竹内まりやとは ~山下達郎の妻であり大親友~

Webon紹介目次著者

山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

この章では2ページにわたって達郎さんの人柄やその魅力についてお伝えします。

山下達郎さんの奥様はシンガーソングライターの竹内まりやさんです。ご夫婦そろって素晴らしい音楽を創っています。

竹内まりやさんにとって達郎さんは公私にわたるパートナーであり「親友」のような存在です。まりやさん自身、そしてまりやさんと達郎さんの関係性を知ることで達郎さんの魅力をさらに深く知ることができるでしょう。

このページでは女性から見ても憧れの存在である竹内まりやさんについてお伝えします。

 

竹内まりやの基本情報

名前 竹内 まりや(たけうち まりや)
生年月日 1955年3月20日
出身地 島根県簸川郡大社町
職業 シンガーソングライター/音楽プロデューサー
デビュー曲 1978年11月シングル「戻っておいで・私の時間」アルバム「BIGINNING」でデビュー
1994年のベストアルバム『Impressions』は350万枚の大ヒット。その後リリースしたアルバム『Bon Appetit!』『Expressions』も100万枚を超える売上となっている。2014年のアルバム『TRAD』は第56回日本レコード大賞「最優秀アルバム賞」を受賞する。シングルでは資生堂化粧品のCMソングとなった『不思議なピーチパイ』が40万枚を超えるヒットとなった。数多くの楽曲提供を行っており、河合奈保子『けんかをやめて』広末涼子『majiでkoiする5秒前』などがある。

▼提供曲:広末涼子『majiでkoiする5秒前』

 

竹内まりやの略歴

デビュー

 

竹内まりやさんは1978年にシングル『戻っておいで・私の時間』アルバム『BIGINNING』でデビューしました。

 

▼1978年11月リリース『戻っておいで・私の時間』(画像クリックで商品詳細へ)

▼1978年11月リリース『BIGINNING』(画像クリックで商品詳細へ)

初期のヒット曲『SEPTEMBER(1979年8月リリース)』『不思議なピーチパイ(1980年2月リリース)』は今でも人気の高い曲。

 

▼『SEPTEMBER』(試聴可能)

▼『不思議なピーチパイ』(試聴可能)

 

かわいらしいルックスも相まって、デビュー当時はアイドル的な扱いを受けたところもあるようです。

当初は提供曲を歌ってましたが自ら作詞作曲をするようになりました。この頃にアレンジャーとして出会ったのが山下達郎さんです。

 

アレンジャー

編曲家。編曲を行う人のこと。作曲家が作ったメロディーに伴奏をつける。

 

もともと、まりやさんは達郎さんが所属していたバンド「シュガー・ベイブ」や達郎さんのライブを観に行っていたそうです。そんな二人が意気投合するのは、必然だったのかもしれないですね。

 

シュガー・ベイブ

山下達郎、大貫妙子を中心とした日本のロックバンド。1973年~1976年に活動。後世のアーティストに大きな影響を与えた。

▼デビューアルバム「SONGS」(画像クリックで商品詳細へ)

 

山下達郎と結婚後

 

1982年4月に達郎さんと結婚、1984年に長女を出産。1981年に音楽活動の一時休養宣言をしたこともあり、結婚、出産後は自身の活動はあまり多くありません。

自称「シンガーソング専業主婦」のまりやさん。まりやさんの想いから家庭を最優先に活動を行っております。

家庭を最優先に日々を過ごす中、まりやさんが楽曲提供を続けていたのは「子育てをしながら家でできる仕事だったから」だそうです。

 

まりやさんの結婚前のことは、その頃私は小学生だったのでリアルタイムではよく覚えていません。私にとっては結婚前の活動よりも、結婚・出産後の他アーティストへの楽曲提供をしていたことの方が印象深いです。

特に女性アイドルへの楽曲提供は印象的です。

河合奈保子さん、岡田有希子さん、中山美穂さん、中森明菜さんなど多くの女性アイドルへの楽曲提供を行いました。

私は河合奈保子(かわい なおこ)さんの『けんかをやめて』『Invitation』が大好きでした。

 

 

河合奈保子(かわい なおこ)

1967年生まれで80年代を代表するアイドルの1人。1983年にリリースした『エスカレーション』が30万枚を超える最大のヒットとなる。竹内まりやが提供した『けんかをやめて』は自身の曲の中で4番目のCD売上を記録する。

▼河合奈保子『けんかをやめて』(1982年9月リリース)

▼河合奈保子『Invitation』(1982年12月リリース)

 

特に岡田有希子(おかだ ゆきこ)さんへは楽曲提供が多く、岡田さんのデビューの時も「竹内まりやが作詞作曲!」と話題になっていました。

 

岡田有希子

1967年生まれのアイドル。同じ事務所の先輩に松田聖子がいたこともあり「第2の松田聖子」と称された。「日本レコード大賞最優秀新人賞」「日本歌謡大賞」など数多くの受賞歴を持つ。

▼竹内まりや提供曲。岡田有希子のデビュー曲『ファースト・デイト』1984年4月リリース

 

まりやさんは、楽曲依頼を受けた時は歌う人の年代や声などを考慮して創るそうです。

自分用に創る曲ではないため、その人にぴったりな曲となって多くのヒット作が生まれたのでしょうね。

 

家庭や日々の生活を最優先させながら、自身の音楽活動も徐々に再開。シングルやアルバムはヒット。1984年に『もう一度』をリリース。

 

 

そして1986年の『恋の嵐』はドラマ「となりの女」の主題歌でもあり私も大好きな曲です。

 

▼『もう一度』(試聴可能)

▼『恋の嵐』(試聴可能)



 

「となりの女」は妻、女性がテーマのドラマでした。そのため、曲とドラマ共に特に女性からの支持が大きかったと思います。

 

その後も

『駅』(1987年中森明菜に楽曲提供。1988年にセルフカバーでシングル発売)

『シングル・アゲイン』(1989年。「火曜サスペンス劇場」の8代目主題歌。70万枚のヒット)

『告白』(1990年。「火曜サスペンス劇場」の9代目主題歌。50万枚のヒット)

『マンハッタン・キス』(1992年。映画「マンハッタン・キス」の主題歌)

などヒット曲を多数リリース。

 

2001年にリリースされた『すてきなホリデイ』は毎年クリスマスシーズンになると、ケンタッキーフライドチキンのCMで流れる冬の風物詩となっています。

 

▼『すてきなホリデイ』(試聴可能)

 

また2007年にリリースされた『人生の扉』というとても素敵な歌があります。

 

▼『人生の扉』(試聴可能)

 

人生に終わりがあることを感じながらも、人生に希望を見いだす歌。

年齢を重ねてきたまりやさんだからこそ、生まれた曲なのでは。

この歌は私が人生の指標にしたいなと思っている曲です。

まりやさんの歌は、等身大の女性の気持ちや、女性ならではの悩みや葛藤に寄り添うものも多く、そんなところが人気の一つだと思います。

 

竹内まりやと山下達郎の関係性

 

竹内まりやさんに対してうらやましく思うのが達郎さんの音楽活動を間近で見ていること!

まりやさん自身が達郎さんのファンであり以下のように語っています。

「彼は日本のポップス界の人間国宝のような存在。そんな人をいかにいい音楽を生み出せる環境に置くか。私はそこにも生きがいを見いだしています。山下達郎の音楽活動を一番近くで見られる立場にあることは、役得であり、私の元気の元。」

私も達郎さんを人間国宝だと勝手に思っていたので、奥様のまりやさんがこう思っていることを知って「同じ気持ちだ!」と、とってもうれしかったです。

 

そんなまりやさんは達郎さんのことを親友と語っています。

「この人とずっと会話をしていたい。」

この気持ちはとってもよくわかります。私自身が夫のことをそう思っているので。

 

達郎さんのレギュラーラジオ番組「サンデーソングブック」では夏と冬に、まりやさんをゲストに「納涼夫婦放談」「年忘れ夫婦放談」が行われるのが恒例となっております。

 

サンデーソングブック

JFN (TOKYO-FM系 全国38局ネット)毎週日曜日 14:00~14:55。番組は「山下達郎の個人コレクションを使って発信される日本最高のオールディーズ・プログラム」と紹介されている。ちなみにオールディーズはアメリカやイギリスなどの英語圏で1950年代~1960年代にヒットしたポピュラー音楽のこと。

 

「まりや」「たっつぁん」と呼びあう姿が仲睦まじくてほほえましい。

昔は、達郎さんの方がまりやさんにベタぼれ…と思っていたのですが、もしかしたら逆かも?なんて思ったりして(笑)

夫婦そろって、大人気シンガーソングライターで、いくつになってもお互いを尊重し、とても仲の良いご夫婦。

そんなお二人だからこそ、人の心によりそう素晴らしい音楽が創れるのだと思うのです。私は音楽面だけではなく、人間としてもとても尊敬し憧れています。

 

以上、竹内まりやさんの紹介でした。

次の章からは山下達郎さんの名曲を【定番】【隠れた名曲】【鈴木雅之への提供曲】【ジャニーズへの提供曲】【カバー】とジャンル分けして5ページにわたってお伝えしていきます。

次のページでは達郎さんの定番の名曲を紹介いたします。

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

山下達郎の歴史② 【1980年代後半から現在】

Webon紹介目次著者

山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

この章では【デビュー~1980年代前半】【1980年代後半~現在】という2ページにわたって山下達郎さんの歴史についてお伝えしています。

前のページでは【デビュー~1980年代前半】の活動についてお伝えしましたが、このページでは【1980年代後半~現在】の活動についてお伝えします。

 

年表

▼このページで紹介する出来事

年月 出来事
1986年4月 アルバム「POCKET MUSIC」
1988年9月 アルバム「僕の中の少年」
1988年12月 「クリスマス・イブ」JR東海のCM。
1991年6月 アルバム「ARTISAN」
1997年7月 KinKi Kidsへの提供曲「硝子の少年」ヒット。
2003年 TBSドラマ「GOOD LUCK!!」の主題歌
2008年~ ライブツアー

 

1980年代後半の活動

【1985年~】多くのタイアップ作品

 

1980代後半の山下達郎さんは「とてもタイアップ作品が多い」という印象です。

 

▼山下達郎のタイアップ曲の例

リリース 曲名 タイアップ
1985年3月 風の回廊(コリドー) ホンダの自動車インテグラのCM
1985年11月 土曜日の恋人 人気バラエティー番組「オレたちひょうきん族」エンディングテーマ
1987年5月 踊ろよ、フィッシュ 全日空、沖縄キャンペーンのCM
1988年4月 GET BACK IN LOVE TBSドラマ「海岸物語 昔みたいに…」の 主題歌。
1990年4月 Endless Game TBSドラマ「誘惑」の主題歌。

 

達郎さんの音楽はテレビを通じてよく流れてきたので、私はそれを通じて達郎さんの音楽に対する関心が高まっていきました。

達郎さんを現在のように好きになる前の私は、テレビから流れる達郎さんの音楽に対して「曲がすごくいいし、声がすごく素敵!」と思っていました。でも、メディアにあまり出ていない人だったので「大御所アーティスト」という印象でした。

 

【コラム】達郎さんを好きになったきっかけの角松敏生さん

そんな私が、達郎さんを好きになるきっかけとなったのが、角松敏生さん。高校1年の時に角松さんと出逢って大ファンになったのですが、角松さんが達郎さんの音楽に影響を受け、リスペクトしていると知って驚きました。

「私がリスペクトしている角松さんがリスペクトしているのだから、達郎さんは素晴らしいに違いない、聴かなければ!」と思ったのが、達郎さんを本格的に聴くきっかけ。私は、自分の好きなアーティストがリスペクトしているアーティストを聴きたいタイプです。達郎さんの曲を聴いてみて、角松さんが影響を受けているのがよくわかったし、私自身も達郎さんの音楽に魅了されていきました。

『山下達郎入門』筆者による『角松敏生入門』は下記より。

 

【1986年】アルバム「POCKET MUSIC」

 

1986年にアルバム『POCKET MUSIC』リリースしました。

 

▼8作目スタジオアルバム『POCKET MUSIC』1986年4月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

 

1980年代半ば音楽市場がアナログ製作だったものが、デジタル製作へと変わる転換期でした。その変化の中、達郎さんが試行錯誤して完成させたアルバムが『POCKET MUSIC』です。

 

【コラム】アナログ製作の時代

「アナログ」とは磁気テープに録っていた時代です。

▼磁気テープ


CC 表示 2.5, Link 

アナログだと音のゆがみなどが生じて、それがいい疾走感や音の厚みなどになったのだけど、デジタルだとそういった疾走感が出なくなるそうです。デジタル化して作業が楽になったけど、失われたものもあるよう。達郎さんはアナログの音をデジタルで再現することに苦戦していたようです。

 

アルバムブックレットには使用したコンピューターとして「PC-8801」の文字が書いてあります。音楽制作に使用したパソコンPC-8801は今のような薄い小さなパソコンではありません。当時は「コンピューター」と呼ばれていました。「PC-8801」という記載したことには、なんだか達郎さんの気概が感じられます。

 

▼PC-8801

 

1988年にリリースされたアルバム『僕の中の少年』は、それまでの「海、夏、タツロー!」というイメージからの転換ともなった作品です。

このアルバムには自分の中の大人と子供の部分のせめぎあいが反映されているそうです。また30代半ばを迎えた自分の立ち位置や、お子さんの誕生などがアルバム制作には影響を与えたとのこと。

 

▼9作目スタジオアルバム『僕の中の少年』1988年10月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

 

このアルバムに対して私は「僕の中の少年」の「少年」という言葉から受ける印象とは違う「上質な大人のポップス」という印象を抱きました。

アルバム「僕の中の少年」の収録曲『GET BACK IN LOVE』は、30代半ばを迎えた達郎さんが自身のピークを感じ「最後の花を咲かせるならバラードだ」と創った渾身の1曲。 『GET BACK IN LOVE』が大ヒットし、確固たる地位を築きます。

ちなみに私は『僕の中の少年』の収録曲『蒼氓』(そうぼう)にとても大きな感銘を受けました。達郎さんの書く詩の重みを感じた1曲です。

 

【1988年】『クリスマス・イブ』がJR東海のCMに

 

1988年には『クリスマス・イブ』がJR東海のCMに使用されたこともあって、シングルCDの売上は100万枚を突破する大ヒットとなりました。

 

▼山下達郎『クリスマス・イブ』

 

『クリスマス・イブ』は、もともと1983年のアルバム『MELODIES』に収録され、シングルとしてもリリースされていました。

 

▼1983年6月リリース『MELODIES』

 

『クリスマス・イブ』の大ヒット以降、毎年クリスマスシーズンになるとこの曲が街なかやテレビ、日本中のあらゆるところで流れます。『クリスマス・イブ』は今では達郎さんを代表する曲となっています。

 

ちなみにJR東海のCMが話題になっていた頃、このCMは私の住む九州では流れていませんでした…。そのため私の中では『クリスマス・イブ』については1989年に公開された「君は僕をスキになる」の主題歌となっていたことの方が想い出深いです。

 

▼映画「君は僕をスキになる」(画像クリックで商品詳細へ)

 

映画「君は僕をスキになる」は山田邦子さん、斉藤由貴さん、大江千里さん、加藤雅也さんの4人が繰り広げるラブコメディ作品です。映画館に観に行ったのですがラストシーンとそのシーンで流れる『クリスマス・イブ』がとっても胸キュンでした。

 

▼山田邦子

▼斉藤由貴

 

【1991年】日本レコード大賞のアルバム大賞獲得

 

1991年リリースのアルバム『ARTISAN』は日本レコード大賞のアルバム大賞を獲得しました。

 

日本レコード大賞

1959年に創設された日本で最も有名な音楽の賞。TBSテレビ年末に放送される。

 

アルバムタイトルの「ARTISAN(職人)」は「ARTIST」(芸術家)に対抗してつけられたそう。

 

▼10作目スタジオアルバム『ARTISAN』1991年6月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

ちなみに達郎さんは、アーティストと呼ばれることが嫌いなのだそう…。では何て呼べばいいのかとなると、シンガーソングライターになるでしょうか。

一番しっくりくるのは、やはり「音の職人」という言葉だと思います。

 

【コラム】達郎さんがアーティストと呼ばれるのが嫌いな理由

「アーティスト=芸術家。歌手やシンガーソングライターをアーティストと呼ぶこと自体間違った言い方。だから嫌い」だそうです。ちなみに、1980年代半ばぐらいからアイドル、歌謡曲の人たちと、その他の人たちを分けるために「アーティスト」という言葉で呼ばれるようになったと思います。 

 

10作目のスタジオアルバムリリース後は、リリース間隔は大きいもののコンスタントにアルバムをリリース。

他アーティストへの楽曲提供も多く、中でも1997年リリースのKinKi Kidsのデビュー曲『硝子の少年』は大ヒット。『硝子の少年』は世代や時代を超えて今も愛されています。

 

▼シングル『硝子の少年』1997年7月(画像クリックで商品詳細へ)

『硝子の少年』など山下達郎のジャニーズ提供曲は第3章で紹介! 『硝子の少年』など山下達郎のジャニーズ提供曲は第3章で紹介!

 

【2000年代】数多くのタイアップ作品

 

2000年代に入ってからも映画・ドラマ・CMなどのタイアップ作品が数多く発表されました。

 

▼2000年以降のCMタイアップ曲の例

年代 曲名 タイアップ
2000年 君の声に恋してる 「NTTコミュニケーションズ」CM
2001年 (SO MUCH IN LOVE アサヒビール スーパーモルト
2001年 アトムの子 スズキ エスクード ヘリー・ハンセンリミテッド
2002年 夏コイの味 カルピス カルピスウォーター
2004年 さよなら夏の日 ケンタッキーフライドチキン サマーバーレル
風がくれたプロペラ パナソニックカーナビ・Strada
2005年 風の回廊 明治製菓 アーモンドチョコレート
2005年 白いアンブレラ ホンダ ライフ
2006年 JODY アサヒビール アサヒ本生アクアブルー
2007年 クリスマス・イブ -English Version- スズキ シボレーMW
2011年 高気圧ガール アサヒビール アサヒSlat(すらっと)
2012年 希望という名の光 JA共済 3Q訪問活動「安心のかたち」編
2013年 LOVELAND, ISLAND サントリー のんある気分

 

▼2000年以降の映画・ドラマのタイアップ曲一覧

年月 曲名 映画・ドラマ
2000年 JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW〜 映画「ジュブナイル」
2003年 RIDE ON TIME ドラマ「GOOD LUCK!!」
2003年 2000トンの雨 映画「恋愛寫眞」
2005年 FOREVER MINE 映画「東京タワー」
2009年 僕らの夏の夢 映画「サマーウォーズ」
2010年 街物語 ドラマ「新参者」
2012年 愛を教えて ドラマ「遺留捜査 シリーズ2」
2013年 光と君へのレクイエム 映画「陽だまりの彼女」
2015年 マイ・ガーディアン・エンジェル ドラマ「京都人情捜査ファイル」
2016年 Let It Be Me ドラマ「早子先生結婚するって本当ですか?」
2016年 CHEER UP! THE SUMMER ドラマ「営業部長 吉良奈津子」
2017年 REBORN 映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
2018年 ミライのテーマ 映画「未来のミライ」

 

達郎さんの場合、ドラマや映画などのタイアップ曲は「書き下ろし作品」が多いです。きちんとドラマや映画などへの理解と愛情をもって曲が創られていることがわかります。

だから、作品と曲とがぴったり合っていて、より作品が素晴らしいものになっているのではないかと思います。

(ちなみに私が好きなのが

・ドラマ「誘惑」の主題歌「Endless game」
・朝ドラ「ひまわり」の主題歌「DREAMING GIRL」
・ドラマ「冬のサクラ」の主題歌「愛してるって言えなくたって」
・ドラマ「新参者」の主題歌「街物語」など

です。)

タイアップ曲に関しては、達郎さん自身が我を強く出しすぎず、自分と依頼者との想いを融合させたうえで、きちんと「商業音楽」として成立させているように思います。タイアップ曲を聴けば、自分の創りたいものだけを安直に作っているのとは違う、という事が感じられるのではないでしょうか。

 

タイアップ曲では、1980年にヒットした『RIDE ON TIME』が2003年に木村拓哉さん主演のTBSドラマ「GOOD LUCK!!」の主題歌になり再びヒットします。改めて『RIDE ON TIME』の良さが認識されたのではないでしょうか。

 

▼TBSドラマ「GOOD LUCK!!」DVD(画像クリックで商品詳細へ)

 

【2008年~】ライブツアー

 

2008年からはコンスタントにライブツアーを行い、野外音楽フェスへの参加なども行いました。その圧倒的なパフォーマンスに、若い世代からも感動の声があがっています。

 

▼2008年以降の山下達郎のツアー・ライブ

ツアー・ライブ
2008年 ツアー「PERFORMANCE 2008-2009」
2010年 ツアー「PERFORMANCE 2010」
2010年 フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」野外ステージ出演
2010年 TOKYO FM・FM OSAKA開局40周年記念スペシャル『Souvenir again』竹内まりや LIVE 2010
2011年 ツアー「PERFORMANCE 2011-2012」
2012年 野外フェス「SWEET LOVE SHOWER 2012」
2013年 ライブ「山下達郎 LIVE at Festival Hall」
2013年 ツアー「PERFORMANCE 2013」
2014年 ツアー「Maniac Tour 〜PERFORMANCE 2014〜」
2014年 フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO」野外ステージ出演
2014年 野外音楽イベント「SWEET LOVE SHOWER 2014」
2014年 ライブ「山下達郎 LIVE at THE BOTTOM LINE」
2015年 ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」
2016年 ライブ「難波弘之 鍵盤生活40周年記念ライブ 〜一生鍵命〜」
2016年 ライブ『SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY「40YEARSx40LIVES」』
2017年 ツアー「PERFORMANCE 2017」
2017年 フェス「氣志團万博2017 〜房総与太郎爆音マシマシ、ロックンロールチョモランマ〜」
2017年 ライブ「山下達郎のサンデー・ソングブック25th Anniversaryアコースティック・ライブ&トークショー」

