初心者におすすめの邦楽ロック12選 【喜怒哀楽】

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邦楽ロックが大好きな筆者が邦楽ロックの基礎知識やおすすめのバンドなどを解説!

邦楽ロック入門 ~近年注目のおすすめバンドを聴こう~はこちらから!

著者:寺井まさき

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この章(第2章)ではおすすめの曲・バンドを3ページにわたって紹介いたします。

このページではおすすめの邦楽ロックを【喜怒哀楽】の感情別に分けて紹介いたします。

「嬉しい時は【喜】の曲」「哀しい時は【哀】の曲」という風にその時の感情に合わせておすすめの曲を聴いてみてくださいませ。

 

【喜】 ~嬉しい気持ちをさらに高める曲~

 

【喜】ではあなたが嬉しいことがあった時、その気持をさらに大きいものにしてくれる曲を紹介します。

どれも明るくアップテンポな曲なので、少し落ち込んだ時も元気になり「またこれから頑張ろう!」と前向きな気持ちへと切り替えることのできることでしょう。

 

 

1 WANIMA 『シグナル』

 

WANIMAの『シグナル』はメロディーがとてもリズミカルで、歌詞に前向きなメッセージ性があって、とても元気の出る曲です。

 

 「不確かな連続の毎日。そして始まる今日も代わり映えの無い一日。そんな中でも少しの意識を変えることによって、笑えるような楽しい一日になるよ。よし、ちょっと張り切ってがんばってみよう!」

こんな風に歌詞を解釈して、私は毎朝の通勤ラッシュにもまれながらこの曲を聴いては「それでも(通勤ラッシュでも)がんばろう!」と勇気付けられています。

 

WANIMAの曲はどれもリズミカルで、歌詞も背中を押してくれるようなエネルギッシュな曲ばかりですので、ぜひ聴いてみてください!

 

2 [ALEXANDROS] 『明日、また』

 

タイトルの通り「明日、またがんばろう」そんな気持ちにさせてくれる応援ソングです。

 

特に、

 

<明日、また

泣きじゃくる時が来たとして

怯まず笑えば

あなたは今まで以上に

強く在れる

鎧を持たずとして>

 

ここの最後のサビの歌詞がお気に入りです。

「今日がダメでも、明日はきっとうまくいく」 と気分を一新させてくれる曲です。

 

3 RADWIMPS 『会心の一撃』

 

私はよくライブに行きます。この曲はライブでは必ずといっていいほど盛り上がる定番のアガル曲です。

 

「あなたはあなたの全力を尽くせていますか?

どこかで妥協していませんか?

自分で自分をびっくりさせてやるぐらいおっきなこと、やりたくないかい?

平凡でありきたりな人生より、挑戦的で奇想天外な人生のほうが魅力的だろ。

そのためにもこれからがんばろうぜ!」

 

そんな風に語りかけて応援してくれる1曲です。

 

【怒】 ~怒りを発散する手助けをしてくれる曲~

 

【怒】では嫌なことや辛いことがあった時に我慢するのではなく、怒りを発散する手助けをしてくれる曲を紹介します。

生きていれば楽しいことだけではなく、 辛いことばかりの日々が続くこともあると思います。そんな時にはガス抜きも必要だと思います。

感情を開放すれば、気持ちがスッキリして冷静になり、見えなかったものが見えるようになります。そして、楽しさ嬉しさをより一層感じるようになることでしょう。

ぜひ、腹が立ち辛い時は以下で紹介する曲を聴いてみてください。

 

4 UVERworld 『白昼夢』

 

『白昼夢』は2011年に起こった東日本大震災の際に作成された曲です。当時被災者をなんとかして励まそうと、数々のアーティストが音楽を作り発表しました。

その中でも特に私が印象に残っているのがUVERworldの『白昼夢』です。

「自然の無常さ」「人間の非力さ」が怒りとして表現され、その怒りをパワーに「これからもがんばっていこう」という気持ちが強く歌い上げられています。

 

同時に、

 

<悲しい過去を忘れさす歌じゃなく 悲しみに立ち向かえる歌を>

 

という歌詞にもある通り、悲しい過去を忘れるのではなくそれに立ち向かっていこうとする被災者の背中を押す、熱いメッセージがこめられています。

 

▼『白昼夢』を聴く(試聴あり)

 

 

5 チャットモンチー 『染まるよ』

 

チャットモンチーの『染まるよ』はすごくインパクトのあるタイトルです。そのインパクトに負けないぐらい力強く「女性の失恋した気持ち」が怒りという感情で歌われています。

 

<大人だから一度くらい煙草を吸ってみたくなって

蛍光灯に照らされたら悪いことしてるみたいだ

あなたの好きな煙草わたしより好きな煙草

いつだってそばにいたかった

分かりたかった満たしたかった

プカプカプカ煙が目にしみるよ

苦くて黒く染まるよ>

 

「彼氏に振られ暗い部屋に一人うずくまっている女性が、

彼氏だった男が煙草を吸っている姿を思い出しながら、

失恋に対する未練を、涙を浮かべながらぶちまけている」

そんな情景でしょうか。

 

普段おとなしいという印象があるからでしょうか、女性アーティストが感情に正直に荒々しく歌う声を聴くと、圧倒されてしまいますね!

 

6 FINLANDS 『バラード』

 

 FINLANDSは女性2人組みのバンドですが、その特徴は「歌声」です。一度聴いたら頭から離れないようなとても「クセがすごい」声なんです。ぜひ一度聴いてみてください!

 

▼FINLANDS の「クセがすごい」声を聴ける楽曲『ウィークエンド』MV

 

FINLANDSの『バラード』は、タイトルのイメージとは違い「女性の男への不満を歌った激しい曲」です。

 

男に振られた女性が気持ちを爆発させ、

「男はどうせこんな風に考えているんでしょう。ならお望みどおりそうしてあげるわ」

と言いたげな、そんな強気な女性像が浮かび上がってくるとても印象的な歌詞になっています。

 

普段彼氏の言いなりになってばっかりで自分の意見が言えない方は、たまにはこの曲の歌詞のように傍若無人に振舞ってみてはいかがでしょうか?

彼氏がびっくりして怖気づき、これからの関係が良くなるかもしれませんよ(笑)

 

▼『バラード』収録アルバム「paper」

 

 

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【哀】 ~哀しみと付き合う手助けをしてくれる曲~

 

【哀】では、悲しみを引き出して、新たな気持ちや視点を与えてくれる曲を紹介します。

失恋・家族との別れ・仕事でうまくいかないなどの哀しい時に、邦楽ロックの中には「辛かったよね、思いっきり泣きな。泣いた後は、気持ちを切り替えて頑張ろうね!」と新たな気持ちにさせてくれるたり、慰めてくれたりする曲があります。

以下で紹介する曲はあなたに寄り添い、哀しみと付き合う手助けをし、次に頑張る希望を与えてくれることでしょう。

 

7 クリープハイプ 『傷つける』

 

 

クリープハイプの『傷つける』は何と言っても歌詞がとても素晴らしい!

 「ああ!こんな歌詞が書けるなんて、一体頭の中はどんな思考回路なんだ!」

 と思わず考えてしまうほどです!

 

特に感動した歌詞が以下の箇所です。

 

<愛なんてずっとさ

ボールペンぐらいに思ってたよ

家に忘れてきたんだ

ちょっと貸してくれよ

インク出なくて愛は掠れちゃって

結局何も見えないな

インク出過ぎて愛が滲んじゃって

結局何も読めないな>

 

ね!?やばくないですか?

愛をボールペンに例えて、愛情をうまく表現できない男の悲しみが美しく描かれています。

夜中に缶ビール握り締めながら、少し酔っ払って机にもたれながら、目の前に転がっているボールペンを眺めながら歌っている風景が浮かんできます!

 

8 FIVE NEW OLD 『Ghost In My Place

 

この曲もやばいです!

失恋した男の切なさや寂しさが随所に表現されています。

 

We used to call it “Love”

Now it’s just a “Blank”

I wish to stay but

there’s ghost in my plasce

 

意訳すると

「以前はと呼んでいたものが、今はただからっぽになった

まだここにいたいよ。でも、もう俺の居場所には亡霊がいるんだ」

 とでもなるでしょうか。

 

ああ、なんて切なくむなしい男心・・・。(笑)

英詞ってところも歌の雰囲気に合っててかっこいいです!

 

9 RADWIMPS 『夢見月に何想う』

 

悲しいこと、辛いことはなにも失恋だけではありません。

仕事がうまくいかない、友人と関係が崩れた、

などなど原因は沢山あります。

 

「悲しいことがあったとき、早く忘れたい、そんな風に思うけど

全ての出来事やその時抱いた感情には全て意味があり、

それらがあるから今君は生きているんだよ」

 

そんな当たり前だけどなかなか気付くことができない、新たな視点を与えて辛い気持ちを落ち着かせてくれる、雰囲気のある曲です。

 

RADWIMPS『夢見月に何想う』収録アルバム

 

【楽】 ~踊りたくなるようなノリノリの曲~

 

人間は楽しむのが一番です!

【楽】では感情を無にしてくれるようなノリノリの曲を紹介します。

聴いていると口ずさみたくなり、踊りたくなるよう曲なので、頭の中を空っぽにするぐらい楽しく踊ってみてください!

 

10 KANA-BOON 『ないものねだり』

 

2015年頃『ないものねだり』の歌詞に合わせて踊る(演技する)動画をSNSに投稿することが流行しました。これがきっかけとなり『ないものねだり』は話題となりました。

男性と女性の目線を共に取り入れた歌詞で、それぞれの価値観の違いから会話がうまく成立しない描写がメロディアスに歌われています。

この曲もライブでよく歌われる定番のアガル曲として有名です。

 

11 フレデリック 『オドループ』

 

フレデリックの『オドループ』も若者の中では有名な「踊れる曲」です。

 

<踊ってない夜を知らない

踊ってない夜が気に入らない

踊ってない夜を知らない

踊ってない夜が気に入らないよ>

 

もう歌詞で踊らされることを強要されます(笑)

PVでも可愛い女性が音楽に合わせてコミカルなダンスを踊っています。

ライブの時も観客が音楽にあわせてダンスを踊ります。ダンスによって一体感を味わえることが、フレデリックのライブの醍醐味の一つになっています。

 

12 I Don’t Like Mondays 『TONIGHT

 

前に挙げた2曲は「踊れる曲」として邦楽ロックの知識が多少あれば知っているような定番曲でした。

I DON’T LIKE MONDAYSの『TONIGHT』はこれから人気が出るであろう「踊れる曲」です。

 

『TONIGHT』は、夏の夜を楽しむ男女の様子が歌われています。

「あなたとずっとそばにいたい。今夜はずっと一緒さ。さあ、後悔しないよう楽しもうよ。」

そんなメッセージがこめられた歌詞が、クラブミュージックとも取れる機械音を駆使したメロディに乗せられ、どこか哀愁のある雰囲気で歌われています。

一度聴いたらメロディが頭から離れないので集中力の要る作業をする前に聴くときは注意です!(笑)

 

 

喜怒哀楽は生きていれば誰しもが抱く感情です。邦楽ロックを聴くことであなたの感情を引き出され、新たな発見が得られることもきっとあるはずです。ぜひ。邦楽ロックを聴いて魅力を感じていただければと思っております。

次のページでは、おすすめの邦楽ロックのバンドを紹介します。抑えておけば間違いなしの人気のバンドを紹介します。

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