落語が題材の映画・ドラマ3選 【自宅で落語鑑賞②】

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落語は誰が聴いてもわかりやすく面白い芸能です。落語の基本的な知識や初心者におすすめの演目の紹介、実際に落語を楽しむ方法などを通じて落語(特に古典)の魅力についてお伝えします。

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著者:ミドケン

落語が大好きなフリーライター。10年程前に落語にはまって以来、ほぼ毎日落語を聴いている。お問い合わせはこちらから

 

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落語の楽しみ方は、落語そのものを観る・聴くだけではありません。

映画や小説など、落語を題材にした作品を観たり読んだりすることで落語の世界に触れるというのも、落語の楽しみ方のひとつです。

このページでは落語を題材にしたおすすめのエンタメ作品を紹介するので、ぜひ手に取ってみてください!

以下で紹介する作品は古典落語の知識が一切なくても楽しめる作品となっております。

 

おすすめの落語を題材にした作品3選

1 しゃべれどもしゃべれども

タイトル しゃべれども しゃべれども
公開年月 2007年5月26日
上映時間 109分
監督/脚本 平山秀幸/奥寺佐渡子
出演 国分太一/香里奈/松重豊/森永悠希/八千草薫/伊東四朗/など

「しゃべれどもしゃべれども」は佐藤多佳子さんの同名小説が原作。

 

▼小説「しゃべれどもしゃべれども」(画像クリックで商品詳細へ)

TOKIOの国分太一さん主演で映画化され、2007年に公開されて話題になりました。

 

あらすじ

 

主人公は東京の下町に住み古典落語を愛する、二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)。

 

▼写真右が国分太一、写真左は十河五月役の香里奈

 

落語家として伸び悩んでいた彼のもとに「落語を習いたい」「話し方を教えてもらいたい」という3人がやって来る。

口下手で無愛想な・十河五月(香里奈)、勝気ゆえにクラスになじめず大阪から引っ越してきた少年・村林優(森永悠希)、コワモテの元プロ野球選手・湯河原太一(松重豊)。

▼湯河原太一役の松重豊

 

クセのある生徒ばかりで顔を合わせると3人は言い争いが絶えず、肝心の落語も一向に覚えられない。

落語指南がうまくいかないうえに、片思いしていた女性が結婚することを知ってショックを受ける主人公三つ葉。

 

そこで「自分は落語が好きだ」と再認識した三つ葉は、師匠の十八番である古典落語の演目「火焔太鼓(かえんだいこ)」への挑戦を決意する。

徐々に落語を話せるようになっていく生徒たちと、「火焔太鼓」の成功(=上手く喋りきるのはもちろんですが、師匠の真似事ではなく、自分ならではの「火焔太鼓」を演じるということ)を目指す三つ葉。果たしてそれぞれの思いは伝わるのか・・・。

 

みどころ

 

まさに落語の登場人物のような、一癖も二癖もある人たちの奮闘が、心にグッとくる感動をもたらします。

 

落語好きから見た国分太一さんの落語

 

当ページで紹介する作品の中で、最もプロの落語家に近い落語を演じている俳優が国分さんだと思います。正直、その上手さに驚きました。

笑わせてやろうという気負いがなく、その張りのある声と端正な語り口が光る「火焔太鼓」は思わず聴き入ってしまいます。

前半の下手に演じる落語と、クライマックスの「火焔太鼓」のレベルの落差に注目です。最後の「火焔太鼓」は圧巻の一言です。

 

 

2 ねぼけ

(引用元:http://neboke.info/)

タイトル ねぼけ
公開年月 2015年9月5日
上映時間 111分
監督・脚本 壱岐紀仁
出演 友部康志/村上真希/入船亭扇遊/大竹佳那/秋山勇次/など

▲予告編

 

「ねぼけ」は、クラウドファンディングの成功によって完成した映画です。

2017年にモントリオール世界映画祭で絶賛され、現地でアンコール上映を果たすほど話題となった映画です。

 

あらすじ

 

酒や女にうつつを抜かす、うだつのあがらない落語家・三語郎(友部康志)。

落語に本気になれず、自堕落な日々を送る三五郎は、当然稼ぎもない。

 

健気に三五郎を支える恋人の真海は三五郎との結婚を願っているが、二人の気持ちはすれ違うばかりでうまくいかない。

師匠である点雲も心配して叱咤激励するが三語郎には届かず、逃げまくったあげくに弟分の彼女にまで手を出してしまう。

 

何もかも思い通りにいかないことに苛立ちを募らせた三五郎は真海に当たってしまい、あまりのショックに真海は三語郎の前から忽然と姿を消してしまう。

失って初めて真海の存在の大切さに気づき、覚悟を決めて彼女の故郷へ向かう。

 

そして三五郎は神話の伝わる海辺で真海の秘められた過去を初めて知ることになる・・・。

 

みどころ

 

観ていて三語楼のあまりのダメ人間ぶりに腹が立ったのですが、その姿がどこか自分と重なり胸が締めつけられました。

人間は誰もがダメな部分を抱えながら必死で生きていて、周りの人に迷惑をかけてしまってどうしようもないんだけれど「それはそれで良し」という優しい落語の世界観に癒される作品。

「ねぼけ」は師匠役の入船亭扇遊さんの落語が見せ場なので、主役の友部さんによる落語の見せ場は特にありません。

ただ友部さんの愛嬌のあるしぐさや表情は抜群で、滑稽噺をやらせたらプロの落語家も顔負けの落語を披露するのではないかと思いました。

 

3 タイガー&ドラゴン

タイトル タイガー&ドラゴン
放送時間 金曜日22:00~22:54
放送期間 2005年4月15日~6月24日(全11回)
脚本 宮藤官九郎
出演 長瀬智也/岡田准一/西田敏行/銀粉蝶/安部サダヨ/など

 ※以上は2005年に放映された連続ドラマの詳細

 

『タイガー&ドラゴン』は、TOKIOの長瀬智也さんとV6の岡田准一さん主演のテレビドラマで、脚本はクドカンこと宮藤官九郎さんが担当。

ヤクザ兼落語家の男と元天才落語家の男。超個性的な2人を中心に展開する人情コメディの傑作です。

 

あらすじ

 

ヤクザの山崎虎児(長瀬智也)は子供の頃に両親が借金苦で自殺したことで「笑い」を忘れてしまった。

 

▼写真左、山崎虎児役の長瀬智也。写真右、谷中竜二役の岡田准一

 

ある日虎児は、浅草で落語家・林屋亭どん兵衛(西田敏行)の高座を偶然聴いて感動し、弟子入りを志願する。

 

▼林屋亭どん兵衛役の西田敏行

 

虎児が所属する組の組長から400万円の借金をしていたどん兵衛は虎児が落語の演目をひとつ習得するごとに10万円の授業料をもらい、それを「返済金」として虎児に支払うという奇妙な契約を交わす。

 

 

落語家とヤクザという二足のわらじを履く生活を始めた虎児だが、とにかく笑いの才能がなくてどうにもならない。

 

そんなとき、かつて落語の天才と呼ばれたどん兵衛の次男・谷中竜二(岡田准一)と出会う。

竜二はとある事件がきっかけで落語家を廃業し、今は裏原宿で売れない洋服店「ドラゴンソーダ」を経営しているが落語の腕は衰えていない・・・。

 

みどころ

 

どん兵衛が寄席の高座で演じる落語の演目と、リアルの話がうまくリンクするという構成が実に秀逸で落語のおもしろさとドラマとしてのおもしろさの両方を味わえる作品です。

落語をモチーフにした作品の中では、個人的には『タイガー&ドラゴン』が一番おすすめの作品です!

タイガー&ドラゴンは古典落語を好きになれる内容だと思います!

 

落語好きから見た長瀬智也さんと岡田准一さんの落語

 

岡田さんの落語は普通ですが、長瀬さんの落語はヤクザという役柄もありますが迫力が圧倒的です。長瀬さんならではの「眼ヂカラ」で、登場人物それぞれにパワーが宿り、子供を演じても女性を演じても、長瀬さんの独特の男らしさが反映されているところが非常に興味深くて面白いです。

決して器用な落語ではありませんが、落語界に生きる人々が実にイキイキと描写されているところは必見だと思います。プロの落語家でもなかなかこの迫力は出せないのではないでしょうか。

 

 

この第3章では落語の鑑賞方法についてお伝えしてきました。寄席で生の醍醐味を感じていただきたいですが、まずは気軽に自宅で楽しんでみてはどうでしょうか。

次のページから第4章です。第4章では落語の名人を紹介します。

落語は同じ演目でも演じ手によって全く違うものに見えます。ぜひ、お気に入りの名人の方を見つけてみてください。

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【落語作品が数多く聴ける。無料体験あり】

 

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著者:ミドケン

落語が大好きなフリーライター。10年程前に落語にはまって以来、ほぼ毎日落語を聴いている。お問い合わせはこちらから

クラシックコンサートの楽しみ方③ 【CD・YouTubeとの比較】

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クラシックコンサートに興味があっても「敷居が高い」「拍手のタイミングとかわからない」などの不安から、行くことを躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな不安を払拭し、さらにはより楽しむ方法をお伝えします。

クラシックコンサート初心者入門こちらから!

著者:めーぷる

国立大学医学部生。プログラマーとライターの仕事も手掛ける。幼少期からピアノとヴァイオリンを習っており高3の夏頃まではプロのピアニストを目指していた。クラシック音楽、ジャズ、洋楽と幅広いジャンルの音楽に親しむ。お問い合わせはこちらから

 

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コンサートに行かなくてもOK?