 

近年は若い世代や海外からのファンも増えています。先日66歳となった達郎さんですが、年齢を感じさせない、素晴らしい歌声とパフォーマンス。

 

達郎さんの創り出す音楽は、日常を豊かなものにしてくれます。ぜひ、達郎さんの音楽に触れてみて欲しいと思います。

 

以上、山下達郎さんの歴史でした。

次の章では達郎さんの人柄についてお伝えいたします。テレビに出ない理由や、妻の竹内まりやさんについて知れば達郎さんの魅力とともに人物像を知ることができると思います。

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

山下達郎の歴史① 【デビュー~1980年代前半】

Webon紹介目次著者

山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

この章では【デビュー~1980年代前半】【1980年代後半~現在】という2ページにわたって山下達郎さんの歴史についてお伝えします。

このページでは【デビュー~1980年代前半】の活動についてお伝えします。

 

年表

▼このページで紹介する出来事

年月 出来事
1972年 アルバム「ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY」を制作。
1973年 シュガー・ベイブ結成
1975年4月 アルバム「SONGS」
1976年 シュガー・ベイブ解散
1976年3月 アルバム「ナイアガラ・トライアングル」
1976年12月 ソロ・デビュー
1979年 アルバム「MOONGLOW」
1980年5月 シングル「RIDE ON TIME」。CMソングで話題。
1980年12月 アカペラアルバム「ON THE STREET CORNER」
1982年2月 アルバム「FOR YOU」
1983年6月 アルバム「MELODIES」
1984年6月 サウンドトラック「BIG WAVE」

 

山下達郎の歴史【デビュー~1980年代前半】

【1975年】デビュー

 

達郎さんは1972年にアマチュアバンドの友人とアルバム『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』を制作しました。

このアルバム制作をきっかけに、現在シンガーソングライターとして活躍する大貫妙子(おおぬき たえこ)さんらと知り合い1973年に「シュガー・ベイブ」を結成します。

 

▼大貫妙子さん

▼大貫さんの曲

 

『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』を聴いた、当時シンガーソングライターとして人気を博していた故・大瀧詠一(おおたき えいいち)氏と出逢い、達郎さんは「はっぴいえんど」の解散ライブでバックコーラスを務めます。

 

▼大瀧詠一氏

 

ちなみに「はっぴぃえんど」とは、細野晴臣氏、大瀧詠一氏、松本隆氏、鈴木茂氏で結成されたバンドで「日本のロックの原点」とも称されるバンドです。多くのアーティスト、ミュージシャンに影響を与えたと言われています。

 

▼はっぴぃえんどの代表曲『風をあつめて』

▼細野晴臣氏


By YMOHosono2008(wide).jpg: JJ Hall from Peckham Rye, London, UKderivative work: Solid State Survivor (talk) – YMOHosono2008(wide).jpg, CC 表示 2.0, Link 

▼松本隆氏

▼鈴木茂

 

1975年に「シュガー・ベイブ」は、大瀧詠一氏のナイアガラレーベル(レコード会社)からシングル『DOWN TOWN』アルバム『SONGS』でデビューしますが1年で解散します。

 

▼アルバム「SONGS」1975年4月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

 

【1976年】ソロデビュー

 

シュガー・ベイブ解散後、達郎さんは大瀧詠一氏、伊藤銀次氏との『ナイアガラ・トライアングル』の制作を行います。

 

伊藤銀次

1950年生まれのミュージシャン。フジテレビお昼の番組「笑っていいとも」の『ウキウキWatching』の作曲した。

 

▼『ナイアガラ・トライアングル」1976年3月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

 

そして1976年に達郎さんはアルバム『CIRCUS TOWN』をリリースしてソロデビューします。

 

▼デビューアルバム『CIRCUS TOWN』1976年12月(画像クリックで商品詳細へ)

 

このあたりの活動は、私は幼稚園ぐらいの時なのでリアルタイムでその活動を把握はしておりません。

ただ、自分が高校生の頃に音楽を好きになり、好きなアーティスト達がこの頃の話をするのを聞いて「音楽界において(はっぴぃえんど・シュガーベイブは)とても影響を与えた人たちだったんだな~」と思いました。

「はっぴぃえんどは言葉の選び方、音への日本語の、のせ方がすごい」

「シュガーベイブはキラキラとしたポップな音楽が衝撃的で、すっごくかっこよかった!日本のポップスの原点」

「シュガー・ベイブはフォークソングとは違う、おしゃれな輝きがあった」

などと今でも、嬉々としてこの頃の事を語るアーティストがたくさんいますので、日本の音楽の歴史を切り開いた人物、バンドだったのだな~と思います。

 

【1986年~】数多くのアルバムリリース

 

ソロデビューアルバム『CIRCUS TOWN』リリース後は、コンスタントにアルバムを発表し、人気を博していきます。

 

▼デビューから1980年代前半にリリースされたアルバム

作数 タイトル リリース年月 ジャンル
1 CIRCUS TOWN 1976年12月 スタジオアルバム
2 SPACY 1977年5月 スタジオアルバム
3 IT’S A POPPIN’ TIME 1978年5月 ライブアルバム
4 GO AHEAD! 1978年12月 スタジオアルバム
5 MOONGLOW 1979年10月 スタジオアルバム
6 COME ALONG 1980年3月 コンピレーションアルバム
7 RIDE ON TIME 1980年9月 スタジオアルバム
8 ON THE STREET CORNER 1980年12月 アカペラアルバム
9 FOR YOU 1982年1月 スタジオアルバム
10 GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA 1982年7月 ベストアルバム
12 MELODIES 1983年6月 スタジオアルバム
13 BIG WAVE 1984年6月 サウンドトラック

スタジオアルバム・・・スタジオで制作されたアルバム
ライブアルバム・・・生演奏を録音したアルバム
コンピレーションアルバム・・・既に発表された音源を再編集したアルバム。

 

1979年リリースのアルバム『MOONGLOW』は日本レコード大賞のベストアルバム賞を受賞。

 

▼4作目スタジオアルバム『MOONGLOW』1979年10月(画像クリックで商品詳細へ)

 

【1980年】『RIDE ON TIME』がヒット

 

1980年5月リリースのシングル『RIDE ON TIME』はマクセル(電池やCDなどの販売会社)のカセットテープのCMソングとなり話題になりました。このシングルCDは50万枚を売り上げるヒット曲となりました。

アルバム『RIDE ON TIME』も大ヒット。この曲のヒットにより達郎さんの存在が広く世間に認知されました。

 

▼マクセルのカセットテープ

▼5作目スタジオアルバム「RIDE ON TIME」1980年9月(画像クリックで商品詳細へ)

 

この頃の私は小学生でCMの記憶はありません。ただ後にこのCMを見て、すごくカッコいいと思いました!

長髪の達郎さんが手をピストルにして「バーン!」と打つ姿はインパクトがあります。マクセルのキャッチコピーの「いい音しか残れない」も、達郎さんのイメージとぴったり。

 

▼CMのイメージ

 

【コラム】マクセルのカセットテープ

私は1984年ぐらいから音楽に興味を持ち始めるのですが、色んなカセットテープメーカーの中ではマクセルがNO.1だと思っていました。CMのコピー通りに本当に音がいいから大好きで、好きなミュージシャンのアルバムは必ずマクセルで録っていました。

 

1980年12月には、後にシリーズ化される一人アカペラアルバム『ON THE STREET CORNER』がリリースされます。

 

▼1作目のアカペラアルバム『ON THE STREET CORNER』1980年12月(画像クリックで商品詳細へ。試聴可能)

 

1980年代前半にはアルバム『FOR YOU』『MELODIES』がヒット。

 

▼6作目スタジオアルバム『FOR YOU』1982年1月(画像クリックで商品詳細へ)

 7作目スタジオアルバム『MELODIES』1983年6月(画像クリックで商品詳細へ)

 

映画『BIG WAVE』のサウンドトラックを手がけるなど、精力的に活動し人気を不動のものにしていきます。

 

▼「BIG WAVE」のサウンドトラック。1984年6月(画像クリックで商品詳細へ)

 

筆者と山下達郎の出会い

 

ここまでは達郎さんのデビューから1980年代前半までの歴史をお伝えしてきました。

ちなみに、私が初めて山下達郎の名前を知ったのが中学1年の時(1982年)でした。当時大人気だったアイドル近藤真彦さん(マッチ)のシングル『ハイティーン・ブギ』を達郎さんが作曲したことがきっかけです。

 

▼1982年リリース。シングル「ハイティーン・ブギ」

「マッチの新曲は山下達郎作曲!」と、とても話題になっていたのを覚えています。マッチ主演映画『ハイティーン・ブギ』の主題歌でもあり、映画、シングル共に大ヒットしました。

確か、当時マッチが好きなアルバムとして、矢沢永吉さんと達郎さんのアルバムを挙げていて、その頃は「山下達郎ってすごい人なんだ~」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

矢沢永吉

1972年~1975年に活動した「キャロル」のボーカル。同バンドは現在のロックシーンに大きな影響を及ぼし、「伝説のバンド」と称されている。1973年に発売された『ファンキー・モンキー・ベイビー』は当時のロックバンドとしては異例のヒットである30万枚を売り上げ、日本のロックの地位を確立した。

 

同時期に達郎さんのシングル『あまく危険な香り』がヒット。

同名ドラマの主題歌で、とてもアダルトな雰囲気のその曲を聴いて子供ながらに「素敵だな~」と思っていました。

 

次のページでは、達郎さんの1980年代半ば以降の活動についてご紹介します。

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

テキサスホールデム専門用語集

Webon紹介目次著者
ポーカーの一種、「テキサスホールデム」は海外では多くの大会が開かれる大人気ゲーム。そんなテキサスホールデムをルール・確率・戦略…と初心者の方でも簡単に理解できるよう解説します。読めば海外プレイヤーとも対等に渡り合えるようになる!?

「テキサスホールデム入門 ~魅力的な投資ゲーム~」はこちらから!

