代表的なスノーボードの大会を知ろう!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

代表的なスノーボードの大会

 

このページではスノーボードの代表的な大会について紹介していきます。

ここで紹介する大会は世界トップクラスの選手だけが出場し、観て絶対に損はしない世界最高峰のハイレベルな大会です。

 

他のスポーツでは「オリンピックが最高の舞台で、ワールドカップや世界選手権などが主要な大会」という位置づけだと思いますが、スノーボードの世界では少しだけ事情が異なります。

 

  • X GAMES(エックス ゲームズ)
  • BURTON US OPEN(バートン US オープン)
  • オリンピック

この3つがスノーボード3大大会と言われる最高峰の舞台です。これらをスノーボード観戦初心者の方にもみどころが分かるよう解説をしていきます!

 

1 X GAMES(エックス ゲームズ)

初開催 1997年(夏季は1994年)
開催地 アメリカ中心
出場方法 大会からの招待
観る方法 TBS/ニコニコチャンネル/Youtube

 

X GAMESはアメリカのケーブルテレビ「ESPN」が主催するエクストリームスポーツ(=過激な要素を持ったスポーツの総称)の祭典で、世界中で熱狂的に盛り上がる人気の大会です。

 

スノーボード以外にも、スノーモービルやBMX(自転車競技の一種:下図参照)・スキー・スケートボードなどのエクストリームスポーツと呼ばれるジャンルのスポーツ種目の大会が開催されます。

 

▼BMX

photo by TAKA@P.P.R.S – RED BULL AIR RACE CHIBA 2017-292.jpg CC 表示-継承 2.0

 

スノーボードでは、

  • ハーフパイプ
  • ビッグエア
  • スロープスタイル
  • スノーボードクロス
  • リアルスノー

この5種目が行われます。

 

「リアルスノー」とは、バックカントリー(整備されたゲレンデ以外のフィールド)やストリート(街中)で撮影された動画を配信し、視聴者の投票によって順位をつけるムービーコンテストです。

映像撮影の魅力が強いスノーボードらしい種目ですね。

 

【著者に聞きました!】リアルスノーってどんな大会?

Q. XGAMESの「リアルスノー」のような映像コンテストはスポーツの大会では斬新ですが、どのような方法で一般の視聴者は観戦するのでしょうか?

A. リアルスノーは、X GAMESの公式サイト(http://www.xgames.com/)で映像が一般公開されます。1週間くらいの一般視聴者による投票期間が設けられ、最も多くの票数を獲得した選手が優勝となります。

ちなみに投票締切の翌日に公式サイト上で結果が報告され、またX GAMES開催当日に授賞式も行われてます。投票締め切り後も映像は公開され続けます。

▼リアルスノーの映像(2018年の優勝者)

スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章) スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章)

 

X GAMESの魅力はとにかく盛り上がりが半端でないことです。

出場する選手は世界トップクラス(オリンピックでもメダルを獲得している選手など)が漏れなく出場する超ハイレベルな大会。過去の実績などを見て大会側が選手を招待します。

 

また、キッカー(ジャンプ台)やハーフパイプ(半円のフィールド:下図参照)がとにかく巨大です。その巨大なアイテムでトッププロ達が迫力ある滑りをし、観客がとても盛り上がる事も魅力の一つです。

 

▼キッカー

▼ハーフパイプ

photo by sookie 

 

その歓声に感化されて選手もエキサイトし、さらに激しい滑りを見せてくれます。

観ていて一番楽しめる大会と言って間違いないでしょう。

 

YouTubeで競技の全貌が配信されています。また、関東ではTBSで地上波でも放送されているようです。

 

▼X GAMESの様子

 

 

2 BURTON US OPEN(バートン ユーエス オープン)

初開催 1982年
開催地 アメリカ
出場方法 大会からの招待
観る方法 Youtube

 

BURTON US OPENは、最も歴史あるスノーボードの大会です。

この大会で優勝することは、スノーボード選手として「最も名誉あること」と言われています。

 

種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル

この2種目が開催されます。

 

スノーボードは、有力な選手が強豪国(アメリカなど)に偏っている傾向があります。

ですので、国ごとに出場選手数の制限があるオリンピックよりも国ごとの出場選手数に制限のないこのBURTON US OPENの方が出場選手のレベルは高い言われています。

また、先ほど紹介した「X GAMES」はお祭り色も強い大会なので、純粋に技術を競う競技としてはこの大会が世界最高峰と言えるでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボードの世界大会に出場するには?

Q. XGAMESやBURTON OPENは世界トップクラスが出場するようですが、どのように出場選手は決まっているのでしょうか?

A. 「XGAMES」「BURTON OPEN」の出場選手は、基本的に大会が選手を選んで招待する形式となっています。過去の大会の実績や、その年の他の大会の戦績などで選出されるようです。

また、国ごとの出場選手数の制限は全くないはずです。ですのでもしもアメリカの選手ばかりが結果を残しているならば、大会の殆どがアメリカの選手になることもルール上はあり得ると思います。

 

選手達もこの最高峰の舞台で最高のパフォーマンスが発揮できるようにコンディションを合わせてきます。

他の大会では決して見られないようなハイレベルな攻防が見られるのがBURTON US OPENの最大の魅力です。

※BURTON OPENはUS(アメリカ)の他にニュージーランド・カナダ・ユーロ・アジアなどもあります。

 

YouTubeのBURTONチャンネルやRed Bullチャンネルで配信されています。

▼BURTONチャンネル

 

 

3 オリンピック

初開催 1998年(スノーボード)
開催地 世界各地
出場方法 各国の選考
観る方法 NHK/各民放/Youtube

 

先ほど「BURTON US OPENに比べるとオリンピック選手のレベルは若干落ちる」と書きましたが、それでもオリンピックが「X GAMES」や「BURTON US OPEN」に並ぶ世界最高レベルの選手達が出場する最高峰の大会の1つであることは間違いありません。

 

ただ、スノーボードは陸上やスケートなどのように「オリンピックだけに標準を合わせて目標にするスポーツ」ではありません。

特にスノーボードのフリースタイル種目(ハーフパイプやビッグエア)ではそこまで特別視される大会ではないことだけは知っておいてほしいです。

 

▼ビッグエア(一発のジャンプの演技を競う種目)

 

オリンピックで実施されるスノーボード種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル
  • ビッグエア
  • スノーボードクロス
  • パラレル大回転

の5種類です。

 

オリンピックの他の大会にない魅力はやはり、地上波で放送されることでしょう。

ただ単に視聴がしやすいからという理由だけでなく、日本語で実況と解説をしてくれるので、スノーボードに詳しくない人でも楽しく視聴ができると思います。

 

そして何より、日本人がオリンピックメダルを取ってくれたらとても嬉しいので、観ていてワクワクしますよね。

普段スノーボードの大会に興味のない方でも楽しめるのではないでしょうか。

 

近年スノーボードの日本人レベルは急激に上がり、日本は強豪国の1つに数えられるようになりました。

今後も毎回のようにメダル候補に挙げられると思いますので、これからもオリンピックで日本中を賑わさえてくるはずです。

2022年の北京オリンピックも是非注目しましょう!

 

 

【番外編】スノーボードマスターズ

スノーボードマスターズ公式HP

初開催 2018年
開催地 日本
出場方法 応募
観る方法 Youtube

▲スノーボードマスターズの様子

 

スノーボードマスターズは、作家の東野圭吾氏が発起人(東野圭吾氏はスノーボードが大好きだそうです)となって、2018年に初めて開催された大会です。

 

東野圭吾(1958-)
ベストセラーミステリー小説を多数執筆する小説家。代表作に「白夜行」「容疑者Xの献身」など。福山雅治氏が主演のドラマ「ガリレオ」の原作者としても有名。

 

バンクドスラロームとテクニカル・ビッグエアという3種目が行われます。

スノーボード技術の総合力が試される大会で、プロアマ問わず多くの選手が参加する大会となりました。

大きな話題を集めて大成功を収め、2019年の開催が早くも決定しています。

テクニカルの選手とジャンプの選手までが一緒に集まる競技は他になく、色々な滑りを観ることができて、観ていて非常に面白い大会です。

 

 

以上、国内外の大会をご紹介しました。是非今後注目していただけたらと思います。

次のページからはスノーボード競技の種目を深く掘り下げていきます。まずはオリンピック種目になっている「ハーフパイプ」からご紹介します!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードの大会種目を知ろう!

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードの大会種目

 

スノーボードの大会競技は、オリンピックでも日本人がメダルを獲得して話題を集めましたので「少しは観たことがある」という人も多いと思います。

しかしその反面「ルールや見どころなどがわからなくてあまり楽しめなかった」という人も多いのではないでしょうか。

この第1章ではそんなスノーボードの大会や種目を、初心者の方でももっと楽しめるようにルールや見どころなどを6ページにわたり解説していきたいと思います。

また、スノーボードではオリンピック種目となった競技以外にも様々な競技があり、オリンピック以上に楽しめる大会なども多々あります。

まずはこのページで、スノーボードの大会種目を紹介していきます。

 

種目

1 ハーフパイプ

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 平野歩夢・ショーンホワイト

▲平野歩夢選手のハーフパイプの様子

 

ハーフパイプは、オリンピックで日本代表の平野歩夢選手が2大会連続のメダルを獲得したことで話題になったので知っている人も多いのではないでしょうか。

 

▼平野歩夢選手

 

 

大きなパイプを半分に切ったようなコースで、その壁を駆け上ってジャンプ。その演技の採点を競う競技です。

 

ハーフパイプの壁の高さは大会によって異なり、大きなもので約6m、さらにそこから6m以上のジャンプをするので地上からは10mを超えるジャンプとなります。

その高さの迫力と技の華麗さは圧巻です。

 

 

 

ハーフパイプについて詳しくは後のページで!

 

2 スロープスタイル

▲スロープスタイルの会場 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 角野友基・セバスチャントータント・鬼塚雅

▲スロープスタイルの様子

 

スロープスタイルもオリンピック種目になりましたので知っている人も多いと思います。

キッカー(ジャンプ台)でジャンプしたり、レール(手すりのようなアイテム)やBOX(箱型のアイテム)などの「ジブアイテム」と呼ばれるものが設置されたコースで技を決めながら滑ります。その演技が採点されて、点数を競います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

様々なアイテムが設置されたユニークなコースで様々な技を繰り出しながら滑走する実にエキサイティングな競技で、その「ジャンプの高さ」と「格好良さ」はスノーボード好きでなくても楽しめるでしょう。

 

 

スロープスタイルについて詳しくは後のページで!

 

3 ビッグエア(ストレートジャンプ)

▲ビッグエアの様子

▲ビッグエアの様子

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 鬼塚雅

 

ビッグエアは「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」とも呼ばれる競技で、キッカー(ジャンプ台)で一発のジャンプの採点を競う競技です。

先ほどご紹介したスロープスタイルのコースにもキッカーはありますが、一発だけに勝負をかけるのでビッグエアは大技が見られるのが魅力です。

 

ビッグエアではスロープスタイルのキッカーよりも巨大なものを使用するので、高難易度のトリックがしやすく、最高でクワッドコーク1800(縦に4回転横に5回転)という異次元の大技まで生まれています。

 

▼クワッドコーク1800

 

 

ビッグエアについて詳しくは後のページで!

 

4 スラローム(パラレル回転)

形式 タイム
同時滑走人数 1~2人
オリンピック
有名な選手 竹内智香・エステルレデツカ

▲竹内智香選手のスラローム(パラレル大回転)

 

スラローム(スラロームは「パラレル回転」と呼ばれたり「パラレル大回転」(ジャイアントスラローム)と呼ばれる種類があります)は、旗門(青と赤の旗のようなもの)が設置されたコースを滑り降りるタイムを競うレーシング競技です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転は、設置された旗門の間隔が違います。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンで「回転」よりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードの大会では二人同時に滑る「パラレル」が一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼ばれます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

竹内智香選手がソチオリンピックで銀メダルを獲得したことで有名になった種目で、スキーでの同様の競技があるので見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

▼竹内智香選手

 

 

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これまで紹介した、演技を競うフリースタイル種目と違い、スラロームはスピード勝負の競技です。

ちなみにスラロームの選手は一般的に市販されているスノーボードの道具とは違い、アルペンボードとハードブーツという専門の道具を使用して行います。

 

 

スラロームについて詳しくは後のページで!

 

5 スノーボードクロス

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

形式 レース
同時滑走人数 4人~
オリンピック
有名な選手 ピエールボルティエ

▲スノーボードクロスの様子

 

スノーボードクロスは、キッカー(ジャンプ台)やバンク(斜めになった斜面)、ウェーブ(起伏)などが設置されたコースを4〜6人くらいが一斉にスタートして着順を競う競技です。

 

 

スピード勝負の競技ですが、スラロームと違い、基本的にタイムは関係なく着順で勝敗が決定します。

そのため、スピードだけでなく選手間の駆け引きなども魅力の競技です。F1などのモータースポーツにも似た楽しさがあります。

 

 

スノーボードクロスについて詳しくは後のページで!

 

6 テクニカル

▲「テクニカル」はターンの美しさなどを競う

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手

▼テクニカル選手権の様子

 

テクニカルはターンの技術を競う競技です。

タイムは関係なく、ターンの美しさや技術力などを競います。

 

スノーボードを詳しくない人なら知らない人も多い種目かもしれませんが、国内ではとても人気の競技で、毎年全日本選手権をはじめとして様々な大会が開催されています。

ハーフパイプなどのジャンプをする競技や、スラロームのようなスピードを出す競技と違い、危険性が少ないので、選手としても気軽に挑戦しやすい魅力があります。

 

 

テクニカルについて詳しくは後のページで!

 

7 バンクドスラローム

形式 タイム
同時滑走人数 1人
オリンピック -(パラリンピック)
有名な選手 成田緑夢

▲バンクドスラロームの様子

 

バンクドスラロームは、バンク(傾斜のある斜面)やウェーブ(起伏)などのコースを滑り、そのタイムを競う競技です。

オリンピック種目ではありませんが、パラリンピックで成田緑夢選手が金メダルを獲得し話題を集めました。

 

バンクドスラロームはパラリンピックの種目ですが、身障者のための競技というわけではなく、むしろ最近巷では流行になっている人気の競技です。

コースは先ほどご紹介したスノーボードクロスのコースにも似ていますが、より複雑なコースが設定され、一人ずつ滑りタイムを競います。

 

バンクやウェーブが設置された3D(立体的)なコースは滑るだけでの楽しいので、もしバンクドスラロームが設置されたゲレンデがあれば是非滑ってみて欲しいです。

 

種目ごとに全く違う魅力がある!

 

このページではスノーボードの様々な種目について紹介しました。

スノーボードはジャンプやレースが注目されがちですが、テクニカルやバンクドスラロームなどのひと味違った種目などもあります。

これまで過激なジャンプなどに興味がなく、スノーボードに興味のなかった人でも他の種目を見たら考えが変わるかもしれません。

是非一度、色々なスノーボードの種目を見てみてはいかがでしょうか!

 

次のページでは代表的なスノーボードの大会についてご紹介していきます!それぞれ特徴のある大会ばかり。是非観戦してみてください!

 

 

 

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

知っておきたいプロスノーボーダー14選

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは、スノーボードの大会各競技で活躍するプロ選手を紹介していきます。

世界の第一線で活躍しており、これからを注目される最低限知っておきたい選手です。

出場選手の中に、この選手達の名前があれば絶対見逃してはいけません!

 

ハーフパイプ

photo by Zach Dischner

ハーフパイプとは

半円状のコースでジャンプ・トリックを決めながら演技を競う競技。スノーボードスキルをオールラウンドに求められる。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

1 ショーン・ホワイト(Shaun White)

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▲ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 1986年9月3日
主な受賞歴 2006トリノ五輪金メダル・2010バンクーバー五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(全てハーフパイプ)
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ショーン・ホワイト選手は3つのオリンピック金メダルに加え、X-GAMESやBURTON US OPENなどの最大規模の世界大会でも数えきれない金メダルを獲得しているハーフパイプのスーパースターです。

 

「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説! 「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説!

 

スノーボードに全く興味のない人でも、ショーン・ホワイト選手だけは知っているという人も多いのではないでしょう。

 

スノーボードの競技選手としては大ベテランになる年齢ですが、ショーンならまだまだやってくれそうですのでこれからも注目です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ショーン・ホワイト選手は勝ちに対する執着心がすごいです。もちろん他の選手も優勝を目指して頑張っていますが、ここまで勝ちにこだわるスノーボーダーは珍しいと思います。

また、技術も素晴らしく、難しいトリックでのジャンプの高さは他の選手と比べると全然違います

 

2 平野歩夢(ひらの あゆむ)

▲平野歩夢選手のハーフパイプ

出身国 日本
生年月日 1998年11月29日
身長 165cm
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル・2018平昌五輪銀メダル(どちらもハーフパイプ)
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オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した、日本人歴代最高のハーフパイプ選手です。

オリンピックで一躍有名になったので知っている方も多いのではないでしょうか。

その実力は本物で、オリンピック以外の大会でも常に表彰台に上がり続けています。

次のオリンピックでは、間違いなく金メダルの最有力候補になるでしょう。

 

【著者に聞きました!】なぜここまでスゴイ選手に?

Q. なぜ平野歩夢選手は日本一とまで言われるプレイヤーになる事ができたのでしょうか?

A. スポーツは子供の頃の英才教育が重要と言われていますが、スノーボードも同様です。スキー場までいかなくてはならないスノーボードの場合、親のサポートが非常に重要になります。

平野選手は子供頃から両親のサポートによって優れた環境で練習できたことが大きいと思います。

 

3 クロエ・キム(Chloe Kim)

 

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▲クロエ・キム選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 2000年4月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ハーフパイプ)
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平昌オリンピックの金メダルを獲得した韓国系アメリカ人の選手です。

若干18歳ですが、現在の女子のハーフパイプ選手としては頭1つ飛び抜けた実力を持っています。

これから時代を引っ張っていく選手になるのは間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

クロエ・キム選手は女子とは思えない高難易度のトリックを連発してくることが特徴です。テクニカルな滑りが特徴と言えるでしょう。

 

スロープスタイル・ビッグエア

photo by The Camp of Champions  

スロープスタイル・ビッグエアとは
スロープスタイルはジャンプ台・レール・BOXといった障害物を滑りながらトリック(技)を繰り出していきその演技を競う。ビッグエアは一発のジャンプの演技を競う。多くの選手がどちらの種目にも参加する。どちらもオリンピック種目。

詳しくは前のページで!

 

4 セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。レールのアウトなどで繰り出すこともあり、非常に綺麗で個人的に大好きです。

▼レールのアウト(out)

 

5 マーカス・クリーブランド(Marcus Kleveland)

 

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▲マーカス・クリーブランド選手のスロープスタイル

出身国 ノルウェー
生年月日 1999年4月25日
主な受賞歴 2017・2018X Games金メダル(スロープスタイル)
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ノルウェー出身のスノーボーダーで、現在最も優れたスキルを持つと言われるスロープスタイルの選手です。

平昌オリンピックでも金メダル候補とされていましたが、メダルなしで終わり業界からはかなり驚きの声が上がりました。

若干19歳と若い選手ですが、すでにスロープスタイル・ビッグエア競技を引っ張っているトップ選手で、注目度ナンバーワンの選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

マーカス・クリーブランド選手は、オリジナリティある技の数々が特徴的です。独特の回転軸でのスピンや、レールのオンやアウト(先述)でも3Dスピンなどの高難易度のトリックを平気で繰り出して驚かされます。

 

6 角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のスロープスタイル

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

7 ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のスロープスタイル

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

8 鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

アルペン

アルペンとは
スピードを競う種目。パラレル回転やパラレル大回転という種目に分けられているが基本ルールは同じで「いかに早くコースを滑られるか」というもの。この種目の選手は他の種目とは異なり「アルペン用の道具」を使っているのも特徴。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

9 ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

10 斯波正樹(しば まさき)

 

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▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
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平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

11 エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
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平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

12 竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

スノーボードクロス

photo by LG전자 

スノーボードクロスとは?

