初心者でもわかる!アルペンの楽しみ方解説!注目選手も紹介!

 

このページでは「アルペン(パラレル回転・大回転)」について紹介していきます。

アルペン競技で使われる道具は「一般に市販されているスノーボードの道具とは違う」など、かなり毛並みが他のスノーボード種目とは違う競技ですので、馴染みのない方も多いでしょう。

「アルペン」はスノーボードにあまり興味なかった人こそ楽しめるかもしれません。是非一度観戦してみてください。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

アルペン競技(パラレル回転・大回転)の楽しみ方

▲アルペン競技の大会(パラレル回転)

▲アルペン競技の様子

種目名 パラレル回転(大回転・スーパー大回転)
同時滑走人数 2人
形式 レース(タイム)

 

アルペン競技とは、パラレル回転やパラレル大回転など、旗門(旗のようなもの:上の画像の赤と青のフラッグ)を通過してタイムを競うレース種目を総称した呼び方です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転の違いは、設置された旗門の間隔です。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンでよりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合はパラレルをつけず「回転」「大回転」と言います。スノーボードでは二人同時に滑るパラレルが一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼びます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

オリンピックでは、パラレル回転が正式種目となっており、2014年のソチオリンピックで竹内智香選手が銀メダルを獲得して話題になりました。

 

▼竹内智香選手

photo by Christian Jansky CC 表示-継承 3.0

 

タイムを競うレース種目はどんな競技でも魅力がありますよね。

日本のウィンタースポーツでは、スピードスケートやスキーが人気ですが、スノーボードのアルペンもそれらに負けないくらい楽しめる競技です。

 

スノーボードのアルペン競技の特徴は、基本的に一対一のトーナメント形式で行われることです。

スノーボードは屋外競技ですので、時間が経つと気温も変わり、雪面状況も変化します。

この一対一のトーナメントルールなら屋外競技のスノーボードでも公平な条件で競うことができ、何より勝敗がわかりやすく応援しやすいという魅力があります。

 

アルペン競技は道具も全く違う!

▲アルペンボードの例

 

アルペン競技では「アルペンボード」などと呼ばれる専門の道具を使います。

一般的に市販されているボードは「フリースタイルボード」と呼ばれていて、ノーズとテールの先端(ボードの前と後ろの先端)が反り上がっており、柔らかいブーツで滑ります。

 

しかしアルペンボードは、ノーズとテールが殆ど反り上がらず(ノーズだけ少し反り上がっている)、板の幅も非常に細く作られています。

 

 

また、ブーツとビンディング(板にブーツを付けるための道具)も異なり、スキー靴のような硬いプラスチックで作られたハードブーツを使用します。

▼ビンディング

▼通常のブーツ

▼アルペン用ブーツ

 

実際にアルペンの道具で滑ってみると、滑った感じもフリースタイルボードとはかなり異なり別競技にも感じられるほど違います。

具体的に言うとブーツが硬いので足首を曲げることができず、かなり窮屈な滑りになります。ある程度スピードを出せば硬い道具は安定感がありますが、低速時はかなり滑りづらくなってしまうのです。

また、フリースタイルボードでは、足をガニ股にしたダックスタンスができますが、アルペンボードでは両足を進行方向に向けたスタンスで行います。

 

 

アルペン用の道具は圧雪バーン(整備されたゲレンデ)でスピードを出すことに非常に特化していますので、アルペン競技と以下で紹介するスノーボードクロスの大会では、このアルペンボードが使用されています。

 

【著者に聞きました!】アルペン競技で印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が、アルペン競技で印象に残っている大会とシーンを教えてください!

A. 2018年平昌オリンピックでのパラレル回転女子のレデツカ選手が金メダルを獲得したことです。レデツカ選手はスキーでもスノーボードでも平昌オリンピックに出場しており、さらにスキーとスノーボードでの二冠(どちらも金メダル)には本当に驚きました。しかもスノーボードでは、圧倒的な実力で危なげなく勝っていたのが印象的でした。※レデツカ選手についてはこのページで解説!

 

▼以上のことを踏まえてもう一度アルペン競技を観てみよう!

 

アルペンの注目選手!

 

以下ではアルペンの注目選手を紹介します。知っておくと、さらにアルペンの大会を楽しめることでしょう。

 

ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

斯波正樹(しば まさき)

 

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▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
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平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
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平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

以上、アルペンについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

【初心者向け】ビックエアの楽しみ方解説!注目選手紹介!

 

このページでは初心者の方が「ビッグエア」の大会観戦をする際にもっと楽しむ事ができるような知識や観方を掘り下げて紹介していきます。

※このページはスノーボードインストラクターの風祭氏「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」の内容をWebon編集部がまとめたものです。

 

▼他の大会についても詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

ビッグエアの楽しみ方

ビッグエアとは

▲ビッグエアの大会

種目名 ビッグエア(ストレートジャンプ/ワンメイク)
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

ビッグエアはキッカー(ジャンプ台)での演技を競う競技です。「ビッグエア」は2018年の平昌オリンピックから正式種目に加わり、そのジャンプの大きさや迫力ある滑りで話題を集めました。

ビッグエアは別名「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」と呼ばれる場合もあります。ビッグエアは一発のキッカー(ジャンプ台での演技)で勝負をします。

 

▼ビッグエア:ジャンプ台で演技する様子

 

「技を競い合う」という競技の特性上、出場する選手はスロープスタイルと同じ選手ばかりなのでスロープスタイルをある程度観ていればビッグエアも楽しめると思います。

 

 

ビッグエアの魅力

1 大技やユニークな技が観られる

 

キッカー(ジャンプ台)のサイズはスロープスタイルよりも若干大きいサイズを使用します。

 

▼スロープスタイルのコースの例(スロープスタイルも滑りによる技を競う競技。BOXやレールというアイテムも使われる。詳しくはこちら


photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

 

極端にサイズが変わるわけではありませんが、スピード調整など余計なことに気を配らずジャンプだけに集中することができるので、スロープスタイルよりも大技やユニークな技が出やすいのが魅力です。

 

 

2 大きなジャンプ

 

ビッグエアで使われるキッカーのサイズは、特に決まりがないので大会によって異なります。

世界トップ選手が繰り出す大きなジャンプはまさしく圧巻で誰もが興奮するでしょう。

 

ちなみに大会ではないのですが、スノーボードの世界記録で57mの飛距離を飛んだという記録があります。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

Standard Films製作の「Paradox」というビデオに映像が収録されていて、まさしく圧巻です。

▼Paradoxの公式動画

 

▼以上の事を踏まえてもう一度ビッグエアの大会を観てみよう!

 

ビッグエアの技

 

ビックエアのジャンプで行われる技は基本的にはハーフパイプの技と同じですので、詳しくはハーフパイプのページを参考にしてください。

 

 

ただ、ハーフパイプよりもキッカーを使っているビッグエアの方が大きなジャンプをしやすいので、さらに高レベルのトリック(技)が繰り出されています。

ハーフパイプでは、ダブルコーク1440(縦2回転、横4回転のジャンプ技)が最高難易度とされていますが、キッカーではトリプルコーク1620(縦3回転、横4回転半)が標準的で、これまで最大でクワッドコーク1920(縦4回転、横5回転半)までメイク(達成)されています。

 

▼クワッドコークの例(動画はクワッドコーク1800)

 

知っておきたい!ビッグエアの注目選手!

 

以下では、ビッグエアの注目選手を紹介します。

ちなみにビッグエアは「スロープスタイル」という競技と似ています。そのためビッグエアの選手は「スロープスタイル」にも出場し活躍しています。

 

 

セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。

 

角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のビッグエア

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

以上、ビッグエアについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

 

▼他の大会も詳しく知りたい方は「スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門」をご覧くださいませ。(全10ページ)

 

「スノーボード『大会鑑賞』『動画鑑賞』入門」目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

代表的なスノーボードの大会を知ろう!

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

代表的なスノーボードの大会

 

このページではスノーボードの代表的な大会について紹介していきます。

ここで紹介する大会は世界トップクラスの選手だけが出場し、観て絶対に損はしない世界最高峰のハイレベルな大会です。

 

他のスポーツでは「オリンピックが最高の舞台で、ワールドカップや世界選手権などが主要な大会」という位置づけだと思いますが、スノーボードの世界では少しだけ事情が異なります。

 

  • X GAMES(エックス ゲームズ)
  • BURTON US OPEN(バートン US オープン)
  • オリンピック

この3つがスノーボード3大大会と言われる最高峰の舞台です。これらをスノーボード観戦初心者の方にもみどころが分かるよう解説をしていきます!

 

1 X GAMES(エックス ゲームズ)

初開催 1997年(夏季は1994年)
開催地 アメリカ中心
出場方法 大会からの招待
観る方法 TBS/ニコニコチャンネル/Youtube

 

X GAMESはアメリカのケーブルテレビ「ESPN」が主催するエクストリームスポーツ(=過激な要素を持ったスポーツの総称)の祭典で、世界中で熱狂的に盛り上がる人気の大会です。

 

スノーボード以外にも、スノーモービルやBMX(自転車競技の一種:下図参照)・スキー・スケートボードなどのエクストリームスポーツと呼ばれるジャンルのスポーツ種目の大会が開催されます。

 

▼BMX

photo by TAKA@P.P.R.S – RED BULL AIR RACE CHIBA 2017-292.jpg CC 表示-継承 2.0

 

スノーボードでは、

  • ハーフパイプ
  • ビッグエア
  • スロープスタイル
  • スノーボードクロス
  • リアルスノー

この5種目が行われます。

 

「リアルスノー」とは、バックカントリー(整備されたゲレンデ以外のフィールド)やストリート(街中)で撮影された動画を配信し、視聴者の投票によって順位をつけるムービーコンテストです。

映像撮影の魅力が強いスノーボードらしい種目ですね。

 

【著者に聞きました!】リアルスノーってどんな大会?

Q. XGAMESの「リアルスノー」のような映像コンテストはスポーツの大会では斬新ですが、どのような方法で一般の視聴者は観戦するのでしょうか?

A. リアルスノーは、X GAMESの公式サイト(http://www.xgames.com/)で映像が一般公開されます。1週間くらいの一般視聴者による投票期間が設けられ、最も多くの票数を獲得した選手が優勝となります。

ちなみに投票締切の翌日に公式サイト上で結果が報告され、またX GAMES開催当日に授賞式も行われてます。投票締め切り後も映像は公開され続けます。

▼リアルスノーの映像(2018年の優勝者)

スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章) スノーボードの映像について詳しくは第2章で解説!(現在のページは第1章)

 

X GAMESの魅力はとにかく盛り上がりが半端でないことです。

出場する選手は世界トップクラス(オリンピックでもメダルを獲得している選手など)が漏れなく出場する超ハイレベルな大会。過去の実績などを見て大会側が選手を招待します。

 

また、キッカー(ジャンプ台)やハーフパイプ(半円のフィールド:下図参照)がとにかく巨大です。その巨大なアイテムでトッププロ達が迫力ある滑りをし、観客がとても盛り上がる事も魅力の一つです。

 

▼キッカー

▼ハーフパイプ

photo by sookie 

 

その歓声に感化されて選手もエキサイトし、さらに激しい滑りを見せてくれます。

観ていて一番楽しめる大会と言って間違いないでしょう。

 

YouTubeで競技の全貌が配信されています。また、関東ではTBSで地上波でも放送されているようです。

 

▼X GAMESの様子

 

 

2 BURTON US OPEN(バートン ユーエス オープン)

初開催 1982年
開催地 アメリカ
出場方法 大会からの招待
観る方法 Youtube

 

BURTON US OPENは、最も歴史あるスノーボードの大会です。

この大会で優勝することは、スノーボード選手として「最も名誉あること」と言われています。

 

種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル

この2種目が開催されます。

 

スノーボードは、有力な選手が強豪国(アメリカなど)に偏っている傾向があります。

ですので、国ごとに出場選手数の制限があるオリンピックよりも国ごとの出場選手数に制限のないこのBURTON US OPENの方が出場選手のレベルは高い言われています。

また、先ほど紹介した「X GAMES」はお祭り色も強い大会なので、純粋に技術を競う競技としてはこの大会が世界最高峰と言えるでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボードの世界大会に出場するには?

Q. XGAMESやBURTON OPENは世界トップクラスが出場するようですが、どのように出場選手は決まっているのでしょうか?

A. 「XGAMES」「BURTON OPEN」の出場選手は、基本的に大会が選手を選んで招待する形式となっています。過去の大会の実績や、その年の他の大会の戦績などで選出されるようです。

また、国ごとの出場選手数の制限は全くないはずです。ですのでもしもアメリカの選手ばかりが結果を残しているならば、大会の殆どがアメリカの選手になることもルール上はあり得ると思います。

 

選手達もこの最高峰の舞台で最高のパフォーマンスが発揮できるようにコンディションを合わせてきます。

他の大会では決して見られないようなハイレベルな攻防が見られるのがBURTON US OPENの最大の魅力です。

※BURTON OPENはUS(アメリカ)の他にニュージーランド・カナダ・ユーロ・アジアなどもあります。

 

YouTubeのBURTONチャンネルやRed Bullチャンネルで配信されています。

▼BURTONチャンネル

 

 

3 オリンピック

初開催 1998年(スノーボード)
開催地 世界各地
出場方法 各国の選考
観る方法 NHK/各民放/Youtube

 

先ほど「BURTON US OPENに比べるとオリンピック選手のレベルは若干落ちる」と書きましたが、それでもオリンピックが「X GAMES」や「BURTON US OPEN」に並ぶ世界最高レベルの選手達が出場する最高峰の大会の1つであることは間違いありません。

 

ただ、スノーボードは陸上やスケートなどのように「オリンピックだけに標準を合わせて目標にするスポーツ」ではありません。

特にスノーボードのフリースタイル種目(ハーフパイプやビッグエア)ではそこまで特別視される大会ではないことだけは知っておいてほしいです。

 

▼ビッグエア(一発のジャンプの演技を競う種目)

 

オリンピックで実施されるスノーボード種目は

  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル
  • ビッグエア
  • スノーボードクロス
  • パラレル大回転

の5種類です。

 

オリンピックの他の大会にない魅力はやはり、地上波で放送されることでしょう。

ただ単に視聴がしやすいからという理由だけでなく、日本語で実況と解説をしてくれるので、スノーボードに詳しくない人でも楽しく視聴ができると思います。

 

そして何より、日本人がオリンピックメダルを取ってくれたらとても嬉しいので、観ていてワクワクしますよね。

普段スノーボードの大会に興味のない方でも楽しめるのではないでしょうか。

 

近年スノーボードの日本人レベルは急激に上がり、日本は強豪国の1つに数えられるようになりました。

今後も毎回のようにメダル候補に挙げられると思いますので、これからもオリンピックで日本中を賑わさえてくるはずです。

2022年の北京オリンピックも是非注目しましょう!

 

 

【番外編】スノーボードマスターズ

スノーボードマスターズ公式HP

初開催 2018年
開催地 日本
出場方法 応募
観る方法 Youtube

▲スノーボードマスターズの様子

 

スノーボードマスターズは、作家の東野圭吾氏が発起人(東野圭吾氏はスノーボードが大好きだそうです)となって、2018年に初めて開催された大会です。

 

東野圭吾(1958-)
ベストセラーミステリー小説を多数執筆する小説家。代表作に「白夜行」「容疑者Xの献身」など。福山雅治氏が主演のドラマ「ガリレオ」の原作者としても有名。

 

バンクドスラロームとテクニカル・ビッグエアという3種目が行われます。

スノーボード技術の総合力が試される大会で、プロアマ問わず多くの選手が参加する大会となりました。

大きな話題を集めて大成功を収め、2019年の開催が早くも決定しています。

テクニカルの選手とジャンプの選手までが一緒に集まる競技は他になく、色々な滑りを観ることができて、観ていて非常に面白い大会です。

 

 

以上、国内外の大会をご紹介しました。是非今後注目していただけたらと思います。

次のページからはスノーボード競技の種目を深く掘り下げていきます。まずはオリンピック種目になっている「ハーフパイプ」からご紹介します!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

知っておきたいプロスノーボーダー14選

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは、スノーボードの大会各競技で活躍するプロ選手を紹介していきます。

世界の第一線で活躍しており、これからを注目される最低限知っておきたい選手です。

出場選手の中に、この選手達の名前があれば絶対見逃してはいけません!

 

ハーフパイプ

photo by Zach Dischner

ハーフパイプとは

半円状のコースでジャンプ・トリックを決めながら演技を競う競技。スノーボードスキルをオールラウンドに求められる。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

1 ショーン・ホワイト(Shaun White)

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▲ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 1986年9月3日
主な受賞歴 2006トリノ五輪金メダル・2010バンクーバー五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(全てハーフパイプ)
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ショーン・ホワイト選手は3つのオリンピック金メダルに加え、X-GAMESやBURTON US OPENなどの最大規模の世界大会でも数えきれない金メダルを獲得しているハーフパイプのスーパースターです。

 

「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説! 「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説!

 

スノーボードに全く興味のない人でも、ショーン・ホワイト選手だけは知っているという人も多いのではないでしょう。

 

スノーボードの競技選手としては大ベテランになる年齢ですが、ショーンならまだまだやってくれそうですのでこれからも注目です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ショーン・ホワイト選手は勝ちに対する執着心がすごいです。もちろん他の選手も優勝を目指して頑張っていますが、ここまで勝ちにこだわるスノーボーダーは珍しいと思います。

また、技術も素晴らしく、難しいトリックでのジャンプの高さは他の選手と比べると全然違います

 

2 平野歩夢(ひらの あゆむ)

▲平野歩夢選手のハーフパイプ

出身国 日本
生年月日 1998年11月29日
身長 165cm
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル・2018平昌五輪銀メダル(どちらもハーフパイプ)
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した、日本人歴代最高のハーフパイプ選手です。

オリンピックで一躍有名になったので知っている方も多いのではないでしょうか。

その実力は本物で、オリンピック以外の大会でも常に表彰台に上がり続けています。

次のオリンピックでは、間違いなく金メダルの最有力候補になるでしょう。

 

【著者に聞きました!】なぜここまでスゴイ選手に?

Q. なぜ平野歩夢選手は日本一とまで言われるプレイヤーになる事ができたのでしょうか?

A. スポーツは子供の頃の英才教育が重要と言われていますが、スノーボードも同様です。スキー場までいかなくてはならないスノーボードの場合、親のサポートが非常に重要になります。

平野選手は子供頃から両親のサポートによって優れた環境で練習できたことが大きいと思います。

 

3 クロエ・キム(Chloe Kim)

 

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▲クロエ・キム選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 2000年4月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ハーフパイプ)
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

平昌オリンピックの金メダルを獲得した韓国系アメリカ人の選手です。

若干18歳ですが、現在の女子のハーフパイプ選手としては頭1つ飛び抜けた実力を持っています。

これから時代を引っ張っていく選手になるのは間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

クロエ・キム選手は女子とは思えない高難易度のトリックを連発してくることが特徴です。テクニカルな滑りが特徴と言えるでしょう。

 

スロープスタイル・ビッグエア

photo by The Camp of Champions  

スロープスタイル・ビッグエアとは
スロープスタイルはジャンプ台・レール・BOXといった障害物を滑りながらトリック(技)を繰り出していきその演技を競う。ビッグエアは一発のジャンプの演技を競う。多くの選手がどちらの種目にも参加する。どちらもオリンピック種目。

詳しくは前のページで!

 

4 セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。レールのアウトなどで繰り出すこともあり、非常に綺麗で個人的に大好きです。

▼レールのアウト(out)

 

5 マーカス・クリーブランド(Marcus Kleveland)

 

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▲マーカス・クリーブランド選手のスロープスタイル

出身国 ノルウェー
生年月日 1999年4月25日
主な受賞歴 2017・2018X Games金メダル(スロープスタイル)
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ノルウェー出身のスノーボーダーで、現在最も優れたスキルを持つと言われるスロープスタイルの選手です。

平昌オリンピックでも金メダル候補とされていましたが、メダルなしで終わり業界からはかなり驚きの声が上がりました。

若干19歳と若い選手ですが、すでにスロープスタイル・ビッグエア競技を引っ張っているトップ選手で、注目度ナンバーワンの選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

マーカス・クリーブランド選手は、オリジナリティある技の数々が特徴的です。独特の回転軸でのスピンや、レールのオンやアウト(先述)でも3Dスピンなどの高難易度のトリックを平気で繰り出して驚かされます。

 

6 角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のスロープスタイル

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

7 ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のスロープスタイル

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

8 鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

アルペン

アルペンとは
スピードを競う種目。パラレル回転やパラレル大回転という種目に分けられているが基本ルールは同じで「いかに早くコースを滑られるか」というもの。この種目の選手は他の種目とは異なり「アルペン用の道具」を使っているのも特徴。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

9 ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

10 斯波正樹(しば まさき)

 

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▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
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平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

11 エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
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平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

12 竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

スノーボードクロス

photo by LG전자 

スノーボードクロスとは?

複数人(4人~)で同時に同じコースを滑りスピードを競う。ぶつかってしまう事もあるエキサイティングな種目で最後まで何が起こるかわからない面白さがある。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

13 ピエール・ボルティエ(Pierre Vaultier)

photo by Jmex CC 表示-継承 4.0

▲ピエール・ボルティエ選手のスノーボードクロス(赤のベストに赤のズボン)

出身国 フランス
生年月日 1987年6月24日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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ソチと平昌で2大会連続のオリンピック金メダルを獲得した選手です。

長年世界トップとして活躍してきた選手で、クロス界のスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ピエール・ボルティエ選手は勝負強さが特徴的です。クラッシュなどもあるスノーボードクロスは誰が勝ってもおかしくない競技ですが、その競技で2大会連続のオリンピック金メダルはものすごいことです。

 

14 ミケラ・モイオリ(Michela Moioli)

 

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▲赤のベスト、青と白の縞ズボンがミケラ・オイモリ選手

出身国 イタリア
生年月日 1995年7月17日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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平昌オリンピックの金メダリストで今最も勢いに乗っている選手です。

クロスの世界は実力が肉薄していますが、若干23歳という若さでオリンピック金メダルという自信を獲得し、これからスノーボードクロスの世界を引っ張っていく選手となるでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ミケラ・モイオリ選手も勝負強さが魅力です。実力的には肉薄していた平昌オリンピックのスノーボードクロス女子での優勝など大舞台に強い印象があります。

 

次のページからは第2章「スノーボードビデオの世界」です!まずは誰でも楽しめるおすすめのスノーボードビデオ(初級編)をご紹介!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから