映画ドラマの使用例・海外で活躍するバンド 【邦楽ロックの評価】

Webon紹介目次著者
邦楽ロックが大好きな筆者が邦楽ロックの基礎知識やおすすめのバンドなどを解説!

邦楽ロック入門 ~近年注目のおすすめバンドを聴こう~はこちらから!

著者:寺井まさき

めまぐるしい人生を駆け抜けられたのは「邦楽ロック」に救われてから。その魅力を一人でも多くの人に伝えたい。あなたなりの感じ方で邦楽ロックを楽しみ、好きになってもらえたら嬉しいです!お問い合わせはこちらから

 

『邦楽ロック入門』目次へ  (全12ページ)

 

この章(第1章)では「邦楽ロックの基礎知識」について4ページにわたって解説しております。

このページでは、日本や海外から邦楽ロックがどのように評価されているのかを紹介します!

 

日本での評価

 

邦楽ロックの日本の浸透度はとても高いです。

邦楽ロックは日常の様々なシーンで利用され、生活に浸透しています。その浸透度の高さが、日本における邦楽ロックの評価の高さと言えると思います。

 

映画・ドラマでの使用例

 

邦楽ロックの楽曲は多くのドラマや映画の主題歌に使われてます。

2016年放送された話題になった『逃げる恥だ役に立つ』では星野源が歌う『恋』という曲が主題歌として利用されました。

 

▼星野源『恋』のMV

 

エンディングで出演者が曲に合わせて踊る姿が「かわいい」という評判でした。私も動画サイトでガッキーのダンスを当時は飽きるほど繰り返し視聴していました!

そんな評判もあって『恋』は瞬く間に市民権を得て、その年の紅白歌合戦に歌われるほどの一大ブームとなりました。

 

TVドラマでの別の例として、2018年TBS系列で放送されたドラマ『アンナチュラル』の主題歌として利用された、米津玄師の『Lemon』も話題となりました。

 

▼米津玄師『LEMON』MV

 

『Lemon』は歌詞がドラマの重要シーンを再現しているような構成になっており、もはやドラマの一部として欠かせないものになっていました。

ザテレビジョンドラマアカデミー賞など様々な賞を受賞した『アンナチュラル』の人気も相まって、『Lemon』は朝のワイドショーで特集されて話題となりました。

 

2016年公開された『君の名は』も爆発的なヒットを記録し国民的映画となりました。その主題歌として人気となったのがRADWIMPSの『前前前世』です。

 

▼RADWIMPS『前前前世』MV

 

このように邦楽ロックはドラマや映画などで起用される程、市民権を得ている存在なのです。

 

▼2018年日本のドラマでの邦楽ロック使用例

ドラマタイトル 放送開始日 曲/アーティスト 公式MV
土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」 2018年4月 Revival/スキマスイッチ
フジ月9「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」 2018年7月 もし君を許せたら/家入レオ
TBS金曜ドラマ「チア☆ダン」 2018年7月 輝きながら走ってく/サンボマスター
テレビ東京系ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON」 2018年7月 UNHAPPY CLUB/神様、僕は気づいてしまった
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」 2018年4月 アイデア/星野源

 

その他使用例

 

邦楽ロックが使用されているのはテレビやドラマだけに留まりません。

紅白歌合戦に9回出演している人気バンド「いきものがかり」の曲が、彼らの地元の駅の列車接近音として利用れています。海老名駅で『SAKURA』が、本厚木駅で『YELL』が流れています。

私たちがあまり意識していないような場面でも邦楽ロックは利用されていいます。我々の生活への浸透度の高さから、邦楽ロックの日本での評価の高さが伺えるかと思います。

 

▼邦楽ロックは【CM】でも使用されている!

CM 曲名/アーティスト 映像
資生堂の日焼け止め『アネッサ』 多分、風。/サカナクション
本田技研工業株式会社『VEZEL』 808/Suchmos

 

▼【高校野球の応援歌】として使用される邦楽ロック!

曲名 アーティスト 公式MV
女々しくて。 ゴールデンボンバー
RPG SEKAI NO OWARI
心絵 ロードオブメジャー
風吹けば恋 チャットモンチー

 

海外での評価

 

邦楽ロック人気は日本だけにとどまりません。邦楽ロックのアーティストが海外進出して人気を博していることは珍しいことではありません。

 

海外で活躍する日本のバンド

 

ONE OK ROCKという4人組の大人気邦楽ロックバンドは、アジア圏や南米、ヨーロッパでの海外ツアー、アメリカでのフェスや単独公演を成功させています。

 

▼ONE OK ROCK

▼ONE OK ROCK『The Beginning』MV

 

現在彼らはアメリカのレーベル(所属レコード会社)に所属し、主にアメリカで活動しております。

 

また「MAN WITH A MISSION」は、頭は狼、身体は人間という独特な外見(設定)の5人組人気邦楽ロックバンドも、アメリカ大陸全土を周るツアーを成功させるなど海外で活躍しております。

 

▼MAN WITH A MISSION

スポンサーリンク

▼MAN WITH A MISSION『Raise your flag』MV

 

邦楽ロックは海外でも知名度を上げ人気が出てきているのです。

 

【編集部音楽メモ】他にもいる!海外で活躍する日本のバンド!

・FLOW

FLOWは、2003年に海援隊の『贈る言葉』のカバーで注目を浴びたバンドとして有名です。その後はFLOWの曲は『NARUTO-ナルト』『コードギアス反逆のルルーシュ』などの数多くのアニメの主題歌となりました。現在では、アルバムが世界44カ国でリリースされ「アニソンバンド」として世界で注目される存在となっています。アニメを通して邦楽ロックを世界に広げるFLOWには2019年も注目です。

 

・MONO

MONOは1999年に結成した4人組のバンドです。これまでに57カ国を周り、イギリスの音楽誌NMEでは「”This Is Music For The Gods__神の音楽”」と賞賛され、世界最大級の音楽イベント「モントルー・ジャズ・フェスティバル」にも出演を果たしております。

 

・toe

2000年結成のインストゥルメンタルバンド。2007年からアジアツアーを行い、その後も海外のライブに多く出演し、ライブパフォーマンスが支持を獲得していきました。2018年に「MONO」らと共に行った、上海、台湾でのライブ『アフターアワーズ ’18』のチケットは即完売。

▼toeの楽曲(視聴あり)

 

海外アーティストによるカバー

 

邦楽ロックは、バンドが海外進出によって人気が出るケースだけでなく、海外のアーティストが邦楽ロックをカバーすることも珍しくありません。

 

邦楽ロック界の重鎮「サザンオールスターズ」の曲も海外アーティストにカバーされています。

『Mid-Summer Blossoms』と名づけられたアルバムには、全米の名だたるアーティストによってカバーされたサザンオールスターズの楽曲が収録されています。

 

▼アルバム『Mid-Summer Blossoms』(画像クリックで商品詳細へ)

 

サザンオールスターズの代表曲で、夏の定番曲でもある『真夏の果実』はフィリップベイリーという歌手がカバーしています。原曲の切ない雰囲気そのままに、優しい歌声とメロディがマッチして、私は原曲と並びとてもお気に入りです!

 

また、イギリスのOuch!というバンドがスピッツの楽曲『ロビンソン』をカバーしています。

 

▼スピッツ『ロビンソン』

 

【編集部の音楽豆知識】他にもあるぞ!世界にカバーされる邦楽ロック!

・B’z『いつかのメリークリスマス』

B’z『いつかのメリークリスマス』はアメリカのハードロックバンドである「Mr.BIG」のボーカルのエリック・マーティンによってカバーされています。エリック・マーティンのアルバム『MR.VOCALIST X’MAS』では多くの邦楽のカバーを行っていますので、興味がある方はぜひご視聴くださいませ。

▼エリック・マーティンのアルバム『MR.VOCALIST X’MAS』

 

・プリンセス・プリンセス『M』

プリンセス・プリンセスの『M』は、同バンドのミリオンセラーとなったシングル『Diamond』のカップリングの収録曲です。『M』は、イギリスのグループであるTHE NOLANSがカバーしています。THE NOLANSは『I’m in the Mood for Dancing』でイギリスでブレイクし、日本でもオリコンシングルチャート1位を獲得しました。

▼ノーランズの代表曲

英語バージョンで聴くと『M』のメロディーの素晴らしさに改めて気付かされます。『M』の収録アルバムは入手困難ですが、THE NOLANSは他にも多くのプリンセス・プリンセスの名曲をカバーしています。

▼THE NOLANSによるプリンセス・プリンセス『Diamond』のカバー収録アルバム

 

 

このことから、邦楽ロックは海外アーティストからも注目を集めていることがわかります。

邦楽ロックが日本国内で評価されているだけでなく、邦楽ロックが海外の認知度を上げ評価されていることがわかっていただけたでしょうか。

邦楽ロックは国境を越え、世界中から評価され愛されている音楽なのです!

 

次の章(第2章)では、邦楽ロックのおすすめの曲やバンドを紹介します。ぜひ、お気に入りの曲を見つけていただければと思います。

次のページでは【喜怒哀楽】の感情別に、おすすめの曲を紹介します。嬉しいことがあれば「喜」の曲を、哀しいことがあれば「哀」の曲を聴いてみてくださいませ。

『邦楽ロック入門』目次へ  (全12ページ)

 

スポンサーリンク



 

目次著者