利尻島のウニの魅力③ 【ウニ採り体験】

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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!

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著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

 

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第2章では3ページにわたり利尻島の名産である「ウニ」についてご紹介しています。ウニの魅力を知ることで、より美味しく食べてもらえると思います。

 

「利尻島に住んだのだから観光に携わる仕事がしたい」と考え、私はウニ採り体験のスタッフとして、2シーズン勤務しました。

その経験から得たウニ採り体験の魅力をこのページではお伝えしていきます。

 

ウニ採り体験の魅力

~ウニ採り体験の基本情報~

場所 神居海岸パーク(〒097-0401 北海道利尻郡利尻町沓形字神居149-2)
料金 1000円
営業時期:時間 6月1日~9月末:受付9時~16時
所要時間 30分

▲神居海岸パークの体験船

 

利尻町の沓形地区(くつがたちく)の「神居海岸(かむいかいがん)パーク」では6月1日~9月末までの間、毎日ウニ採りの体験ができます。

受付時間は9時~16時まで、期間内は無休で営業。体験料は1000円です。

 

▼神居海岸パーク

(出典:りしぷら

 

予約は必須ではないのですが、6月~8月までは本州や台湾からの団体予約が殺到するので空き状況の確認も含めて事前に電話を入れておくとスムーズです。

 

ただ、体験の所要時間はおおよそ30分程度なので、混んでいても時間をずらせばほとんどの場合は体験できます。

 

▼ウニ採り体験の様子

(出典:りしぷら

 

施設内の売店で食事をしたり、散歩や他の体験をして過ごすなど、楽しみながら待つこともできます。

 

ウニを割って食べる「ウニむき体験」は隣の礼文島などでも行っていますが、臨場感たっぷりのウニ採りを体験できるのは「利尻島ならでは」といったところ。

 

 

天候が悪く、海が荒れている場合などは船の上でウニを採る体験は中止となりますが状況に応じて室内で「ウニむき体験」を行うなど、柔軟な対応ができるので安心です。

 

▼利尻島公式HP(ウニ採り体験ページ)

https://www.rishiri-plus.jp/shima-taiken/240/

▼神居海岸パーク公式HP

http://kankou-k.wixsite.com/kamui-kaigan-park

 

知っておきたいウニの豆知識

 

私たちが普段食べているのは、ウニのどの部分か知っていますか?

実は、あの美味しいウニは「生殖巣(精巣や卵巣)」なのです。

 

また、ウニの性別は外見では見分けられず生殖巣の色で判断します。

メスの方が濃いオレンジ色で、味も濃厚です。好みはありますが、一般的にはメスの方がより美味しいとされています

 

 

ウニ採り体験の様子

 

ウニ採り体験では地元の猟師さんと同じ手法でウニ採りをします。

施設内の海には3隻の和船が固定されており、その船に乗り「箱メガネ」と呼ばれる大きな水中メガネで海底を覗きます。

 

▼固定された3隻の和船

(出典:りしぷら

▼箱メガネの例

 

船は安全性を重視してコンクリートの遊歩道につなげていますが、波のある日には想像以上に大きく揺れるので固定した船であっても軽い船酔いのような状態になります。油断は禁物です。

 

天気の良い日には、裸眼でも海底がはっきりと見えるほど透明度は高いのですが、箱メガネを使うとより一層視界がクリアに。

海の中にはウニの他に磯ツブや小さい魚や磯ガニなどもいて、家族連れのお客様にもとても喜ばれています。

 

▼磯ツブ(ツブ貝)

photo by Jun OHWADA

▼磯ガニ

photo by self CC 表示-継承 3.0

 

ターゲットにするウニを決めたら「タモ」と呼ばれる網でウニをすくい採ります。

目の前に見えているので一見簡単そうなのになかなかすくえないのです。

 

▼タモでウニをすくおうとする様子

(出典:りしぷら

▼タモ網の例

 

実はウニには「管足(かんそく)」と呼ばれる伸縮する細い器官があります。その管足で移動し、岩場などに停止するときは、先端が吸盤となってしっかりと張り付いています。

なので意外と抵抗があるのです。

 

 

