山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。
『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!
第1章 歴史
第2章 人柄
第3章 おすすめの名曲
第4章 山下達郎のライブ
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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この章では2ページにわたって達郎さんの人柄やその魅力についてお伝えします。
山下達郎さんの奥様はシンガーソングライターの竹内まりやさんです。ご夫婦そろって素晴らしい音楽を創っています。
竹内まりやさんにとって達郎さんは公私にわたるパートナーであり「親友」のような存在です。まりやさん自身、そしてまりやさんと達郎さんの関係性を知ることで達郎さんの魅力をさらに深く知ることができるでしょう。
このページでは女性から見ても憧れの存在である竹内まりやさんについてお伝えします。
竹内まりやの基本情報
名前 | 竹内 まりや(たけうち まりや) |
生年月日 | 1955年3月20日 |
出身地 | 島根県簸川郡大社町 |
職業 | シンガーソングライター/音楽プロデューサー |
デビュー曲 | 1978年11月シングル「戻っておいで・私の時間」アルバム「BIGINNING」でデビュー |
1994年のベストアルバム『Impressions』は350万枚の大ヒット。その後リリースしたアルバム『Bon Appetit!』『Expressions』も100万枚を超える売上となっている。2014年のアルバム『TRAD』は第56回日本レコード大賞「最優秀アルバム賞」を受賞する。シングルでは資生堂化粧品のCMソングとなった『不思議なピーチパイ』が40万枚を超えるヒットとなった。数多くの楽曲提供を行っており、河合奈保子『けんかをやめて』広末涼子『majiでkoiする5秒前』などがある。 |
▼提供曲:広末涼子『majiでkoiする5秒前』
竹内まりやの略歴
デビュー
竹内まりやさんは1978年にシングル『戻っておいで・私の時間』アルバム『BIGINNING』でデビューしました。
初期のヒット曲『SEPTEMBER(1979年8月リリース)』『不思議なピーチパイ(1980年2月リリース)』は今でも人気の高い曲。
▼『SEPTEMBER』(試聴可能)
▼『不思議なピーチパイ』(試聴可能)
かわいらしいルックスも相まって、デビュー当時はアイドル的な扱いを受けたところもあるようです。
当初は提供曲を歌ってましたが自ら作詞作曲をするようになりました。この頃にアレンジャーとして出会ったのが山下達郎さんです。
編曲家。編曲を行う人のこと。作曲家が作ったメロディーに伴奏をつける。
もともと、まりやさんは達郎さんが所属していたバンド「シュガー・ベイブ」や達郎さんのライブを観に行っていたそうです。そんな二人が意気投合するのは、必然だったのかもしれないですね。
山下達郎と結婚後
1982年4月に達郎さんと結婚、1984年に長女を出産。1981年に音楽活動の一時休養宣言をしたこともあり、結婚、出産後は自身の活動はあまり多くありません。
自称「シンガーソング専業主婦」のまりやさん。まりやさんの想いから家庭を最優先に活動を行っております。
家庭を最優先に日々を過ごす中、まりやさんが楽曲提供を続けていたのは「子育てをしながら家でできる仕事だったから」だそうです。
まりやさんの結婚前のことは、その頃私は小学生だったのでリアルタイムではよく覚えていません。私にとっては結婚前の活動よりも、結婚・出産後の他アーティストへの楽曲提供をしていたことの方が印象深いです。
特に女性アイドルへの楽曲提供は印象的です。
河合奈保子さん、岡田有希子さん、中山美穂さん、中森明菜さんなど多くの女性アイドルへの楽曲提供を行いました。
私は河合奈保子(かわい なおこ)さんの『けんかをやめて』『Invitation』が大好きでした。
特に岡田有希子(おかだ ゆきこ)さんへは楽曲提供が多く、岡田さんのデビューの時も「竹内まりやが作詞作曲!」と話題になっていました。
1967年生まれのアイドル。同じ事務所の先輩に松田聖子がいたこともあり「第2の松田聖子」と称された。「日本レコード大賞最優秀新人賞」「日本歌謡大賞」など数多くの受賞歴を持つ。
▼竹内まりや提供曲。岡田有希子のデビュー曲『ファースト・デイト』1984年4月リリース
まりやさんは、楽曲依頼を受けた時は歌う人の年代や声などを考慮して創るそうです。
自分用に創る曲ではないため、その人にぴったりな曲となって多くのヒット作が生まれたのでしょうね。
家庭や日々の生活を最優先させながら、自身の音楽活動も徐々に再開。シングルやアルバムはヒット。1984年に『もう一度』をリリース。
そして1986年の『恋の嵐』はドラマ「となりの女」の主題歌でもあり私も大好きな曲です。
▼『もう一度』(試聴可能)
▼『恋の嵐』(試聴可能)
「となりの女」は妻、女性がテーマのドラマでした。そのため、曲とドラマ共に特に女性からの支持が大きかったと思います。
その後も
『駅』(1987年中森明菜に楽曲提供。1988年にセルフカバーでシングル発売)
『シングル・アゲイン』(1989年。「火曜サスペンス劇場」の8代目主題歌。70万枚のヒット)
『告白』(1990年。「火曜サスペンス劇場」の9代目主題歌。50万枚のヒット)
『マンハッタン・キス』(1992年。映画「マンハッタン・キス」の主題歌)
などヒット曲を多数リリース。
2001年にリリースされた『すてきなホリデイ』は毎年クリスマスシーズンになると、ケンタッキーフライドチキンのCMで流れる冬の風物詩となっています。
▼『すてきなホリデイ』(試聴可能)
また2007年にリリースされた『人生の扉』というとても素敵な歌があります。
▼『人生の扉』(試聴可能)
人生に終わりがあることを感じながらも、人生に希望を見いだす歌。
年齢を重ねてきたまりやさんだからこそ、生まれた曲なのでは。
この歌は私が人生の指標にしたいなと思っている曲です。
まりやさんの歌は、等身大の女性の気持ちや、女性ならではの悩みや葛藤に寄り添うものも多く、そんなところが人気の一つだと思います。
竹内まりやと山下達郎の関係性
竹内まりやさんに対してうらやましく思うのが達郎さんの音楽活動を間近で見ていること!
まりやさん自身が達郎さんのファンであり以下のように語っています。
「彼は日本のポップス界の人間国宝のような存在。そんな人をいかにいい音楽を生み出せる環境に置くか。私はそこにも生きがいを見いだしています。山下達郎の音楽活動を一番近くで見られる立場にあることは、役得であり、私の元気の元。」
私も達郎さんを人間国宝だと勝手に思っていたので、奥様のまりやさんがこう思っていることを知って「同じ気持ちだ!」と、とってもうれしかったです。
そんなまりやさんは達郎さんのことを親友と語っています。
「この人とずっと会話をしていたい。」
この気持ちはとってもよくわかります。私自身が夫のことをそう思っているので。
達郎さんのレギュラーラジオ番組「サンデーソングブック」では夏と冬に、まりやさんをゲストに「納涼夫婦放談」「年忘れ夫婦放談」が行われるのが恒例となっております。
JFN (TOKYO-FM系 全国38局ネット)毎週日曜日 14:00~14:55。番組は「山下達郎の個人コレクションを使って発信される日本最高のオールディーズ・プログラム」と紹介されている。ちなみにオールディーズはアメリカやイギリスなどの英語圏で1950年代~1960年代にヒットしたポピュラー音楽のこと。
「まりや」「たっつぁん」と呼びあう姿が仲睦まじくてほほえましい。
昔は、達郎さんの方がまりやさんにベタぼれ…と思っていたのですが、もしかしたら逆かも?なんて思ったりして(笑)
夫婦そろって、大人気シンガーソングライターで、いくつになってもお互いを尊重し、とても仲の良いご夫婦。
そんなお二人だからこそ、人の心によりそう素晴らしい音楽が創れるのだと思うのです。私は音楽面だけではなく、人間としてもとても尊敬し憧れています。
以上、竹内まりやさんの紹介でした。
次の章からは山下達郎さんの名曲を【定番】【隠れた名曲】【鈴木雅之への提供曲】【ジャニーズへの提供曲】【カバー】とジャンル分けして5ページにわたってお伝えしていきます。
次のページでは達郎さんの定番の名曲を紹介いたします。
『山下達郎入門』目次へ (全14ページ)
はじめに
第1章 歴史
第2章 人柄
第3章 おすすめの名曲
第4章 山下達郎のライブ
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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