バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。
佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから
第1章 バリ島ってどんなところ?
第2章 バリ島「1日観光」モデルコース
第3章 バリ島でお土産を買おう!
第4章 バリ島に行く前に
第5章 バリ島のリスク・安全対策
著者:佐藤ひより
日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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バリ島のお土産におすすめの食べ物3選
待ちに待ったバリ島旅行。
せっかくなら、お土産をたくさん買って帰国したいですよね。
衣類や雑貨、コスメなど形に残る物を買うのも良いですが「その国の文化や習慣が伝わるお土産」と言えば食べ物ではないでしょうか?
味の好みは国によって違うため、日本人にとっては
「え、これって本当に美味しいの?」
と思えてしまうような料理がバリ島では人気なことも。
ちなみに、バリ島含むインドネシアの人々は、辛い味付けの料理を好みます。
例えば「サンバル」という名のインドネシア風チリソースが人気で、大半のインドネシア人はこのサンバルを色々な料理にかけて食べます。
▼サンバルを体験してみよう!
私自身、何度もバリ島へ訪れましたが、あらかじめレストランでは「あまり辛くしないでください」と頼んでから料理を注文します。
これを伝えておかないと、日本人の口には合わないような辛口料理が出てきますので気をつけてください。
また、バリ島でお土産として販売されているお菓子は、日本のお菓子と比べて甘い味付けのものが多いです。
そのためバリ島含むインドネシアでは、辛味や甘味など味付けの濃い料理が好まれるのかな?と考えられます。
今回は、そんなバリ島でお土産におすすめの食べ物を3つ紹介したいと思います。
有名な物からあまり知られていないものまでざっくばらんに紹介しますので
「バリ島旅行ではお土産に美味しい食べ物をいっぱい買うぞ!」
と意気込んでいる人は必見です。
また、次のページではお土産を買うならどこが良いのか?おすすめのスポットも紹介させてもらいますので参考にしてください。
- カシューナッツ
- インドミー
- マサコ
以下で詳しく解説していきます!
1 おつまみは世界共通?『カシューナッツ』
お酒と一緒に食べたくなるかも?
バリ島で人気のおつまみと言えば、East Bali Cashews(イースト バリ カシュ―)のカシューナッツです。
▼East Bali Cashewsのカシューナッツ
(出典:公式HP https://www.eastbalicashews.com/our-products)
バリ島旅行の定番土産として有名で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどありとあらゆるお店に並べられています。
East Bali Cashewsのカシューナッツは、ただのおつまみではありません。
バリ島に存在する貧困問題や女性の雇用問題などの様々な社会問題を解決する役目を担っているのです。
このカシューナッツが生産、加工されているのはバリ島東部にあるパン村というところ。
このパン村があるバリ島東部には、
女性の雇用機会が少ないこと
アルコール中毒者が多いこと
教育の機会が与えられていない子供が多いこと
など様々な社会問題が存在しています。
この社会問題を解決しようと、立ち上げられたのがEast Bali Cashewのカシューナッツ。
(出典:https://www.eastbalicashews.co/process/)
フェアトレード品として生産から加工まで全て現地パン村の人々に仕事を任せるため、その影響で雇用が生まれ、結果としてバリ島東部の貧困対策へ役立てられています。
East Bali Cashewsのカシューナッツの活動は世界中で注目されていて、日本でも新聞やニュースなどのメディアでも取り上げられるようになりました。
美味しいだけではなく、バリ島へ社会貢献しているのがEast Bali Cashewsのカシューナッツ。
そんなEast Bali Cashewsのカシューナッツとはどういったおつまみなのか?
2018年現在では、8つの種類があるようですので紹介させていただきます!
- チョコレート(ココアの甘さが女性に人気!)
- ガーリックペッパー(日本人の口に合う?ニンニクとゴマの組み合わせが癖になる)
- ロウ(シンプルなプレーンタイプ)
- ネイティブ(薄皮がついたままのカシューナッツ)
- ローステッド(こんがりと焼いたナッツが食欲をそそる!)
- シーソルト(海の塩を使ったサッパリとした味付け)
- セサミジンジャー(おつまみにピッタリな生姜とゴマの組み合わせ)
- チリクランチ(ついつい手が止まらなくなるピリ辛唐辛子)
以上、この8つがバリ島では販売されています。
お店によっては取り扱いのない商品もあるため、よく確認しておくといいかもしれませんね。
私もこのEast Bali Cashewsのカシューナッツが大好きでよく購入するのですが、個人的にはチリクランチが1番おすすめ!
日本のお菓子で例えると、柿の種に似たような味です。辛さはピリ辛程度ですので、辛いのが苦手な人でも問題はないかと。
▼柿の種
ちにみに、バリ島で1番人気の味はガーリックペッパーだそう。パンチのきいたガーリック味が、癖になりそうです。
どの商品もサイズは大小2つあり、小さいものだと日本円で200円程度から購入できます。
East Bali Cashewsのカシューナッツはおつまみが大好きな日本人受けしそうな商品ですので、複数の味の商品を買って、帰国後にお土産としてばらまくのが良さそうです。
味の美味しさはもちろん、社会貢献にも一役買っているEast Bali Cashewsのカシューナッツ。1つ買うだけで簡単にバリ島の社会に貢献できます。
ちょっとした話のネタに、お土産に買ってみてはいかがでしょうか?
