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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!
スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!
著者:風祭健
北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから
第1章では大会をメインにして活躍する代表的なプロスノーボーダーを紹介しました。
このページでは、映像撮影・ビデオ製作の方で活躍するプロスノーボーダー達を紹介していきます。
オリンピックなどの注目される舞台に立つことがないので、スノーボードを知らない人からしたら聞いたこともないライダー達だと思いますが、その実力はオリンピック選手にも決して負けないすごいスノーボーダー達です。
ビデオで活躍するライダーはアスリートとしてだけでなく、滑りの格好良さも求める表現者としての一面もあり非常に個性的な人達が集まっています。
今回は、そんなビデオスター達の中でも最低限知っておきたい代表的なライダーを紹介します。
「現在世界クラスで活躍するトップライダー」から「レジェンドと言われる伝説のライダー」まで。 スノーボード好きを名乗るなら絶対知っておきいた方がライダー達です。
※各選手Twitter・Instagram・Youtubeなどで滑りを観る事ができます。是非興味のあるプレイヤーをフォローしてみてください!
1 JP・ウォーカー(JP Walker)
JP・ウォーカー氏は現在40歳と超ベテランですが、今でも現役として第一線で活躍するライダーです。
10代の頃からずっと第一線で活躍し、数多くのすごい映像を残してきたレジェンド中のレジェンドです。
世界で初めてダブルコークをメイクした人物でもあり、多大な功績を残しています。
ダブルコーク
ダブルコークは回転軸をずらしながら、空中で縦に2回転、横に3回転するジャンプ技。JP・ウォーカー氏は今まで「不可能」と言われていた技を初めて成功させた、という事。
ダブルコークを生み出した人ですが、実はジャンプよりもジブ(レールやBOX)が得意で、ストリートでの映像撮影をメインに活動しています。
2 トラビス・ライス(Travis Rice)
photo by NuitNoire CC BY-SA 3.0
「現役でNo.1スノーボーダーは誰だ?」という話題になると、このトラビス・ライスの名前が真っ先に上がるでしょう。
圧倒的な身体能力の高さと技術、度胸で、世界のトップライダーたちも驚くような映像を毎年残し続けているスーパースターです。
主に、ビッグマウンテン(標高の高い山)でのフリーライド(ジャンプやトリック・ターンなどをする滑り)や、バックカントリー(整備されたゲレンデではない場所)での自然の地形を活かしたジャンプなどをメインに撮影していて、その度肝を抜く大きなジャンプは圧巻です。
3 ジョン・ジャクソン(John Jackson)
ジョン・ジャクソン氏も先述したトラビス・ライス氏と同じく、ビッグマウンテンでのフリーライドや、バックカントリーでのジャンプなどをメインに撮影しているライダーです。
昔から大会には全く出なかったので、スノーボードビデオに興味がなければ知らない方も多いでしょう。
しかし、ビデオの世界では「年間最優秀ライダー」という称号を獲得したことがある超ビッグネームで、毎年すごい映像を見せてくれます。 フルオーリーからの高くて格好いいジャンプが魅力で、個人的に一番好きなライダーです。
フルオーリー
スノーボードはジャンプすることを「オーリー」と言う。思いっきり踏み切ってジャンプすることを「フルオーリー」と言う。
4 トースタイン・ホーグモ(Torstein Horgmo)
トースタイン・ホーグモは、今最も勢いのあるビデオスターです。華のある滑りが特徴的で、非常に高い人気があります。
トリプルコーク(簡単に言えば軸の回転が3回の回転)を世界で初めてメイクしたライダーでもあり、高難易度のトリックを格好良く魅せることができる数少ないライダーです。
5 セージ・コツェンバーグ(Sage Kotsenburg)
2014年のソチ・オリンピックのスロープスタイル金メダリストで、知っている人も多いのではないでしょうか。
ソチ・オリンピック後は殆ど大会には出なくなり、ビデオ製作の方をメインに活躍しています。
現在はストリートをメインに撮影をしていて、時に警察に怒られたりしながら撮影をしています。
6 ジェレミー・ジョーンズ(フリーライド)(Jeremy Jones)
ジェレミー・ジョーンズは、フリーライドをメインに活躍しているライダーです。
殆ど垂直にも近いような急斜面や、崖を滑ったりなどエクストリームな迫力ある滑り(危険な場所を滑ったり、猛スピードで滑ったりなど「過激でスリルある滑り」)をします。
ターン技術の高さは世界一とも言われていて、オリンピック選手とはまた一味違う別次元の技術の滑りを観ることができます。
7 ジェレミー・ジョーンズ(ストリート)(Jeremy Jones)
先ほど紹介したジェレミー・ジョーンズ氏と同姓同名ですが、全く違うライダーです。 ジェレミー・ジョーンズ氏は、最初に紹介したJP・ウォーカー氏の相棒として一緒に活躍してきたライダーです。
JP・ウォーカー氏と同じくストリートでの撮影をメインに活動し、今も活躍中のレジェンドです。
格好いい滑りをすることにこだわり、撮影のシチュエーションに合わせて服装まで変えるのは有名な話です。そのスタイルある(個性のある)滑りは一度観ると虜になります。
8 國母和宏(こくぼ かずひろ)
2010年のバンクーバーオリンピックの腰パン騒動で有名になったので知っている方も多いでしょう。
オリンピックではあまり活躍できませんでしたが、その後日本人で初めてとなるX-GAMES(世界的なスノーボードの大会)でゴールドメダルを獲得するなど大活躍し、現在は映像撮影をメインに活動しています。
映像撮影の方でも大活躍で、今では世界でも十本の指に数えられる程のビッグネームとなりました。
2018年には自身の名前を冠したビデオ「KAMIKAZU」が製作され、さらに活躍の場を広げています。
KAMIKAZUは前のページで紹介!
9 中井孝治
出身国 |
日本 |
生年月日 |
1984年3月10日 |
チャンネル |
Youtube/Vimeo |
SNS |
Twitter/Instagram/Facebook |
2018年の平昌オリンピックで解説をしていた方です。 今も現役で、世界レベルで活躍するライダーの一人です。
自身も2006年のトリノオリンピック・ハーフパイプで5位入賞経験もある実力者で、ハーフパイプで磨いた高いジャンプ技術とオリジナリティある滑りで国内外から高い人気を集めています。
▼ハーフパイプのコース
photo by sookie
ハーフパイプについては第1章で解説!(現在第2章)
10 スコット・スティーブンス
出身国 |
アメリカ |
生年月日 |
– |
チャンネル |
Youtube/Vimeo |
SNS |
Twitter/Instagram/Facebook |
ワンフットトリック(片足での技:上記youtube動画に出てきます。1:17辺り)などをはじめとした、見たことも想像したこともないような斬新なトリックなど、非常に印象的な滑りをするライダーです。
彼のビデオパートを一度観るとスノーボードの常識が壊されるほどのインパクトがあります。
しかも、どんな滑りも非常に格好良い上にテクニカルで「板を使うテクニックなら世界一なのではないか」と言われ、全く違うジャンルの世界一がここにはあります。
11 テリエ・ハーコンセン(Terje Haakonsen)
「スノーボードの神様」と称されるレジェンドです。
現在は半分引退した状態で、プロスノーボーダーとしての活動はほぼしていませんが今でも強い影響力を持っています。
1998年長野オリンピック・ハーフパイプの金メダル候補でしたが、オリンピック協会とのいざこざでオリンピックをボイコットし、そのせいで他の有力選手もオリンピックに出ないという事態にまで発展した絶大な影響力を持っている人物です。
ハーフパイプ以外にもビッグマウンテンなどで数多くの映像を残しています。 一応今でもBURTON(世界的スノーボード道具メーカー)の所属ライダーとなっています。
12 ジェイミー・リン(Jamie Lynn)
ジェイミー・リンも、現在はプロスノーボーダーとしては殆ど引退している「レジェンドライダー」の一人です。
一つ前でご紹介したテリエ・ハーコンセンと同じ時期に活動していました。
当時から大会などの表舞台には出ずに映像撮影を行い「スノーボードビデオスター」のパイオニア的な存在として今でも多大な影響力を持っています。
トゥイークなど特徴的なグラブトリックを生み出し、スノーボード界に「スタイル」という概念を生み出した人でもあります。
スタイル・・・ここでは「個性を出した滑りやカッコつけた滑り」のこと
▼トゥイーク
今でもLib Technology社からシグネチャーモデル(著名人が監修や作成に正式に関わったモデル)が販売されています。
▼ジェイミー・リンのシグネチャーモデル
13 ピーター・ライン(Peter Line)
こちらもレジェンドライダーとして是非知っておいてほしいライダーです。
「歴代最高のジャンパー」としてまず最初に名前が上がるライダーで、バックサイドロデオやミスティフリップなどの生みの親でもあります。
▼バックサイドロデオ
現在はウェアメーカー「DAKINE」のデザイナーを務めています。
▼DAKINEのウェア
以上、最低限知っておくとスノーボードの映像作品を楽しめる「スノーボードビデオスター」でした!是非興味のある方はこれらのスターたちが出演している作品を観ていただければと思います!
スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門は以上になります。知られざるスノーボードの映像の世界を堪能していただければと思います。スノーボードに興味がある方は滑って、観て、スノーボードにハマってください!
目次著者
著者:風祭健
北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから