利尻島のおすすめ観光スポット15選 【沼編】

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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!

『利尻島観光入門』はこちらから!

著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

 

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5ページにわたり利尻島のおすすめ観光スポットを紹介しています。

利尻を代表する観光地には、3つの大きな湖沼(こしょう:湖、沼、池の総称)があります。

いずれも雄大な利尻山をバックに時には神秘的に、時には壮大に、美しさの表情を次々に変えて私たちを魅了してくれるのです。

 

5 最高にして最強『オタトマリ沼』

▲オタトマリ沼 (出典:りしぷら

 

利尻島屈指の景勝地(けいしょうち:景色のよい場所)である「オタトマリ沼」は、もっとも多くの観光客でにぎわうスポットとなります。

2018年8月に天皇・皇后両陛下が利尻島を訪問された際メディアでも、この「オタトマリ沼」での映像が数多く流れたことから知名度は一気に高まりました。

 

 

オタトマリ沼は島の南東に位置し、周囲約1kmの利尻島最大の湖沼です。

アカエゾマツの原生林に囲まれたブルーの湖面の周囲には遊歩道があり、1周約20~30分程度。

秀峰「利尻山(別名:利尻富士)」と水辺にある季節の花々を楽しみながら、散策できます。

 

▼アカエゾマツ


photo by Inti-sol  CC 表示-継承 3.0

 

雲のない晴天で、湖面が穏やかであるという条件が揃えば絶景「逆さ富士」をみることができます。(逆さ富士=山が水面に上下逆さで映し出される様子)

可能性がもっとも高いのは早朝で、静寂の中残雪の残る「利尻山」が水面に映る光景は言葉を失うほどの感動があります。

 

▼逆さ富士が映るオタトマリ沼

(出典:りしぷら

 

「オタトマリ沼」では、食事やお土産を買うことができます。

「利尻富士町レストハウス」内には3つのテナントがあります。そこで売られている新鮮なホタテやウニ・ツブ焼きなどの極上の海産物、そして熊笹・ハマナスなどの珍しいこだわりのソフトクリームに大満足すること間違いなしです。

 

▼熊笹

photo by I, KENPEI CC 表示-継承 3.0

▼ハマナス

photo by Qwert1234 CC 表示-継承 3.0

 

☆利尻富士町公式の「利尻富士町レストハウス」紹介PDFはこちら

(出典:http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/secure/1674/honki_02.pdf

 

その向かいにある大きな売店「利尻亀一」では、選びきれないほどの豊富なお土産があります。

特に利尻昆布といかのふりかけ「利尻っ子」は、各メディアでも取り上げられた世代を問わず人気のお土産です。

 

▼利尻っ子

 

利尻っ子は利尻昆布・利尻産岩海苔・とろろ昆布・薄くスライスしたイカ・海老・ごまなどをブレンドした「生タイプ」のやわらかいふりかけです。

磯の香りと、昆布の旨みがありほんのり優しい甘さが特徴です。

 

現在は通販を行っていないため、利尻亀一でしか購入できません。

私の親族・友人に送った所大絶賛の嵐で、島にいる間は何度もリピ買いしたほどなのです。

 

6 利尻島の花畑「南浜湿原」の『メヌウショロ沼』

▲南浜湿原の「メヌウショロ沼」

 

道道108号線沿いにひっそりと佇む南浜湿原(みなみはましつげん)は駐車場も狭く、油断していると気がつかずに通り過ぎてしまうほど。

南浜湿原に「メヌウショロ沼」はあります。

南浜湿原は以前は知る人ぞ知る花と自然の穴場スポットでしたが、最近は観光バスのルートにも加わり団体客も訪れるようになってきました。

 

 

南浜湿原には入口付近の周囲約100mほどの「メヌウショロ沼」の外周を含む、全長約1kmの木道があります。

いくつかの分岐を経て植物の群生する奥地まで散策することができます。

 

ミズゴケの発達した島最大の湿原で、「低地にありながらの高層湿原」という国内にはあまり例を見ない学術的にも貴重な場所とのこと。

夏の草花が鮮やかに咲き誇る様と、低地ならではの冬の厳しさが同居するエリアとなっています。

 

低地にありながらの高層湿原
「高層湿原」とは低温かつ過湿で、塩類などの栄養が乏しい場所にできる湿原の事。通常、湿原は高山などにできる事が多いので南浜湿原のように低地で高層湿原ができるのは珍しい例となっている。

▼ミズゴケの一種

photo by Christian Fischer CC 表示-継承 3.0

 

ここでは高山植物と湿性植物が同時に見られその数は100種類以上。

春のミズバショウやキバナノアバナ、初夏にはエゾイソツツジ、ツルコケモモ、ワタスゲが色とりどりに咲き、夏から秋にかけてはタチギボウシやサワギキョウが見られます。

 

湿原内には、ミツバオウレン、カキツバタ、ミツガシワの群生地もあり、まさに島の花畑といったところ。

 

▼南浜湿原に生息する植物の例

▼南浜湿原には多くの植物が生息する

photo by houroumono 

 

7 神秘の人造湖『姫沼』

▲姫沼

 

利尻島北東部に位置する姫沼は、勾配14%という急坂を上った先にあり標高は約130m。

淡水魚(=海ではなく川や湖に棲む魚)の漁業奨励のために、1917年に堤防を建設。

「利尻山」の湧水をせき止め水位を上げ、3つの小沼をひとつにした人造湖(人工的に造られた湖)です。

 

▼姫沼が造られた時のイメージ

 

ちなみに「姫沼」の由来はヒメマスを放流したことから。

 

▼ヒメマス

 

湖の周囲には約800mの散策路があり約20分程度で回ることができます。

原生林に囲まれ、野鳥のさえずりを聞きながら、静かでゆったりと時間を過ごすのに最適です。

 

(出典:りしぷら

 

静寂の中、深い青をたたえる「姫沼」に映る「逆さ富士」はまさに絶景。神秘的なその光景は心を癒してくれます。

「姫沼」から見る「利尻山」の稜線はとても美しく、写真を撮るのには絶好のスポットなのです。

 

▼姫沼と利尻山

photo by houroumono

 

売店には、「姫沼」の四季折々の美しい風景や鳥・花などの写真やポストカードなどが販売されています。もし天候に恵まれなくても臨場感あふれる美しい「姫沼」の自然を写真という形で持ち帰ることができるので是非。

 

次のページは利尻島のおすすめ観光スポット【そのほか定番編】です。是非利尻島を楽しみ尽くしてください。

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著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

利尻島観光入門 ~住んでいたからこそわかる「本当の利尻島」~

著者:そらゆか

夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

 

北海道にある島「利尻島」。利尻島には利尻富士・利尻昆布・ウニなどの名産が沢山あります。

利尻島へ行く予定のある方も、まだ行ったことが無い方も、既に利尻島が大好き方も。利尻島が大好きな著者が紹介する「利尻島の魅力」を知って利尻島へ行ってみましょう!何倍も楽しめるはずです!

 

はじめに

まずは著者が実際に利尻島へ訪れた時の気持ち、そして住んでみた結果どうだったのかを読んでみてください。利尻島への想いが綴られています。

住んでいたからこそわかる「本当の利尻島」

 

第1章 利尻島観光の基本

利尻島の観光についての基礎知識です!行く前には最低限知っておくといい情報から行ってみたくなる利尻島民のあるあるまでを紹介!

利尻島観光の基本情報

 

第2章 利尻島のウニの魅力

利尻島と言えばウニ!元利尻島民だからこそ語る事ができるウニの魅力と観光で楽しめる「ウニ採り体験」について紹介します。

利尻島のウニの魅力 【おすすめウニレシピ3選】

利尻島のウニの魅力② 【ウニの種類と漁・値段】

利尻島のウニの魅力③ 【ウニ採り体験】

 

第3章 利尻昆布の魅力

利尻島と言えば「利尻昆布」!利尻島へ行った際は食べてみたい利尻昆布の魅力と、利尻島のリゾートバイト「昆布干しバイト」についてご紹介!

利尻昆布の魅力とおすすめレシピ

利尻島・昆布干しバイトの魅力 【概要編】

利尻島・昆布干しバイトの魅力 【実践編】

 

第4章 利尻島のおすすめ観光スポット15選

利尻島観光なら是非訪れてみたいおすすめ観光スポットを元利尻島民の著者が紹介!是非読んで利尻島観光の予定を立ててください!

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【岬編】

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【沼編】

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【そのほか定番編】

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【体験編①】

利尻島のおすすめ観光スポット15選 【体験編②】

 

住んでいたからこそわかる「本当の利尻島」

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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!

