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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!
『利尻島観光入門』はこちらから!
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから
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利尻島基本情報
面積 |
約182㎢ (東京都:約2188㎢) |
人口(平成30年10月末) |
4,563人 (東京都:約927万人) |
名産 |
昆布・ウニ |
最高峰 |
利尻山(別名:利尻富士) |
主なアクセス |
稚内からフェリー(約1時間40分)
札幌から飛行機(約50分)
東京から飛行機(約1時間55分)など |
▼利尻町公式PR動画
▼利尻富士(利尻山)
▼利尻島のウニ
はじめに
みなさんは、北海道の北部にある島「利尻島」を知っていますか。
「利尻島」と聞いて「利尻昆布」や「ウニ」をイメージしますか?山に登る方なら、利尻富士(利尻山)の印象が強いかもしれません。
利尻島という名前は知っていても、島の場所はわからない・・という方も多いのではないでしょうか。
私は夫の仕事の関係で、つい最近まで利尻島に住んでいました。
それまでは同じ北海道の中でも大きな市に住んでいたのですが、利尻行きの辞令がおりた夜、ショックで号泣したことをよく覚えています。
というのも以前、利尻島へ旅行をした時に道中は全て雨、良くてもどんよりと暗い曇天。移動のフェリーは行きも帰りも大揺れで酔いまくりでひどい目にあったからです。
観光がメインの小さな島なので、天気が悪いと食事以外することが何もなくただ部屋で時間をつぶしただけの旅でした。
その時の悪い印象がずっと残っていました。
さらに利尻島をネットで調べても、実際に生活している人のリアルな情報は見つからず、友人も知人もいない。
次から次へと不安が押し寄せて最後まで前向きにはなれませんでした。
そうして迎えた利尻島民になる日。
絶望的な気持ちでフェリーを降りた私を迎えてくれたのは、遠くまで澄み渡る青空と、まだ雪の残る利尻山が描く一枚の絵のような美しい風景。
▼晴天の利尻富士
人生で2回目の利尻島は、青空で迎えてくれた。
「ああ、私はきっと、この島を好きになる。」
直感でそう思いました。
根拠は何もない。
でも、この美しい自然が私を支えてくれる、と。
そして3年、私の利尻島での生活にはたくさんの出来事がありました。
辛いことがあったときには、島の人々の温かさや美しい風景が何度も何度も私を助けてくれました。
この転勤がなかったら、私の利尻島への印象は一生良くないままだったでしょう。
でも縁があって、良さを知って、好きになった。
利尻島との縁は「物事の本当の魅力は表面だけではわからない」ということを教えてくれました。
これは、人生のあらゆることにも通じる学びだったと思っています。
本当の魅力を知った今だからこそ、島の魅力を伝えたい
離れた今もなお、目を閉じると利尻島での楽しい記憶で胸がいっぱいになるほど、私にとっては大切な島です。
だからこそ、利尻島のことをもっともっと多くの方に知ってほしい。
そんな気持ちをこめて、島に住んでいたからこその視点で、利尻島の魅力をひとつひとつ丁寧にお伝えしていきたいと思っています。
例えば利尻島といえば昆布やウニが有名なので、ネットで検索すると、値段や旬の時期・種類などは調べられますね。
でも、ウニの「値段の決まる仕組み」や「具体的な価格」について書かれている記事はほとんどないと思います。なぜなら実際に住んでいるか、関係者でなければわからないからですね。
でも、私なら具体的に書くことができるのです。
ちなみに、ウニの値段はその日の取れ高に対して1キロ単位の入札で決まります。
つまり、取れ高が少ない時は高くなり取れ高が多い時は安くなります。その為、昨日1キロ9,500円だったものが次の日16,000円になる、ということも、全然珍しくありません。
このような仕組みについては、利尻のウニについて解説している第2章で解説します。
利尻のウニについて先に知りたい方は第2章へ!(現在「はじめに」)
このようなアプローチの仕方で、リアルな利尻島についてお伝えしていきます。
少しでも興味を持っていただけたら、本当に嬉しいです。
次のページから第1章。第1章では利尻島観光の基本情報についてご紹介していきます。まずは利尻島について、どのような島なのかを解説します。
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目次著者
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから