バリ島の入国手続き・入国審査 ~厳しい?英語は?~

Webon紹介目次著者

バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629

 

『バリ島観光入門』目次へ  (全18ページ)

 

 

バリ島初心者の入国手続き

 

バリ島に限らず、海外旅行慣れしていない人が心配になるのは入国手続き。

 

バリ島の入国審査はそこまで厳しくありませんが、実際にどのような流れで入国手続きがなされるのか知らなければ不安を感じるのではないでしょか。

それに英語やインドネシア語が堪能でない人は、入国審査で質問に答えられるかドキドキしてしまいますよね。

 

そんなバリ島初心者に向けて今回は、基本的な入国手続きの流れを解説します。

1度でもバリ島を訪れた人は問題ないかと思いますが、初めてバリ島を訪れる予定の人はぜひ確認してくださいね!

 

入国手続き・入国審査とは?
日本から外国へ入る際にはどの国でも必ず、不法入国をしようとしていないかなどの審査が行われる。これらの審査を「入国審査」と言い、入国審査を含めた手続きを総称して「入国手続き」と呼ぶ。

入国審査ではパスポートによる本人確認はもちろんの事、英語での質問や航空券のチェックなどが行われる。入る国によってはかなり厳格な場合もある。

 

入国までの流れ

1 入国審査

▲実際の入国審査の様子:@タイ・スワンナプーム空港

 

バリ島には何日滞在するのか、その滞在日数にもよりますが30日以内の場合は空港に到着後まっすぐに通常の入国審査カウンターへ向かってください。

 

入国審査カウンターとは?
日本から外国へ入る際に行われる入国審査をする場所。「イミグレーション(Immigration)」「イミグレ」と呼ばれる。多くの場合「Immigration Control」と表記されている。

 

30日以上2ヶ月以内の滞在は別カウンターでVisa on ArrivalをというVisa(ビザ)取得する必要があり、2ヶ月以上の滞在になるとまたさらに別のVisaを取得する必要があります。

 

Visa on Arrivalとは?
インドネシアへ入国する際に到着した空港で発行するVISA(入国許可証)。35米ドルかかり、領収書を入国審査カウンター(イミグレ)で提示する必要がある。
VISA(ビザ)とは?
VISAとはその国へ入る際の許可証の事。VISA発行までにお金や時間がかかる(国によって額や時間は様々)。

VISAが無ければ基本的に他国へ入国する事はできないが日本は協定を結んでいる国が多いので短期間の滞在であればビザ不要で入国できる国が多い。(日本のビザなし入国可能国数は121ヵ国。2018年現在)

 

Visa on Arrivalの取得カウンターは空港の案内所(インフォメーション)で「Where is a Visa on Arrival Counter?(Visa on Arrivalカウンターはどこですか?)」

などと聞けば教えてくれます。

 

滞在日数によって、自分はVISAを取得しなければいけないのか?そして必要な場合、どのVisaを取得する必要があるのか?など状況が変わりますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

 

▼必要なVISA(観光目的)

30日以内滞在 VISA無し
30日以上2か月以内滞在 Visa on Arrival

※2か月以上の滞在などは他のVISAが必要になる。(詳しくは在インドネシア日本国大使館へ)

 

バリ島は日本人観光客が多いことも関係し、入国審査は比較的優しい印象を受けます。パスポートを準備して、入国審査カウンターへ向かうだけ。担当者が勝手に入国スタンプを押してくれます。

 

入国スタンプ
入国が許可されるとパスポートにスタンプが押してもらえる。入国が許可された証となる。

▼スタンプの例

 

入国審査で質問される事

 

 

入国審査で質問されることと言えば、「バリ島には何日間滞在するのか?」や「どのホテルに宿泊するのか?」など基本的なことばかり。

 

英語が聞き取れなければ「Excuse me?(すみません)」と言えばもう一度言ってくれます。また、英語はリスニングもスピーキングも中学英語程度の知識でOKです。

 

観光客を困らせるような質問をされることは滅多にありませんので、心配しなくて大丈夫です。

帰国日のチケットを見せるよう要求されることもありますので、あらかじめ準備しておくのが良いでしょう。

 

<編集部コラム>帰国日のチケットが無い場合は?
基本的に観光でバリ島へ行く場合は往復の航空チケットを取る事になるので「帰国日のチケットが無い」という事はまず無いでしょう。往復でチケットを取った方が安いですし、手間も少なくて済むからです。

しかし、「バリ島へ行ってから帰る日を決めよう」「バリ島で次に行く国を決めよう」といったバックパッカー旅行のような事をしようとする場合や、チケットを保存しておいたスマホを紛失した・印刷しておいたチケットがなくなってしまった、といった場合に「帰国日のチケットが無い」という事は起こり得ます。その場合も、入国審査でチケットを要求されたらその旨を正直に話しましょう。

もちろん、疑われてしまう事もありますがたいていの場合は不法に長期滞在しようとしていない事が相手に伝わり無事に入国できるでしょう。

 

2 預け荷物受け取り

 

入国審査が終われば、そのまま流れにそって、飛行機に乗る前に預けた荷物を回収しに行きます。

自分が乗ってきた飛行機が表示されているターンテーブル(荷物が出てくる回転式のレールのようなもの)に向かい、あとは荷物が出てくるのを待つだけ。

 

▼荷物の受け取り場所の例

photo by eric molina

 

飛行機のグレードや諸々の状況にもよりますが、私の経験上、毎回預け荷物が出てくるまでにかなり時間がかかります。

バリ人のまったりとした国民性が関係しているのかどうかはわかりませんが、日本のようにテキパキと準備が進められてすぐに荷物が出てくることは滅多にありません。

なかなか預け荷物がターンテーブルに流れてこず不安になるかもしれませんが、気長に待つようにしましょう。

 

ポーターに注意!

 

預け荷物受け取りで注意することは、近くにいるポーター(荷物を持つ仕事をしている人)に騙されないこと。

荷物が多くてポーターの手伝いが必要というのであれば仕方がありませんが、必要ないのであればポーターに話しかけられても「No thank you」という拒否の意志を表明するのは大切です。

悪質なポーターであった場合、法外な値段をふっかけてお金を騙しとろうとする人もいますのでご注意ください!

 

3 税関審査

 

入国審査を済ませ預け荷物をピックアップすれば、あとは税関の審査を受けるだけ。入国時に課税の荷物があるかないかで並ぶカウンターが変わります。

 

課税の荷物とは
税関審査は輸入出が禁止・規制されているものを調べるための場所。

そんな税関で課税される荷物とは大量のお酒や香水・現金など。つまり普通に旅行用に何かを持ってきた場合は課税される荷物は無いのでご安心を。

気になる場合は機内で渡される「税関申告書」という紙に対象となる荷物が記載されているので読んでみましょう!

 

そもそも申告する荷物がなければ、特に何の審査も受けることなく難なく通過できます。

 

この税関審査を通過するためには、税関申告書を係員に提出しなければいけません。

税関申告書は飛行機内で渡されることが多いですが、機内で渡されなくても税関審査前に空港で記入することができます。

 

記載方法は英語かインドネシア語ですが、税関審査エリアのテーブルに申告書書き方の見本がおいてありますので、どのように記入すればいいのかよくわからない人は参考にしてください。

 

以上が入国手続きの基本的な流れです。

 

入国手続きが終わりゲートをくぐれば、あとはバリ島旅行を満喫するのみ!

入国手続きはサクッと終えて、あとは思う存分バリ島旅行をお楽しみください。

 

 

『バリ島観光入門』目次へ  (全18ページ)

 

 

目次著者

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629

バックパッカー旅行に持っていきたい荷物

Webon紹介目次著者
バックパッカー旅行に興味はありますか?バックパッカー旅行とは から バックパッカー旅行におすすめな国までをバックパッカー旅行で40ヵ国以上巡ってきた著者が初心者の方にも分かりやすく解説をします!

「バックパッカー旅行初心者入門 ~興味があるなら踏み出そう!~」はこちらから!

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja

 

『バックパッカー初心者入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

 

バックパッカー旅行に持っていきたい荷物

 

バックパッカー旅行では、持ち物選びがとても大事です。

バックパックに入るものは限られていますし、スーツケースのように転がすものではなく自分で背負うものなので、必要以上に荷物を詰め込んで重くしてしまうのは避けたいところ。

できる限り荷物を減らすことができれば、機動力を保ててより快適に旅行をすることができます。

ここではバックパッカー旅行に必要な荷物と持っていきたい持ち物をご紹介します!

