『ミルクグラス入門~日常で使えるヴィンテージ食器~』はこちらから!
はじめに
ミルクグラス(ミルクガラス)とは ~毎日使えるヴィンテージ食器の魅力~
第1章 ミルクグラスの種類
第2章 ミルクグラス主要ブランド6選
第3章 ミルクグラスを購入する
ミルクグラスのバックスタンプとは ~ブランドと年代の見分け方~
第4章 ミルクグラスのマニアックな知識
『ミルクグラス入門』目次へ (全14ページ)
アメリカンヴィンテージ雑誌などでは定番のミルクグラスですが、ほとんどの方は「見たことはあっても、販売店を知らない」か「販売されていることを知らない」かと思います。
ミルクグラスを集めたいと思った方のために、このページではミルクグラスの入手方法や取り扱い店をご紹介します。購入の際の注意点なども合わせてお伝えします。
目次
ミルクグラスを集める楽しみ
▲筆者のミルクグラスのコレクション
最近はインテリア写真の投稿アプリを使う方が増えてきたことで、ミルクグラスをコレクションする方が増えてきたのでは?と思っています。
現在流行のインテリアやカラーの一つにモノトーンがありますが、そうした部屋にマッチする食器として「ミルクグラス」は投稿アプリに多く登場しています。目にする機会も増え、真似したい方も増えているのではないでしょうか。
集めて投稿するのも楽しみのひとつですがミルクグラス食器はかなりの種類があり、探せば必ず自分好みのものがありますのでお気に入りのミルクグラスを収集するのも楽しいです。
購入場所
ミルクグラスの購入場所は【専門店】【インターネット】【展示場やイベント】の3種類があります。以下ではそれぞれの購入場所についてご紹介いたします。
▼購入場所一覧
購入場所 | こんな方におすすめ! |
専門店 | ・実際に商品を手に取りたい初心者 ・店員さんに説明を聞きたい方 |
インターネット | ・購入するものが決まっている方 ・お店にないものが欲しいマニア ・金額を比較したい方 |
展示場やイベント | ・大量に購入したい ・安さ重視 ・目利きのマニア ・バイヤーと話し込みたいマニア |
専門店
ミルクグラスはその道の専門家に教えてもらうのが一番!
色々な種類を手に取って見てみたい初心者の方や、店員さんに説明を聞きたい方は専門店がおすすめです。
以下では有名専門店をご紹介します。
DEALERSHIP(ディーラーシップ)
(引用:DEALERSHIP公式ホームページ)
DEALERSHIP(ディーラーシップ)は杉並区高円寺にあるアメリカンヴィンテージグラスの専門店です。入荷は毎月1000点以上!
いつ足を運んでも新しい発見のある楽しいお店です。
貴重なレアなミルクグラスの他、ミルクグラスが生まれた時代のレトロな雑貨類もたくさん展示されています。
▼DEALERSHIPの店舗情報
店名 | DEALERSHIP |
営業時間 | 12:00-20:00 |
定休日 | 無休 |
公式ホームページ | http://www.dealer-ship.com/ |
場所 | 東京都杉並区高円寺南3-45-18-2F (JR 高円寺駅 南口より徒歩5分) |
はま太郎
(引用:はま太郎公式ページ)
はま太郎は京都市中京区にある関西を代表するミルクグラス専門店です。
品揃えの豊富さにはマニアも一目置いています。
京都三条店のはま太郎のグラスの数は1300点もあり、その中には激レアなマグもたくさん!
他では見られない大変貴重なラインナップを目にすることができます。
▼はま太郎 京都三条点の店舗情報
店名 | はま太郎 京都市三条店 |
営業時間 | 12:00-18:00 |
定休日 | 水曜日 |
公式ホームページ | http://www.hamataro.net/index.html |
場所 | 京都市中京区東洞院三条東入る菱屋町36 プラザコラムビル2F (地下鉄烏丸御池駅より徒歩4分) |
インターネット
インターネットは購入するものが決まっている方にはおすすめです。ピンポイントの検索が可能なので専門店などよりも探しやすいです。
また、お店になかなか置かれないものが欲しいマニアの方にもおすすめ。特にフリマサイトにはお店で発見できないミルクグラスを見つけることができます。金額を比較して購入を検討したい方にもインターネットはおすすめです。
以下ではインターネットでの購入場所を紹介します。
ショッピングサイト
(引用:https://www.rakuten.co.jp/)
楽天市場やヤフーショッピングなど、大手ショッピングサイトにはミルクグラス専門店がたくさん進出しています。
「ミルクグラス」「ファイヤーキング」「マグ」など、素材やブランド、形を入力すると検索がうまくいきます。
中には当時のミルクグラスを復興させたヴィンテージ風のものもありますので、現代の復刻版なのか、当時のものなのか、しっかり確認するのがポイントです。
ヴィンテージ風の例で言えば、ファイヤーキングの復刻版である「ファイヤーキングジャパン」などです。ブランドの見分け方に次のページを参考にいただければと思います。ちなみに専門店でもファイヤーキングジャパンを置いているところはたくさんありますし、オシャレな雑貨屋などでは「ファイヤーキング」としか書かれていない場合もあります。
他の復刻版で言えばオールドミルクガラス(http://oldemilkglass.com/)もあります。愛されているがゆえに復刻されるため、ビギナーには紛らわしいです。こうした現代版はバックスタンプが全く違いますので、グラス本体のスタンプを見て頂くのが一番かと思います。
▼大手ショッピングサイトのリンク
【楽天市場】https://www.rakuten.co.jp/
【ヤフーショッピング】https://shopping.yahoo.co.jp/
フリマサイト、フリマアプリ
(引用:https://www.mercari.com/jp/)
ラクマやメルカリ、ヤフオクなど、フリマサイトにもミルクグラスがたくさん出品されています。購入する際は以下のことを確認するとよいでしょう。
- 状態のレベルがどのくらいなのか(状態についてはこのページ下記で説明)
- 傷がどこについているのか
- バックプリントの写真があるか(バックプリントについては次のページで解説)
- 価格に見合った状態なのか
この4点をチェックしてみましょう。
コレクションにするのならとにかく状態の良いものを、日常使いにするなら普段使用していても問題ない程度のものを購入するとよいでしょう。そしてしっかり梱包して送ってもらいましょう。
▼フリマサイトのリンク
【ラクマ】https://fril.jp/
【メルカリ】https://www.mercari.com/jp/
【ヤフオク】https://auctions.yahoo.co.jp/
専門店から直接購入する
専門店に足を運べない場合は、インターネットショップから直接購入しましょう。
中にはホームページがあってもネットショップを持っていない、というお店もありますので電話やメールなどで交渉し直接送ってもらえれば理想的です。
希望のものがあるならはっきりと伝え、状態は目利きであるその道のプロであるお店の人にお任せしましょう。
▼専門店のインターネットショップ
【DEALERSHIP】http://www.dealer-ship.com/
【はま太郎】https://hamataro.shop-pro.jp/
展示場やイベント
展示場やイベントでは「大量に購入したい方」「安さ重視の方」「目利きのマニア(粗悪品もけっこうありました!)」「バイヤーと話し込みたいマニア」の方におすすめです。
常設の店舗ではなく定期開催されるイベントに出店するお店から購入します。たとえば以下のようなイベントです。
・季節ごとに開催されるヴィンテージショー、アンティークショーなどの展示即売会
・月毎や週ごとに開催されるフリーマーケットやマルシェ
このようなイベントは定期的に開催されていますが、価格が通常よりも安く、会場内で争うように値下げされているのが嬉しいところ。
価格の交渉もしてみましょう。初めて購入するなら色々なお店が集まるイベントに足を運んでみましょう。
おすすめ定期イベント
おすすめの定期イベントは「スーパージャンクショー」と「骨董ジャンボリー」です。
▼スーパージャンクショーの様子
「スーパージャンクショー」は2019年には武道館、東京科学技術館で開催。入場料1000円。スーパージャンクショー公式サイト
▼骨董ジャンボリー公式HP
(引用元:骨董ジャンボリー)
「骨董ジャンボリー」は2019年には東京ビックサイトで開催。入場料は前売り800円、当日1000円。
特に「スーパージャンクショー」は良かったです!
また「骨董ジャンボリー」はアメリカンオンリーではないので、点数がその時によって少ないかもしれません。
イベントの開催情報のチェックはイベントサイトで発見するか(イベントサイトの例:https://event-checker.blog.so-net.ne.jp/antique-jamboree)、一度どこかのイベントに行き関連するイベントのパンフレットを手に入れるのが良いかと思います。
現在私の場合はイベントに行って出店しているお店のSNSをフォローし、出店情報を得ています。(行けば他のお店もたくさん見られるので追っかけでなくてもチェックする価値があります)
ミルクグラスの状態の分類
ミルクグラスの状態を評価する時は4段階でランク付けされています。知っていると状態が分かりやすく、より良い品質のものが選べるようになります。
▼価格相場の例:ファイヤーキング ジェダイ Dハンドルマグ
状態 | 相場 |
Mint(未使用品) | 2万円前後 |
Excellent(使用感が少なく大変キレイ) | 1万円~1万5千円程度 |
Very good(使用感あり) | 6000円~1万円程度 |
Good(使用感はかなりあり) | 3000円~5000円程度 |
※年代、傷の有無、箱の有無などでも大きく変わります。またイベントで購入すると若干安くなります。
Mint(ミント)
Mint(ミント)はまだ一度も使われたことのない未使用品を指します。
たとえば箱に入ったまま保管されていたデッドストック(売れ残り品)や、最初から展示されていたものがそれです。
見分け方としては傷やカケがないかどうか、メーカーの貼った紙のシールが残っているかどうか。
▼メーカーの貼った紙のシール
カップの場合はスプーンの先端で塗料が削れたり傷がついているため、カップ内部に塗料の削れや傷がないかどうかも見分けるポイントです。
ミントはとても貴重なもの。「見つけたら即購入」と言われるほど、なかなか見つからないのです。
▼Mintのミルクグラスを見つけてみる
楽天で探す
Excellent(エクセレント)
Excellent(エクセレント)は使用感が少なく大変キレイなものを指します。
「表面のツヤが失われていない」「プリントの剥げがない」「カケやヒビがない」
ものが条件となります。しっかりチェックしてみましょう。
お店としてもエクセレントランクのものはとても状態が良いため、店頭でアピールしている所が多いようです。たくさんコレクションするなら、なるべくこのレベルのものを集めたいですね。
▼Excellentのミルクグラスを見つけてみる
楽天で探す
Very good(ベリーグッド)
Very good(ベリーグッド)は使用感があり、色のハゲやカケが少々あるものを指します。
見た目には傷がありますが、使用する上では問題のないものがこのレベルです。大きく欠けているもの、ヒビがひどいものはこれ以下になります。
流通している物の中で一番多いのがこのタイプ。日常でも気兼ねなく使える美しさがあります。
▼Very goodのミルクグラスを見つけてみる
楽天で探す
Good(グッド)
Good(グッド)は使用感がかなりあり、傷やハゲなどが目立つもので、使用上問題のないものがこのレベルに当たります。
たとえばカップのリム(飲み口)の部分は口をつけるため塗料は剥げやすく、グッドのレベルでは購入時からすでに剥げてしまっているものが多いです。そのため日常でも気にすることなくどんどん使えます。
もちろん価格もかなりお安め。飾っておくよりも使って楽しむのが良いでしょう。
▼Goodのミルクグラスを見つけてみる
楽天で探す
この4つの状態を覚えておくと、お店でもスムーズなやり取りができます。たとえば「このスタッキングマグのミントはありますか?」など、イメージも伝えやすくなりますよ。
▼スタッキングマグ:上下に重ねることができるマグ
このページではミルクグラスの購入方法をお伝えしました。ミルクグラスの購入にあたって知っておきたいのがブランドや年代の見分け方です。次のページで解説いたします。
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はじめに
ミルクグラス(ミルクガラス)とは ~毎日使えるヴィンテージ食器の魅力~
第1章 ミルクグラスの種類
第2章 ミルクグラス主要ブランド6選
第3章 ミルクグラスを購入する
ミルクグラスのバックスタンプとは ~ブランドと年代の見分け方~
第4章 ミルクグラスのマニアックな知識