バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。
佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから
第1章 バリ島ってどんなところ?
第2章 バリ島「1日観光」モデルコース
第3章 バリ島でお土産を買おう!
第4章 バリ島に行く前に
第5章 バリ島のリスク・安全対策
著者:佐藤ひより
日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629
『バリ島観光入門』目次へ (全18ページ)
みなさんは、バリ島を訪れたことはありますか?
今まで1度もバリ島を訪れたことがない人にとって、バリ島はハワイやグアムに並ぶビーチリゾートのイメージが強いのではないでしょうか。
確かに、そのイメージは間違っていません。
バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。
しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。
バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。
バリ島の神秘性
まず1つ目の、神秘性について。
インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒です。
またその中でも、バリ島で信仰されているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」という、バリ島土着の信仰とインド仏教が合体した独自の宗教観を持っています。
この風変わりな宗教観は、バリの町中を歩いていると簡単に見つけることができます。
道端に落ちているチャナンと呼ばれる色鮮やかな花。これは、バリ人が神様にお供えするために置いた、神聖な花です。
▼チャナン
1度でもバリ島を訪れたことがある人は、店先や玄関前でこのチャナンを見かけたことがあるかもしれません。
バリ・ヒンドゥーの教えでは、
地面には悪霊が住んでいて、その悪霊が悪さをしないよう神様にお願いをする
という意味を込めて、ありとあらゆる場所にチャナンがお供えされているのです。
バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。
バリ人にとって、宗教は生活から切っても切り離せないもの。
無宗教と呼ばれる私たち日本人にとって、バリ人の強い信仰心や宗教観は、エキゾチックでどこか神秘的なものに映ることでしょう。
バリ人の国民性
そしてもう1つ、バリ島の魅力として特筆すべきなのがバリ人の持つ国民性です。
南国特有の温厚な性格のバリ人は、日常生活でめったに怒ることがありません。
バリ人の生活する社会では「邪気」を持つことを嫌い、どんな時でも怒らず笑顔でいようとする風潮があるからです。
つらいことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなる。そう考えている人が多いのです。
有名なインドネシア語に
「Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)」
という言葉があります。
この言葉には、「何とかなる」や「気楽にいこう」という意味があります。
バリ人はこの「Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)」という言葉を大切にしていて、どんな困難が起きても「なんとかなるさ」と楽観的に前を向いて歩いていく人が多いです。
これは、仕事や家庭の問題で悩み苦しんだ結果、自殺者が増えつつある日本社会にも取り入れるべき考え方であると言えるのではないでしょうか。
ここまでの内容を踏まえ、この記事を通して私が伝えたいことは以下の2つです。
- 日本とバリ島を比較することで、自分の知らない世界が地球には存在するということを知ってほしい
- バリ人の宗教観を知り、自分とは違う価値観を持つ人を許容するよう意識してほしい。
この2つのことを、バリ島がもつ神秘性と国民性という側面から考えてほしいと思います。
また、このWebonでは
「バリ島に興味はあるけれどまだ一度も行ったことがない!」
というバリ島初心者に向けて、おすすめの観光スポットやお土産、そしてトラブルを避けるための対策もお伝えしていきます。
これからバリ島へ行く予定の人、あるいは他のリゾート地と比較して旅行を悩んでいる人はぜひ参考にしてください!
『バリ島観光入門』目次へ (全18ページ)
はじめに
第1章 バリ島ってどんなところ?
第2章 バリ島「1日観光」モデルコース
第3章 バリ島でお土産を買おう!
第4章 バリ島に行く前に
第5章 バリ島のリスク・安全対策
著者:佐藤ひより
日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629