このページでは海外旅行へ行く前に、まずは世界にどのような地域があって、どのような国があるのかを紹介します。自分が行きたい場所のイメージにピッタリの地域や国を選んでいただければと思います。
世界の地域・国
まず、海外(世界)は大きく分けると
アジア・オセアニア・ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ・南極
の6つに分ける事ができます。(国際連合HP:https://unstats.un.org/unsd/methodology/m49/より)
▼世界6つの地域
以下、初心者の方が行くことがほとんどない南極以外の地域を解説していきます。
初心者の方が行くとしたらおすすめは「アジア」⇒「オセアニア」⇒「アメリカ」「ヨーロッパ」⇒「アフリカ」の順番です。
アジア
まずは日本も属しているアジアから紹介します。
アジアは日本のある「東アジア」と呼ばれる地域(日本、中国、韓国など)から「東南アジア」(タイ、ベトナム、インドネシアなど)「南アジア」(インドなど)「中東」(サウジアラビア、UAEなど)まで幅広い地域があります。
東アジアや東南アジアは宗教的には仏教国も多く、ヨーロッパなどに比べれば日本に文化的に近いですが気候は東アジア以外(東南アジア・南アジア・中東)は温暖な地域が多くリゾート地も多くあります。
▼温暖なリゾート地の代表例:アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ
それぞれの特徴を挙げるとキリが無いのでここでは割愛しますが、アジア圏は基本的に植民地だった歴史とそれまで独自の文化が発展してきた歴史を併せ持っている国が多いので旅行へ行けば独特な文化を楽しむことができるでしょう。
アジアはかなり広いので様々ですが、日本の浮世絵、中国のカンフー、タイのムエタイ、ミャンマーの民族衣装ロンジー、インドのガネーシャ(インド神話の神様)などがあります。
▼ロンジー
By Paul Arps – https://www.flickr.com/photos/slapers/11772966814, CC 表示 2.0, Link
▼ガネーシャ
オセアニア
オセアニアはオーストラリアやニュージーランドなど温かい気候が特徴です。フィジー島などのリゾート地として観光に訪れる方も多い地域です。
▼フィジー島
海外旅行初心者の方が訪れるとしたらまずはオーストラリアが良いでしょう。
オーストラリアはコアラやカンガルーなどの動物を観て楽しんだり、ビーチでのんびりしたり、世界最大級の一枚岩である「エアーズロック」を観て楽しんだりとライトな観光体験がたくさんできるでしょう。
▼エアーズロック
ヨーロッパ
▼東ヨーロッパと西ヨーロッパの大まかな違い
東ヨーロッパ(東欧) | 西ヨーロッパ(西欧) | |
ロシア・ウクライナ・ベラルーシなど | 国 | フランス・イギリス・ドイツ・イタリアなど |
あまり通じない | 英語 | 通じる |
鼻がとても高い | 顔立ち | 鼻が高い |
ヨーロッパは東はロシア連邦から西はフランス・スペインなどまで広がっており東と西では雰囲気が大きく異なります。
東はソ連時代に共産主義の影響を受けた国々と、西は華やかな雰囲気のあるフランスやイタリア。東と西では異なる文化が形成されています。
共産主義は最終的に貧しくなり、崩壊してしまった歴史があるので暗い雰囲気の国が多いと感じています。フランスやイタリのような資本主義国家は、成功を収めたので豊かになり文化も明るく発展していったもののように感じています。
例えば言語にしても東側のロシアに行くと英語はほとんど見る事ができません。(ロシア語ばかりです)
西側のヨーロッパの多くの国では(日本でもそうですが)外国人観光客の為に英語表記がお店や交通機関にありますが、ロシアだとそのような事が無いので「異国に来た感」を感じる事ができます。
また、顔立ちも東欧の国の方は鼻がとても高く(西ヨーロッパの人よりもさらに高く)美しいのでそのようなところでも独特の雰囲気があります。
▼ロシアの方の顔立ちの例:スケート選手エフゲニー・プルシェンコ選手
By David W. Carmichael , CC 表示-継承 3.0, Link
西ヨーロッパはフランス・イタリア・ドイツなど日本でもよく名前を聞く国が多いので馴染み深いですがやはり街並みがとてもきれいです。
レンガ調の建築物が古くから残っているので世界史で習った場所(例えばイタリアにあるローマ帝国時代の「コロッセオ」など)を訪れても感動します。
▼イタリア:コロッセオ
北欧(ノルウェーやスウェーデンなど)もまた違った気候や文化です。
▼ノルウェーはオーロラが観られることで有名:オーロラ
アメリカ
アメリカは北米(アメリカ合衆国、カナダなど)と南米(ブラジル・アルゼンチンなど)に大きく分けることができます。
アメリカは日本へ文化的に多く入ってきているのでなんとなくイメージが付くでしょう。
ただ実際にアメリカを訪れると広大な土地が広がっている事を感じる事ができるでしょう。ニューヨークやロサンゼルスなどの栄えた場所もあるのですがアメリカのほとんどは自然です。
▼ニューヨーク
壮大な自然はアメリカで多く見る事ができて感動するはずです。日本ではなかなか見る事のできない「とにかく大きな滝」「とにかく大きな岩」などを楽しむことができます。
▼とにかく大きな滝の例:ナイアガラの滝
▼とにかく大きな岩の例:グランドキャニオン
南米は陽気なイメージがあると思います。
もちろん陽気で明るい人たちも多くいますがこちらも自然はみどころです。特にまだあまり人が訪れたことの無い場所も多く残っていて、「ありのままの自然」という感じがします。
例えばベネズエラの”ロストワールド”と言われる「ギアナ高地」を見ていただければその意味が分かるでしょう。
▼ギアナ高地(ギアナ地方にある高地)。下記写真の「テーブルマウンテン」を指す。
アフリカ
アフリカは発展途上で、初心者にはあまり向いていない地域ですがサバンナで野生の動物をみたりするのが旅行の時の楽しみ方です。
▼サバンナ
他には現地の文化を継続する(首長族などの)民族のいる地域を訪れてみたりするのも楽しみ方の一つです。
▼首長族の女性
そんな民族もいる一方、ケニアのナイロビなどの都市ではビルが建築されたりしているので近代文明が入り込んでいる地域もあります。
アフリカの国の中には内戦が未だに続いているソマリアという国もあり治安は全体的にあまり良くない事もあるので旅行に行きたい場合は下調べをよくしてから行くと良いでしょう。
調べ方は地球の歩き方などのガイドブックを読む、ネットで現地情報を検索する(旅行ブログなど)などがあります。ただ、日本語の情報も限られていますので英語でネット検索して英文を読む(又はグーグル翻訳を駆使して読む)などが良いでしょう。
以上、世界の地域の紹介でした。
上記ではおおまかな分類をして紹介しましたが実際は国によって文化・気候・治安はかなり異なりますのであくまでも旅行先を選ぶ際の大まかな参考程度に考えていただければと思います。
次のページでは海外旅行に行こうと思った時の準備について解説をしていきます。