人生に役立つ麻雀的思考力③ ~正しいPDCAサイクル~

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近年、インターネットの登場により麻雀の新たなブームが到来し麻雀を楽しみやすい環境が整ってきています。麻雀プロの筆者が、近年の麻雀ブームを解説すると共に麻雀の魅力をお伝えします。きっと麻雀を打ちたくなることでしょう!
「『麻雀の魅力』入門 ~インターネットが変えた現代の麻雀~」はこちらから

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja

 

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PDCAサイクルとは

 

PDCAサイクル、という言葉をご存知でしょうか。

私は新卒でとある会社の営業職についた時、社員研修でこの言葉を聞きました。

ビジネスの現場ではかなりよく聞く単語ではないかなと思いますが、これは何かというと事業活動における管理業務を円滑に進める手法の一つで以下のようなものです。

 

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
Do(実行):計画に沿って業務を行う。
Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する。
(引用 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/PDCA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB)

 

麻雀においてもPDCAサイクルを意識することは強くなるために有効です。

 

強い人から話を聞いたり戦術書を読むことで正しい知識を得ることはPlan(計画)にあたります。

そしてそれをDo(実行)するわけですが、そこでは必ず勝敗がつきます。

これがCheck(評価)です。

その勝敗を元に、あそこのあのプレイが悪かったのではないか、本で読んだあの選択を試すべきだったのかもしれない、というAct(改善)が生まれます。

 

▼麻雀戦術書の一例:著者は当記事の筆者(画像クリックで商品詳細)

 

ここで注意したいのは、麻雀は確率論のゲームであるということです。

例えばAを選ぶと70%アガれて、Bを選ぶと50%しかアガれない、という選択があったとします。

当然Aを選びますよね。

 

けれど実際にはAを選んでもアガれないことが30%あるはずですし、AではアガれずにBならアガれていた、というケースも15%もあるわけです。

 

こういうとき初心者は「しまった、あの時Bを選ベばよかった」と考えてしまいがちです。

この考えは一見するとCheck(評価)を元としたAct(改善)のように見えますが、実際には

「70%じゃなくて50%の方を選べばよかった」

と言っているわけですからめちゃくちゃです。

 

そのようなPDCAサイクルをぐるぐる回したら、成績はよくなるどころか悪化してしまいますよね。

 

間違ったPDCAサイクル

 

これはビジネスの現場でも起こり得ることだと思います。

 

例えばあなたがBtoB(企業対企業)の商談をする営業マンだとします。

その商談の成否には自社の製品やソリューションの質、プレゼンの内容、と言った自分にコントロールできる要素も関わりますが、一方で競合他社の提案内容や先方の社内稟議と言った自分ではあまり関与できない要素もあります。

 

極論を言えば自分は今用意できるベストの商品を、ベストなプレゼンによって提案した、にも関わらず先方担当者の気分によって他社に決まってしまった、ということだってありえなくはないはずです。

 

この時、本当に自分の提案がベストだったのか? と鑑みることは必要だとしても、(本当にそれがベストであったのにも関わらず)無理に「自分のここが悪かった」と理由をつけて反省してしまうと、次回以降のチャンスでベストでない選択をしてしまうことになります。

 

「自分はベストを尽くしたが運が悪かった。失敗した原因は運だ。」なんていうといかにも傲慢で、成長がないように感じてしまいます。

だから真面目な人ほど、その事象に真剣に取り組んでいる人ほど、無理やり反省点を見つけようとします。

 

もちろん反省することは大切ですが、その結果

「自分はしっかり70%の方を選んだが、たまたま残りの30%がきただけ」

ということがあり得ることを理解していないと、正しくPDCAサイクルを回すことができません。

 

もちろんビジネスの現場ではサイコロを振るように完全に運で決まることはほぼありませんが「自分がコントロールできない要素」というのは、やはり確率論的に考えるべきと言えるでしょう。

 

 

正しいPDCAサイクルを回すために

 

ではこのような間違ったPDCAサイクルを回さないためにはどんなことを意識したら良いのでしょうか。

 

それはよく勉強し、しっかり根拠を持って選択をすること、ではないかと思います。

 

最初の麻雀の例えに戻って、そもそも選択Aが70%、選択Bは50%という知識を持っていれば、仮に裏目を引いたとしても

「自分は70%の方を選んだのだから問題ない」

と割り切ることができます。

 

たまに「自分は感覚派だから勉強なんてしなくて良い」という人を見かけますし、実際に感覚だけで選択Aを選べるセンスのある人も世の中にはいます。

ただ知識がないと、偶然選択Bが当たった時に「しまったBにしておけばよかった」と考えてしまうわけです。

知識をつける、つまりPlanですね。

 

ビジネスの現場でも、プライベートな場面であっても、十分なPlan(計画)を練り「その選択がなぜ正しいと思えるのか?」を突き詰めて考えている人は、仮に失敗したとしても「的を得た正しいAct(改善)」をすることができるのではないでしょうか。

 

 

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人生に役立つ麻雀的思考力② ~「勝負の流れ」はある?~

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「勝負の流れ」とは

 

今回のテーマはタイトルの通り「勝負の流れ」についてです。

 

このフレーズ、皆さんは聞いたことがあるでしょうか。

スポーツ中継なんかでもよく使われますよね。

野球でずっと劣勢だったチームが試合終盤に突然の連打で追いつくときなんかに「流れが変わった」なんて表現をすることがあります。

もしくは守備のエラーがあったとき、その後逆転されると「あのプレーで流れが持っていかれた」なんて言ったりもします。

 

厳密な定義はありませんが

「良いことや悪いことは連続して起こるもの」

という意味で使われることが多いのではないでしょうか。

 

野球の例で言えば「ヒット(良いこと)が2本続けば3本目も出るのではないか」「エラー(悪いこと)があればさらに相手のヒット(悪いこと)が生まれるのではないか」といったようなもの。

 

そういう感覚は多かれ少なかれ皆さんお持ちでしょう。

仕事の場面なんかでも商談が立て続けに成功した時に「流れが良いな」と思ったりすることがあるかもしれません。

 

麻雀放浪記で作られた「流れ」のイメージ

▲麻雀放浪記〈1〉青春篇( 画像クリックで商品詳細へ)

 

「勝負の流れ」はこのように日常生活でも耳にしたり感じたりすることがある言葉ではないかと思いますが、麻雀業界ではとかくこの「流れ」という言葉がよく使われます。

 

かなり前のページで「麻雀放浪記」という小説が麻雀ブームを牽引したという話をしましたが、この麻雀放浪記の作者である阿佐田哲也氏が非常に勝負の流れを重んじる方で、

「麻雀は点数のやりとりではなく運のやりとりである」

「放銃(相手のアタリ牌を切ってしまって点数を奪われること)をすると運も奪われる」

と言った意味合いの表現が、阿佐田氏の作品ではよく出てきます。

 

▼阿佐田哲也氏

 

その影響を大きく受けている現在の麻雀界でも

 

  • 良い手をアガったら次も良い手が来る
  • 放銃をしたら次は良い手はこない

 

こんな考え方をする人はプロも含めて多くいます。というか、ほんの十数年前まではこう言った考え方の方が「主流」でした。

 

放銃と(ほうじゅう)とは
自分が捨てた牌で他のプレイヤーにアガられること

 

麻雀に「流れ」があるのはおかしい?

 

けどよく考えると(よく考えなくても?)これっておかしいですよね。

麻雀の牌というのはよく混ぜてランダムに積まれているはずで、前の局の結果が影響するはずありません。

 

コインを投げて3回連続で表が出たからと言って、次も表が出やすかったり、逆に反動で裏が出やすくなったりはしないというのと同じです。

だから流れなんてものは本来無いはずなんですよ。

こんな確率の問題は中学生で習うことです。

 

でも

「そんなことに気づかないなんて麻雀をする人はばかなのか?」

というとそうも言えません。

 

「流れ論」が広く浸透している理由

 

このような「流れ論」が広く浸透している理由の1つは先ほど述べた麻雀放浪記をはじめとした作品の影響が強いでしょうが、小説や漫画などのフィクション作品にとっては「流れ」というのは重要なのです。

 

麻雀は確率のゲーム。

 

確率というのは「運」と言い換えても良いものです。

結局良い手がアガれるかどうかというのは運の要素も大きく関わります。

 

もちろんこれは「実力が必要ない」という意味じゃないですよ。

例えば弱い人が打っていれば10%しかアガることができない手を、上手な人が打ったら20%アガれたりします。

 

この10%の差が「実力」な訳ですが、それでも結局10回に2回しかアガれないわけです。

 

麻雀漫画では「生死をかけた極限の勝負!」みたいな場面がよく描かれますが、その1回で20%を引けるかどうかは、現実的にいえば運です。

 