コツとしては「引き剥がす」ようにすくいとるのがおすすめ。

 

利尻島に来る観光ツアーは、シニア世代の方が多いのですがみなさんけっこう本気モードで大きなウニをすくおうと頑張ってくださるので、とても微笑ましかったです。

 

ウニむき体験

 

無事にウニがとれたら、次は殻を割って中のウニを取り出す「ウニむき」を体験します。

 

まずはじめに、「サイカツキ」という道具をつかってウニを半分に割ります。

 

▼うに割り器(利尻島では「サカイツキ」と呼ばれる)

▼サカイツキでウニを半分に割る様子

(出典:りしぷら

 

私が体験スタッフとして接客をした時に印象深かったのが、この瞬間のお客さんの表情です。

ウニの中には、ウニの身(生殖巣)以外にウニの食べた海草かすや内臓が入っていてけっこう見た目が汚いのです。

なので、きれいな身(生殖巣)だけが入っていると思っていたお客様は一瞬「あれ?」という表情をみせます。

「思ったよりグロいですよね?」と聞くと大いにうなずかれました。

 

次に、ヘラを殻のカーブにそってスライドさせて、中に入っているものをいったん全てざるにあけます。

ざるを海水の入った桶の中でサラサラとさらして、ウニだけを取り除いて皿にあけたら完成!

 

 

そのまま食べることもできますし、売店に100円で売っているしゃり玉(ご飯にのりが巻かれたもの)を買ってウニ軍艦で食べることもできます。

 

▼実際にウニ採り体験で食べられるウニ軍艦

 

採りたてだけに海水の塩気はありますが、ウニ本来の甘さがふわーっと口に広がり、本当に美味しいのです。

自分ですくったものなので、喜びもひとしお。

利尻のきれいな空と海、バックには美しい利尻富士。

その中で食べるウニはまた格別です。

 

▼利尻富士(利尻山)

 

体験スタッフとして働いていた間、本当に、年齢問わずたくさんのお客様の笑顔に出会うことができました。

島に行かれる予定の方は、ぜひ体験してみてください。

 

「利尻に来て良かった」という言葉。生粋の島民ではないけれど本当に嬉しく、楽しいお仕事をさせてもらって感謝しています。

 

以上、利尻島のウニの魅力をご紹介した第2章でした。次のページから第3章。第3章では利尻の名産「利尻昆布」をご紹介します。

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利尻島のウニの魅力② 【ウニの種類と漁・値段】

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第2章では3ページにわたり利尻島の名産である「ウニ」について紹介しています。ウニの魅力を知ることで、より美味しく食べてもらえると思います。

 

利尻島のウニの種類

 

利尻島で採れる「ウニ」は2種類。それぞれ違った美味しさと、特徴があります。

 

1 キタムラサキウニ

▲キタムラサキウニ

 

キタムラサキウニは濃い紫色のトゲのあるウニで、通称「ノナ」と呼ばれています。

味はすっきりとした甘さが特徴で、ウニ丼やウニ軍艦・ウニの瓶詰め・塩水ウニ(塩水に漬けられた生ウニ)など。

 

▼ウニ丼の例

▼ウニ軍艦

▼ウニの瓶詰め

▼塩水ウニ

 

安くはないけれど少し奮発すれば手が届くのが、この「キタムラサキウニ」です。

 

2 エゾバフンウニ

▲エゾバフンウニ

 

キタムラサキウニが「ノナ」と呼ばれるのに対し、エゾバフンウニは島では「ガンゼ」または「ウニ」と呼ばれています。

先ほどご紹介したキタムラサキウニも、もちろんウニなのですが島ではなぜかエゾバフンウニのことだけを「ウニ」呼ぶのです。そのため、最初の頃はよく混乱していました。

 

名前の由来は、コロンとした見た目が「馬糞(ばふん)」に似ていることから。

エゾバフンウニは鮮やかなオレンジ色をしていて、とろけるような食感とコクのある濃厚な味わいが特徴。

味も価格も最高級で、高嶺の花といったところ。

 

種類 価格
キタムラサキウニ 奮発すれば手が届く スッキリとした甘さ
エゾバフンウニ 高嶺の花 濃厚な味わい

 

どちらのウニも旬は6月~8月

9月頃から産卵期に入るので「ウニの中身」が溶け始めて、最終的にはスカスカになります。

ウニは中身がなくなっても、殻が無事であれば生きています。そのまま越冬し、少しずつ栄養を蓄えてふっくらと美味しく育ちます。

 

ウニ漁の方法

 

利尻島のウニ漁は、「磯舟」と呼ばれる1人乗りの小さな舟に乗って行います。

▼漁に使われる磯舟

 

足で櫂(かい=オール)を操りながら移動し、口にくわえた箱メガネ(大きいサイズの水中めがね)で海底を覗き、「タモ」と呼ばれる長い網でウニをすくい上げるという昔ながらの漁法です。

 

▼櫂(オール)の例

photo by Alan Some rights reserved

▼箱メガネの例

▼タモ網の例

 

ウニ漁の解禁は例年6月以降で、自然保護のためその後3ヶ月程度のわずかな期間しか認められていません。

しかも漁ができる時間は1日1時間~2時間程度、時化(しけ)などで波が高いときは漁ができません。

 

 

1つの磯船を使って「ノナ(キタムラサキウニ)」「ウニ(エゾバフンウニ)」「昆布」の3つの漁を行います。

そのためどの漁ができるのかは当日の朝の地区ごとの「漁業組合」によって決定されます。そしてどの漁を何時から何時まで行ってよいのか、色別の旗や放送で知らせる仕組みとなっています。

「どの漁をするかをどのような基準で決めるのか」については、色々な複合要因があるようです。

天気、波、全体的な採れ高、価格の総合要因に、そのエリアの組合の理事などの判断がプラスされて決まるそうです。

 

漁業組合
漁業者によって組織された組合。地域ごとに組成されており、水産業の生産力増進を目的に様々な事業や取り決めが行われる。

 

ウニの値段の決まる仕組み

 

その日に採れたウニは、殻を半分に割って内臓をキレイに取り出す「ウニむき」の作業を経て漁業組合に出荷されます。

 

▼ウニむき後のウニ

 

そして漁獲高(ウニの取れ高)や需給によって「浜値」と呼ばれる1キロ当たりの値段が決定される仕組みになっています。

 

 

利尻島には「鴛泊(おしどまり:利尻島のフェリーターミナルのある玄関口の港)」などの4つの地区に漁業組合があります。

その日、どの漁を行うのかはそれぞれの組合で判断されるので、1つの地区だけが「ノナ(キタムラサキウニ)」で、あとは「ガンゼ(エゾバフンウニ)」や「昆布」というパターンもあり一律ではありません。

 

 

立地上島の半分が晴天で反対側は雨だったり、島の一部は穏やかな波でも他は大荒れということも当たり前にあるので、全部の地区で漁が行われる日もあれば、1つの地区だけでしか漁が行われない、という日も珍しいことではないのです。

 

そういった色々な理由から、漁獲高は日によって大きく変動します。

それに伴って「浜値」もジェットコースターのように上下するのです。

例えば、爆弾低気圧などが利尻島へ来てしまい数日ウニ漁が出来なかった後は、1週間前と比べて1キロ当たり1万円近く違うこともあってびっくりしたものです。

 

 

このようにウニ漁は天候に左右されますし先ほども述べた通り、さらにウニは漁ができる期間も時間も制限があります。

しかも、ウニを採ってから組合に出すまでの工程は、全て手作業でとても手間がかかります。

だからこそ希少で価値があるのですね。

 

 

利尻島に住んでいた頃に猟師さんと触れ合う機会をもつことができ、ウニ漁を目の前で見たり、ウニむきを体験しました。

決められた時間で、たくさんのウニを採るためにいかに高度な技術が必要か、そして形を崩さずにすばやくウニを取り出すのがどれだけ大変かを知りました。

 

だからこそ余計に「ウニ」のありがたみを感じますし、その美味しさは間違いありません。

たくさんの人に利尻島で新鮮な「ウニ」を食べてほしい。そう願わずにはいられないのです。

 

【著者に聞きました!】利尻島のウニの値段
Q. 一般的にも高いとされているウニ。値段が上下するという利尻島のウニはだいたいどのくらいの値段なのでしょうか?

