ファイヤーキングとは　【ミルクグラス主要ブランド6選】

ブランド名	社名	特徴
ファイヤーキング	アンカーホッキング	ファイヤーキングジェダイはミルクグラスの代表的存在。種類が豊富。
パイレックス	コーニング	ボウルやカップの周りをぐるりと覆う美しい模様。
ヘーゼルアトラス	ヘーゼルアトラス	全体的に珍しい形のものが多い。刻印のシンプルさが魅力。
フェデラル	フェデラル	各メーカーも真似する。堂々としたプリントデザイン。
グラスベイク	マッキーグラスカンパニー	未来的なミルクグラスで人気獲得。スープに特化したマグがある。
ジャネット・マッキー	ジャネット・マッキー	とにかく古くてレア。

▲写真右：ファイヤーキング　ジェダイ

「ファイヤーキング」といえばアンカーホッキング社の代名詞と言われるほど広く知れ渡っているブランドです。アンカーホッキング社はそれだけ数多くのミルクグラス食器を生み出してきました。ファイヤーキングの中でも「ジェダイ」はミルクグラスの代表的存在です。

ミルクグラス

ミルクグラスは1950年頃のアメリカで誕生したヴィンテージ食器です。乳白色が練り込まれたガラスである「ミルクグラス」を使用した食器のことを指します。「ミルクガラス」とも呼ばれます。詳しくははじめにで解説！

ミルクグラスと言えば、緑色（正確には「翡翠色」）のマグカップをよく目にすると思います。

これはミルクグラスが誕生した間もない頃のアメリカでファイヤーキングのJADITE（＝翡翠色）が大人気となったため、ミルクグラスと言えばこの色になりました。

あまりに人気だっため他社も真似し「Jad-ite」や「Jade-ite」と微妙に名前を変えて販売していたため、結果似た色のものがたくさん出回ることとなりました。

ファイヤーキングは当時のアメリカでも大人気でしたが、現代の日本人が特に今とてもとても好きで、日本ではこれに偏って流通しています。

そのため日本人が買ってくれるからという理由でバイヤーもたくさん仕入れています。現地のアメリカではもう無くなってきており、そのほとんどを日本人コレクターが所有しているという話をバイヤーさんから聞きました。

ファイヤーキングの特徴は、その種類の豊富さにあります。色や形の組み合わせは、今となっては数えきれません。

色々な形が存在するということは、生活のどんな場面でも活かされてきたということです。また家庭内だけでなくレストラン用も作られていました。人々の暮らしの中に最も溶け込んでいた庶民の食器なのです。

▼ファイヤーキングギンガムスタッキング

▼ファイヤーキングキンバリー

▼ファイヤーキングキンバリーバリエーション

▼ファイヤーキングデミタスカップアンドソーサー

▼ファイヤーキングコンコード

▼ファイヤーキングリブボトム

私が好きなのはファイヤーキングが力を入れていたマグカップのシリーズです。マグカップの側面の絶妙な曲線が素晴らしいですね。

Ｄハンドルマグ、キンバリーやコンコードマグなど手にフィットする優しい丸みは、これだけたくさんシリーズを出しているからこそ生み出された「究極の丸み」なのだと思います。

ファイヤーキング専門店が全国にありますので、初めてならまず専門店から行ってみましょう。レアなものもありますが初めてでも手に取りやすい価格や商品が揃えられています。

おすすめは東京都杉並区高円寺にある「DEALERSHIP（ディーラーシップ）」です。常時2500個もの品ぞろえで、お気に入りの一品がきっと見つかります。

▼DEALERSHIPの店舗情報

ミルクグラスの購入方法は第3章で解説