『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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第3章ではベトナムの地元グルメを紹介しています。このページではベトナムで愛される料理を一挙公開!是非ベトナム・ホーチミンで地元グルメとソウルフードを楽しんでいただければと思います。
目次
ベトナムの地元グルメ
レストランでのお食事も美味しいのですが、やっぱり庶民の味が美味しいですよね。日本人観光客の皆さんのお口に合うようで、ベトナム料理は人気のお料理です。
ところで、ベトナムでは食事をする場所にランクがあるってご存知ですか?
レストラン⇒食堂⇒飯屋⇒屋台といった感じでしょうか。
▼飯屋
主に観光客や駐在員さん(外国から仕事で来て住んでいる会社員)が利用するのが、レストランや食堂。
でも実際に同じメニューを食べても、個人的には飯屋や屋台の方が美味しく感じるんですよね。
また普通の観光旅行だと、案内されるのが有名レストラン。でも、外国人が頻繁に利用するレストランのお味・・・
とっても上品で美味しいのですけど、ちょっと物足りない感じが残るんです。私は街中の飯屋的な味付けの方が、庶民の味で美味しく思えるのですけど。
このページでは、ベトナム庶民のB級グルメとソウルフードをご紹介します。
ベトナムの一般的な食事5選
1 バンミー
ベトナム語の発音的ではバンミーと聞こえるのですけど、日本人用のカタカナ表記ではバインミーとなっています。
バンミーは、ベトナム流のフランスパンに様々な具を入れたサンドイッチです。
カフェやお店でも、道路上の屋台でも、あちこちで買うことができます。
でもお店によって中の具も異なるし、お味の方にも特徴があるんですよ。
お食事としては少々軽すぎるかも、ですのでおやつ的な軽食としては最高ですね。
バンミーに使われているパン、とってもライトで食べやすいんです。我が家でも、パンのみを買い置きして冷凍保存しています。
2 コム・チェン、コム・ガー
▲コム・チェン (コム・ガー=鶏肉が上に乗ったもの)by Zanpei Some rights reserved
コム・チェン、焼き飯のことです。
ベトナムで生産されているお米はインディカ種です。
※インディカ種・・・日本ではタイ米などと呼ばれる。ほとんど日本では生産されていない東南アジアで広く生産されるお米の種類。
細長くってパサパサした感じのお米ですね。このお米はカレーのような汁物や焼き飯にとっても合うんですよ。
そのコム・チェンの上に揚げた鶏肉をのせたものをコム・ガーといいます。
ベトナム語で「コム」がご飯、「ガー」が鶏肉、そのままですね。
白ご飯鶏肉のせもコム・ガーと言います。
ベトナム南部のお料理でボリュームもあって、まさに庶民の味です。
3 バンセオ
私的発音の場合バンセオなのですが、これもガイドブック等ではバインセオになっています。
ガイドブックなどでは、ベトナム風お好み焼きと記載されているのですが、見た目だけがお好み風ではありますが内容はかなり違います。
たくさんの野菜やお肉・海老等を、パリパリに焼いた生地で包んだものです。一口大の大きさにちぎって、タレに付けて食べます。
野菜たっぷりのバンセオを更に大きな葉で包んで食べると美味しいですよ。
上品にお箸なんてやめて、手掴みでガツガツいっちゃいましょう。
4 チャー・ヨー、ゴイ・クォン
▲チャー・ヨー by sstrieu Some rights reserved
チャー・ヨーは揚げ春巻き、ゴイ・クォンは生春巻きです。
どんなレストランや食堂に行っても、食べることができるポピュラーメニューの1つですね。
▼ゴイ・クォン
by Ẩm Thực Đam Mê Some rights reserved
揚げ春巻きは大きいままテーブルに出てくることも多いです。熱いので食べやすくするために一口大に切ってもらいましょう。
生春巻きは、海老や塩辛のようなものが使われている特殊なベトナム特有のタレを付けていただきます。
レストランでも食べられますし、街中の屋台でも、まさに手作り的な生春巻きが売っています。
ただ、街中の露天で売っている生春巻きは、衛生的に気をつけている方はちょっと敬遠されるかもですが。
5 カン・チュア
ベトナム風の甘酸っぱいスープです。ベトナム人のお食事では、必ずと言っていいほど汁物が登場します。
そうです、ベトナム料理にはスープは欠かせないんですね。
