バス釣りのコツ④ 【プレッシャー】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第4章では、これから始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたって解説します。

前のページでは「根掛かり」についてでしたが、このページでは最後に「プレッシャー」について解説します。

 

プレッシャーとは

 

ブラックバスという魚は「こんなルアーにも食いついてくるの?」というくらい好奇心旺盛な一面がある一方で、少しでも物音を立てるとすぐに物陰に隠れてしまうほど臆病で警戒心の強い魚です。

1つの釣り場に数多くの釣り人が集中するバスフィッシングでは、あちらこちらでルアーが水面上を行き交い、それだけで魚に与える心理的影響は計り知れないものがあるでしょう。

このように、常に何らかの物理的・外的要因が原因で、過度に魚にストレスを与えてしまうことを「プレッシャー」と言います。

 

プレッシャーを与えると、魚のルアーに対する反応が急激に悪くなったりします。

ブラックバスは非常に警戒心の強い魚なので、うまく釣るにはこの魚に掛かる「プレッシャー」を常に考えて行動する必要があります。

プレッシャーを考慮に入れた上で、どうやったらブラックバスを釣ることができるのでしょうか。

やはり基本はプレッシャーのかからない、または少ないポイントを攻めていく以外に方法はないと思います。

 

プレッシャーがかからないポイント

 

小さな釣り場なんかですと、釣り人が数メートル間隔でルアーを投げている為、それだけ魚に与える人的プレッシャーも大きくなり、自然と釣れにくくなってしまうことがよくあるのです。

このようなプレッシャーの高い日本の釣り場で、ブラックバスを釣ることについてはバスプロ(バス釣りのプロ)でさえ思い悩むところではあるかと思います。

ただ、プレッシャーの少ないところは確かに存在するのです。

 

他の釣り人が少ないポイントというのは「あまり知られていない未知なるポイント」であったり「ルアーを極端に投げにくい場所」であったりして人が入る機会が少ない場所です。

そういったところには、プレッシャーが低くてスレていない(ルアーによく反応する)魚が多くいる傾向があります。このような場所は、どんなルアーを投げても比較的よく反応し釣れてくれるので、初心者にはとっておきの場所と言えるでしょう。

ちなみに、他の釣り人が少ないポイントは、歩いて探したり車で移動して探したりします。

 

平日や早朝の方が釣れる確率が高い

 

また、釣り人の少ない平日、早朝や夕方といったフィーディングタイム(=魚が食事する時間帯)は、人も少ないため魚へのプレッシャーが少ないです。

その上、ブラックバスが果敢にエサを追う時間帯であるため、日中に釣りをするよりは、はるかに釣れる確率が高くなります。

「早起きは三文の徳」と言いますが、朝早くにフィールドを訪れ、すがすがしい空気に包まれながらの釣りはとても気持ちのいいものです!

加えて初めてのブラックバスが早朝から釣れてしまったとしたら「今日はいったい、何匹釣れるのだろう?」と心の底から喜んで疑問に思うことでしょう。

特に魚の活性が高い夏場の早朝などに限っては、トップウォータールアー(=水面で動かして使うルアー)などで水面で食わせるダイナミックな釣りを満喫できるのでおすすめです。

 

以上のような考え方を参考に、是非プレッシャーの低いブラックバスを狙ってみてください!

 

まとめ

 

最後にブラックバスは、どのようなシチュエーションが1番釣りやすいのかをまとめて締めたいと思います。

 

▼一番釣れやすいシュチェーション

①いつが1番釣りやすいの?→6~9月くらいの夏の時期の
②釣れる天候は?→曇りか雨の日の
③時間は?→フィーディングタイムである早朝か夕方に
④どんなルアーで?→ソフトルアー若しくはハードルアーで
⑤どんなふうに?→根掛かりを駆使しながら
⑥どんな場所で?→プレッシャーが少なく釣り人の居ないところで
⑦どんなことをしながら?→時にはスピナーベイトを投げながら

釣るのが1番良く釣れるのではないかと思います。

 

かなりアバウトですが、このタイミングをヒントに、ご自身の「最も釣れる」と確信できる秘密の場所を見つけてみてください。

最後になりますが、バスアングラーの聖地と言われる、関東を代表するビッグレイク「霞ケ浦(茨城県)」では、毎年様々な大会が開かれています。

▼霞ケ浦

 

そのため多くの釣り人がこの湖を訪れますが、それでも広大なフィールドのかいあってか、ここのブラックバスは比較的簡単に釣りあげることが可能です。

まだ「1度も釣ったことがない」という方は、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

1人でも多くの方がバス釣りという世界を知り、日本中にプロスポーツとして知れ渡るのを切に願います。

 

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バス釣りのコツ③ 【根掛かり】

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この第4章では、これからバス釣りを始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたって解説します。

前のページは「ルアーの使い分け」についてでしたが、このページでは「根掛かり」について解説します。

根掛かりはピンチではなく、実はチャンスなのです!

 

根掛かりとは

 

根掛かり(ねがかり)とは、釣り針やルアーが水中にある障害物に引っかかってしまうことを言います。

障害物の中でも最も多いのは水草・藻などの水生植物だと思います。あとは沈下物のタイヤや自転車・靴・傘といった人工的に遺棄されたもの、岩や枯れ木・倒木など様々…。

根掛かりは頻繁に起きます。また、根掛かりかと思ったら魚が食いついていることがあったりします。その辺りの感覚は実際にバス釣りをやってみないとわからない点です。

 

筆者が今まで、根掛かりが原因で釣り上げてしまったものの中には、ミッキーマウスのぬいぐるみなんてものもありましたよ!

▼ミッキーマウスのぬいぐるみ

 

「外そうとして釣り竿を動かすとより障害物にフックが刺さってしまって抜けない」なんてこともある根掛かり。一見ピンチに思える根掛かりですが、最大のチャンスとも言えるのです!

何を隠そう、ミッキーマウスのぬいぐるみですら、ブラックバスにとっては居心地のいい障害物になる時があるんですね。

 

根掛かりはチャンス

 

根掛かりを最大限に活かすのもバス釣りの大事なポイントです。

ルアーをキャスト(=目標を目掛けてルアーを放つこと)し手元に回収するまでは、水中にある瓦礫や水草といった障害物に引っかかるトラブルを回避することが必要となります。

しかし、実はこのタイミングの多くが魚を釣る為のチャンスであり、きっかけであったりもします。

先にも述べましたが、ブラックバスという魚は障害物の周りに潜んでいることが多く、そこへルアー等の何らかの生命感溢れる物体が近づくと、異常に興味を示す習性があります。

「根掛かりを外している最中のルアーの動作」というのもまた、障害物周りにいる魚の好奇心を刺激するものであり、時としてアタリに結びつく最大のチャンスであったりするのです。

 

 

アタリの現れ方

 

ここまで「根掛かりは魚を釣るチャンス」とお伝えしてきましたが、実際にどんな風にアタリとして現れるのでしょうか?

その多くは、ルアーが根などに引っかかって外そうとしている最中に突如として現れます。

ライン(糸)をピンと張ったり、緩めたりして竿先を動かし、様々なアクションを繰り出していると急に「ガツン」というアタリが手元に来たり「コツッ」という小さな違和感があったりと明らかに生命感っぽい何かが感じ取れます。

 

これが魚からの「魚信(ぎょしん)」というもので、このような違和感を感じたら、すぐに今まで行っていた動作を止めてしばらく様子を見てみましょう。

食い気のある魚ですと、そのままルアーを咥えて竿先ごと持って行ってしまう(=竿が引き込まれる)事が多いです。

ポイントは、アタリ後5~10秒ほど放置するのが重要です。

 

アタリがない時

 

「根掛かりなどで引っかかったら必ずしもアタリが来る」という訳ではありません。アタリがない場合は、またルアーを回収し新しいポイントへ再度キャストしなおしてください。

根掛かりは頻繁に起こり、根掛かりするところにバスがいついています。

そのため、この一連の動作である「キャスト」→「引っかかる」→「根掛かりを外すためにルアーを動かす」→「またキャストしなおす」という繰り返しが、ブラックバスに近づくための最大の手段と言えます。

 

「根掛かりを早くはずしてすぐにキャストしなおしたい!」とはやる気持ちもありますが「引っかかるポイントに魚は居る!」という事を強く意識し、キャストし続けて下さい。

逆に根がかりせず、水中の地形の変化(地形の変化:障害物があったり底に段差があったりすること)が感じられない場所というのは、魚が居る可能性は低いです。

そのようなポイントは、早めに見切りを付けて新しい場所を探す様にしましょう!

 

根掛かりの外し方

 

根掛かりしてしまうと、実に「イラッ」ときてしまい、無理にルアーを外そうとして竿を思い切りバタバタと動かしてしまう方を多く見かけるのですが、これはあまり得策とは言えません。

引っかかった場所の近くにもしも魚が居た場合、この様な激しい動作をしてしまうとせっかくの魚が逃げてしまい、みすみすチャンスを逃してしまうことになりかねません。

 

万が一根掛かりをしてしまった場合は、竿先でチョンチョンと持ち上げ、ルアーをほぐす様に優しく外してあげると、案外すぐに外れたりします。

さらに軽く外してあげることにより、外れた瞬間のバイト(アタリ)も期待できます。ブラックバスは、不規則なルアーの動きに弱く、思わず食いついてしまう事が多々あるのです。

根掛かりを逆にチャンスに変えることができれば、どんどん釣れるようになると思いますよ!

 

次のページでは「プレッシャー」について解説いたします。魚にプレッシャーがかかってしまうと、警戒心が強くなってなかなか釣れなくなってしまいます。プレッシャーの低いバスの狙い方を知れば、より釣りやすくなることでしょう。

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バス釣りのコツ② 【ルアーの使い分け】

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この第4章では、これからバス釣りを始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたって解説します。

前のページでは「季節・天候・時間」でしたが、このページでは「ツアーの使い分け」について解説します。

 

ルアーの使い分け

 

ルアーには「カラー(色)の違いによって釣れ方が異なる」という性質があり、その時の状況に合致していないと全く釣れないといったことが起こる時があります。

しかし、裏を返して言えば「条件に合致したものさえ使えば驚くほど簡単に釣れる」ということ。

実は、このカラー選びがバス釣りを稼業としているプロにも難しいところで、時として奈落の底へ突き落とされる原因でもあるのです。

また、ルアーには3種類のタイプがあり、これらをうまく使い分けることにより、効率的にバスの反応を探ることができます。

ここでは、ルアーのカラーやそれぞれのタイプの違いを解説しますので、釣れる要素として覚えておくとよいかもしれません。

 

「ルアー」の基礎知識は第3章(現在は第4章)で詳しく解説しています!

 

カラーの選び方

 

一般に、バス釣りに使われるルアーは様々なカラーのものが販売されており、選ぶだけでも多くの種類があり困惑してしまいます。

そこで選び方や使い分けとして知っておいて欲しいのが、ルアーの「カラーパターン」と言われるもの。

ルアーの多くは「ナチュラル系」と「アピール系」という2つのカラーパターンに分かれ、その日の釣り場の状態により、使い分けることができます。

 

「ナチュラル系(ナチュラルカラー)」は、おもに自然色に近い色で、黒や白・透明・茶色・透き通った緑色など、自然界に存在する色に近いものを指します。

▼ナチュラル系の例

「アピール系(アピールカラー)」は、赤や黄色・オレンジ・青などの明るく派手目の色のことを言います。

▼アピール系の例

 

これらの色が釣り場の状態や天候を加味して使い分けられます。

ナチュラル系の色ほど水質に同化しやすく、魚からルアーであることを見切られにくい(見破られにくい)です。そのため、視認性の良い(水の中でブラックバスが見渡しやすい)晴れの日や他の釣り人が多く、魚が神経質になっている場面などに多く使うようにします。

一方、赤や黄色といったアピール系は、水の中でも十分な存在感を発揮し、遠くにいるバスをもおびき寄せる効果があります。そのため、曇っていて水の中の視認性が悪く魚がルアーを発見しずらい時や、水の濁りが激しい時などに使うととても効果的です。

 

▼ナチュラル系/アピール系のルアー特徴一覧

カラー 特徴 使うタイミング
ナチュラル系
色が水質に同化しやすく、魚からルアーであることが見切られにくい。 視認性の良い晴れの日や、魚が神経質な場面など。
アピール系
水の中でも存在感を発揮し、遠くにいるバスもおびき寄せる。 水の中の視認性が悪い時や、魚がルアーを発見しずらい時など。

 

ルアーのカラーチョイスは、基本中の基本なので、是非覚えておくと役に立つと思いますよ!

 

ハードルアーのタイプ別攻略法

 

さらに知っていてほしいのが、ルアーのタイプ別攻略方法というもの。

これは、ハードルアーに限っての攻め方になりますが、一般的な水の中を泳ぐ小魚の形を模したハードルアーは「フローティングタイプ」「サスペンドタイプ」「シンキングタイプ」という3つのタイプに分類されます。

 

フローティングタイプ

 

「フローティングタイプ」とは、着水してからしばらく放置していると、段々と水面に向かって浮いてくる自重の軽いルアーで、水中の縦の動き(=ルアーを上下に動かし魚を誘う)を意識した使い方がメインとなるタイプです。

ブラックバスの習性として、ルアーを止めているときに食いついてくる場合が多いので、障害物周りにルアーを投げてから「少し巻いてまた止める」→「少し巻いてまた止める」の動作の繰り返しで効果を発揮するルアーと言えます。

 

サスペンドタイプ

 

「サスペンドタイプ」とは、その呼び名の通り(サスペンド=一時停止)水中で全く浮くことなく静止するタイプのルアーのこと。

ルアーを巻いても沈んだり浮いたりすることなく、水中の一定の層を探るのに適しており、水の中をサスペンド(浮遊する)しているブラックバスをおびき寄せるのに効果を発揮します。

言い換えれば、水の中の一定の層に浮いて止まっている魚を狙えるルアー、という意味になりますね。

 

シンキングタイプ

 

「シンキングタイプ」とは、ルアー(ライン)を巻くと、どんどん水の中に潜っていくルアーで、より深い層にいる魚を狙うのに適したタイプです。ボトム(底)にルアーを当てて、砂煙で派手に魚を誘えるなど、アピール系の強いタイプと言えます。

 

【筆者に聞きました①】砂煙とブラックバス

Q. 「砂煙で派手に魚を誘える」とのことですが、ブラックバスは動くものにはなんにでも興味を示すという性質があり「砂煙」も例外ではないということでしょうか?

A. はい、その通りですね。砂煙などはバスを誘う為の要素で、ザリガニや手長エビなどが水中で逃げ惑うシーンを演出します。後ろに逃げた時に「ブワッ」となります。これにバスが興味を示して、ここぞとばかりに食いついてくるんです。

 

他にも何タイプかルアーのタイプがあるのですが、大まかにこの3つの動きを知っていれば、状況に応じて使い分けられるかと思います。

 

「リアクションバイト」という釣り方

 

「どんなルアーを投げても全くアタリがない!」「この釣り場では、何のルアーを使えばよいかよくわからない!」といった場合には、「リアクションバイト」という釣り方を試してみてください!

リアクションバイトとは

「リアクション」=激しく変化を付ける

「バイト」=アタリ

すなわち「激しく変化を付けてアタリを誘う釣り方」の事です!

 

俗に「リアクション狙い」とも言われていますが、ブラックバスという魚はとても好奇心旺盛な魚で、動くものには何でも興味を示す習性があります。

ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまおうというのが「リアクションバイト」という釣り方になります。

筆者も何度この「リアクション狙い」に救われてボウズ(魚が全く釣れないこと)をまぬがれたことか…。

この釣り方は「全く魚からの反応がない」などのシチュエーションで、思わぬ効果を発揮することがありますので、ピンチな状況に陥ったときは、是非1度試してみてくださいね!

 

【筆者に聞きました②】毎回リアクションバイトだけではだめなのか?

Q. 動くものに興味を示すのなら「ずーっとリアクションバイトをやった方がよいのでは?」と考えてしまうのですが、それではだめなのでしょうか?またデメリットはあったりするのでしょうか?

A. そうですね。毎回、リアクション狙いでよいかとも思うのですが、これがなかなかそうもいかないんです。釣れる時もあれば、釣れない時もあるといった感じですね!謎が深まるばかりなんです。

リアクションバイトのデメリットは、ルアーの重さが10グラム前後のものが多いので、細いラインでは扱いにくいといった所ですかね…。

 

筆者おすすめルアー3選

 

ここで初心者の方にも絶対に釣れる?おすすめルアーを3選ご紹介します!

これらのルアーは、私が初心者の頃によく使っていたもので、ほとんどの場合自分で動作を付けずとも自発的にアクションを繰り出してくれる優れたルアーです。

また、コスト面でも比較的安価で手に入れることができるのでおすすめです。よろしければ1度使ってみてくださいね!

 

▼著者おすすめルアーを買う

オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

楽天で購入

 

ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

楽天で購入

 

 

【番外編】風が吹いて来た時はスピナーベイト!

 

釣りをしている最中に急に風が強くなってきて、釣り場の状況がフッと変わる時があるのですが、そんな時は是非、ハードルアーである「スピナーベイト」を投げてみてください。

 

「ハードルアー(ハードベイト)」とは
ルアーは大きく分けて2種類に分類される。柔らかい素材を活かした「ソフトルアー」と、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードルアー」。ハードルアーは中層を泳がすイメージで使用すると効果が高い。詳しくは第3章(当ページは第4章)で解説!

「スピナーベイト」とは
一目では疑似餌に見えない形状をしている。金属のワイヤー・フック(針)・ブレード(金属片)・シリコンラバー(毛)からなる。アピール力の高さに定評がある。

▼スピナーベイトの例

 

このルアーは、キラキラと水の中で光り、強烈な振動と音で魚をおびき寄せるルアーなのですが、これが正直、初めて使う方には、まさに釣れる気がしないと思われてしまうのではないかと感じます。

なぜって、あまりにもエサである小魚には見えなさすぎるから…。

 

ところが、不思議なことに、風が強く吹けば吹くほどこのルアーは釣れる要素を持っているんです!

筆者の今までの経験では、同じように風が吹いている状況でなおかつ水面が波立っている状況で使用し、立て続けに2匹釣れるどころか、サイズがとてもデカイものをキャッチすることができました!

この経験を機にスピナーベイトの秘めたる力を思い知らされましたね!

「風が吹いてきたらスピナーベイト!」これ、知ってて損はない知識なので、是非覚えておいてくださいね!

 

筆者おすすめのスピナーベイト2選

 

⚫OSPハイピッチャー

O.S.P(オーエスピー) ハイピッチャー1/2

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こちらはとにかく釣れるスピナベとして人気があります。コスパもいいです。

 

⚫デブスbカスタム

【メール便可】deps B CUSTOM(Bカスタム) ダブルウィロー 3/8oz

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ビッグバス狙いの為のスピナベ(スピナーベイトの略)として高い人気があります。琵琶湖で最も実績のあるルアーとして有名です。

 

このページではツアーの使い分けについて解説してきましたが、次のページでは「根掛かり」について解説します。ピンチだと思われがちな「根掛かり」ですが、実はチャンスなのです。

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バス釣りのコツ① 【季節・天候・時間】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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最後に第4章では、これから始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたってお伝えしていきます。

ブラックバスはコツを掴んでしまえば、比較的楽に釣ることができる魚です。潜んでいるポイントも限られていますので、条件やコンディションさえ合えば、必ず手中におさめることができるでしょう。

ヒットしてからの「手元まで引き寄せる駆け引き」や「想像を絶するファイト」は、釣ったことのある人にしかわからない醍醐味です!

途中、ジャンプしてラインを切ろうとする「エラ洗い」と呼ばれるファイトなんかは目を見張るものがありますよ!

是非、釣れるポイントを知って、栄えある栄光の1匹を手にしてみてくださいね!

 

このページでは「季節・天候・時間」について解説いたします。

 

季節

 

バスフィッシングにおいて、釣れる季節を知るのは、最も釣果に直結する重要な要素です。

 

 

一般に魚の活性が高く(=魚が餌によく食いつく状態)、良く釣れるのは夏の暖かい時期。

夏はブラックバスがエサを活発に追い求め、フィールドのあちこちでジャンプしていたり、弱っている魚を追いかけ回しているのを目にすることができます。この時期は予想もしないルアーに好反応を示す個体が多く、初心者の方でも簡単に釣ることができます。

 

 

反対に水温の下がる冬では、ブラックバスはほとんど活動しません

一定の場所に身を潜め、目の前を通るものだけに少しだけ興味を示すぐらいで、釣るのはベテランでも至難の業と言えるでしょう。

 

 

【筆者コラム】バスの活性と水温の関係
概ね水温15度前後を境にバスの活性が変化してくると言われています。

30度近いともう活性が低くなりますね。下は10度前後だとほとんど日中でもノーバイト(全くアタリがない状態)です。20度超え位が実際は高活性ですね。これらを調べるための水温計は必需品です。

▼水温計の例

 

 

秋は「ハードルアーの季節」と言われ、ブラックバスは広範囲に散ってベイト(=ブラックバスのエサの小魚のこと)を追い求めます。

 

「ハードルアー」とは
ルアーは大きく分けて2種類に分類される。柔らかい素材を活かした「ソフトルアー」と、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードルアー」。ハードルアー(ハードベイトとも言う)は中層を泳がすイメージで使用すると効果が高い。ルアーの詳しい解説は第3章(現在は第4章)にて!

 

秋は水温も安定して活性も上がり、様々なルアーに果敢にアタックしてくる時期ですので「一定の場所で粘る釣り」ではなく「広範囲に探り歩く釣り」を心がければよい釣果に結び付くと思います。

 

【筆者に聞きました!】ハードルアーの季節と呼ばれる所以

Q. 秋が「ハードルアーの季節」と呼ばれるのはなぜでしょうか?

A. 秋は水温が安定し、魚の活性が戻ってくる時期になります。そのため、いたるポイントでバスはハードルアーにバイト(=魚がルアーをかじること)します。

また、ハードルアーは広範囲に魚の居場所をさぐれる(ソフトルアーは水底で効果的)ため、効率の良さからいっても秋は「ハードルアーの季節」といわれるゆえんでしょう。

さらに秋は魚が広範囲に散ってしまっていることもあり、手返しよく(下記注釈)釣る為の1つの方法としてハードルアーをおすすめする理由になっているとも言えます。

※手返しが良い・・・仕掛けを回収してから再び仕掛けを投入するまでの一連のことを手返しと言う。手返しが良いというのはその一連動作が速くこなすこと。

 

 

春はブラックバスの産卵の時期であり、産卵に絡んだ大型のバスが期待できる時期なので、水通しがよく(水がよく流れていて)、底が砂利質で障害物のあるポイントをメインに狙っていくようにしてください。

ちなみに「底が砂利質の障害物のあるポイント」の探し方としては、いったんルアーを投げてみて、底取り(=ルアーが水底に着いたのを感知すること)しながらルアーを引き、底質を確認します。泥なのか砂利なのかは、引っかかってくる藻等も参考になります。障害物は、最初のうちは目で確認できるものを参考にします。

 

▼参考:季節によるブラックバスの動きと狙う場所

 

天候

 

季節と同様に釣果に大きく関わる要素が「天候」です。雨や晴れといった天候は、水温の変化と密接にかかわり、バスの活性に大きく影響します。

例えば、真夏などの高水温期ではあまりに水温が高いと、バスの活性が著しく下がってしまう時があります。

ただ、恵みの雨が降り注ぐことによりその時間帯だけ急に高活性になり、まるで「水を得た魚」と言わんばかりに果敢にルアーにアタックしてくることがあります。

これは雨による水温低下で、一定の時間だけ水中の状態が良好に保たれた証と言えます。

 

▼天候の変化による活性の変化

 

また、晴れの日に比べて曇りや雨といった天候は、水中でのルアーの視認性が下がり、魚が物体を把握しづらくなる傾向があります。

曇りの日は水に濁りが入り、魚からルアーを判別しずらくなります。ある意味だましやすいのです。

ルアーを「疑似餌(ぎじえ=うそのエサ)」と見切られないためにも、陽の光が昏々と照りつける晴れた日を狙うよりも少し曇った日を狙うのが効果的です。

 

気圧

 

実は、気圧が魚の行動を支配するのは、あまり知られていない事実と言えます。

水温変化に伴いバスの活性が変わるのは先に述べましたが、これとは別にバスが釣れるには、気圧が関係していることが多々あるのです。

これはどういうことでしょうか?

 

一般に高気圧の時はそれに伴い水圧も高くなります。

水圧が高いと魚の浮袋が圧縮されます。浮き輪の空気が抜けたら沈んでしまうのと同じように、浮袋が圧縮されてしまえばブラックバスは沈んでしまいます。そのため、ブラックバスは底付近に張り付くように身を潜めると言われています。

逆に低気圧の場合は、気圧が低く、浮袋に掛かる圧力も下がって浮袋が膨らみ、中層から表層付近をさまよう様に浮いて泳ぐ様になります。

 

 

筆者は、梅雨時期の曇りの日から、急に雨が降り出すという気圧の変化を伴う天候に何度も遭遇し、現に水面下で魚が一瞬にして食らいつく大爆釣(とても多くの魚が釣れる事)を幾度となく経験してきました!

これは、気圧が釣果に影響するという理論を根底から証明する貴重な体験でしたね。

魚の食性は、気圧という自然の原理にも大きく左右されるのをお分かりいただけましたか!?

バスプロ(バス釣りのプロ)などはプロトレック(気圧などが測れる時計)を装着して大会などに応用しているそうです。

 

▼プロトレック:商品参考動画

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時間

 

これは、ブラックバスに限らず魚を釣るうえで最も大切な事なのですが、多くの魚は「フィーディングタイム」といって人間と同じように食事をする時間帯がほぼ決まっています。

人で例えると、朝・夕に最も多くのご家庭が食事を取られることと思いますが、魚も同じで、朝と夕方に決まって活発にエサを追い求めます。

 

釣りに行くと、水面上でバシャバシャと音を立てて小魚を追っている魚をよく見かけますが、これは決まって夕方か早朝の静かな時間帯であることが多いです。

この時間帯であれば魚のフィーディングタイムであることに加えて活性が高く、初心者でも比較的簡単にルアーを食わせることができます。

どうしても釣れない方は、まず朝と夕方の2つの時間帯を狙う所からスタートしてみてくださいね。

 

ちなみに、季節にもよるのですが夏場ですと朝はできるだけ早い方がいいと思います。何時から何時というのは特にありませんが、とにかく朝早くがおすすめです。暗くても釣れますから。

また、平日などもおすすめですね。ガラガラでプレッシャーも低く(バスが釣り人を警戒しておらずストレスが少ない状態)、釣りやすいです。 

 

次のページではバス釣りのコツ2つ目「ルアーの使い分け」について解説します。ルアーのカラーなどについて理解すれば、ブラックバスに合わせて適切なルアーを選ぶことができるようになるでしょう。

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バス釣り道具の選び方・おすすめ④ 【ライン編】

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この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ルアー」でしたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします。

 

ライン(釣り糸)とは

 

ラインとは「釣り糸」のことです。バス釣りをはじめとした魚釣りには必須の道具ですよね。

「魚釣り」で使われる釣り糸は、通常「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類に分かれます。それぞれの違いは「素材」です。

これら3種類のライン(釣り糸)を適材適所・効果的に使い分けることにより、違うポイントに付いている(ポイントにいる)魚それぞれを釣り分けることができます。

 

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのはとても大切なことなのです。まずは、ラインを選ぶ上で知っておくべき要素について解説します。