はじめに

テキサスホールデムとは

第1章 テキサスホールデムのルール

テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

テキサスホールデムのルール② 【アクション】

テキサスホールデムのルール③ 【ポジション】

テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

第2章 テキサスホールデムの確率

テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

第3章 テキサスホールデムの戦略

テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

テキサスホールデムの戦略② 【プリフロップ時の判断】

テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

第4章 練習問題集

テキサスホールデムが強くなる練習問題① 【ハンド・アクション・ポット編】

テキサスホールデムが強くなる練習問題② 【アウツ・オッズ・プロテクションベット編】

第5章 実際にプレイしてみよう

テキサスホールデムポーカーおすすめアプリ3選

テキサスホールデムのおすすめ本と道具

番外編 専門用語集

テキサスホールデム専門用語集

著者:國谷正明

テキサスホールデムのプレイ歴約4年。海外プレイヤーとのオンライン対戦を中心に洋書の教則本を読んで勉強。投資の要素が魅力の高度な知的ゲームであるテキサスホールデムの面白さを多くの人に伝えたいという思いがある。facebook(國谷)

お問い合わせはこちらから

 

『テキサスホールデム入門』目次へ  (全18ページ)

 

テキサスホールデムの勉強をしようと教本や専門サイトを目にしたとき、その専門用語の多さに戸惑う初心者は少なくないでしょう。

かくいう筆者も、はじめて教本を読んだときは専門用語のあまりの多さにページをめくる手がなかなか進まなかったことを覚えています。

今後ポーカーをプレイする上で覚えておきたいポーカー用語は数多く存在しています。ここでは、専門用語についてご紹介していきますので、折に触れて参照していただければ幸いです。

 

ア行

 

【アウツ(Outs)】

勝利するために必要なカードの残り枚数。アウツを知ると勝利の確率(勝率)を求めることができる。

(詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【アグレッシヴ(AGGRESSIVE)】

ベットやレイズといった強気なアクションを積極的におこなうプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【アドオン( Add-on)】

スタック(手持ちのチップ)の大きさにかかわらず規定量のチップを追加購入する行為

(関連:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【アンダードッグ(Underdog)】

ポットを獲得する上で勝率の低いハンドのこと。劣勢。たとえば、AAと99では、AAが圧倒的に優位なので、99はアンダードッグである。

⇔フェイバリット(Favorite)

 

【インフォメーションベット(Information Bet)】

オリジナルレイザー(最初にレイズしたプレイヤー)のアクションから相手と自分のハンドの強さを類推することを目的とするもので、自分がプリフロップでベット(レイズ)をしておらず、且つプリフロップでレイズをしたプレイヤーがフロップでコンティニュエーションベットをしなかった場合におこなわれる。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【インプライドオッズ(Implied Odds)】

他のプレイヤーの今後のアクションを加味し、導き出されるポットオッズのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【エクイティ(Equity)】

その時点における勝率とポットの大きさを掛けることで求められる期待値。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

 

【オフスート(Off Suit)】

スート(トランプの柄)が異なるカードの組み合わせのこと。

⇔スーティッド(Suited)

 

【オリジナルベッター(Original Better)】

はじめにベットしたプレイヤーのこと。

 

【オーバーカード(Over Card)】

ボード(コミュニティカード)の最高位よりも高いカードのこと。たとえば、ボードがKJ7で手札がAQのとき、Aはオーバーカードである。

 

【オーバーペア(Over Pair)】

オーバーカードのペアのこと。たとえば、ボードがJ94で手札がKKのとき、KKはオーバーペアである。

※オーバーカード・・・ボード(コミュニティカード)の最高位よりも高いカードのこと。たとえば、ボードがKJ7で手札がAQのとき、Aはオーバーカードである。

 

【オープンエンドストレートドロー(Open-ended Straight Draw)】

前後2つの数字のどちらかを引けばストレートが完成するハンド。

(詳しく解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【オープンエンドフラッシュドロー(Open-ended Flush Draw)】

フラッシュドローとオープンエンドストレートドローが両立しているハンドのこと。

※フラッシュドロー・・・同スート(同じ柄)のカードをあと1枚引けばフラッシュが完成するハンドのこと。

※オープンエンドストレードドロー・・・前後2つの数字のどちらかを引けばストレートが完成するハンド。

(関連:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【オープンベット(Open Bet)】

ブラインド以外まだ誰もポットに参加していない時点おこなう初めてのベット

※ブラインド・・・SB(スモールブラインド)、BB(ビックブラインド)はゲーム開始前にチップを払う必要がある。

 

【オールイン(All-in)】

ベッティングアクションの一種で、持っているチップを全額賭けること。

(詳しく解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

カ行

 

【ガットショットストレートドロー(Gutshot Straight Draw)】

8754のように間のひとつの数字を引かなければストレートが完成しないハンド。

(関連:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【キッカー(Kicker)】

特定の役を作らないカードのこと。

(関連:テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

 

【キャッシュゲーム(Cash Game)】

ゲームの参加形式の一種。いつでも好きな時に参加したりやめたりすることができる。テーブルのレートに従って、お金と本人の意志がある限りずっとゲームを続けることができる。リングゲームとも言う。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【ギャップコンセプト(Gap Concept)】

ポジションにおける考え方の一種。既にベットやレイズをしているプレイヤーがいた時は、レイズするときは、より強い手札のカードを持っていなければならないというというような考え方。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

 

【ギャップコネクター(Gap Connectors)】

カードの2つ違いの数字が揃っている状態 。3つ違いの数字が揃うと『2ギャップコネクター』、4つ違いの数字が揃った「3ギャップコネクター」となる。

(関連:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【クライングコール(Crying Call)】

勝てる見込みが薄いとわかっておこなうコールのこと。ポットコミットしている場合に多い。

※ポットコミット・・・既にチップをポットに投資しすぎており、ゲームを降りるに降りられなくなっている状態。

 

【コネクター(Offsuit Connectors)】

連続した数字のカードが揃っている状態。

(関連:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【コミュニティカード(Community Cards)】

プレイヤーが共通で使用できる中央に配置されたカード。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【コンティニュエーションベット(Continuation Bet, 略称:C-bet)】

プリフロップでベット(レイズ)していたプレイヤーが、手札がコミュニティーカードにヒットしていないにもかかわらずハンドの強さを主張するベットのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

 

【コール(Call)】

ベッティングアクションの一種で、前のプレイヤーと同額のチップを賭けること。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【コールドコール(Cold Call)】

そのベッティングラウンドにおいてポットにコミットしていないプレイヤーが、他のプレイヤーのレイズにコールすること。

 

サ行

 

【サイドポット(Side Pot)】

手持ちのチップの金額が異なる複数のプレイヤーがオールインした場合に発生するポット。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【サンクコスト(Sunk Cost)】

ポットを獲得しない限り取り返すことのできない費用。

 

【サンドイッチ効果(Sandwich Effect)】

ポジションにおける考え方の一種であり「順番が後ろの方だと、他のプレイヤーの行動を見てからアクションを決定することができるため、前にいるプレイヤーよりも幅広いハンドでゲームに参加できる」というような考え方。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

 

【サードバレル(Third Barrel)】

セカンドバレルに相手がコールしてリバー(5枚目のコミュニティーカードが公開されるラウンド)まで進んだとき、さらにコンティニュエーションベットを打つこと。

※コンティニュエーションベット・・・プリフロップでベット(レイズ)していたプレイヤーが、手札がコミュニティーカードにヒットしていないにもかかわらずハンドの強さを主張するベットのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【シックコール(Sick Call)】

相手のブラフに対してマージナルなハンド(現状では勝てそうにない微妙なハンド)でコールすること。タフコール(Tough Call)ともいう。

 

【シャーク(Shark)】

テーブルを支配しているアグレッシヴなプレイヤーのこと。

※アグレッシヴ・・・ベットやレイズといった強気なアクションを積極的におこなうプレイスタイル。

 

【ショーダウン(Showdown)】

手札を公開し役の強さを比べること。

(詳しく解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【ショートスタック(Short Stack)】

ブラインドに対してスタックが少ない状態のこと。

 

【ショートハンド(Short Hand)】

3~6人のプレイヤーが参加しているテーブル。6maxとも呼ばれる

 

【スケアカード(Scare Card)】

他のプレイヤーのアウツである可能性が高いカード

(関連:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【スタック(Stack)】

手持ちのチップのこと。

 

【スターティングハンド(Starting Hand)】

プリフロップ(最初のターン)で配られる2枚の手札のこと。

(詳しく解説:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【ステークス(Stakes)】

最小のベット額。

 

【スプリットポット(Split-pot)】

カードの強さが同じで勝負が決まらなかった場合に、最も強い役を完成させたプレイヤー同士でポット山分けすること。

(詳しく解説:テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

 

【スモールボール(Small Ball)】

小さいベット額で多くのハンドに参加し、小さなポットを数多く獲得してスタックを増やそうというプレイスタイルのこと。⇔ロングボール(Long Ball)

 

【スロープレイ(Slowplay)】

強いハンドをわざと弱そうに見せてプレイする行為。

 

【スーティッド(Suited)】

同じ柄のカードが揃っている状態。

(詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【スーティッドコネクター(Suited Connectors)】

同じ柄で、連続した数字のカードが揃っている状態。

(関連:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【絶対的ポジション(Absolute Position)】

「ボタン」のポジションを起点に行動していくルール通りの順番の場合のポジション。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

 

【セカンドバレル(Second Barrel)】

フロップでコンティニュエーションベットを打ったプレイヤーがターンでも連続してコンティニュエーションベットをおこなったときのベットのこと。

※コンティニュエーションベット・・・プリフロップでベット(レイズ)していたプレイヤーが、手札がコミュニティーカードにヒットしていないにもかかわらずハンドの強さを主張するベットのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【セット(Set)】

ポケットペア(Pocket Pair =2枚の手札が同じ数字のカードである状態)にコミュニティカードの1枚を加えたもの。

(関連:テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

 

【セミブラフ(Semi-bluff)】

現状では弱いが、アウツを引けば強くなる可能性のあるハンドでおこなうブラフのこと。

※アウツ・・・勝利するために必要なカードの残り枚数。アウツを知ると勝利の確率(勝率)を求めることができる。(アウツの詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【相対的ポジション(Relative Position)】

ボタンのポジションを起点に順番通りに行動を行う場合のポジションである「絶対的ポジション」に対し、相対的ポジションではレイザー(=レイズしたプレイヤー)を起点にアクションを行う。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

 

タ行

 

【タイト(Tight)】

限られた数少ないハンドでしかプレイしない堅実なスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【タイトパッシヴ(TIGHT PASSIVE)】

ゲームに参加するハンドの範囲が狭く、ベット(レイズ)といった強気なアクションをおこなわない消極的なプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【タイトアグレッシヴ(TIGHT AGGRESSIVE)】

ゲームに参加するハンドの範囲が狭く、積極的にベット(レイズ)をおこなうプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【タフコール(Tough Call)】

相手のブラフに対してマージナルなハンド(現状では勝てそうにない微妙なハンド)でコールすること。シックコール(Sick Call)ともいう。

 

【ダブルベリーバスター(Double Belly Buster)】

2つのガットショットストレートドローがあるハンド。たとえば、手札がT8でフロップがQ96のとき、Jを引けばQJT98、7を引けばT9876という2つのガットショットストレートドローがあるため、ダブルベリーバスターであることがわかる。

※ガットショットストレートドロー・・・8754のように間のひとつの数字を引かなければストレートが完成しないハンド。

 

【ターン(Turn)】

4枚めのコミュニティーカードが公開されるベッティングラウンド。また、公開されたカードのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【チェック(Check)】

ベッティングアクションの一種。ベットせずに次のプレイヤーに順番をまわすこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【チェックレイズ(Check-raise)】

チェック(賭けずに順番を回すこと)したプレイヤーが他のプレイヤーのベットに対してレイズ(賭け金を上乗せ)すること。レイズにコール(ひとつ前のプレイヤーと同じ金額を賭ける)させるよりもベット額を大きくすることができるため、頻繁にレイズするプレイヤーが後ろにいる状況でポットを膨らませたいときにスロープレイの一環としておこなう場合が多い。

※スロープレイ・・・強いハンドをわざと弱そうに見せてプレイする行為。

 

【ティルト(Tilt)】

合理的な判断をできずに感情的な行動を繰り返してしまう状態のこと。

 

【デッドマネー(Dead Money)】

フォールドしたプレイヤーがポットに投入したチップ。

 

【テーブルコントロール(Table Control)】

テーブルイメージを駆使して場を支配すること。

 

【投機的ハンド(Speculative Hand)】

現状ではそこまで強くないが、将来的に強いハンドに化ける可能性があるハンドのこと。

 

【トップペア(Top Pair)】

ボード(コミュニティカード)の最高位のカードと手札で構成されるペアのこと。たとえば、手札がATでボードがAQ8のとき、AAはトップペアである。

 

【ドミネイト(Dominate)】

相手のハンドに対して圧倒的な優位に立っている状態のこと。たとえば、AKとA5では、5がヒットして且つKがヒットしない限りA5は勝つことのできない圧倒的に不利なハンドであるため、AKはA5をドミネイトしているといえる。

 

【トラップハンド(Trap Hand)】

一見強いようにみえて、容易にドミネイトされてしまう危険なハンドのこと。たとえば、KJやQTはストレートもしくはツーペアが完成しないかぎり、フラッシュや強いキッカー(特定の役を作らないカードのこと)をもったペアに負けてしまうので、強気のプレイをすると大きな損失に繋がりやすい。

※ドミネイト・・・相手のハンドに対して圧倒的な優位に立っている状態のこと。たとえば、AKとA5では、5がヒットして且つKがヒットしない限りA5は勝つことのできない圧倒的に不利なハンドであるため、AKはA5をドミネイトしているといえる。

 

【トリップス(Trips)】

コミュニティカードで完成しているペアに手札の1枚を加えたもの。

(関連:テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

 

【ドローデッド(Draw Dead)】

アウツがヒットしても勝てる見込みのない状態のこと。

※アウツ・・・勝利するために必要なカードの残り枚数。アウツを知ると勝利の確率(勝率)を求めることができる。(アウツの詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【ドローハンド(Drawing Hand)】

あと1枚でフラッシュやストレートが完成するハンド。

 

【トーナメント(Tournament)】

ゲームの参加形式の1種。すべてのプレイヤーが同じ額のチップを持っている状態でスタートし、最後までチップを保有しているプレイヤーが勝利というルール。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

ナ行

 

【ナッツ(Nuts)】

その状況における最高のハンド)

 

【ノーリミット(NL HOLDM)】

賭け方のルールの1種。ベットとレイズ(相手を上回る金額を賭ける)の金額に制限がない。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

ハ行

 

【バックドアドロー(Backdoor Draw)】

ターンとリバーの両方でアウツがヒットしなければ完成しないドローハンドのこと。たとえば、手札が98でフロップがAQ7のとき、JTか65、もしくはT6をポストフロップで引き当てなければストレートが完成しないので、バックドアドローである。ランナーランナードロー(Runner-runner Draw)ともいう。

※アウツ・・・勝利するために必要なカードの残り枚数。アウツを知ると勝利の確率(勝率)を求めることができる。(アウツの詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【パッシヴ(Passive)】

コールやチェックといった弱気のアクションが多い受動的なプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【バッドビート(Bad Beat)】

明らかにドミネイト(相手のハンドに対して圧倒的な優位に立っている状態)しているにもかかわらず、数学的に正しくないプレイをしているプレイヤーに数少ないアウツをヒットされて負けてしまうこと。

※アウツ・・・勝利するために必要なカードの残り枚数。アウツを知ると勝利の確率(勝率)を求めることができる。(アウツの詳しい解説:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

 

【バリューベット(Value Bet)】

自分のハンドがナッツ(その状況における最高のハンド)であると確信できるとき、利益の最大化を目的におこなうベット。要は、相手にこっちを強い手札だと思わせて降りられないようにしながら、ポットの額を吊り上げるためのベット。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【ファストプレイ(Fast Play)】

ベットやレイズを多用して、積極的にフォールドエクイティの獲得を狙うプレイスタイルのこと。

※フォールドエクイティ・・・相手をフォールドさせることによって得られるエクイティ(その時点における勝率とポットの大きさを掛けることで求められる期待値)。(フォールドエクイティの詳しい解説:テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

 

【フィックスリミット(Limit HLDM)】

賭け方のルールの一種。ベットする(最初に賭ける)金額が決められている。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【フィッシュ(Fish)】

基本的な戦略を理解していない下手なプレイヤーのこと。いわゆるカモ。

 

【フェイバリット(Favorite)】

ポットを獲得する上で勝率の高いハンドのこと。優勢。⇔アンダードッグ(Underdog)

 

【フィアエクイティ(Fear Equity)】

アグレッシヴなプレイによって積み上げたテーブルイメージで相手に恐怖を与えることにより得られるエクイティ(その時点における勝率とポットの大きさを掛けることで求められる期待値)。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

 

【フォールド(fold)】

ベッティングアクションの一種で、勝負から降りるアクションのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【フォールドエクイティ(Fold Equity)】

相手をフォールドさせることによって得られるエクイティ(その時点における勝率とポットの大きさを掛けることで求められる期待値)。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

 

【ブラインド(Blind)】

強制ベットのこと。ゲームに参加することで強制的にブラインドが課されたりする。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【フラッシュドロー(Flush Draw)】

同スートのカードをあと1枚引けばフラッシュが完成するハンドのこと。

(関連:テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

 

【ブラフ(Bluff)】

勝てる見込みのないハンドで強気のアクションをおこない、他のプレイヤーをフォールドさせてポットの獲得を試みること。

 

【プリフロップ(Pre-Flop)】

最初のベッティングラウンドのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【フリーカード(Free Card)】

ポットにチップをコミットせずに見ることのできるカードのこと。たとえば、フロップで全員がチェックしたとき、ターンはフリーカードとなる。

 

【フルリング(Full Ring)】

7~10人のプレイヤーが参加しているテーブル)

 

【フロップ(Flop)】

3枚のコミュニティーカードが公開されるベッティングラウンド。また、そのターンに公開された3枚のコミュニティカードのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【プロテクションベット(Protection Bet)】

ドローハンド(あと1枚でフラッシュやストレートが完成するハンド)をもっているプレイヤーにコールさせる、ポットオッズ(何倍になって返ってくるかという金額)を与えないためにあえて大きなベットをすること。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【フローティング(Floating)】

ポジションがある状況(アクションの順番が遅くポジションの優位性がある状況)で他のプレイヤーがコールやチェックといった弱気なアクションをしたとき、ポットのスチールを狙ってベット(レイズ)をする行為を指す。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

 

【ヘッズアップ(Heads Up)】

1対1の勝負 。

(関連:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【ベッティングアクション(Betthing Action)】

フォールド・コール・レイズ・チェックなどのラウンドで行うアクションのこと。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【ベッティングラウンド(betthing round)】

賭けを行う回。プリフロップ→フロップ→ターン→リバーの順番で進行する。

(関連:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【ポケットペア(Pocket Pair)】

手札に2枚の数字が揃っている状態。

(関連:テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

 

【ポストフロップ(Post Flop)】

ターンとリバーのこと。

 

【ポット(Pot)】

そのゲームで勝利した際に得られる賭け金のプール。

 

【ポットリミット(PL HLDM)】

賭け方のルールの一種。ポット(全員が賭けたチップ)にある金額が賭けられる金額の最大。その金額以内なら好きな額をベット、レイズできる。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【ポットコミット(Pot Committed)】

スタックに対するベットの比率が大きく、弱いハンドでもコールがオッズに合ってしまう状態。

 

【ポットコントロール(Pot Control)】

意図的にポットの大きさを小さく抑えたり大きく膨らませたりすること。

 

【ボトムペア(Bottom Pair)】

ボードの最低位のカードと手札で構成されるペアのこと。たとえば、手札がT8でボードがAQ8のとき、88はボトムペアである。

 

マ行

 

【マック(Muck)】

ショーダウンで相手のハンドが自分よりも強かったとき、手札を伏せたままハンドを放棄すること。

 

【マニアック(Maniac)】

弱いハンドでもアグレッシヴなプレイをするスタイル。

(関連:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【マージナルハンド(Marginal Hand)】

現状では勝てそうにない微妙なハンド。

 

【ミックスアップ(Mix Up)】

いくつかのプレイスタイルを意図的に使いわけることでハンドが読まれにくくなり、他のプレイヤーに誤ったプレイをさせやすくすること。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【ミドルペア(Middle Pair)】

フロップ(3枚のコミュニティーカード)の中間位のカードと手札で構成されるペアのこと。たとえば、手札がQTでボード(コミュニティーカード)がAQ8のとき、QQはミドルペアである。

 

ラ行

 

【ライブブラインド(Live Blind)】

ブラインド(強制ベット)のことであり、ブラインド(ポジションを意味する「ブラインド」。SB、BBのこと)までコールでまわってきたときにレイズ可能なもの。ブラインド(強制ベット)とほぼ同義。

 

【ラグ(Rag)】

価値のない弱いカードのこと。例えば、A4ではAに対して4はキッカー(特定の役を作らないカードのこと)として弱すぎるため、A4はしばしばAラグと呼ばれる。

 

【ランナーランナー(Runner Runner)】

バックドアドローで完成させたハンドのこと。たとえば、手札が98でフロップがAQ7、ポストフロップがJTのとき、JT987はランナーランナーである。

※バックドアドロー・・・ターンとリバーの両方でアウツがヒットしなければ完成しないドローハンドのこと。たとえば、手札が98でフロップがAQ7のとき、JTか65、もしくはT6をポストフロップで引き当てなければストレートが完成しないので、バックドアドローである

 

【リスチール(Re-steal)】

相手のベットがスチール狙いであることを見抜いてリレイズし、ポットをスチール(獲得しようとする)すること。

 

【リバイ(Rebuy)】

スタック(手持ちのチップ)が小さくなったときに規定の金額を支払って規定量のチップを追加する行為

(関連:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【リバー(River)】

5枚めのコミュニティーカードが公開されるベッティングラウンド。また、公開されたカード。
(詳しく解説:テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

 

【リレイズ(Re-Raise)】

レイズよりもさらに大きな額を賭ける事。

(関連:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【リングゲーム(Ring Game)】

ゲームの参加形式。いつでも好きな時に参加したりやめたりすることができる。テーブルのレートに従って、お金と本人の意志がある限りずっとゲームを続けることができる。キャッシュゲームとも言う。

(詳しい解説:テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

 

【リンプ(Limp)】

プリフロップにおけるブラインドに対するコール。

 

【ルース(LOOSE)】

積極的にゲームに参加し、レイズに対してもなかなかフォールドしないプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【ルースアグレッシヴ(LOOSE AGGRESSIVE)】

ゲームに参加するハンドの範囲が広く、あまり強くないハンドでも積極的にベット(レイズ)する。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【ルースパッシヴ(LOOSE PASSIVE)】

ゲームに参加するハンドの範囲が広いにもかかわらず、ベッティングには消極的なプレイスタイル。

(詳しい解説:テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

 

【レイズ(Raise)】

ベッティングアクションの一種で、前のプレイヤーが賭けた金額を上回る金額を賭けること。

(詳しい解説:テキサスホールデムのルール② 【アクション】

 

【レインボー(Rainbow)】

異なるスート(柄)が出揃っているボード(コミュニティカード)のこと。たとえば、K♠J♡8♣のようにフロップ(3枚のコミュニティカードが公開されるターン)のスートがすべて異なるとき、このフロップはレインボーである。

 

【ロック(Lock)】

その状況で考えられる最高のハンドのこと。ナッツと同義。

 

【ロック(Rock)】

極端にタイトでアグレッシヴなプレイヤーのこと。

※タイト・・・限られた数少ないハンドでしかプレイしない堅実なスタイル。

※アグレッシヴ・・・ベットやレイズといった強気なアクションを積極的におこなうプレイスタイル。

 

【ロングボール(Long Ball)】

プレイするハンドの範囲を限定して、参加したハンドでは積極的なベットで大きなポットを獲得し、スタックを増やそうというプレイスタイルのこと。⇔スモールボール(Small Ball)

 



スポンサーリンク

 

当Webon『テキサスホールデム入門』が書籍になりました!是非お読みください!

著:國谷正明 価格:380円 Kindle Unlimitedで読み放題対応

目次著者
はじめに

テキサスホールデムとは

第1章 テキサスホールデムのルール

テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】

テキサスホールデムのルール② 【アクション】

テキサスホールデムのルール③ 【ポジション】

テキサスホールデムの役(ハンド)一覧

テキサスホールデム3つのベットルールとゲーム形式

第2章 テキサスホールデムの確率

テキサスホールデムの確率 【オッズ・アウツ】

テキサスホールデムの確率 【スターティングハンド】

第3章 テキサスホールデムの戦略

テキサスホールデムの戦略① 【ポジションの重要性】

テキサスホールデムの戦略② 【プリフロップ時の判断】

テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】

テキサスホールデムの戦略④ 【フロップ以降の5の戦術】

テキサスホールデムの戦略⑤ 【プレイスタイル】

第4章 練習問題集

テキサスホールデムが強くなる練習問題① 【ハンド・アクション・ポット編】

テキサスホールデムが強くなる練習問題② 【アウツ・オッズ・プロテクションベット編】

第5章 実際にプレイしてみよう

テキサスホールデムポーカーおすすめアプリ3選

テキサスホールデムのおすすめ本と道具

番外編 専門用語集

テキサスホールデム専門用語集

著者:國谷正明

テキサスホールデムのプレイ歴約4年。海外プレイヤーとのオンライン対戦を中心に洋書の教則本を読んで勉強。投資の要素が魅力の高度な知的ゲームであるテキサスホールデムの面白さを多くの人に伝えたいという思いがある。facebook(國谷)

お問い合わせはこちらから

山下達郎とは

Webon紹介目次著者

山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

山下達郎とは


By Aurelius2018投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link 

名前 山下 達郎(やました たつろう)
生年月日 1953年(昭和28年)2月4日
出身地 東京都豊島区池袋出身
職業 シンガーソングライター/作曲家/音楽プロデューサー
デビュー曲 1975年に「シュガー・ベイブ」のメンバーとしてシングル『DOWNTOWN』アルバム『ソングス』でデビュー。現在は主にソロで活動を行う。
1983年にリリースされた『クリスマス・イブ』はJR東海のCMに使用されて話題になり、CD売上185万枚を突破。同曲はオリコンチャート30年連続トップ100を記録しギネス世界記録にも認定される。近年は、2009年公開の映画『サマーウォーズ』や2018年公開の映画『未来のミライ』の主題歌を手掛ける。

▼代表曲「クリスマス・イブ」

他アーティストへの楽曲提供も行っており、近藤真彦『ハイティーン・ブギ』(1982年リリース)、KinKi Kidsのデビューシングル『硝子の少年』などヒット曲を数多く手がけている。

 

山下達郎さんは、1953年生まれのシンガーソングライターです。ソロデビュー前のバンド「シュガー・ベイブ」時代を含めると音楽キャリアは40年以上になります。

 

シュガー・ベイブ

1973年~1975年に活動していたバンド。山下達郎氏はボーカル・ギター・コーラスを担当した。伝説のバンドとして語り継がれ、現在ブームの「シティポップ」という音楽ジャンルの先駆けと言える存在。

▼アルバム「SONGS」(画像クリックで視聴可能リンクへ)

 

達郎さんの代表曲と言えば『クリスマス・イブ』が有名ですが、達郎さんの楽曲はバラエティに富んでいて様々なテイストの曲が楽しめます。

また、達郎さんはシンガーソングライターとしての活動のみならず、他アーティストへの楽曲提供もしています。

ジャニーズのアイドルへの提供曲もあり、また達郎さんがセルフカバーをしている曲もあります。

 

山下達郎さんのジャニーズへの提供曲については第4章で紹介! 山下達郎さんのジャニーズへの提供曲については第4章で紹介!

 

奥様であり大人気シンガーソングライターの竹内まりやさんとは、公私にわたるパートナーです。達郎さんはまりやさんの楽曲を多く手がけています。

 

竹内まりや

1955年生まれ。1979年にシングル『SEPTEMBER』で日本レコード大賞新人賞を受賞。1994年に発売された『impressions』は売上300万枚を超える大ヒットとなった。作詞・作曲家としても多くのヒット曲を手掛ける。

▼竹内まりや氏

竹内まりやさんについては第2章で詳しく紹介します。

 

以下では達郎さんのことを理解していただくため

「音の職人」「音楽界の宝」「極上の音楽空間」

という3つのキーワードに分けて達郎さんのことを紹介いたします。

 

山下達郎を理解するための3つのキーワード

① 音の職人

 

達郎さんの音楽創りは緻密で「音の職人」とも称されます。達郎さんの音楽の緻密さは、実際に曲を聴けば伝わるかと思います。

今もライブの1曲目にほぼ必ず披露する『SPARKLE』という曲があります。

一つの曲を構成するものには多くの要素があります。ギター・ブラス・コーラスアレンジ・ボーカル、その他・・・。達郎さんの『SPARKLE』は、それら一つ一つの要素が細部に至るまで心地よく感じるのです。

 

▼『SPARKLE』リンク先で試聴可能

 

また、1980年に発売されたアルバム『ON THE STREET CORNER』では、ボーカルのみならずコーラスも山下達郎さん1人で行っております。

音楽オタクぶりが伺える「アカペラの極み 」と言える音楽になっています。(曲の一部に女性ボーカルの吉田美奈子さんが参加しております。)

 

▼アルバム『ON THE STREET CORNER』(画像クリックで商品詳細へ)

 

② 音楽界の宝

 

達郎さんは「音楽界の宝」とも言える存在だと思えます。

「音楽界の宝」と思えるのは、達郎さんは大御所から若手、多くのアーティストに影響を与えているからです。数々のアーティストに影響を及ぼした達郎さんの音楽は「日本の音楽の礎」を築いたのではないかと思っております。

 

山下達郎さんをリスペクトするアーティスト一覧
スターダスト・レビュー/角松敏生/鈴木雅之/KAN/槇原敬之/ジャンク・フジヤマ/星野源など

 

達郎さんの音楽界に与えた影響や、その音楽の素晴らしさから私は「○○褒章などをもらってもいいのでは」と思っています。

達郎さんはそういったものにこだわっていないだろうし、もちろん私も本当にもらって欲しいと思っているわけではありません。ただ、日本の音楽界においてそのくらいの存在であると思っているのです。

 

「音楽界の宝」であり、神様のような存在とも言える達郎さんには「手の届かない人」のように感じるかもしれません。

ただ、実際の達郎さんは素晴らしい音楽を創りながら決して奢ったところがなく、音楽の中でも特にドゥーワップが好きな生粋の音楽マニアという印象です。

 

ドゥーワップとは

R&Bのコーラスの一種。1950年代半ばから1960年台初頭のアメリカ合衆国で流行した。メロディー以外の旋律は「ドゥーワ」「シュピデゥビ」などハミング風のコーラスを歌う。

下記、代表的なドゥーワップの曲。

▼ The Penguins『Earth Angel』

▼The Platters『Only You』

 

音楽が大好きで、人の曲を聴くことも、音楽を創り自分で歌うことも好きなので、アーティストとリスナーの両方の気持ちがわかるのではないかと思います。

そんな達郎さんが創りだす音楽はカッコよく、素晴らしいです。好き嫌いは別にして音楽に興味がある人なら、誰しもがその実力やすごさを認めるところでしょう。

 

③ ライブは極上の音楽空間

 

「音の職人」である達郎さんのこだわりを堪能できるのはやっぱりライブだと思います。

達郎さんはライブで表現する音に高いクオリティを求めていると思います。

アーティストのライブと言えば「アリーナ」「ドーム」を連想する方も多いと思いますが、達郎さんは音が悪いから「ライブをやる場所じゃない」として、アリーナやドームでのライブを実施しておりません。

 

また、スタジオで作る音と違って、ライブで表現できる音には限界があるので、そのレベルに達していないとライブではやれない曲もあるみたいなのです。(CDの曲をそのままそっくりライブ演奏するわけではありません)

「テレビに出ない」「映像を解禁しない」というこだわりがあるため動く達郎さんを見られるのはライブだけです。ライブは立ち見が出るほどのプラチナチケットとなっています。

 

テレビに出ない理由などは第1章で詳しく解説! テレビに出ない理由などは第1章で詳しく解説!

