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ハーブの魅力は自然のものである事。そして心や体を癒す生活全般にかかわる多種多様な使い道がある万能なところだと私は思います。
2つのキーワードで知るハーブの魅力
1 身近な自然の宝物
ハーブの大半は世界各所の山や土手など、自然環境で育った丈夫な植物です。
種類は何千種類とあり、具体的な数は把握出来ていない位のハーブが地球に存在しています。
ハーブと言えばローズマリーやカモミール等が代表的です。これらは海外から伝えられたハーブとして、日本人にも親しまれています。
▼ローズマリー
▼カモミール
上記のような海外のハーブはよくお店でも見かけますが、昔から日本で多くの人に利用されていたハーブには何があると思いますか?
実は意外にも日本で親しまれているハーブは沢山あり、昔からハーブは食べ物、衣類等、人々の生活に欠かせないものをより美味しく、彩りよくするために必要な存在でした。
ピリッと辛みのあるお寿司やお刺身に欠かせない「ワサビ」、梅干しを作る際に使われる「シソ」、緑茶の原料となる「チャノキ」。
これらも全て日本のハーブ「和ハーブ」と言われ親しまれています。
▼ワサビ
▼シソ
▼チャノキ
私の出身地である山形では「紅花(ベニバナ)」が有名で、口紅や衣類の染料として利用されています。
▼紅花
私は家事等の用事を終えて一息つく際に、お菓子を用意しハーブティーを入れ、外を見ながらのんびりとした時間を過ごします。
▼著者撮影(ハーブティー)
自宅の周りは緑が多く、自然を見て鳥の声を聞きながら、自然を感じ休息することで穏やかな気持ちになります。
雨の日は心安らぐ音楽をかけることもおススメです。
ハーブの語源
ちなみに”ハーブ”という言葉自体は海外から伝わり最近になって聞くようになりましたが、日本でも古くから自然と共に育ち、ハーブを役立つものとして利用していました。
ハーブはラテン語で草の意味を持つ「herba」(ヘルバ)が語源です。英語の「herb」の意味は、一年生・二年生・多年生に結実してシーズンが終わったら衰えていき、木質にならないもの。
薬用や芳香などの特質がある植物とされています。
元々はただの草であった植物が、昔の人々から役立つものとして見い出されて
「herba」から「herb」に変わり、今、日本でもそのまま外来語「herb」として使われています。
先人の知恵に学び、今を生きる私達も限りある自然を大切にしながら、ハーブを取り入れた生活を送れることは、私にとって最も大きなハーブの魅力です。
2 からだや心を癒す
ハーブにはリラックス効果があるハーブや、少し胃腸の調子が悪い時に効果のあるハーブなど、様々な症状に効果があるとされているものがあります。
前のページで紹介したように、ハーブの定義には”人々の暮らしに役立つ事“という内容が明記されています。
ハーブに含まれる成分には、薬や美容に使われるものも多くあり知らぬ間に私達の生活に深くかかわっています。
うがい薬や咳止めドロップ等の薬の市販品の箱裏を見てみると『1・8シネオール』と記載されている箱を見かけたことはありませんか?
精油(簡単に言うと植物から抽出される油)に含まれている成分でユーカリ属の植物などに多く含まれている。炎症などを和らげる効果があるともされる。
ユーカリは1・8シネオールを多く含むハーブとして、殺菌、去痰作用(きょたんさよう:痰を出しやすくする)があり、市販のうがい薬などに使われています。
▼ユーカリ
歯磨き粉にも、ペパーミントやスペアミントが使われていますし、洗顔にはカモミールジャーマンの成分がよく配合されています。
▼ペパーミント
▼スペアミント
▼カモミールジャーマン
美白ブームのときにはビタミンCを多く含むローズヒップティーがテレビでも話題となりました。
▼ローズヒップ
これらの市販品でも十分ハーブと関わりのある生活をしていると言えますが、自分の症状に合わせて自宅でより手軽にハーブを利用して、楽しみながら生活してみたくありませんか?
自分でハーブを活用すれば、自分の好きな香りや味を楽しめて、自分だけのオリジナルの商品が作ることが出来ます。
ハーブの香りを楽しみながら思った通りのハーブティーが出来るかな?なんてわくわくしながらハーブティーを作ったり・・・。
そういったところもハーブ生活の魅力の一つです。
※おすすめのハーブは次のページで!
著者の好きなハーブ
私は特にレモンマートルというハーブが大好きで、よく利用しています。
▼レモンマートル
レモンマートルにはアイドルがよくやる自己紹介フレーズのように「レモンよりレモンの香り!レモンマートル」と紹介される文面をよくみかけます。(是非ネット等で探してみて下さい。)
本当かなと思うかもしれませんし、人にもよるかと思いますが、全くその通りで私はむしろ「レモンよりも甘くすっきりとした良い香り」に思います。
好きな香りを嗅いでいると、なんだかとても心が癒されますよね。
自分の好きな香りを見つけることもハーブの楽しみ方の一つです。
ハーブの知識をほんの少しつけるだけで、自宅で簡単に楽しく自分の症状にあわせてリラックス、からだをすっきりさせることが可能になります。
▼著者撮影(ハーブの棚)
ハーブ生活をより楽しむ為に、次のページでは代表的な手に入りやすいおすすめのハーブを挙げて、効能効果や注意点等を具体的に紹介します。是非参考にして下さい。
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はじめに
第1章 種類
第2章 ハーブティー
第3章 ハーブ風呂
番外編
著者 ひよこR
ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。
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