A. 島で食べる場合、生ウニだけをその場で食べるという販売方式の店はありません。基本的には「ウニ丼」として食べます。価格は時価となりますが、島のどこで食べてもほぼ一律です。

キタムラサキウニ(ノナ)だけの丼で4000~4500円、バフンウニと半々で4500~5000円程度です。中にはウニ丼4500円と固定して、その日の時価にあわせてウニの量を加減するタイプの店もありますが、価格については「どの店でも大差がない」と言われました。

フェリーターミナル内の「丸善食堂」の「うにめし丼」は生ウニではなく蒸しウニといくらがのった丼で、ウニの量は多くはないのですが、価格が1200円でお得感はあると思います。

全国ご当地どんぶり選手権で2年連続グランプリで、殿堂入りしています。

(「丸善食堂」の自社販売ではないのですが、通販でも購入できるようですhttps://store.shopping.yahoo.co.jp/risirifujiya/unimesi.html

またウニ漁のシーズンであれば、島内のいくつかのお土産店で生ウニを塩水につけたものをグラム単位でケースにいれて販売していますが価格は時価なので、目安もわかりません。

ウニ丼やうにめしの価格の目安は書いたとおりですが、お土産用としてケースにいれた塩水ウニのグラム数や金額についての詳細はわかりません。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

うにめし丼の素 3袋セット
価格:4968円(税込、送料無料) (2019/1/28時点)

 

次のページでは利尻島でできる「ウニ採り体験」についてご紹介。是非ウニ採り体験を通してウニについて深く知っていただければと思います。

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著者:そらゆか

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利尻島のおすすめ観光スポット15選 【その他定番編】

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5ページにわたり利尻島のおすすめ観光スポットを紹介しています。

これまで利尻島の観光地を「岬」「沼」というジャンルでご紹介してきましたが島の見どころ・楽しみ方はまだまだあるのです。

もう少しだけ一緒に、利尻島の魅力を伝える旅を続けていきましょう。

 

8 自然の息吹を感じる『見返台園地』

▲見返展望台と利尻山

 

「見返台園地」は利尻富士登山の沓形ルート(くつがたるーと:利尻山登山のルートの一つ)を登った5合目にある展望台です。標高は約500m。

 

 

5合目に駐車場があり、そこで車を降りて100段の階段を登った先に展望台があります。

そのため、厳密には展望台は5合目より高い位置になるのですが、どの案内をみても「駐車場」も「展望台」も「5合目付近」となっています。

また、「階段」といっても急な山道を50mほど登っていくことになるのでそれなりにハードです。疲れて折れそうになる心を奮い立たせるのは階段に書かれた段数。

あとどれだけ登れば展望台なのか、明確になると自然に力が沸いてきます。

 

そうして登りきった先で待っているのは大パノラマ。

晴れた日には間近にせまった利尻富士と山麓の緑豊かな深い森を背に、眼下には沓形の町並みとどこまでも続く日本海。

そして隣の島「礼文島」まで見渡すことができ、広がりのある風景を心ゆくまで楽しめます。

 

▼見返台園地からの利尻山

(出典:りしぷら

▼見返台園地から沓形市街と日本海(礼文島は映っていません)

 

利尻島には約250種類の野鳥が確認されており、バードウォッチングを目的として来島される方も多いのです。

「見返台」では、コマドリやウグイスのさえずりが心を癒してくれます。

ここは山と海、鳥と花、あらゆる面から自然の息吹を堪能できる魅力のスポットのひとつなのです。

 

▼コマドリ

▼ウグイス

photo by M.Nishimura CC 表示-継承 3.0

 

9 「日本名水百選」の湧水『甘露泉水』

▲甘露泉水が湧く場所 (出典:りしぷら

 

利尻山登山の鴛泊ルート(おしどまりるーと)の入口にある北麓(ほくろく)野営場から登山道を約500mほど進むと、利尻島屈指の湧水「甘露泉水(かんろせんすい)」のスポットがあります。

登山客はここを逃すと頂上まで水の補給ができないため、ほとんどの登山客が利用する命の水なのです。

 

 

「甘露泉水」は、環境省選定の「名水百選」に選出された日本最北端の名水。

まろやかで甘い口あたりから「甘露泉水」という名がついたと言われています。

利尻山に降った雪や雨水が30年という長い期間をかけてろ過され、地表へと湧いてきた水なのでミネラルもたっぷり。

 

名水百選
環境省が選定する「国民の水質保全への認識を深め、併せて優良な水環境を積極的に保護すること等」を目的に全国100ヵ所の湧水や河川から選ばれた名水。昭和100選と平成100選の計200選があり、甘露泉水は昭和100選に選ばれている。

▼環境省名水百選公式HP

https://www.env.go.jp/water/meisui/

 

さらにこの「甘露泉水」の周囲は、林野庁などが選定する「森林浴の森100選」に選ばれている美しい森林です。耳を澄ますと、鳥やさえずりや湧水のせせらぎが耳に優しい癒しのスポットでもあります。

水温は、夏冬でほとんど変わらず5.5度。ひんやりとして、本当に美味しいお水です。

 

「甘露泉水」は「リシリア」という名前で市販されていますが、2Lサイズが2本で980円と高級品となっています。

それだけの付加価値があるという見方もありますが、利尻を訪れたならまずは「無料」でその美味しさを堪能してみて欲しいと思っています。

 

▼リシリア

若返りの水!(天然ケイ素入り)甘露泉水「リシリア」2000mlX6本(ミネラルウォーター)利尻島

 

島内には他にも「麗峰湧水(れいほうゆうすい)」「長寿の泉」などの湧水ポイントがあります。

 

特に利尻町の海岸沿い・道道108号線沿にある「麗峰湧水」は、屋根付き・蛇口付きで汲みやすく地元民・観光客問わず人気があります。

こちらはすっきりしたのど越しのお水で、また違った魅力があります。

 

photo by Travel-Picture Some rights reserved

 

ここまで湧水を紹介してきたのですが、実は島の一般家庭では気軽に湧水が飲めます。

島内の湧水は潤沢な水量を誇っているため、町では良好な水質を保ちながら飲料水として各家庭に供給しているのです。

毎日美味しいお水が飲めて幸せでした。

 

10 次世代のシンボル『利尻 島の駅 海藻の里・利尻』

▲利尻 島の駅 海藻の里・利尻

 

「利尻 島の駅 海藻の里・利尻」は地元のNPO法人が資源蘇生(しげんそせい)をテーマに運営している観光施設、通称「島の駅」。

海産物問屋「渡辺商店」の母屋と石蔵を改装した、レトロでお洒落な複合施設です。

 

 

利尻の海藻をつかった「海藻押し葉クラフト体験」や海藻クラフトアートの石蔵ギャラリー・オリジナル商品販売、さらにイベントやライブを定期的に開催もしており観光客から地元民までに幅広く愛されています。

 

特におすすめしたいのが併設の「カフェ自休自足 りしりに恋し店」。

 

▼カフェ自休自足 りしりに恋し店

 

札幌で人気の「カフェ自休自足」のフランチャイズ店舗として2018年5月にオープンしました。それまで駅にあったカフェの良さを残しつつ、さらにパワーアップしています。

地元利尻の昆布をはじめとした食材も取り入れ、見た目も味も楽しめるこだわりのランチを提供中です。

 

▼カフェ自休自足公式HPより

 

利尻島に、未来へ繋がる新しい風を届けてくれる、そんな希望の光が「島の駅」にはあるのです。

 

次のページではおすすめ観光スポット【体験編】をご紹介。体験できるスポットは家族でも若い人も楽しめます。是非足を運んでみてください。

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利尻島のおすすめ観光スポット15選 【沼編】

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5ページにわたり利尻島のおすすめ観光スポットを紹介しています。

利尻を代表する観光地には、3つの大きな湖沼(こしょう:湖、沼、池の総称)があります。

いずれも雄大な利尻山をバックに時には神秘的に、時には壮大に、美しさの表情を次々に変えて私たちを魅了してくれるのです。

 

5 最高にして最強『オタトマリ沼』

▲オタトマリ沼 (出典:りしぷら

 

利尻島屈指の景勝地(けいしょうち:景色のよい場所)である「オタトマリ沼」は、もっとも多くの観光客でにぎわうスポットとなります。

2018年8月に天皇・皇后両陛下が利尻島を訪問された際メディアでも、この「オタトマリ沼」での映像が数多く流れたことから知名度は一気に高まりました。

 

 

オタトマリ沼は島の南東に位置し、周囲約1kmの利尻島最大の湖沼です。

アカエゾマツの原生林に囲まれたブルーの湖面の周囲には遊歩道があり、1周約20~30分程度。

秀峰「利尻山(別名:利尻富士)」と水辺にある季節の花々を楽しみながら、散策できます。

 

▼アカエゾマツ


photo by Inti-sol  CC 表示-継承 3.0

 

雲のない晴天で、湖面が穏やかであるという条件が揃えば絶景「逆さ富士」をみることができます。(逆さ富士=山が水面に上下逆さで映し出される様子)

可能性がもっとも高いのは早朝で、静寂の中残雪の残る「利尻山」が水面に映る光景は言葉を失うほどの感動があります。

 

▼逆さ富士が映るオタトマリ沼

(出典:りしぷら

 

「オタトマリ沼」では、食事やお土産を買うことができます。

「利尻富士町レストハウス」内には3つのテナントがあります。そこで売られている新鮮なホタテやウニ・ツブ焼きなどの極上の海産物、そして熊笹・ハマナスなどの珍しいこだわりのソフトクリームに大満足すること間違いなしです。

 

▼熊笹

photo by I, KENPEI CC 表示-継承 3.0

▼ハマナス

photo by Qwert1234 CC 表示-継承 3.0

 

☆利尻富士町公式の「利尻富士町レストハウス」紹介PDFはこちら

(出典:http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/secure/1674/honki_02.pdf

 

その向かいにある大きな売店「利尻亀一」では、選びきれないほどの豊富なお土産があります。

特に利尻昆布といかのふりかけ「利尻っ子」は、各メディアでも取り上げられた世代を問わず人気のお土産です。

 

▼利尻っ子

 

利尻っ子は利尻昆布・利尻産岩海苔・とろろ昆布・薄くスライスしたイカ・海老・ごまなどをブレンドした「生タイプ」のやわらかいふりかけです。

磯の香りと、昆布の旨みがありほんのり優しい甘さが特徴です。

 

現在は通販を行っていないため、利尻亀一でしか購入できません。

私の親族・友人に送った所大絶賛の嵐で、島にいる間は何度もリピ買いしたほどなのです。

 

6 利尻島の花畑「南浜湿原」の『メヌウショロ沼』

▲南浜湿原の「メヌウショロ沼」

 

道道108号線沿いにひっそりと佇む南浜湿原(みなみはましつげん)は駐車場も狭く、油断していると気がつかずに通り過ぎてしまうほど。

南浜湿原に「メヌウショロ沼」はあります。

南浜湿原は以前は知る人ぞ知る花と自然の穴場スポットでしたが、最近は観光バスのルートにも加わり団体客も訪れるようになってきました。

 

 

南浜湿原には入口付近の周囲約100mほどの「メヌウショロ沼」の外周を含む、全長約1kmの木道があります。

いくつかの分岐を経て植物の群生する奥地まで散策することができます。

 

ミズゴケの発達した島最大の湿原で、「低地にありながらの高層湿原」という国内にはあまり例を見ない学術的にも貴重な場所とのこと。

夏の草花が鮮やかに咲き誇る様と、低地ならではの冬の厳しさが同居するエリアとなっています。

 

低地にありながらの高層湿原
「高層湿原」とは低温かつ過湿で、塩類などの栄養が乏しい場所にできる湿原の事。通常、湿原は高山などにできる事が多いので南浜湿原のように低地で高層湿原ができるのは珍しい例となっている。

▼ミズゴケの一種

photo by Christian Fischer CC 表示-継承 3.0

 