麻雀漫画「アカギ~闇に降り立った天才」
「生死をかけた極限の勝負」の一例が見れる麻雀漫画。主人公赤木しげるは自身の血液を賭けて闇の帝王である鷲巣との麻雀対決に挑む。

 

けど「主人公はただ運がよかったら勝ちました」じゃあ作品として成立しませんよね。

そこで流れの出番となります。

 

流れというのはすなわち「運すらも操る」ということで、確率的に20%の事象を流れを操ることで100%にして勝った、という演出の方が、ドラマとしては説得力がありますし主人公がカッコ良く見えます

 

その結果、麻雀を題材とした創作物の9割以上には「流れ」という単語が登場します。

それを読んだ初心者の方が「なるほど麻雀は流れを掴むことが重要なゲームなんだな」と思ったとしても仕方がありません。

 

「クラスター錯覚」

 

またもう1つ、実際に麻雀をやっていると「流れ」を感じる瞬間というのはたくさんあります。

麻雀は4人でやるゲームなので確率的には4回に1回アガれるはずなのですが、それが10回以上アガれなかったり、逆に一人の人が5回連続でアガったりすることがよくあります。

 

こうなるといくら理屈ではわかっていても

「流れが悪いな・・・」

と思ったりするものです。

 

実はこの思考、科学的に証明されています。

専門用語で「クラスター錯覚」と言い、サンプル数が少ない場合、本来ランダムであるはずの事象に偶然発生する偏り(コインの表が連続で出たり)を見た人間の脳が

「それをランダムではない」

つまり

「何かの理由があって必然的に生じたことである」

と感じることを指します。

 

▼クラスター錯覚的な考え方

 

 

簡単に言ってしまうと人間の脳というのは「ランダム」を正しく認識できない(しづらい)ようにできているのです。

 

コインを投げて5回連続で表が出ることも、麻雀で一人の人ばかり和了続けることも、「ランダム」の中の出来事。

むしろ良いことと悪いことが長期間に渡って常に順番に起きることの方が「ランダムとは言いづらい」ということになりますね。

 

したがって、麻雀や日常生活において「流れが悪い」と感じてしまうことは何も教養がないために生じる思考というわけではありません。

 

まとめ ~確率を把握することが日常生活に役立つ~

 

麻雀に限らず、確率を正確に把握してそれに応じた選択をするということは生きていく上で重要なスキルです。

仕事の商談が立て続けにうまく言ったからと言って、普段ならしないようなハイコストな試作を「今ならいける」としてみたり、逆にプライベートが上手く行っていないからとネガティブになっているせいで、思い切った行動を起こせずにビジネスチャンスを逃したり、ということは誰にでもありえることです。

 

日常に散らばるクラスター錯覚に騙されず、常に冷静な判断をしたいものです。

 

次に投げられるコインは、いつだって1/2で表が出るのです。

 

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人生に役立つ麻雀的思考力① ~迷った時の考え方を養う~

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今回から少しこれまでと趣向を変えて、麻雀によって養われる能力をどう人生や日常生活に活かすか、というお話をして行きたいと思います。

 

人生で役に立つ麻雀的思考力

 

私が麻雀を覚えたのは18歳の夏でした。

それから専業の麻雀プロとなるまでの間、大学を卒業し就職活動をして、普通にサラリーマンとして働いて、という生活の中で、麻雀で培った能力や思考が役に立ったことがたくさんありました。

もちろん人生観に関わる部分の感じ方は人それぞれですが、私が

「これは生きていく上で役に立ったな」

という麻雀の考え方・思考法をご紹介していきたいと思います。

 

麻雀は知的ゲームです。

考えれば答えが出るはずのゲームで、その答えを追求するためには論理的思考力が不可欠となります。

「論理的思考力」。大学のカリキュラムや就職活動なんかでよく目にする言葉ですよね。

 

ではこの論理的思考とはどういう思考のことでしょうか。私は「定義と比較」をしっかりすることで、物事に対する合理的な答えを導けること、だと思っています。

 

 

「考えている」のではなく「迷っている」だけの状態から脱出する方法

 

麻雀の初心者さんはどちらの牌を切っていいかわからず悩むことがよくあると思います。

そのときに「考えている」のであれば良いのですが単に「迷っている」だけ、という人をよく見ます。

 

「こっちの『牌A』を切れば簡単にアガれそうだけど点数が低くなり、『牌B』を切ると点数は高くなるけどアガるのは難しそう、うーんどっちを切ろうかな。」

 

このAとB、両方の選択にメリットとデメリットがあるためそれらを言葉で並べるだけでは答えが出ません。

どちらの選択が良いか、どうやって答えを出すのか。

 

ここで出てくるのが「定義と比較」です。

 

 

迷った時の麻雀的判断方法「定義と比較」

 

まず簡単に「どちらが良いか」と言っていますがこの「良い」というのはどういうことでしょうか。

これが定義をしっかりする ということです。

 

麻雀はアガることで点数が増え、この点数をたくさん増やした人が勝つゲームです。

 

したがって「良い選択」というのは

「効率的に点数を増やすことができる選択である」

と定義できます。

 

次に「比較」です。

牌Aと牌Bのどちらが「効率的に点数を増やすことができる」かを比較する。

 

そのためには期待値を求めます。

すなわち「アガれる確率×アガったときにもらえる点数」を計算してより良い数値の方を選ぶわけです。

 

 

もちろん初心者の方は瞬時にこんな計算できるわけがありませんし、我々プロもその場で計算しているのではなく、あらかじめよく出る問題については勉強して覚えておくというのが実情です。

 

しかしこのような「答えを出す方法」を知っているというのは大事なことです。

 

確率とそのリターンから期待値を計算するというのは「考える」行為ですが、

Aを切ってその裏目を引いてきたらどうしよう・・・」

という思考は悩んでいるだけ、と言えます。

 

麻雀は基本的に次に何を引いてくるかわかりません。

なのでどんな選択でもあっても、どんな上級者であっても裏目を引くことはあります。

わかる範囲のことは精一杯考え、考えてもわからないことはスパッと割り切って考えない、これがいわゆる「判断力」「決断力」と呼ばれるものではないかと思います。

 

判断力がない人は、どんな情報があって、それをどう比較すれば答えが出るのか、という論理的思考が未熟であると言えるのではないでしょうか。

 

「定義と比較」の実例

 

少し私の話をさせてください。

 

私は麻雀プロになると決めた時、東京大学の大学院に在籍していました。

大学時代、「麻雀」と「科学研究」に興味があり、そのどちらで食べていくか決めかねていたため、どちらをするにしても最高の環境でどこまでやれるか試してみようと考えての選択でした。

 

実際に研究をしてみると論文を読んで知識を増やすのは好きでしたが「一つの結果を出すのに何年もかかる研究職は自分の性分に合わない」と判断し、大学院を辞めて麻雀プロになりました。

 

東京大学大学院という一般的にネームバリューのある組織を中退するという選択は「勿体無い」「人生において損だ」と言う人が周りには多くいましたが、自分にとってこれは論理的に考えて明らかに得な選択でした。

 

まずこの場合の損得の定義は「その先の人生でいかに幸せになれるか」ということだと思います。

 

一般的にネームバリューのある学校を卒業することは就職、ひいてはその後の生涯収入等の面でメリットのあることであると考えられます。

しかし私は進学時点で将来の職業は「研究職」か「麻雀関係」と決めており、その気持ちにブレはありませんでした。

「研究職を目指さない」となった時点で、上記のような大学院を卒業するメリットは私には関係なくなったのです。

であれば、学費や時間的拘束を一刻も早く取り去り、麻雀の研鑽に割けるリソースを増やすこと、それによって麻雀で食べていける可能性を最大まであげることが「得」であると判断しました。この選択は今も一切後悔していません。

 

ちなみにすぐに麻雀で食べていけるわけではないためそのあとは一般の企業に就職しましたが、これも最終的な麻雀プロでの活動を考え、残業の少なさや休みの多さを第一優先としました。

目的が明確であったため就職活動はすぐに終わりました。

 

もちろんこの選択にもデメリットはあります。

例えば、その時点で私は結婚願望が全くありませんでしたが、将来もし結婚をしたいと考えた時、安定した職業についていた方が円満な家庭を築きやすいでしょう。

けれど将来の自分がどう考えるかは、その時点では「わからない」ことで、それを考慮するのは「悩んでいるだけで考えていない」ことだと私は感じました。

 

「定義と比較」は役に立つ

 

私自身少し特異な道を歩んでいるため、極端な話になってしまいました。

これを誰かに押し付けようとは思っていませんが、「定義と比較」をしっかりすること、「考えてもわからないことで悩まない」ことは何をする上でも役に立つ論理的思考だと思っています。

 

みなさんが何かの選択をする際に、ほんの少しでも思考のヒントになれば幸いです。

 

