『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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活気あふれるローカル市場
元気なホーチミンをいっぱいに感じたいのでしたら、とにかく市場にいきましょう。
庶民の台所とも呼ばれる市場、迷路のような狭い通路が走る市場の中は、小さなお店がひしめき合って並んでいます。
▼市場の様子
photo by Tri Nguyen
更に市場の周りには、露天がビッシリとあって、大勢の人々が買い物に訪れます。
各地域にある市場は観光客の姿もまばら、食材や日用品がメインとなっています。
お肉やお魚に野菜などの食料品を扱うお店は、早朝に開店してお昼過ぎには閉まってしまうところも少なくありません。
これは働く時間を短くしたいから、というわけではありません。ベトナムの皆さんは働き者です。
早朝に開店してお昼過ぎには閉まってしまう、というのは市場での傾向で「常温での販売」というのも関係しているかもですね。もちろん夕方まで営業しているお店もたくさんあります。
ただ「庶民の活気」に触れようと思ったら朝のうちか遅くてもお昼前に訪れるようにしたほうが良いでしょう。
タンディン市場「ア・モイ」
ホーチミン市の各地域には、「ローカルの市場」があるんです。
ローカルの市場とは言っても、そこそこ大きいのですけどね。
そんな市場の中でもおすすめなのが、ホーチミン市の3区にあるタンディン市場です。
▼庶民の台所となっている市場「タンディン市場」
photo by Tri Nguyen
▼動画:タンディン市場
▼ホーチミン市の3区
By Rdavout – self-made. Originals by Renaud d’Avout d’Auerstaedt (http://renaud.davout.org/), registered wikipedian (rdavout). Batch created in 2007-04., CC 表示-継承 3.0, Link
タンディン市場は服の生地で有名な市場、地元の皆さんが生地を探しに訪れます。
お気に入りの生地が見つかったなら、採寸してオーダーメイドで希望の服を作ってもらえるんですよ。
それも、驚くほどの格安で。
でも、私のタンディン市場でのおすすめは生地屋さんじゃなくて乾物屋さん。
「ア・モイ」という小さな小さな商店で、私の一番のお気に入りです。
▼ア・モイ
商品よって金額は様々です。大抵が1キロ当り20万ドン~30万ドンくらいです。日本円で1000円~1500円くらいですね。私は500gくらいの単位で購入しますが、普通は200gでしょうか。そうすると、200gが1つで200円~300円ほどとなります。
ア・モイおすすめ商品5選
1 カシュー
ア・モイで一番のおすすめは、なんと言ってもナッツ類、様々な種類が揃っています。
ベトナムは、ナッツ関係もめっちゃ美味しいんですよ。
カシューナッツにヘーゼルナッツ・マカダミアナッツ・アーモンド・クルミにピスタチオ、更には、カボチャやヒマワリの種まで。
特に皮付きのカシューナッツは、日本ではとても珍しいのでお土産に最適だと思います。
面倒くさがりやさんの自分用としては、スキンレスのカシューナッツが良いですね。
毎日手の平くらいの量を食べるようにしていると、アンチエイジングに効果があるとか。
でも、食べすぎはカロリーの取りすぎになるので要注意です。
そして、なんといっても驚きなのがお値段。
ご案内した観光客の皆さんもびっくりされています。
2 ドライフルーツ
ドライフルーツも、絶対におすすめです。
日本でドライフルーツというと、砂糖漬けのような状態でとっても甘いイメージですよね。
でもこちらのドライフルーツは、ほとんどがノンシュガー。
食べた感じは、ドライフルーツというよりも、普通に半生のフルーツなんです。
種類も豊富で、南国のフルーツでお馴染みのマンゴーやパッションフルーツなど、生姜や蓮の実までが揃っています。
マンゴーやパイナップルのようなメジャーなドライフルーツも美味しいのですが、私的にあまり知られたくないおすすめ品は金柑(きんかん)です。
これはコンフィチュール(果実の形が崩れていないジャムのようなもの)のようになっていて、洋酒との相性もバッチリ。
私が日本にいる時、金柑を買ってコンフィチュールを作っていたのですが、金柑は結構高い上に調理もとても面倒でした。
それがとても安くて購入でき、おしゃれな器に入れてウイスキーなどと一緒にだせば、最高なんですよ。
3 蟹・海老・小魚の佃煮
あくまで普通の乾物屋さんなので、魚貝類の乾物も当たり前に並びます。
乾燥させたというか半生風の海老はお料理にグッドですし、小蟹の佃煮風はお酒に合いそうです。
ただ、お酒の飲めない私はご飯の友にさせていただいています。
ご飯の友といえば、最高なのが小魚の佃煮風。
暖かい白ご飯との相性は、まさにベストマッチで何杯でもお代わりができそうです。
小魚の佃煮風、おすすめの一品です。
Q.(Webon編集部) ベトナムのお米と日本のお米にはどのような違いがあるのでしょうか?
A.(著者:五百井) ベトナムでのメインはインディカ米(お米の品種)です。ベトナムはタイ・アメリカに次ぐお米の輸出国です。日本のお米のような、もちもちとした感じではなく、どちらかというとパサパサな感じです。焼き飯にしたら、とっても美味しいです。
でも日本のお米がやっぱり一番美味しいですね。ベトナムでも日本米を購入できますが結構高いです。私も移住をした頃は、ベトナム米(ベトナム産のお米)の匂いが少々気になりましたが、今では慣れて美味しくいただいています。
それと、最近感じているのですが、一般に売られているお米も、以前と比べてかなりもちもち感が増してきている感じがしています。ジャポニカ米(お米の品種)に性質が似てきているのか、私の感覚がそう感じているだけなのかはわかりませんが。
4 鶏肉や魚の干物
本来の乾物屋さんといえば、メインとなる商品が干物ですよね。
はい、ア・モイにももちろん揃っています。
魚の干物はそこそこ大きいので、家に帰ってから料理バサミで一口サイズにチョキチョキ。
1切れでご飯3杯いけるかもですね(笑)。
魚だけでなく、お肉の干物(なのでしょうか?)もあります。
5 お花のお茶
▲お花のお茶のイメージ By Shizuha – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
そして、最後にご紹介するのがお茶、様々な花のお茶が揃っていますので、いろいろ味比べをしてみても楽しいですね。
その中でも、私のおすすめはジャスミン茶です。
いろんなお店でジャスミン茶を買ったのですが、今のところ、ア・モイのジャスミン茶が一番美味しいと感じています。
そしてもう1つのおすすめがローズティー。
1年中暑い暑いホーチミン生活、水分補給は欠かせません。
我が家では、常に数種類のお茶を冷やしてお水代わりにゴクゴクしています。
そのラインナップに常に顔を出しているのが、紅茶&ローズティーのミックス。
香りも良くサッパリとしてとても美味しいです。
以上、ホーチミンのおすすめローカル市場、タンディン市場のおすすめのお店「ア・モイ」でした。次のページから第3章。第3章ではホーチミンの地元グルメをご紹介します。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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