 

バックパッカー旅行時の必需品

 

まずは海外バックパッカーを行ううえで必需品となる持ち物をご紹介します。

 

貴重品

 

  • スマホ現金
  • クレジットカード
  • パスポート
  • 入国ビザ(必要となる国へ行く際)
  • パスポートコピー
  • 証明写真

パスポートコピーと証明写真はパスポート本体を紛失した際に、大使館での再発行手続きで必要になります。

クレジットカードはVisaとMasterCardの最低2枚持ちがオススメです。JCBは使えるところがあまりないので、あえて持って行く必要はないです。

 

バッグ類

 

  • バックパック
  • サブバック
  • ウエストポーチ
  • セキュリティーポーチ(パスポートケース)

サブバックは街歩きように使える小さめのバッグです。ウエストポーチ、セキュリティーポーチは盗難対策のため、貴重品入れとして用います(詳しくは後のページで解説します)。

サブバッグは商品名ではなく、小さめのリュック(バッグパックの場合もある)のことを指します。

バッグパックを背負う際はサブバッグを前に掲げて歩くバッグパッカーが多いです。

サブバッグがあると、バッグパックを宿に置いて、リュック1つで身軽に町歩きすることができます。

僕はいつも首かけのパスポートケースと腰に巻くウエストポーチを併用しています。このことについても詳しくは後の章で解説をします。

 

▼有名なバッグパックメーカー「ドイター」のサブバッグ(画像クリックで商品詳細へ)


▼ウエストポーチの例(画像クリックで商品詳細へ)


▼セキュリティポーチの例(画像クリックで商品詳細へ)

 

バックパックの選び方は一つ前のページで解説しています!

 

洗面用具

 

  • タオル
  • シャンプー
  • 手洗い用洗剤
  • 歯ブラシ

シャンプーや歯ブラシは現地調達も可能ですが、気になる方は日本から使い慣れたものを持っていくといいでしょう。

 

その他

 

  • 爪切り
  • 多機能ナイフ
  • 絆創膏
  • 消毒液
  • 胃腸薬
  • 眼鏡・コンタクトレンズ
  • 帽子
  • サングラス
  • 海外用変換プラグ
  • 変圧器(必要な場合)

爪切り等の刃物類は日本製のものがとにかく使いやすいので日本から持っていくようにしましょう。

変換プラグは渡航先ごとに型を調べる必要があります。

トラベルショップで売られている全世界対応のキットを買うのが良いでしょう。変圧器に関しては、海外対応している(100V-240V)電子機器には必要ありません。

 

▼変圧器の例

 

服の選び方

 

服は基本的に行く場所の気候に沿って選ぶ形になりますが、高所に行く機会があったりする場合には、常夏の場所でも朝晩に冷え込んだりするので羽織れるものを持っていくことを推奨します。

 

羽織るものとしては、ユニクロのウルトラライトダウンが生地の薄さの割に保温効果が高いのでおすすめです。

<ユニクロウルトラライトダウンURL:http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/ultralightdown/women/

 

日本から持っていく服の枚数に関してはとりあえず3日分に抑えるようにしましょう。洗濯はその都度現地で行えますし、必要があれば服は現地で買うこともできます。

 

服を効率良く洗濯する方法

 

バックパッカーは基本的に服の洗濯を自分で行います。安宿には必ずしもランドリーの設備があるわけではないからです。

服用の洗剤は手洗い用のものを使いましょう。シャワーの際に一緒に汚れた服を洗うといいです。

 

稀に洗濯禁止の安宿もありますが、多くの場所では洗濯が可能で、部屋のベッド等で乾かすことができます。

 

おすすめカメラ

 

今はスマホでもかなり良い写真が撮れるので必ずしもカメラを別個で持っていく必要はありませんが、せっかくの旅行なので良いカメラで旅の記録をしておきたいもの。

これからバックパッカー旅行をする方におすすめしたいのがミラーレス一眼とGoPro。

 

ミラーレス一眼は内部のミラーを省くことによってコンパクトになった一眼レフカメラのことです。

 

▼ミラーレス一眼の例(画像クリックで商品詳細へ)

 

一般の一眼レフカメラよりも充電が持ちにくいというデメリットはありますが、画質に関してはほぼ同等のものになっているので機動力重視のバックパッカーにはうってつけのカメラです。

 

GoProはアクションシーンを撮りたいかたにおすすめのカメラです。防水なので水の中でも使用することができます。

 

▼GoPro(画像クリックで商品詳細へ)

薬類

 

薬類はどこまで持っていくべきでしょうか?

 

持病の有無にもよりますが、少なくとも全員が持っていくべき医薬品は絆創膏、消毒液と胃腸薬です。

 

海外ではよく擦り傷や切り傷を負ってしまうので、絆創膏は常に持ち歩くべきです。傷から細菌が入る可能性があるので、消毒液で消毒を行うと良いでしょう。

 

胃腸薬はお腹を壊した時に飲むものになります。注意するべきことは、下痢止めにしないこと。便を止める働きをするものは、かえって回復を遅らせてしまうので避けるべきです。

 

『バックパッカー初心者入門』目次へ  (全17ページ)

 

スポンサー




 

目次著者

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja