落語初心者入門はこちらから!
著者:ミドケン
落語が大好きなフリーライター。10年程前に落語にはまって以来、ほぼ毎日落語を聴いている。お問い合わせはこちらから
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ここまでのページでは寄席での鑑賞方法についてお伝えしていきました。
落語の楽しみ方でおすすめなのは寄席や落語会に行くことですが、それ以外にも楽しむ方法はあります。
寄席や落語会に観に行くのはまだちょっとハードルが高いなぁ・・・という方、まずは動画や音声で落語に触れてみてください。
今回は自宅で気軽に落語を楽しむ方法を紹介します!
アプリ
落語を最も手軽に楽しむ方法は落語アプリだと思います。スマートフォンやタブレットなどの端末で、いつでもどこでも落語を楽しむことができます!
Spotify(スポティファイ)
(引用元:https://www.spotify.com/jp/)
『Spotify』は音楽ストリーミング配信サービスですが、落語のコンテンツも充実しているのでおすすめです。
立川志らく(たてかわ しらく)、春風亭一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ)、三遊亭白鳥(さんゆうてい はくちょう)、など、今をときめく落語家のラインナップが豊富なのが特徴です。
Audible(オーディブル)
(引用元:https://www.audible.co.jp/)
ベストセラー小説からビジネス書、英字新聞まで、20以上の豊富なジャンルを音声で聴ける定額制サービスで、落語作品も数多く収録しています。
人間国宝・五代目柳家小さん(やなぎや こさん)さんも収録。
▼五代目柳家小さん
昭和の大名人・五代目古今亭志ん生(ここんてい しんしょう)も収録されています。
▼五代目古今亭志ん生
名だたるレジェンドたちの演目が手軽に聴けます。
▼audible公式サイト
CD・DVD
古典落語の楽しみ方のひとつとしておすすめしたいのは、1人の落語家を掘り下げていくことです。色々聴いていく中で「これは!」 と思う落語家をピックアップして、その落語家の高座を集中的に聴いていくというやり方です。
そんな一人の落語家を集中的に聴いていくというやり方や、亡くなっている昔の名人の大全集系を聴く場合などにはCD・DVDが最適です。
ここではおすすめのCD・DVDを2人の落語家さんと共に紹介します。
三代目古今亭志ん朝
私が特におすすめしたいのは、三代目古今亭志ん朝(ここんてい しんちょう)さんです。
昭和最後の名人と呼ばれる志ん朝さんは、軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ:会話の運びが軽快で洗練されていること)な江戸弁が魅力の落語家。
テンポの良さと絶妙な間で醸し出すおかしみは天下一品です。
落語初心者でも安心して聴けるわかりやすさとおもしろさを兼ね備えた落語家なので、その奥深さをぜひ味わってみてください。
▼【筆者おすすめ】志ん朝三十四席 DVD全8枚+CD全5枚
林家たい平
とにかく落語初心者におすすめしたいのは林家たい平さんです。
人気演芸番組『笑点』でお馴染みのたい平さんですが、古典落語をこれほどわかりやすく演じてくれる落語家は他にいないのではないでしょうか。
「小学生にもわかりやすい古典落語」を目指し、子どもの前で落語をすることも多いたい平さん。
そんな大人も子どもも聴いて楽しめるわかりやすいたい平さんの落語なら「難しくてよくわからない」と投げ出すことはないと断言できます。
ぜひ古典落語入門のバイブルとして、たい平さんの落語を聴いてみてください!
▼【筆者おすすめ】林家たい平落語集 たい平のはじめの一歩[CD]
また、たい平さんは、古典ではないですが「ドラえもん」の人気エピソードを落語にした『ドラ落語』というユニークなDVD も出しており、そちらも落語の新たな魅力を教えてくれる作品としておすすめです!
▼【筆者おすすめ】林家たい平の『ドラ落語』[DVD]
落語の楽しみ方は「落語そのもの」を観る・聴くだけではありません。「タイガー&ドラゴン」など落語を題材したエンタメ作品もおすすめです。出演者の方が演じる落語の上手さには驚きます。
次のページではそんな「落語を題材にした作品」のおすすめをご紹介していきます。
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【落語作品が数多く聴ける。無料体験あり】
著者:ミドケン
落語が大好きなフリーライター。10年程前に落語にはまって以来、ほぼ毎日落語を聴いている。お問い合わせはこちらから