バス釣り道具の選び方・おすすめ④ 【ライン編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ルアー」でしたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします。

 

ライン(釣り糸)とは

 

ラインとは「釣り糸」のことです。バス釣りをはじめとした魚釣りには必須の道具ですよね。

「魚釣り」で使われる釣り糸は、通常「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類に分かれます。それぞれの違いは「素材」です。

これら3種類のライン(釣り糸)を適材適所・効果的に使い分けることにより、違うポイントに付いている(ポイントにいる)魚それぞれを釣り分けることができます。

 

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのはとても大切なことなのです。まずは、ラインを選ぶ上で知っておくべき要素について解説します。

 

「ライン」を選ぶ上で注目すべき4要素

 

ラインの機能は「強度」「耐摩耗性」「伸縮性」の3要素からなります。これに付け加えるとすれば「比重」も大切な要素ですね。

これらの要素に注目して、適切なラインを選ぶのがよいでしょう。

 

1 強度

 

どの程度の力で引っ張っても切れないのかを意味します。強度が低いと大物が食いついたとしても、引っ張った時に糸が切れてしまいます

 

2 耐摩耗性

 

耐摩耗性とは「すり減りにくさ」のことです。耐摩耗性が高いとは、すなわちキズや擦れに強いことを意味します。

 

3 伸縮性

 

伸縮性とは要するに「ラインの伸びやすさの程度」のことです。

ラインが伸びやすければ、魚とのファイトにおいても十分に疲れさせることができ、取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。ラインが伸びることにより魚が暴れても追従していけます。

また、ラインが伸びれば伸びるほど魚と格闘しているときに、耐久性が強くなり、ラインブレイク(ラインが切れてしまう)しにくくなります。

ルアーを投げる時にもその差は歴然で、ラインに伸びがあるとロッド(釣り竿)を後方へあおった(振りかぶった)ときに、ルアーの自重(重さ)をラインに乗せることができ、結果、上手により遠くへ投げることができるようになります。

伸びがないと、キャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)した時に「ジャボン!」とルアーが足元に落ちてしまったりするときがあります。

逆に伸縮性が低ければ魚のアタリがわかりやすくなるというメリットもあります。

 

4 比重

 

比重とは「ラインの重さ」のことです。

ラインが軽いと強風が吹いている日には影響を受けやすく、ルアーをうまくキャスト(ルアーを投げる事)することができなくなります。

一方で軽いラインのメリットとしては、トップウォーター系のルアー(水面に浮くルアー)を使う際に適しています。ブラックバスという魚は、真夏など水温が高い季節は特に水面を意識していることが多く、底を狙っても釣れない時があります。

そんな時にトップウオータールアーを使ってバスに食いつかせようという訳です。

 

▼「ライン」を選ぶ上で注目すべき要素

種類 特徴
強度 「どの程度の力で引っ張っても切れないか」を意味する。
強度が高ければと大物が食いついたとしても、糸が切れない。
耐摩耗性 「すり減りにくさ」のこと。
耐摩耗性が高いとは、キズや擦れに強いことを意味する。
伸縮性 「ラインの伸びやすさの程度」のこと。
ラインが伸びやすいと魚が暴れても追従することができ、魚を疲れさせて取り込みやすくなる。また、ルアーを投げる時にうまく遠くへ投げられる。
一方で伸縮性が低いと、魚のアタリがわかりやすくなるというメリットがある。
比重 ラインの重さ。
ラインが軽いと風の影響を受けやすく狙ったポイントにルアーを投げにくくなる。一方で軽い場合、水面に浮かべるタイプのルアーを使う際には適している。

 

 

3種類の素材とおすすめライン

 

続いて、素材が違う「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類のラインの違いとそれぞれのおすすめライン製品について解説します。

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのは、とても大切なことなのです。

 

1 ナイロンライン

 

「ナイロンライン」は、伸びやすいのでルアーを投げる時も狙ったポイントにいきやすく、魚が暴れた時にも追従して疲れさせて取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。扱いやすい性質であることから、多くの初心者の方に愛用されているラインです。

適度に比重(重み)があり、様々な重さのルアーに対応するため、場所を選ばずに使えるのも大きなメリットと言えます。

一方で「障害物等にこすれて摩耗しやすい」「変色しやすい」などのデメリットもあります。

万能性に優れてコスト面でも比較的手軽に入手できることからまず最初に入手すべきラインと言えるでしょう。

 

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2 フロロカーボンライン

 

「フロロカーボンライン」は、ナイロンラインに比べて強さ(引張強度や伸縮性)はやや劣りますが、耐久性が高く、根ズレ(=障害物などで釣り糸が擦れること)に強いといった特徴があります。

また、比重がある事から、ルアーを底まで沈めてボトム(海底)を取る「探り釣り」に向いているラインとして知られています。

▼ボトムのイメージ

 

バスアングラー(=バス釣りを行う釣り人)の多くは、このフロロカーボンラインを主体に使っており、伸縮性が低く、魚のアタリの取りやすさは3種類のラインの中でもピカイチと言えます。

反対に、硬さから来る巻きグセの付きやすさ(クセが付くと巻き取りづらくなる)などがデメリットとして挙げられます。

 

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3 PEライン

 

「PEライン」は、ポリエステル素材を軸としており、とても硬く、耐摩耗性能に優れている(摩耗しにくい)ラインです。

また、比重が軽く無吸水性(水を吸う性質がない)なので、投げた後のラインは常に水面上に浮いているといったイメージになります。

トップウォーターでの釣りに適したルアーである「トップウォータープラグ」や、水面上で操作する「ノーシンカーワーム」には、抜群の効果を発揮します。

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▼トップウォータープラグ

 

ただ、比重が軽い事から風の影響を受けやすい、ボトムを取る釣りには向かないといったデメリットもあります。

伸縮性に関しては、あまり期待はできないでしょう。

 

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素材のメリット・デメリット一覧

 

種類 メリット デメリット 備考
ナイロンライン 伸びやすくて扱いやすい。適度の比重で様々なルアーに対応。場所を選ばずに使える。コストも安価。 障害物にこすれて摩耗しやすい、変色しやすい。 初心者におすすめ。
フロロカーボンライン 耐久性が高く、根ズレにも強い。比重があるので、ルアーを底まで沈める探り釣りに向いている。 ナイロンに比べて伸縮性などはやや劣る。硬いので巻グセがつきやすい。 バス釣りをする人の多くが主体に使うライン。魚のアタリの取りやすさは3種類の中で一番。
PEライン とても硬く耐摩耗性能に優れている。比重が軽いので、水面上を操作する「ノーシンカーワーム」というルアーと、抜群の相乗効果を発揮。 比重が軽いので風の影響を受けやすい。ボトムを取る釣りには向かない。伸縮性には期待できない。 比重が軽いので、常にラインは水面上に浮いている。

 

太さ

 

太さもラインを選ぶ上で、考えるべき要素です。

ラインが細くなればなるほど感度が良くなります。感度が良くなればなるほど、魚の小さなアタリも明確にとらえることができるようになり、釣果(釣りの成果)に結び付くという訳です。

一方で、ラインが太ければ引っ張られた時の強度が強くなります。「ビッグベイト」などの比重の重いルアーを使うコアなアングラーには太いラインはおすすめです。

ちなみに、ラインがあまり太すぎるとリールのスプールに長さのあるラインを巻くことができなくなりますので注意です!

 

通常、バス釣りでは、大体100メートルくらいリールにラインを巻きますが、太めのラインだと80メートル位しか負けなくなります。

昨今では、そのために「深溝スプール(太い糸でもたくさん巻ける)」というタイプのリールも人気があります。

 

初心者におすすめの太さ

 

初めてバスフィッシングにチャレンジされる方は、「4ポンドライン」を目安に購入されるのがいいかと思います。

「ポンド」というのは、ラインの太さを現した単位の事で、1ポンドだと約500gくらいの引っ張り強度に耐えられる計算になります。

一般に多く釣れるブラックバスの平均的なサイズは、概ね20cm~30cmくらい。

このくらいの魚は、約1キログラムをゆうに下回る重さの魚であることが多いです。

4ポンドだと約2キログラムまで耐えられますので、40センチクラスのランカーバスとも互角に渡り合える強さのラインとしておすすめです。

 

筆者おすすめ初心者向けライン3選

1 サンライン シューター FCスナイパー 100m 41bナチュラルクリア

 

こちらは、4ポンドとごく一般的なラインの重さで、しかもリーズナブル!かつ使いやすくクオリテイーも高いです!

バスフィッシング界の巨匠「並木敏成氏」おすすめのメーカーなのです!また実際に私もこれを使っています!

フロロラインのメーカーによる違いなどは、実際の所、初心者では判別不能ですし、私にもわかりません!(笑)

しかし、価格もラインの中では手頃で、バーサタイル性能にも長けているのでおすすめですね。

 

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2 【ナイロンライン】サンライン:シューター マシンガンキャスト 12lb 150m ニューアットブラウン

こちらは、とても人気のあるラインで、クオリテイーも高く、お手軽価格で購入できるナイロンラインになります。

 

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3 サンライン(SUNLINE) ルアー用PEライン サンライン(SUNLINE) バススーパーPEライン 70m 3号/35lb ディープグリーン

 

こちらは、おすすめしたナイロンラインと同じく「サンライン」の商品で、伸びにくく、超高感度なPEラインになります。やはり価格面でもコスパがよくおすすめです。

 

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まとめ

 

この第3章では、バスフィッシングで使う道具の基礎知識(選び方やおすすめ商品)をご紹介しましたが、道具選びってとっても大切な要素なんです。

例えば、リール(回収機)ひとつにしても、重くて使いにくいものよりは、軽くて使いやすいものの方がはるかにストレスが少なく、それだけ釣りに集中できて釣れる確率もアップするんです!

また、ブラックバスという魚って何かと障害物周りに居ることが多くて、アクションさせやすい(ルアーを動かしやすい)ロッド(釣り竿)なりタックル(釣り道具)を事前に準備した方が、確実に手中に収めることができるんです!

と言っても、最初のうちは、あまり高価なものに手を出す必要はありませんので、基本的なことだけを踏まえて道具を揃え釣れるコツがわかってきたら、次第にレベルアップしていくのがいいかと思います。

はっきり言って、「お手軽ファミリー釣りセット」のような安価なものでも十分釣れますから…。

 

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さて、ここまではバス釣りの基礎知識、場所、道具について解説してきましたが、最終章では「コツ」について解説します。コツまでマスターすれば、きっとブラックバスを釣ることができるでしょう!

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