 

前のページまで2ページに渡りクラシックコンサートの楽しみ方について解説してきました。

ただ、まだ会場に足を運んだことがない方は「別にコンサートに行かなくても、CDでもクラシック音楽は聴けるし、YouTubeなら映像付きで楽しむこともできるんじゃない?」と考える方もいるのではないでしょうか。

もしそうであれば、そのご指摘は「ごもっともである」と言えます。

実際、クラシック音楽を楽しむ方法について「どれが正解である」ということは断言することはできません。その人の趣味嗜好などが関わってくる部分が少なからずあるからです。

ただし、クラシックコンサートの会場でしか体験できない楽しみや魅力があるのです。

 

ということで、今回はクラシックの主要な楽しみ方である

「CD」「YouTube」「クラシックコンサート」

の楽しみ方を比較し、クラシックコンサートの魅力について迫っていくことにしましょう。

 

クラシックの楽しみ方比較

1 CD

まず、CDによるクラシック音楽の楽しみ方について見ていきましょう。

CDというのは映像が提供されないため、流れている音楽に対して、聴覚を集中させることができます。

したがって「音楽そのものに対してもっとも真正面から取り組むことのできる楽しみ方」であると言えます。

 

また、当たり前のことですが、CDは一度購入すれば何回でもそのコンテンツを楽しむことができます。1回きりのコンサートとは対照的です。

同じ演奏を何度も聴くことによって、毎回新たな発見をすることができるのもCDの魅力であると言えるのです。

 

 

【編集部コラム①】CDはコレクションの楽しみもある
CDは「コレクション」する楽しみがあります。

私の友人の父親はクラシックやジャズがとても好きです。膨大な数のCDやレコードが収納された棚に囲まれた部屋で、お気に入りの作品を選んで聴いている様子はとても幸せそうに見えます。このような楽しみ方は、コンサートホールやYouTubeでも堪能することのできないCDならではのクラシックの楽しみ方だと思います。

また、コレクションを充実させるため、サイン付きCDを手に入れるという方法もあると思います。クラシックの世界では演奏者によるCDのサイン会が開かれることがあります。2016年6月にチェロの妖精「Nana」が紀尾井ホールでのコンサート後にCDのサイン会を行いました。こうしたイベントに足を運んでみるのも、また一興なのではないでしょうか。

 

おすすめCD

 

基本的に「Deutsche Grammophon(ドイツグラモフォン) 」から出ているCDはおすすめです。

Deutsche Grammophonは、1898年に創設した世界で最も歴史のあるクラシック音楽レーベルです。規模の大きい会社で、また非常に音質が高いので、初心者にもおすすめできます。

▼【おすすめCD】ショパン:ワルツ集(画像クリックで商品詳細へ)

発売日 2016年9月7日
収録時間 61分
演奏者 アリス=紗良・オット
備考 アリス=紗良・オットは1988年生まれのドイツ出身のピアニストです。数々の受賞歴を誇り「世界で最も多忙なピアニスト」とも言われる。TBSのドキュメンタリー番組「情熱大陸」にも出演。

 

2 YouTube

 

YouTubeといえば、現在世界で最も巨大な動画メディアであり、おそらく知らない人はほとんどいないかと思います。

一部のコンテンツを除くと、無料でコンテンツを楽しむことができるために、クラシック音楽を手軽に楽しむことができます。

 

YouTubeの場合、CDと違って動画であるために、演奏している様子を見ることができます。

したがって、CDと違って視覚的にも楽しむことができるのです。演奏者が醸し出す独特の雰囲気をCDよりも感じることができると思います。

また、CDと同じく何回でも楽しむことができるのも魅力であると言えるでしょう。繰り返し鑑賞することによって得られるものもあるはずです。

 

一方で、YouTubeにはデメリットもあります。

それは音質の問題です。もちろん、PCのスピーカーの質に大きく左右される部分はありますが、YouTubeは基本的には動画として楽しむことに主眼を置いているために、音が実際の演奏とはかなり異なるという場合も少なからずあります。

したがって「音」そのものを追求する人にとっては物足りない部分もあることでしょう。

 

 

おすすめYouTubeチャンネル

 

近年、YouTubeにはクラシック音楽が聴ける動画が次々と投稿されております。中には違法でアップロードされたものも多くあります。

そんな中、下記のチャンネルはショパン協会公式の映像ですので、安心してご覧いただけます。

 

【編集部コラム②】ネットでのクラシックの楽しみ方
インターネットでクラシックを楽しむ方法はYouTubeだけではございません。

⚫OTTABA

「OTTAVA」は24時間無料でクラシックを聴くことができるクラシック専門のラジオ局です。ホームページ上でワンクリックで再生できる他、YouTube上でLiveで聴くことも可能です。(OTTAVA公式サイト

⚫ナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML)

NMLはクラシックに特化した定額制の音楽配信サービスです。2018年12月現在の配信CD数は125,967 (1,927,755曲)であり月額税込1998円で楽しむことができます。クラシック音楽専門サービスだからこそのサイト設計がされています。(NML公式サイト

⚫AmazonMusic

AmazonMusicは定額制の音楽サービスです。こちらでは「読書しながら聴くクラシック」「朝に聴く爽やかなクラシック」「仕事がはかどるクラシック」などのテーマに沿った選曲がされています。気分に合わせたクラシックを聴くことができます。(AmazonMusic公式サイト

 

3 コンサート

 

CDとYouTubeで音楽を楽しむ方法について見てきましたが、それを踏まえつつ、コンサートでクラシック音楽を楽しむ魅力があるのかについて見ていきましょう。

 

コンサートでクラシック音楽を楽しむ一番の魅力はその臨場感であるということが言えるでしょう。

コンサートでは、演奏者によって音が生み出される現場に居合わせることができるのです。音が紡がれていく「まさにその時」に立ち会うことで感じられる空気感というのは他では味わうことのできないものです。

また「音」についてもコンサートホールという音楽のために作られた場所において、聴くことができます。

 

「コンサートホール」の音
音楽を聴く施設には、ライブハウスのように様々な場所があると思います。「コンサートホール」はオーケストラによる演奏をすることを中心として設計されております。壁などにあたってお客さんに届く反射音なども計算されて作られているため、コンサートホールでしか味わうことのできない音があるのです。


photo by Barret Anspach

 

また、コンサートでは生の音を聞くことができるために、CDやYouTubeでは感じられない「リアルな音」を楽しむことができるのは言うまでもないでしょう。

コンサートでは、CDのように何度も繰り返し同じ音を聴くことができないですが、その場でしかできない体験をすることができるのです。

 

また、クラシックコンサートは、注目ポイントを知っておくとさらに楽しむことができます。こちらについて詳しい解説は、第1章の1ページ目で(現在第1章の3ページ目)でしています。

 

楽しみ方比較一覧

CD ・映像がないため聴覚を集中させ音楽そのものに対して、真正面から取り組むことができる
・同じ演奏を何度も聴けるので、毎回新たな発見をすることができる
・音質が良い
YouTube ・演奏を視覚的にも楽しむことができ、演奏者が醸し出す独特の雰囲気をより感じやすくなる
・何回も楽しめる
・音質が良くないので「音」そのものを追求する人にとっては物足りない
クラシックコンサート ・一番の魅力は臨場感
・コンサートホールという音楽のために作られた場所で聴くため、クラシックの最もリアルな音を聴くことができる
・何度も同じ演奏は聴けないからこその体験ができる

 

クラシックコンサートに限らず、各々の鑑賞方法の特徴をしっかりと理解して、クラシック音楽を楽しむことができるとよいと思います。

次のページではコンサートホールの歴史について解説します。クラシックコンサートの会場であるコンサートホールについて理解を深めることで、さらに楽しむことができるのです。

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おすすめ落語CD・アプリ・ストリーミング 【自宅で落語鑑賞①】

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落語は誰が聴いてもわかりやすく面白い芸能です。落語の基本的な知識や初心者におすすめの演目の紹介、実際に落語を楽しむ方法などを通じて落語(特に古典)の魅力についてお伝えします。

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ここまでのページでは寄席での鑑賞方法についてお伝えしていきました。

落語の楽しみ方でおすすめなのは寄席や落語会に行くことですが、それ以外にも楽しむ方法はあります。

寄席や落語会に観に行くのはまだちょっとハードルが高いなぁ・・・という方、まずは動画や音声で落語に触れてみてください。

今回は自宅で気軽に落語を楽しむ方法を紹介します!

 

アプリ

 

落語を最も手軽に楽しむ方法は落語アプリだと思います。スマートフォンやタブレットなどの端末で、いつでもどこでも落語を楽しむことができます!

 

Spotify(スポティファイ)


(引用元:https://www.spotify.com/jp/)

 

『Spotify』は音楽ストリーミング配信サービスですが、落語のコンテンツも充実しているのでおすすめです。

立川志らく(たてかわ しらく)、春風亭一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ)、三遊亭白鳥(さんゆうてい はくちょう)、など、今をときめく落語家のラインナップが豊富なのが特徴です。

 

▼立川志らく

▼春風亭一之輔

▼三遊亭白鳥

 

Spotifi公式サイト

 

Audible(オーディブル)


(引用元:https://www.audible.co.jp/)

 

ベストセラー小説からビジネス書、英字新聞まで、20以上の豊富なジャンルを音声で聴ける定額制サービスで、落語作品も数多く収録しています。

人間国宝・五代目柳家小さん(やなぎや こさん)さんも収録。

 

▼五代目柳家小さん

五代目柳家小さんについては第4章で解説!(現在は第3章)

昭和の大名人・五代目古今亭志ん生(ここんてい しんしょう)も収録されています。

 

▼五代目古今亭志ん生

五代目古今亭志ん生については第4章で解説!(現在は第3章)

 

名だたるレジェンドたちの演目が手軽に聴けます。

 

▼audible公式サイト

 

CD・DVD

 

古典落語の楽しみ方のひとつとしておすすめしたいのは、1人の落語家を掘り下げていくことです。色々聴いていく中で「これは!」 と思う落語家をピックアップして、その落語家の高座を集中的に聴いていくというやり方です。

そんな一人の落語家を集中的に聴いていくというやり方や、亡くなっている昔の名人の大全集系を聴く場合などにはCD・DVDが最適です。

ここではおすすめのCD・DVDを2人の落語家さんと共に紹介します。

 

三代目古今亭志ん朝

 

私が特におすすめしたいのは、三代目古今亭志ん朝(ここんてい しんちょう)さんです。

昭和最後の名人と呼ばれる志ん朝さんは、軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ:会話の運びが軽快で洗練されていること)な江戸弁が魅力の落語家。

テンポの良さと絶妙な間で醸し出すおかしみは天下一品です。

落語初心者でも安心して聴けるわかりやすさとおもしろさを兼ね備えた落語家なので、その奥深さをぜひ味わってみてください。

 

▼【筆者おすすめ】志ん朝三十四席 DVD全8枚+CD全5枚

 

志ん朝さんの詳しい解説は第4章にて!(現在は第3章)

 

林家たい平

 

とにかく落語初心者におすすめしたいのは林家たい平さんです。

人気演芸番組『笑点』でお馴染みのたい平さんですが、古典落語をこれほどわかりやすく演じてくれる落語家は他にいないのではないでしょうか。

「小学生にもわかりやすい古典落語」を目指し、子どもの前で落語をすることも多いたい平さん。

そんな大人も子どもも聴いて楽しめるわかりやすいたい平さんの落語なら「難しくてよくわからない」と投げ出すことはないと断言できます。

ぜひ古典落語入門のバイブルとして、たい平さんの落語を聴いてみてください!