2 庶民の味方!お手頃価格が嬉しい『インドミー』
世界で1番、ラーメンの消費量が多いと言われる日本人。
お店で食べるラーメンも美味しいですが、カップラーメンやインスタントラーメンにもまた違った美味しさがありますよね。
インドネシアの「Indo Mie(インド ミー)」というインスタントラーメンは、安くて美味しい庶民の味方として、バリ島だけではなくインドネシア国民の生活を助けています。
アメリカの有名なブログ「The Ramen Rater」の「世界で最も美味しいインスタント麺10選」で第3位にランクインするほどの高評価をたたき出すインドミー。(2013年トップ10。この時の1位はシンガポールのラーメン。6位に日本のインスタント焼きそば「一平ちゃん」)
▼サイト「The Ramen Rater」
(出典:https://www.theramenrater.com/)
このインドミーは種類が豊富で、定期的に新商品が発売され店頭に並べられています。
スーパーマーケットへ行けば大量のインドミーが陳列されていて、あまりの量に店内の一角がインドミー専用のスペースになることも。
価格は、日本円でいうと15~20円程度という格安価格。
日本でインスタントラーメンを購入する場合、最低でも100円はかかってしまいますよね。かなりお得だと言えるのではないでしょうか?
肝心の味についてですが、比較的日本の焼きそばに似ています。
日本と違うところと言えば、エスニックな香辛料が使われているところ。日本にはない独特の風味が効いたピリ辛な味が特徴です。
味の種類が豊富なインドミーですが、好みによって好きな商品は変わるはず。
そこで、個人的に私が好きな商品を以下に5つおすすめしたいと思います!
1 ミーゴレン(1番スタンダードな味!甘さと辛さがほどよい割合)
2 ミーゴレン スペシャル(通常のミーゴレンに野菜など具材が追加され豪華に)
3 アヤム スペシャル(麺に鶏肉が入ったもの。シンプルで食べやすい!)
4 ミーゴレン ソトー(スープの香りが食欲をそそる東南アジアらしい味)
5 ミーゴレン ペダス(インドネシアの調味料サンバルで味付けされた辛い麺)
個人的にはこの5つが好きで、よくスーパーマーケットで購入しています。
初めてバリ島に行く人、インドミーを食べたことがない人は、ひとまず通常のミーゴレン味を食べてみてもいいんじゃないかな~と思います。
photo by WeI-chieh Chiu
どれを食べても美味しいには美味しいのですが、少し癖がある味のものも。
たとえば、ミーゴレン ペダスなんかは辛いのが苦手な人には少し厳しいかもしれません。
これらの商品はお土産用に買う人が多いですが、旅の途中で小腹が空いたときに食べるのにもピッタリ。
夜食としてホテルの部屋で夜中に食べるのも、なんだか悪いことをしているような贅沢な気分に。
コンビニで手軽に買えますので、ぜひバリ島旅行の際は1つ食べてみるのをおすすめします!
3 ナシゴレンの素と言えば『マサコ』
親日国として知られるインドネシアでは、いたるところで日本語の名前がつけられた商品を見かけます。
その中でも特に有名なのが、「MASACO(マサコ)」と呼ばれる調味料です。
▼MASAKO(マサコ)画像クリックで商品詳細へ
「マサコ」というと女性の名前を連想しがちですが、これはインドネシア語の「マサック(料理をする)」という意味からきています。
このマサコ、実はなんと製造元が日本を代表する企業である「味の素」なのです。
インドネシアでの風味調味料の需要増加にともない、ジャワ島のカラワンという地域にある工場でマサコの製造を開始した味の素。
2018年現在、マサコのインドネシアでの風味調味料シェアは6割までにのぼっています。
ここ数年で急速にインドネシア中に浸透し始めたマサコは、家庭料理はもちろんレストランや「ワルン」と呼ばれる屋台でも日常的に使われています。
このマサコ、どんな料理に使われるのかというと、基本的にはどんな料理にも対応が可能です。
インドネシアといえばナシゴレンが有名ですが、ナシゴレンにマサコを使うことで味を調整してくれる役割を持ちます。
photo by brando
インドネシア料理に使われる調味料は辛味が強いものが多いですが、このマサコは味の素が開発しただけあり、日本人にもとっつきやすいサッパリとした味をしています。
ちなみに味は、鶏か牛の2種類。これは、インドネシア人のほとんどがイスラム教徒であり、豚を食べられない人が多いという理由が関係しています。
▼マサコ鶏肉味(画像クリックで商品詳細へ)
インドネシアではもはや定番の調味料となっているマサコ。
もちろんバリ島でも、この商品を探すのは簡単です。
大型ショッピングセンターはもちろん、個人経営の小さな商店でも大抵は販売されています。
複数個まとめて買っても、値段は数十円程度。かなりリーズナブル!
大量買いをして、帰国後にばらまくのがおすすめですね。
このマサコはどんな料理にも使えるため、バリ島のイブ(母・成人女性という意味)たちの生活を助け続けています。
揚げ物や炒め物、スープや煮物など家庭料理にはもってこいの万能調味料。
バリ島旅行が終わり、インドネシア料理が恋しくなった頃。日本でもこのマサコを料理に使えば、簡単に懐かしのインドネシア料理の味を再現できます。
ちなみに余談ですが、バリ島では「マサコ石鹸」と呼ばれる(ブラットワンギ石鹸とも呼ばれる)ココナッツ石鹸が販売されていて、こちらも日本人女性からの人気が高いです。
▼マサコ石鹸(画像クリックで商品詳細へ)
マサコ石鹸はウブドにある工房で製造されていますので、マサコつながりでこちらもあわせてチェックすると面白いかもしれませんね!
(ウブドについては当Webon第2章4ページ目をご参照ください!)
『バリ島観光入門』目次へ (全18ページ)
はじめに
第1章 バリ島ってどんなところ?
第2章 バリ島「1日観光」モデルコース
第3章 バリ島でお土産を買おう!
第4章 バリ島に行く前に
第5章 バリ島のリスク・安全対策
著者:佐藤ひより
日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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