 

「ライン」を選ぶ上で注目すべき4要素

 

ラインの機能は「強度」「耐摩耗性」「伸縮性」の3要素からなります。これに付け加えるとすれば「比重」も大切な要素ですね。

これらの要素に注目して、適切なラインを選ぶのがよいでしょう。

 

1 強度

 

どの程度の力で引っ張っても切れないのかを意味します。強度が低いと大物が食いついたとしても、引っ張った時に糸が切れてしまいます

 

2 耐摩耗性

 

耐摩耗性とは「すり減りにくさ」のことです。耐摩耗性が高いとは、すなわちキズや擦れに強いことを意味します。

 

3 伸縮性

 

伸縮性とは要するに「ラインの伸びやすさの程度」のことです。

ラインが伸びやすければ、魚とのファイトにおいても十分に疲れさせることができ、取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。ラインが伸びることにより魚が暴れても追従していけます。

また、ラインが伸びれば伸びるほど魚と格闘しているときに、耐久性が強くなり、ラインブレイク(ラインが切れてしまう)しにくくなります。

ルアーを投げる時にもその差は歴然で、ラインに伸びがあるとロッド(釣り竿)を後方へあおった(振りかぶった)ときに、ルアーの自重(重さ)をラインに乗せることができ、結果、上手により遠くへ投げることができるようになります。

伸びがないと、キャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)した時に「ジャボン!」とルアーが足元に落ちてしまったりするときがあります。

逆に伸縮性が低ければ魚のアタリがわかりやすくなるというメリットもあります。

 

4 比重

 

比重とは「ラインの重さ」のことです。

ラインが軽いと強風が吹いている日には影響を受けやすく、ルアーをうまくキャスト(ルアーを投げる事)することができなくなります。

一方で軽いラインのメリットとしては、トップウォーター系のルアー(水面に浮くルアー)を使う際に適しています。ブラックバスという魚は、真夏など水温が高い季節は特に水面を意識していることが多く、底を狙っても釣れない時があります。

そんな時にトップウオータールアーを使ってバスに食いつかせようという訳です。

 

▼「ライン」を選ぶ上で注目すべき要素

種類 特徴
強度 「どの程度の力で引っ張っても切れないか」を意味する。
強度が高ければと大物が食いついたとしても、糸が切れない。
耐摩耗性 「すり減りにくさ」のこと。
耐摩耗性が高いとは、キズや擦れに強いことを意味する。
伸縮性 「ラインの伸びやすさの程度」のこと。
ラインが伸びやすいと魚が暴れても追従することができ、魚を疲れさせて取り込みやすくなる。また、ルアーを投げる時にうまく遠くへ投げられる。
一方で伸縮性が低いと、魚のアタリがわかりやすくなるというメリットがある。
比重 ラインの重さ。
ラインが軽いと風の影響を受けやすく狙ったポイントにルアーを投げにくくなる。一方で軽い場合、水面に浮かべるタイプのルアーを使う際には適している。

 

 

3種類の素材とおすすめライン

 

続いて、素材が違う「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類のラインの違いとそれぞれのおすすめライン製品について解説します。

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのは、とても大切なことなのです。

 

1 ナイロンライン

 

「ナイロンライン」は、伸びやすいのでルアーを投げる時も狙ったポイントにいきやすく、魚が暴れた時にも追従して疲れさせて取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。扱いやすい性質であることから、多くの初心者の方に愛用されているラインです。

適度に比重(重み)があり、様々な重さのルアーに対応するため、場所を選ばずに使えるのも大きなメリットと言えます。

一方で「障害物等にこすれて摩耗しやすい」「変色しやすい」などのデメリットもあります。

万能性に優れてコスト面でも比較的手軽に入手できることからまず最初に入手すべきラインと言えるでしょう。

 

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2 フロロカーボンライン

 

「フロロカーボンライン」は、ナイロンラインに比べて強さ(引張強度や伸縮性)はやや劣りますが、耐久性が高く、根ズレ(=障害物などで釣り糸が擦れること)に強いといった特徴があります。

また、比重がある事から、ルアーを底まで沈めてボトム(海底)を取る「探り釣り」に向いているラインとして知られています。

▼ボトムのイメージ

 

バスアングラー(=バス釣りを行う釣り人)の多くは、このフロロカーボンラインを主体に使っており、伸縮性が低く、魚のアタリの取りやすさは3種類のラインの中でもピカイチと言えます。

反対に、硬さから来る巻きグセの付きやすさ(クセが付くと巻き取りづらくなる)などがデメリットとして挙げられます。

 

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3 PEライン

 

「PEライン」は、ポリエステル素材を軸としており、とても硬く、耐摩耗性能に優れている(摩耗しにくい)ラインです。

また、比重が軽く無吸水性(水を吸う性質がない)なので、投げた後のラインは常に水面上に浮いているといったイメージになります。

トップウォーターでの釣りに適したルアーである「トップウォータープラグ」や、水面上で操作する「ノーシンカーワーム」には、抜群の効果を発揮します。

▼トップウォータープラグ

 

ただ、比重が軽い事から風の影響を受けやすい、ボトムを取る釣りには向かないといったデメリットもあります。

伸縮性に関しては、あまり期待はできないでしょう。

 

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素材のメリット・デメリット一覧

 

種類 メリット デメリット 備考
ナイロンライン 伸びやすくて扱いやすい。適度の比重で様々なルアーに対応。場所を選ばずに使える。コストも安価。 障害物にこすれて摩耗しやすい、変色しやすい。 初心者におすすめ。
フロロカーボンライン 耐久性が高く、根ズレにも強い。比重があるので、ルアーを底まで沈める探り釣りに向いている。 ナイロンに比べて伸縮性などはやや劣る。硬いので巻グセがつきやすい。 バス釣りをする人の多くが主体に使うライン。魚のアタリの取りやすさは3種類の中で一番。
PEライン とても硬く耐摩耗性能に優れている。比重が軽いので、水面上を操作する「ノーシンカーワーム」というルアーと、抜群の相乗効果を発揮。 比重が軽いので風の影響を受けやすい。ボトムを取る釣りには向かない。伸縮性には期待できない。 比重が軽いので、常にラインは水面上に浮いている。

 

太さ

 

太さもラインを選ぶ上で、考えるべき要素です。

ラインが細くなればなるほど感度が良くなります。感度が良くなればなるほど、魚の小さなアタリも明確にとらえることができるようになり、釣果(釣りの成果)に結び付くという訳です。

一方で、ラインが太ければ引っ張られた時の強度が強くなります。「ビッグベイト」などの比重の重いルアーを使うコアなアングラーには太いラインはおすすめです。

ちなみに、ラインがあまり太すぎるとリールのスプールに長さのあるラインを巻くことができなくなりますので注意です!

 

通常、バス釣りでは、大体100メートルくらいリールにラインを巻きますが、太めのラインだと80メートル位しか負けなくなります。

昨今では、そのために「深溝スプール(太い糸でもたくさん巻ける)」というタイプのリールも人気があります。

 

初心者におすすめの太さ

 

初めてバスフィッシングにチャレンジされる方は、「4ポンドライン」を目安に購入されるのがいいかと思います。

「ポンド」というのは、ラインの太さを現した単位の事で、1ポンドだと約500gくらいの引っ張り強度に耐えられる計算になります。

一般に多く釣れるブラックバスの平均的なサイズは、概ね20cm~30cmくらい。

このくらいの魚は、約1キログラムをゆうに下回る重さの魚であることが多いです。

4ポンドだと約2キログラムまで耐えられますので、40センチクラスのランカーバスとも互角に渡り合える強さのラインとしておすすめです。

 

筆者おすすめ初心者向けライン3選

1 サンライン シューター FCスナイパー 100m 41bナチュラルクリア

 

こちらは、4ポンドとごく一般的なラインの重さで、しかもリーズナブル!かつ使いやすくクオリテイーも高いです!

バスフィッシング界の巨匠「並木敏成氏」おすすめのメーカーなのです!また実際に私もこれを使っています!

フロロラインのメーカーによる違いなどは、実際の所、初心者では判別不能ですし、私にもわかりません!(笑)

しかし、価格もラインの中では手頃で、バーサタイル性能にも長けているのでおすすめですね。

 

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2 【ナイロンライン】サンライン:シューター マシンガンキャスト 12lb 150m ニューアットブラウン

こちらは、とても人気のあるラインで、クオリテイーも高く、お手軽価格で購入できるナイロンラインになります。

 

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3 サンライン(SUNLINE) ルアー用PEライン サンライン(SUNLINE) バススーパーPEライン 70m 3号/35lb ディープグリーン

 

こちらは、おすすめしたナイロンラインと同じく「サンライン」の商品で、伸びにくく、超高感度なPEラインになります。やはり価格面でもコスパがよくおすすめです。

 

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まとめ

 

この第3章では、バスフィッシングで使う道具の基礎知識(選び方やおすすめ商品)をご紹介しましたが、道具選びってとっても大切な要素なんです。

例えば、リール(回収機)ひとつにしても、重くて使いにくいものよりは、軽くて使いやすいものの方がはるかにストレスが少なく、それだけ釣りに集中できて釣れる確率もアップするんです!

また、ブラックバスという魚って何かと障害物周りに居ることが多くて、アクションさせやすい(ルアーを動かしやすい)ロッド(釣り竿)なりタックル(釣り道具)を事前に準備した方が、確実に手中に収めることができるんです!

と言っても、最初のうちは、あまり高価なものに手を出す必要はありませんので、基本的なことだけを踏まえて道具を揃え釣れるコツがわかってきたら、次第にレベルアップしていくのがいいかと思います。

はっきり言って、「お手軽ファミリー釣りセット」のような安価なものでも十分釣れますから…。

 

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さて、ここまではバス釣りの基礎知識、場所、道具について解説してきましたが、最終章では「コツ」について解説します。コツまでマスターすれば、きっとブラックバスを釣ることができるでしょう!

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バス釣り道具の選び方とおすすめ③ 【ルアー編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第3章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「リール」でしたが、このページでは「ルアー」について解説いたします。

 

ルアーとは


▲ルアー

 

ルアーとは「疑似餌(ぎじえ)」のことです。

糸の先端にルアーをつけて水中に漂わせることで、ルアーを「エサだ」と勘違いした魚が食いついてきます。そして、魚の口に針を引っ掛けて釣ります。

ルアーは、木材やゴムなどで作られており実際に食べることはできません。その為「疑似餌(疑似=真似た 餌=エサ)」と呼ばれているのです。

 

 

バスフィッシングに魅了された方は、必ずと言っていいほど「ルアーコレクター」になります。

タックル(道具)を語るうえで欠かせない「ルアー」というアイテムは、バスアングラー(=バス釣りを行う人)にとってそれほど神秘的で魅惑的なものなのです!

 

そもそもブラックバス釣りの人気がある理由も、このルアーの存在が大きく関係しています。

ブラックバスはルアーに激しく食らい付いてくるので、壮絶なファイトを堪能できます。そこに、楽しさや魅力が詰まっているんです♪

また、色々な種類のルアーがあり道具選びもバリエーションに富んでいます。「様々なルアーを組み合わせて、いかにヒットに持ち込むか」という奥深さが、釣り人の好奇心をくすぐるというわけなんです♪

 

ルアーの形状は「いかにも」という活エサ(虫などの生きているエサ)そっくりのものもあれば、見るからにエサとしては認識できないようなものも存在したりと、多種多様。

そんな疑似餌に大口を開けて食らいつくブラックバスの本能を活かしたダイナミックさが脚光を浴びているわけです。

 

 

ルアーの動き

 

また、ルアーは投げてリール(釣り糸を回収する道具。詳しくは前のページで)を巻くだけで、泳ぐような動きをする仕組みになっています。泳ぎ方はそれぞれのルアーによって異なります。

魚の反応に合わせてロッド(釣り竿)を動かしてルアーを動かすことで、さらに魚を食いつかせやすくすることもできます。

 

【編集部コラム】ルアーの動かし方の種類
ロッド(釣り竿)を動かすことで、それに伴いルアーも動きます。ルアーの動きによって魚に食い気を与えたり、ルアーの存在を知らせたりすることができます。それによって、より釣果(釣りの成果)が上がる可能性があります。

以下に代表的なルアーの動かし方を挙げさせていただきます。

●リトリープ・・・リールを巻くこと。巻き方のスピードに変化をつけることで魚のやる気に火がつくことも。

●ストップ&ゴー・・・リールを巻いている途中にルアーの動きを一瞬止めたり、再度リールを巻くテクニック。魚にルアーに食いつかせるタイミングを与えます。

●トゥイッチ・・・ロッドの先をチョンチョンと小刻みに動かしながらリールを巻き取るテクニック。逃げ惑う小魚のような演出ができます。

●ジャーク・・・ロッドを大きく動かし、ロッドを元あった位置に戻す間にリールを巻いてルアーを動かすテクニック。

●リフト&フォール・・・ルアーを上下に動かすテクニック。魚は上から落ちてくるものに興味を示すという性質を利用したもの。

●ボトムバンピング・・・水底でルアーを跳ねるように動かすテクニック。

 

ルアーはなぜ使い分ける必要がある?

 

ところで、そもそもなぜルアーをたくさん使い分ける必要があるのでしょうか。

ルアーの機能の違いを一言で言うならば「魚の食いつき方の違い」ということです。

また、水面上(トップウォーター)・中層(ミドル)・ボトム(水底)などと場所によって適切なルアーを使い分けないとブラックバスがエサと認識せずに、食いついてこないのです。だからたくさんのルアーを使い分ける必要があるのです。

 

 

また「同じブラックバスなのだから、どのルアーを使っても食いつき方は変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。人間が人によって好きな見た目が違うようにブラックバスそれぞれで食いつきたくなるルアーがあるのです。

また「弱っているエサを狙うブラックバス」もいれば「とにかく巨大なエサを欲する大物のブラックバス」もいます。こうしたブラックバスの趣味嗜好を読み、それに合わせたルアーを使い分ける必要があります。(例えば、弱っているエサを狙うブラックバスに対しては、弱っている小魚のように見えるルアーを使ってみたり。)

このように思考を巡らせてどのルアーを使うかを選ぶのも、バス釣りの楽しいところであるのです。

 

【筆者に聞きました!】Q. ブラックバスは本当にルアーをエサと認識している?
A. ブラックバスが本当にルアーをエサと認識しているかと聞かれると不思議なところはあります。

基本は、バスはルアーをエサと認識していると思うのですが、なぜかこれがエサには全く見えないハードルアーに食いついたりします。スピナーベイトがいい例ですかね…。

▼スピナーベイトの例

色や日によって反応が全然変わったりします。ある時はアピールカラー(派手な色のルアー)で魚がルアーに食いついてきたのに、今日は全然当たらないなど…。特にスピナーベイトになぜ食いつくのかは、原因は定かではありません…。

また単に好みのエサによって使い分けるのではなく、リアクションバイトという「ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまう」という方法もあります。こちらについては第4章(このページは第3章)で解説します。

 

ルアーの種類

 

ルアーの種類は大きく分けると2種類あります。

柔らかい素材を活かした「ソフトベイト(ソフトルアー)」と呼ばれるものと、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードベイト(ハードルアー)」と呼ばれるものがあります。

ソフトベイトは底を這うようなイメージ、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。つまり、狙う層で使い分ける感じですね。

 

▼ソフトベイトの例
▼ハードベイトの例

 

以下ではこの2種類のルアーの違いについて解説します。

 

ソフトベイト(ソフトルアー)

 

 

ソフトベイトは、柔らかい樹脂製のゴムでできており、フニャフニャと艶めかしく動いて魚を誘う習性のあるルアーです。

よりナチュラルに、自然に近い何者かの生命体をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

ハードベイト(ハードルアー)

 

対する「ハードベイト」は、硬い木材などでできた小魚などのシルエットを施したイミテーションルアー(イミテーション=模倣品)です。

トリッキーな動きと派手なアクション(動き)で瞬間的に魚に食いつかせます。

 

どちらのタイプも数えきれないほどの種類があり、それぞれにアクションが異なります。まずは、どれでもいいのでお好きなものを使ってみて、1度魚を釣ってみると世界が変わります。

釣れたらそのルアーの形状や色、アクションの仕方などを覚えて置き、そこからバリエーションを増やしていくと、おのずと連続して釣れるようになってくるはずです。

 

名称 素材 使い方
ソフトベイト 樹脂製のゴム 水底を這うようにイメージ
ハードベイト 硬い木材 中層を泳がせるイメージ

 

ルアーの種類一覧

 

バスフィッシングに使われるルアーは、水面上で激しい動きを演出して誘えるものや、中層をキビキビと動いて食わせるもの、ボトム(底)付近をピョンピョンと飛び跳ねて誘えるものなど様々なものがあります。

先ほども述べましたが一般的には、ソフトベイトは底を這うようにイメージし、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。

それぞれの種類や特徴などは、ざっくりと分けると以下の表のようになります。

ただ、初心者の方がはじめから使い分けることや、理解することは難しいかと思います。

そのため、初心者の方は「こんな使い分け方がたくさんあって極めたら面白そうだなー」くらいの感じで表を眺めていただければよいかと思います。この表の下では「結局どのルアーが釣れるのか?」という初心者の方向けの解説を行っております。

 

▼ハードベイト

種類 特徴 使い方
ポッパー 水面上で激しいポップ音を放ちバスを誘発 ストップ&ゴーを使い分けて水面上をポンピング(=ルアーの頭を沈めたり、出したり跳ねさせるに意)させる。
ペンシルベイト 水面上で弱った小魚を演出 巧みにロッドワーク(=ロッドを動かして魚にアピールすること)を使ってアクションさせる。
ビッグベイト 全長10センチを超える大型のルアー。ランカーバスのみにターゲットを絞って狙う際に使用。 トゥイッチ&ジャーキングなど様々なアクションをおりまぜて使用。
(トゥイッチ=ルアーの頭を左右に振り魚を誘う動作/ジャーキング=ロッドを大きく動かして、ルアーを大きく動かすこと)
バズベイト 水面上でプロペラ(=バズベイトのの先端についてる)が強波動を生み出し、遠くのバスを寄せ付ける。 一定の速度で水面上を巻くだけで効果を発揮する。
フロッグ カエルそっくりの動きでバスを誘う。 ストップ&ゴーをおりまぜてアクションさせる。
ミノー 小魚を演出したシルエットのルアー。 水中で弱った小魚を演出するように使用。
シャッド 比較的浅瀬の水中を勢いよく泳ぎ回る。 水深1~2メートル位の水中をトリッキーな動きで誘う。
クランクベイト 水深2~3メートルの水中をウォブリング動作でバスの好奇心をあおる。 ウォブリング(ブルブル震える動作)を使ったストップ&ゴー。
ジャークベイト ジャーク(ロッドをあおる)すると逃げ惑う小魚を演出する。 ジャーキングに特化した動作。
バイブレーション ブルブルと小刻みなバイブレーションが波動を生み出す。 一定間隔でジャーキングなどを入れ、バイブレーション効果との両立をはかる。
プロップベイト ヘッド部に付いたプロペラが小さなノイズと振動を生み出す。 水中を一定の間隔でリトリーブ(巻く)したり、時にフォール(落とす)させる。
スピナーベイト ボトムから中層を探れるパイロットルアー(=その日の1投目に使用し、魚の反応、風向きなどを状況を判断するためのルアー)。 微波動を意識しながら一定の間隔でリトリーブ(巻く)。
スピンテールジグ テール部に小さな金属状の羽根を装備したアピール度の強いルアー 冬場などにゆっくりとボトムを引くだけでも効果大。
メタルジグ トラウト釣りでも多く使われるルアーで、キラキラと光り強烈にアピール。 フォール(落とす)させることにより、魚の好奇心を刺激。
チャターベイト スピナーベイトのようなワイヤー形状にプロペラの付いた最近生まれた特殊なルアー。 障害物に沿うようにアクションさせ、音と波動で刺激する。
ラバージグ フックの付いたジグにラバースカートを兼ね備えた形状で未確認生物を演出。 ボトムバンピング(跳ねさせる)させるアクションが効果絶大。

 

▼ソフトベイト

種類 特徴 使い方
ストレートワーム バスの大好きなミミズを施した人気のルアー。 着底させ、ボトムを這うようなアクションが効果的。
グラブ系 ボディーが太く、ゆらめくテール部が強烈にアピール。 ラバージグのトレーラーとして多く使われる。
カーリーテール カールしたテール部がバスの好奇心を刺激する。 フォール(落とす)やスイミング(漂わせる)を意識した使い方が有効。
スティックベイト 小魚のシルエットを施したソフトベイトルアー。 逃げ惑ったり弱った魚を演出。
クロー系 大好物のザリガニを模したルアー ボトムを這うザリガニをイミテートして使う。
シャッドテールワーム 丸い形状のテール部がピクピクと動き、バスに猛烈アピール。 基本は、ボトムのズル引きでも良く釣れる。
ホッグ系 エビやカニなどの甲殻類を模したワーム。 テキサスリグ(ボトムを這わせる仕掛け)やラバージグのトレーラーとして使用。
パドルテール 平らなテール部がふわふわと動き、不規則な微波動を生み出す。 障害物に当てたりコンタクトさせて使う。
虫系 甲殻類をイメージした代表的なソフトベイト。 水面下では暴れる虫を、水中では逃げ惑う虫をイメージして使う。

 

多くのルアーがあり、動きも全く異なるので、季節や天候を加味しながら使うととても楽しいですよ!

パターンが読めた時の感動は、計り知れないものがあります!

また、ルアー使い分け方については第4章(現在第3章)で詳しくは解説していますので、こちらもご一読いただければと思います。

 

結局どのルアーが一番釣れるの?

 

初めてルアーを手に取る方は、あまりの種類の多さに呆然としてしまうことでしょう。

では、結局のところ、1番釣れるルアーって何なのでしょうか?

端的に申しますと、答えはソフトベイト=ワームです!

 

「ワーム」とは、ソフトベイトを総称してそう呼ぶのですが、フニャフニャとした艶めかしい動きがバスの好奇心を刺激し、あらゆるコンディションでバイト(魚のアタリ)を誘発できるルアーとして知られています。

ワームはかなり万能型のルアーな上、コスパ最高でよく釣れるルアーです。ソフトベイトがはばかれるシーンも滅多に見当たりません。

筆者は、このワームを使って1日に何十匹ものバスの捕獲に成功しています。

今まで他のルアーでは全くアタリのなかった過酷なコンディション下でも、ワームを使った瞬間に入れ食い状態になることなどは多いです。

 

これはなぜかというと、ブラックバスは日常的に甲殻類や小魚などを捕食しており、これらの小動物をイミテート(真似した)したワームが直接魚の捕食本能を刺激するからなんです!

また、ワームは、他のルアーに比べてとてもアクションさせやすく(動かせやすく)「ちょっとした刺激でも猛烈にアピールできる」といったメリットがあります。

まさに入門用に適したルアーなのです。以下では実際におすすめのルアー商品をご紹介していきます!

 

筆者おすすめ初心者向けルアー3選

1 オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch



初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアー、ホントによく釣れます!

なぜ釣れるのかはバスちゃんに聞いてみないと正直分かりません!

あえて申し上げるとすれば、テールの動きが絶妙な所でしょうか。フニャフニャと艶めかしくバスの食性を刺激するんだと思います。

 

▼著者おすすめのルアーを買う

オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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2 ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

こちらも初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアーも上記ドライブクローラーと同じで、かなり良く釣れます。ただ投げれば釣れる感じです!

他の同型のワームと比べて、アタリもとても多いです。

ホントに謎なくらい良く釣れますよ!心境としては「とにかく試しに投げてみてください!」というようなかんじです!

 

▼著者おすすめのルアーを買う

【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

楽天で購入

 

 

3 ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

こちらも初心者の方におすすめのハードベイトのルアーです。

おすすめの理由は、ダイワ(=大手釣りメーカー)のクランクベイト(=丸い小魚の形をしたルアー)を代表する名作だからです!

しかも他のメーカーのクランクベイトに比べて安価とコスパもよく、良く釣れます。通常、クランクベイトの価格って900~1200円くらいなんですけど、このピーナッツは700円で手に入ります!

「なくしてもそんなに痛手じゃない!」

というのがおすすめする理由です。

しかもよく釣れます!初心者はまずこのルアーから練習してみるべきですね!

 

▼著者おすすめのルアーを買う

ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

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ここまで、道具について「ロッド」「リール」「ルアー」と解説してきましたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします!

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バス釣り道具の選び方・おすすめ② 【リール編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

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この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ロッド」でしたが、このページでは「リール」について解説いたします。

 

リールとは

 

「リール」とは釣り竿に取り付けて、糸を巻き取る道具のことです。

ロッド(釣り竿)の次に必要な道具として押さえておきたいのが「リール」と呼ばれるタックル(釣り道具)における心臓部のようなアイテム。

バス釣りを含むルアーフィッシング(=ルアーを使って行う釣り)では、一般の餌釣り(フナ釣り・鯉釣り・タナゴ釣りなど)と違ってルアーをより遠くへ投げます。

そのため、放出された糸を回収するための道具を必要とします。

この回収機こそが「リール」と呼ばれるもので、ハンドルを回すことによって糸を自在に巻き取ることができる大変優れた道具なのです。

 

 

リールは大きく「スピニングリール」「ベイトリール」の2種類に分けることができます。これはリールについて理解する上で、とても重要な要素です。

この2種類の違いについて理解してから「リールの大きさや糸巻き量」「スペック(ギア比、最大ドラグ力、巻取り長さ)」についても知っていきましょう。

 

スピニングリールとベイトリール

 

リールの種類は大きく分けると「スピニングリール」と「ベイトリール」に分かれます。

「スピニングリール」は、軸を中心に糸を横方向に巻き取るタイプ(下図参照)のもので、「ベイトリール」は両軸リールとも呼ばれ、軸を縦方向に回転させて糸を巻き取るタイプ(下図参照)のもの。

 

 

スピニングリールはルアー回収時のトラブルも少なく、初心者でも簡単に使いこなせますが、ベイトリールは巻き取る際に糸が絡んでしまうトラブルも多く、中~上級者向けのリールと言えます。

その為まず最初に購入するのであれば、スピニングリールが使いやすくおすすめです。

リールの扱いに慣れてきたら、次第にベイトリールに切り替え、キャスティング(=竿にリールをつけてルアーを投げること)のバリエーションを増やしていきましょう!

「スピニングリール」「ベイトリール」の両方のリールを使い分けるうえで、それぞれの特徴を知っておくと、より適したシーンで効率的に魚を狙うことができます。

 

スピニングリール

 

「スピニングリール」は、おもに軽めのルアーを扱う際に多く使われ、細いライン(糸)と組み合わせることによって感度が上がり(感度が上がる:魚が食いついたのを感じやすくなる)操作性が向上します。

スピニングリールは、ナーバスなコンディション(神経質な状態≒ルアーを警戒している状態)のブラックバスを慎重に狙いたい時に使用しましょう。

 

ベイトリール

 

対する「ベイトリール」は、軸を縦方向に回転させて力強くラインを巻き取ることができるため、サイズの大きい重めのルアーにも対応できるといった特徴があります。

ベイトリールは太いライン(糸)を用いて強引な釣りを展開したい時に使用するのがよいでしょう。

例えば、繊細な釣りでもなかなか釣れないといった時に、あえてハードルアーで果敢に攻めて反応を探ったりします。また、時間がない時などもやる気のある魚だけを狙ってハードルアーを用いた強引な釣りを展開します。

 

▼2つのリールの特徴一覧

種類 対象 特徴 使い分け
スピニングリール 初心者向け ・ルアー回収時のトラブルが少なく扱いやすい
・軽めのルアーを扱う際に多く使用される。細いラインとの組み合わせで感度が上がる
・ナーバスなコンディションのブラックバスを慎重に狙いたい時に使う
ベイトリール 中~上級者向け ・ルアー回収時に糸が絡まる時がある
・サイズの重めのルアーにも対応できる
・太いラインを用いて強引な釣りを展開したい時に使用する

 

番手 ~大きさ/糸巻き量~

 

スピニングリールにせよベイトリールにせよ、バスフィッシングにおいて「リール」はなくてはならないものです。ロッド(釣り竿)と同じく、最初はバーサタイル(=万能)な機能を兼ね備えたものを選びたいところです。

 

リールを選ぶ際「2000番」とか「3000番」といった商品名の後ろに付いている番号を目にする機会があるかと思います。

これは「リールの大きさや糸巻き量を示す管理番号」のようなもので、通常「番手」と呼ばれています。

この番号、すなわち「番手」によって、選んだリールがどんな釣りに適しているのかがひと目で分かるようになっているのです。

一般的なバスフィッシングで使う番手は、1000番~3000番クラスのものが多く、数字が小さいほどリール自体が小さく、パワーも下がる仕組みです。

一般的にバーサタイル(多目的)に使えるものは、およそ2000番クラスで表示されていることが多いです。

 

スペック ~ギア比・最大ドラグ力・巻取り長さ~

 

最後に、しっかりとしたリールを選んで頂くために、是非知っておいて頂きたいことがあります。

リールには1つ1つの性能を示す「スペック表記」が記されており、それによってどのようなリールであるかを判別できるようになっています。

おもに参考にすべき表記は「ギア比」「最大ドラグ力」「巻取り長さ」の3つ。

 

「ギア比」とは、ハンドルとスプール(糸が巻いてある芯のこと)の回転比率の事で、ハンドル(=リールに付帯されている握る部分の名称)1回転につき、スプールが何回転するかを表しています。

 

例えば、ギア比6.3と記されていれば、ハンドル1回転につきスプールは6.3回転します。数字が上がれば、それだけラインの巻取り量が多くなるというわけです。

ちなみに、ラインの巻取り量が多いと素早く投げたルアーを回収することができます。

 

「最大ドラグ力」は、簡潔に言うと引張強度(=引っ張られた時に耐えられる度合い)のこと。

 

ドラグ(=ラインの放出を制限するつまみ状の装置)を最も強く締めた状態での最大負荷を表す数値で、ドラグ力が「4キロ」と表示されていれば、4キロまでの負荷に耐えられるという事になります。

最大ドラグ力は、釣りたい魚の大きさを基準に選びましょう。

 

「巻取り長さ」に関しては、ハンドル1回転につきどのくらいの長さのラインを巻きとれるかを表しており「58」と明記されていれば「ラインを58センチ回収できる」という事になります。

ちなみに、巻取り長さが多ければ多いほど、ルアーを回収する速度が上がり、よって同じ時間の釣りでも数多くのキャスト(ルアーを投げる事)が可能となります。

 

ちなみに初心者は、ギア比は5~7くらい、最大ドラグ力は3~5、巻取り長さは60~70くらいがベストではないかと思います。

これら、リールに関する特徴やスペックなどは、選定する際の最も基準となる情報です。

もしわからなければ、釣具屋さんの店員さんに確認するなどし、しっかりとしたものを選ぶようにしてくださいね!

 

初心者におすすめのリール

スピニングリール

 

リールは価格も安く、汎用品として多くの釣具屋さんに出回っておりお求めやすい理由からこちらが初心者におすすめです。

 

ダイワ(Daiwa) 15レブロス 2004 00057372【あす楽対応】

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ベイトリール

 

ベイトリールは、中~上級者向けのリールです。ただ、下記のリールは初心者にも扱いやすく、なんといってもお手頃価格なのが魅力です。

 

シマノ バスワン XT RIGHT(右)

楽天で購入

 

 

次のページでは「ルアー」について解説していきます。色々な種類のルアーを使い分けることはバス釣りの魅力なのです。

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バス釣り道具の選び方・おすすめ① 【ロッド編】

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このWebonでは、段階的にバス釣りの基礎知識を身に付けていくことで、実際にバス釣りに足を運んでいただくことを目的としています。

ここまで「基礎知識」「釣り場所」について解説してきました。

この第3章では4ページにわたって「バス釣りに使う道具」について解説していきます。

 

バス釣りに必要な道具

 

前述したようにバス釣りでは、様々な道具を使いますが、初心者が最低限必要な道具は「ロッド(釣り竿)」「リール(糸を巻く回収機)」「ルアー(疑似餌)」「ライン(釣り糸)」の4種類です。

 

 

まず、魚を釣るために「ロッド(釣り竿)」は必須の道具ですよね。

「ライン(糸)」の先端に「ルアー(疑似餌)」をつけて魚をおびき出し、魚が食いついたら「リール(回収機)」を回して、糸を巻き取り魚を釣ります。

魚を釣るまでの流れを見ていくと、これら4種類の道具が必要なのは理解できるところかと思います。

 

ルアーのシルエット(形)も数えきれないほどの種類がありますから、バス釣りは普通の釣りに比べると多数のタックル(釣り具)を使用するのです。ルアーの投げられる重さに準じたそれぞれのロッド(釣り竿)がある場合もありますので、たくさんのタックルを必要とするのです。

あまり道具の数をたくさん必要としなかった従来の餌釣りと比べて、バス釣りは道具選びもバリエーションに富んでいるので、それだけ楽しみも増えてより多くの人に愛される釣りへと変化してきているんですよ。

 

バス釣りに必要なな道具「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」についてここから4ページにわたって解説しますが、このページでは「ロッド(釣り竿)」について解説します。

 

ロッドとは

 

釣りを始めるうえで重要なアイテムが「ロッド」です。すなわち「釣り竿」です。

世の中には、様々な種類の釣りがあり、それぞれのシチュエーションに応じてロッドの種類も細かく分けられています。

例えば「鯉釣り(こいづり)」用には鯉釣り用のロッドを「海釣り」用には海釣り用のロッドを、という風にジャンル分けされているんですね。

 

バス釣りに使うロッドも例外ではなく「バス釣り用ロッド」として多くの種類がリリースされています。

これはどういうことかというと、狙う魚やフィールドによって魚の大きさも違えばフィールドの広さも異なるため、同じロッドを使ってしまうと多くの不具合が生じてしまうということなんです。

極端な例ですが、海でマグロのような大きな魚を狙うのに、フナや鯉を釣るための柔らかめの述べ竿(下図参照)ではすぐに折れてしまって全く役に立ちませんよね…。そのため、釣りのジャンルに応じたロッドを使い分ける必要があるのです。

 

▼述べ竿の例(竿に糸を結んだだけの釣り竿)

 

ロッドの選び方

 

バス釣り用のロッドは素材の違う「グラスロッド」「カーボンロッド」の2つに分けることができます。さらに、状況に応じて使い分けられる「スピニングロッド」「ベイトロッド」があります。

「グラスロッド」「カーボンロッド」という素材を決めた後、「スピニングロッド」か「ベイトロット」のどちらにするかを考えます。

その上で、スペック(硬さ、長さなど)の違いを比較して、自分にあったロッドを選びましょう。

 

 

ロッドの素材

 

ロッド選びにおいて「素材」というのは最も重要な要素にあたります。前述しましたがロッドの素材は「グラスロッド」「カーボンロッド」の2種類に分けることができます。

 

グラスロッド

 

1つは、ガラス繊維を固めて作ったグラスロッドと呼ばれる釣り竿。

これは、内部がガラス樹脂でできているため、自重(竿の重さ)が重いものの、ゆっくりとしなやかに屈曲する(曲がる)性質があり、魚をバラしにくい(逃げられにくい)といったメリットがあります。

 

カーボンロッド

 

もう1つは、カーボンロッドと呼ばれるもので、炭素繊維を樹脂で固めた、軽くて反発力の強い釣り竿。

反発力(=竿がしなった時に元に戻ろうとする力)が強いと軽いルアーなどでも容易に投げることができます。(通常ルアーが軽いと狙いが定まりにくい)

また、素材が軽いがゆえに扱いやすく、食い込み(=針が魚の口に掛かった時の効果)も抜群なので、初心者にも多く使用されています。

昨今ではカーボンロッドが主流となってきていますが、バス釣りにおいては、パワーとトルク※が必要な一部のシーンで、まだまだグラスロッドも根強い人気を誇っているんですよ。

トルク
魚がルアーに食いついてファイトする際に、ゆっくりとじわじわ追従していける粘り強さのこと。

 

名称 素材 特徴
グラスロッド ガラス繊維 竿が重いがゆっくりとしなやかに曲がる。魚に逃げられにくい。パワーとトルクが必要な一部のシーンで使えるので人気
カーボンロッド 炭素繊維 軽くて反発力が強い。軽いルアーを投げやすい。扱いやすい。昨今では主流となっている。

 

スピニングロッドとベイトロッド

 

素材を決めたら続いては状況に応じた特徴を持つ2つのタイプから選びます。

バス釣り用のロッドは、フィールド(釣り場)や様々な状況に応じて使い分けられるよう「スピニングロッド」「ベイトロッド」2つのタイプが用意されています。この2つを以下で解説していきます。

ちなみに両者とも対応した「リール(回収機)」があります。

「スピニングロッド」に対応するのは「スピニングリール」です。糸を横に巻き取るタイプのリールです。

「ベイトロッド」に対応するのは「ベイトリール」です。糸を縦に巻き取ります。

リールについては次のページで解説いたしますのでひとまずこれだけ覚えておいてください。

 

 

スピニングロッド

 

「スピニングロッド」は、操作も簡単で初心者にも扱いやすいスピニングリールにセットされるロッドです。(スピニングロッドに対応するスピニングリールは、糸を巻き取る際のトラブルが少なく、初心者でも簡単に使いこなせます。)

特徴として「スピニングロッド」は、比較的ライト(軽い)なタックル(釣り道具)を用いる際に使用されることが多く、より繊細に、警戒心が高くなっているブラックバスなどを狙う場面で多く使われます。

 

ベイトロッド

 

もう一方は「ベイトロッド」といって、初心者の方には少し扱い方が難しい「ベイトリール」に装着されるべき中級者向けのロッド。(ベイトリールは巻き取る際に糸が絡んでしまうトラブルが多いです。)

自重(=ルアー自体の重さ)の重いルアーを投げたり「魚がどこにいるのかを判別するのにガンガン探りたい」といったときに多く使われます。

ちなみに魚がどこにいるか判別する方法はルアーをガンガン投げて、反応のあるなしで魚の居所を探していきます。

手当たり次第に釣り歩くような場面では「ベイトロッド」が向いていると言えますね。

 

使い分け方・特徴違い一覧

 

キャステイング(=仕掛けを狙ったポイントに投げること)に慣れるまでは、初心者向けの「スピニングロッド」を使い、慣れてきたら中級者向け「ベイトロッド」のランガンスタイルに切り替えるといった使い分けがいいかと思います。

 

▼ランガンスタイルとは

 

参考までに、以下に「スピニングロッド」と「ベイトロッド」の特徴や違いを明記しておきますね。

 

種類 対象 特徴 使い分け方
スピニングロッド 初心者向き ベイトロッドに比べ、ロッドの径(直径)も細いものが多く、感度も優れている。 繊細な釣りや軽めのルアーを用いる際に使用する。
ベイトロッド 中~上級者向き スピニングロッドよりは太いものが多く、がっしりとしており、トルク(粘り)のある釣りが展開できる。 重めのルアーを使ったり、ガンガン狙う攻めの釣りに向いている。

 

スペック(硬さ・長さなど)

 

素材と使い分けで購入するロッドを絞れたら最後にスペック(硬さ・長さなど)でに最終決定を行います。以下でスペックの表記の見方とスペックによる使い分けの特徴を解説していきます。

 

表記

 

購入してみると分かるのですが、バス釣りのロッドには、それぞれにロッドのスペック(仕様)を表すアルファベット表記が記されています。

スペックとはつまり「長さ」「硬さ」などのことです。

つまりそれぞれに性格や性質が異なるという事なんですね。

 

ロッドの長さや硬さが適切でないと・・・
ロッドが長すぎると持ち運びにも不向きで「狭いポイントなどに入りにくい」といったデメリットが出てきます。結果、いいポイントに入れず、魚を手にすることができません。

ロッドの硬さは「絶好の場所でこれしかない!」といったルアーを投げる時にマッチした硬さでないと「思ったところへルアーが飛んで行かない」といったデメリットが生じます。結果、これまた釣れないといった負のスパイラルに陥ります。 

 

釣り方や釣り場の状況に応じて硬さ長さの違うロッドを使い分けることができるのも、この釣りの魅力なんです!

硬さや長さを表した表記は、ロッドを握るグリップの少し上に記されていることが多いので、購入した際は是非1度確認してみてくださいね!

実際の表記は、以下のような感じです!