 

▼【筆者おすすめ】林家たい平落語集 たい平のはじめの一歩[CD]

また、たい平さんは、古典ではないですが「ドラえもん」の人気エピソードを落語にした『ドラ落語』というユニークなDVD も出しており、そちらも落語の新たな魅力を教えてくれる作品としておすすめです!

 

▼【筆者おすすめ】林家たい平の『ドラ落語』[DVD]

 

落語の楽しみ方は「落語そのもの」を観る・聴くだけではありません。「タイガー&ドラゴン」など落語を題材したエンタメ作品もおすすめです。出演者の方が演じる落語の上手さには驚きます。

次のページではそんな「落語を題材にした作品」のおすすめをご紹介していきます。

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バス釣り道具の選び方・おすすめ④ 【ライン編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

バス釣り初心者入門はこちらから!

著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ルアー」でしたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします。

 

ライン(釣り糸)とは

 

ラインとは「釣り糸」のことです。バス釣りをはじめとした魚釣りには必須の道具ですよね。

「魚釣り」で使われる釣り糸は、通常「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類に分かれます。それぞれの違いは「素材」です。

これら3種類のライン(釣り糸)を適材適所・効果的に使い分けることにより、違うポイントに付いている(ポイントにいる)魚それぞれを釣り分けることができます。

 

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのはとても大切なことなのです。まずは、ラインを選ぶ上で知っておくべき要素について解説します。

 

「ライン」を選ぶ上で注目すべき4要素

 

ラインの機能は「強度」「耐摩耗性」「伸縮性」の3要素からなります。これに付け加えるとすれば「比重」も大切な要素ですね。

これらの要素に注目して、適切なラインを選ぶのがよいでしょう。

 

1 強度

 

どの程度の力で引っ張っても切れないのかを意味します。強度が低いと大物が食いついたとしても、引っ張った時に糸が切れてしまいます

 

2 耐摩耗性

 

耐摩耗性とは「すり減りにくさ」のことです。耐摩耗性が高いとは、すなわちキズや擦れに強いことを意味します。

 

3 伸縮性

 

伸縮性とは要するに「ラインの伸びやすさの程度」のことです。

ラインが伸びやすければ、魚とのファイトにおいても十分に疲れさせることができ、取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。ラインが伸びることにより魚が暴れても追従していけます。

また、ラインが伸びれば伸びるほど魚と格闘しているときに、耐久性が強くなり、ラインブレイク(ラインが切れてしまう)しにくくなります。

ルアーを投げる時にもその差は歴然で、ラインに伸びがあるとロッド(釣り竿)を後方へあおった(振りかぶった)ときに、ルアーの自重(重さ)をラインに乗せることができ、結果、上手により遠くへ投げることができるようになります。

伸びがないと、キャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)した時に「ジャボン!」とルアーが足元に落ちてしまったりするときがあります。

逆に伸縮性が低ければ魚のアタリがわかりやすくなるというメリットもあります。

 

4 比重

 

比重とは「ラインの重さ」のことです。

ラインが軽いと強風が吹いている日には影響を受けやすく、ルアーをうまくキャスト(ルアーを投げる事)することができなくなります。

一方で軽いラインのメリットとしては、トップウォーター系のルアー(水面に浮くルアー)を使う際に適しています。ブラックバスという魚は、真夏など水温が高い季節は特に水面を意識していることが多く、底を狙っても釣れない時があります。

そんな時にトップウオータールアーを使ってバスに食いつかせようという訳です。

 

▼「ライン」を選ぶ上で注目すべき要素

種類 特徴
強度 「どの程度の力で引っ張っても切れないか」を意味する。
強度が高ければと大物が食いついたとしても、糸が切れない。
耐摩耗性 「すり減りにくさ」のこと。
耐摩耗性が高いとは、キズや擦れに強いことを意味する。
伸縮性 「ラインの伸びやすさの程度」のこと。
ラインが伸びやすいと魚が暴れても追従することができ、魚を疲れさせて取り込みやすくなる。また、ルアーを投げる時にうまく遠くへ投げられる。
一方で伸縮性が低いと、魚のアタリがわかりやすくなるというメリットがある。
比重 ラインの重さ。
ラインが軽いと風の影響を受けやすく狙ったポイントにルアーを投げにくくなる。一方で軽い場合、水面に浮かべるタイプのルアーを使う際には適している。

 

 

3種類の素材とおすすめライン

 

続いて、素材が違う「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類のラインの違いとそれぞれのおすすめライン製品について解説します。

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのは、とても大切なことなのです。

 

1 ナイロンライン

 

「ナイロンライン」は、伸びやすいのでルアーを投げる時も狙ったポイントにいきやすく、魚が暴れた時にも追従して疲れさせて取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。扱いやすい性質であることから、多くの初心者の方に愛用されているラインです。

適度に比重(重み)があり、様々な重さのルアーに対応するため、場所を選ばずに使えるのも大きなメリットと言えます。

一方で「障害物等にこすれて摩耗しやすい」「変色しやすい」などのデメリットもあります。

万能性に優れてコスト面でも比較的手軽に入手できることからまず最初に入手すべきラインと言えるでしょう。

 

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2 フロロカーボンライン

 

「フロロカーボンライン」は、ナイロンラインに比べて強さ(引張強度や伸縮性)はやや劣りますが、耐久性が高く、根ズレ(=障害物などで釣り糸が擦れること)に強いといった特徴があります。

また、比重がある事から、ルアーを底まで沈めてボトム(海底)を取る「探り釣り」に向いているラインとして知られています。

▼ボトムのイメージ

 

バスアングラー(=バス釣りを行う釣り人)の多くは、このフロロカーボンラインを主体に使っており、伸縮性が低く、魚のアタリの取りやすさは3種類のラインの中でもピカイチと言えます。

反対に、硬さから来る巻きグセの付きやすさ(クセが付くと巻き取りづらくなる)などがデメリットとして挙げられます。

 

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サンライン シューター FCスナイパー 100m 4lb ナチュラルクリア

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3 PEライン

 

「PEライン」は、ポリエステル素材を軸としており、とても硬く、耐摩耗性能に優れている(摩耗しにくい)ラインです。

また、比重が軽く無吸水性(水を吸う性質がない)なので、投げた後のラインは常に水面上に浮いているといったイメージになります。

トップウォーターでの釣りに適したルアーである「トップウォータープラグ」や、水面上で操作する「ノーシンカーワーム」には、抜群の効果を発揮します。

▼トップウォータープラグ

 

ただ、比重が軽い事から風の影響を受けやすい、ボトムを取る釣りには向かないといったデメリットもあります。

伸縮性に関しては、あまり期待はできないでしょう。

 

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素材のメリット・デメリット一覧

 

種類 メリット デメリット 備考
ナイロンライン 伸びやすくて扱いやすい。適度の比重で様々なルアーに対応。場所を選ばずに使える。コストも安価。 障害物にこすれて摩耗しやすい、変色しやすい。 初心者におすすめ。
フロロカーボンライン 耐久性が高く、根ズレにも強い。比重があるので、ルアーを底まで沈める探り釣りに向いている。 ナイロンに比べて伸縮性などはやや劣る。硬いので巻グセがつきやすい。 バス釣りをする人の多くが主体に使うライン。魚のアタリの取りやすさは3種類の中で一番。
PEライン とても硬く耐摩耗性能に優れている。比重が軽いので、水面上を操作する「ノーシンカーワーム」というルアーと、抜群の相乗効果を発揮。 比重が軽いので風の影響を受けやすい。ボトムを取る釣りには向かない。伸縮性には期待できない。 比重が軽いので、常にラインは水面上に浮いている。

 

太さ

 

太さもラインを選ぶ上で、考えるべき要素です。

ラインが細くなればなるほど感度が良くなります。感度が良くなればなるほど、魚の小さなアタリも明確にとらえることができるようになり、釣果(釣りの成果)に結び付くという訳です。

一方で、ラインが太ければ引っ張られた時の強度が強くなります。「ビッグベイト」などの比重の重いルアーを使うコアなアングラーには太いラインはおすすめです。

ちなみに、ラインがあまり太すぎるとリールのスプールに長さのあるラインを巻くことができなくなりますので注意です!

 

通常、バス釣りでは、大体100メートルくらいリールにラインを巻きますが、太めのラインだと80メートル位しか負けなくなります。

昨今では、そのために「深溝スプール(太い糸でもたくさん巻ける)」というタイプのリールも人気があります。

 

初心者におすすめの太さ

 

初めてバスフィッシングにチャレンジされる方は、「4ポンドライン」を目安に購入されるのがいいかと思います。

「ポンド」というのは、ラインの太さを現した単位の事で、1ポンドだと約500gくらいの引っ張り強度に耐えられる計算になります。

一般に多く釣れるブラックバスの平均的なサイズは、概ね20cm~30cmくらい。

このくらいの魚は、約1キログラムをゆうに下回る重さの魚であることが多いです。

4ポンドだと約2キログラムまで耐えられますので、40センチクラスのランカーバスとも互角に渡り合える強さのラインとしておすすめです。

 

筆者おすすめ初心者向けライン3選

1 サンライン シューター FCスナイパー 100m 41bナチュラルクリア

 

こちらは、4ポンドとごく一般的なラインの重さで、しかもリーズナブル!かつ使いやすくクオリテイーも高いです!

バスフィッシング界の巨匠「並木敏成氏」おすすめのメーカーなのです!また実際に私もこれを使っています!

フロロラインのメーカーによる違いなどは、実際の所、初心者では判別不能ですし、私にもわかりません!(笑)

しかし、価格もラインの中では手頃で、バーサタイル性能にも長けているのでおすすめですね。

 

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サンライン シューター FCスナイパー 100m 4lb ナチュラルクリア

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2 【ナイロンライン】サンライン:シューター マシンガンキャスト 12lb 150m ニューアットブラウン

こちらは、とても人気のあるラインで、クオリテイーも高く、お手軽価格で購入できるナイロンラインになります。

 

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【ナイロンライン】サンライン:シューター マシンガンキャスト 12lb 150m ニューアットブラウン【ライン(ルアー用)】

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3 サンライン(SUNLINE) ルアー用PEライン サンライン(SUNLINE) バススーパーPEライン 70m 3号/35lb ディープグリーン

 

こちらは、おすすめしたナイロンラインと同じく「サンライン」の商品で、伸びにくく、超高感度なPEラインになります。やはり価格面でもコスパがよくおすすめです。

 

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サンライン(SUNLINE) バススーパーPEライン 70m 3号/35lb ディープグリーン【あす楽対応】

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まとめ

 

この第3章では、バスフィッシングで使う道具の基礎知識(選び方やおすすめ商品)をご紹介しましたが、道具選びってとっても大切な要素なんです。

例えば、リール(回収機)ひとつにしても、重くて使いにくいものよりは、軽くて使いやすいものの方がはるかにストレスが少なく、それだけ釣りに集中できて釣れる確率もアップするんです!

