バス釣り道具の選び方とおすすめ③ 【ルアー編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第3章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「リール」でしたが、このページでは「ルアー」について解説いたします。

 

ルアーとは


▲ルアー

 

ルアーとは「疑似餌(ぎじえ)」のことです。

糸の先端にルアーをつけて水中に漂わせることで、ルアーを「エサだ」と勘違いした魚が食いついてきます。そして、魚の口に針を引っ掛けて釣ります。

ルアーは、木材やゴムなどで作られており実際に食べることはできません。その為「疑似餌(疑似=真似た 餌=エサ)」と呼ばれているのです。

 

 

バスフィッシングに魅了された方は、必ずと言っていいほど「ルアーコレクター」になります。

タックル(道具)を語るうえで欠かせない「ルアー」というアイテムは、バスアングラー(=バス釣りを行う人)にとってそれほど神秘的で魅惑的なものなのです!

 

そもそもブラックバス釣りの人気がある理由も、このルアーの存在が大きく関係しています。

ブラックバスはルアーに激しく食らい付いてくるので、壮絶なファイトを堪能できます。そこに、楽しさや魅力が詰まっているんです♪

また、色々な種類のルアーがあり道具選びもバリエーションに富んでいます。「様々なルアーを組み合わせて、いかにヒットに持ち込むか」という奥深さが、釣り人の好奇心をくすぐるというわけなんです♪

 

ルアーの形状は「いかにも」という活エサ(虫などの生きているエサ)そっくりのものもあれば、見るからにエサとしては認識できないようなものも存在したりと、多種多様。

そんな疑似餌に大口を開けて食らいつくブラックバスの本能を活かしたダイナミックさが脚光を浴びているわけです。

 

 

ルアーの動き

 

また、ルアーは投げてリール(釣り糸を回収する道具。詳しくは前のページで)を巻くだけで、泳ぐような動きをする仕組みになっています。泳ぎ方はそれぞれのルアーによって異なります。

魚の反応に合わせてロッド(釣り竿)を動かしてルアーを動かすことで、さらに魚を食いつかせやすくすることもできます。

 

【編集部コラム】ルアーの動かし方の種類
ロッド(釣り竿)を動かすことで、それに伴いルアーも動きます。ルアーの動きによって魚に食い気を与えたり、ルアーの存在を知らせたりすることができます。それによって、より釣果(釣りの成果)が上がる可能性があります。

以下に代表的なルアーの動かし方を挙げさせていただきます。

●リトリープ・・・リールを巻くこと。巻き方のスピードに変化をつけることで魚のやる気に火がつくことも。

●ストップ&ゴー・・・リールを巻いている途中にルアーの動きを一瞬止めたり、再度リールを巻くテクニック。魚にルアーに食いつかせるタイミングを与えます。

●トゥイッチ・・・ロッドの先をチョンチョンと小刻みに動かしながらリールを巻き取るテクニック。逃げ惑う小魚のような演出ができます。

●ジャーク・・・ロッドを大きく動かし、ロッドを元あった位置に戻す間にリールを巻いてルアーを動かすテクニック。

●リフト&フォール・・・ルアーを上下に動かすテクニック。魚は上から落ちてくるものに興味を示すという性質を利用したもの。

●ボトムバンピング・・・水底でルアーを跳ねるように動かすテクニック。

 

ルアーはなぜ使い分ける必要がある?

 

ところで、そもそもなぜルアーをたくさん使い分ける必要があるのでしょうか。

ルアーの機能の違いを一言で言うならば「魚の食いつき方の違い」ということです。

また、水面上(トップウォーター)・中層(ミドル)・ボトム(水底)などと場所によって適切なルアーを使い分けないとブラックバスがエサと認識せずに、食いついてこないのです。だからたくさんのルアーを使い分ける必要があるのです。

 

 

また「同じブラックバスなのだから、どのルアーを使っても食いつき方は変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。人間が人によって好きな見た目が違うようにブラックバスそれぞれで食いつきたくなるルアーがあるのです。

また「弱っているエサを狙うブラックバス」もいれば「とにかく巨大なエサを欲する大物のブラックバス」もいます。こうしたブラックバスの趣味嗜好を読み、それに合わせたルアーを使い分ける必要があります。(例えば、弱っているエサを狙うブラックバスに対しては、弱っている小魚のように見えるルアーを使ってみたり。)

このように思考を巡らせてどのルアーを使うかを選ぶのも、バス釣りの楽しいところであるのです。

 

【筆者に聞きました!】Q. ブラックバスは本当にルアーをエサと認識している?
A. ブラックバスが本当にルアーをエサと認識しているかと聞かれると不思議なところはあります。

基本は、バスはルアーをエサと認識していると思うのですが、なぜかこれがエサには全く見えないハードルアーに食いついたりします。スピナーベイトがいい例ですかね…。

▼スピナーベイトの例

色や日によって反応が全然変わったりします。ある時はアピールカラー(派手な色のルアー)で魚がルアーに食いついてきたのに、今日は全然当たらないなど…。特にスピナーベイトになぜ食いつくのかは、原因は定かではありません…。

また単に好みのエサによって使い分けるのではなく、リアクションバイトという「ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまう」という方法もあります。こちらについては第4章(このページは第3章)で解説します。

 

ルアーの種類

 

ルアーの種類は大きく分けると2種類あります。

柔らかい素材を活かした「ソフトベイト(ソフトルアー)」と呼ばれるものと、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードベイト(ハードルアー)」と呼ばれるものがあります。

ソフトベイトは底を這うようなイメージ、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。つまり、狙う層で使い分ける感じですね。

 

▼ソフトベイトの例
▼ハードベイトの例

 

以下ではこの2種類のルアーの違いについて解説します。

 

ソフトベイト(ソフトルアー)

 

 

ソフトベイトは、柔らかい樹脂製のゴムでできており、フニャフニャと艶めかしく動いて魚を誘う習性のあるルアーです。

よりナチュラルに、自然に近い何者かの生命体をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

ハードベイト(ハードルアー)

 

対する「ハードベイト」は、硬い木材などでできた小魚などのシルエットを施したイミテーションルアー(イミテーション=模倣品)です。

トリッキーな動きと派手なアクション(動き)で瞬間的に魚に食いつかせます。

 

どちらのタイプも数えきれないほどの種類があり、それぞれにアクションが異なります。まずは、どれでもいいのでお好きなものを使ってみて、1度魚を釣ってみると世界が変わります。

釣れたらそのルアーの形状や色、アクションの仕方などを覚えて置き、そこからバリエーションを増やしていくと、おのずと連続して釣れるようになってくるはずです。

 

名称 素材 使い方
ソフトベイト 樹脂製のゴム 水底を這うようにイメージ
ハードベイト 硬い木材 中層を泳がせるイメージ

 

ルアーの種類一覧

 

バスフィッシングに使われるルアーは、水面上で激しい動きを演出して誘えるものや、中層をキビキビと動いて食わせるもの、ボトム(底)付近をピョンピョンと飛び跳ねて誘えるものなど様々なものがあります。

先ほども述べましたが一般的には、ソフトベイトは底を這うようにイメージし、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。

それぞれの種類や特徴などは、ざっくりと分けると以下の表のようになります。

ただ、初心者の方がはじめから使い分けることや、理解することは難しいかと思います。

そのため、初心者の方は「こんな使い分け方がたくさんあって極めたら面白そうだなー」くらいの感じで表を眺めていただければよいかと思います。この表の下では「結局どのルアーが釣れるのか?」という初心者の方向けの解説を行っております。

 