 

達郎さんのライブは「極上の音楽空間」だと私は思っております。

達郎さんはライブで最高のバンドメンバーと共に、その日のお客さんのためだけに最高のパフォーマンスをします。

ライブは同じツアーでも会場、その日のお客さんによって、全然違うものになります。これは本当に行った人しかわかりません。

私は、今まで色々なアーティストのライブに何百回と行きましたが、達郎さんの創り出すライブは「最高峰」だと思います。

 

 

達郎さんのライブは私の思う「ライブとはこうあってほしい」というようなものが全て詰まったパラダイスみたいなもの。

最高の歌、演奏が聴けて、アーティストの想いが感じられ、観客もそれに応え、アーティストとファンの想いが一つになる、そんな感動と楽しさが詰まったライブとなっていると思います。

 

 

あまりメディアに登場しないので「山下達郎さん自体がどんな人なのか」「どういった活動をしているのか」なんだかつかめない印象もあるかと思います。

このWebonでは、達郎さんのライブの魅力やライブへのこだわり、自他ともにバラエティに富んだ作品などをご紹介したいと思います。

達郎さんをよく知らない方も、現在は少し達郎さんから離れてしまっている方も、ぜひ彼の素晴らしさに触れていただきたいです。そして達郎さんの言う「音楽は人の心に寄り添うことはできる」を感じていただければと思います。

私はアーティストの本質が一番表れるのがライブだと思っております。達郎さん自身、そしてライブの魅力を知って、CDだけでは味わえない達郎さんの魅力を会場で堪能していただきたいと思います。

 

次の章(第1章)では山下達郎さんの歴史についてお伝えいたします。歴史を知ることで山下達郎さんがどのような存在かをより明確に知っていただければと思います。

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

邦楽ロックおすすめバンド23選 【エモいバンド編】

Webon紹介目次著者
邦楽ロックが大好きな筆者が邦楽ロックの基礎知識やおすすめのバンドなどを解説!

邦楽ロック入門 ~近年注目のおすすめバンドを聴こう~はこちらから!

著者:寺井まさき

めまぐるしい人生を駆け抜けられたのは「邦楽ロック」に救われてから。その魅力を一人でも多くの人に伝えたい。あなたなりの感じ方で邦楽ロックを楽しみ、好きになってもらえたら嬉しいです!お問い合わせはこちらから

 

『邦楽ロック入門』目次へ  (全12ページ)

 

【音楽ファン必読!!】
『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』好評発売中!

著:シン アキコ 価格580円
販売サイトへ(amazon)
Kindle Unlimitedで読み放題!

 

この章(第2章)では4ページにわたって近年の邦楽ロックの魅力がわかるおすすめのバンド23選を【人気バンド】【ガールズバンド】【エモいバンド】【ボーカロイド】とジャンル別に分けて紹介しております。

恐るべき速さで邦楽ロックの流行は変化しています。ここではぜひともおさえて欲しい、近年、邦楽ロック界で熱いジャンルである【エモいバンド】について紹介します。

 

エモいとは

 

「エモい」とはいわゆる若者言葉の一つで、英語の「emotional」を由来とした「感情が揺れ動かされた状態」を表す形容詞です。

よく「感情が揺れ動かされたとき」や「言葉でうまく表現できないとき」などプラスの意味で用いられます。いかにもSNSが発達した時代を生きる若者が使いそうな言葉ですよね(笑)

 

【編集部コラム】2018年流行語となった「エモい」
株式会社マイナビが運営するメディア『マイナビティーンズ』の調査によると「2018年10代女子が選ぶ流行ったコトバ」の1位に「エモい」が選ばれました。(参考:https://www.mynavi.jp/news/2018/11/post_18473.html

「エモい」は「このバンドエモい!」「歌詞がエモい!」など音楽に使用されるのが一般的でしたが、最近では「ファッション」「写真」「文章」「表情」など様々なところで使われています。

 

そんな「言葉ではうまく表現できないけど、感情が動かされて良い」と称されるバンドが今話題となっています。

 

おすすめのエモいバンド

16 クリープハイプ

バンド名 クリープハイプ
結成年 2001年
メンバー 尾崎世界観(ボーカル/ギター)
小川幸慈(ギター)
長谷川カオナシ(ベース/コーラス)
小泉拓(ドラムス)
備考 2003年リリースの『憂、燦々』は資生堂アネッサCMに起用され話題になる。日本テレビドラマ「そして、誰もいなくなった」映画「帝一の國」「代々木ゼミナール」のCMなど数多くのタイアップを行う。
▼映画「帝一の國」主題歌の『イト』MV

邦楽ロック界でエモいバンドの代表格といえば「クリープハイプ」が挙げられます。

高音が特徴的な歌声と、女々しい歌詞がなんともいえない世界観を生み出しています。(ちなみにボーカルは尾崎世界観という名前です。)

例えば、『欠伸』という曲は、女性が性行為時に男性器を咥える姿を、欠伸として表現しています。(笑)

 

▼クリープハイプ『欠伸』MV

 

字面だけではただの卑猥な曲としか感じられないでしょうが、曲として聴いてみると哀愁漂うバンドの雰囲気を感じられるのでぜひ聴いてみてください!

 

17 My Hair is Bad

バンド名 My Hair is Bad(マイヘアーイズバッド)
結成年 2008年
メンバー 椎木知仁(ボーカル/ギター)
山本大樹(ベース/コーラス)
山田淳(ドラムス)
備考 バンド名の由来は、結成当時にメンバーの山本が範馬刃牙(格闘マンガのグラップラー刃牙の主人公)のような髪型で「My Hair is Bad?」と言っていたのがきっかけ。

My Hair is Badは【人気バンド編】でも紹介しましたが、このバンドはエモいバンドとしても注目していただきたいです。

 

My Hair is Badは今話題のエモいバンドの一つです。

『真赤』という彼らを代表する人気曲では

 

▼My Hair is Bad『真赤』MV

<ブラジャーのホックを外す時

だけ心の中まで分かった気がした>

という歌いだしで始まるので驚きです。

 

My Hair is Badは、現代の若者が共感できるような、ストレートであり、かつ繊細な心理描写を曲にして歌うエモいバンドです。今「エモさを求める若者」を中心に大人気なのでおさえておくべきバンドです。

 

その他注目のエモいバンド

【編集部コラム】まだまだいる!邦楽ロックの注目のエモいバンド

魅力的なエモいバンドは他にも多くいます。ここではWebon編集部が選んだ今後注目のエモいバンドを紹介します。

18 ONE OK ROCK

ONE OK ROCKはエモいと評判のバンドです。2005年から活動している日本のロックバンドで海外でも人気が高いです。「キミシダイ列車」では熱いメッセージが込められており「エモい」と言える曲でしょう。

▼キミシダイ列車

 

19 reGretGirl(リグレットガール)

reGretGirlは2014年結成のスリーピース(3人組)バンド。「次世代センチメンタル・ギター・ロック・バンド」とも称される。切なく女々しい歌詞が特徴のバンド。リアルな失恋を描いた「ホワイトアウト」はYouTubeの再生回数が600万回を越えている。

 

20 忘れらんねぇよ

2008年結成のバンド。2015年頃には「エモいバンド」と称されていました。下ネタが多く、リア充に対する妬みがつまった自虐的な歌詞が特徴のバンドです。ボーカルの心のこまった叫びが非常に「エモい」です。

 

次のページでは【エモいバンド】と同じように邦楽ロックで近年話題である【ボーカロイド】についてお伝えします。

『邦楽ロック入門』目次へ  (全12ページ)

 

スポンサーリンク



 

目次著者

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~

 

はじめに

山下達郎さんと言えば『クリスマス・イブ』で有名ですが、達郎さんの魅力を最も感じることができるのは「ライブ」なのです。

テレビに出演しない、ライブの映像を解禁しないというこだわりがあるため動く達郎さんを見れるのはライブだけなのです。「音の職人」と称される達郎さんのライブはまさに「極上の音楽空間」。このWebonでは山下達郎さんの「歴史」「人柄」「おすすめの名曲」「ライブ」についてお伝えします。

山下達郎とは

第1章 歴史

この章では山下達郎さんのデビューから現在までの歴史をお伝えします。歴史を知れば楽曲も異なる聴こえ方がするでしょう。

歴史① 【デビュー~1980年代前半】
歴史② 【1980年代後半から現在】

第2章 人柄

山下達郎さんはテレビに出演していないためどんな人物かわからない方も多いと思います。テレビに出演しない理由や、奥さんである竹内まりやさんとの関係性を知れば人物像が見えてくるかと思います。

テレビに出ない理由
妻・竹内まりやを知る

第3章 名曲

山下達郎さんは多くの名曲を生み出しています。自身の楽曲のみならず提供曲や、カバーされた曲も名曲揃いです。この章では山下達郎さんのおすすめの名曲をジャンル別に紹介します。

おすすめの名曲① 【定番編】
おすすめの名曲② 【隠れた名曲編】
おすすめの名曲③ 【鈴木雅之への提供曲編】
おすすめの名曲④ 【ジャニーズへの提供曲編】
おすすめの名曲⑤ 【カバー編】

第4章 ライブ

「音の職人」である達郎さんのこだわりを堪能できるライブ。この章ではその魅力についてお伝えします。山下達郎さん本人だけでなくライブに参加しているミュージシャンについて知ることで、さらにライブの楽しみ方広がることでしょう。

ライブの基本情報と魅力
ライブで感動した言葉
ライブ参加ミュージシャンの魅力
ギタリスト佐橋佳幸

著者 しあ

40代後半女性。音楽が大好きでさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

サイゼリヤとは

Webon紹介目次著者
サイゼリヤはイタリア料理をリーズナブルな価格で食べられるファミリーレストランチェーンです。人気NO1メニューのミラノ風ドリアは1000回改良されていたり、こだわりを知ればさらにサイゼリヤが楽しくなるでしょう。

サイゼリヤの楽しみ方入門はこちらから!