複数人(4人~)で同時に同じコースを滑りスピードを競う。ぶつかってしまう事もあるエキサイティングな種目で最後まで何が起こるかわからない面白さがある。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

13 ピエール・ボルティエ(Pierre Vaultier)

photo by Jmex CC 表示-継承 4.0

▲ピエール・ボルティエ選手のスノーボードクロス(赤のベストに赤のズボン)

出身国 フランス
生年月日 1987年6月24日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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ソチと平昌で2大会連続のオリンピック金メダルを獲得した選手です。

長年世界トップとして活躍してきた選手で、クロス界のスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ピエール・ボルティエ選手は勝負強さが特徴的です。クラッシュなどもあるスノーボードクロスは誰が勝ってもおかしくない競技ですが、その競技で2大会連続のオリンピック金メダルはものすごいことです。

 

14 ミケラ・モイオリ(Michela Moioli)

 

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▲赤のベスト、青と白の縞ズボンがミケラ・オイモリ選手

出身国 イタリア
生年月日 1995年7月17日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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平昌オリンピックの金メダリストで今最も勢いに乗っている選手です。

クロスの世界は実力が肉薄していますが、若干23歳という若さでオリンピック金メダルという自信を獲得し、これからスノーボードクロスの世界を引っ張っていく選手となるでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ミケラ・モイオリ選手も勝負強さが魅力です。実力的には肉薄していた平昌オリンピックのスノーボードクロス女子での優勝など大舞台に強い印象があります。

 

次のページからは第2章「スノーボードビデオの世界」です!まずは誰でも楽しめるおすすめのスノーボードビデオ(初級編)をご紹介!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

アルペン/スノーボードクロス/テクニカルの大会の楽しみ方

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは「アルペン」「スノーボードクロス」「テクニカル」の3競技について紹介していきます。

アルペンとスノーボードクロスで使われる道具は「一般に市販されているスノーボードの道具とは違う」など、かなり毛並みが他のスノーボード種目とは違う競技ですので、馴染みのない方も多いでしょう。

また、テクニカルはオリンピック種目ではないので、こちらもあまり馴染みが無いと思います。

「聞いたことがない」という人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、これら3競技も非常に魅力的な競技であることには違いありません。

今までハーフパイプやビッグエアなどの競技しか知らず、スノーボードにあまり興味なかった人こそ楽しめるかもしれませんので、是非一度観戦してみてはいかがでしょうか。

 

アルペン競技(パラレル回転・大回転)の楽しみ方

▲アルペン競技の大会(パラレル回転)

▲アルペン競技の様子

種目名 パラレル回転(大回転・スーパー大回転)
同時滑走人数 2人
形式 レース(タイム)

 

アルペン競技とは、パラレル回転やパラレル大回転など、旗門(旗のようなもの:上の画像の赤と青のフラッグ)を通過してタイムを競うレース種目を総称した呼び方です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転の違いは、設置された旗門の間隔です。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンでよりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードでは二人同時に滑るパラレルが一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼びます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

オリンピックでは、パラレル回転が正式種目となっており、2014年のソチオリンピックで竹内智香選手が銀メダルを獲得して話題になりました。

 

▼竹内智香選手

photo by Christian Jansky CC 表示-継承 3.0

 

タイムを競うレース種目はどんな競技でも魅力がありますよね。

日本のウィンタースポーツでは、スピードスケートやスキーが人気ですが、スノーボードのアルペンもそれらに負けないくらい楽しめる競技です。

 

スノーボードのアルペン競技の特徴は、基本的に一対一のトーナメント形式で行われることです。

スノーボードは屋外競技ですので、時間が経つと気温も変わり、雪面状況も変化します。

この一対一のトーナメントルールなら屋外競技のスノーボードでも公平な条件で競うことができ、何より勝敗がわかりやすく応援しやすいという魅力があります。

 

アルペン競技は道具も全く違う!

▲アルペンボードの例

 

アルペン競技では「アルペンボード」などと呼ばれる専門の道具を使います。

一般的に市販されているボードは「フリースタイルボード」と呼ばれていて、ノーズとテールの先端(ボードの前と後ろの先端)が反り上がっており、柔らかいブーツで滑ります。

 

しかしアルペンボードは、ノーズとテールが殆ど反り上がらず(ノーズだけ少し反り上がっている)、板の幅も非常に細く作られています。

 

 

また、ブーツとビンディング(板にブーツを付けるための道具)も異なり、スキー靴のような硬いプラスチックで作られたハードブーツを使用します。

▼ビンディング

▼通常のブーツ

▼アルペン用ブーツ

 

実際にアルペンボードで滑ってみると、滑った感じもフリースタイルボードとはかなり異なり別競技にも感じられるほど違います。

具体的に言うとブーツが硬いので足首を曲げることができず、かなり窮屈な滑りになります。ある程度スピードを出せば硬い道具は安定感がありますが、低速時はかなり滑りづらくなってしまうのです。

また、フリースタイルボードでは、足をガニ股にしたダックスタンスができますが、アルペンボードでは両足を進行方向に向けたスタンスで行います。

 

 

アルペン用の道具は圧雪バーン(整備されたゲレンデ)でスピードを出すことに非常に特化していますので、アルペン競技と以下で紹介するスノーボードクロスの大会では、このアルペンボードが使用されています。

 

【著者に聞きました!】アルペン競技で印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が、アルペン競技で印象に残っている大会とシーンを教えてください!

A. 2018年平昌オリンピックでのパラレル回転女子のレデツカ選手が金メダルを獲得したことです。レデツカ選手はスキーでもスノーボードでも平昌オリンピックに出場しており、さらにスキーとスノーボードでの二冠(どちらも金メダル)には本当に驚きました。しかもスノーボードでは、圧倒的な実力で危なげなく勝っていたのが印象的でした。

 

▼以上のことを踏まえてもう一度アルペン競技を観てみよう!

 

スノーボードクロスの楽しみ方

▲スノーボードクロスの大会

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

種目名 スノーボードクロス
同時滑走人数 4~6人
形式 レース

 

スノーボードクロスは、同じコースを4〜6人が一斉にスタートして着順を競う競技です。

先ほど紹介したアルペン競技と同じ「レース種目」に分類されますが、内容は大きく異なります。

 

スノーボードクロスの最大の特徴はコースです。

ただの一枚バーン(一つの方向だけに傾斜があるゲレンデ)を滑るのではなく、バンク(斜めになった斜面)やウェーブ(起伏)・キッカー(ジャンプ台)が設置されたコースで行われます。

スピードだけでなく、コース取りや勝負を仕掛けるタイミングなどの駆け引きも勝負を分けるポイントで、そのやり取りを観るのもスノーボードクロス観戦の醍醐味です。

 

▼スノーボードクロスのコースの例

 

巨大なキッカーなども設置されていて、一度間違えれば大事故も起こりかねない中、猛スピードで繰り広げられるデッドヒートは見てるだけでもスリル満点でエキサイトします。

ターンの技術だけでなく、キッカーやウェーブの地形を利用して加速する技術も求められ、総合的な滑走力が勝負を決めます。

 

【著者に聞きました!】スノーボードクロスの駆け引きとは?

Q. スノーボードクロスの駆け引き、と言われても初心者の私にはあまり理解できないのですが具体的にどのような駆け引きを選手は行っているのでしょうか?

A. 「駆け引き」は色々なものがありますが分かりやすいところで言えば選手を追い抜かす瞬間が特に注目ポイントです。例えば後ろで滑っている選手は、コーナーでうまく前の選手のイン(内側)をついて抜かそうとしますが、逆に前を滑る選手は抜かれないようコースを塞いでブロックします。しかし、ブロックすることに集中するとスピードが落ちてしまったりして、逆にアウトコースから抜かされてしまったり、最後の直線で抜かされることになったりすることもあります。このような駆け引きがスノーボードクロスでは行われています。

【著者に聞きました!2】スノーボードクロスで印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が印象に残っているスノーボードの大会とシーンを教えてください!

A. 2007年のX-GAMES(有名な世界大会)が印象的でした。90年代後半に大活躍していたショーン・パーマーという選手がいたのですが、2000年以降はスキークロス(スノーボードクロスのスキー版)やマウンテンバイクの方に転向し、スノーボードの大会には出ていませんでした。(スキークロスやマウンテンバイクでも世界トップレベルで活躍していました) そのショーン・パーマーが復活し、結果は4位という成績でしたが、相変わらずのスタートダッシュの速さは見ているだけで興奮しました。

▼ショーン・パーマー選手の滑りまとめ

 

▼以上のことを踏まえてもう一度スノーボードクロスを観てみよう!

 

テクニカル

▲テクニカルの大会

photo by TimOve 

種目名 テクニカル
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

テクニカルは、ターンの美しさや技術を競う競技です。

これまでご紹介してきたアルペンやスノーボードクロスと違いタイムは関係ありません。

決まったコースも設定されておらず、自由演技で競われます。

 

「ミドルターン(中ぐらいの幅(8m程度)のターン)」や「ショートターン(小さい幅(2m程度)のターン)」などの種目が設定されており、その種目に合わせた演技を自由に滑り、その採点を競うのが一般的なルールです。

 

 

基本的にはターンがメインとなりますが、フリー演技やグラトリ種目※などがある大会もあり、色々な滑りを見られるのが魅力的です。

※フリー演技やグラトリ種目・・・スピン(回転技)やグラブ(下図参照)などのターン以外の技を競う種目の事

▼グラブ

グラトリ
グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は「道具の選び方入門~滑り方で選ぶ~」で!(このページはスノーボード「大会観戦・動画鑑賞」入門)

 

一枚バーン(1方向の傾斜だけのゲレンデ)の中で自分の個性と技術を競うテクニカル競技こそ、ある意味スノーボードの全てが詰まった競技と言えるかもしれません。

 

世界的にはメジャーな競技ではありませんが、国内では非常に人気のある競技です。

最近ではテクニカル競技専門の板なども多数登場しています。

トップクラスの選手になると、スピードもターンのキレも物凄く、アルペン競技にも負けない迫力があります。

 

▼以上のことを踏まえてもう一度テクニカルの大会を観てみよう!

 

以上、アルペン・スノーボードクロス・テクニカルについてご紹介をしました!これで主な大会種目の解説は終わりです。次のページでは大会を観る際に知っておくべき有名プロスノーボーダーたちをご紹介します!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スロープスタイル/ビッグエアの大会の楽しみ方

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

「スロープスタイル」は2014年のソチオリンピックから、「ビッグエア」は2018年の平昌オリンピックから正式種目に加わり、そのジャンプの大きさや迫力ある滑りで話題を集めました。

このページではそんな「スロープスタイル」「ビッグエア」について、大会観戦をする際にもっと楽しむ事ができるような知識や観方を掘り下げて紹介していきます。

 

冬季オリンピックの開催年と都市
開催年 開催都市(国)
2014 ソチ(ロシア)
2018 平昌(韓国)
2022(予定) 北京(中国)

 

スロープスタイルの楽しみ方

スロープスタイルとは

▲スロープスタイルの様子

▲スロープスタイルのコースの例 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

種目名 スロープスタイル
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

スロープスタイルは、キッカー(ジャンプ台)や、ジブアイテム(レールやボックスなどの雪以外でできたアイテム)などが設置されたコースを滑り、演技を競い合う競技です。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

キッカー(ジャンプ)やレール・BOX(ジブ)などのいくつかのセクションがあり、全てのセクションの滑りが総合的に採点され、その得点で競われる種目です。

スロープスタイルではジャンプがあるので派手なジャンプばかりに目が行きがちですが、レールやBOXといった「ジブ」セクションも同じくらい得点の割合を占める重要なポイントで、勝負の分かれ目となります。

スノーボードのフリースタイル(ジャンプ技などのトリック)の総合力が試される競技と言えるでしょう。

 

 

スロープスタイルの魅力

1 大会によって違うユニークなコース

▲キッカーの様子 photo by The Camp of Champions S

 

スロープスタイルのコースは大会によって異なります。

オリンピックではジブ(レールやBOX)セクション3つ、ジャンプ(キッカー)3つくらいのオーソドックスなコースでしたが、大会によって短いハーフパイプ(下図参照)が設置されたコースや、コース上に自動車が設置されたコースなど、バラエティに富んだユニークな大会も多々あります。

▼ハーフパイプ

photo by sookie 

 

特にアメリカで人気のスノーボードの大会「X-GAMES」などは毎年ユニークなことをして、楽しませてくれます。

 

▼「X-GAMES」のスロープスタイルの様子

「X GAMES」については前のページで解説しています! 「X GAMES」については前のページで解説しています!