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健康麻雀とは ~飲まない吸わない賭けない~

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今回は賭けずに楽しむ麻雀として代表的な場所である「健康麻雀」についてご紹介したいと思います。

 

健康麻雀とは

 

健康麻雀とは主に「飲まない吸わない賭けない」を原則とし、純粋に麻雀のゲーム性やそれを通して育まれるコミュニケーションを楽しむことを目的とするものです。

厚生労働省が主催する全国健康福祉祭(ねんりんピック)の公式競技としても採用されています。

 

「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」とは
全国健康福祉祭(愛称:ねんりんピック)は、昭和63(1988)年から毎年開催されている高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を図るためのイベント。テニスやマラソンなどのスポーツや文化種目の交流大会や多彩なイベントが開催されている。

 

健康麻雀の促進を目指す日本健康麻将協会が発足したのが1988年。すでに30年の歴史があることになりますね。

日本健康麻将協会によれば

 

とかく悪いイメージのつきまとうマージャンですが、頭脳ゲーム、コミュニケーションツールとして考えると無限の可能性を持つものです。
近年では高齢者の介護予防として手さきと頭を使うマージャンが人気を集めてきており、私たちが提言してきた「賭けない・飲まない・吸わない健康麻将」を開催している会場も100箇所以上になりました。
なかには各自治体(品川区・杉並区・千葉市・さいたま市)が主催し、高齢者の方々への福祉事業の一環として健康麻将・教室を開催するケースもあり、これからの麻将人口の増加とマージャンに対するイメージアップが期待されています。

>引用元:日本健康麻将協会HP(http://kenko-mahjong.com/index.php)

 

ということで高齢者を中心に人気を博しています。

各自治体や麻雀教室が独自に運営しているところもあるのでその数は百箇所とは言わず数百箇所になるのではないでしょうか。

レッスンプロが1からルールを教えてくれる健康麻雀教室もたくさんあり、中には数十人が入る会場が毎週満員になっている教室もあるそうです。

 

 

麻雀の社会的な役割と健康麻雀

 

私のようなプロは、麻雀を勝ち負けのつく競技として、普段のトレーニングで技を磨き、それを発揮する場として楽しんでいます。

もちろんそれは非常に楽しいものですが、麻雀の楽しさや社会的な役割というのはそれだけにとどまりません。

 

例えば前述の日本健康麻将協会HPでは諏訪東京理科大学共通教育センターの篠原菊紀教授の研究成果として

 

①実年齢に比べて健康マージャン愛好者の脳年齢は3歳若い。
②麻将は衰えやすい脳部位を活性化させる。
③その結果、介護予防、認知症予防につなげることが期待出来る

引用元:日本健康麻将協会HP(http://kenko-mahjong.com/index.php)

 

というものが紹介されていました。

麻雀は非常に頭を使うゲームですから、脳を若く保つためのトレーニングとしても最適ということですね。

そういう意味でもやはり麻雀は「一生楽しめるゲーム」と言えるのではないかなと思います。

 

このように高齢者中心に楽しまれている健康麻雀ではありますが、インターネット文化によって「賭けずに麻雀を楽しむ層」が増えていることで、健康麻雀人口も増えていくでしょう。

 

健康麻雀を打てる場所


(引用元:日本健康麻将協会

 

では健康麻雀を打てる場所はどこにあるでしょうか。

一つは先ほど日本健康麻将協会のサイトから検索していただくという方法。

【参考リンク】一般社団法人日本健康麻雀協会<県別開催会場MAP>

 

他にも自治体主催で麻雀教室を行っている市町村もあるので一度お住いの市町村で運営しているところがないか探してみると良いでしょう。

【参考リンク】一般社団法人日本健康麻雀協会<地方自体による健康麻将の取り組みについて>

 

ここではその他に面白い取り組みをしている健康麻雀団体様をいくつかご紹介したいと思います。

 

健康麻雀団体紹介

 

その1 イオングループ


(引用元:https://www.aeonsupercenter.co.jp/store_s/akita/gojoume/)

 

先日、麻雀プロ団体の最大手である「日本プロ麻雀連盟」がイオングループと提携し健康麻雀の普及を行って行くというニュースが報じられました。
(参考リンク:https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20171114-00078133/

 

もともとイオングループには健康麻雀教室を運営している店舗もあるようで、今後全国的に広まって行くようです。

もしかしたらあなたのお住まいのお近くのイオンにも健康麻雀教室ができるかもしれませんね。

イオンといえば家族ずれも多くいるショッピングモールですから数年後には家族で麻雀、なんて光景も見れるかもしれません。

 

▼イオングループで健康麻雀を運営している店舗

引用元:イオンカルチャークラブから調べる事ができます。

 

 

その2 ノーレート麻雀ネットワーク「ニューロン」


(引用元:http://npo-neuron.com/

 

関東、関西を中心に麻雀教室を展開するNPO法人の「ニューロン」さん。全くルールを知らない初級から、中級、上級とレベルに応じて様々なコースが用意されています。

特に注目なのが子供向け麻雀教室の存在です。品川校では、東京大学麻雀サークルのメンバーがスタッフとして子供達に麻雀を教えています。

 

【参考リンク】ノーレート麻雀ネットワーク ニューロン

 

一般的な雀荘は風俗営業法により管理されているため18歳未満の入店ができませんが、麻雀教室という形をとることでそれをクリアしているんですね。

 

大人気麻雀漫画「咲」の世界では高校生の部活動としての麻雀が非常にポピュラーなものとして描かれていますが、こういった活動がさらに盛んになれば、そのような世界が訪れるのもあり得ないことではないのかもしれません。

 

『咲-saki-』

奇跡的な麻雀を打つ高校1年生の宮永咲がインターハイの頂点を目指す物語。

 

 

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麻雀プロの実態 ~麻雀に人生を捧げる~

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今回は麻雀プロの活動や実態をご紹介したいと思います。

現在麻雀界では複数のプロ団体があり、そのいずれかの入会テストをクリアした人々が麻雀プロと呼ばれるのが一般的です。

 

麻雀プロになるには
  • 日本プロ麻雀連盟
  • 日本プロ麻雀協会
  • 最高位戦日本プロ麻雀協会
  • 麻将連合-μ-
  • 101競技連盟
  • RMU

という6つの団体のプロテストに合格すると「麻雀プロ」として名乗る事ができる。

 

麻雀プロの収入の実態は?

 

麻雀プロをしています、というとよく聞かれるのがズバリ

「どのくらいのお金がもらえるの?」

ということ。

少し汚い話ではありますが、やはりお金のことは気になりますよね(笑)。

 

そしてこれは言いにくい話ではあるのですが・・・実は麻雀プロになったからといって収入を得ることはできません。

 

それどころか会費やエントリー料という形で年間数万円から数十万円のお金を各団体に支払うことになります。

それゆえに多くのプロはプロとしての対局以外に収入源を持っています。

麻雀と全く関係のない仕事をしている人もいれば、雀荘に勤務したり、人気プロならば雀荘にゲストとして呼ばれることで得られるゲスト料で生活している人もいます。

プロという看板を手に入れたなら、それを使ってどんな活動をするかはその人次第です。

 

筆者のプロ雀士としての収入源

 

ちなみに私はというと、麻雀戦術書の執筆を中心にフリーライターとして活動しています。

戦術書のお仕事をいただけるのはプロという看板のおかげでもあるので、そういう意味ではプロになったことで収入を得ている、ということはできますが、他業界の「プロ」と比較して生活基盤が未熟であることは否めません。

 

▼筆者の戦術書(画像クリックで商品詳細へ)

 

しかし逆にいえば、仕事をしたり学校に通いながらプロとして活動することが可能であるということ。

もしあなたが麻雀というゲームを極めたいと考えるのであれば、プロになるという選択肢もあるかもしれません。

 

プロ活動の苦労と魅力

 

もちろん、仕事をしながらプロ活動をすることは楽なことではありません。

平日仕事でクタクタになったと思ったら、土日は対局の真剣勝負でまたクタクタになります。

その他にトレーニングの時間も取らなければいけません。わざわざお金を払って、そんな生活をすることを馬鹿らしいと感じる人もいるでしょう。

 

これは別に苦労自慢をしたくて書いてるわけじゃないんですよ。

私はいまその生活が本当に充実していると感じていますし不満はありません。

何が言いたいかというと、そこまでして真剣に麻雀に取り組む人たち、別の言い方をすれば、それほどまでに麻雀に魅入られた人が大勢いるということです。

 

言ってしまえば我々は「麻雀オタク」です。普通の人にはちょっと理解されないほどに麻雀に魅入られてしまった者たちです。

でも、だからこそ、同じくらい麻雀が好きな仲間と一緒に卓を囲んだり、麻雀の話をしたりするのは言葉では表現できないほど楽しい時間です。

もしもあなたが、生活に支障をきたすくらいに麻雀を好きになってしまったならば、一度プロになるという選択肢を考えても良いかもしれません。

 

筆者が東京大学大学院を辞めて麻雀プロになった経緯は後のページで!

 

麻雀プロの世界に変革「Mリーグ」

 

ちなみにプロになるための試験は、団体にもよりますが、それほど難しくないケースが多いです。

プロになることが難しくない代わりに、そのプロの看板を使ってどんな活動をするのか、プロになってからの行動が問われる世界と言えます。

ここまで麻雀プロの実態についてご紹介してきましたが、実はそれすらもインターネットの力により変革が起きようとしています。

 

つい先日、AbemaTVを運営するサイバーエージェントの藤田晋社長がチェアマンを務める麻雀プロリーグ「Mリーグ」の始動が発表されました。

 


(引用元:M.LEAGUE公式サイト https://m-league.jp/

 

これまで複数のプロ団体が独自のリーグ戦を行っていたのですが、そこからトッププロだけを集めて新たにスタートする試みです。

 

このMリーグがこれまでの麻雀プロの活動と大きく違うところは、スポンサーとして電通、博報堂、コナミと言った超一流企業が参加しているところです。

これらの企業がそれぞれ麻雀プロ3名からなるチームを結成し、団体戦の形でリーグ戦を闘います。

 

▼Mリーグ参加企業一覧

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 株式会社テレビ朝日 株式会社コナミアミューズメント
株式会社サイバーエージェント セガサミーグループ 株式会社電通
株式会社U-NEXT

 

優勝賞金は麻雀のタイトル戦としては最高額の5000万円。さらに出場選手は企業側から年俸が支払われるそうです。

これはまさに、誰もが認める「プロ」の形だと思います。

 

実は私がこのWebonを書き始めるときはこのMリーグの存在は発表されていませんでした。

それとは関係なく「インターネットが麻雀の楽しみ方やイメージを変えた」と言った内容を書き始めたわけですが、まさかここまでわかりやすい形で麻雀業界に変革が起きるとは思っていませんでした。

5年後、10年後にこのMリーグが成功を収めていれば、麻雀プロは文字通り多くの麻雀ファンが憧れる「職業」になっているかもしれません。

 

麻雀にハマれば麻雀プロの話も楽しくなる

 

未熟な部分、これからに期待できる部分、それぞれある麻雀プロの世界ではありますが、とんでもなく麻雀が好きな人ばかりであるのは間違いありません。

あなたが麻雀にハマればハマるほど、私たち麻雀プロの話というのを楽しく感じていただけることでしょう。

インターネットを通してプロの対局を見たり、またはプロと対局したりできるというのはこれまでご紹介してきた通り。

ぜひほんの少しでも麻雀プロの世界に興味を持っていただければ幸いです。

 

『麻雀の魅力入門』目次へ  (全14ページ)



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目次著者

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja

麻雀サークルとは ~麻雀仲間が見つかる~

Webon紹介目次著者
近年、インターネットの登場により麻雀の新たなブームが到来し麻雀を楽しみやすい環境が整ってきています。麻雀プロの筆者が、近年の麻雀ブームを解説すると共に麻雀の魅力をお伝えします。きっと麻雀を打ちたくなることでしょう!
「『麻雀の魅力』入門 ~インターネットが変えた現代の麻雀~」はこちらから

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
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今回はゲームや、街中の雀荘だけでなく「こんな風に麻雀を楽しんでいる人たちもいる」というのをご紹介したいと思います。

 

雀荘

麻雀が打てるお店。4人で入っても打てるし、1人で入っても他のお客さんと打つことができる場合もある。基本喫煙可で朝方までやっているお店がほとんど。

 

女性麻雀サークルMAGNET


(引用元:http://www.mj-mgnt.com/

 

こちらはなんと女性限定の麻雀サークル。

麻雀の競技人口は正直なところ男性の方が圧倒的に多く、女性が一人で入っていくには敷居が高い部分もあります。

次の文章はMAGNETさんの基本理念の引用です。

 

現在、男性に比べ女性の麻雀人口は多くありません。
その理由としては麻雀に興味あるけど、麻雀ができる友達が周りにいない…。
かといって一人で雀荘に行き、お金を賭けたりしたくない…ということがあります。
女性にとって麻雀を楽しめる場というのはなかなか少ないものです。。

麻雀のおもしろさを少しでも多くの人と分かち合うために、「女性同士で賭けずに麻雀を打てる場所を作り、現況を打開していきたい。」
「少しでも多くの女性の方に麻雀を楽しんでもらいたい!!」そう思っています。(引用:http://www.mj-mgnt.com/intro.html)

 

麻雀の新しい楽しみ方が増えてきたことで、今まで麻雀に親しみがなかった層の方々が麻雀をするようになりました。

それに合わせて麻雀を楽しむ場所も変わりつつあります。

こういった様々な理念を持つ人たちが集まって麻雀を楽しむ、その情報を発信してさらに輪が広がる、これもインターネットを通して生まれた新しい麻雀の魅力と言えるかもしれませんね。

 

MAGNETから女流プロも誕生!

 

MAGNETさんはそのサークルメンバーから女流プロも生まれていますし、初心者の方にも丁寧に教えてくださるとのこと。

私は男なので残念ながら実際の雰囲気は存じませんが、twitterからは和気藹々とした様子が伝わってきます。

東京と大阪、2箇所で活動をしていらっしゃるそうなのであなたが女性ならば一度ホームページやtwitterを覗いてみてはいかがでしょうか。

 

 

東京大学麻雀サークル白


(引用元:http://utmj-haku.sakura.ne.jp/

 

もしもあなたが大学生ならば大学の麻雀サークルというのも魅力的な活動場所となるでしょう。

 

ご自身の大学でなくとも、他大学の学生を受け入れているサークルというのも多くあります。

最近では学園祭で模擬雀荘(麻雀が打てるお店を学校の教室で開く)をやっているサークルも多くあり、こちらは年齢に関係なく全自動麻雀卓を使った本当の雀荘に近い麻雀を楽しめます。

 

全自動麻雀卓
牌を混ぜる・牌を配る・牌を積むなどが全て自動で行われる麻雀卓。最近の雀荘では基本的に全自動麻雀卓が採用されているので雀荘に行けば目にする可能性は大。

▼全自動麻雀卓(機械のようなものが真ん中にある)

▼自動でない雀卓(何も卓に無く手で配る)

 

例えばこちらの「東京大学麻雀サークル白」さんは、春秋2回の学園祭で模擬雀荘を開催しているほか、定期的に麻雀大会を開催しています。

 

私もゲストとして何度か呼んでいただいたことがありますが、様々な大学から大学生が集まるだけでなく、社会人の方も多く参加されていますし、中にはなんと小さな子供が打ちにきていることもありました。

 

小学校低学年くらいの小さな子供が必死に考えて麻雀をしている姿は他の場所ではなかなか見れない素晴らしい光景でしたよ。

 

 

サークルの麻雀の良いところ

 

「大学から麻雀を覚える人」というのはたくさんいるので、多くの大学サークルは初心者に教えるノウハウを持っているというのも特徴。

特に関東の大学のサークルはプロが在籍しているところも多数あり、初心者から上級者まで楽しみやすい環境です。

 

このように、サークルの良いところは大抵の場合初級者から上級者まで、麻雀に時間の大半を捧げているガチ勢の人から月に何度か打つだけのライト勢の人まで、様々な楽しみ方をしている人が揃っているところです。

どんな趣味でもそうですが、やはり同じくらいの熱量を持ってる人同士の方が仲良くなりやすいもの。

あなたが麻雀を通して交友を広げたいと考えているのであれば、麻雀サークルはぴったりの場所と言えるでしょう。

 

ではどうやってそのサークルを見つけるのか?

 

これもいまはインターネットが便利な世の中ですよね。

twitterで「麻雀サークル」と検索すればとても多くのサークルが出てきますし、そのツイートからどんな人が集まっているのか、どんな活動をしているのか、ある程度の雰囲気を知ることもできます。

それでも見つからないという方は、サークルでは無いですがこんなサービスもあります。

 

麻雀のオフ会「麻雀ルールスターズ」


(引用元:http://maajan.jp/event/

 

こちらは様々な麻雀の「オフ会」を企画している団体です。

なんと年間200回以上も開催されており、雀荘に行ったことがない人や点数計算ができない初心者さんも多く参加されているとのこと。

 

 

仲間を見つけて麻雀をするのも楽しい!