▼表記例と表記の意味

 

硬さの表記

 

上記の表記例では、硬さはML(ミディアムライト)と表記されていますが、バス釣り用のロッドでは、硬さの表記は一般に7種類。

ちなみに「硬さ」とは「ロッドのパワー」と言えます。パワーがあるほど十分な耐久性を持ち、大物との格闘も楽になります。ロッドのパワーがある竿は若干、硬めなのです。

一方で、柔らかいロッドはその分パワーがありません。大物には適さない反面、軽いルアーが投げやすいというメリットがあります。軽いルアーで繊細に攻める際に特に有効です。ロッドのパワーがないといっても、ある程度の大きさの魚を釣るくらいのキャパシティはありますので、フィネス(繊細な)な釣りを展開する際に多く用います。

硬さの種類と呼称、特徴などを以下にご紹介します。

 

名称 特徴
UL(ウルトラライト) おもに超繊細な仕掛け(=軽いルアー)を用いる際に使用するロッド。3グラム以下の軽めのルアーを投げる際に多く使われます。
L(ライト) ULよりは少し硬めの調子(調子=しなり具合)で、5~10グラム前後のルアーやリグ(仕掛け)に対応するライトパワー。繊細に攻めることができ、アタリ(魚が食いつく)を取りやすいのが特徴です。
ML(ミディアムライト) ライトロッドよりも竿調子は硬め。一般的にあらゆるシーンに使えるバーサタイル(=万能)ロッドとして知られており、ほどよい柔らかさと硬さが調和したおすすめのパワーです。
M(ミディアム) ビギナーであれば、まず最初に購入するべき硬さ。繊細な釣りから、ハードルアーを用いた釣りまで全てをこなす中間的な硬さです。
MH(ミディアムヘビー) H(ヘビー)とM(ミディアム)のちょうど中間に位置する硬さで、7グラム前後の軽量ルアーから30グラム前後のハードプラグ(=ハードルアー)までを操れるヘビースペック。ランカーサイズのブラックバスのみに的を絞って狙う際におすすめの硬さです。
H(ヘビー) 葦(あし:水際の背の高いイネ科の植物)やブッシュ(茂み)といった通常狙いにくいポイントから、勢い良く魚を引き抜く際におすすめの硬さ。トルクがあるため、無理やり魚を引っ張り出すことが可能となります。
XH(エクストラヘビー) 硬さの中では、最上級に位置するスペックで、ビッグベイトと呼ばれる大型で重いルアーをストレスなくキャスト(目標に目がけて放つ)できる破壊力ある硬さ。

 

ロッドの硬さや長さは、実際に手に取り、フィールドで握ってみて初めて使いやすさが分かるかと思います。

狙う魚の大きさや使うルアーの重さ、フィールドによって使い分けられるという事だけは知っておいてくださいね!

 

初心者おすすめロッド3選

 

ブラックバスを狙うための専用ロッドは、釣り具屋さんなどの量販店で購入することが可能です。

また、初めてのロッド選びの基準としては、軽くて扱いやすく、価格も比較的安く購入できるものを探すこと。

標準的なスペックとしては、10000~13000円くらいのスピニングロッドで、ミディアムクラスの硬さのもの(下リンクのもの)を選ぶとよいです。

 

▼筆者おすすめ初心者向けロッドを買う

ダイワ(Daiwa) CRONOS(クロノス) 672MLS 01404554

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これくらいのものであれば、耐久性もあり、長く使えるのでおすすめです。長さに関しては6フィートから7フィートクラス前半のものが取り回しやすく、使いやすいでしょう。

 

また、「スピニングロッド」「ベイトロッド」の購入で検討している場合のおすすめも以下に示しておきます。

下の商品をおすすめする理由はどちらも初心者に扱いやすい長さクオリティーバーサタイル(万能)性能である点です。

 

▼筆者おすすめ初心者向け「スピニングロッド」を買う

▼筆者おすすめ初心者向け「ベイトロッド」を買う

ダイワ クロノス(ベイトキャスティングモデル) 661MB

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次のページではロッドの次に重要なアイテム「リール」について解説します。

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バス釣りの釣り方の基本

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前ページではバス釣りの基礎知識をお伝えしました。

このページでは「釣り方の基本」について解説します。釣り方の基本を知っておけば、バス釣り全体のイメージを掴むことができ、次の章以降の「場所」「道具」「コツ」の解説についても理解しやすくなることでしょう。

 

釣り方の基本

 

バス釣りのゴールは前のページでもお伝えした通り、壮絶な魚との駆け引きに打ち勝ち、見事手中におさめるという高いゲーム性と醍醐味を味わうことです。

そんなバス釣りに、1人で釣り場に行けるようになるまでが、このWebonの真の役割となることを願っています。

では、このWebonの最終地点である「魚を釣り上げる」為に必要な「釣り方の基本」とはいったいどのようなものなのでしょうか?

今まで全く釣り経験がない方のために、ルアー釣りの原点ともいえる「魚を釣り上げるまでの基礎」をここでは紹介していきたいと思います。

初心者が覚えるべき基礎知識は5つだけです。それぞれの項目について、以下で解説していきます。

 

▼画像で確認!覚えるべきこと5つ!

 

 

① 道具の準備

 

バス釣りを含むルアー釣りでは、おもに本物のエサの代わりにルアーと呼ばれる疑似餌を針先に付けて魚を誘います。

▼ルアーを針先につける様子

 

この疑似餌(ルアー)とはどのようなものかというと、バルサ材(=軽く加工しやすいのが特徴)などの木材を加工して作られたものや柔らかい樹脂を用いたものなど種類も様々です。

これらを道糸(=リールに巻かれている糸)に結ばれた針先に巧妙にセットしてリアルさを演出していき、ブラックバスがエサだと勘違いして食いつくようにしていきます。

 

 

ルアーには「ソフトルアー」「ハードルアー」の2種類があります。

やわらかいソフトルアーであれば、基本はチョン掛けと言って、本体の真ん中辺りに針を引っ掛けるようにセットしますが、その他にも先端の部分にひっ掛けたりして誘うやり方もあります。

▼ソフトルアーにチョン掛けのイメージ

 

木材でできている「ハードルアー」と呼ばれるものでは、針は本体部分と一緒になっていますので、本体の先端についている「アイ」と呼ばれる輪っかの部分に道糸を通せばセットは完了です。

▼ハードルアーのアイ

 

バス釣りにおいては、疑似餌の付け方ひとつで釣果が大きく変わってしまうため、道具を準備する上では、知っておかなければならない大切な知識です。

 

▼先端にチョン掛けしてる様子

 

「ソフトルアー」「ハードルアー」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

② ロッド(釣り竿)の投げ方

 

ロッド(釣り竿)に装着してあるルアーを狙った場所に投げるには、それなりの練習が必要ではありますがすが、さほど難しいものではなく、早い人であれば数投でマスターできる程度のものと理解しておきましょう。

ルアーを投げるフォームをキャステイングフォームと言いますが、代表的なもので3つあり、「オーバーヘッドキャスト」「サイドハンドキャスト」「アンダーキャスト」に区分されます。

 

「オーバーヘッドキャスト」は大きく振りかぶる動作と共に、頭越しに思い切りよく投げるキャストで、ルアーをより遠くへ投げられるといった特徴があります。

 

 

「サイドハンドキャスト」は中腰姿勢で身体の横からわずかな力で狙った場所を射抜くキャスト方法です。

 

 

「アンダーキャスト」は足元から軽くロッドの力を利用して投げる戦術です。

 

 

いずれのキャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)にも言える大事なことは、ロッドをあまり強く握らず、竿先の反発力をフルに活かして投げるのがうまく投げるコツであるということ。

狙った場所が足元であれば、ほんのわずかな力で竿先に乗せる感じに、遠くであればルアーの自重を竿先から中心部にかけてゆっくりと乗せる感じに振りかぶれば、自然とピンポイントで的を射抜くことができるようになります。

 

③ 魚が食いついたか判断する方法

 

ルアーが着水してから、糸を動かしたり引っ張るなどの何らかのアクションを加えると、魚が疑似餌を本物のエサと勘違いして食いついてきます。

これを「魚のアタリ」と言います。

▼疑似餌を本物エサと勘違いしている様子。食いついたら「アタリ」

 

ルアーには表層(水面の部分)で動かせるルアーと、水中に漂わせて誘うタイプのルアーがあります。

表層で動かせるルアーの場合は、この「アタリ」がひとめで分かります。

大きな口を開けてルアーめがけて飛びついてきますので、竿先が大きく引き込まれたり、「ググッ」という重たい感触を手元に感じ取る事ができるでしょう。

▼ひとめで分かる「アタリ」

 

逆に水中の底付近を漂わせて誘うルアーでは、明確なアタリを感じ取れないことが多く、魚が食いついたかどうかを判断できない場合があります。

しかしこの場合でも、何らかの「アタリ」の感触があるのは確かです。

意識を手元や竿先に集中すると、「コンッ」というアタリか「コツコツ」という何らかの違和感を感じることがあり、この場合は魚がルアーを突いている状態なので、アタリであると捉えて次に強い引き込みがあるのを待ってください。

 

④ 魚が食いついた時にすること

 

多くの場合、ブラックバスのアタリというのは、分かりづらいものですが、もしも小さいアタリを感じ取る事ができたら、魚がルアーを咥えた場合、次に大きな「ググッ」という引き込まれるようなアタリが来ることが多いです。

この引き込まれるような強いアタリは完全に咥え込んだ状態である事を意味し、ルアーを根こそぎ持って行こうとしている状態です。

 

もしもこの様な場面になったら、迷わず大きくロッド(釣り竿)を立てて糸を張り、フック(釣針)をブラックバスの口にがっちりと刺してください。

このフックを刺すアクションを「フッキング」といい、これが甘いと途中で針が外れて魚に逃げられてしまいます。

▼フッキングの様子

 

魚が食いついたかどうかのアタリの目印は、糸が水面上をゆっくり「スーッ」と横に動いたり、急に走り出したりすることが多いので、この様な動きも合図となります。

無事にフッキングが決まったら、後はライン(糸)を巻きながら魚とのやり取りを楽しみ、足元でキャッチするのみです。

ランディング(=魚を取り込むこと)の際は、タモ網という取り込み用のネットを使えば確実にキャッチできます。

▼タモ網の例

 

ただ、その際にタモ網を使わずに大きな口をそのまま手で掴む「ハンドランディング」もバス釣りの楽しみの1つとしてお勧めです。

▼ハンドランディング

 

⑤ 釣った後にすること

 

ブラックバスのファイト(=魚が針にかかってからのやり取り)を堪能し、無事に手元まで引き寄せてランディングできたら、1つの目標は達成です!

あとは、その後のお楽しみとして、メジャーで魚のサイズを測り、お気に入りのポーズを決めて是非思い出の1枚に納めましょう!

▼メジャーで魚のサイズを測っている様子

 

ちなみにブラックバスはあまり長い間、水中から出した状態にしてしまうと酸素不足に陥り、弱ってしまいます。

記念撮影は出来るだけ早めに済ませ、早急に水の中へ戻してあげるのが、魚にとっても優しい気遣いと言えると思います。

▼お気に入りのポーズで記念撮影

 

また釣った後、食べられるかどうかも気になる方もいるかと思います。

私の知り合いではブラックバスを釣って食べたことのある方が数多くいます。

実際にブラックバスは、過去に食用として日本に輸入されたとも聞きますし、現在では、滋賀県の琵琶湖界隈では、ブラックバス料理がふるまわれている所もある様です。

事実、私も食べた事があるのですが、正直あまり美味しい魚とは思いませんでした。淡水魚特有の独特の臭みというか、苦みがあるんですね。調理方法によっては、美味しく頂けるのかもしれませんが…。

 

何はともあれ、バス釣りは、ただ純粋にゲームフィッシングとして楽しむのが1番良い方法ではないかと私は考えています。

 

さて、次のページから第2章です。第2章ではブラックバスの「釣り場所」について解説してまいります。

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バス釣りの基礎知識 ~初心者が最低限学ぶべきこと~

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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初心者がバス釣りをはじめるにあたって「何から学んで良いのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。

このWebonはバス釣り(バスフィッシング)初心者が、バス釣りの迫力と醍醐味などの魅力を知り、自ら1人でフィールド(釣り場)に足を運んでいただくことを目的として作成されております。

まずはこのページ「バス釣り初心者の基礎知識」を読んでいただければ、バス釣りに対する知識がゼロの初心者の方でも、「バス釣りとはどのようなものか」がわかると思います。

魚がどこにいるのかを考え、試行錯誤の結果、見事に釣り上げることができた時の爽快感・感動・ゲーム性を実際に皆さんに体感していただきたい!そんな思いでいっぱいですので是非こちらで学んでいただければと思います!

 

バス釣りの目的

▲ブラックバス

 

バス釣りとは、淡水魚(=海にいる魚ではなく河川や湖にいる魚)である「ブラックバス」という魚を釣ることを指します。

バス釣りの目的は、魚を釣って食べることではなく「魚を釣ること自体を楽しむこと」です。基本的に釣ったブラックバスは食べません。

 

▼4つの画像で掴む、バス釣りのイメージ

 

バス釣りの醍醐味

 

このバス釣りの楽しさは、ルアーという様々な形を施した疑似餌(ぎじえ:餌を真似たもの。ルアーなど)にフィッシュイーター(小魚を主食とする大型魚)であるブラックバスがエサと勘違いして勢いよく食らいつき、壮絶なファイトを味わえる所です!

今まで釣りをしていない素人の方も、一度行えばその迫力に魅了されてハマる方も多くいます。

▼ブラックバスが疑似餌に勢いよく食らいついている様子

 

また、ブラックバスという魚は、季節によって居場所や好むエサが変わります。

そのため「様々な疑似餌を使い、ブラックバスが潜んでいる場所を考えながら釣りをする」といったゲーム性もバス釣りの魅力の1つなんです。

 

 

さて、そんなバス釣りの醍醐味を味わうにはどうしたらよいのでしょうか。

バス釣りは奥の深い世界ですので、上達しようと思えば覚えることはたくさんありますが、実際にこの醍醐味を体験するために初心者がまず覚えなければいけないことは実はそんなに多くないのです。

 

初心者が身につけるべき最低限のこと

 

初心者が1人でバス釣りに行けるようになるために、身につけるべきバス釣りの知識は下記の4つです。

 

①バス釣りの基礎知識(バス釣りとは何か/釣り方の基本)

・・・バス釣りの概要や醍醐味を理解すると実際に釣りに行きたくなるかと思います。釣り方の基本を知ることで、この後の項目の解説が理解しやすくなります。

②バス釣りができる場所

・・・目的がわかったら行く場所を知りましょう。釣り場所について知ることで、実際のバス釣りをやるイメージがわくかと思います。

③最低限必要な道具

・・・場所の次は道具について知りましょう。道具は釣り方の知識があった方が理解しやすくなるので、釣り方の基本はしっかりとおさせておきましょう。

④釣り方のコツ

・・・行く場所と道具について理解できたら、後は実際に釣るための知識です。釣れるようになるための「コツ」を覚えましょう。

 

これらたった4つのことをマスターすれば、「1人でバス釣りに行くことができる」のです。

①~④の項目について、下記でもう少し詳しく解説いたします。

 

① バス釣りの基礎知識/釣り方の基本

 

まず最初にバス釣りを始めるにあたり「釣り方の基本」を知っておく必要があります。釣りを初めてされる方は、釣り方の要点を押さえ、どのようなものであるかという事をイメージしておいてください。

釣り方の基本については初心者の方が覚えるべきことは5つです。

ここでは学ぶべきことの簡単な概要をお伝えいたします。先に詳しく知りたい方は、次のページの「釣り方の基本」ページをご覧くださいませ。

 

「釣り方の基本」は次のページで詳しく解説!

 

釣り方の基本1 道具の準備

 

まずは道具の準備です。バス釣りでは本物のエサの代わりに「ルアー」という疑似餌を使います。このルアーを針先にセットする方法を覚える必要があります。

 

釣り方の基本2 ロッド(釣り竿)の投げ方

 

ブラックバスを釣るためには、狙ったところにロッドの先についたルアーを投げる必要があります。基本のフォームをマスターすることで、狙ったところに投げることができるようになることでしょう。

 

釣り方の基本3 魚が食いついた時に判断する方法

 

ルアーが着水してから、糸を動かしたり引っ張るなどの何らかのアクションを加えると、魚が疑似餌を本物のエサと勘違いして食いついてきます。 これを「アタリ」と言います。「アタリ」がどのような感覚かがわかれば、ルアーに食いついているにも関わらず逃してしまうということを極力避けられるようになることでしょう。

 

釣り方の基本4 魚が食いついた時にすること

 

魚が食いついたとわかったら、ロッド(釣り竿)を立てて針を魚の口に刺さないといけません。後は、ライン(糸)を巻いて魚を取り込むのみです。

 

釣り方の基本5 釣った後にすること

 

釣った後はメジャーで魚のサイズを測り、お気に入りのポーズを決めて思い出の1枚を撮影したりします。そして早急に水の中に戻してあげましょう。

 

以上の5つが釣り方の基本となります。それぞれ詳しく知れば、初心者脱出に近づくことでしょう。

 

釣り方の基本は次のページで詳しく解説!

 

② 釣れる場所

 

釣り方の基本を理解したら、釣れる場所について知っていきましょう。

バス釣りができる場所は4種類あります。

「野池」「河川」「湖沼」「管理釣り場」です。下記にそれぞれの特徴と初心者はどこから行くべきなのかということを解説します。

 

場所 特徴 おすすめの人
野池

俗にいう貯め池。場所を選ばず気軽にルアーを投げれる。 手軽に時間のない方でも行けるのが魅力。初心者にもおすすめ。
河川

釣る場所を絞るのが難しいが、釣れれば大物の可能性! 川バス特有の強い引きと高いゲーム性を求める中級者におすすめ。
湖沼(こしょう:湖や沼)

ボート釣りなど普段とは違った釣り体験ができる。レジャースポットとしても楽しめる! 水深があって、目に見えないところにも注目しないと釣れない。考える釣りの醍醐味を味わいたい方(上級者)におすすめ。
管理釣り場

人工的に作られた釣り場。最も釣れやすい。 初心者でも容易に釣ることができる。デートスポットとしてもおすすめ。

 

野池

特徴

俗にいう貯め池と呼ばれる池で、初心者向けの釣り場です。

河川、湖沼などと比較すると釣り場の大きさが狭く魚の生息密度が濃いです。そのため、岸のどこからルアーを投げても比較的簡単に釣る事ができます。

 

どういう目的の人が行くべき?

割といたるところに存在するフィールドで、手軽に時間のない方でも訪れることができるのが魅力。遠くの釣り場に足を運べない方にもってこいの釣り場です。

 

「野池」の詳しい解説は第2章(このページは第1章)にて

 

河川

特徴

広大なフィールド(釣り場)で、釣れる場所を見極めるのが難しい反面、河の流れの中で育っているので引きの強いバスがいる傾向があります。

釣れれば大物と川バスの強い引きを堪能できる中級者向けのフィールド。

 

どういう目的の人が行くべき?

流れのない止水域での釣りにはもの足らず、川バス特有の強い引きと高いゲーム性を求める中級者アングラー(魚を釣る人)にお勧めの釣り場。

 

止水域(しすいいき)とは
人間には水が流れないで止まっているように見える環境。実際にはゆっくり流れている。野池や湖沼が該当する。

 

「河川」の詳しい解説は第2章(このページは第1章)にて

 

湖沼

特徴

湖沼(こしょう:湖や沼のこと)雄大な景色と大自然のコントラスト、ボート釣りなど普段とは違った釣りを堪能できます。広いフィールドを数日時間を掛けて廻れるなど、旅行もかねて訪れることのできるレジャースポット。

 

どういう目的の人が行くべき?

多くの湖や湖沼は水深があり、バスの付いているポイントも様々。目に見えるポイントばかりでなく、地形変化を考察しながら考える釣りの醍醐味を味わいたい方にお勧めするバス釣りを代表するフィールド。

 

「湖沼」の詳しい解説は第2章(このページは第1章)にて

 

管理釣り場

 

特徴

料金を支払って、その対価として魚を確実に釣るためのフィールド。人工的に作られた障害物や地形変化など、ブラックバスが確実に居るポイントをくまなく攻略できる言わずと知れた「釣り堀」。

また、多くのバス釣り管理釣り場は道具の貸し出しを行っています。

ただ、ルアーに関しては、なくしてしまったり、好みの問題もありますので、現状は貸し出しを行っていないところが大半です。つまり、ロッドとリール(もちろんラインも)のみの貸し出しとなっています。

 

 

どういう目的の人が行くべき?

容易に魚を釣ることができる数少ない場所で、ルアー釣りの醍醐味や雰囲気を初めて味わいたい初心者の方に向けた釣り場です。カップルでのデートスポットとしてもおすすめ。

 

「管理釣り場」の詳しい解説は第2章(このページは第1章)にて

 

初心者はまずはどこに行けばいい?

 

初心者にとって「ブラックバスが釣れる場所」の選択は、とても重要な要素となりますが、全く今までに釣り経験のない方などの場合は、やはりブラックバスが釣れる「管理釣り場」にまず足を運び、バス釣りがどのようなものであるのかという事を身体で感じてみる必要があるかと思います。

 

▼管理釣り場

 

そして実際に魚に触ってみて、釣りをすることの楽しさや迫力を肌で感じ、次に本当にネイテイブなフィールド(=自然にある釣り場、要するに管理釣り場以外の場所)にチャレンジするといった流れが良いのではないでしょうか。

もちろん、フィールドによっては、魚影が濃く(=魚の数が多い)、初心者でも簡単に釣れてしまうネイテイブフィールドも数多くあります。

そのような所では、思う存分釣りが楽しめますので、あえて管理釣り場に足を運ぶ必要はありません。

 

ネイティブなフィールドはどこにある?
ネイティブなフィールドは、管理釣り場以外の「野池」「湖沼」「河川」が該当します。

野池に関しては、田んぼへ水を引く溜池であることが多いため、田園地帯や山奥など比較的広範囲に見つけることができます。

湖沼に関しては、大きな湖ですので、霞ケ浦や北浦、河口湖、琵琶湖、芦ノ湖をイメージしていただければと思います。

河川は、街中に流れている一級河川と呼ばれるもの、大きな湖から流れ出る流出河川です。ゆくゆくは海へ注ぎ込む荒川や多摩川、江戸川、利根川などにブラックバスが生息しています。

地方では、入間川や小貝川、その他その河川から分岐する小さな小川のようなところにも生息していたりします。

調べ方としては、TwitterなどのSNSから情報を得たり、ブラックバス雑誌などにポイントが掲載されていたりします。詳しいポイントまで調べる時は、グーグルマップを使うとより詳細に調べることができます。

▼ブラックバス雑誌の例(画像クリックで商品詳細へ)

 

釣り場によっては、それぞれに違った要素がありますので、要は初心者の方がどんなバス釣りを楽しみたいのかといったところで選択が変わってくるかと思います。

ですが、あえて順序を付けるとすれば、まず始めに「管理釣り場」でバス釣りを初体験し、次に「野池」で実際に釣ってみる、そして応用編である河川での川バス釣りにチャレンジ、もしくは広大な敷地の湖沼でバス釣りの奥深さを体験してみるのような感じの流れがベストではないかと思います。

ちなみに「野池」であれば比較的簡単に魚を触ることができます。

 

③ 道具

 

場所の次は、道具について学んでいきましょう。

初心者が最低限必要な道具は「ロッド(釣り竿)」「リール(回収機)」「ルアー(疑似餌)」「ライン(釣り糸)」の4種類です。

 

ロッド

 

ロッドとは「釣り竿」のことです。

狙う魚やフィールドによっては、魚の大きさも違えばフィールドの広さも異なるため、同じロッドを使ってしまうと多くの不具合が生じてしまうので、ロッドはシチュエーションに応じて使い分ける必要があります。

極端な例ですが、海でマグロのような大きな魚を狙うのに、フナや鯉を釣るための柔らかめの竿では全く役に立ちませんよね…。

初めてチャレンジされる方は、なるべくなら長期間使用できる万能タイプがおすすめ。

 

「ロッド」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

▼筆者おすすめ!初心者向け「ロッド」を買う

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リール

 

「リール」は釣り糸を回収するための「回収機」です。釣り道具の心臓部とも言える重要なアイテムです。リールは大きく分けると「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類。

初心者の方には糸が絡まりにくい「スピニングリール」がおすすめ。5000円くらいから十分な性能のものが販売されています。

 

「リール」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

▼筆者おすすめ初心者向け「リール」を買う

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ルアー

 

ルアーは「疑似餌」のこと。要するに偽物のエサのことで、実際に食べることはできません。使うルアーの種類によって魚の食いつき方が変わってきます。

ブラックバスの趣味嗜好を読んでどのようなルアーを使うか考えるのも、バス釣りの魅力のひとつ。

最初は安価なもので十分。できるだけ自然の虫や甲殻類に似せたものがおすすめ。

 

「ルアー」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

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ライン

 

「ライン」は釣り糸」のことです。大きく分けると「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類があります。

これらのラインは引っ張った時の切れにくさ、すり減りにくさ、伸縮性などが違い、状況に合わせて適切に使い分ける必要があります。

初心者は万能性に優れてコストパフォーマンスに優れる「ナイロンライン」がおすすめです。

 

「ライン」の詳しい解説は第3章(このページは第1章)にて!

 

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道具一覧

 

▼名称クリックで筆者おすすめの初心者向け商品詳細へ飛びます。

名称 相場(初心者~中級者の初級向け) 特徴と選び方
ロッド 8000~12000円前後/本 釣り竿。初めてチャレンジされる方は、なるべくなら長期間使用できる万能タイプがおすすめ
リール 5000~10000円前後/個 釣り糸を回収するための回収機。5000円くらいから十分な性能のものが販売されています。
ルアー ソフトルアー:700~800円前後/袋(1袋6~7本入り)
ハードルアー:800~1000円前後/個
ブラックバスを釣るための疑似餌。最初は安価なもので十分。できるだけ自然の虫や甲殻類に似せたものがおすすめ。
ライン(釣り糸) フロロカーボンライン1300~1600円前後/巻(1巻き100メートル巻きが基本) 最初はナイロンラインでもOK。フロロラインなら感度も抜群で、耐久性があり、初心者でも容易に扱える。

 

初心者が道具を揃えるのに必要な予算とポイント

 

バス釣りを始める際の予算は、道具を一式そろえるのにおおよそ2万円前後見ておけばよいかと思います。

(内訳)ロッド10000円程度+リール5000円程度+ルアー3000円程度+ライン1500円程度=19500円程度。

釣り道具を一式揃えるには、おおよそ初心者の方であれば、安価なものでかつバーサタイル(どんな状況でも使える万能タイプ)に使えるものが最もお勧めです。

 

ロッドですと下は8000円~10000円くらいのもの、上を見たら50000円位のものまで価格はピンキリです。おすすめは、やはり10000円~12000円位のものが初心者にも扱いやすく、耐久性もあって長く使えるのでおすすめです。

リールに関しては、これもやはり10000円前後の物がよいのですが、初めて試しにやってみるから安いものでよいというのであれば、5000円位のものでも十分に楽しめます。

価格の違いは、機能面で高度なものであったり、リール本体の構造、材質の違いから差異が生じてきます。

 

ルアーについては柔らかい素材でできている「ソフトベイト」であれば、1袋7~8本入りで700円前後、プラグと呼ばれる木材を使った「ハードベイト」と呼ばれるルアーであれば安いもので1つ900円位が相場です。

ルアーの種類は莫大な数がございますので、購入するたびに予算が掛かってしまいます。最初は良く釣れ、コスパの良いソフトルアーを数袋購入しておけば、なんとか1匹くらいなら釣れると思います。

ハードルアーは高いし、根掛かり(水の中の障害物に引っかかる事)などでロストする(失ってしまう)確率が高いのであえて持っておく必要はないでしょう。

ラインは程度のいいものほど長く使え、釣果に最も影響する道具ですので、高価なものほど購入しがいがあると思います。

道具の予算目安でいうと以上のような感じです。

 

その他にも現在では、「お手軽ファミリーブラックバス釣りセット」の様なものがあり、これですと針からライン、リール、ルアー、ロッドまで入ってトータル5000円前後位で販売されています。

しかし、お子様向けの要素が強いものです。お子様や女性など「とりあえず道具は一番安いものでよい」と考えている初心者の方以外はあまりお勧めできるものではありません。

これから長く真剣にバス釣りにチャレンジしてみよう!という方には、あまり向かないかもしれません。

 

▼「とりあえず道具は一番安いものでよい」と考えている初心者の方おすすめのバス釣りセットの例

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その他必要な道具

 

その他には、細かな道具を入れる「タックルボックス」ですとか、ラインをカットするハサミ、針を魚の口から外す際に使う「プライヤー」なんかが必要になってきます。

しかし、これらのアイテムはサブアイテム的要素が強いので、一緒に釣りに行った友人などから借りることもできますので、特に持っていなくても大丈夫です。

 

1人で行く際は、ハサミだけは持っておいた方がよいですね。あとは、大事なものでソフトルアーをリグる(仕掛けを作る)際のシンカー(オモリ)とハリが必要になってきますね。

これらは、200円~300円くらいで買える安価なものばかりなので、忘れずに購入しておく必要がありますね。

 

▼筆者おすすめ初心者向け「シンカー」を買う

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▼筆者おすすめ初心者向け「ハリ」を買う

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服装について

 

服装に関しては特にこだわる必要はないかと思いますが、できれば動きやすいもの、汚れてもいいものなどの軽装を意識すればよいかと思います。

▼服装の例

 

フィールド(釣り場)は自然が相手なので、夏場などは日焼け対策を意識した長袖などの着用が良いです。

また、虫刺されなども注意して半袖を着る場合は、虫よけスプレーなども持参する必要があります。

ズボンに関しては、フィールドが整備してあるところ以外はヘビの出現も予測されるので長ズボン着用がベストです。

 

④ 釣り方のコツ

 

釣り方にはコツがあります。

実はブラックバスを釣るためにはコツがあり、そのコツを身体で理解していないと釣れないことが多々あります。

少なくとも最初に以下の3つの点だけは知っておいてください。

 

1.アタリを見極める

 

ルアーを巻いていると根掛かり(=釣り針やルアーが障害物に引っかかること)なのか「魚のアタリ」なのかが判断できないことがあります。

通常、魚からの反応は、「コンッ!」というアタリであったり、「コツッ!」という手元に伝わるはっきりとしたものが多いですが、中には「ジワー」と来るような、一見すると何かに引っかかったような重みのある反応が得られることがあります。

初心者の方ですと、大概このような場合に根掛かりと間違えてすぐにルアーを回収しようと巻いてしまうことが多いのですが、実はこれが魚の「アタリ」であったりすることがあり、チャンスをみすみす逃す結果となっていることがあります。

「魚のアタリ」というものが理解できるようになるまでは、焦らず、何かの違和感を感じたら、一呼吸おいてからアクションを起こすようにしましょう。

 

「根掛かり」の詳しい解説は第4章(このページは第1章)にて!

 

2.ストラクチャーギリギリに攻める

 

ブラックバスの個体種や季節、温度変化によって障害物スレスレにルアーを通さないとなかなかヒットまで持ち込めないことがあります。

多くの魚は少なくとも障害物の際30センチから50センチ以内にタイトに付いている(=障害物の際にピッタリと魚がくっ付いている)ことを頭に入れ、攻めるように意識してみてください。

 

3.ブラックバスの適水温を知る

 

ブラックバスという魚は、おおむね水温15℃くらいが一番の適水温と言われています。

それ以上やそれ以下になると釣れないことはないですが、活性が上がったり下がったりして釣りにくくなってしまいます。

 

活性とは
「活性」とは、魚がエサやルアーに食いつく積極性の程度を表す。

 

適水温をはかるなどして、フィールドのコンデイションを知り、条件がそろわなければ釣り場を変えてみるなどの工夫をしてみてください。

 

温度については第4章(このページは第1章)で詳しく解説!

 

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【著者に聞きました!】初心者の疑問

 

以上のことをしっかりと学べばフィールド(釣り場)に足を運ぶことができるようになることでしょう。

ただ、実際に始めようと思った時にはいくつか気になる点が出てくると思います。ここからは初心者の方が気になるであろう疑問について解説いたします。

 

Q. 初心者は1人でも行ける?経験者と一緒の方がいい?

 

A. 1人で行くことは可能です。

もちろんお子様や女性の方など、釣りというものに全く今まで触れたことのない方であれば、初めて釣りをする際は、ベテランのアングラー(釣り人)と同行するに越したことはないです。

このベテランと同行するメリットというのは、魚のアタリの取り方や、ロッドの動かし方、ルアーの操作方法、仕掛け(リグ)の作り方や糸の結び方など細部にわたって指導してもらえる所にあります。

当然、釣り方の細かい部分も教えてもらえますので、初めて1人でフィールドに出かけ、ルアーを投げるより何倍も魚が釣れる確率は高くなります。

 

何回かバス釣りをやられたことのある初心者の方であれば、1人でも釣りができるかも知れませんが、全くの初心者の方になりますと、フィールドでの落水(水に落ちてしまう)などの危険も伴いますので、できれば最初は経験者の方について釣り場を訪れるのがよいかと思います。

慣れて魚が釣れるようになって来たら、1人で釣行するのが良いかと思います。

 

【筆者コラム】経験者に同行してもらうには?
バス釣りには、バスプロが釣りに同行して初心者などに教える「ガイドサービス」というものがあります。

▼ガイドサービス実施団体の例


(引用:https://wfg.jp/

主に、琵琶湖・霞ケ浦・河口湖・檜原湖などで行っていますが、バスボートに一緒にのって指導するサービスなので、料金が何万も掛かります。

どうしても真剣にバス釣りを学びたいという初心者であれば、このようなサービスは「SNS」や「個人のホームページ」で見つけることができますので、利用してみるのも1つの方法と言えます。

後はやはりSNS上で釣りのサークルのようなものを見つけて参加してみるか、知り合いのベテランに同行してみるのがよいかと思います。

 

Q. 釣れるまでどのくらい待つ?どのくらい釣れる?

 

A. ブラックバス釣りは、基本的には一般的な釣りのように、エサを沈めてウキを目印に待つ といった「待ちの釣り」ではなく、「攻めの釣り」が基本になります。

なので「待つ」という時間的観念はあまり浸透していないのですが、あえて申し上げれば釣れない時は1日中全く釣れないことも多くあります。

初心者の方であれば「管理釣り場」へ行く以外に、普通の釣り場では1匹釣るのも至難の業かもしれません。

プロでも冬場などでは、1匹も釣れないことがあります。

 

ちなみに、初心者で0~1匹、中級者で2~3匹、上級者で4~5匹くらいが平均釣果(釣れる数)となります。ボートフィッシング(=湖などの場所でボートの上から釣りをすること)ですとプラス1~2匹くらい多く釣れます。

私くらいの中級者レベルでおおむね1日2~3本(夏場)釣れればいい方だと思います。それだけに釣れた時の喜びもまたひとしおと言えるかもしれません。この辺りが疑似餌ゲームと本物のエサで狙う釣りとの違いでもあります。

 

Q. 1日に何時間くらいいるの?何時に行くの?

 

A. 1日にフィールドにいる時間は、私なんかの場合は朝6時くらいから夕方5時くらいまで居たりします。腕に自信のない方は、できるだけ早朝に狙うのがおすすめです。

管理釣り場なんかですと、場所によっては「午前コース」「午後コース」に分かれていたりします。

 

Q. 予算はどれくらい必要?

 

最初にバス釣りを始めるにあたり必要な予算は、釣り道具を一式そろえるのに必要な予算と、実際に釣りに行った際に掛かる1日の予算に分けることができます。

道具は初心者の方ですと、前述した通り

ロッド10000円程度+リール5000円程度+ルアー3000円程度+ライン1500円程度

=19500円程度

がよいかと思います。

 

当日の予算は、私なんかは車で移動しますので、昼食代も含めておおよそ1~2万円くらいの予算で見ています。

電車での移動ですと、もう少し掛かる方もいるかもしれませんね。あまりお金を使いたくないという方であれば、1万円くらいでも十分であると思います。

管理釣り場に行く場合は、入漁料が入りますのでもう少し掛かると思います。

当日のかかる予算は基本的に以上のものくらいでしかかかりません。

 

▼管理釣り場料金相場

人数 1日券 半日券 タックル(道具)レンタル料
1名利用時 4000~4500円 3000~3500円 1000~1500円

※お子様や女性、障害者などフィールドによっては割引対象あり

 

Q. 釣った後はどうすればいいの?食べる場合もあるの?

 

A. 釣った後は、キャッチ→サイズをはかる→写真を撮る→リリースするの一連の流れになります。

リリースは「優しく」が基本です。ブラックバスは食用として日本にやってきたという説もあり、昔は食べる人もいたようですが、現在では琵琶湖周辺の地域を除いて、ほとんど釣って食べる人はいないと思います。

バス釣りのTwitterなどでは、一部釣って食べている人を見たことはあります。じつは、私も過去に食べたことはありますが臭みが強く、お世辞にも美味しいとはいいがたい魚です。調理の仕方によっては、美味しく召し上がることもできるのかもしれませんが…。(笑)

 

Q. 1日の楽しみのピークはどこ?写真は撮る?

 

A. バス釣りは、なるべくサイズの大きなものを釣ることに価値があると言えますので、私は写真に撮って置いたりします。1日のピークは、やはり釣れた瞬間でしょうか!

釣り場での人工的なピークという意味ですと、日中のアングラー(釣り人)の多い時間帯と言えます。

 

覚えておきたい!「シーズナルパターン」

 

ここまで基礎的な内容を紹介してまいりましたが、ここでは少し応用的な内容である「シーズナルパターン」について解説します。

シーズナルパターンはバス釣りで覚えておかなければならない重要事項なのですが、初心者の方はまだ覚えることが多いので後回しにしてもよい内容かもしれません。

ただやはり、数回バス釣りへ行けば注目する要素になってくると思いますし、どんなものかを知っておけばバス釣りの見方が変わってくると思いますので、是非知っておいていただきたいです。

 

シーズナルパターンとは

 

前述しましたが、ブラックバスという魚は季節によって居場所や好むエサが変わります。その傾向に合わせ様々な疑似餌を使い、潜んでいる場所を考えながら釣りをすることを「シーズナルパターン」と呼ばれます。

このシーズナルパターンを先読みして、居場所を突き止めた時の爽快感と引きの強さには、バス釣りの奥深さがあり、バス釣りが多くの釣り人に愛される理由でもあるのです。

 

シーズナルパターンを読む!季節によるブラックバスの狙い方の違い

 

ブラックバスは春は産卵期にあたります。ブラックバスは産卵期になると比較的水深の浅い場所にいることが多く、丸々と太ったコンディションの良い魚が期待できます。

水通しがよく、なおかつ酸素量の多い所、エサとなる小魚が多いところなどが狙い目です。

 

酸素量が多いところはどうやって見分ける?
水の流れがあったり、水が複雑に混ざり合っているところがポイントになります。泡がブクブクと湧いているところなども目印になります。酸素量が多い所はどこなのか?を考えるのもバス釣りの1つの楽しみでもあります。

 

夏になると水温も上がり、活性が下がって(=ブラックバスがあまり餌にくいつかない状態)涼しい所に移動し始めます。

木陰や障害物の奥など、直射日光が当たらない物陰に隠れてしまうので、奥の奥を狙うのが肝となります。

また、夏場は野池という限られた狭いフィールドでは、アオコなどが発生し、ブラックバスの活性に大きく影響します。

 

アオコとは

photo by Σ64 CC 表示-継承 3.0

「アオコ」とは、夏場などの水温上昇期に、水面上に発生する「藻」の一種です。

これが大発生することにより、水中の溶存酸素量が大きく低下し、バスが生息しづらくなるなど、活性が下がる要因として知られているものでございます。つまりアオコが増えることにより、バスの活性が大きく下がるのです。

 

夏は風通しの良い流れ込みなど、少しでも酸素量の多い場所を見つけて狙うようにします。

流れ込みとは
「流れ込み」とはメインのフィールドに水を供給しているポイント。例えば、湖などの本湖に注ぎ込む、川の支流との合流点などがそれにあたります。または、野池などでは、用水路から入り込む合流点をイメージしていただけたら分かりやすいかもしれません。これに対して、本湖から注ぎ出る掃き出し口のことを「アウトレット」と言います。

 

秋になると水温も少しづつ下がり始め、広範囲に魚が散り始めます。

ポイントを絞り切れず、魚を探すのも難しくなりますが、1度釣れれば連続して釣れるのが秋の特徴です。あきらめずに広範囲を探る様に心掛けましょう。

 

最後に冬の釣りですが、厳寒期のブラックバスは、暖かい場所を好みほとんど動きません。

目の前を通過する物だけに反応しますので、ゆっくりとした動きのルアーで、暖かい水の流れる温排水エリアなどを見つけて攻めるようにしてください

 

季節 ブラックバスの動き 狙う場所
産卵期にあたるため、比較的水深の浅い場所にブラックバスがいることが多い 水通しがよく、なおかつ酸素量の多い所、エサとなる小魚が多いところ
涼しいところに移動しはじめる。 木陰や障害物の奥など、直射日光が当たらない物陰に隠れてしまうので、奥の奥を狙うのが肝
広範囲に魚が散る ポイントが絞れず魚を探すのが難しくなる。あきらめず広範囲を探る
暖か場所を好み、ほとんど動かない 暖かい水野流れる温排水エリアなどを見つけて攻める。

 

「シーズナルパターン」についての解説は第4章(このページは第1章)にて!

 

まとめ

 

以上のことをマスターすれば、初心者の方でもバス釣りの釣り方を理解でき、容易に1人でも釣り場に行くことができる様になります。

このWebonを読むことで「基礎知識」「場所」「最低限必要な道具」「コツ」についてさらに理解を深めていきましょう。

 

次のページでは「釣り方の基本」についてもう少し深く掘り下げていきます。具体的に何をするのか、学んでいきましょう。

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