バリ島の入国手続き・入国審査 ~厳しい?英語は?~

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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バリ島初心者の入国手続き

 

バリ島に限らず、海外旅行慣れしていない人が心配になるのは入国手続き。

 

バリ島の入国審査はそこまで厳しくありませんが、実際にどのような流れで入国手続きがなされるのか知らなければ不安を感じるのではないでしょか。

それに英語やインドネシア語が堪能でない人は、入国審査で質問に答えられるかドキドキしてしまいますよね。

 

そんなバリ島初心者に向けて今回は、基本的な入国手続きの流れを解説します。

1度でもバリ島を訪れた人は問題ないかと思いますが、初めてバリ島を訪れる予定の人はぜひ確認してくださいね!

 

入国手続き・入国審査とは?
日本から外国へ入る際にはどの国でも必ず、不法入国をしようとしていないかなどの審査が行われる。これらの審査を「入国審査」と言い、入国審査を含めた手続きを総称して「入国手続き」と呼ぶ。

入国審査ではパスポートによる本人確認はもちろんの事、英語での質問や航空券のチェックなどが行われる。入る国によってはかなり厳格な場合もある。

 

入国までの流れ

1 入国審査

▲実際の入国審査の様子:@タイ・スワンナプーム空港

 

バリ島には何日滞在するのか、その滞在日数にもよりますが30日以内の場合は空港に到着後まっすぐに通常の入国審査カウンターへ向かってください。

 

入国審査カウンターとは?
日本から外国へ入る際に行われる入国審査をする場所。「イミグレーション(Immigration)」「イミグレ」と呼ばれる。多くの場合「Immigration Control」と表記されている。

 

30日以上2ヶ月以内の滞在は別カウンターでVisa on ArrivalをというVisa(ビザ)取得する必要があり、2ヶ月以上の滞在になるとまたさらに別のVisaを取得する必要があります。

 

Visa on Arrivalとは?
インドネシアへ入国する際に到着した空港で発行するVISA(入国許可証)。35米ドルかかり、領収書を入国審査カウンター(イミグレ)で提示する必要がある。
VISA(ビザ)とは?
VISAとはその国へ入る際の許可証の事。VISA発行までにお金や時間がかかる(国によって額や時間は様々)。

VISAが無ければ基本的に他国へ入国する事はできないが日本は協定を結んでいる国が多いので短期間の滞在であればビザ不要で入国できる国が多い。(日本のビザなし入国可能国数は121ヵ国。2018年現在)

 

Visa on Arrivalの取得カウンターは空港の案内所(インフォメーション)で「Where is a Visa on Arrival Counter?(Visa on Arrivalカウンターはどこですか?)」

などと聞けば教えてくれます。

 

滞在日数によって、自分はVISAを取得しなければいけないのか?そして必要な場合、どのVisaを取得する必要があるのか?など状況が変わりますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

 

▼必要なVISA(観光目的)

30日以内滞在 VISA無し
30日以上2か月以内滞在 Visa on Arrival

※2か月以上の滞在などは他のVISAが必要になる。(詳しくは在インドネシア日本国大使館へ)

 

バリ島は日本人観光客が多いことも関係し、入国審査は比較的優しい印象を受けます。パスポートを準備して、入国審査カウンターへ向かうだけ。担当者が勝手に入国スタンプを押してくれます。

 

入国スタンプ
入国が許可されるとパスポートにスタンプが押してもらえる。入国が許可された証となる。

▼スタンプの例

 

入国審査で質問される事

 

 

入国審査で質問されることと言えば、「バリ島には何日間滞在するのか?」や「どのホテルに宿泊するのか?」など基本的なことばかり。

 

英語が聞き取れなければ「Excuse me?(すみません)」と言えばもう一度言ってくれます。また、英語はリスニングもスピーキングも中学英語程度の知識でOKです。

 

観光客を困らせるような質問をされることは滅多にありませんので、心配しなくて大丈夫です。

帰国日のチケットを見せるよう要求されることもありますので、あらかじめ準備しておくのが良いでしょう。

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<編集部コラム>帰国日のチケットが無い場合は?
基本的に観光でバリ島へ行く場合は往復の航空チケットを取る事になるので「帰国日のチケットが無い」という事はまず無いでしょう。往復でチケットを取った方が安いですし、手間も少なくて済むからです。

しかし、「バリ島へ行ってから帰る日を決めよう」「バリ島で次に行く国を決めよう」といったバックパッカー旅行のような事をしようとする場合や、チケットを保存しておいたスマホを紛失した・印刷しておいたチケットがなくなってしまった、といった場合に「帰国日のチケットが無い」という事は起こり得ます。その場合も、入国審査でチケットを要求されたらその旨を正直に話しましょう。

もちろん、疑われてしまう事もありますがたいていの場合は不法に長期滞在しようとしていない事が相手に伝わり無事に入国できるでしょう。

 

2 預け荷物受け取り

 

入国審査が終われば、そのまま流れにそって、飛行機に乗る前に預けた荷物を回収しに行きます。

自分が乗ってきた飛行機が表示されているターンテーブル(荷物が出てくる回転式のレールのようなもの)に向かい、あとは荷物が出てくるのを待つだけ。

 

▼荷物の受け取り場所の例

photo by eric molina

 

飛行機のグレードや諸々の状況にもよりますが、私の経験上、毎回預け荷物が出てくるまでにかなり時間がかかります。

バリ人のまったりとした国民性が関係しているのかどうかはわかりませんが、日本のようにテキパキと準備が進められてすぐに荷物が出てくることは滅多にありません。

なかなか預け荷物がターンテーブルに流れてこず不安になるかもしれませんが、気長に待つようにしましょう。

 

ポーターに注意!

 

預け荷物受け取りで注意することは、近くにいるポーター(荷物を持つ仕事をしている人)に騙されないこと。

荷物が多くてポーターの手伝いが必要というのであれば仕方がありませんが、必要ないのであればポーターに話しかけられても「No thank you」という拒否の意志を表明するのは大切です。

悪質なポーターであった場合、法外な値段をふっかけてお金を騙しとろうとする人もいますのでご注意ください!

 

3 税関審査

 

入国審査を済ませ預け荷物をピックアップすれば、あとは税関の審査を受けるだけ。入国時に課税の荷物があるかないかで並ぶカウンターが変わります。

 

課税の荷物とは
税関審査は輸入出が禁止・規制されているものを調べるための場所。

そんな税関で課税される荷物とは大量のお酒や香水・現金など。つまり普通に旅行用に何かを持ってきた場合は課税される荷物は無いのでご安心を。

気になる場合は機内で渡される「税関申告書」という紙に対象となる荷物が記載されているので読んでみましょう!

 

そもそも申告する荷物がなければ、特に何の審査も受けることなく難なく通過できます。

 

この税関審査を通過するためには、税関申告書を係員に提出しなければいけません。

税関申告書は飛行機内で渡されることが多いですが、機内で渡されなくても税関審査前に空港で記入することができます。

 

記載方法は英語かインドネシア語ですが、税関審査エリアのテーブルに申告書書き方の見本がおいてありますので、どのように記入すればいいのかよくわからない人は参考にしてください。

 

以上が入国手続きの基本的な流れです。

 

入国手続きが終わりゲートをくぐれば、あとはバリ島旅行を満喫するのみ!

入国手続きはサクッと終えて、あとは思う存分バリ島旅行をお楽しみください。

 

 

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629