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利尻島基本情報

面積 約182㎢ (東京都:約2188㎢)
人口(平成30年10月末) 4,563人 (東京都:約927万人)
名産 昆布・ウニ
最高峰 利尻山(別名:利尻富士)
主なアクセス 稚内からフェリー(約1時間40分)

札幌から飛行機(約50分)

東京から飛行機(約1時間55分)など

▼利尻町公式PR動画

▼利尻富士(利尻山)

▼利尻昆布

(出典:りしぷら

▼利尻島のウニ

 

はじめに

 

みなさんは、北海道の北部にある島「利尻島」を知っていますか。

 

「利尻島」と聞いて「利尻昆布」や「ウニ」をイメージしますか?山に登る方なら、利尻富士(利尻山)の印象が強いかもしれません。

利尻島という名前は知っていても、島の場所はわからない・・という方も多いのではないでしょうか。

 

私は夫の仕事の関係で、つい最近まで利尻島に住んでいました。

それまでは同じ北海道の中でも大きな市に住んでいたのですが、利尻行きの辞令がおりた夜、ショックで号泣したことをよく覚えています。

 

というのも以前、利尻島へ旅行をした時に道中は全て雨、良くてもどんよりと暗い曇天。移動のフェリーは行きも帰りも大揺れで酔いまくりでひどい目にあったからです。

 

観光がメインの小さな島なので、天気が悪いと食事以外することが何もなくただ部屋で時間をつぶしただけの旅でした。

その時の悪い印象がずっと残っていました。

さらに利尻島をネットで調べても、実際に生活している人のリアルな情報は見つからず、友人も知人もいない。

次から次へと不安が押し寄せて最後まで前向きにはなれませんでした。

 

そうして迎えた利尻島民になる日。

絶望的な気持ちでフェリーを降りた私を迎えてくれたのは、遠くまで澄み渡る青空と、まだ雪の残る利尻山が描く一枚の絵のような美しい風景。

 

▼晴天の利尻富士

 

人生で2回目の利尻島は、青空で迎えてくれた。

 

「ああ、私はきっと、この島を好きになる。」

 

直感でそう思いました。

根拠は何もない。

でも、この美しい自然が私を支えてくれる、と。

 

そして3年、私の利尻島での生活にはたくさんの出来事がありました。

辛いことがあったときには、島の人々の温かさや美しい風景が何度も何度も私を助けてくれました。

 

この転勤がなかったら、私の利尻島への印象は一生良くないままだったでしょう。

でも縁があって、良さを知って、好きになった。

 

利尻島との縁は「物事の本当の魅力は表面だけではわからない」ということを教えてくれました。

これは、人生のあらゆることにも通じる学びだったと思っています。

 

本当の魅力を知った今だからこそ、島の魅力を伝えたい

 

離れた今もなお、目を閉じると利尻島での楽しい記憶で胸がいっぱいになるほど、私にとっては大切な島です。

 

だからこそ、利尻島のことをもっともっと多くの方に知ってほしい。

 

そんな気持ちをこめて、島に住んでいたからこその視点で、利尻島の魅力をひとつひとつ丁寧にお伝えしていきたいと思っています。

 

例えば利尻島といえば昆布やウニが有名なので、ネットで検索すると、値段や旬の時期・種類などは調べられますね。

 

でも、ウニの「値段の決まる仕組み」や「具体的な価格」について書かれている記事はほとんどないと思います。なぜなら実際に住んでいるか、関係者でなければわからないからですね。

でも、私なら具体的に書くことができるのです。

 

ちなみに、ウニの値段はその日の取れ高に対して1キロ単位の入札で決まります。

つまり、取れ高が少ない時は高くなり取れ高が多い時は安くなります。その為、昨日1キロ9,500円だったものが次の日16,000円になる、ということも、全然珍しくありません。

 

 

このような仕組みについては、利尻のウニについて解説している第2章で解説します。

利尻のウニについて先に知りたい方は第2章へ!(現在「はじめに」) 利尻のウニについて先に知りたい方は第2章へ!(現在「はじめに」)

 

このようなアプローチの仕方で、リアルな利尻島についてお伝えしていきます。

少しでも興味を持っていただけたら、本当に嬉しいです。

 

次のページから第1章。第1章では利尻島観光の基本情報についてご紹介していきます。まずは利尻島について、どのような島なのかを解説します。

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