ここでは高山植物と湿性植物が同時に見られその数は100種類以上。

春のミズバショウやキバナノアバナ、初夏にはエゾイソツツジ、ツルコケモモ、ワタスゲが色とりどりに咲き、夏から秋にかけてはタチギボウシやサワギキョウが見られます。

 

湿原内には、ミツバオウレン、カキツバタ、ミツガシワの群生地もあり、まさに島の花畑といったところ。

 

▼南浜湿原に生息する植物の例

▼南浜湿原には多くの植物が生息する

photo by houroumono 

 

7 神秘の人造湖『姫沼』

▲姫沼

 

利尻島北東部に位置する姫沼は、勾配14%という急坂を上った先にあり標高は約130m。

淡水魚(=海ではなく川や湖に棲む魚)の漁業奨励のために、1917年に堤防を建設。

「利尻山」の湧水をせき止め水位を上げ、3つの小沼をひとつにした人造湖(人工的に造られた湖)です。

 

▼姫沼が造られた時のイメージ

 

ちなみに「姫沼」の由来はヒメマスを放流したことから。

 

▼ヒメマス

 

湖の周囲には約800mの散策路があり約20分程度で回ることができます。

原生林に囲まれ、野鳥のさえずりを聞きながら、静かでゆったりと時間を過ごすのに最適です。

 

(出典:りしぷら

 

静寂の中、深い青をたたえる「姫沼」に映る「逆さ富士」はまさに絶景。神秘的なその光景は心を癒してくれます。

「姫沼」から見る「利尻山」の稜線はとても美しく、写真を撮るのには絶好のスポットなのです。

 

▼姫沼と利尻山

photo by houroumono

 

売店には、「姫沼」の四季折々の美しい風景や鳥・花などの写真やポストカードなどが販売されています。もし天候に恵まれなくても臨場感あふれる美しい「姫沼」の自然を写真という形で持ち帰ることができるので是非。

 

次のページは利尻島のおすすめ観光スポット【そのほか定番編】です。是非利尻島を楽しみ尽くしてください。

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目次著者

著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【岬編】

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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!

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旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

 

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このページから第4章。第4章では5ページにわたり利尻島のおすすめ観光スポットを紹介していきます。

 

島でおすすめの観光のひとつが個々の違った魅力を持つ岬や展望台から、海と山の絶妙なコントラストや美しい夕映えの眺望を楽しむこと。

「利尻山」や日本海は時間帯や見る場所によって心に残るたくさんの表情を魅せてくれます。

 

1 利尻のスタート『ペシ岬』

▲ペシ岬

 

稚内からのフェリーが到着する島の玄関口、鴛泊港(おしどまりこう)。

そんな利尻の旅がスタートする地点にあるのが「ペシ岬」です。

 

 

ペシ岬は別名「灯台岬」と呼ばれる高さ93mの岩山で、頂上には白い灯台と日本海から利尻山までを360度見渡すことができる展望台があります。

 

(出典:りしぷら

 

ペシ岬の頂上へ向かう道は

・途中から急傾斜で、ごろごろした岩場を進む最短ルート

・若干距離は伸びるものの、緩やかな傾斜で負担の少ないルート

に分岐するので無理のない選択がおすすめ。

普段運動不足の方にはどちらもそれなりにハードですので、歩きやすい靴と少しの気合をもって臨みましょう。

 

「ペシ岬」は利尻島有数のサンライズスポットです。

また、登る時間を選べるのなら暮れなずむ夕日の幻想的な光景を堪能して頂きたいと心から思います。

 

▼ペシ岬と夕日

 

2 白い恋人の丘『沼浦展望台』

 ▲白い恋人の丘(沼浦展望台)  (出典:りしぷら

 

島の南側、鬼脇(おにわき)地区にあるのが「沼浦展望台(ぬまうらてんぼうだい)」。

北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている「利尻山」の稜線(りょうせん:峰から峰へと続く線)は、この展望台から見る角度に一番近いということから、「白い恋人の丘」と名づけられました。

 

▼白い恋人

 

ここでプロポーズをしたカップルには、鴛泊フェリーターミナル内の観光案内所にてその旨を伝えると「プロポーズ証明証」を発行してくれます。

ただし、受取りにはこの沼浦展望台で撮った写真が必要なのでプロポーズ成功の喜びに浮かれ、写真の撮り忘れがないようくれぐれもご注意を。

 

また、この沼浦展望台は島の写真スポットである「利尻十六景」のひとつでもあります。

 

(出典:りしぷら

 

「利尻山」と「オタトマリ沼」(次のページで紹介します)、「白い恋人の丘」の看板をバランス良く一枚の写真におさめることで、一味違った光景を楽しめます。

 

(改編前画像出典:りしぷら

 

3 絶好の写真スポット『仙法志御崎公園』

▲仙法志御崎公園 (出典:りしぷら

 

「仙法志御崎公園(せんほうしみさきこうえん)」は、利尻島最南端の岬にあります。

火山である「利尻山」が噴火した際に流れ出した奇形の岩が数多く見られ、ゴツゴツとした岩壁を形成。

海の深い青と荒々しい岩壁との相乗効果により、力強い「利尻山」の一面をみることができる絶好のスポット。

 

 

海の透明度が高いことを利用した「自然磯観察場」では利尻昆布やウニを真近で見ることができるので、はじめて見る人にとっては感動もひとしお。

 

(出典:りしぷら

▼利尻のウニ

 

公園内や広い駐車場付近には昆布を中心としたお土産店がいくつかあり、島では定番の人気観光エリアのひとつです。

 

裏の楽しみ方として、駐車場での地元のパン屋さんによるパンの移動販売があります。

種類は多くないものの、試食できるので安心して購入できます。不定期の出店ですが、観光シーズンには出店頻度が増えるので、見つけたら覗いてみてくださいね。

 

仙法志御崎公園から見える利尻山

photo by Travel-Picture Some rights reserved 

 

4 観光の万能選手『沓形岬公園』

▲沓形岬公園 (出典:りしぷら

 

「沓形岬公園(くつがたみさきこうえん)」は観光ホテルや飲食店の多い、沓形地区にある岬です。

晴れた日には、隣島の礼文島までを見渡すことができる人気の観光地です。利尻町出身の作詞家・時雨音羽の詩碑があり、歌詞にある一節から島民からは「どんと岬」とも呼ばれています。

 

時雨音羽(1899-1990)
利尻島出身の作詞家。「君恋し」「浪花小唄」というヒット曲を作詞した他、歌舞伎座の脚本なども手掛けた。

 

園内にはキャンプ場やビジターセンターも併設。

花の季節を迎えると、クロユリ・エゾカンゾウ・ハマナスなどの海岸植物が咲き誇り、その美しさや可憐さで、楽しませてくれます。

 

▼クロユリ

photo by Eco190 CC 表示-継承 3.0

▼エゾカンゾウ(エゾゼンテイカ)

photo by Miya.m CC 表示-継承 3.0

▼ハマナス

photo by Qwert1234 CC 表示-継承 3.0

 

沓形港にはクルーズ船も寄港するのでタイミングがあえば「ぱしふぃっくびいなす(日本クルーズ客船のクルーズ船)」や「にっぽん丸(商船三井客船のクルーズ船)」などの豪華客船を、大迫力の至近距離でみることも可能。

 

▼ぱしふぃっくびいなす

photo by 掬茶 CC 表示-継承 4.0

▼にっぽん丸

photo by Ootahara CC0

 

公園付近には、3つの特許をもつ新感覚のアイス「愛す利尻山」を販売している売店・お土産店・大きなレストランなどがあり、景観良し・散策良し・食も良しと多種多様に楽しめるバランスのとれたスポットとなっています。

 

愛す利尻山
北利ん道(きたりんどう)というお店が提供する利尻島唯一のご当地アイス。

お店独自の製法で乾燥させて味を凝縮させた「ウニ」と「バニラアイス」の絶妙な旨さ、そして「昆布」のパリパリ感が絶妙な旨さと人気のアイス。天然昆布を使った通称「根っこスプーン」を使って食べるそう。

 

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次のページはおすすめ観光スポット【沼編】。もちろん沼と言っても素敵な場所ばかり。自然を是非体験しに行ってください。

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著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから