『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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ベトナム人の女性はとっても働き者です。
屋台や食堂、そして市場や商店、労働力のほとんどが女性のようです。
それに比べて、お昼間から仕事もせずにだらだらしているベトナム人の中年男性、よく見かけるんですよね。
一家の大黒柱になってるのが、働き者の女性っていう世帯も多いかもですね。そんな働き者のベトナム人女性たちに関する、伝統的&現在の服装の文化をお話しましょう。
伝統的な服『アオザイ』
▲アオザイ by Tran Trung KienSome rights reserved
「世界で一番女性が美しく見える衣装」と言われているのがアオザイです。
ベトナムの伝統的な服装ですよね。
今では、正式な場での正装として着られています。
男性の正装ももちろんアオザイ。男性用のアオザイもあるんですよ。
▼男性用アオザイ
街の中でアオザイを見ようと思えば、学校の制服(毎日ではなく決まった日だけ着用するようです)や一部の職場でのユニホームとしてみることができます。
制服としては飲食系が多いかな・・・あっ、ベトナム航空の制服もアオザイですね。
▼ベトナム航空の制服(アオザイ)
(出典:https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home)
アオザイは体にフィットする衣装ですので、オーダーメイドが一般的です。ホーチミン在住のベトナム人の皆さんなら、タンディン市場のような庶民的なお店で生地を選んだ後に採寸&デザインを決めて製作をしていただきます。
※タンディン市場は第2章のこちらのページで紹介しています。
私自身、アオザイを作ったことがないのでだいたいの金額になりますが、一般的なもので50万ドン~100万ドン(2500円~5000円)くらいでしょうか。生地のランクで値段は全く異なりますし刺繍などが入ると更に金額はアップします。
日本人の皆さんがアオザイを購入する際、日本語が通じるなどのそれなりのお店を利用されていますが、1着1万円前後なのではないでしょうか。5万円程度の高級品も売れているようですが。
普段着『ドーボー』
私は日本から観光で来られる皆さんのガイドもしているのですが、その際に「ドーボーって知っていますか?」って必ず聞くんです。
その際に、「知ってますよ」って言う返事が返ってくるのは皆無ですね。
そこで、「街でパジャマみたいな服着てる女性を見ませんでしたか」って聞くと、皆さんが「見た!」って。
ドーボーは働くベトナム人女性の仕事着から発生した服装で、ローカル地域に行くと、普段着としてもよく着用されています。
デザインはなぜかハデハデ、でもとっても着心地が良いです。
そしてなんたって飛び抜けての低価格、上下で300円~500円くらいで、ちょっと良いものでも1000円にはならないですね。
私も3着ほど持っているのですが、とっても重宝しています。
働き者のベトナム人女性の日常服でもあるドーボー、自分や親しい友達用のお土産としてもいいのではないでしょうか。
日本でも夏場の部屋着として着用すれば、ご近所さんからも「それいいね」って言われるかもですね。
帽子『ノンラー』
▲ノンラー By terence from Singapore – DSC_3567-1, CC 表示 2.0, Link
日本で見られる映画の中でベトナムを舞台とした映画、その時のベトナム人が必ず着用しているのがノンラーです。
「ノンラーって何?」っていわれる方もおられるでしょうか。
藁(わら)でできた三角錐の帽子、テレビや映画で見たことがあると思います。
イメージ的には田舎の農民の方々が使っておられる感じですが、いえいえどうして、ホーチミンの街中でも普通に日よけの帽子として着用されています。
最近では、お土産に買って帰られる外国人も多いようですね。
▼ノンラーを被るベトナム人
by guido da rozze Some rights reserved
by manhhai
毎日履く『草履』
価格 | お店や諸品のグレードによってピンキリです。庶民が普段履きにする草履はは5万ドン~10万ドン(250円~500円ほど)くらい。お洒落な草履や観光客用の商品となると20万ドン~50万ドン(1000円~2500円)、更にはもっと高くなります。 |
最近では、ホーチミンでも外資系の企業が増えてきました。
そういう所で働く若い力がとっても多くなっていますし、多くの若者が外資系の企業に就職を希望しています。
ベトナムの会社と比べて給料も良いでしょうし、当然の社会現象ですね。
でも、ホーチミン生活も長くなってきた私にとって、とても魅力的に感じるのが商店や市場で汗を流して働いている女性の姿です。
とにかく一年中暑い日が続くホーチミン。彼女たちの足元見れば、ほとんどが裸足か草履です。
▼足元は草履
それも、ゴム草履的な簡易なものが多いですね。
水を使う場所も多いし、安くて気兼ねなく履けるのが良いのかも。
最近では、デザイン性に富んだおしゃれな草履がたくさん売られています。
紫外線対策を
ホーチミンに移住してきた頃に違和感をもった光景の一つが、女性の完全防備の服装です。
特に、バイクを運転しようかっていう女性。
こんなに暑いのに、長袖のパーカー着込んで、足にはひざ掛け、顔中隠れるマスクをして、サングラスにヘルメットの下にはツバの広い帽子まで。
たぶん、汗だくになっているんだろうなぁなんて思いながら、なんとも不自然に思っていました。
▼完全防備するベトナム女性
でも、ホーチミンは日本の遥か南の地で赤道も近い、紫外線の強さも半端じゃないんです!
まともに受ける紫外線、痛さを感じることもあるんですよ。
ホーチミンの若い女性も、日焼けが嫌いなのですね。
以上、ベトナム人女性の服装についてのご紹介でした。
次のページから第2章。第2章ではベトナム・ホーチミンの地元生活をより楽しむことができる地域密着型のスポットをご紹介。観光で訪れる方も必見です。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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