『ハーブ生活入門』目次へ (全14ページ)
入浴が大好き
私がおすすめするハーブ風呂を紹介する前に、入浴の効果についてこのページで少しお話させてください。
入浴は、心身共にリラックスできる至福の時間を過ごせます。
日本には沢山の温泉地があり、日常でもお風呂に入りお湯に浸かるのが当たり前の習慣となっています。
私はお風呂が大好きで、色々な温泉地に行くことも大好きです。テレビで温泉の情報が流れる度に夫に連れて行って欲しいアピールをしてしまうので、夫に苦笑いをさせてしまう程です。
全国の温泉地を「生きているうちに全て制覇したいなあ」と思っています。銭湯やスパも勿論大好きです。
当たり前のように毎日入浴をすることは日本独自の文化であり、海外では日本と同じように毎日お風呂に入って浴槽に浸かる国はほとんどありません。
昔この事をテレビで知った時はとても驚きました。
その時のテレビでは欧米の国の人の話が取り上げられていたので、アジア独自のものなのかなとも思っていました。
しかし以前働いていた会社の台湾、韓国、フィリピンの出身の方とちょうどお風呂の話題になったので話を聞いてみると、そもそも浴槽が無い家が多い事や、たまに銭湯に行くけど家ではシャワーだけで済ますという話を聞きました。
毎日浴槽に浸かる事や、親子のスキンシップとして一緒にお風呂に入る日本の文化に驚かれる国の人が多いようです。
そこで調べてみると日本独自の文化である入浴には、3つの効果がありました。
入浴の3つの効果
温熱作用
身体が温まる働きのことを温熱作用といいます。
あたたかい湯船に浸かれば当然身体は温まります。身体には沢山の毛細血管がありますが、温熱作用により血管が広がり、血液循環がよくなります。そして血のめぐりがよくなると、冷え性の改善や肌色もよくなるので美容への期待、新陳代謝が活発になるのでデトックス効果にも期待できます。
よくお風呂に浸かるとコリや疲れがとれると言いますが、これも温熱作用により身体の血流がよくなるために起きる作用です。
水圧作用
浴槽のお湯に浸かることでも水圧がかかります。身体に圧をかけると足や手に溜まった血液が押し戻され、心臓が活発に働き血液循環が良くなります。
心臓から遠い位置にある足は、身体のなかでもっとも浮腫(むく)みやすい場所なので、血液循環を良くする入浴はとても効果があります。
浮力効果
水中では身体が浮く分、普段使っている筋肉が休まります。私達は日常の生活の中で椅子に座り、歩いているだけでも身体中の筋肉を使っています。
浴槽にのんびりと浸かれば、緊張していた筋肉がほぐれて身体が軽くなるので心身共にリラックスできます。
逆に水中で身体を動かせば、水圧と水の抵抗により普段よりも身体を動かす為に使われる力が必要になるので筋肉増強が期待出来ます。
身体への影響
以上、3つの効果を紹介しましたが、入浴の効果による身体への影響は、睡眠の質の向上や体臭抑制、免疫力の向上などがあります。
しかし効果があるからといっても、長時間の入浴は心身に悪影響を与えることもあります。
私は長時間入浴してのぼせてしまい気持ち悪くなった経験があります。
他にも先程お伝えした水圧と水の抵抗による負荷を長時間身体に与えると、かえって疲れが溜まってしまう場合があります。また、肌の保湿成分(油分)がなくなってしまい乾燥の原因にもなります。
疲れていてお風呂でリラックスしたい方、少し体力に自信が無い方は10分程の入浴が一番効果的です。
ダイエットなどで身体に負荷をかけたい方、デトックスしたい方はそれ以上入浴しても問題はありませんが、水分を摂り入浴後の保湿を必ずすることをおすすめします。
私は肌が乾燥気味なので、浴槽に長く浸かる事は滅多にありません。しかしダイエットや美容効果も魅力的なので、いつも浴槽につかり足のリンパを中心にマッサージをします。
むくみ取りマッサージ法
一番簡単なマッサージの方法は、片足の足首を両手で掴み膝裏にあるリンパに向かって手を滑らせるだけ。この時膝裏のリンパを少し押して刺激します。
マッサージのあとに軽く負荷をかけたストレッチを行い、5分程の入浴時間を過ごします。残りの5分程度はのんびりと浴槽に浸かります。
足の浮腫みがある人にはマッサージは特におすすめの入浴法です。するとしないとでは翌日の足の軽さが全然違います。興味のある方は是非お試しください。
<このページの参考>
https://www.bathclin.co.jp/happybath/%E5%85%A5%E6%B5%B4%E3%81%AE%E5%8A%B9%E6%9E%9C/
https://healthcare.kao.com/main_post/bath01/
https://www.jbia.org/knowledge4.html
http://www.kago-ksr.or.jp/wpDir/wp-content/uploads/2012/02/30996301bf90297cb46f484de08d0f9c.pdf
https://takeda-kenko.jp/yakuhou/backnumber/pdf/vol469_01.pdf
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/321.html
次のページではハーブ風呂のメリットと作り方などについて解説をしていきます。
『ハーブ生活入門』目次へ (全14ページ)
スポンサーリンク
はじめに
第1章 種類
第2章 ハーブティー
第3章 ハーブ風呂
番外編
著者 ひよこR
ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。
お問い合わせはこちらから