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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!
『利尻島観光入門』はこちらから!
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから
『利尻島観光入門』目次へ (全13ページ)
このページから第4章。第4章では5ページにわたり利尻島のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
島でおすすめの観光のひとつが個々の違った魅力を持つ岬や展望台から、海と山の絶妙なコントラストや美しい夕映えの眺望を楽しむこと。
「利尻山」や日本海は時間帯や見る場所によって心に残るたくさんの表情を魅せてくれます。
1 利尻のスタート『ペシ岬』
▲ペシ岬
稚内からのフェリーが到着する島の玄関口、鴛泊港(おしどまりこう)。
そんな利尻の旅がスタートする地点にあるのが「ペシ岬」です。
ペシ岬は別名「灯台岬」と呼ばれる高さ93mの岩山で、頂上には白い灯台と日本海から利尻山までを360度見渡すことができる展望台があります。
(出典:りしぷら)
ペシ岬の頂上へ向かう道は
・途中から急傾斜で、ごろごろした岩場を進む最短ルート
・若干距離は伸びるものの、緩やかな傾斜で負担の少ないルート
に分岐するので無理のない選択がおすすめ。
普段運動不足の方にはどちらもそれなりにハードですので、歩きやすい靴と少しの気合をもって臨みましょう。
「ペシ岬」は利尻島有数のサンライズスポットです。
また、登る時間を選べるのなら暮れなずむ夕日の幻想的な光景を堪能して頂きたいと心から思います。
▼ペシ岬と夕日
2 白い恋人の丘『沼浦展望台』
▲白い恋人の丘(沼浦展望台) (出典:りしぷら)
島の南側、鬼脇(おにわき)地区にあるのが「沼浦展望台(ぬまうらてんぼうだい)」。
北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている「利尻山」の稜線(りょうせん:峰から峰へと続く線)は、この展望台から見る角度に一番近いということから、「白い恋人の丘」と名づけられました。
▼白い恋人
ここでプロポーズをしたカップルには、鴛泊フェリーターミナル内の観光案内所にてその旨を伝えると「プロポーズ証明証」を発行してくれます。
ただし、受取りにはこの沼浦展望台で撮った写真が必要なのでプロポーズ成功の喜びに浮かれ、写真の撮り忘れがないようくれぐれもご注意を。
また、この沼浦展望台は島の写真スポットである「利尻十六景」のひとつでもあります。
利尻十六景については第4章で解説!(現在第1章)
(出典:りしぷら)
「利尻山」と「オタトマリ沼」(次のページで紹介します)、「白い恋人の丘」の看板をバランス良く一枚の写真におさめることで、一味違った光景を楽しめます。
(改編前画像出典:りしぷら)
3 絶好の写真スポット『仙法志御崎公園』
▲仙法志御崎公園 (出典:りしぷら)
「仙法志御崎公園(せんほうしみさきこうえん)」は、利尻島最南端の岬にあります。
火山である「利尻山」が噴火した際に流れ出した奇形の岩が数多く見られ、ゴツゴツとした岩壁を形成。
海の深い青と荒々しい岩壁との相乗効果により、力強い「利尻山」の一面をみることができる絶好のスポット。
海の透明度が高いことを利用した「自然磯観察場」では利尻昆布やウニを真近で見ることができるので、はじめて見る人にとっては感動もひとしお。
(出典:りしぷら)
▼利尻のウニ
公園内や広い駐車場付近には昆布を中心としたお土産店がいくつかあり、島では定番の人気観光エリアのひとつです。
裏の楽しみ方として、駐車場での地元のパン屋さんによるパンの移動販売があります。
種類は多くないものの、試食できるので安心して購入できます。不定期の出店ですが、観光シーズンには出店頻度が増えるので、見つけたら覗いてみてくださいね。
▼仙法志御崎公園から見える利尻山
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4 観光の万能選手『沓形岬公園』
▲沓形岬公園 (出典:りしぷら)
「沓形岬公園(くつがたみさきこうえん)」は観光ホテルや飲食店の多い、沓形地区にある岬です。
晴れた日には、隣島の礼文島までを見渡すことができる人気の観光地です。利尻町出身の作詞家・時雨音羽の詩碑があり、歌詞にある一節から島民からは「どんと岬」とも呼ばれています。
時雨音羽(1899-1990)
利尻島出身の作詞家。「君恋し」「浪花小唄」というヒット曲を作詞した他、歌舞伎座の脚本なども手掛けた。
園内にはキャンプ場やビジターセンターも併設。
花の季節を迎えると、クロユリ・エゾカンゾウ・ハマナスなどの海岸植物が咲き誇り、その美しさや可憐さで、楽しませてくれます。
沓形港にはクルーズ船も寄港するのでタイミングがあえば「ぱしふぃっくびいなす(日本クルーズ客船のクルーズ船)」や「にっぽん丸(商船三井客船のクルーズ船)」などの豪華客船を、大迫力の至近距離でみることも可能。
公園付近には、3つの特許をもつ新感覚のアイス「愛す利尻山」を販売している売店・お土産店・大きなレストランなどがあり、景観良し・散策良し・食も良しと多種多様に楽しめるバランスのとれたスポットとなっています。
愛す利尻山
北利ん道(きたりんどう)というお店が提供する利尻島唯一のご当地アイス。
お店独自の製法で乾燥させて味を凝縮させた「ウニ」と「バニラアイス」の絶妙な旨さ、そして「昆布」のパリパリ感が絶妙な旨さと人気のアイス。天然昆布を使った通称「根っこスプーン」を使って食べるそう。
次のページはおすすめ観光スポット【沼編】。もちろん沼と言っても素敵な場所ばかり。自然を是非体験しに行ってください。
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著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから