ホーチミンの水・インフラ・買い物

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日本での生活に疲れていませんか?外に目を向ければ様々な世界があります。ベトナム・ホーチミン在住の著者も日本を飛び出して海外移住を決めたその一人。是非ホーチミンの暮らしぶりを読んでみてください。

『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!

著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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日本で生活するととにかく便利です。日本人は便利であることが当たり前の感覚になっていることだと思います。

欧米の先進国ならまだ日本流で大丈夫かもですが、東南アジアの場合だと戸惑うことがたくさんでてきます。

しかし不便なことも慣れてしまえばあまり感じなくなりますし、むしろ不便さが心地よくなってくるところも魅力です。

このページではそんなベトナム・ホーチミンの生活する上で知っておきたい水・インフラ・お買い物などの事情を解説していきたいと思います。

 

第1章「ベトナム生活の基本」
魅力
水・インフラ】(当ページ)
タクシー
洋服

 

ベトナム・ホーチミンのお水事情

 

ベトナム最大の都市ホーチミン市内でも、各戸に水道水が供給されています。2017年1月、ホーチミンにおける上水道の供給率が100%を達成しました。

それでも、飲み水やお料理にミネラル・ウォーターを使っている家庭は多いようですね。

まだ衛生的に信用されていないからなのでしょうか。

確かに生水(沸かしたりしてない水道水)を飲むのは避けたほうが得策でしょうけど、私の場合は歯磨きには水道水を使っていますし、お茶やお料理に使うお水もボイルする場合は水道水を使います。

ホーチミン生活も8年ほど経ちますが、お水でお腹を壊したことは一度も無いんですよ。

これは意識的な問題なのでしょうが、水分補給などでゴクゴク飲んだりするような場合は、まだまだミネラルウォーターが多いようです。

ホーチミン市内では、5ガロン(※1ガロン=3.7リットル(アメリカ))のお水のボトルを配達している人の姿、よく見かけます。

各家庭には、この5ガロンボトルが常設されているんです。

 

▼常設された5ガロンボトル

 

ベトナム・ホーチミンのインフラ事情

 

ホーチミン市内のインフラ整備は、まだまだ立ち遅れている状況です。

ただ私が住みだした頃から比べると、かなり良くなってきているようで最近のホーチミン市中心部は随分きれいになりました。それでも周辺地の状況は・・・歩道はガタガタ状態で、ハイヒールなんて履いて歩いたら直ぐに傷だらけでダメになってしまいます。

私も日本から持ってきていたパンプス全てがダメになってしまいました。

 

道路で上を見上げれば、電線や電話線などが団子状態で今にも崩れ落ちてきそうです。

 

▼団子状態になった電線や電話線

 

下町方面では、激しいスコールやサイゴン川の水位が上がる時期など、道路が川になったり家屋内にも水が流れ込んでしまいます。

現在整備も進んでいるようですが、まだまだ遅れている状況です。

でもこのような中でも住めば都で、これが当たり前の状態になってしまいます。

日本から来られた方には、歩きにくいし水浸しなどで衛生的にも気になって不自由さを感じると思いますが、慣れてくるとこれが普通になってしまいます。何かあっても、「ベトナムだから~」で済ませてしまえるようになるんです。

 

 

交通事情

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ベトナム最大の都市であるホーチミン市内には電車は通っていません。移動に使える交通は、路線バスとタクシーがメインになります。

その代わり、バイクの普及率がハンパじゃなくて各戸に1~3台くらいは当たり前です。

正直、観光で路線バスを利用するのはかなりの上級者です。バス路線やバス停の位置などはかなりややこしいので、慣れないとなかなか利用できません。

 

その為観光客の皆さんの足はタクシーとなっています。ホーチミンで安心して利用できるのが、ビナサン・マイリン・ビナの大手3社です。

 

▼ビナサン(Vinasun)

by Juno Sheridan

▼マイリン(MaiLinh)

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(出典:https://mailinh.vn/)

▼ビナ・ヴィナ(Vina)

(出典:http://vinataxi.vn/en/)

※ホーチミンのタクシーについて詳しくは次のページで解説します!

 

現在、ホーチミン市内では、1路線だけですが地下鉄工事が進められています。

地下鉄は、市内中心部を出ると高架鉄道になります。

日本のゼネコンが請け負っている地下部分は2020年の開通で当初の予定通り。

ベトナムや韓国系のゼネコンが高架鉄道を請け負っているようですが、工事着工早々に完成予定日が延期されています。このあたりも日本の技術力なのでしょう。

完成すれば、かなりホーチミンの風景も変わってくると思いますが、現在メインストリートであるレロイ通りが工事のフェンスでほとんど通れない状況の上、かなり見かけも悪いです。

早く以前のようなすっきりと開放的なレロイ通りに戻って欲しいものですね。

 

▼工事中のレロイ通り

 

それにしてもいくら工事とはいえ、メインストリートを通行止めにしてしまうなんて、かなりゆるいベトナム気質が出ていますね。

これもベトナムのなせる業です。

 

ベトナム・ホーチミンのお買いもの事情

 

私は買い物は基本的にまとめ買いです。そしてフリーザー(冷蔵庫)を最大限に活用しています。日本でまとめ買いは普通のことだと思いますが、ベトナム人の皆さんから見た場合はかなりの不思議さんに見えているようなんです。

ホーチミンでは、早朝からあちこちで商店や路上のマーケットが開きます。

 

▼ホーチミンの路上マーケット

 

毎日の食材は、毎日買うのが当たり前なんですよね。

毎日買い物をするのはおそらくベトナム全域だと思います。下町では冷蔵庫のないお宅も少なくありません。昭和の日本と同じ感じです。

スーパーでまとめ買いをして、食材を冷蔵・冷凍保存するような生活はまだ根付いていないようです。欧米化が進んでくると、ベトナムも日本のようになるとは思いますが。

 

近所の路上マーケットだけで、野菜・お肉・魚などの必要な食材は揃います。

各地区ごとの市場もあって、買物もめっちゃ楽しいですよ。

ベトナムでは食材はほとんどが量り売りで大体の量を把握しておかないと買う時に戸惑ってしまいます。

でも、スーパーマーケットと違いコミュニケーションも取れるので、人間関係に触れ合えるのがこれまた楽しいです。

逆にホーチミンにおいて、大手のスーパーマーケットとしては、コープマート・ロッテマート(韓国資本)・ビッグC(タイ資本)などがあります。

店舗数や地元に密着しているスーパーマーケットでは『コープマート』が挙げられます。日本にあるコープとは別物ですが。

 

▼ベトナムのコープマート(CO.OP mart)

by Fruitnet.com

 

以上、ベトナム・ホーチミン市のお水・インフラ・お買い物などの基本事情でした。

日本が便利すぎる、何もかもが揃い過ぎていると私は感じます。あるものがないと不安になってしまうとか、安心できないというようなきになってしまいます。

しかし、ベトナムで生活をしていると、充分ではなくても何も困らないことが実感できます。みりんやドレッシングなどの調味料も、なければ代用品を作って使えば、自分らしい味の演出も楽しめます。

このように是非ベトナム・ホーチミンの生活をより楽しんでいただければと思います。

 

次のページではホーチミンのタクシーを安全に利用するために知っておくと良い事を解説していきます。

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著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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