 

このようにインターネットの登場により、今までよりも気軽に初心者でも気兼ねなく麻雀を打て、さらに麻雀仲間を見つけることができる場所が増えています。

ネット麻雀で技術を磨くのも楽しいですが、仲間を見つけて麻雀をするのももちろん楽しいもの。

 

麻雀が一生遊べるゲームならば、麻雀仲間というのは一生の友達になりえる存在です。

ぜひご自身の居心地の良い麻雀環境を見つけて見てください。

 

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著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
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有名ネット麻雀の特徴とおすすめポイント

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ネット麻雀はどれをやるべきか

 

ここまで、麻雀を覚えるために、また知的ゲームとしての麻雀の腕を磨くためには「ネット麻雀」がオススメですというお話を何度かしてきました。

 

ただ「ネット麻雀」といってもその数は非常にたくさんありますし、それぞれに特徴があります。

その為、あなたが麻雀をやる目的によって、利用した方が良いネット麻雀は変わってくるでしょう。

 

今回は私の独断と偏見ではありますが、有名なネット麻雀の特徴と、どんな人におすすめかをご紹介していきたいと思います。

※ページ末にネット麻雀一覧を記載しています。

 

筆者の「ネット麻雀で好成績を収めて、出版につながった経験」については前のページでお話しております!

 

有名ネット麻雀3選の特徴とおすすめポイント

 

以下では有名なネット麻雀3つの特徴とおすすめするポイントを解説していきます!是非自分にぴったりのネット麻雀を見つけていただければと思います!

 

▼ここで紹介するネット麻雀の特徴早見表

天鳳 マルジャン 雀シティ
料金 基本無料 無料でも可 基本無料
対応端末 PC/スマホ PC/スマホ PC/スマホ
ポイント 正確な段位 イベント多 顔が見える

 

1 天鳳

(引用元:https://tenhou.net/

サービス名 天鳳
料金 基本無料(豪華版は月額540円)
対応端末 パソコン・タブレット・スマホ
おすすめの人 実力が卓ごとに分かれていてほしい人

 

天鳳の特徴

 

登録ID数450万を数える国内最大規模のネット麻雀サイトです。

 

天鳳の最大の特徴は「打ち手の実力によって打つ卓が分かれている」こと。

プレイヤーは成績に応じて段位を持つのですが、その段位ごとに打てる卓が区切られています。

 

▼天鳳の段位

 

すなわち「常に自分に近い実力の相手と打つことができる」ので、上級者であれば他のゲームや雀荘では味わえないようなハイレベルな勝負を経験できます。

逆に初級者であれば上級者にあっけなくやられることなく、じっくりと麻雀を楽しめます。

 

また上記の仕組み(自分に近い実力の相手と打たなければならない)から格下の相手ばかりと戦ってポイントを貯めることができません。

そのため、この天鳳の段位というのは数あるネット麻雀の中でも「最も信頼できる実力の指標」と言われており、高段者には戦術書の執筆オファーがきたり、トッププロとの配信対局に呼ばれたりすることもあります。

 

 

初心者の方にとっても「自分が強くなっていること」が最も実感しやすいストイックなネット麻雀と言えるでしょう。

あなたが凝り性で、どんなゲームでも実力を磨いて上を目指したい、と思う性格ならばこの天鳳がぴったりです。

 

11人しかいない「天鳳位」

 

ちなみにこの天鳳は有名プロも数多くプレイしていますが、最高段位の「天鳳位」(十段のさらに上)に辿り着いたのはたったの11人

もしあなたがどんなに麻雀の腕に自信があったとしても「一度もつまづくことなく天鳳位に到達できることはない」と断言しても良いでしょう。

 

この言葉に燃えてきた自信家のあなたも、ぜひ天鳳をプレイしてみてください。

ちなみにスマホ版もあり、PC版スマホ版共に基本は無料です。

七段以上が打てる最高レベル卓で打つ場合と、自分の打ち筋のデータ解析などができる豪華版を使う場合のみ月額540円となっています。

 

天鳳の特徴まとめ

 

・基本は無料。データ解析などができる豪華版を使う場合のみ月額540円。

・登録ID数450万を数える国内最大規模のネット麻雀サイト。

・最大の特徴は「打ち手の実力によって打つ卓が分かれている」こと。

・格下の相手ばかりと戦ってポイントを貯めることができないため、天鳳の段位というのは数あるネット麻雀の中でも最も信頼できる実力の指標と言われている。

・高段者には戦術書の執筆オファーや、トッププロとの配信対局に呼ばれたりすることも。

・実力を磨いて上を目指したい、と思うならば天鳳がぴったり。

 

オンライン対戦麻雀 天鳳(外部リンク)

 

2 Maru-Jan(マルジャン)


(画像引用元:http://www.maru-jan.com/

サービス名 マルジャン
料金 ある程度は無料で楽しめる(プレイはポイント制)
対応端末 パソコン・タブレット・スマホ
おすすめの人 イベントを楽しみながら麻雀を覚えたい人

 

マルジャンの特徴

 

先ほどの天鳳がひたすら麻雀を打って段位をあげて行く、というシンプルかつストイックなゲームだったのに対して様々なイベントやエフェクトが楽しめるのがこの「マルジャン」です。

 

対戦相手と領地をかけて勝負しながら天下統一を目指す「丸雀戦国時代」

麻雀プロのリーグ戦のように昇級を目指して戦う「丸雀プロリーグ」

といった様々なイベントが常に開催されています。

 

「全国麻雀選手権」に注目!

 

中でも注目なのは毎年春に開催される「全国麻雀選手権」。

こちらなんと勝ち進むと優勝賞金500万円(賞金総額は1000万)の大会への出場権を得ることができます。

なんとも夢のある話ですよね。

 

スマホのソーシャルゲームのような感覚で様々なイベントを楽しみながら麻雀を覚えていきたい、というあなたにオススメのネット麻雀です。

 

プレイするにはポイントを購入する必要がありますが、初回登録時やイベントでもらえたりするのである程度は無料で楽しむことが可能です。

 

Maru-Jan(マルジャン)の特徴まとめ

 

・ポイントはもらえたりするのである程度は無料で楽しむことが可能。

・様々なイベントやエフェクトが楽しめる

・対戦相手と領地をかけて勝負しながら天下統一を目指す「丸雀戦国時代」開催。

・麻雀プロのリーグ戦のように昇級を目指して戦う「丸雀プロリーグ」開催。

・毎年春に開催される「全国麻雀選手権」では、勝ち進むと優勝賞金500万円、賞金総額1000万円の大会への出場権を得ることができる

・様々なイベントを楽しみながら麻雀を覚えていきたい方にオススメのネット麻雀

 

麻雀ゲーム『Maru-Jan』(外部リンク)

 

3 雀シティ


(画像引用元:https://www.fuzz.co.jp/app/jongcity/

サービス名 雀シティ
料金 基本無料(一部課金あり)
対応端末 パソコン・タブレット・スマホ
おすすめの人 相手の顔を見ながら麻雀を楽しみたい人

 

雀シティの特徴

 

今回ご紹介する中で最も新しいネット麻雀がこちら。

なんといっても雀シティの特徴はカメラを通して相手の顔をみながらプレイができること。

 

カメラはぼかしが入っているので最低限のプライバシーは守られる他、OFFにすることもできます。

リアルタイムで流行りの加工アプリのような加工をすることができたりしてなんとも「今風」なゲームだなという印象です。

 

1局清算のルールで遊べる!

 

個人的に気に入ったのは「1局清算のルール」が遊べるところ。

麻雀は牌が配られてから誰かが和了(あが)るまでを1局として、通常ですと10局程度で1ゲームとなります。

これでだいたい30分から40分くらいかかるのですが、1局清算ならば5分以内に終わってしまいます!

 

これこそ隙間時間に遊ぶのにはちょうど良いゲームで、ここでもやはり現代人のライフスタイルにあったゲームだなと感じました。

ちなみにこちらも基本無料で遊べますし、つい最近スマホ版もリリースされました。

 

雀シティの特徴まとめ

 

・基本無料

・相手の顔を見ながらプレイできる

・1局清算が可能

・隙間時間に遊ぶにはちょうどいいゲーム

 

オンライン麻雀ゲーム『雀シティ』(外部リンク)

 

いかがでしたでしょうか。

麻雀会で一旗あげてやるぜ!というガチな人から、ソーシャルゲームのように気楽に遊べるものまで様々あります。

基本無料のものがほとんどなので、ルールなどいまいち理解し切れてない、という方もぜひ一度遊んでみてはいかがでしょうか。

習うより慣れろ、と言いますがその方が理解も早くなりますよ。

 

ネット麻雀一覧

 

名称 特徴
オンライン対戦麻雀 天鳳 登録ID数450万を数える国内最大規模のネット麻雀サイト。天鳳の最大の特徴は「打ち手の実力によって打つ卓が分かれている」こと。
麻雀ゲーム『Maru-Jan』 様々なイベントやエフェクトが楽しめる。優勝賞金500万のイベントの大会への出場権が獲得できるイベントなども開催。
オンライン麻雀ゲーム『雀シティ』 カメラを通して相手の顔をみながらプレイができる。カメラはOFFにすることも可能。
セガNET麻雀 MJ 牌や手の動きをリアルに再現。実際に麻雀をしている感覚になれる。基本プレイ無料。
麻雀4 色々なゲームを取り扱う「ハンゲーム」の中にあるゲームのひとつ。無料で打つことができる。
雀REVO 3Dの絵が特徴的な麻雀ゲーム。対局後に、対戦相手のリーチが何待ちだったかなどを調べられる。
闘牌王 対局視点に3Dモードを選べて臨場感ある対局ができる。
麻雀ロワイヤル 「Yahoo!モバゲー」の中のゲームのひとつ。会員数が100万人を突破しているとのこと。

 

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著者:平澤元気

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麻雀が強くなる考え方の超基本 ~効率的な上達方法~

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初心者のうちはシンプルに考えた方が強くなれる

 

今回は初心者がつまづきがちなポイント、麻雀を覚える上での注意点をご紹介したいと思います。

麻雀は非常に多くの技術がある奥の深いゲームですが、それだけに初心者のうちは余計なことは覚えず、シンプルに考えたほうが強くなれますし楽しめます。

例えばあなたが野球を楽しみたい、と考えたとき、普通ならばまずキャッチボールをしたりバッティングセンターに行きますよね。

 

キャッチボールが満足にできないうちに変化球を投げる練習をしてもうまく行くはずがありません。

もしくは数学の勉強をしようと思ったら、まずは四則演算からはじめます。九九を覚えていない小学生に連立方程式を解かせようというのは無茶な話です。

 

こんな風に物事には順序というものがありますが、よく目にする麻雀漫画(アニメ)やプロの対局は、よく曲がる変化球や、微分積分のような高レベルな技の応酬です。

これらを見て麻雀を始めると、つい最初に覚えるべき技術や麻雀のゲーム性を勘違いしてしまい、その結果「10年以上麻雀をしていてもちっとも強くならない」という人もいます。

 

もちろん強くなることだけが麻雀をする目的ではありませんが、やはりゲームである以上は強くなればなるほど面白く感じられるものです。

できれば正しい順序でスキルを身につけていただきたいと思います。

 

覚えなくて良い技術1 点数計算

 

麻雀の点数計算、すなわち和了(あが)ったときにその手が何点かの計算は非常に複雑です。

これをいきなり覚えようというのは少し無茶な話で「麻雀って難しいしわけがわからないな」と思ってしまうきっかけになりうるので、はじめのうちは無視してください。

いくつかの役だけ覚えて、役がたくさんついたら高くなる、くらいの認識でOKです。

 

 

そういう意味でも、点数を自動で計算してくれるゲームの麻雀というのは素晴らしいですね。

ただしある程度のレベルになると、自分の手の点数を計算しながら捨てる牌を決めるというのが必須技術になります。中級者になったら是非覚えて欲しいものですが、はじめのうちは全く考えなくて構いません。

 

覚えなくて良い技術2 読み

 

麻雀と言えば「読みあいのゲーム」そんな風に思う人もいるかもしれません。

麻雀漫画やアニメだと相手の手牌を正確に読んで、待ちをピタッと言い当てる、そんなシーンもよくありますね。

 

「読み」とは
麻雀は、牌を引いて牌を捨てて4メンツ1雀頭を作って上がりを目指すゲームです。

麻雀は、引いた牌だけでなく誰かが捨てた牌でもアガることができます。その場合、点数は牌を捨てた人からもらうことになります。

そのため、自分の点数を減らさないないためには、相手の捨てた牌などを手がかりに、相手は「どんな役を狙っていて」「どうやってアガとうとしているか」を予想する必要があります。その予想のことを「読み」と言います。

▼下記画像で赤い丸で囲われているのが捨てられた牌。これを見て、相手がどんな役を狙っているかなどを予想する

 

しかし麻雀において、相手の手牌、特に「待ち(相手が欲しい牌)」というのは完璧に読むのは不可能です。

そもそも麻雀は次に何を引いてくるか全くわからないゲームですよね。

自分の手牌でさえどうなるかわからないのですから、他人の手牌を当てることなど物理的に不可能なのです。

 

もちろん上級者になればある程度使える読みもありますが、それは相手の待ちを言い当てたりするものではなく「こっちの牌はこっちに比べると危険だな」と言ったパーセンテージで考えるものです。

「これは100%あたりだ」などと読めることは、トッププロでもあり得ません。

 

ですから相手の手牌を読むのではなくまずは自分の手牌を効率的にあがりに向かわせることが重要です。

私自身は読みの技術についての戦術書を書いたことがあるくらい読みについて研究もしていますし、やはり少しでも相手の手牌を読めると楽しいものですが、労力の割に効果が薄く「初心者にはまず必要のない技術である」というのが正直なところです。

 

▼筆者(平澤元気)の戦術書

 

覚えてなく良い技術3 迷彩

 

「迷彩」という言葉をご存知でしょうか。

これは自分の手牌が相手に読まれないように、本来捨てたい牌と違う牌を切ったりしてフェイクの情報を出す技術です。

 

これも麻雀漫画なんかだと良く出てくる技術で、鮮やかに決まるといかにも「心理戦を制した」という感じでカッコよく見えます。

 

しかし既に述べた通り、そもそも読みが必要ないのですから、その「読みを欺く技術」というのはもっと必要ありません。

あくまでも麻雀は「確率」をベースに考える「パズルゲーム」であり、相手との読み合いや心理戦というのは上級者同士の戦いの際にほんの数パーセントだけ勝負を左右する小さな要素でしか無いのです。

 

覚えてなくて良い技術4 無理な手役作り

 

昔の麻雀の格言に「配牌(最初に配られた牌)を見たら三色を探せ」というものがあります。

三色というのは麻雀の役で、まず初めにどんな役ができるか考えて、その役ができるように手を進めなさい、という意味です。

 

三色とは
「2・3・4」「5・6・7」のように、連続した牌の並びが3つ揃った組み合わせを順子(シュンツ)と言う。マンズ・ピンズ・ソーズともに同じ数字の並びの順子を揃える役を「三色」という。三色があると得点が増える。

三色の例:二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国 二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国 二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国

 

これはかつての麻雀は高い役をバンバン作れる人が強い人、と思われていたため生まれた格言で、今でもそのように思っている人はたくさんいます。

しかし麻雀は4人のうち最初に4メンツ1雀頭ができた人だけがアガれるゲーム。役をたくさん作ることよりもスピードが重要です。

 

私はよくこの問題をパン食い競争に例えます。

役というのはぶら下がっているパンで、たくさん食べれば高得点になります。しかし基本は徒競走ですから先にゴールしなければいけません。パンばかり食べていて走れなくなっている人は勝てないのです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

簡単に言えば麻雀というのは効率よく最速でアガリを目指すのが重要なゲームである、ということです。

もちろん、麻雀の楽しみ方は勝つことだけではありません。相手の手を読めたり、高い役を作れたら楽しいという気持ちは私ももちろんわかります。

 

けれど対戦型ゲームである以上、「勝てるようになる」ことが楽しくないと感じる人はいないでしょう。

 

それに上手に読みをしたり、役を作ったりするためにも、まずは効率的な攻撃を身につけなければなりません。

効率的に役を作っていく技術は「牌効率」と呼ばれ、ネット上にもたくさん戦術論が書かれていますので、ある程度麻雀をプレイすることに慣れてきた方はぜひ検索して見てください。

 

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麻雀ルールの超基本② ~役とは~

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引き続き麻雀のルールについてざっくりとした説明をしながら、麻雀がどんなゲームなのかお伝えしていければと思います。

 

役とは

 

初心者が麻雀を覚えるときに最初につまづくのが「役」を覚えることです。

前のページでは、麻雀は4つのメンツを作るゲームだ、という話をしました。

 

メンツとは
一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国とか五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国のように、同じマークの牌で数字が3つ連続しているセットか、もしくは三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国のような全く同じ牌3枚のセットのことを「メンツ」と言います。メンツについてよくわからない場合は前のページを読めばスッキリするはずです!

 

厳密には4つのメンツの他に、同じ牌が2枚揃った「雀頭(じゃんとう)」というものを1つ作るとアガリとなって点数が貰えます。

 

つまり例えば「一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国」という4つのメンツの他に同じ牌が2つ(例えば三索:麻雀王国三索:麻雀王国)が揃った

三索:麻雀王国三索:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国(これは例です)

という計14枚(3枚のメンツ×4つ + 2枚の雀頭×1つ)が揃うと「アガリ」となるのです。

 

このときの4つのメンツと1つの雀頭の組み合わせによって「役」がつきます。

 

(例)三索:麻雀王国三索:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国←14枚の組み合わせで「役」が決まる。

 

役がたくさんつけばそれだけ高得点となる他、最低でも1つの役が無ければ4メンツ1雀頭を作ってもアガリにならないというルールがあるので、麻雀をする上で「役」というものは絶対に覚えなければならないものです。

 

ここまでのまとめ「役」とは
・麻雀は4つのメンツと、同じ牌2つ(雀頭)を一番早くに揃えれば点数をもらうことができる。

・メンツとは一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国とか五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国のように、同じマークの牌で数字が3つ連続しているセットか、もしくは三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国のような全く同じ牌3枚のセットのこと。

・4メンツ1雀頭を作っても「役」がないとあがれない。

・役とは、得点が増えたりする特定のパターンのこと。

 

しかし麻雀の役は何十個もあり、それを全て覚えるのは非常に大変。

 

ということで今回は、初心者がまず覚えるべき

「簡単に作れて便利な役」

と、逆に麻雀プロの私でさえ和了(あが)ったことのない(揃った事のない)

「実戦ではほぼお目にかかれないので覚えてなくても全く問題ないレア役」

をご紹介したいと思います。

 

便利な役その1「リーチ」

 

リーチ、という言葉はみなさん耳にしたことがあると思います。

ビンゴゲームで残り1つでビンゴ完成、というときに「リーチ」と言いますよね。

これ、英語のreachから来てるかと思いきや実はそうではなく、麻雀の役が語源です。

 

ビンゴゲームのリーチと同じように、

「あと1枚で和了れる(4メンツ1雀頭があと1枚で完成する)」というときに「リーチ」と宣言することで成立する

という簡単な役です。

 

「リーチを宣言した次の番からは手牌を入れ替えることができない」などいくつかの条件はありますが、ただ「リーチ」と言えば完成するお手軽な役で非常に強力です。

私はこのリーチが麻雀において最も強い役だと思っています。

たくさんリーチと言うために、効率的に4メンツ1雀頭を作れるようパズル能力を養うのが麻雀で勝つためのコツですね。

 

リーチ成立の主な条件

<条件1>

あと1枚で4メンツ1雀頭が成立する!という時に「リーチ」と宣言する。

(例)三索:麻雀王国三索:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国←これにあと1枚三萬:麻雀王国が来れば4メンツ1雀頭が達成…「リーチ」と宣言する。

<条件2>

「リーチ」宣言と共に千点をテーブルに置く(上がった人がもらえる)。

<条件3>

「リーチ」宣言以降は手牌を変更する事はできず引いた牌が欲しい牌でなければ捨てるのみに行動が制限されてしまう

(例)三索:麻雀王国三索:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国これにあと1枚三萬:麻雀王国が来れば4メンツ1雀頭が達成・・・三萬:麻雀王国以外(例えば五萬:麻雀王国)を引いたとしてもすぐに捨てるしかない。つまりこの場合はリーチをかけたら三萬:麻雀王国以外では和了る事ができなくなる。

など

 

 

便利な役その2 「タンヤオ」

 

リーチと同じくらいよく使う便利役がタンヤオです。

タンヤオは漢字で書くと断幺九と書き、正式には「タンヤオチュー」と読みます。タンヤオチューの略が「タンヤオ」です。

 

ヤオチューというのは数字の1と9、それから字牌のことでこれらを断つ(タン)、すなわち使わずに数字の2〜8だけで4メンツ1雀頭作るとタンヤオとなります。

 

字牌とは
牌の種類で「東・南・西・北・白・發・中」の牌の事を指す。字牌⇒東:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国

 

三索:麻雀王国三索:麻雀王国 二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国 三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国 八筒:麻雀王国八筒:麻雀王国八筒:麻雀王国 六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国

こんな風に数字の1も9も字牌も含まずに4メンツ1雀頭があればタンヤオという役になります。

 

これは少し難しいテクニックの話になりますが、例えば数字の1が手牌にあったとして、メンツにするためには2と3(もしくはもう1を2枚)引かなければなりません。

一方で5が手牌にあったら、3と4を引いてもメンツになりますし、6と7でも、4と6でもメンツになります。

 

例)一萬:麻雀王国からメンツを作るには二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国が必要。五萬:麻雀王国からメンツを作るには三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国でもメンツになる(四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国が来たら四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国になる)。つまりメンツを作れる可能性が高い五萬:麻雀王国は残り一萬:麻雀王国は捨てられやすい。

 

つまり真ん中の牌のほうがメンツを作りやすい、という性質があるんですね。

それに従うと自然と手牌は2〜8の牌が増えていくので、タンヤオは4メンツ1雀頭狙っていくと非常にできやすい役、というわけです。

 

便利な役その3 「ホンイツ」

 

ホンイツというのは漢字で書くと「混一色」。

「一色」とある通りマンズ(例二萬:麻雀王国)かピンズ(例三筒:麻雀王国)かソーズ(例三索:麻雀王国)どれか1つの色(マーク)だけで4メンツ1雀頭を作る役です。

 

「混」というのは「字牌は混ざっていても良いよ」という意味で字牌と1つの色だけで作る役になります。(字牌東:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国

 

字牌すらない純粋な一色だけの手牌は「清一色(チンイツ)」というさらに難しい役になります。

 

例 ホンイツ(混一色)
一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国西:麻雀王国西:麻雀王国西:麻雀王国

例 チンイツ(清一色)
一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国五萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国

 

麻雀の役にはそれぞれ点数が決められていて、基本的には作るのが難しい役ほど高得点になっています。

ただ、ホンイツはリーチやタンヤオに比べて3倍もの点数になるのですが、そのわりに簡単に作れるため初心者には強力な必殺技となります。

 

 

他にも強力な役はいくつかありますが、まずはこの3つの役(リーチ・タンヤオ・ホンイツ)を狙って作れるようになると、初心者脱出は目前と言えるでしょう。

 

役満

 

次に滅多にお目にかかれないレア役をご紹介します。

麻雀における最高得点の役を「役満(やくまん)」と言います。

 

関係ありませんが、漫画家・コメンテーターとしてテレビでご活躍されている「やくみつる」さんの芸名はこの役満が由来だそうです。

 

そして今回ご紹介するのはその役満の中でも特に完成するのが難しい役で、麻雀プロの私でも和了ったことがない役たちです!

滅多にできないので覚える必要はほぼありませんが、もしもできたらぜひ麻雀を知っているお友達に自慢しましょう!

 

超レア役1 天和(てんほー)/地和(ちーほー)

 

麻雀は初めに13枚の手牌が配られ、そこから1枚引いて1枚捨ててを繰り返すゲームですが、その「最初の13枚」+「初めて引いた1枚」で4メンツ1雀頭が完成しているという奇跡がこの天和(てんほー)/地和(ちーほー)です。

 

麻雀は1人の親と3人の子に分かれていて、親は子よりも和了った時の得点が増えるのですが、親が最初の14枚でアガっていると天和、子だと地和となります。

 

 

確率的に天和(てんほー)/地和(ちーほー)はだいたい33万分の1、つまり33万回最初の手牌をもらって1回できる役ということです。

天文学的な数字ですよね。

実は私、昨年の大晦日に天和はアガったんですよ。

麻雀を初めてちょうど10年目の出来事でした。しかし地和はいまだにないのでいつかアガりたいものですね。

 

超レア役2 九蓮宝燈(ちゅうれんぽうとう)

 

同じマークの1112345678999という形にもう1枚どれかを追加した形で完成するチンイツのパワーアップ番です。

 

<九蓮宝燈の例>
一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国←この状態なら、マンズのどの牌が来てもアガれる

 

 

これはパズルのようで非常に面白いんですが、上の形に1〜9どれを1枚加えても4メンツ1雀頭ができるんですよ。

 

例えば2を加えると11122345678999となるので111、22(雀頭)、345、678、999と分けられますし、

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国 二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国 三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国 六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国 九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国

 

4を引けば111、234、456、789、99(雀頭)となります。なんとも美しいと思いませんか?

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国 二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国 四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国 九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国

 

これは珍しすぎて「アガったら死ぬ」という迷信があるほどのレア役です。

ちなみに私は対戦相手にこれをアガられたことが3回ありますがみんなピンピンしています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

麻雀打ちの中には、作りやすい役だけを狙ってひたすら効率的に役を作って行くリアリスト雀士もいれば、レア役を追い続けるロマンチスト雀士もいます。

打ち手の性格が手牌に反映されるのも麻雀の面白いところです。

 

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目次著者

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
twitter(平澤)twitter:@hira_ajmja

麻雀ルールの超基本① ~ざっくりどんな感じのゲームか説明~

Webon紹介目次著者
近年、インターネットの登場により麻雀の新たなブームが到来し麻雀を楽しみやすい環境が整ってきています。麻雀プロの筆者が、近年の麻雀ブームを解説すると共に麻雀の魅力をお伝えします。きっと麻雀を打ちたくなることでしょう!
「『麻雀の魅力』入門 ~インターネットが変えた現代の麻雀~」はこちらから

著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
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今回から麻雀のルールについてご説明して行きたいと思います。

とはいっても、詳細なルールを細々と書いていくと一冊の本くらいの分量になってしまい、読むハードルも高くなってしまいます。

ということで今回は

「麻雀はこんなゲーム」「だからこんなゲームが好きな人はきっとハマるはず」

というのを伝えたるために、ざっくりとした基本的な部分だけをご紹介したいと思います。

 

麻雀には「牌(ぱい)」というものを使う

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国
一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国
一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国
東:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国

 

まずこちら↑が麻雀に使う牌(ぱい)です。牌は34種類あります。

さらに同じ牌を4枚ずつ、計136枚の牌を使うのが一般的な麻雀のルールです。

▼同じ牌×4

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国

 

まず上から3段は全て数字を表している「数牌(すうぱい)」という種類の牌です。

▼数牌

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国
一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国
一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国

 

トランプのカードのようにマークごとに別れており、各マーク1から9までの数字があります。

一番上の漢字が「マンズ」、上から二段目の丸が並んでいるのが「ピンズ」、三段目の緑色(竹を表しています)のものが「ソーズ」で全て左端が1で右端が9です。

▼マンズ

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国

▼ピンズ

一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国

▼ソーズ

一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国

 

ソーズの1が鳥だったり6と9が似てたりと最初は戸惑うこともありますが、慣れてくると目で見なくても指で触れるだけでわかるようになります(笑)。

▼ソーズの1は「鳥」のマーク

一索:麻雀王国

 

麻雀に使う「牌」についてまとめ
・麻雀には「牌」というものを使う。

・牌は34種類あって、計136枚の牌を使う。

・数字を表す「数牌(すうぱい)」がある。数牌は1~9まであって、以下の3種類ある。

・・・マンズ

・・・ピンズ

・・・ソーズ

 

麻雀のゴール

 

そして各マーク(マンズ・ピンズ・ソーズ)ごとに数字をつなげたり、同じ数字を集めたりするのが麻雀の基本的な目的(ゴール)です。

 

ところでみなさんは、よく「メンツ」って言葉使いませんか?

「今度の飲み会のメンツってもう集まった?」っていうあれですね。

このメンツ、実は麻雀用語が由来です。

 

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国とか五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国のように、同じマークの牌で数字が3つ連続しているセットか、もしくは三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国のような全く同じ牌3枚のセットのことを「メンツ」と言います。

そして自分の手牌(トランプにおける手札)の中に4つの「メンツ」を作ることが麻雀というゲームの基本。要するに「メンツあつめ」ゲームなんですね。

 

 

麻雀の目的(ゴール)まとめ
・麻雀の目的は4つのメンツを作ること。

・メンツとは、一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国とか五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国のように、同じマークの牌で数字が3つ連続しているセットか、もしくは三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国のような全く同じ牌3枚のセットのこと。

 

ゲームの流れ

 

ゲームが開始するとまずランダムに13枚の手牌が配られます。

 

▼配られた手牌

 

麻雀牌は136枚あるので、その中からランダムに13枚とったところで普通メンツ(同じマークの連続した数字or同じ数字)はせいぜい1つか2つしかできていません。

そこから4人で順番に1枚引いて1枚捨てる(切る)、を繰り返し行って4つのメンツを揃える、その速さを競います。

 

例えば七索:麻雀王国八索:麻雀王国が手牌にあったとしたら、次に何を引いたらメンツになるでしょうか?

この2枚は「ソーズの7七索:麻雀王国」と「ソーズの8八索:麻雀王国」ですから、同じソーズの6か9があれば「同じマークの連続した数字3つ」でメンツができます。

すなわち六索:麻雀王国九索:麻雀王国ですね。

 

麻雀の流れまとめ
・ゲームが開始するとランダムに13枚の牌が配られる

・1ターンごとに1枚引いて1枚切るを繰り返し、先に4つのメンツを揃えるスピードを競う

 

メンツの作り方を知り、麻雀のイメージをつかもう!

 

その1 何を引いたらメンツができるか?

 

では少し応用編。

今度は八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国←ここに何を引いたらメンツができるでしょうか。

今回は「ピンズの8八筒:麻雀王国」が1枚と「ピンズの9九筒:麻雀王国」が2枚ですね。

 

 

 

<<答え>>

まず同じピンズの7である七筒:麻雀王国を引くと7七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国という連番ができますので「ピンズの7七筒:麻雀王国」が一つの正解。

ちなみにポーカーのように9と1は繋がらないので八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国一筒:麻雀王国ではメンツになりません。

 

さらにもう1つ、九筒:麻雀王国を引くと同じ「ピンズの9九筒:麻雀王国」という牌が3つ揃う九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国のでこれもメンツになります。

 

このように3つ連番のメンツと同じ牌が3つのメンツ両方を狙える形もあります。

 

つまり正解は

「ピンズの7七筒:麻雀王国」と「ピンズの9九筒:麻雀王国

でした。

 

その2 メンツができる確率を上げてみよう

 

さらに応用編に行って見ましょう。

麻雀は4人で1人ずつ「1枚引いて1枚捨ててを繰り返す」ゲームだとご説明しました。

 

では七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国←この3枚(「ソーズの7七索:麻雀王国」1枚と「ソーズの8八索:麻雀王国」2枚)から「何を捨てたら」次の自分のターンで引く牌でメンツができる確率をあげることができるでしょうか。

※何が捨てられているか、はここでは関係無い事とします。

 

 

 

<<答え>>

七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国から「ソーズの8八索:麻雀王国」を1枚捨てると残る形は七索:麻雀王国八索:麻雀王国ですから、前にご説明したように「ソーズの6六索:麻雀王国」か「ソーズの9九索:麻雀王国」の2種類の牌で3連番のメンツ(同じマークで連続した3つの数字)ができます。

 

麻雀牌は同じ牌が4枚ずつあるので「ソーズの6六索:麻雀王国」×4枚、「ソーズの9九索:麻雀王国」×4枚で「ソーズの8八索:麻雀王国」を捨てた場合、合計8枚がメンツを作れる可能性のある牌ということです。

 

次に七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国から「ソーズの7七索:麻雀王国」を捨てた場合です。

今度は「ソーズの8八索:麻雀王国」を引くことで同じ牌3枚のメンツ八索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国になります。

 

しかし今度はメンツを作れる可能性のある牌は「ソーズの8八索:麻雀王国」1種類。

しかも自分で既に2枚持っているので、残りの八索:麻雀王国はもう2枚(4枚-2枚)です。

 

「ソーズの8八索:麻雀王国」を捨てた場合と「ソーズの7七索:麻雀王国」を捨てた場合ではメンツを作る可能性のある牌が8枚2枚、という差があるので

 

答えは、

七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国からは七索:麻雀王国よりも八索:麻雀王国を捨てるほうが4倍もメンツができやすい

ということになります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

こんな風に

「数字を使ってどちらがより効率的にメンツが作れるかを考えていくパズルゲーム」

が麻雀の土台です。

 

もちろん、実際には珍しい役(役は点数が入る牌の組み合わせのこと)を狙ったり、相手の手を読んだり、という技術もあるのですが、それ以上にこのパズル要素が重要となるので、麻雀が強い人はその他のパズルゲームも上手であることが多いですし、学校や就職活動なんかでよく言われる「論理的思考」が上手な人も多いように思います。

 

麻雀が「論理的思考」を養うという話は後のページで解説しています!

 

麻雀は知的なパズルゲーム

 

例えば最近はスマホアプリの対戦型カードゲームが流行っていますが、あれもまた確率をベースに効率的な戦略を考えていくゲームで共通する部分は多いと思います。

もしくはロールプレイングゲームをするときに

「まずはこの街でこれだけレベルをあげて、先にこっちに向かってこのアイテムをとると・・・」

と、とにかく無駄なく効率的なプレイをしたくなるような方、そんなあなたは麻雀にとても向いている性格だと思います。

 

また今回のような計算を実際は手牌14枚を使って行うので非常に頭の体操になります。

「賭けない、飲まない、吸わない」を掲げている健康麻雀を推進する団体の中にはボケ防止として麻雀を薦めているところもあるくらいです。

 

知的なパズルゲームとしての麻雀に、あなたもハマって見ませんか?

 

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著者:平澤元気

1990年6月15日生まれ。CSモンド「ZOO麻雀道学生選手権」、オンライン麻雀天鳳公式ニコ生「天鳳解体新書」などの解説で好評を博す。
著書に「絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~ (マイナビ麻雀BOOKS)」「デジタルに読む麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)」等多数。お問い合わせはこちらから
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