日本では味噌汁、タイでは辛い辛いトム・ヤム・クン、そしてベトナムでは辛くて甘くて酸っぱいスープのカン・チュアです。
具は海鮮やお肉など、様々な種類があります。この酸っぱさの基は、日本で馴染みが薄いかものタマリンドです。
このお味を経験したら、病み付きになること間違いなしです。
主に温暖な地域で栽培される木。果実は調味料などとして幅広い料理に使用される。甘味と酸味がある。
▼タマリンドのペースト
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ベトナムのソウル・フード3選
ベトナム観光ツアーなどで訪れるレストランや飲食店、もうお決まりのレストランですね。
頑張ってローカルの飯屋さんに入っても、ベトナム語のメニューでは意味が分からず、店頭にある出来合いのおかずか周囲のお客さんが食べているものを見て注文するのが精一杯です。
そこで、ホーチミンの活気も一緒に味わいたいのなら、活気の源ともなっているホーチミンのソウル・フードにチャレンジしてはいかがでしょうか。
ホーチミンでは、若い力がどんどん社会に進出しています。
皆さん、向上心も高く元気もいっぱいです。
その活気の源が、皆さんの体力を支えるソウル・フードなのではないでしょうか。
大勢でワイワイ楽しんで、美味しいお料理をお腹一杯にして・・・元気になるのは当たり前ですね。
日本の生活に疲れてしまったら、ベトナムの皆さんの輪に入って、ソウル・フードを食べて、本場の活気を吸収してみませんか。
その地域特有の料理のこと。郷土料理を指す場合もある。元々はアメリカ南部の黒人地域料理のことを指していた。
1 貝料理
▲ベトナムの貝料理 by Nha Le Hoan
元気一杯のホーチミン、「ソウル・フードって何?」って聞いてみたら、びっくりするような答えが返ってきたんです。
それは、なんと貝料理!
何故なのか?
だって、ホーチミン市は海に面してないのですよ。
実は車で2時間程のところにブンタウ・ビーチがあって、その付近の漁港から新鮮な魚貝が運ばれてくんです。
▼ブンタウ・ビーチ
by manhhai
貝料理のお店では店頭に様々な魚貝が並べられ、好きな貝を選んでお好みの調理方法で調理。
もちろん、海老や蟹なども一緒にオーダーできます。
安くて美味しいのがソウル・フードの基本、貝料理をいっぱい食べて、元気になりませんか。
▼貝が売られるお店
2 山羊鍋
ホーチミンに移る住む前に、日本で見たとあるBSの旅番組。
大きな車庫のようなところにぎっしと詰まって食事をする人々、山羊鍋を食べる溢れるほどの人たちの活気を見てびっくりしました。
でもホーチミンに来て、それは当たり前の光景だと知って、更に驚き!
山羊鍋メニューの流れとしては、まず山羊肉のバーベキューを楽しみます。
続いてお鍋に移っていくのですが、山羊肉に加えて野菜などの具がたっぷり。
山羊肉、お店によって少々クセのあるお味なのですが、人気のあるお店はクセもなくとても食べやすいです。
活気の源、山羊肉の焼き肉&お鍋、試してみてください。
3 バーベキュー
▲ベトナムのバーベキュー by Jay Kim Some rights reserved
ベトナムの人たちは、バーベキューが大好き。
ホーチミン市内を歩いていると、七輪を囲んで焼き肉をほおばっている人たちをよく見ます。炭火で焼いたバーベキュー、美味しいですよね。
日本の焼き肉屋さんは、ガスを使った鉄板で焼くお店が多いようですが、こちらでは高級店のみ。
そして焼き肉屋さんではなく、「バーベキュー屋さん」なんですよね。網の上に乗せる具も、お肉だけでなく野菜や魚貝と種類がいっぱいです。
そして、独特のタレを付けていただきます。
Q.(Webon編集部) ホーチミンに行った際、ソウルフードを食べたい時はどのように注文すればいいでしょうか?
A.(五百井) ベトナム語の発音は難しく、カタカナで書かれた言葉を発しても100%通じません。貝料理なら、たいてい店頭に貝類が並んでいますので手差しで貝を指定して調理法を伝えればOKです。
基本的には、ローカル地域のメニューはベトナム語オンリーが多く、ベトナム人の知り合いかベトナムがわかる方と一緒に行くのが得策ですね。
以上、ベトナムの地元グルメとソウルフードでした!次のページではベトナムで愛されるスイーツを紹介します。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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