▼ハードベイト

種類 特徴 使い方
ポッパー 水面上で激しいポップ音を放ちバスを誘発 ストップ&ゴーを使い分けて水面上をポンピング(=ルアーの頭を沈めたり、出したり跳ねさせるに意)させる。
ペンシルベイト 水面上で弱った小魚を演出 巧みにロッドワーク(=ロッドを動かして魚にアピールすること)を使ってアクションさせる。
ビッグベイト 全長10センチを超える大型のルアー。ランカーバスのみにターゲットを絞って狙う際に使用。 トゥイッチ&ジャーキングなど様々なアクションをおりまぜて使用。
(トゥイッチ=ルアーの頭を左右に振り魚を誘う動作/ジャーキング=ロッドを大きく動かして、ルアーを大きく動かすこと)
バズベイト 水面上でプロペラ(=バズベイトのの先端についてる)が強波動を生み出し、遠くのバスを寄せ付ける。 一定の速度で水面上を巻くだけで効果を発揮する。
フロッグ カエルそっくりの動きでバスを誘う。 ストップ&ゴーをおりまぜてアクションさせる。
ミノー 小魚を演出したシルエットのルアー。 水中で弱った小魚を演出するように使用。
シャッド 比較的浅瀬の水中を勢いよく泳ぎ回る。 水深1~2メートル位の水中をトリッキーな動きで誘う。
クランクベイト 水深2~3メートルの水中をウォブリング動作でバスの好奇心をあおる。 ウォブリング(ブルブル震える動作)を使ったストップ&ゴー。
ジャークベイト ジャーク(ロッドをあおる)すると逃げ惑う小魚を演出する。 ジャーキングに特化した動作。
バイブレーション ブルブルと小刻みなバイブレーションが波動を生み出す。 一定間隔でジャーキングなどを入れ、バイブレーション効果との両立をはかる。
プロップベイト ヘッド部に付いたプロペラが小さなノイズと振動を生み出す。 水中を一定の間隔でリトリーブ(巻く)したり、時にフォール(落とす)させる。
スピナーベイト ボトムから中層を探れるパイロットルアー(=その日の1投目に使用し、魚の反応、風向きなどを状況を判断するためのルアー)。 微波動を意識しながら一定の間隔でリトリーブ(巻く)。
スピンテールジグ テール部に小さな金属状の羽根を装備したアピール度の強いルアー 冬場などにゆっくりとボトムを引くだけでも効果大。
メタルジグ トラウト釣りでも多く使われるルアーで、キラキラと光り強烈にアピール。 フォール(落とす)させることにより、魚の好奇心を刺激。
チャターベイト スピナーベイトのようなワイヤー形状にプロペラの付いた最近生まれた特殊なルアー。 障害物に沿うようにアクションさせ、音と波動で刺激する。
ラバージグ フックの付いたジグにラバースカートを兼ね備えた形状で未確認生物を演出。 ボトムバンピング(跳ねさせる)させるアクションが効果絶大。

 

▼ソフトベイト

種類 特徴 使い方
ストレートワーム バスの大好きなミミズを施した人気のルアー。 着底させ、ボトムを這うようなアクションが効果的。
グラブ系 ボディーが太く、ゆらめくテール部が強烈にアピール。 ラバージグのトレーラーとして多く使われる。
カーリーテール カールしたテール部がバスの好奇心を刺激する。 フォール(落とす)やスイミング(漂わせる)を意識した使い方が有効。
スティックベイト 小魚のシルエットを施したソフトベイトルアー。 逃げ惑ったり弱った魚を演出。
クロー系 大好物のザリガニを模したルアー ボトムを這うザリガニをイミテートして使う。
シャッドテールワーム 丸い形状のテール部がピクピクと動き、バスに猛烈アピール。 基本は、ボトムのズル引きでも良く釣れる。
ホッグ系 エビやカニなどの甲殻類を模したワーム。 テキサスリグ(ボトムを這わせる仕掛け)やラバージグのトレーラーとして使用。
パドルテール 平らなテール部がふわふわと動き、不規則な微波動を生み出す。 障害物に当てたりコンタクトさせて使う。
虫系 甲殻類をイメージした代表的なソフトベイト。 水面下では暴れる虫を、水中では逃げ惑う虫をイメージして使う。

 

多くのルアーがあり、動きも全く異なるので、季節や天候を加味しながら使うととても楽しいですよ!

パターンが読めた時の感動は、計り知れないものがあります!

また、ルアー使い分け方については第4章(現在第3章)で詳しくは解説していますので、こちらもご一読いただければと思います。

 

結局どのルアーが一番釣れるの?

 

初めてルアーを手に取る方は、あまりの種類の多さに呆然としてしまうことでしょう。

では、結局のところ、1番釣れるルアーって何なのでしょうか?

端的に申しますと、答えはソフトベイト=ワームです!

 

「ワーム」とは、ソフトベイトを総称してそう呼ぶのですが、フニャフニャとした艶めかしい動きがバスの好奇心を刺激し、あらゆるコンディションでバイト(魚のアタリ)を誘発できるルアーとして知られています。

ワームはかなり万能型のルアーな上、コスパ最高でよく釣れるルアーです。ソフトベイトがはばかれるシーンも滅多に見当たりません。

筆者は、このワームを使って1日に何十匹ものバスの捕獲に成功しています。

今まで他のルアーでは全くアタリのなかった過酷なコンディション下でも、ワームを使った瞬間に入れ食い状態になることなどは多いです。

 

これはなぜかというと、ブラックバスは日常的に甲殻類や小魚などを捕食しており、これらの小動物をイミテート(真似した)したワームが直接魚の捕食本能を刺激するからなんです!

また、ワームは、他のルアーに比べてとてもアクションさせやすく(動かせやすく)「ちょっとした刺激でも猛烈にアピールできる」といったメリットがあります。

まさに入門用に適したルアーなのです。以下では実際におすすめのルアー商品をご紹介していきます!

 

筆者おすすめ初心者向けルアー3選

1 オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch



初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアー、ホントによく釣れます!

なぜ釣れるのかはバスちゃんに聞いてみないと正直分かりません!

あえて申し上げるとすれば、テールの動きが絶妙な所でしょうか。フニャフニャと艶めかしくバスの食性を刺激するんだと思います。

 

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オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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2 ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

こちらも初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアーも上記ドライブクローラーと同じで、かなり良く釣れます。ただ投げれば釣れる感じです!

他の同型のワームと比べて、アタリもとても多いです。

ホントに謎なくらい良く釣れますよ!心境としては「とにかく試しに投げてみてください!」というようなかんじです!

 

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【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

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3 ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

こちらも初心者の方におすすめのハードベイトのルアーです。

おすすめの理由は、ダイワ(=大手釣りメーカー)のクランクベイト(=丸い小魚の形をしたルアー)を代表する名作だからです!

しかも他のメーカーのクランクベイトに比べて安価とコスパもよく、良く釣れます。通常、クランクベイトの価格って900~1200円くらいなんですけど、このピーナッツは700円で手に入ります!

「なくしてもそんなに痛手じゃない!」

というのがおすすめする理由です。

しかもよく釣れます!初心者はまずこのルアーから練習してみるべきですね!

 

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ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

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ここまで、道具について「ロッド」「リール」「ルアー」と解説してきましたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします!

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バス釣りの場所の基礎知識① 【野池編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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この第2章ではバス釣りができる4つの場所「野池」「河川」「湖沼」「管理釣り場」の解説を4ページにわたって行います。

各フィールド(釣り場)別に釣れるポイントや釣り方・特徴・攻略方法などをお伝えします。

このページでは「野池」について解説していきます。

 

野池とは

 

野池とは、農業用の水を貯めるために作られた小さな池のことです。

現在は日本各地の至る所にブラックバスが生息していますが、野池は「これから初めてバス釣りを始めたい!」という方におすすめの場所です。

 

特徴


photo by 三人日 CC 表示-継承 3.0

▲千葉県 雄蛇が池

 

前述した通り、バス釣りができる場所は「野池」「河川」「湖沼」「管理釣り場」の4種類あります。

野池は「管理釣り場」という人工的なフィールド(釣り場)を除けば、最も初心者向けのフィールドになります。

 

野池が初心者向けである理由は小規模な釣り場であり魚が居る場所が一目見て分かるからです。

野池の周囲は狭いので、野池の中にいる魚の生息密度が濃く、岸のどこからルアーを投げても比較的簡単に釣る事ができます。

河川や湖沼の場合はフィールド(釣り場)があまりにも大きいため、初心者の方は魚がどこにいるかわからず、ポイントを絞るのはなかなか大変かと思います。

 

 

また、野池は割といたるところに存在するフィールドで、手軽に時間のない方でも訪れることができるのが魅力。遠くの釣り場に足を運べない方にもってこいの釣り場です。

 

野池の選び方

 

野池の選び方ですが、フィールド(釣り場)には、ブラックバスが入っている野池と全く入っていない野池の2つのフィールドが存在します。

 

 

これを見分けるには、バスアングラー(ブラックバスを釣る人)が釣りをしているかしていないかで判別します。

普段からルアーマン(ルアーを使って釣りをしている人)がそのフィールドを訪れていれば、確実にブラックバスが入っているフィールドと言えます。

反対に釣り人をあまり見かけない様であれば、いない可能性が高いので別のフィールドを探しましょう。

 

フィールド(釣り場)の見極め
フィールド(釣り場)の見極めは非常に難しい所なのですが、少なくとも1人でも釣り人(ルアーを投げている人)を見かける様であれば、そこにはブラックバスが生息している可能性は高いと言えます。

釣りには、コイなどを釣るための「投げ釣り」やフナ狙いの「ウキ釣り」などもありまして、そのような対象魚を狙っている釣り人しかいないようであれば、ブラックバスは「ほぼ居ない」と断定できます。

 

野池の釣り方の基本

 

野池は、小さなものから数百メートル以上も周囲のある大きなものまで様々です。

野池での釣り方の基本は、ランガンスタイルと言って「投げては移動を繰り返すスタイル」が有効です。ルアーを沈めてみて、反応がなければすぐに移動をして、効率よく魚の居るポイントを探っていきます。

ちなみに、ランガンスタイルはほぼ野池のみで行います。広大な湖や河川などはランガンスタイルでは、せいぜい500mくらいの距離しか回れないと思います。そのくらいの移動範囲ですと、野池よりも断然広い湖や河川でブラックバスのポイントを絞るのは難しくなり、多くの釣り人はなかなか釣れないと思います。初心者ならなおさらです。

この章(第2章)の後のページで解説しますが通常湖や河川ではランガンスタイルではなくボートを使うのです。

 

 

また、野池の多くは、水深が1メートル前後と比較的浅い所が多いです。

活性が高ければ※水面にルアーが落ちた瞬間にブラックバスが食いついてくることもあります。ちなみに、水面にルアーが落ちが瞬間に魚が食いつてくることを「トップウォーターゲーム」と呼びます。

活性が高い
「活性」とは、魚がエサやルアーに食いつく積極性の程度を表します。「活性が高い」と釣れやすい、「活性が低い」と釣れにくいことを意味します。

 

このトップウォーターゲームは、夏場などのバスフィッシングの醍醐味とも言え、迫力満点です。様々なルアーで誘い、ブラックバスが水面で食いついてくる瞬間を楽しんでみてください!

 

野池でブラックバスの居るポイント

 

野池には様々なタイプがあります。

「農業用のため池」の他「河川から枝分かれしたフィールド」や「公園の敷地内にある池」「貯水池」など多くのフィールドが存在します。

ブラックバスという魚は物陰に潜んで、近くを通る小魚などのエサを待ち構えていますので、基本的にはこのような野池の周囲にある葦や水草の際、木陰などといった障害物周りを丹念に狙っていきます。

 

また、沈んでいる船や立木・杭・パイプ・桟橋など目に見えるものがあれば、その周囲にはブラックバスがいる可能性が高いです。

「逆に目に見えない障害物」というのも存在し、沈んでいる水草や池の中に放たれた自転車やタイヤ・大きな岩といった沈下物も恰好のストラクチャー(障害物)になり得ます。

底を取りながらラインを巻いている時(野池の底でルアーを動かしている時)に引っかかるようであれば、そこには地形の変化とともに何かが沈んでいる可能性が高いので1度巻くのを止め、アタリがないか確認してからルアーを回収するようにしましょう。

 

画像で学ぶ!ブラックバスがいるポイント!

 

上記の画像は、ストラクチャー(障害物)周りにルアーを投げている画像です。上記の画像で言えば、足元なんかにルアーを落としてもバスが付いている(ブラックバスがいる)可能性が高いです。

水面で目視できる障害物を狙っても良いですし、見えない瓦礫や岩などは格好のブラックバスの住みかとなり得ます。

木陰や水草が目視できない場合は、ライン(釣り糸)を回収しながらボトム(野池の底の形状)を確認しつつ、このような障害物が水中に設置されていないかを手探りで探りながらバスの居所を掴む釣りになります。

 

釣れる野池紹介

 

実は、野池の場所は秘境性が高く、雑誌などにもあまり一般的には公開されていないのです。

なぜかと言うと、フィールドが狭く、あまり多くの釣り人がビュンビュンとルアーを投げてしまうとスレてしまい(ブラックバスがルアーに慣れてしまい)、釣れなくなってしまうからです。

そのため、現地の人も隠したがります。

私が知っているブラックバスが釣れる野池は、有名というわけではありませんが、以下になります。こちらを参考に、是非実際に足を運んでみてくださいませ。

 

▼筆者が教える釣れる野池!

都道府県 野池名
埼玉県 柴山沼・ビン沼・仙女ヶ池・丸掘・高須賀池・弁天沼・昭和池・弦代公園・宝泉寺池・油井ヶ島沼
千葉県 雄蛇が池・印旛沼・手賀沼・房総野池郡
茨城県 上野沼・砂沼・つくば野池郡

 

次のページでは「河川」について解説を行います。河川は野池よりも釣ることが難しい中級者向けのフィールドですが、河川ならではブラックバス釣りの楽しみ方をすることができるのです。

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