また、ブラックバスという魚って何かと障害物周りに居ることが多くて、アクションさせやすい(ルアーを動かしやすい)ロッド(釣り竿)なりタックル(釣り道具)を事前に準備した方が、確実に手中に収めることができるんです!

と言っても、最初のうちは、あまり高価なものに手を出す必要はありませんので、基本的なことだけを踏まえて道具を揃え釣れるコツがわかってきたら、次第にレベルアップしていくのがいいかと思います。

はっきり言って、「お手軽ファミリー釣りセット」のような安価なものでも十分釣れますから…。

 

▼お手軽ファミリー釣りセット

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さて、ここまではバス釣りの基礎知識、場所、道具について解説してきましたが、最終章では「コツ」について解説します。コツまでマスターすれば、きっとブラックバスを釣ることができるでしょう!

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バス釣り道具の選び方とおすすめ③ 【ルアー編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第3章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「リール」でしたが、このページでは「ルアー」について解説いたします。

 

ルアーとは


▲ルアー

 

ルアーとは「疑似餌(ぎじえ)」のことです。

糸の先端にルアーをつけて水中に漂わせることで、ルアーを「エサだ」と勘違いした魚が食いついてきます。そして、魚の口に針を引っ掛けて釣ります。

ルアーは、木材やゴムなどで作られており実際に食べることはできません。その為「疑似餌(疑似=真似た 餌=エサ)」と呼ばれているのです。

 

 

バスフィッシングに魅了された方は、必ずと言っていいほど「ルアーコレクター」になります。

タックル(道具)を語るうえで欠かせない「ルアー」というアイテムは、バスアングラー(=バス釣りを行う人)にとってそれほど神秘的で魅惑的なものなのです!

 

そもそもブラックバス釣りの人気がある理由も、このルアーの存在が大きく関係しています。

ブラックバスはルアーに激しく食らい付いてくるので、壮絶なファイトを堪能できます。そこに、楽しさや魅力が詰まっているんです♪

また、色々な種類のルアーがあり道具選びもバリエーションに富んでいます。「様々なルアーを組み合わせて、いかにヒットに持ち込むか」という奥深さが、釣り人の好奇心をくすぐるというわけなんです♪

 

ルアーの形状は「いかにも」という活エサ(虫などの生きているエサ)そっくりのものもあれば、見るからにエサとしては認識できないようなものも存在したりと、多種多様。

そんな疑似餌に大口を開けて食らいつくブラックバスの本能を活かしたダイナミックさが脚光を浴びているわけです。

 

 

ルアーの動き

 

また、ルアーは投げてリール(釣り糸を回収する道具。詳しくは前のページで)を巻くだけで、泳ぐような動きをする仕組みになっています。泳ぎ方はそれぞれのルアーによって異なります。

魚の反応に合わせてロッド(釣り竿)を動かしてルアーを動かすことで、さらに魚を食いつかせやすくすることもできます。

 

【編集部コラム】ルアーの動かし方の種類
ロッド(釣り竿)を動かすことで、それに伴いルアーも動きます。ルアーの動きによって魚に食い気を与えたり、ルアーの存在を知らせたりすることができます。それによって、より釣果(釣りの成果)が上がる可能性があります。

以下に代表的なルアーの動かし方を挙げさせていただきます。

●リトリープ・・・リールを巻くこと。巻き方のスピードに変化をつけることで魚のやる気に火がつくことも。

●ストップ&ゴー・・・リールを巻いている途中にルアーの動きを一瞬止めたり、再度リールを巻くテクニック。魚にルアーに食いつかせるタイミングを与えます。

●トゥイッチ・・・ロッドの先をチョンチョンと小刻みに動かしながらリールを巻き取るテクニック。逃げ惑う小魚のような演出ができます。

●ジャーク・・・ロッドを大きく動かし、ロッドを元あった位置に戻す間にリールを巻いてルアーを動かすテクニック。

●リフト&フォール・・・ルアーを上下に動かすテクニック。魚は上から落ちてくるものに興味を示すという性質を利用したもの。

●ボトムバンピング・・・水底でルアーを跳ねるように動かすテクニック。

 

ルアーはなぜ使い分ける必要がある?

 

ところで、そもそもなぜルアーをたくさん使い分ける必要があるのでしょうか。

ルアーの機能の違いを一言で言うならば「魚の食いつき方の違い」ということです。

また、水面上(トップウォーター)・中層(ミドル)・ボトム(水底)などと場所によって適切なルアーを使い分けないとブラックバスがエサと認識せずに、食いついてこないのです。だからたくさんのルアーを使い分ける必要があるのです。

 

 

また「同じブラックバスなのだから、どのルアーを使っても食いつき方は変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。人間が人によって好きな見た目が違うようにブラックバスそれぞれで食いつきたくなるルアーがあるのです。

また「弱っているエサを狙うブラックバス」もいれば「とにかく巨大なエサを欲する大物のブラックバス」もいます。こうしたブラックバスの趣味嗜好を読み、それに合わせたルアーを使い分ける必要があります。(例えば、弱っているエサを狙うブラックバスに対しては、弱っている小魚のように見えるルアーを使ってみたり。)

このように思考を巡らせてどのルアーを使うかを選ぶのも、バス釣りの楽しいところであるのです。

 

【筆者に聞きました!】Q. ブラックバスは本当にルアーをエサと認識している?
A. ブラックバスが本当にルアーをエサと認識しているかと聞かれると不思議なところはあります。

基本は、バスはルアーをエサと認識していると思うのですが、なぜかこれがエサには全く見えないハードルアーに食いついたりします。スピナーベイトがいい例ですかね…。

▼スピナーベイトの例

色や日によって反応が全然変わったりします。ある時はアピールカラー(派手な色のルアー)で魚がルアーに食いついてきたのに、今日は全然当たらないなど…。特にスピナーベイトになぜ食いつくのかは、原因は定かではありません…。

また単に好みのエサによって使い分けるのではなく、リアクションバイトという「ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまう」という方法もあります。こちらについては第4章(このページは第3章)で解説します。

 

ルアーの種類

 

ルアーの種類は大きく分けると2種類あります。

柔らかい素材を活かした「ソフトベイト(ソフトルアー)」と呼ばれるものと、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードベイト(ハードルアー)」と呼ばれるものがあります。

ソフトベイトは底を這うようなイメージ、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。つまり、狙う層で使い分ける感じですね。

 

▼ソフトベイトの例
▼ハードベイトの例

 

以下ではこの2種類のルアーの違いについて解説します。

 

ソフトベイト(ソフトルアー)

 

 

ソフトベイトは、柔らかい樹脂製のゴムでできており、フニャフニャと艶めかしく動いて魚を誘う習性のあるルアーです。

よりナチュラルに、自然に近い何者かの生命体をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

ハードベイト(ハードルアー)

 

対する「ハードベイト」は、硬い木材などでできた小魚などのシルエットを施したイミテーションルアー(イミテーション=模倣品)です。

トリッキーな動きと派手なアクション(動き)で瞬間的に魚に食いつかせます。

 

どちらのタイプも数えきれないほどの種類があり、それぞれにアクションが異なります。まずは、どれでもいいのでお好きなものを使ってみて、1度魚を釣ってみると世界が変わります。

釣れたらそのルアーの形状や色、アクションの仕方などを覚えて置き、そこからバリエーションを増やしていくと、おのずと連続して釣れるようになってくるはずです。

 

名称 素材 使い方
ソフトベイト 樹脂製のゴム 水底を這うようにイメージ
ハードベイト 硬い木材 中層を泳がせるイメージ

 

ルアーの種類一覧

 

バスフィッシングに使われるルアーは、水面上で激しい動きを演出して誘えるものや、中層をキビキビと動いて食わせるもの、ボトム(底)付近をピョンピョンと飛び跳ねて誘えるものなど様々なものがあります。

先ほども述べましたが一般的には、ソフトベイトは底を這うようにイメージし、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。

それぞれの種類や特徴などは、ざっくりと分けると以下の表のようになります。

ただ、初心者の方がはじめから使い分けることや、理解することは難しいかと思います。

そのため、初心者の方は「こんな使い分け方がたくさんあって極めたら面白そうだなー」くらいの感じで表を眺めていただければよいかと思います。この表の下では「結局どのルアーが釣れるのか?」という初心者の方向けの解説を行っております。

 

▼ハードベイト

種類 特徴 使い方
ポッパー 水面上で激しいポップ音を放ちバスを誘発 ストップ&ゴーを使い分けて水面上をポンピング(=ルアーの頭を沈めたり、出したり跳ねさせるに意)させる。
ペンシルベイト 水面上で弱った小魚を演出 巧みにロッドワーク(=ロッドを動かして魚にアピールすること)を使ってアクションさせる。
ビッグベイト 全長10センチを超える大型のルアー。ランカーバスのみにターゲットを絞って狙う際に使用。 トゥイッチ&ジャーキングなど様々なアクションをおりまぜて使用。
(トゥイッチ=ルアーの頭を左右に振り魚を誘う動作/ジャーキング=ロッドを大きく動かして、ルアーを大きく動かすこと)
バズベイト 水面上でプロペラ(=バズベイトのの先端についてる)が強波動を生み出し、遠くのバスを寄せ付ける。 一定の速度で水面上を巻くだけで効果を発揮する。
フロッグ カエルそっくりの動きでバスを誘う。 ストップ&ゴーをおりまぜてアクションさせる。
ミノー 小魚を演出したシルエットのルアー。 水中で弱った小魚を演出するように使用。
シャッド 比較的浅瀬の水中を勢いよく泳ぎ回る。 水深1~2メートル位の水中をトリッキーな動きで誘う。
クランクベイト 水深2~3メートルの水中をウォブリング動作でバスの好奇心をあおる。 ウォブリング(ブルブル震える動作)を使ったストップ&ゴー。
ジャークベイト ジャーク(ロッドをあおる)すると逃げ惑う小魚を演出する。 ジャーキングに特化した動作。
バイブレーション ブルブルと小刻みなバイブレーションが波動を生み出す。 一定間隔でジャーキングなどを入れ、バイブレーション効果との両立をはかる。
プロップベイト ヘッド部に付いたプロペラが小さなノイズと振動を生み出す。 水中を一定の間隔でリトリーブ(巻く)したり、時にフォール(落とす)させる。
スピナーベイト ボトムから中層を探れるパイロットルアー(=その日の1投目に使用し、魚の反応、風向きなどを状況を判断するためのルアー)。 微波動を意識しながら一定の間隔でリトリーブ(巻く)。
スピンテールジグ テール部に小さな金属状の羽根を装備したアピール度の強いルアー 冬場などにゆっくりとボトムを引くだけでも効果大。
メタルジグ トラウト釣りでも多く使われるルアーで、キラキラと光り強烈にアピール。 フォール(落とす)させることにより、魚の好奇心を刺激。
チャターベイト スピナーベイトのようなワイヤー形状にプロペラの付いた最近生まれた特殊なルアー。 障害物に沿うようにアクションさせ、音と波動で刺激する。
ラバージグ フックの付いたジグにラバースカートを兼ね備えた形状で未確認生物を演出。 ボトムバンピング(跳ねさせる)させるアクションが効果絶大。

 

▼ソフトベイト

種類 特徴 使い方
ストレートワーム バスの大好きなミミズを施した人気のルアー。 着底させ、ボトムを這うようなアクションが効果的。
グラブ系 ボディーが太く、ゆらめくテール部が強烈にアピール。 ラバージグのトレーラーとして多く使われる。
カーリーテール カールしたテール部がバスの好奇心を刺激する。 フォール(落とす)やスイミング(漂わせる)を意識した使い方が有効。
スティックベイト 小魚のシルエットを施したソフトベイトルアー。 逃げ惑ったり弱った魚を演出。
クロー系 大好物のザリガニを模したルアー ボトムを這うザリガニをイミテートして使う。
シャッドテールワーム 丸い形状のテール部がピクピクと動き、バスに猛烈アピール。 基本は、ボトムのズル引きでも良く釣れる。
ホッグ系 エビやカニなどの甲殻類を模したワーム。 テキサスリグ(ボトムを這わせる仕掛け)やラバージグのトレーラーとして使用。
パドルテール 平らなテール部がふわふわと動き、不規則な微波動を生み出す。 障害物に当てたりコンタクトさせて使う。
虫系 甲殻類をイメージした代表的なソフトベイト。 水面下では暴れる虫を、水中では逃げ惑う虫をイメージして使う。

 

多くのルアーがあり、動きも全く異なるので、季節や天候を加味しながら使うととても楽しいですよ!

パターンが読めた時の感動は、計り知れないものがあります!

また、ルアー使い分け方については第4章(現在第3章)で詳しくは解説していますので、こちらもご一読いただければと思います。

 

結局どのルアーが一番釣れるの?

 

初めてルアーを手に取る方は、あまりの種類の多さに呆然としてしまうことでしょう。

では、結局のところ、1番釣れるルアーって何なのでしょうか?

端的に申しますと、答えはソフトベイト=ワームです!

 

「ワーム」とは、ソフトベイトを総称してそう呼ぶのですが、フニャフニャとした艶めかしい動きがバスの好奇心を刺激し、あらゆるコンディションでバイト(魚のアタリ)を誘発できるルアーとして知られています。

ワームはかなり万能型のルアーな上、コスパ最高でよく釣れるルアーです。ソフトベイトがはばかれるシーンも滅多に見当たりません。

筆者は、このワームを使って1日に何十匹ものバスの捕獲に成功しています。

今まで他のルアーでは全くアタリのなかった過酷なコンディション下でも、ワームを使った瞬間に入れ食い状態になることなどは多いです。

 

これはなぜかというと、ブラックバスは日常的に甲殻類や小魚などを捕食しており、これらの小動物をイミテート(真似した)したワームが直接魚の捕食本能を刺激するからなんです!

また、ワームは、他のルアーに比べてとてもアクションさせやすく(動かせやすく)「ちょっとした刺激でも猛烈にアピールできる」といったメリットがあります。

まさに入門用に適したルアーなのです。以下では実際におすすめのルアー商品をご紹介していきます!

 

筆者おすすめ初心者向けルアー3選

1 オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch



初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアー、ホントによく釣れます!

なぜ釣れるのかはバスちゃんに聞いてみないと正直分かりません!

あえて申し上げるとすれば、テールの動きが絶妙な所でしょうか。フニャフニャと艶めかしくバスの食性を刺激するんだと思います。

 

▼著者おすすめのルアーを買う

オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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2 ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

こちらも初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアーも上記ドライブクローラーと同じで、かなり良く釣れます。ただ投げれば釣れる感じです!

他の同型のワームと比べて、アタリもとても多いです。

ホントに謎なくらい良く釣れますよ!心境としては「とにかく試しに投げてみてください!」というようなかんじです!

 

▼著者おすすめのルアーを買う

【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

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3 ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

こちらも初心者の方におすすめのハードベイトのルアーです。

おすすめの理由は、ダイワ(=大手釣りメーカー)のクランクベイト(=丸い小魚の形をしたルアー)を代表する名作だからです!

しかも他のメーカーのクランクベイトに比べて安価とコスパもよく、良く釣れます。通常、クランクベイトの価格って900~1200円くらいなんですけど、このピーナッツは700円で手に入ります!

「なくしてもそんなに痛手じゃない!」

というのがおすすめする理由です。

しかもよく釣れます!初心者はまずこのルアーから練習してみるべきですね!

 

▼著者おすすめのルアーを買う

ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

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ここまで、道具について「ロッド」「リール」「ルアー」と解説してきましたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします!

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アルペン/スノーボードクロス/テクニカルの大会の楽しみ方

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは「アルペン」「スノーボードクロス」「テクニカル」の3競技について紹介していきます。

アルペンとスノーボードクロスで使われる道具は「一般に市販されているスノーボードの道具とは違う」など、かなり毛並みが他のスノーボード種目とは違う競技ですので、馴染みのない方も多いでしょう。

また、テクニカルはオリンピック種目ではないので、こちらもあまり馴染みが無いと思います。

「聞いたことがない」という人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、これら3競技も非常に魅力的な競技であることには違いありません。

今までハーフパイプやビッグエアなどの競技しか知らず、スノーボードにあまり興味なかった人こそ楽しめるかもしれませんので、是非一度観戦してみてはいかがでしょうか。

 

アルペン競技(パラレル回転・大回転)の楽しみ方

▲アルペン競技の大会(パラレル回転)

▲アルペン競技の様子

種目名 パラレル回転(大回転・スーパー大回転)
同時滑走人数 2人
形式 レース(タイム)

 

アルペン競技とは、パラレル回転やパラレル大回転など、旗門(旗のようなもの:上の画像の赤と青のフラッグ)を通過してタイムを競うレース種目を総称した呼び方です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転の違いは、設置された旗門の間隔です。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンでよりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードでは二人同時に滑るパラレルが一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼びます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

オリンピックでは、パラレル回転が正式種目となっており、2014年のソチオリンピックで竹内智香選手が銀メダルを獲得して話題になりました。

 

▼竹内智香選手

photo by Christian Jansky CC 表示-継承 3.0

 

タイムを競うレース種目はどんな競技でも魅力がありますよね。

日本のウィンタースポーツでは、スピードスケートやスキーが人気ですが、スノーボードのアルペンもそれらに負けないくらい楽しめる競技です。

 

スノーボードのアルペン競技の特徴は、基本的に一対一のトーナメント形式で行われることです。

スノーボードは屋外競技ですので、時間が経つと気温も変わり、雪面状況も変化します。

この一対一のトーナメントルールなら屋外競技のスノーボードでも公平な条件で競うことができ、何より勝敗がわかりやすく応援しやすいという魅力があります。

 

アルペン競技は道具も全く違う!

▲アルペンボードの例

 

アルペン競技では「アルペンボード」などと呼ばれる専門の道具を使います。

一般的に市販されているボードは「フリースタイルボード」と呼ばれていて、ノーズとテールの先端(ボードの前と後ろの先端)が反り上がっており、柔らかいブーツで滑ります。

 

しかしアルペンボードは、ノーズとテールが殆ど反り上がらず(ノーズだけ少し反り上がっている)、板の幅も非常に細く作られています。

 

 

また、ブーツとビンディング(板にブーツを付けるための道具)も異なり、スキー靴のような硬いプラスチックで作られたハードブーツを使用します。

▼ビンディング

▼通常のブーツ

▼アルペン用ブーツ

 

実際にアルペンボードで滑ってみると、滑った感じもフリースタイルボードとはかなり異なり別競技にも感じられるほど違います。

具体的に言うとブーツが硬いので足首を曲げることができず、かなり窮屈な滑りになります。ある程度スピードを出せば硬い道具は安定感がありますが、低速時はかなり滑りづらくなってしまうのです。

また、フリースタイルボードでは、足をガニ股にしたダックスタンスができますが、アルペンボードでは両足を進行方向に向けたスタンスで行います。

 

 

アルペン用の道具は圧雪バーン(整備されたゲレンデ)でスピードを出すことに非常に特化していますので、アルペン競技と以下で紹介するスノーボードクロスの大会では、このアルペンボードが使用されています。

 

【著者に聞きました!】アルペン競技で印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が、アルペン競技で印象に残っている大会とシーンを教えてください!

A. 2018年平昌オリンピックでのパラレル回転女子のレデツカ選手が金メダルを獲得したことです。レデツカ選手はスキーでもスノーボードでも平昌オリンピックに出場しており、さらにスキーとスノーボードでの二冠(どちらも金メダル)には本当に驚きました。しかもスノーボードでは、圧倒的な実力で危なげなく勝っていたのが印象的でした。

 

▼以上のことを踏まえてもう一度アルペン競技を観てみよう!

