人生に役立つ麻雀的思考力③ ~正しいPDCAサイクル~

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近年、インターネットの登場により麻雀の新たなブームが到来し麻雀を楽しみやすい環境が整ってきています。麻雀プロの筆者が、近年の麻雀ブームを解説すると共に麻雀の魅力をお伝えします。きっと麻雀を打ちたくなることでしょう!
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著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja

 

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PDCAサイクルとは

 

PDCAサイクル、という言葉をご存知でしょうか。

私は新卒でとある会社の営業職についた時、社員研修でこの言葉を聞きました。

ビジネスの現場ではかなりよく聞く単語ではないかなと思いますが、これは何かというと事業活動における管理業務を円滑に進める手法の一つで以下のようなものです。

 

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
Do(実行):計画に沿って業務を行う。
Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する。
(引用 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/PDCA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB)

 

麻雀においてもPDCAサイクルを意識することは強くなるために有効です。

 

強い人から話を聞いたり戦術書を読むことで正しい知識を得ることはPlan(計画)にあたります。

そしてそれをDo(実行)するわけですが、そこでは必ず勝敗がつきます。

これがCheck(評価)です。

その勝敗を元に、あそこのあのプレイが悪かったのではないか、本で読んだあの選択を試すべきだったのかもしれない、というAct(改善)が生まれます。

 

▼麻雀戦術書の一例:著者は当記事の筆者(画像クリックで商品詳細)

 

ここで注意したいのは、麻雀は確率論のゲームであるということです。

例えばAを選ぶと70%アガれて、Bを選ぶと50%しかアガれない、という選択があったとします。

当然Aを選びますよね。

 

けれど実際にはAを選んでもアガれないことが30%あるはずですし、AではアガれずにBならアガれていた、というケースも15%もあるわけです。

 

こういうとき初心者は「しまった、あの時Bを選ベばよかった」と考えてしまいがちです。

この考えは一見するとCheck(評価)を元としたAct(改善)のように見えますが、実際には

「70%じゃなくて50%の方を選べばよかった」

と言っているわけですからめちゃくちゃです。

 

そのようなPDCAサイクルをぐるぐる回したら、成績はよくなるどころか悪化してしまいますよね。

 

間違ったPDCAサイクル

 

これはビジネスの現場でも起こり得ることだと思います。

 

例えばあなたがBtoB(企業対企業)の商談をする営業マンだとします。

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その商談の成否には自社の製品やソリューションの質、プレゼンの内容、と言った自分にコントロールできる要素も関わりますが、一方で競合他社の提案内容や先方の社内稟議と言った自分ではあまり関与できない要素もあります。

 

極論を言えば自分は今用意できるベストの商品を、ベストなプレゼンによって提案した、にも関わらず先方担当者の気分によって他社に決まってしまった、ということだってありえなくはないはずです。

 

この時、本当に自分の提案がベストだったのか? と鑑みることは必要だとしても、(本当にそれがベストであったのにも関わらず)無理に「自分のここが悪かった」と理由をつけて反省してしまうと、次回以降のチャンスでベストでない選択をしてしまうことになります。

 

「自分はベストを尽くしたが運が悪かった。失敗した原因は運だ。」なんていうといかにも傲慢で、成長がないように感じてしまいます。

だから真面目な人ほど、その事象に真剣に取り組んでいる人ほど、無理やり反省点を見つけようとします。

 

もちろん反省することは大切ですが、その結果

「自分はしっかり70%の方を選んだが、たまたま残りの30%がきただけ」

ということがあり得ることを理解していないと、正しくPDCAサイクルを回すことができません。

 

もちろんビジネスの現場ではサイコロを振るように完全に運で決まることはほぼありませんが「自分がコントロールできない要素」というのは、やはり確率論的に考えるべきと言えるでしょう。

 

 

正しいPDCAサイクルを回すために

 

ではこのような間違ったPDCAサイクルを回さないためにはどんなことを意識したら良いのでしょうか。

 

それはよく勉強し、しっかり根拠を持って選択をすること、ではないかと思います。

 

最初の麻雀の例えに戻って、そもそも選択Aが70%、選択Bは50%という知識を持っていれば、仮に裏目を引いたとしても

「自分は70%の方を選んだのだから問題ない」

と割り切ることができます。

 

たまに「自分は感覚派だから勉強なんてしなくて良い」という人を見かけますし、実際に感覚だけで選択Aを選べるセンスのある人も世の中にはいます。

ただ知識がないと、偶然選択Bが当たった時に「しまったBにしておけばよかった」と考えてしまうわけです。

知識をつける、つまりPlanですね。

 

ビジネスの現場でも、プライベートな場面であっても、十分なPlan(計画)を練り「その選択がなぜ正しいと思えるのか?」を突き詰めて考えている人は、仮に失敗したとしても「的を得た正しいAct(改善)」をすることができるのではないでしょうか。

 

 

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著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
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