バス釣りのコツ① 【季節・天候・時間】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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最後に第4章では、これから始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたってお伝えしていきます。

ブラックバスはコツを掴んでしまえば、比較的楽に釣ることができる魚です。潜んでいるポイントも限られていますので、条件やコンディションさえ合えば、必ず手中におさめることができるでしょう。

ヒットしてからの「手元まで引き寄せる駆け引き」や「想像を絶するファイト」は、釣ったことのある人にしかわからない醍醐味です!

途中、ジャンプしてラインを切ろうとする「エラ洗い」と呼ばれるファイトなんかは目を見張るものがありますよ!

是非、釣れるポイントを知って、栄えある栄光の1匹を手にしてみてくださいね!

 

このページでは「季節・天候・時間」について解説いたします。

 

季節

 

バスフィッシングにおいて、釣れる季節を知るのは、最も釣果に直結する重要な要素です。

 

 

一般に魚の活性が高く(=魚が餌によく食いつく状態)、良く釣れるのは夏の暖かい時期。

夏はブラックバスがエサを活発に追い求め、フィールドのあちこちでジャンプしていたり、弱っている魚を追いかけ回しているのを目にすることができます。この時期は予想もしないルアーに好反応を示す個体が多く、初心者の方でも簡単に釣ることができます。

 

 

反対に水温の下がる冬では、ブラックバスはほとんど活動しません

一定の場所に身を潜め、目の前を通るものだけに少しだけ興味を示すぐらいで、釣るのはベテランでも至難の業と言えるでしょう。

 

 

【筆者コラム】バスの活性と水温の関係
概ね水温15度前後を境にバスの活性が変化してくると言われています。

30度近いともう活性が低くなりますね。下は10度前後だとほとんど日中でもノーバイト(全くアタリがない状態)です。20度超え位が実際は高活性ですね。これらを調べるための水温計は必需品です。

▼水温計の例

 

 

秋は「ハードルアーの季節」と言われ、ブラックバスは広範囲に散ってベイト(=ブラックバスのエサの小魚のこと)を追い求めます。

 

「ハードルアー」とは
ルアーは大きく分けて2種類に分類される。柔らかい素材を活かした「ソフトルアー」と、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードルアー」。ハードルアー(ハードベイトとも言う)は中層を泳がすイメージで使用すると効果が高い。ルアーの詳しい解説は第3章(現在は第4章)にて!

 

秋は水温も安定して活性も上がり、様々なルアーに果敢にアタックしてくる時期ですので「一定の場所で粘る釣り」ではなく「広範囲に探り歩く釣り」を心がければよい釣果に結び付くと思います。

 

【筆者に聞きました!】ハードルアーの季節と呼ばれる所以

Q. 秋が「ハードルアーの季節」と呼ばれるのはなぜでしょうか?

A. 秋は水温が安定し、魚の活性が戻ってくる時期になります。そのため、いたるポイントでバスはハードルアーにバイト(=魚がルアーをかじること)します。

また、ハードルアーは広範囲に魚の居場所をさぐれる(ソフトルアーは水底で効果的)ため、効率の良さからいっても秋は「ハードルアーの季節」といわれるゆえんでしょう。

さらに秋は魚が広範囲に散ってしまっていることもあり、手返しよく(下記注釈)釣る為の1つの方法としてハードルアーをおすすめする理由になっているとも言えます。

※手返しが良い・・・仕掛けを回収してから再び仕掛けを投入するまでの一連のことを手返しと言う。手返しが良いというのはその一連動作が速くこなすこと。

 

 

春はブラックバスの産卵の時期であり、産卵に絡んだ大型のバスが期待できる時期なので、水通しがよく(水がよく流れていて)、底が砂利質で障害物のあるポイントをメインに狙っていくようにしてください。

ちなみに「底が砂利質の障害物のあるポイント」の探し方としては、いったんルアーを投げてみて、底取り(=ルアーが水底に着いたのを感知すること)しながらルアーを引き、底質を確認します。泥なのか砂利なのかは、引っかかってくる藻等も参考になります。障害物は、最初のうちは目で確認できるものを参考にします。

 

▼参考:季節によるブラックバスの動きと狙う場所

 

天候

 

季節と同様に釣果に大きく関わる要素が「天候」です。雨や晴れといった天候は、水温の変化と密接にかかわり、バスの活性に大きく影響します。

例えば、真夏などの高水温期ではあまりに水温が高いと、バスの活性が著しく下がってしまう時があります。

ただ、恵みの雨が降り注ぐことによりその時間帯だけ急に高活性になり、まるで「水を得た魚」と言わんばかりに果敢にルアーにアタックしてくることがあります。

これは雨による水温低下で、一定の時間だけ水中の状態が良好に保たれた証と言えます。

 

▼天候の変化による活性の変化

 

また、晴れの日に比べて曇りや雨といった天候は、水中でのルアーの視認性が下がり、魚が物体を把握しづらくなる傾向があります。

曇りの日は水に濁りが入り、魚からルアーを判別しずらくなります。ある意味だましやすいのです。

ルアーを「疑似餌(ぎじえ=うそのエサ)」と見切られないためにも、陽の光が昏々と照りつける晴れた日を狙うよりも少し曇った日を狙うのが効果的です。

 

気圧

 

実は、気圧が魚の行動を支配するのは、あまり知られていない事実と言えます。

水温変化に伴いバスの活性が変わるのは先に述べましたが、これとは別にバスが釣れるには、気圧が関係していることが多々あるのです。

これはどういうことでしょうか?

 

一般に高気圧の時はそれに伴い水圧も高くなります。

水圧が高いと魚の浮袋が圧縮されます。浮き輪の空気が抜けたら沈んでしまうのと同じように、浮袋が圧縮されてしまえばブラックバスは沈んでしまいます。そのため、ブラックバスは底付近に張り付くように身を潜めると言われています。

逆に低気圧の場合は、気圧が低く、浮袋に掛かる圧力も下がって浮袋が膨らみ、中層から表層付近をさまよう様に浮いて泳ぐ様になります。

 

 

筆者は、梅雨時期の曇りの日から、急に雨が降り出すという気圧の変化を伴う天候に何度も遭遇し、現に水面下で魚が一瞬にして食らいつく大爆釣(とても多くの魚が釣れる事)を幾度となく経験してきました!

これは、気圧が釣果に影響するという理論を根底から証明する貴重な体験でしたね。

魚の食性は、気圧という自然の原理にも大きく左右されるのをお分かりいただけましたか!?

バスプロ(バス釣りのプロ)などはプロトレック(気圧などが測れる時計)を装着して大会などに応用しているそうです。

 

▼プロトレック:商品参考動画

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時間

 

これは、ブラックバスに限らず魚を釣るうえで最も大切な事なのですが、多くの魚は「フィーディングタイム」といって人間と同じように食事をする時間帯がほぼ決まっています。

人で例えると、朝・夕に最も多くのご家庭が食事を取られることと思いますが、魚も同じで、朝と夕方に決まって活発にエサを追い求めます。

 

釣りに行くと、水面上でバシャバシャと音を立てて小魚を追っている魚をよく見かけますが、これは決まって夕方か早朝の静かな時間帯であることが多いです。

この時間帯であれば魚のフィーディングタイムであることに加えて活性が高く、初心者でも比較的簡単にルアーを食わせることができます。

どうしても釣れない方は、まず朝と夕方の2つの時間帯を狙う所からスタートしてみてくださいね。

 

ちなみに、季節にもよるのですが夏場ですと朝はできるだけ早い方がいいと思います。何時から何時というのは特にありませんが、とにかく朝早くがおすすめです。暗くても釣れますから。

また、平日などもおすすめですね。ガラガラでプレッシャーも低く(バスが釣り人を警戒しておらずストレスが少ない状態)、釣りやすいです。 

 

次のページではバス釣りのコツ2つ目「ルアーの使い分け」について解説します。ルアーのカラーなどについて理解すれば、ブラックバスに合わせて適切なルアーを選ぶことができるようになるでしょう。

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バリ島の基本情報

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629

 

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「バリ島」という島をご存知ですか?

 

「名前は聞いたことがあるけど、実際どこの国にある島なのかわからない」

そんな人も多いのではないでしょうか?

 

バリ島は、インドネシア共和国の東側にある小さな島の1つ。

世界有数のビーチリゾート地として知られています。

 

 

皆さんにバリ島のことをよく知ってもらうためにも、この章ではバリ島の基本情報についてサラッとお伝えします!

 

バリ島の基本の基本
名称 バリ島 東京(参考)
インドネシア共和国 日本
面積 5780㎢ 2188㎢
人口 422万人 927万人
言語 バリ語・インドネシア語 日本語
主な宗教 バリ・ヒンドゥー教 無宗教

 

言語

 

まず、バリ島ではどのような言語が使われているのでしょうか?

 

インドネシアでは、基本的に公用語であるインドネシア語が使われますが、バリ人同士の会話となるとバリ語がよく使われます。

 

インドネシアには数え切れないほどの島が存在し、それぞれの地域で使われる言語が異なります。

 

バリ人同士はバリ語、ジャワ人同士はジャワ語など、それぞれの地域独自の言語で会話することが多いのです。

 

「バリ人」と「ジャワ人」とは
基本的には生まれた場所によって分けられており、バリ島で生まれたならば「バリ人」、ジャワ島で生まれたならば「ジャワ人」とされています。

 

ジャワ島は、バリ島の隣に位置するインドネシアのメイン島。バリ島からジャワ島までは、フェリーに乗って1時間ほどで移動することができます。

 

ただ、バリ島は観光開発がとても進んでいるため、旅行をする分には英語でも問題ありません。

 

余談ですが、インドネシア語は「世界一習得するのが簡単な言語」と言われていますので、第二言語の習得に興味がある人は挑戦してみると良いかもしれませんね。

 

英語や日本語と違い、時制(過去・現在・未来)がないため、単語を並べるだけで会話が成り立ってしまうのが結構面白いですよ。

 

気候

 

熱帯性気候に属するバリ島は、1年中夏が続きます。もちろん雪が降ることはありません。

 

熱帯性気候とは
緯度が低い地域の特徴である、1年を通して高温多湿な気候のことをいいます。ちなみにインドネシアの1年を通じての平均気温は23~33℃と言われています。

 

ただ、「乾季」「雨季」の2つの季節があり、乾季は4月から10月まで、雨季は11月から3月までの約半年間ずつ気候が分かれています。

 

乾季の特徴

乾季は雨が少なく、日中はカラッとした気候で過ごしやすい日が続きます。

夜になると少し冷えることもあり、宿泊先によっては上着が必要なところも。

 

雨季の特徴

一方、雨期になると一気に降雨量が増えます。

ただ1日中ずっと雨が降っているということはなく、「スコール」と呼ばれるどしゃぶりの雨が断続的に降るようになります。

いつ雨が降るか予測できないというリスクがあるため、あらかじめ傘を持ち歩くようにすると良いでしょう。

 

宗教

 

インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒。

また冒頭でもお伝えした通り、バリ人が信仰しているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれ、バリ島独自の宗教を指します。

 

バリ・ヒンドゥー教
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

無宗教と言われる日本人には理解しがたい感覚かもしれませんが、バリ人は宗教をとても大切にしています。

「宗教は生活の一部」と考えている人が多く、お祈りやお祭りはもはや当たり前の習慣ととらえているのです。

 

バリ人はあらゆる場面でお参りをしますが、守らなければならないルールもいくつかあります。

 

まず寺院にお参りに行く際、女性は沐浴を済ませ清い体にしてからでないと神様に会うことは許されません。

そして、インドネシアの伝統的な衣装であるクバヤを身にまとって向かいます。

 

↑この女性たちが着ているブラウスのようなものが「クバヤ」です。

 

クバヤを着て化粧をした女性たちの姿はとても美しく、その華やかさにきっと目を奪われるはず。

 

お供え物にチャナンという花を供え、あとはひたすら神様にお祈りをしたら一連の流れは完了です。

 

▼チャナン

 

こういったお祈りの所作は道端でも自然に目にすることができ、まさに「宗教が生活の一部」であることを実感できるでしょう。

 

祭日

 

バリ・ヒンドゥーの祭日で、「ニュピ」という日があります。

 

ニュピは暦でいうと正月にあたり、瞑想をしてバリ島から悪霊が去るのを祈る日です。

 

そのため、ニュピ当日はバリ島にいる人全員(旅行者も含む)が、外に出ることを許されません。

空港でもすべての飛行機の離発着が止められ、バリ島全土が静寂に包まれます。

 

この日にうっかり外に出てしまうと、自警団に取り締まりを受ける可能性があるので注意が必要です。

 

また、この日は電気を使うことも禁止されるため、ニュピの晩は町中が真っ暗闇になります。

 

1日中外にも出られないし、電気を使うこともできない。

そう考えると、「ニュピのバリ島はつまらないのではないか?」と思う人もいるはず。

 

しかし、そんなことはありません。

 

ニュピの日はどこの家庭も電気を使わないため、夜になると満点の星空が眺められるのです。

 

静寂の中、バリ島の夜空に浮かぶ満点の星たちを、ただただ何も考えずにボーっと眺める。

こんな贅沢な体験ができるのはニュピの日だけではないでしょうか?

個人的には、ニュピの日に旅行の日程をぶつけるのも1つの体験としておすすめですよ。

 

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目次著者

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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