 

スノーボードクロスの楽しみ方

▲スノーボードクロスの大会

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

種目名 スノーボードクロス
同時滑走人数 4~6人
形式 レース

 

スノーボードクロスは、同じコースを4〜6人が一斉にスタートして着順を競う競技です。

先ほど紹介したアルペン競技と同じ「レース種目」に分類されますが、内容は大きく異なります。

 

スノーボードクロスの最大の特徴はコースです。

ただの一枚バーン(一つの方向だけに傾斜があるゲレンデ)を滑るのではなく、バンク(斜めになった斜面)やウェーブ(起伏)・キッカー(ジャンプ台)が設置されたコースで行われます。

スピードだけでなく、コース取りや勝負を仕掛けるタイミングなどの駆け引きも勝負を分けるポイントで、そのやり取りを観るのもスノーボードクロス観戦の醍醐味です。

 

▼スノーボードクロスのコースの例

 

巨大なキッカーなども設置されていて、一度間違えれば大事故も起こりかねない中、猛スピードで繰り広げられるデッドヒートは見てるだけでもスリル満点でエキサイトします。

ターンの技術だけでなく、キッカーやウェーブの地形を利用して加速する技術も求められ、総合的な滑走力が勝負を決めます。

 

【著者に聞きました!】スノーボードクロスの駆け引きとは?

Q. スノーボードクロスの駆け引き、と言われても初心者の私にはあまり理解できないのですが具体的にどのような駆け引きを選手は行っているのでしょうか?

A. 「駆け引き」は色々なものがありますが分かりやすいところで言えば選手を追い抜かす瞬間が特に注目ポイントです。例えば後ろで滑っている選手は、コーナーでうまく前の選手のイン(内側)をついて抜かそうとしますが、逆に前を滑る選手は抜かれないようコースを塞いでブロックします。しかし、ブロックすることに集中するとスピードが落ちてしまったりして、逆にアウトコースから抜かされてしまったり、最後の直線で抜かされることになったりすることもあります。このような駆け引きがスノーボードクロスでは行われています。

【著者に聞きました!2】スノーボードクロスで印象に残っている大会・シーン

Q. スノーボードインストラクターの風祭氏(このWebonの著者)が印象に残っているスノーボードの大会とシーンを教えてください!

A. 2007年のX-GAMES(有名な世界大会)が印象的でした。90年代後半に大活躍していたショーン・パーマーという選手がいたのですが、2000年以降はスキークロス(スノーボードクロスのスキー版)やマウンテンバイクの方に転向し、スノーボードの大会には出ていませんでした。(スキークロスやマウンテンバイクでも世界トップレベルで活躍していました) そのショーン・パーマーが復活し、結果は4位という成績でしたが、相変わらずのスタートダッシュの速さは見ているだけで興奮しました。

▼ショーン・パーマー選手の滑りまとめ

 

▼以上のことを踏まえてもう一度スノーボードクロスを観てみよう!

 

テクニカル

▲テクニカルの大会

photo by TimOve 

種目名 テクニカル
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

テクニカルは、ターンの美しさや技術を競う競技です。

これまでご紹介してきたアルペンやスノーボードクロスと違いタイムは関係ありません。

決まったコースも設定されておらず、自由演技で競われます。

 

「ミドルターン(中ぐらいの幅(8m程度)のターン)」や「ショートターン(小さい幅(2m程度)のターン)」などの種目が設定されており、その種目に合わせた演技を自由に滑り、その採点を競うのが一般的なルールです。

 

 

基本的にはターンがメインとなりますが、フリー演技やグラトリ種目※などがある大会もあり、色々な滑りを見られるのが魅力的です。

※フリー演技やグラトリ種目・・・スピン(回転技)やグラブ(下図参照)などのターン以外の技を競う種目の事

▼グラブ

グラトリ
グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は「道具の選び方入門~滑り方で選ぶ~」で!(このページはスノーボード「大会観戦・動画鑑賞」入門)

 

一枚バーン(1方向の傾斜だけのゲレンデ)の中で自分の個性と技術を競うテクニカル競技こそ、ある意味スノーボードの全てが詰まった競技と言えるかもしれません。

 

世界的にはメジャーな競技ではありませんが、国内では非常に人気のある競技です。

最近ではテクニカル競技専門の板なども多数登場しています。

トップクラスの選手になると、スピードもターンのキレも物凄く、アルペン競技にも負けない迫力があります。

 

▼以上のことを踏まえてもう一度テクニカルの大会を観てみよう!

 

以上、アルペン・スノーボードクロス・テクニカルについてご紹介をしました!これで主な大会種目の解説は終わりです。次のページでは大会を観る際に知っておくべき有名プロスノーボーダーたちをご紹介します!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

バス釣り道具の選び方・おすすめ② 【リール編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ロッド」でしたが、このページでは「リール」について解説いたします。

 

リールとは

 

「リール」とは釣り竿に取り付けて、糸を巻き取る道具のことです。

ロッド(釣り竿)の次に必要な道具として押さえておきたいのが「リール」と呼ばれるタックル(釣り道具)における心臓部のようなアイテム。

バス釣りを含むルアーフィッシング(=ルアーを使って行う釣り)では、一般の餌釣り(フナ釣り・鯉釣り・タナゴ釣りなど)と違ってルアーをより遠くへ投げます。

そのため、放出された糸を回収するための道具を必要とします。

この回収機こそが「リール」と呼ばれるもので、ハンドルを回すことによって糸を自在に巻き取ることができる大変優れた道具なのです。

 

 

リールは大きく「スピニングリール」「ベイトリール」の2種類に分けることができます。これはリールについて理解する上で、とても重要な要素です。

この2種類の違いについて理解してから「リールの大きさや糸巻き量」「スペック(ギア比、最大ドラグ力、巻取り長さ)」についても知っていきましょう。

 

スピニングリールとベイトリール

 

リールの種類は大きく分けると「スピニングリール」と「ベイトリール」に分かれます。

「スピニングリール」は、軸を中心に糸を横方向に巻き取るタイプ(下図参照)のもので、「ベイトリール」は両軸リールとも呼ばれ、軸を縦方向に回転させて糸を巻き取るタイプ(下図参照)のもの。

 

 

スピニングリールはルアー回収時のトラブルも少なく、初心者でも簡単に使いこなせますが、ベイトリールは巻き取る際に糸が絡んでしまうトラブルも多く、中~上級者向けのリールと言えます。

その為まず最初に購入するのであれば、スピニングリールが使いやすくおすすめです。

リールの扱いに慣れてきたら、次第にベイトリールに切り替え、キャスティング(=竿にリールをつけてルアーを投げること)のバリエーションを増やしていきましょう!

「スピニングリール」「ベイトリール」の両方のリールを使い分けるうえで、それぞれの特徴を知っておくと、より適したシーンで効率的に魚を狙うことができます。

 

スピニングリール

 

「スピニングリール」は、おもに軽めのルアーを扱う際に多く使われ、細いライン(糸)と組み合わせることによって感度が上がり(感度が上がる:魚が食いついたのを感じやすくなる)操作性が向上します。

スピニングリールは、ナーバスなコンディション(神経質な状態≒ルアーを警戒している状態)のブラックバスを慎重に狙いたい時に使用しましょう。

 

ベイトリール

 

対する「ベイトリール」は、軸を縦方向に回転させて力強くラインを巻き取ることができるため、サイズの大きい重めのルアーにも対応できるといった特徴があります。

ベイトリールは太いライン(糸)を用いて強引な釣りを展開したい時に使用するのがよいでしょう。

例えば、繊細な釣りでもなかなか釣れないといった時に、あえてハードルアーで果敢に攻めて反応を探ったりします。また、時間がない時などもやる気のある魚だけを狙ってハードルアーを用いた強引な釣りを展開します。

 

▼2つのリールの特徴一覧

種類 対象 特徴 使い分け
スピニングリール 初心者向け ・ルアー回収時のトラブルが少なく扱いやすい
・軽めのルアーを扱う際に多く使用される。細いラインとの組み合わせで感度が上がる
・ナーバスなコンディションのブラックバスを慎重に狙いたい時に使う
ベイトリール 中~上級者向け ・ルアー回収時に糸が絡まる時がある
・サイズの重めのルアーにも対応できる
・太いラインを用いて強引な釣りを展開したい時に使用する

 

番手 ~大きさ/糸巻き量~

 

スピニングリールにせよベイトリールにせよ、バスフィッシングにおいて「リール」はなくてはならないものです。ロッド(釣り竿)と同じく、最初はバーサタイル(=万能)な機能を兼ね備えたものを選びたいところです。

 

リールを選ぶ際「2000番」とか「3000番」といった商品名の後ろに付いている番号を目にする機会があるかと思います。

これは「リールの大きさや糸巻き量を示す管理番号」のようなもので、通常「番手」と呼ばれています。

この番号、すなわち「番手」によって、選んだリールがどんな釣りに適しているのかがひと目で分かるようになっているのです。

一般的なバスフィッシングで使う番手は、1000番~3000番クラスのものが多く、数字が小さいほどリール自体が小さく、パワーも下がる仕組みです。

一般的にバーサタイル(多目的)に使えるものは、およそ2000番クラスで表示されていることが多いです。

 

スペック ~ギア比・最大ドラグ力・巻取り長さ~

 

最後に、しっかりとしたリールを選んで頂くために、是非知っておいて頂きたいことがあります。

リールには1つ1つの性能を示す「スペック表記」が記されており、それによってどのようなリールであるかを判別できるようになっています。

おもに参考にすべき表記は「ギア比」「最大ドラグ力」「巻取り長さ」の3つ。

 

「ギア比」とは、ハンドルとスプール(糸が巻いてある芯のこと)の回転比率の事で、ハンドル(=リールに付帯されている握る部分の名称)1回転につき、スプールが何回転するかを表しています。

 

例えば、ギア比6.3と記されていれば、ハンドル1回転につきスプールは6.3回転します。数字が上がれば、それだけラインの巻取り量が多くなるというわけです。

ちなみに、ラインの巻取り量が多いと素早く投げたルアーを回収することができます。

 

「最大ドラグ力」は、簡潔に言うと引張強度(=引っ張られた時に耐えられる度合い)のこと。

 

ドラグ(=ラインの放出を制限するつまみ状の装置)を最も強く締めた状態での最大負荷を表す数値で、ドラグ力が「4キロ」と表示されていれば、4キロまでの負荷に耐えられるという事になります。

最大ドラグ力は、釣りたい魚の大きさを基準に選びましょう。

 

「巻取り長さ」に関しては、ハンドル1回転につきどのくらいの長さのラインを巻きとれるかを表しており「58」と明記されていれば「ラインを58センチ回収できる」という事になります。

ちなみに、巻取り長さが多ければ多いほど、ルアーを回収する速度が上がり、よって同じ時間の釣りでも数多くのキャスト(ルアーを投げる事)が可能となります。

 

ちなみに初心者は、ギア比は5~7くらい、最大ドラグ力は3~5、巻取り長さは60~70くらいがベストではないかと思います。

これら、リールに関する特徴やスペックなどは、選定する際の最も基準となる情報です。

もしわからなければ、釣具屋さんの店員さんに確認するなどし、しっかりとしたものを選ぶようにしてくださいね!

 

初心者におすすめのリール

スピニングリール

 

リールは価格も安く、汎用品として多くの釣具屋さんに出回っておりお求めやすい理由からこちらが初心者におすすめです。

 

ダイワ(Daiwa) 15レブロス 2004 00057372【あす楽対応】

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ベイトリール

 

ベイトリールは、中~上級者向けのリールです。ただ、下記のリールは初心者にも扱いやすく、なんといってもお手頃価格なのが魅力です。

 

シマノ バスワン XT RIGHT(右)

楽天で購入

 

 

次のページでは「ルアー」について解説していきます。色々な種類のルアーを使い分けることはバス釣りの魅力なのです。

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バス釣りの釣り方の基本

Webon紹介目次著者

バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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前ページではバス釣りの基礎知識をお伝えしました。

このページでは「釣り方の基本」について解説します。釣り方の基本を知っておけば、バス釣り全体のイメージを掴むことができ、次の章以降の「場所」「道具」「コツ」の解説についても理解しやすくなることでしょう。

 

釣り方の基本

 

バス釣りのゴールは前のページでもお伝えした通り、壮絶な魚との駆け引きに打ち勝ち、見事手中におさめるという高いゲーム性と醍醐味を味わうことです。

そんなバス釣りに、1人で釣り場に行けるようになるまでが、このWebonの真の役割となることを願っています。

では、このWebonの最終地点である「魚を釣り上げる」為に必要な「釣り方の基本」とはいったいどのようなものなのでしょうか?

今まで全く釣り経験がない方のために、ルアー釣りの原点ともいえる「魚を釣り上げるまでの基礎」をここでは紹介していきたいと思います。

初心者が覚えるべき基礎知識は5つだけです。それぞれの項目について、以下で解説していきます。

 

▼画像で確認!覚えるべきこと5つ!

 

 

① 道具の準備

 

バス釣りを含むルアー釣りでは、おもに本物のエサの代わりにルアーと呼ばれる疑似餌を針先に付けて魚を誘います。

▼ルアーを針先につける様子

 

この疑似餌(ルアー)とはどのようなものかというと、バルサ材(=軽く加工しやすいのが特徴)などの木材を加工して作られたものや柔らかい樹脂を用いたものなど種類も様々です。

これらを道糸(=リールに巻かれている糸)に結ばれた針先に巧妙にセットしてリアルさを演出していき、ブラックバスがエサだと勘違いして食いつくようにしていきます。

 

 

ルアーには「ソフトルアー」「ハードルアー」の2種類があります。

やわらかいソフトルアーであれば、基本はチョン掛けと言って、本体の真ん中辺りに針を引っ掛けるようにセットしますが、その他にも先端の部分にひっ掛けたりして誘うやり方もあります。

▼ソフトルアーにチョン掛けのイメージ

 

木材でできている「ハードルアー」と呼ばれるものでは、針は本体部分と一緒になっていますので、本体の先端についている「アイ」と呼ばれる輪っかの部分に道糸を通せばセットは完了です。

▼ハードルアーのアイ

 

バス釣りにおいては、疑似餌の付け方ひとつで釣果が大きく変わってしまうため、道具を準備する上では、知っておかなければならない大切な知識です。

 

▼先端にチョン掛けしてる様子

 

「ソフトルアー」「ハードルアー」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

② ロッド(釣り竿)の投げ方

 

ロッド(釣り竿)に装着してあるルアーを狙った場所に投げるには、それなりの練習が必要ではありますがすが、さほど難しいものではなく、早い人であれば数投でマスターできる程度のものと理解しておきましょう。

ルアーを投げるフォームをキャステイングフォームと言いますが、代表的なもので3つあり、「オーバーヘッドキャスト」「サイドハンドキャスト」「アンダーキャスト」に区分されます。

 

「オーバーヘッドキャスト」は大きく振りかぶる動作と共に、頭越しに思い切りよく投げるキャストで、ルアーをより遠くへ投げられるといった特徴があります。

 

 

「サイドハンドキャスト」は中腰姿勢で身体の横からわずかな力で狙った場所を射抜くキャスト方法です。

 

 

「アンダーキャスト」は足元から軽くロッドの力を利用して投げる戦術です。

 

 

いずれのキャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)にも言える大事なことは、ロッドをあまり強く握らず、竿先の反発力をフルに活かして投げるのがうまく投げるコツであるということ。

狙った場所が足元であれば、ほんのわずかな力で竿先に乗せる感じに、遠くであればルアーの自重を竿先から中心部にかけてゆっくりと乗せる感じに振りかぶれば、自然とピンポイントで的を射抜くことができるようになります。

 

③ 魚が食いついたか判断する方法

 

ルアーが着水してから、糸を動かしたり引っ張るなどの何らかのアクションを加えると、魚が疑似餌を本物のエサと勘違いして食いついてきます。

これを「魚のアタリ」と言います。

▼疑似餌を本物エサと勘違いしている様子。食いついたら「アタリ」

 

ルアーには表層(水面の部分)で動かせるルアーと、水中に漂わせて誘うタイプのルアーがあります。

表層で動かせるルアーの場合は、この「アタリ」がひとめで分かります。

大きな口を開けてルアーめがけて飛びついてきますので、竿先が大きく引き込まれたり、「ググッ」という重たい感触を手元に感じ取る事ができるでしょう。

▼ひとめで分かる「アタリ」

 

逆に水中の底付近を漂わせて誘うルアーでは、明確なアタリを感じ取れないことが多く、魚が食いついたかどうかを判断できない場合があります。

しかしこの場合でも、何らかの「アタリ」の感触があるのは確かです。

意識を手元や竿先に集中すると、「コンッ」というアタリか「コツコツ」という何らかの違和感を感じることがあり、この場合は魚がルアーを突いている状態なので、アタリであると捉えて次に強い引き込みがあるのを待ってください。

 

④ 魚が食いついた時にすること

 

多くの場合、ブラックバスのアタリというのは、分かりづらいものですが、もしも小さいアタリを感じ取る事ができたら、魚がルアーを咥えた場合、次に大きな「ググッ」という引き込まれるようなアタリが来ることが多いです。

この引き込まれるような強いアタリは完全に咥え込んだ状態である事を意味し、ルアーを根こそぎ持って行こうとしている状態です。

 

もしもこの様な場面になったら、迷わず大きくロッド(釣り竿)を立てて糸を張り、フック(釣針)をブラックバスの口にがっちりと刺してください。

このフックを刺すアクションを「フッキング」といい、これが甘いと途中で針が外れて魚に逃げられてしまいます。

▼フッキングの様子

 

魚が食いついたかどうかのアタリの目印は、糸が水面上をゆっくり「スーッ」と横に動いたり、急に走り出したりすることが多いので、この様な動きも合図となります。

無事にフッキングが決まったら、後はライン(糸)を巻きながら魚とのやり取りを楽しみ、足元でキャッチするのみです。

ランディング(=魚を取り込むこと)の際は、タモ網という取り込み用のネットを使えば確実にキャッチできます。

▼タモ網の例

 

ただ、その際にタモ網を使わずに大きな口をそのまま手で掴む「ハンドランディング」もバス釣りの楽しみの1つとしてお勧めです。

▼ハンドランディング

 

⑤ 釣った後にすること

 

ブラックバスのファイト(=魚が針にかかってからのやり取り)を堪能し、無事に手元まで引き寄せてランディングできたら、1つの目標は達成です!

あとは、その後のお楽しみとして、メジャーで魚のサイズを測り、お気に入りのポーズを決めて是非思い出の1枚に納めましょう!

▼メジャーで魚のサイズを測っている様子

 

ちなみにブラックバスはあまり長い間、水中から出した状態にしてしまうと酸素不足に陥り、弱ってしまいます。

記念撮影は出来るだけ早めに済ませ、早急に水の中へ戻してあげるのが、魚にとっても優しい気遣いと言えると思います。

▼お気に入りのポーズで記念撮影

 

また釣った後、食べられるかどうかも気になる方もいるかと思います。

私の知り合いではブラックバスを釣って食べたことのある方が数多くいます。

実際にブラックバスは、過去に食用として日本に輸入されたとも聞きますし、現在では、滋賀県の琵琶湖界隈では、ブラックバス料理がふるまわれている所もある様です。

事実、私も食べた事があるのですが、正直あまり美味しい魚とは思いませんでした。淡水魚特有の独特の臭みというか、苦みがあるんですね。調理方法によっては、美味しく頂けるのかもしれませんが…。

 

何はともあれ、バス釣りは、ただ純粋にゲームフィッシングとして楽しむのが1番良い方法ではないかと私は考えています。

 

さて、次のページから第2章です。第2章ではブラックバスの「釣り場所」について解説してまいります。

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5分でわかる!ハーフパイプのルールと楽しみ方!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

ハーフパイプの大会の楽しみ方

 

このページからはスノーボードの種目についてさらに掘り下げて紹介していきたいと思います。

まず最初に「ハーフパイプ」という種目について解説していきます。

ハーフパイプのルールや見どころ、注目ポイントを知ればもっと楽しくハーフパイプを観戦することができるでしょう。

 

ハーフパイプとは

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

 

ハーフパイプは円柱を半分に切ったような形状のコースで、壁を利用してジャンプをして、その演技を競う競技です。

ハーフパイプのサイズは、特に決まりはなく大会ごとでサイズが異なります。

ちなみに2018年の平昌オリンピックでは、横幅20m、全長180m、高さ6.8mという最大規模のサイズで競技が行われました。

 

▼ハーフパイプの大会の様子

 

ハーフパイプの採点

 

ハーフパイプは「演技全体の印象」「ジャンプの高さ」「技の難易度」「技の完成度」「技の多様性」などの項目を総合的に判断して採点します。

つまり、複数回ジャンプを行うハーフパイプでは1つのジャンプだけが良くてもダメで、色々な技を高い完成度で繰り出し、総合的に優れた滑りをしなくては高得点は出ないということです。

 

採点方法と審査員の数
平昌五輪のハーフパイプでは(大会によって審査員の数や点数は異なります)6人の審査員がそれぞれ100点満点で審査をしました。6人の中で最も高い採点と最も低い採点を除いた4人の点数の平均がその選手の点数になります。

A B(高) C D(低) E F
95点 99点 93点 90点 95点 93点

上のような採点が行われた場合は最高点(99点)のB審査員と最低点(90点)のD審査員を除いたA95点C93点E95点F93点の4名の平均である「94点」が得点となります。

 

細かい採点方法は各大会ごとによって異なりますので、一概に「どんな滑り方が良い」と決めることもできないのが難しい部分になっています。

以下では採点基準について詳しく解説していきます。

 

採点基準1 技と難易度

photo by Zach Dischner

 

ハーフパイプは空中でジャンプしながら回転する「スピントリック」が基本的な技となります。

そしてその技の難易度の高さと完成度を競うのですが、基本的にはたくさん回した方が難易度が高くなり、ポイントも高くなると考えて大丈夫です。

 

 

横方向のスピンは半回転が180(ワンエイティー)、1回転が360(スリーシックスティー)、1回転半が540(ファイブフォーティー)というような回転数に合わせた呼び方をします。

 

 

さらに、この横方向のスピンに加えて縦回転のスピンを加えることを「コーク」や「ロデオ」「マックツイスト」「クリップラー」などと呼びます。

これらはどれも「縦回転と横回転の複合技」ですが、縦回転の軸の入り方によって技名が違い、違う技となります。(判断は難しいのでとりあえず名前だけでも憶えておきましょう)

そしてさらに、縦に2回転することをダブルと言い「ダブルコーク」とか「ダブルマックツイスト」などと呼びます。

 

▼横回転+縦回転の例

 

さらに回転方向によっても名前が異なり、体の正面方向に向かって回ることを「フロントサイド」、背中側に回ることを「バックサイド」と呼び、さらに通常のスタンスと逆(レギュラーの人なら右足を前にする)で滑ることをスイッチと言います。

 

 

例えば、「スイッチフロントサイドダブルコーク1080」なら、通常と逆のスタンスに飛んで、コーク軸の回転で縦に2回転しながら横に3回転する技になります。

 

▼フロントサイドダブルコーク900

 

一般に横回転するよりも、縦回転を入れた「コーク」や「ロデオ」などの方が難易度は上とされ高得点が出ます。

現在は、(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度の技となっています。

 

採点基準2 技の完成度

 

さらに、技の完成度というものも採点する上で重要な部分で、空中でのグラブ(板を手で掴むこと)の時間や、バランスを崩して暴れたりしない方が、より完成度が高いとされ高得点が出ます。

 

▼グラブ

 

採点基準3 技の多様性

 

先ほど(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度と言いましたが、じゃあその技を連発すれば高得点が出るのか、と言われるとそうではありません。

様々な技をやった方が高得点がでます。

 

縦方向のスピンだけでも「フロントサイドスピン」「バックサイドスピン」「スイッチフロントサイドスピン」「スイッチバックサイドスピン」の4方向の回転があり、それらは全部別の技としてカウントされますし、「ロデオ」と「コーク」(これらは縦回転の違う軸回転)でも違う技になります。

 

 

それらの別の技を色々組み合わせながらルーティンを組む必要があり、選手がどんなルーティンを組んでくるのかもハーフパイプの楽しみ方の1つです。

 

採点基準4 ジャンプの高さ

photo by _e.t Some rights reserved

 

ハーフパイプの見所はなんと言ってもそのジャンプの高さです。

そしてその高さは高得点を出す上でも重要なポイントとなります。

単純に同じ技を同じルーティンで繰り出した選手がいたとしたら、ジャンプが高い方が高得点が出ると考えて良いでしょう。

 

ジャンプの高さは技の完成度にも繋がる部分で、高くジャンプしながら高難易度のトリックを繰り出すのは本当に難しいので、その難しいことをするのが高得点に繋がります。

 

ハーフパイプの注目ポイント!

 

オリンピックなどの世界トップレベルの大会になると、みんなすごすぎて何が高得点で何がダメなのかよくわからなくなりますよね。

そんな時にズバリ注目して欲しいのは「着地」そして「ジャンプの高さ」です。

 

 

着地に失敗すると減点の対象となるばかりか、スピードが落ちて次のジャンプで高さを出すことができなくなります。

減点にならないような細かい着地のミスだとしても、次の技に繋がらなくなり高得点を出すのが難しくなってしまいます。

どんなにすごい技をした人でも、着地が微妙で次に繋がらなくては勝つことはできません。

ですので、着地とジャンプの高さを見れば、その1本がうまくいって高得点が出そうなのかがわかるはずです。

 

スタイルにも注目!

photo by Nic Redhead Some rights reserved

 

これはスノーボーダーの習性だと思うのですが、みな高得点を狙いながらも個性を出した自分らしい滑りを忘れることがありません。

スノーボードの世界では、それを「スタイル」と呼ぶのですが、高得点を狙うだけならみんな同じルーティンの技にしてしまうでしょう。

しかし、それをせず他の人とは違う個性的な滑りを必ずどこかしらに入れてきます。

 

例えば、平野歩夢選手ならファーストエアー(最初のジャンプ)は、スピンをせずにとにかく高いジャンプを入れ、金メダルのショーン・ホワイト選手はルーティンの途中に、独特のグラブ(板を手で掴むこと)で魅せるフロントサイド540を必ず入れてきます。

 

平野歩夢(1998-)
平昌五輪のハーフパイプ銀メダリスト。その他大会でも受賞歴は多数。

▼平野歩夢選手のハーフパイプ(ファーストエアーに注目!)

ショーン・ホワイト(1986-)
アメリカ出身。平昌五輪のハーフパイプ金メダリスト。

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▼ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

 

また、腰パンで世間を騒がせた國母選手は、大きな「マックツイスト」という技を必ず入れてきました。

 

國母 和宏(1988-)
バンクーバー五輪8位入賞。

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これはスノーボードならでは部分だと思うので、勝敗を分ける部分以外にも是非注目してみてほしいです。

このように選手それぞれの個性的な部分に注目すれば、ハーフパイプの大会をもっと楽しく見れるでしょう。

 

【編集部のギモン】上級者はどこを観る?

 

スノーボード上級者でも、1番興奮するのは高いジャンプや高難易度のトリックなど初心者の方と変わらないと思います。優勝候補の選手が、すごい演技をミスなく見事に完走した時はレベル関係なく誰もが最も興奮します。

ただ上級者は、選手それぞれの「スタイル」に注目する人が多いです。

先にも少し書きましたが、選手それぞれの個性的な滑りを「スタイル」とスノーボードでは言います。

平昌オリンピックでも解説の方が「格好いいです」「スタイルが出ていますね」というスノーボードならでは解説をして少し話題にもなりました。

他の人がやらないような個性的なグラブや技、特徴的な滑りをする選手がいると、順位に関係なくスノーボードを実際にやっている人は興奮するのです。

 

以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう! 以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

モータースポーツのカテゴリーを知ろう!

Webon紹介目次著者
モータースポーツを観たことがありますか?F1もモータースポーツの一つですがF1以外にも面白いレースはいくつもあります。ルールはもちろん、走る場所・スピード・マシンも違うのです!

「モータースポーツ観戦初心者入門2 ~有名レース編~」はこちらから!

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 

まずは、モータースポーツにはどのようなカテゴリーがあるのかを解説していきます。以下に示すのは今回ご紹介するレースのカテゴリーのみで、モータースポーツにはもっと多くのカテゴリーがあります。

詳しくは「モータースポーツ初心者入門1」の以下のページをご参照ください。(このページは「モータースポーツ初心者入門2」です)

 

▼2輪種目

名称 場所 競い方
ロードレース サーキット スピード

▼4輪種目

名称 場所 競い方
ロードレース サーキット スピード
ラリー 一般道 スピード

 

2輪(バイク )編

ロードレース

photo by Aiena Zahira Daim Some rights reserved

 

「ロードレース」はサーキットなどの舗装された道路の上で行われるレースになります。

 

▼サーキット

photo by F.123

 

モータースポーツは他にも、雪道の中を走ったり、街中を走ったりすることもありますが、「モータースポーツ」と聞けばこのロードレースをイメージされる事でしょう。

ロードレースには大きく分けて「スプリントレース」と「耐久レース」があります。

「スプリントレース」は、決められた距離や周回数を走りきった時間の早さを競い、「耐久レース」は決められた時間内に走り切った周回数を競います。

 

 

4輪編

ロードレース

photo by Mark McArdleoriginally posted to Flickr as Race Start! CC 表示-継承 2.0

 

2輪のロードレースと同じくサーキットなどの舗装されたコースで、一斉にスタートしてゴールをめざす競技です。

こちらも2輪同様にスプリントレースと耐久レースがあります。

 

 

ラリー

photo by paul_p!

 

ラリーは決められたルートを決められた指示に従って走破する競技です。

先ほど紹介したロードレースとは違って一般道(舗装されてる道、未舗装の道、雪道、林道など)を走るのが特徴です。

 

いくつも用意されているSS(スペシャルステージ)と呼ばれる競技区間で1台ずつタイムアタックし、その積算タイムで勝敗を争います。

 

そしてSSとSSの間は私たちが利用する一般の道路を使って移動します!

もちろん一般車が走っている中をその国の道路交通法に基づき移動するので、マシンにはナンバーが付いています!

 

▼ナンバーの付いたラリーのマシン

photo by mauro

 

このSSとSSの間の移動区間を「リエゾン」と言います。このように一般の車と一緒に走るのもラリーの魅力なんです!

クルマにはドライバーと「コ・ドライバー(ナビゲーター)」2人が乗り込み、2人の力を合わせて戦います。

 

ラリーでは長い距離を走るため、走る道を全て覚えるのは不可能です。

そこでコ・ドライバーがドライバーに道の情報を伝えることによって、ドライバーは正確な運転操作ができるのです!

 

その他にもクロスカントリーラリーという超長距離のラリー(何日もかけて数千km~1万km前後を走るラリー)なんていうのもあります。

 

 

以上、ご紹介したカテゴリー

  • 2輪ロードレース(スプリント)
  • 2輪ロードレース(耐久)
  • 4輪ロードレース(スプリント)
  • 4輪ロードレース(耐久)
  • ラリー

について国内外の有名なレースをそれぞれご紹介していきます。

是非、レースについて知りモータースポーツをもっと楽しんでいただければと思います!

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 



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目次著者

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

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