 

2 色々な技と個性ある滑り

 

スロープスタイルでは、コースの中で同じ技(例えば同じ方向に回転するジャンプなど)をすると得点が伸びないので各選手色々な技を繰り出します。

また、選手それぞれ個性ある滑りをしますので、ジブセクションからジャンプセクションまで見逃すことができません。

このように色々な技を見ることができるのはスロープスタイルの魅力ですので、選手それぞれの「個性ある滑り」に注目して見てもらえると、よりスロープスタイルを楽しく見れると思います。

 

 

3 勝敗を分けるポイント

 

大会毎に異なるコースで、個性ある滑りを観るだけでも楽しいですが、やはり「勝敗」も大会の醍醐味です。

勝負の分かれ目となるポイントを知ればスロープスタイルの観戦はもっと楽しめるでしょう。

 

スロープスタイルでは小さなミスが勝敗を分けます。

減点にならないような小さな着地のミスでも、スピードを落としてしまうとリズムを崩して次のセクションがうまくいかなくなったりします。

派手な競技性とは裏腹に、繊細な部分が勝敗を分けるスロープスタイルは緊張感があり、その緊迫感も注目ポイントです。

 

 

▼以上の点を踏まえてもう一度スロープスタイルを観てみよう!

 

ビッグエアの楽しみ方

ビッグエアとは

▲ビッグエアの大会

▲ビッグエアの様子

種目名 ビッグエア(ストレートジャンプ/ワンメイク)
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

ビッグエアはキッカー(ジャンプ台)での演技を競う競技です。

ビッグエアは別名「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」と呼ばれる場合もあります。

先ほどご紹介したスロープスタイルでもキッカー(ジャンプ台)はありますが、ビッグエアは一発のキッカーでの演技で勝負をします。

「技を競い合う」という競技の特性上、出場する選手はスロープスタイルと同じ選手ばかりなのでスロープスタイルをある程度観ていればビッグエアも楽しめると思います。

 

 

ビッグエアの魅力

1 大技やユニークな技が観られる

 

キッカー(ジャンプ台)のサイズはスロープスタイルよりも若干大きいサイズを使用します。

極端にサイズが変わるわけではありませんが、スピード調整など余計なことに気を配らずジャンプだけに集中することができるので、スロープスタイルよりも大技やユニークな技が出やすいのが魅力です。

 

 

2 大きなジャンプ

 

ビッグエアで使われるキッカーのサイズは、特に決まりがないので大会によって異なります。

世界トップ選手が繰り出す大きなジャンプはまさしく圧巻で誰もが興奮するでしょう。

 

ちなみに大会ではないのですが、スノーボードの世界記録で57mの飛距離を飛んだという記録があります。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

Standard Films製作の「Paradox」というビデオに映像が収録されていて、まさしく圧巻です。

▼Paradoxの公式動画

 

▼以上の事を踏まえてもう一度ビッグエアの大会を観てみよう!

 

スロープスタイル・ビッグエアの技

ジャンプ技

 

ジャンプの技は基本的にはハーフパイプの技と同じですので、詳しくはハーフパイプのページを参考にしてください。

 

 

ただ、ハーフパイプよりもキッカーを使っているスロープスタイルやビッグエアの方が大きなジャンプをしやすいので、さらに高レベルのトリック(技)が繰り出されています。

 

ハーフパイプでは、ダブルコーク1440(縦2回転、横4回転のジャンプ技)が最高難易度とされていますが、キッカーではトリプルコーク1620(縦3回転、横4回転半)が標準的で、これまで最大でクワッドコーク1920(縦4回転、横5回転半)までメイク(達成)されています。

 

▼クワッドコークの例(動画はクワッドコーク1800)

 

ジブ(レール、ボックス)技

 

ジブの技としては、

ジブアイテムに対してまっすぐに両足で乗ることを「50-50(フィフティーフィフティー)」

片足で乗ることを「ノーズプレス」「テールプレス」

横にして乗ることを「ボードスライド」や「リップスライド」

などと呼びます。

 

▼50-50(フィフティーフィフティー)(まっすぐに両足で乗る)


photo by James Streater

▼ノーズプレス・テールプレス(片足で乗る)

photo by Travis Hightower Imaging

▼ボードスライド・リップスライド(ボードを横にして乗る)

photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp 

 

さらにジャンプの際スピンしてからBOXなどのアイテムに乗ったり降りたりする技をon(オン)、out(アウト)などと呼びます。

 

 

例えば「270 on 270 out」というトリックなら、270°スピンしてアイテムに乗り、アイテムから降りながら270°スピンして着地します。

 

スノーボードを知らない人からすると、スノーボードのトリック名は訳がわからないような名前も多いですが、基本を知れば以外と単純でわかりやすいです。

グラブトリック(=ボードをジャンプ中に掴む技:下図参照)などはユニークな名前のものも多いですので、トリック名を覚えるだけでも結構楽しめます。

▼グラブトリックの例

 

以上、スロープスタイルとビッグエアについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

次のページではアルペン/テクニカル種目の大会の楽しみ方をご紹介いたします!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門

 

このWebonでは「観るスノーボード」つまりスノーボードの大会や動画をより面白く観る為の知識を紹介していきます!

スノーボード種目のルールや見どころ、そしておすすめ映像作品まで、読めば観たくなる事間違い無しです!

はじめに

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』の魅力

 

第1章 スノーボードの大会の世界

スノーボードの大会種目を知ろう!

代表的なスノーボードの大会を知ろう!

ハーフパイプの大会の楽しみ方

スロープスタイル/ビッグエアの大会の楽しみ方

アルペン/スノーボードクロス/テクニカルの大会の楽しみ方

知っておきたいプロスノーボーダー14選

 

第2章 スノーボードビデオの世界

おすすめスノーボードビデオ10選 【初級編】

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

知っておきたいスノーボードビデオスター13選

5分でわかる!ハーフパイプのルールと楽しみ方!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

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ハーフパイプの大会の楽しみ方

 

このページからはスノーボードの種目についてさらに掘り下げて紹介していきたいと思います。

まず最初に「ハーフパイプ」という種目について解説していきます。

ハーフパイプのルールや見どころ、注目ポイントを知ればもっと楽しくハーフパイプを観戦することができるでしょう。

 

ハーフパイプとは

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

 

ハーフパイプは円柱を半分に切ったような形状のコースで、壁を利用してジャンプをして、その演技を競う競技です。

ハーフパイプのサイズは、特に決まりはなく大会ごとでサイズが異なります。

ちなみに2018年の平昌オリンピックでは、横幅20m、全長180m、高さ6.8mという最大規模のサイズで競技が行われました。

 

▼ハーフパイプの大会の様子

 

ハーフパイプの採点

 

ハーフパイプは「演技全体の印象」「ジャンプの高さ」「技の難易度」「技の完成度」「技の多様性」などの項目を総合的に判断して採点します。

つまり、複数回ジャンプを行うハーフパイプでは1つのジャンプだけが良くてもダメで、色々な技を高い完成度で繰り出し、総合的に優れた滑りをしなくては高得点は出ないということです。

 

採点方法と審査員の数
平昌五輪のハーフパイプでは(大会によって審査員の数や点数は異なります)6人の審査員がそれぞれ100点満点で審査をしました。6人の中で最も高い採点と最も低い採点を除いた4人の点数の平均がその選手の点数になります。

A B(高) C D(低) E F
95点 99点 93点 90点 95点 93点

上のような採点が行われた場合は最高点(99点)のB審査員と最低点(90点)のD審査員を除いたA95点C93点E95点F93点の4名の平均である「94点」が得点となります。

 

細かい採点方法は各大会ごとによって異なりますので、一概に「どんな滑り方が良い」と決めることもできないのが難しい部分になっています。

以下では採点基準について詳しく解説していきます。

 

採点基準1 技と難易度

photo by Zach Dischner

 

ハーフパイプは空中でジャンプしながら回転する「スピントリック」が基本的な技となります。

そしてその技の難易度の高さと完成度を競うのですが、基本的にはたくさん回した方が難易度が高くなり、ポイントも高くなると考えて大丈夫です。

 

 

横方向のスピンは半回転が180(ワンエイティー)、1回転が360(スリーシックスティー)、1回転半が540(ファイブフォーティー)というような回転数に合わせた呼び方をします。

 

 

さらに、この横方向のスピンに加えて縦回転のスピンを加えることを「コーク」や「ロデオ」「マックツイスト」「クリップラー」などと呼びます。

これらはどれも「縦回転と横回転の複合技」ですが、縦回転の軸の入り方によって技名が違い、違う技となります。(判断は難しいのでとりあえず名前だけでも憶えておきましょう)

そしてさらに、縦に2回転することをダブルと言い「ダブルコーク」とか「ダブルマックツイスト」などと呼びます。

 

▼横回転+縦回転の例

 

さらに回転方向によっても名前が異なり、体の正面方向に向かって回ることを「フロントサイド」、背中側に回ることを「バックサイド」と呼び、さらに通常のスタンスと逆(レギュラーの人なら右足を前にする)で滑ることをスイッチと言います。

 

 

例えば、「スイッチフロントサイドダブルコーク1080」なら、通常と逆のスタンスに飛んで、コーク軸の回転で縦に2回転しながら横に3回転する技になります。

 

▼フロントサイドダブルコーク900

 

一般に横回転するよりも、縦回転を入れた「コーク」や「ロデオ」などの方が難易度は上とされ高得点が出ます。

現在は、(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度の技となっています。

 

採点基準2 技の完成度

 

さらに、技の完成度というものも採点する上で重要な部分で、空中でのグラブ(板を手で掴むこと)の時間や、バランスを崩して暴れたりしない方が、より完成度が高いとされ高得点が出ます。

 

▼グラブ

 

採点基準3 技の多様性

 

先ほど(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度と言いましたが、じゃあその技を連発すれば高得点が出るのか、と言われるとそうではありません。

様々な技をやった方が高得点がでます。

 

縦方向のスピンだけでも「フロントサイドスピン」「バックサイドスピン」「スイッチフロントサイドスピン」「スイッチバックサイドスピン」の4方向の回転があり、それらは全部別の技としてカウントされますし、「ロデオ」と「コーク」(これらは縦回転の違う軸回転)でも違う技になります。

 

 

それらの別の技を色々組み合わせながらルーティンを組む必要があり、選手がどんなルーティンを組んでくるのかもハーフパイプの楽しみ方の1つです。

 

採点基準4 ジャンプの高さ

photo by _e.t Some rights reserved

 

ハーフパイプの見所はなんと言ってもそのジャンプの高さです。

そしてその高さは高得点を出す上でも重要なポイントとなります。

単純に同じ技を同じルーティンで繰り出した選手がいたとしたら、ジャンプが高い方が高得点が出ると考えて良いでしょう。

 

ジャンプの高さは技の完成度にも繋がる部分で、高くジャンプしながら高難易度のトリックを繰り出すのは本当に難しいので、その難しいことをするのが高得点に繋がります。

 

ハーフパイプの注目ポイント!

 

オリンピックなどの世界トップレベルの大会になると、みんなすごすぎて何が高得点で何がダメなのかよくわからなくなりますよね。

そんな時にズバリ注目して欲しいのは「着地」そして「ジャンプの高さ」です。

 

 

着地に失敗すると減点の対象となるばかりか、スピードが落ちて次のジャンプで高さを出すことができなくなります。

減点にならないような細かい着地のミスだとしても、次の技に繋がらなくなり高得点を出すのが難しくなってしまいます。

どんなにすごい技をした人でも、着地が微妙で次に繋がらなくては勝つことはできません。

ですので、着地とジャンプの高さを見れば、その1本がうまくいって高得点が出そうなのかがわかるはずです。

 

スタイルにも注目!

photo by Nic Redhead Some rights reserved

 

これはスノーボーダーの習性だと思うのですが、みな高得点を狙いながらも個性を出した自分らしい滑りを忘れることがありません。

スノーボードの世界では、それを「スタイル」と呼ぶのですが、高得点を狙うだけならみんな同じルーティンの技にしてしまうでしょう。

しかし、それをせず他の人とは違う個性的な滑りを必ずどこかしらに入れてきます。

 

例えば、平野歩夢選手ならファーストエアー(最初のジャンプ)は、スピンをせずにとにかく高いジャンプを入れ、金メダルのショーン・ホワイト選手はルーティンの途中に、独特のグラブ(板を手で掴むこと)で魅せるフロントサイド540を必ず入れてきます。

 

平野歩夢(1998-)
平昌五輪のハーフパイプ銀メダリスト。その他大会でも受賞歴は多数。

▼平野歩夢選手のハーフパイプ(ファーストエアーに注目!)

ショーン・ホワイト(1986-)
アメリカ出身。平昌五輪のハーフパイプ金メダリスト。

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▼ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

 

また、腰パンで世間を騒がせた國母選手は、大きな「マックツイスト」という技を必ず入れてきました。

 

國母 和宏(1988-)
バンクーバー五輪8位入賞。

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これはスノーボードならでは部分だと思うので、勝敗を分ける部分以外にも是非注目してみてほしいです。

このように選手それぞれの個性的な部分に注目すれば、ハーフパイプの大会をもっと楽しく見れるでしょう。

 

【編集部のギモン】上級者はどこを観る?

 

スノーボード上級者でも、1番興奮するのは高いジャンプや高難易度のトリックなど初心者の方と変わらないと思います。優勝候補の選手が、すごい演技をミスなく見事に完走した時はレベル関係なく誰もが最も興奮します。

ただ上級者は、選手それぞれの「スタイル」に注目する人が多いです。

先にも少し書きましたが、選手それぞれの個性的な滑りを「スタイル」とスノーボードでは言います。

平昌オリンピックでも解説の方が「格好いいです」「スタイルが出ていますね」というスノーボードならでは解説をして少し話題にもなりました。

他の人がやらないような個性的なグラブや技、特徴的な滑りをする選手がいると、順位に関係なくスノーボードを実際にやっている人は興奮するのです。

 

以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう! 以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

現代の麻雀は賭けずに打てる ~3つの方法~

Webon紹介目次著者
近年、インターネットの登場により麻雀の新たなブームが到来し麻雀を楽しみやすい環境が整ってきています。麻雀プロの筆者が、近年の麻雀ブームを解説すると共に麻雀の魅力をお伝えします。きっと麻雀を打ちたくなることでしょう!
「『麻雀の魅力』入門 ~インターネットが変えた現代の麻雀~」はこちらから

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja

 

『麻雀の魅力入門』目次へ  (全14ページ)

 

麻雀というとギャンブルのイメージを強く持つ人もいるかと思いますが、賭けずに楽しむ麻雀というのも広まっています。

今回は、純粋な知的ゲームとしての麻雀を楽しみたい!と思った人が麻雀を打てる場所や方法をご紹介したいと思います。

以下では

  • 健康麻雀
  • 麻雀ゲーム
  • 競技麻雀

の3つの方法について解説をしていきます。

 

1 健康麻雀 ~賭けない、飲まない、吸わない~

 

まず1つは健康麻雀です。

健康麻雀とは「賭けない、飲まない、吸わない」を掲げている麻雀で、全国各地に教室があります。

真剣勝負で技術を競うというよりは、和気藹々とコミュニケーションを取ることがメインのところも多く、ルールを1から教えてくれるところもあります。

 

リアルの麻雀ですから家で気軽に、というわけには行きませんが、新たな交友関係が広がるのは趣味として素晴らしいメリットですよね。

 

教室によって

  • お年寄りが多い所
  • 女性中心のところ
  • レッスンがメインのところ
  • 競技力向上を目的とするところ

など様々あります。

 

おそらくあなたが想像している以上に様々なところに健康麻雀教室は存在しているので、一度近所にないか検索して見てはいかがでしょうか。

リアルの麻雀にはネットに無い良さがありますし、実際の麻雀牌(まーじゃんぱい)を触ることで触覚が刺激されるので脳がより活性化される、なんて話もあります。

 

▼麻雀牌

 

「健康麻雀」について詳しくは後のページで詳しく解説しております!

 

2 麻雀ゲーム ~1人で気軽にできる~


(画像引用元:http://www.maru-jan.com/)

 

次に、前のページでご紹介したようなゲームでの麻雀です。

ゲームの麻雀の最大の利点は一人で気軽にできるところですが、もしもあなたが麻雀を知的ゲームとして極めたいと考えているのであれば、ネット麻雀がオススメです。

 

ネット麻雀も健康麻雀と同じように、いくつもの種類があり、それぞれ

「演出やグラフィックが凝っているもの」

「全国の強豪が集まり真剣勝負を繰り広げているところ」

など様々な特徴があります。

 

中にはプロも数多く集まるレベルの高いネット麻雀もあり、そこで勝ち抜くことができればプロ以上の強者として戦術本の出版依頼や配信対局のオファーが来る、なんてこともあります。

これもネット時代の恩恵ですね。

 

ネット麻雀より出版社より声がかかった筆者の経験談

 

かくゆう私もとあるネット麻雀で好成績を残したことから出版社の方に声をかけていただき、これまで10冊近く麻雀の戦術書の執筆にかかわらせて頂きました。

 

▼筆者の戦術書(画像クリックで商品詳細へ)

 

もちろんみんながみんなそんな風に麻雀を仕事にすることを目指すわけではありませんが、それくらい注目度があり、強い人がたくさんいる環境で麻雀が打てるというのは非常にエキサイティングで楽しいものです。

 

「お金を賭けなきゃ真剣になれない」

「実際の牌に触れなきゃ麻雀じゃ無い」

なんていう人もいますが、そういった人がネット麻雀の中で純粋に技術を競うことにハマり、ついにネット麻雀しか打たなくなる、なんてケースをいくつも目にして来ました。

 

あなたがもし実力を試したいと思うのであれば、ぜひネット麻雀をして見てください。

もちろんそこまでガチな人ばかりではなく、もっとライトなユーザーが集まるネット麻雀というのも存在します。

 

具体的なおすすめネット麻雀の特徴などは後のページでご紹介したいと思いますが、自分にあったネット麻雀をぜひ探し、見つけて見てください。

 

おすすめネット麻雀の特徴について先に知りたい方はこちら

 

3 競技麻雀 ~本気度が高い人向け~


(引用元:http://npm2001.com/backn.html)

 

最後はプロ団体が主催する競技麻雀の大会です。

麻雀のプロ業界は少し複雑で、複数の団体がプロライセンスのようなものを発行しています。

そういった団体はアマチュア向けの大会もよく開催しているので、それに参加するというのも一つの手ですね。

 

もちろんプロ団体の主催ということで敷居はこれまでの2つ(健康麻雀や麻雀ゲーム)よりも高いのですが、ルールやマナー面の問題がない方ならば実力に関わらず参加できるものです。

 

その多くは土日に開催される1日限定のものですからイベントに参加するような気持ちで出場できますし、運がよければトッププロと同卓(同じテーブルで麻雀をする事)できるかもしれません。

また大会によっては良い成績を残すと、今度はプロがガチンコで争っているタイトル戦の出場権を貰えたり・・・なんてこともあります。

 

こちらは完全にガチ勢向けですが、こういう大会をきっかけにして麻雀プロになる人もいますね。

流石にそこまでは目指さないとしても、麻雀大会に出る人というのは本当に麻雀が好きな人ばかりです。

もしあなたが麻雀のことが大好きになり、同じくらい麻雀好きな仲間を見つけたい!と思ったならば、競技麻雀の大会に出て見て交流を持つというのは有力な方法になるでしょう。

 

 

「麻雀は賭けなければ楽しめない」というわけではない事がお分かりいただけたでしょうか?

わいわいと仲間たちと盛り上がるためのツールとして麻雀を使うのか、純粋にゲームとして実力を磨くのか、様々な楽しみ方があるのも麻雀の魅力です。

きっとあなたの目的や人生設計にぴったりの麻雀ができる場所があると思いますよ。

 

『麻雀の魅力入門』目次へ  (全14ページ)



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目次著者

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja