるのは「ライブ」なのです。テレビに出演しない、ライブの映像を解禁しないというこだわりがあるため動く達郎さんを見れるのはライブだけなのです。「音の職人」と称される達郎さんのライブはまさに「極上の音楽空間」。このWebonでは山下達郎さんの「歴史」「人柄」「おすすめの名曲」「ライブ」についてお伝えします。
・岡村靖幸入門(全13ページ)
「岡村靖幸」は、DAOKO、小出祐介などと若手アーティストとのコラボで再び注目を集めていますが、「あのスーツのおじさんは誰?」と思っている方も多いかと思います。このWebonでは、数百本以上の音楽ライブを鑑賞し、デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」の魅力をお伝えします。
・スターダスト・レビュー入門(全14ページ)
『スターダスト・レビュー』という音楽グループは名前は一度は聴いたことがあるとは思いますが、「ライブが面白い!」という評判があるのは知らない方が多いのではないかと思います。このWebonでは数百本以上のライブを観てきた、しあ氏がスターダスト・レビューが日本一のライブバンドであると理由をお伝えし、スターダスト・レビューの歴史・魅力・楽しみ方などを学ぶことができます。
他のミュージシャンについても学びたい方は以下より!
・バス釣り初心者入門(全15ページ)
このWebonではバス釣り初心者が、バス釣りの迫力と醍醐味を知り、最終的に1人でフィールド(釣り場)に足を運んでいただくことを目的としております。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!
・モータースポーツ観戦初心者入門(全12ページ)
「モータースポーツ」はバイクや車でスピードを競う競技です。モータースポーツの中で一番有名なのはF1ですが、それだけでなく24時間バイクで走り続ける競技や、街中で走る競技があったりと、知れば知るほど面白いものなのです!そんなモータースポーツの魅力を「モータースポーツ」が子供の頃から大好きな河村大志氏が余すことなく紹介します。
・スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門(全10ページ)
このWebonでは「観るスノーボード」つまりスノーボードの大会や動画をより面白く観る為の知識を紹介していきます!スノーボード種目のルールや見どころ、そしておすすめ映像作品まで、読めば観たくなる事間違い無しです!
▼他のスポーツに関する入門についても知りたい方はこちら!
・ブラジル生活入門(全13ページ)
ブラジルという国の名前や国旗は知っていてもどのような生活をブラジルの人々が送っているのかなんて知らない方が多いのではないでしょうか?結婚をきっかけにブラジルに移住して17年の著者が伝える「ブラジルの生活」紹介を是非お読みください。
・バリ島観光初心者入門(全18ページ)
バリ島を訪れた事はありますか?バリ島はインドネシアにある島のうちの一つで、リゾート地として世界各国から観光客が訪れます。しかし、バリ島には多くの魅力があり知れば知るほど興味が湧いてくる島なのです!そんなバリ島の魅力をバリ大好き佐藤ひより氏が「バリ島ってどんなところ?」から「バリ島観光モデルコース」までを詳しく解説します!
・ベトナム・ホーチミン生活入門(全10ページ)
ベトナムのホーチミン。ベトナムと言えばベトナム戦争やベトナムコーヒーと言ったイメージが強いでしょうか?でももちろんベトナムはそれだけではないのです。ベトナム在住の著者だからこそ知っている生のベトナム・ホーチミン生活入門。旅行先としてベトナムを考えている方も必読です!
▼他の海外・観光に関する入門を知りたい方はこちら!
・サイゼリヤの楽しみ方入門(全8ページ)
サイゼリヤはイタリア料理をリーズナブルな価格で食べられるファミリーレストランチェーンです。サイゼリヤは「料理の質が低いから安いのでは」と思っている方もいると思います。ただ、安さの理由は圧倒的な企業努力によるものであり、サイゼリヤで提供されているプロシュート(生ハム)はワールドカップが日本で開催された時、イタリア人記者が食べて衝撃を受けた程の質の高さなのです。サイゼリヤについて知って、より楽しいサイゼリヤライフを過ごしていただきたいです!
・宅飲み入門~ラクに楽しむ方法~(全16ページ)
若者のお酒離れが叫ばれる中、「宅飲み」という形で低コストなお酒の飲み会がひそかに人気を集めています。鹿児島に住む主婦である著者もその「宅飲み」にハマる一人。そんな宅飲み・お酒大好き主婦の著者が、宅飲みをラクに楽しむ方法から宅飲みにおすすめの銘柄までを指南します!
▼食の入門についてさらに知りた方はこちら!
・身近な昆虫の観察入門(全17ページ)
子供の頃は昆虫に対して夢中になった方も多いと思います。ただ、大人になると昆虫に対して嫌悪感を覚える方が少なくありません。子供の頃のように虫を見つけることに喜びを感じられるようになれば、毎日の生活にささやかな幸せがきっと増えるはずです。このWebonでは身近な昆虫を魅力とともに紹介していき、昆虫を見つける喜びを感じれていただけるようになればと思います。
・金運アップ初心者入門(21ページ)
金運アップの方法についてfumie氏が「金運アップとは」から実践方法までを解説しています。人生においてとても重要な意味を持っている「お金」。お金とどのように付き合っていけばいいのか、老若男女問わず為になる金運アップ講座です!
・ミルクグラス入門(全14ページ)
ミルクグラスは魅力満載のヴィンテージ食器です。見た目が可愛い、ドリンクが透ける、手頃で丈夫、集めて楽しい、どんな料理にも合う…。知れば知る程ミルクグラスをきっと欲しくなることでしょう!
Webonには紹介したもの以外にも様々な入門コンテンツがあります。是非ご覧いただければ幸いです。
フリルやレースのたくさんついた、現実離れしたお洋服。その服が好きな人にとっては抗えない魅力的なファッションが「ロリータファッション」です。 まずはじめにこれからロリータ服を着ようと思っている方にお伝えしたいことがあります。
ロリータファッションは他のファッションにはない魅力があります。「引き算がない」ことによる魅力や、服を作ったり、ロリータを着ているからこそ体験できる蜜なコミュニケーションなど様々な魅力を紹介いたします。
ロリータファッションの虜になった理由
【引き算がない魅力】とはどういうこと?
流行や売上に捕らわれない理由
ロリータには【服を作る楽しさ】がある
お茶会・即売会・夜のイベント【有料会員】
ロリータファッションの流行の変遷について解説いたします。ロリータがどのように流行して、流行が終息した現在の状況はどうなっているかということをお伝えします。
流行した理由 ~下妻物語の登場~
流行後の変化
オタク文化との融合【有料会員】
ロリータファッションの流行の終息【有料会員】
「白ロリ、甘ロリってどう違うの?」「ゴシック&ロリータって何?」などロリータのジャンルについて解説いたします。
定番ロリータファッション
ゴシック&ロリータファッションとは
【音楽】【文学】【オタク文化】の融合
ジャンル分けの哲学【有料会員】
ロリータファッションで最低限知っておきたい「化粧と髪型のポイント」や「洋服の揃え方」について解説いたします。
ロリータファッションは日常生活とのバランスのとり方が重要です。この章では、家族や近所の評判などロリータの現実的な側面をお伝えするとともに、ロリータを着る上で気をつけた方がよいことをお伝えします。
ロリータに対する家族と近所の反応【有料会員】
学校や職場でロリータ服はどうする?【有料会員】
SNSの使い方【有料会員】
あなたのお子さん、ご家族、パートナーがある日突然ロリータファッションを着始めると、戸惑ってしまう方もいるかと思います。この章ではリアルなロリータ事情や考え方を紹介いたします。
年齢を重ねたロリータ/男性ロリータ
いつまでロリータを続けるのか?
「普通」を押し付けるのはやめよう
最後に、ロリータファッションは「いつ着始めるか着納めにするかはただの選択肢にすぎない」ということをお伝えします。
おわりに ~いつ着始めるか着納めにするかはただの選択肢にすぎない~
著者 佐藤遊佳
高校卒業と同時にロリータファッションに目覚め、以来13年間私服ではずっとロリータ服やゴシック&ロリータ服を着続ける。鍼灸師として患者さんを診るかたわら、ロリータファッションの服飾小物、アクセサリーの個人作家として活動。現在は結婚し地元で鍼灸院を開業し、執筆活動もしている。お問い合わせはこちらから
『ハーブ生活入門』目次へ (全14ページ)
使いやすく購入しやすいおすすめのハーブを2ページにわたって効能効果・香りや注意点、そして安く購入できるネット通販のお店も合わせて紹介します。
このページではロートレックの絵画を理解する為にロートレックが生きた時代のフランスについて分かりやすく解説をしていきます。
ロートレックが生まれたのは1864年。
1864年は日本では幕末にあたります。この年の6月、京都の「池田屋」という旅館で、天皇を長州へ連れて行こうと計画を企てていた長州藩・土佐藩・肥後藩の尊王攘夷派の志士らを、新選組が襲撃した「池田屋事件」が起こるなど、日本は動乱のさなかにありました。
1800年代のフランスの歴史の流れは、
それまでの王族出身者による政治からナポレオンの登場によって軍人が台頭し、ナポレオンが退位した後、再び王政に戻る
というような不安定な政権交代がなされていました。
▼ナポレオン
再び王政に戻った後の1848年2月には賃金労働者階級(=給料などの賃金をもらって労働する人たちのこと)による革命(二月革命)が起こり、同年6月にはパリの労働者が暴動を起こしました(六月蜂起)。
フランスで起こった賃金労働者階級による革命。その時のフランスは多額の納税をした人でないと、投票することができなかった。そのため一部の富裕層に富が集中しており、多くの国民たちが貧困に陥っており、革命が起きることとなった。
ちなみに、それまでにもフランスでは革命が起こっていたが、それまでの革命は中産階級(=肉体労働だけでなく頭脳労働などを行う教員や資本家などが属する階級)が主体となっているものであった。この革命では社会主義者も参加した。
フランスの労働者による暴動。失業者に仕事を与える為の施設などが閉鎖された事によって暴動が起きた。最終的には鎮圧され、15,000人もの人が追放された。
このような動乱の中、国民の圧倒的な支持を得て、ナポレオンの甥(おい)にあたるナポレオン三世が1852年に皇帝に即位しました。
▼ナポレオン三世
彼は、当時のセーヌ県知事ジョルジュ=ウジェーヌ・オスマンと共に、劣悪な環境であったパリ市街の都市改革に尽力したことでも知られています。
▼ジョルジュ=ウジェーヌ・オスマン
このナポレオン三世とオスマンの近代的な都市改革によってリニューアルされたパリが、現在のパリの街の原型になっていると言われています。
オスマンによる都市改革がなされるまでのパリ市内は、日当たりや風通しの悪い場所が多く、道端にはゴミや汚物が投げ捨てられ、それがパリを通るセーヌ川に流れ込んでいました。
その水が飲み水に使用されるなどして、パリは病気や疫病が広がりやすい環境でした。
オスマンによる都市改革によって「劣悪な環境を改善し、街を清潔にすべく建物を建て直し、道幅を広げる」などといった大幅な都市整備が施されました。
このようにパリ市内の複雑な路地を減らして交通網を整えることで、スラム街や貧民窟(ひんみんくつ:貧乏人が集まっている地域)のような治安が悪い場所が減りました。また、学校や病院などの公共機関を増やし、上下水道を施工することで衛生面も改善されました。
このような近代的で大規模な都市整備は画期的に思えましたが、一方で、パリでは多くの自治体やコミュニティが失われ、互いに知らない者同士が寄り集まった街となりました。
ジョルジュ・オスマンによるパリの都市改革によって、パリの中心部には大きな広場が作られました。そして広場を中心に放射状に大通りを配置して、新しいパリの街が作られました。
その結果、パリの過密した状態が解消され、区画整備された都市に生まれ変わりましたが、元々そこにいた一般市民や貧民たちは郊外へと立ち退きを強いられました。
都市整備後も、インフラ整備された中心部には富裕層が住み、パリに住んでいた一般市民はパリの周辺部に住むという現象が起きました。このため、コミュニティや人々の繋がりが失われてしまったようです。
また、街を護る力も低下しました。
例えば、フランス革命などで、パリ市民は過密した建物の狭い通りを利用してバリケードを築いていました。古くからあった住民達の家を解体したことによって、昔からあった下町のコミュニティや連携が無くなってしまい、街を防御する力も低下してしまいました。
1870年9月には普仏戦争におけるフランスの敗北を決定づける市街戦がパリを舞台として繰り広げられ、大きな被害を出しました。
1870年~1871年に起きたプロイセン王国とフランスの戦争。プロイセン王国は1700年代~1900年頃までヨーロッパの現在のドイツ辺りにあった王国。普仏戦争は当時勢力を伸ばすプロイセン王国やその同盟であるドイツ諸邦とそれに危惧するフランスの衝突であった。結果フランスが敗北しパリが占領された。
別名「独仏戦争」「1870年戦争」。
普仏戦争の傷が癒えようとする頃、現在でもパリのアイコン(象徴)で広く知られているエッフェル塔は、ナポレオン三世の統治から始まった近代化の波に乗って1889年のパリ万博の際に建てられました。
▼エッフェル塔
エッフェル塔は最新の建築技術で建設され、300mの高さは当時の世界1位を誇る高層建造物でした。
しかし、パリの近代化によって追いやられたり失ったりしたもの。去りゆく人々への哀愁。このようなもの悲しさや切なさを芸術家たちは見逃しませんでした。
また、19世紀のフランスは産業革命により市民が勢力をつけ始めた時代でもありました。これまで貴族中心だったヨーロッパの文化も次第に市民のものに移り変わっていきました。
そのような背景もあり、芸術家たちの視線は、その都市で生活する人々と彼らの心の表情へと注がれていったのです。
18世紀後半からイギリスで起こった産業の工業化と、それによって生じた社会構造の変化を指す。蒸気機関の開発などで工業が発展した。
19世紀前半の絵画は、人の感情や情熱をありのままに表現しようとしたロマン主義が主流でした。
19世紀後半になるとこれまでの古典主義やロマン主義、写実主義とは異なった「印象派」の画家が登場しました。
この印象派の画家たちは、目に写ったものをそのままの印象で描こうとしました。つまり、写真のように物や人を正確に描くのではなく、目で見て感じた光や影の変化や明暗を表現する手法でした。
▼印象派・モネの作品(『印象・日の出』)
▼写実主義・ギュスターヴ・クールベの作品(『市場から戻ったフラジェイの農民』)
また、当時のフランスにおいて、「サロン」と呼ばれる国が開催する公募展に出展できた人が、画家として認められていました。
▼サロンの様子
サロンで認められた絵画の多くは、歴史画(歴史上の出来事や神話を描いた絵画)や宗教画(宗教に関連したものを描いた絵画)などの固い印象のものでした。
そのようなしきたりに反感を持った画家たちが、参加費さえ払えば誰でも出展できるグループ展を開いたのが印象派の始まりでした。
印象派の代表的な画家は、マネ、モネ、ルノワール、ドガなどです。
▼マネの作品『アブサンを飲む男』
▼モネの作品『並木道』
▼ルノワールの作品『ロメーヌ・ラコー嬢』
▼ドガの作品『オペラ座のオーケストラ』
また、1867年のパリ万博において日本の浮世絵が紹介されました。
日本文化への熱烈な興味を「ジャポニズム」と呼び、ロートレックはもちろん、マネやゴッホなど多くの画家が、浮世絵の持つ色彩豊かで装飾的な世界観に触発されました。
▼歌川広重の浮世絵(左)とゴッホの模写(右)
さらに、絵画の流れは後期印象派として発展し、人間の持つ繊細で複雑な心情や感情を描こうとしました。
印象派(前期印象派)は、屋外で絵を描く機会が増え、対象の形そのものよりも光の変化や空気感など、一瞬の印象をキャンバスに再現しようとしました(モネ、ドガ、ルノワール、ピサロなど)。
この初期の印象派(つまり前期印象派)の影響を受けながらも、画家の独自路線を展開していったのが後期印象派(ゴッホなど)です。そのため、後期印象派の画家の画風はそれぞれ異なります。
前期印象派 | 項目 | 後期印象派 |
1875年頃~ | 年代 | 1910年頃~ |
モネ・ルノワールなど | 代表作家 | ゴッホなど |
一瞬の印象を描く | 特徴 | 画風は画家による |
ちなみに、今でこそ価値ある作品として印象派画家の展覧会が日本でも開催されますが、当時の人々からの評価は低かったそうです。まったく評価されなかった印象派の画家たち(モネやピサロなど)が自分たちの絵を認めてもらおうと、1874年に展覧会を開催しました。
当時のジャーナリストが、その展覧会の画家たちを「印象的にへたくそだ」と皮肉ったのが「印象派」の由来とされています。
そのため(ジャポニズムの影響などもあり)、絵の表現は派閥や様式を重んじるような表現などではなく、それぞれの画家の思い描く理想によって絵の手法やタッチが異なり、これまで以上に自由度の高いスタイルが広がりました。
今回ご紹介しているロートレックも後期印象派にカテゴライズされる画家です。
このような時代背景の中でロートレックは絵画を描きました。時代背景が見えると、より一層画家の絵を楽しめると思います。
次のページではロートレックの生い立ちに迫ります。
『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
お問い合わせはこちらから
『ホーチミン生活入門』目次へ (全10ページ)
ホーチミン市の中心部を歩いていると、外国人の姿を多く見かけます。外国人は住んでいる方や観光客の方。
欧米人の皆さんに日本人をはじめとするアジアの皆さん。更に最近特に目立ってきたのがイスラム文化圏から来られている皆さんです。
ベトナムは観光スポットとしても人気が高いところで、ホーチミン市は代表的なベトナムの都市なので外国人観光客も多いんですよ。
ベトナムには歴史的な世界遺産や素晴らしい自然も多く、見所満載なのですが、一般的に観光の基点とされているのが北部のハノイと南部のホーチミンですね。
最近では、日本からの直行便も開通した中部のダナンも人気のようです。
ダナンの周辺にはフエやホイアンといった世界遺産もあるので、観光には最高です。
このように「ハノイ」「ダナン」と並んでベトナム3大拠点の1つとなっているのが「ホーチミン」。
その魅力を一つだけ挙げるとすれば、まるでヨーロッパにいるような錯覚さえ覚える街並でしょう。
エキゾチックな雰囲気に包まれて、素敵な時間を過ごすことができます。
ホーチミンは東洋のパリと称されるくらいに、フランス風の雰囲気が漂っています。それが目的で来られる方も多いです。
ホーチミンは1850年頃~1950年頃までフランスの統治下に入り、ナポレオン3世の指示により街つくりが行われました。その為街には19~20世紀の建物がたくさん残っています。
当然に文化的なこと(食や言語など)も、大きくフランスの影響を受けて、今に続いているのです。
エキゾチック感を醸しだしているのが、フランス統治時代に作られた数々の建物です。
市民劇場(サイゴン・オペラ・ハウス)、サイゴン大教会、サイゴン中央郵便局、ホーチミン人民委員会庁舎、タンディン教会、統一会堂など
ほとんどが19世紀~20世紀に作られたもので、当時のフランス文化が色濃く残る建築物となっています。
それらのフランス風の建物が多く残り、ナポレオン3世による都市計画によって作られた街並は、まさに「プチパリ」と称されるだけあって、素敵な香りに包まれています。
▼プチパリと称される街並み
穏やかな昼下がり、おしゃれなカフェでアフタヌーンティーを楽しみながら、19~20世紀に作られた彫刻が素晴らしいコロニアル様式屋根の建築物を眺めるなんて素敵ですよね。
▼現地で撮影された街並み
17~18世紀頃のアメリカの植民地で発達した建築様式。大きな窓やベランダがあり、建物の正面には庇(ひさし)がついているのが特徴。(「フレンチコロニアル」とも呼ばれる)
▼アフタヌーンティーのイメージ
気分は完全に19~20世紀のヨーロッパにタイムスリップです。
※以下で紹介するスポットはこの地図の「歴史的建築物スポット」エリアに入っています。
ホーチミン市内観光のメインとなっているのが、数多くの歴史的な建築物です。
しかし、それらの建物は有名な観光スポットでありながら、未だに現役の建築物として活躍しています。
ホーチミン市人民委員会庁舎は、1902年~1908年にかけて当時のサイゴン市庁舎として作られた、フレンチコロニアル(「コロニアル」と同義)様式の美しい建物です。
▼ホーチミン市人民委員会庁舎
By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link
▼ホーチミン市人民委員会庁舎(夜バージョン)
By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link
サイゴン中央郵便局は、1886年~1891年に当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として作られました。
▼サイゴン中央郵便局の外観
By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link
サイゴン中央郵便局の鉄骨を設計したのはあのエッフェルです。この建物は、当時は駅舎だったパリにあるオルセー美術館がモデルとなったそうです。
アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル( 1832年- 1923年)。フランスのパリにあるエッフェル塔を設計した。
▼エッフェル
▼オルセー美術館の外観
photo by Simon Schoeters
サイゴン中央郵便局は現在では、お土産コーナーも充実した観光スポットですが、ホールの周囲にあるカウンターでは、今でも実務が行われています。
サイゴン・オペラハウス(ホーチミン市民劇場)は、1897年建築された劇場で、こちらも未だに現役の劇場として使用されています。
▼サイゴン・オペラハウス
By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link
その他、一般のアパートメントなどもかなりの年代物が残存して、一般の皆さんが使われているんです。
▼年代物のアパートメント
ホーチミン市内中心部、観光客の皆さんのメインストリートともなっているドンコイ通り付近などに、歴史を感じるとっても趣のあるスポットが数カ所点在しています。
それらは、その昔アヘン工場だったところ。
一時は取り壊す予定になっていたようなのですが、結局はそのまま残されて、現在はおしゃれな飲食店や物品販売店として利用されています。
※一例「L’Usine」というレストラン
アヘンはアジア諸国がヨーロッパの為に栽培させられていた麻薬というイメージが強い。また、ベトナムがフランスの植民地だったころに体力が無くなったらアヘンを吸って身体を麻痺させて働かされていた、とも言われている。
▼アヘン工場を改装したカフェ
歴史を感じる雰囲気に溢れているスポットだということはわかりますが、そこがアヘンの工場だったなんて思いも及びません。
工場の跡地を利用している飲食店の中には、お店の一部を展示スペースとして昔の資料や写真などを保存&公開しているところもあります。
パリでのお茶タイムは、カフェオレとクロワッサンが定番。
フランス文化が色濃く残るベトナムにも、パリのお茶タイムが源流となっているのではないかと思われるのが、ベトナムコーヒーとバインミーなんですよ。
▼バインミー(東南アジアで食されるサンドイッチ。フランスパンが使用される。)
「ベトナムコーヒー」はベトナム独特のエスプレッソ風のコーヒー。「バインミー」はベトナム独特のフランスパンを使ったサンドイッチです。
ベトナムは世界第2位のコーヒー産出国。
ベトナムの地で育まれて完成したベトナムコーヒーの特徴は、何といっても練乳が入っていることでしょう。
とっても甘くて、初めて飲んだ方はびっくりされます。でも、それが病みつきになってしまうんですよね。
私も自宅で作って、甘いアイスコーヒー(ベトナム語でカフェ・ス・ダー)を楽んでいます。
▼ベトナムアイスコーヒー
by Simon Law Some rights reserved
ベトナムに来られた際には、是非一度は味わってみてくださいね。
※ベトナムの料理とベトナムコーヒーについて詳しくは第3章のこちらのページで紹介します!
次のページではベトナム・ホーチミンでおすすめのローカル市場、タンディン市場にある「ア・モイ」について詳しくご紹介します。
『ホーチミン生活入門』目次へ (全10ページ)
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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著者:ナツメ
海外約15か国を巡る。世界一周旅行。中国・香港・マカオ・インドネシア・フィリピン・韓国・ミャンマー・インド・ラオス・タイ・オランダ・イタリア・イスラエル・トルコ・アメリカ・カナダ・・・お問い合わせはこちらから
はじめまして。Webon TRAVEL編集部です。
こちらのページをお読みいただいている方はおそらく「海外旅行に興味はあるけれどまだ行ったことが無い」という方が多いのではないでしょうか。
海外にまだ行ったことが無い方にとってみれば「海外旅行に行きたいけど何を準備すればいいのか」「何から調べればいいのか」というところをまずは知りたいと思います。
そこで、このWebonでは海外旅行初心者の方にゼロから海外旅行のイロハをお伝えしたいと思います!
この海外旅行初心者入門を読み終えた時には海外旅行に行く為に何をすればいいか、そしてどこの国に行くかが決められるかと思います。是非、海外旅行初心者入門を読んで海外旅行へ行っていただければと思います!
ちなみにWebonTRAVELでは多くの著者様がそれぞれの国の魅力を語っています。
ブラジル在住歴17年の方が『ブラジル生活入門』を。バリ島と日本の2拠点で活躍するライターの方が『バリ島観光入門』を。その他にもたくさんの海外に関することが情熱を持って書かれています。
実際に海外旅行に行きたくなったら、これらのWebonに目を通してそれぞれの国の魅力を知ってから行くのがおすすめです。
海外旅行では国内の旅行では、体験できない楽しく、また感動的な体験をすることができます。挙げるときりがありませんが、世界一周を行った際に印象的だった経験を4つほど挙げさせていただきます。
まずニューヨークで見たNBA(プロバスケットボールリーグ)はとても楽しかったです。バスケットボールのルールを知らなくても楽しめます。
▼NBAの試合の様子
photo by theopie
オランダの街並みも感動しました。クリスマス時期に行きましたが街全体がイルミネーションで装飾されたディズニーランドのようでした。
▼イルミネーションで装飾されたオランダの街並み
photo by Kent Wang
ガンジス川のほとりでは火葬が行われていて誰でもその様子を見る事ができます。「感動」とは少し違いますが人が焼かれている様子も考えさせられる景色として印象に残っています。
食で言えば、イスラエルの「フムス(ひよこ豆のペースト)」という伝統料理は美味しくて感動しました。(人によっては美味しくない、とおっしゃる方もいるようですが・・・)
▼フムス
このように海外旅行では、観光・食・景色など色々な面から楽しめます。ただそれ以上に海外旅行に行くことで得られる大きなメリットがあると私は考えます。
私は「多くの方が海外旅行へ行った方がいい」と思っています。
その理由はズバリ選択肢が広がるからです。
以下では海外に行けば広がる選択肢を「考え方」「場所」「言語で広がる多くの選択肢」の3つに分けて紹介します。
まずは「考え方」の選択肢です。
一つの国だけしか知らなければその国の人が考える事が基本となる事でしょう。もちろんその国だけでも多くの考え方はありますが、国土・人種・歴史から考え方の範囲は一定の幅になります。
島国の日本と大陸の中国。先進国の日本と発展途上国のフィリピン。敗戦国の日本と戦勝国のアメリカ。石油のほとんどとれない日本と石油大国のアラブ首長国連邦。無宗教の人が多い日本と宗教の聖地イスラエル・・・
同じ考え方でないのは一目瞭然です。そしてその国に行けば少しでも違う考え方を知る事ができるのです。
知れば考え方を変えたい時の選択肢になる事でしょう。
路上生活者が日本とは比較にならないくらい多い地域(東南アジアの貧困地域)に行っただけで自分は恵まれている事にすぐ気づくと思います。そこの人と話す機会(例えばバーなどで)があれば「生活の為に何でもしなければならないのは当たり前」という考え方などを聞く事ができます。実際私も聞きました。また、イスラエルに行った時はキリスト教の教会で十字架の前で泣いている人がいました。理由は分かりませんがそのような光景が日常で見られることで「無宗教なのは普通じゃない。本当に神様を信じている方は(私は無宗教なので)この世に沢山いる」という考え方が私は出てきました。
▼イスラエル 聖墳墓教会
By Berthold Werner – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
次に住む場所の選択肢も広がります。
これはWebon TRAVELをお読みいただければよくわかるのですが海外へ移住した多くの方は当たり前ですが最低でも一度は「海外へ行った」のです。行った結果そこに住むことを決めたのです。(もちろん転勤や結婚であれば行く前に決める事もありますが、一度も行かずに移住が決定する事は稀です。)
行ってみて、日本よりも自分の性格に合っているならば移住してみればいいのです。嫌であればしなければいい。でも行ってみなければ移住という選択肢はない。
このように住む場所の選択肢を広げてくれるのが海外旅行なのです。
海外に行くことで「言語」が身につき、仕事・恋愛・友人関係など多くの選択肢が広がります。
海外へ行けば日本語は通じません。日本語が公用語(一般に使われている言語)なのは日本だけです。つまり海外では日本語以外でコミュニケーションを取らなくてはなりません。
すると、必然的に何かしらの方法であなたはコミュニケーションをとる事になるでしょう。それがボディーランゲージにしろ英語にしろ、日本語以外でのコミュニケーションを取ろうとすることで「言語の壁を超えよう」という意識が芽生えます。
今まで日本語だけで生きていた方は少しでもその意識が芽生える事でボディーランゲージであれば「言語以外で相手に伝える力」、英語や他言語であれば「他言語で相手に伝える力」が向上するのです。
つまりその力を持ってできる事は増え、最終的には「仕事」「恋愛」「友人関係」などの選択肢につながると思います。
確かに観光旅行などの短期間では言語が身につける訳ではないですが、身につけようと思うきっかけにはなると思います。
またなかなか日本でしか生活をしたことがないとコミュニケーションとしての他言語を習得するモチベーションは保つのが難しいと思います。「○○を誰々に伝えたい!」という動機は海外旅行によって生まれる確率が高いと思います。
私は海外へ行ったことのある経験により、以前勤めていた会社で「海外事業部への異動もある」と言われました。つまり仕事の選択肢が広がったのです。
海外旅行に行って増える選択肢については「食べ物」「時間感覚」「美的センス」・・・など挙げればキリがないですが、全てのものについて「今まで考えていた常識が変わる」という意味で選択肢が広がると思います。
以上のように海外旅行へ行けば選択肢が増えるのがとても良いと私は考えています。もちろんそこまで難しい事は考えず、最初は「興味があるから」「楽しそうだから」でいいのです。
是非、このWebonを読んで海外へ行く方が一人でも増えていただければ幸いです。そして海外へ行き、選択肢が増え、一人でお多くの方が幸せになる。Webon TRAVELも合わせてお読みいただければきっと良い人生の幕開けになるはずです。
次のページでは世界の地域や国の特徴について紹介していきます。
『ハーブ生活入門』目次へ (全14ページ)
ハーブの魅力は自然のものである事。そして心や体を癒す生活全般にかかわる多種多様な使い道がある万能なところだと私は思います。
ハーブの大半は世界各所の山や土手など、自然環境で育った丈夫な植物です。
種類は何千種類とあり、具体的な数は把握出来ていない位のハーブが地球に存在しています。
ハーブと言えばローズマリーやカモミール等が代表的です。これらは海外から伝えられたハーブとして、日本人にも親しまれています。
▼ローズマリー
▼カモミール
上記のような海外のハーブはよくお店でも見かけますが、昔から日本で多くの人に利用されていたハーブには何があると思いますか?
実は意外にも日本で親しまれているハーブは沢山あり、昔からハーブは食べ物、衣類等、人々の生活に欠かせないものをより美味しく、彩りよくするために必要な存在でした。
ピリッと辛みのあるお寿司やお刺身に欠かせない「ワサビ」、梅干しを作る際に使われる「シソ」、緑茶の原料となる「チャノキ」。
これらも全て日本のハーブ「和ハーブ」と言われ親しまれています。
▼ワサビ
▼シソ
▼チャノキ
私の出身地である山形では「紅花(ベニバナ)」が有名で、口紅や衣類の染料として利用されています。
▼紅花
私は家事等の用事を終えて一息つく際に、お菓子を用意しハーブティーを入れ、外を見ながらのんびりとした時間を過ごします。
▼著者撮影(ハーブティー)
自宅の周りは緑が多く、自然を見て鳥の声を聞きながら、自然を感じ休息することで穏やかな気持ちになります。
雨の日は心安らぐ音楽をかけることもおススメです。
ちなみに”ハーブ”という言葉自体は海外から伝わり最近になって聞くようになりましたが、日本でも古くから自然と共に育ち、ハーブを役立つものとして利用していました。
ハーブはラテン語で草の意味を持つ「herba」(ヘルバ)が語源です。英語の「herb」の意味は、一年生・二年生・多年生に結実してシーズンが終わったら衰えていき、木質にならないもの。
薬用や芳香などの特質がある植物とされています。
元々はただの草であった植物が、昔の人々から役立つものとして見い出されて
「herba」から「herb」に変わり、今、日本でもそのまま外来語「herb」として使われています。
先人の知恵に学び、今を生きる私達も限りある自然を大切にしながら、ハーブを取り入れた生活を送れることは、私にとって最も大きなハーブの魅力です。
ハーブにはリラックス効果があるハーブや、少し胃腸の調子が悪い時に効果のあるハーブなど、様々な症状に効果があるとされているものがあります。
前のページで紹介したように、ハーブの定義には”人々の暮らしに役立つ事“という内容が明記されています。
ハーブに含まれる成分には、薬や美容に使われるものも多くあり知らぬ間に私達の生活に深くかかわっています。
うがい薬や咳止めドロップ等の薬の市販品の箱裏を見てみると『1・8シネオール』と記載されている箱を見かけたことはありませんか?
精油(簡単に言うと植物から抽出される油)に含まれている成分でユーカリ属の植物などに多く含まれている。炎症などを和らげる効果があるともされる。
ユーカリは1・8シネオールを多く含むハーブとして、殺菌、去痰作用(きょたんさよう:痰を出しやすくする)があり、市販のうがい薬などに使われています。
▼ユーカリ
歯磨き粉にも、ペパーミントやスペアミントが使われていますし、洗顔にはカモミールジャーマンの成分がよく配合されています。
▼ペパーミント
▼スペアミント
▼カモミールジャーマン
美白ブームのときにはビタミンCを多く含むローズヒップティーがテレビでも話題となりました。
▼ローズヒップ
これらの市販品でも十分ハーブと関わりのある生活をしていると言えますが、自分の症状に合わせて自宅でより手軽にハーブを利用して、楽しみながら生活してみたくありませんか?
自分でハーブを活用すれば、自分の好きな香りや味を楽しめて、自分だけのオリジナルの商品が作ることが出来ます。
ハーブの香りを楽しみながら思った通りのハーブティーが出来るかな?なんてわくわくしながらハーブティーを作ったり・・・。
そういったところもハーブ生活の魅力の一つです。
※おすすめのハーブは次のページで!
私は特にレモンマートルというハーブが大好きで、よく利用しています。
▼レモンマートル
レモンマートルにはアイドルがよくやる自己紹介フレーズのように「レモンよりレモンの香り!レモンマートル」と紹介される文面をよくみかけます。(是非ネット等で探してみて下さい。)
本当かなと思うかもしれませんし、人にもよるかと思いますが、全くその通りで私はむしろ「レモンよりも甘くすっきりとした良い香り」に思います。
好きな香りを嗅いでいると、なんだかとても心が癒されますよね。
自分の好きな香りを見つけることもハーブの楽しみ方の一つです。
ハーブの知識をほんの少しつけるだけで、自宅で簡単に楽しく自分の症状にあわせてリラックス、からだをすっきりさせることが可能になります。
▼著者撮影(ハーブの棚)
ハーブ生活をより楽しむ為に、次のページでは代表的な手に入りやすいおすすめのハーブを挙げて、効能効果や注意点等を具体的に紹介します。是非参考にして下さい。
『ハーブ生活入門』目次へ (全14ページ)
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はじめに
第1章 種類
第2章 ハーブティー
第3章 ハーブ風呂
番外編
著者 ひよこR
ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。
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