著者:Webon編集部

Webonは著者が好きなものについて語る新しい読み物です。体系的に学べるので最初から順番に読んでいくのがおすすめ。お問い合わせはこちらから

 

『サイゼリヤの楽しみ方入門』目次へ  (全8ページ)

 

サイゼリヤとは

業態 イタリアンファミリーレストラン
運営会社 株式会社サイゼリヤ
代表取締役会長 正垣泰彦
店舗数 1469店舗(国内1085店、海外384店)※2018年8月期時点
愛称 サイゼ
メニュー ミラノ風ドリア(299円)/マルゲリータピザ(399円)/辛味チキン(299円)/ハンバーグステーキ(399円)/グラスワイン(赤・白)(100円)※価格は全て税込み

 

サイゼリヤは、株式会社サイゼリヤが運営するイタリアンファミリーレストランチェーン店です。リーズナブルな価格でイタリア料理が食べられるのが魅力です。一番人気のメニューはミラノ風ドリア。

 

▼ミラノ風ドリア(299円 税込み)

イタリア料理
イタリア料理はイタリアを中心にして発祥した料理。日本ではトマトやオリーブオイルなどを使って作られた料理がイタリア料理のイメージ。代表的な料理にはパスタ・ピザ・ドリアなどが挙げられる。

 

またワインが一杯100円で飲めるのも特徴です。ワインは品揃えも豊富です。

 

 

リーズナブルな価格のため、高校生くらいの利用客を非常に多く見かけます。

私も高校時代の部活の帰りなどに、よく仲間たちとサイゼリヤを利用しました。ドリンクバーとミラノ風ドリアを注文し、何時間もお喋りしたというのは多くの学生の共通の思い出なのではないでしょうか。

 

▼ドリンクバー

 

店内は広々としておりイタリアのルネサンス期(15~16世紀)の絵画が飾られています。

 

▼サイゼリヤに飾られている絵画の一例『ヴィーナスの誕生』

 

イタリア料理店になった理由

 

サイゼリヤがイタリア料理店になった当初は、日本でイタリア料理はなじみのないものでした。

以下ではサイゼリヤがイタリア料理を提供するようになった経緯をお伝えします。

 

サイゼリヤは元々はフルーツパーラーのようなお店で、当時は1日に6人程の来客しかなかったそうです。その後フルーツパーラーから洋食店に変更しましたが、それもうまく行きませんでした。

 

そうした中で現会長である正垣氏は「繰り返し食べたくなる麻薬の様な料理を出せば良いのでは・・・」と考えて調べ始めました。すると「世界一の売り上げを誇る野菜はトマトで穀物は小麦だ」ということを知りました。

また当時、そこまで日本で普及していなかったオリーブオイルは世界では相当作られていることも知り、世界一食べられている料理はイタリア料理だという結論にたどり着いたのです。

 

 

その考えを自分の目で確かめるために、ヨーロッパに視察旅行に出掛けることにしました。

そこで見たのはイタリアの人々が食を楽しむ姿や、料理やワインの組み合わせの豊かさでした。

そして「食べていると幸せになれる本場のおいしいイタリア料理をリーズナブルな価格で日本で提供し広めたい」というようなことを創業者の正垣氏は思ったのです。

イタリアの様に毎日でも食べれる「日常食」としてイタリア料理を日本に普及することを目標としました。

最初はお客さんもあまり来ませんでしたが、メニューの価格を7割引で提供したところ連日大行列となったのです。そして、支持を獲得していき現在のように多くの店舗を展開するところとなりました。

 

サイゼリヤを知る意味


▲プロシュート 399円(税込み)

 

サイゼリヤはとてもリーズナブルな価格でイタリア料理を食べることができます。そのため「質が低いから安いのではないか」と思っている方もいると思います。

ただ、サイゼリヤに対して「まずい」という感想は聞くことがなく「辛味チキンはマジうまい!」などポジティブな感想を耳にすることがとても多いです。本当に質が低ければこのようなことにはならないと思います。

 

サイゼリヤが安さを実現しているは、企業努力の成果であり、その取組みを知るときっとサイゼリヤの料理がさらに美味しく感じると思います。

そして、サイゼリヤがこれ程安く色々な楽しい食の体験を提供してくれることにきっと驚くことでしょう。

サイゼリヤのプロシュート(生ハム)に関しては「ワールドカップが日本で開催された際に現地のイタリアの記者が衝撃を受けて毎日のように通った」という逸話があるほどです。

 

 

サイゼリヤの魅力や取り組みを知ることでより楽しい食事をしていただきたいと思っております。サイゼリヤの魅力を知れば外食チェーン全体に興味が出てくるかと思います。

そして、おのずと食にまつわる営みに興味を持ち、食事自体がとても楽しいものになっていくと思います。そうすれば人生が豊かで楽しいものになることでしょう。

次のページでは「サイゼリヤが安くて美味しい4つの理由」をお伝えします。知ればサイゼリヤのイメージが変わるかと思います。

『サイゼリヤの楽しみ方入門』目次へ  (全8ページ)

 



スポンサーリンク

 

日高屋とは

Webon紹介目次著者
日高屋はお手頃な価格で中華料理を食べれるチェーン店です。実は日高屋のラーメンはあえて美味しすぎないようにしているのはご存知ですか?知ればきっと日高屋に足を運びたくなる!

日高屋の楽しみ方入門はこちらから!

著者:Webon編集部

Webonは著者が好きなものについて語る新しい読み物です。体系的に学べるので最初から順番に読んでいくのがおすすめ。お問い合わせはこちらから

 

『日高屋の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)

 

日高屋とは

 

「日高屋」は、株式会社ハイディ日高が運営するお手頃な価格で中華料理を提供する飲食店です。

餃子一皿6個入りで230円、人気NO1メニューの中華そばは税込み390円です。ラーメン+餃子+ビールでも1000円もしないので1人飲みにも最適です。会社帰りの男性サラリーマンを中心に多くの支持を獲得しています。

 

▼中華そば(味玉付き)

 

「誰もが気軽に立ち寄れる店」を目指し駅前を中心に全国に300店舗以上を展開しております。

 

運営している会社は「ハイディ日高」で、本社は埼玉県さいたま市の大宮区にあります。「ハイディ日高」は、2006年に「焼鳥日高」もオープンしました。

「焼鳥日高」は、焼鳥ともつ煮が売りでちょい飲みに最適な店となっています。

最初は「日高屋」という店名ではなく1973年に中華料理「来々軒」として創業しました。

そして2002年に日高屋の1号店となる「日高屋新宿東口店」がオープンしました。

 

日高屋で食事するのは「もったいない」という声

 

日高屋は店舗数も多く「どこにでもある店」として認識している方も多いと思います。

そのため「個人店の方が美味しいのだから個人店で食べた方が良い」「日高屋なんてただ安いだけの店じゃん」などの意見をよく耳にします。

確かに、その意見はわからないでもありません。

しかし、僕はチェーン店であるからこその魅力があり、それを知って食べると日高屋の見方が変わると思っています。

 

日高屋より美味しいラーメン店は多くあります。そんな中、日高屋はあえて美味しすぎないラーメンを提供しているのです。

日高屋は「毎日来てもらうこと」を目的としています。

日高屋の創業者の神田氏は「美味しい味はどうしても強くなってしまい、毎日足を運ばなくなってしまう」というようなことを言っています。

だからあえて美味しすぎないようにしているのです。

それを知って日高屋の中華そばを食べると「なるほど!」と食欲と共に好奇心も満たされると思います。

 

このコンテンツの目的

 

日高屋の魅力や取り組みを知ることで「より楽しい食事をしていただきたい」と思っております。

また、日高屋の魅力を知れば外食チェーン全体に興味が出てくるかと思います。

そして、おのずと食にまつわる営みに興味を持ち食事自体がとても楽しいものになっていくと思います。

そうすれば人生が豊かで楽しいものになることでしょう。

 

次の章(第1章)からは、4ページにわたって日高屋の定番メニューの魅力をお伝えします。知識をつけて食べると、知的好奇心を満たしながら美味しく食を楽しむことができます。

まずは日高屋NO1メニュー「中華そば」の魅力についてお伝えします。

『日高屋の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)



スポンサーリンク

 

日高屋の食べる以外の楽しみ方① 【屋台を見本にした店】

Webon紹介目次著者
日高屋はお手頃な価格で中華料理を食べれるチェーン店です。実は日高屋のラーメンはあえて美味しすぎないようにしているのはご存知ですか?知ればきっと日高屋に足を運びたくなる!

日高屋の楽しみ方入門はこちらから!

著者:Webon編集部

Webonは著者が好きなものについて語る新しい読み物です。体系的に学べるので最初から順番に読んでいくのがおすすめ。お問い合わせはこちらから

 

『日高屋の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)

 

日高屋は低価格で美味しい中華を食べるだけが楽しみ方ではありません。この章(第2章)ではここから3ページにわたって日高屋の食べる以外の楽しみ方についてお伝えします。

日高屋のお手本は屋台です。

屋台をお手本にしているからこそ感じられる店内の雰囲気も、日高屋の魅力であり楽しめるポイントなのです。

このページでは「お手本が屋台である日高屋の楽しみ方」についてお伝えします。

 

お手本は屋台


▲ラーメン屋台のイメージ

 

日高屋は「屋台」を見本にお店が作られています。

屋台は、創業者であり現会長の神田氏の憧れでした。

今ではあまり見かけなくなりましたが、昔は駅前に多くの屋台が並んでいました。神田氏は「解放感があり一人で入っても楽しめて温もりや郷愁(きょうしゅう:故郷を懐かしく思う気持ち)のある屋台」が大好きで、特にラーメン屋台から立ち上る湯気をとても気に入っていたそうです。

しかし屋台をしようとなると「水道が無いための衛生面の不安」「夏は暑く冬は寒い」という点がどうしても気になっていました。

そこから至ったのが「明るく清潔で赤提灯(あかちょうちん)のような入りやすい雰囲気の店を作って、屋台のお客様に来て頂きたい。それに味よく安く、朝まで営業する店を作りたい。」という考えでした。

これが日高屋という店の発想の原点となっております。

 

 

日高屋の楽しみ方

 

日高屋は「解放感があり一人で入っても楽しめて温もりや郷愁のある屋台」が見本となっています。

僕はよく日高屋で一人飲みをするのですが、それは日高屋の見本になっている屋台の雰囲気の虜になっているのだと思います。

一人飲みをするのであれば、コストを考えると宅飲みにした方が安いです。

また最近では冷凍食品のレベルも高く、電子レンジでチンするだけでクオリティの高いおつまみを手軽に用意することができます。

それでも日高屋で一人飲みをするのは、日高屋の店内の雰囲気が好きだからに他なりません。

 

▼店内の明るい雰囲気をなんとなく感じれる写真

 

日高屋で一人飲みしても孤独感を感じません。

店内の温かな明るい雰囲気は、自宅で再現することが難しいかと思います。また、他にも一人飲みをしているおじさんも多く、一人飲み同士のちょっとした連帯感を感じることができます。

日高屋は単に「安く中華が食べられる店」というイメージを持っている方も多く、あまり店内の雰囲気を気にしない方もほとんどだと思います。

ただ「味は普通なのになぜか来てしまうんだよな」という方は、もしかしたら無意識にこの店内の雰囲気の虜になっているのかもしれません。

意識的に店内の雰囲気にも目を向けてみると、より日高屋が楽しめると思います。

 

【編集部コラム】屋台を手本にしようとして日高屋がぶつかった壁
「屋台」をお手本に店を始めようとした日高屋でしたが、料理の価格の壁にぶち当たります。

屋台とは違って店で商売をするとなると、家賃・光熱費・水道費などがかかります。しかし、それに伴い価格を上げてしまうと屋台のお客様は来てくれません。 どうにか対策は無いかと考えていた所「当時の屋台のラーメン価格は高い」傾向である事に気付きました。

「屋台は遅い時間から営業していたので、深夜料金の価格設定をしていたのかも」と思ったそうです。 そこで神田氏は「夜遅くても安くて気軽に食べれるラーメン屋は有り難いと感じるのではないか?」と思いました。

そして熟慮の末、490円のラーメンを390円に下げて提供する事を決めます。すると、今まで牛丼やハンバーガー店に通っていたお客様達まで呼び込むことに成功したのです。価格については第1章でも詳しく解説しています。(現在は第2章)

 

次のページでは日高屋の1人飲みの楽しさについてお伝えします。日高屋の売上は実は中華そばではなく主にアルコールによって支えられているのです。

『日高屋の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)



スポンサーリンク