ブラジル社会の特徴 ~多様性と親日国~

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ブラジルに行ったことはありますか?ブラジルと言えばサッカー・サンバ・カーニバル…でもそれだけじゃもちろんありません!

「ブラジル生活入門 ~魅力満載ブラジルライフ~」はこちらから!

著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?

 

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ブラジル社会の特徴 ~多様性と親日国~

 

日本は先進国でブラジルは発展途上国。

いまだに日本ほど便利でない点もたくさんあり、経済面・インフラ面・治安面など問題点もたくさんあります。

でもブラジル社会を知ると日本とは違った面での良さも見えてきます。

ここではそんな「ブラジルの社会」について在住歴17年の著者が紹介していきます。

 

格差社会のブラジル

 

ブラジルはとても貧富の差が激しい国です。

生活費を工面するために働かなければならず、義務教育があるのに学校に通えないほど貧しい人もいれば、その半面びっくりするほどお金持ちの人もいます。

これは貧しい人にとっては全く笑えない話ですが、その「貧しさ」が逆にとてつもないハングリー精神を生み、一躍有名人になるという例も多くあります。

 

「サッカーの王様」ペレは、幼少時代は靴磨きをする必要があるほど貧しかったと言います。

 

ペレ
ブラジルのサッカー選手。ブラジル代表として3度のW杯で優勝。それらの実績から「サッカーの王様」と呼ばれる。

▼ペレ

photo by Marcello Casal Jr./ABrAgência Brasil CC BY 3.0 br

 

最近ブラジルのポップス・スターとして有名なアニッタ氏もスラム街で育っています。

「昼ごはんの鶏肉を2切れ食べて夕飯なしか、1切れで我慢してもう1切れを夕飯にとっておくかという毎日だった」というエピソードもあります。

 

アニッタ

1993年生まれのブラジルの歌手。近年ブラジルを中心にセクシーなダンスとR&B調のポップスでブレイクを果たし、2015年には日本での公演も行った。

▼アニッタ

photo by Teca Lamboglia from São Paulo, BrasilCOMBATCHY – Espaço das Américas

▼代表曲「Bang」

 

こういった人達に共通するのは、貧しいからお金持ちになりたいという意味でのハングリー精神ではなく、興味のあることに対する環境が不十分であるがゆえに情熱が爆発してしまう事でしょう。

 

何でも与えられる状況にいては、大事なものや、したい事を見失ってしまうことが多くあります。

ブラジル社会のこういう一面を見ることで、本当の自分の心、物事の本質などを見つめることの重要さを気づかせてもらえます。

 

また、貧しさや環境を理由にして諦めるということをしなかった彼らを見ていると、夢や希望そして勇気を与えられますね。

ブラジリアン・ドリームというのは確かに存在する、だからブラジルっで魅力的だな、と思っています。

 

日系人とブラジル

 

ブラジルは世界で一番日系人の多い国です。

1908年から日本人がブラジルに移住を開始し、現在ではブラジルに住む日系人の数は約160万人とも言われています。(出典:在サンパウロ日本国総領事館HPより)

 

ブラジルは労働者不足の解消策として移民が必要で、日本も日露戦争後に農村部での貧困が問題となっていたことなどが一因で開始されたブラジル移民でした。

 

 

日露戦争
1904年に勃発した日本とロシアの戦争。朝鮮半島や日本海が主戦場となった。戦争には敗北はしなかったものの賠償金を得る事などはできなかった為、日露戦争後に日本の農村などでは貧困が拡大した。

 

しかし実際には日本人移民が働いたブラジルのコーヒー農園の環境は過酷でした。

高賃金をうたわれて日本で募集されていた移民でしたが、賃金や待遇が悪かったのです。

 

▼日本人移民がコーヒー農園で働く様子

 

しかしその後自作農(自分の畑を所有した農民)として独立した日本人の中には、お茶や胡椒、ブラジルの土地に馴染みのなかった多種類の野菜の栽培に成功した人がたくさんいます。

 

 

現在ブラジルにある農作物の多くは日系移民の努力の成果です。

スーパーに行っても「日本かぼちゃ」「日本きゅうり」と日本と名の付く野菜もあり、出荷業者も日系が多く占めます。

「日本かぼちゃ」「日本きゅうり」は日本にあるものと同じです。

ブラジルに元々あった西洋かぼちゃや、太くてつるっとしたきゅうり(レギュラーキューカンバー)と比較してそう呼ばれるようです。

 

▼レギュラーキューカンバー

 

また、教育熱心な日本人は子どもに高等教育を与えることが多く、勤勉さとも相まって社会的地位の高い職業についていることも多いのです。

 

政界・官界・経済界の中枢にもおり、ブラジル社会への貢献度は高いので、

「ジャポネース・ガランチード」(日本人・日系人なら間違いはない)

という言葉さえ浸透しています。

 

こういった移民先駆者の功労のおかげで、今でもブラジル人は親日派がとても多く、日本人にとってはとても住みやすい国になっています。

外国でも、特に先進国では日本人をよそ者として冷たく接するような所もある(私はアメリカ・イギリスでそのように感じました)と思うので、それと比べても本当にありがたいと思います。

 

逆に日系ブラジル人が日本に行くと差別に近い扱いを受けるのが、

「このブラジル人の御先祖(ブラジルに渡った日本人)の苦労によってブラジルではこんなに日本人が優しくされているのに、、、」

と理不尽でなりません。

 

ブラジルは日本人を大切にし、尊敬してくれるので、住みやすく楽しい生活を送りやすいはずですよ。

 

日本以外の移民も多いブラジル

 

ブラジルは昔、原住民「インディオ」がいた土地に、ポルトガル人が入りました(これによりブラジルはポルトガル植民地としての道筋を辿ります。)。

 

そして奴隷としてのアフリカ人を加えたところから、19世紀半ばには様々な国からの移民を迎え入れています。

 

▼ブラジルの先住民「インディオ」

 

先述した日本人のほか移民は、

イタリア人・スペイン人・ドイツ人・ポーランド人・ウクライナ人・ロシア人・ユダヤ人・アラブ人・中国人

など多種多様です。アメリカと同じく「人種のるつぼ」という表現がぴったりの国なのです。

 

人種のるつぼ
多種多様な民族が暮らしている都市などを表す言葉。多くの民族や人種が暮らしているアメリカ合衆国を象徴する言葉として知られている。

 

こういった背景からも想像できるように、ブラジルは多様性を容易に受け入れることができる国とも言えますね。

 

多様性を認める国

 

実際、グループの中に新しい人が来るのを喜んで迎えてくれる傾向があり、外国人には住みやすい国です。

また、この国ではみんなが違う意見を持っているのが普通で「こう考えるべき」という基準はないような気がします。

 

長年外国に住んでいる人は良くわかると思うのですが、日本には世間一般の見解というのが暗黙のうちに存在していて、みんなこれに則って考え行動している傾向があります。

逆にこの「ルールを順守しさえすれば守られる」という意味で楽と言えばそうなのですが、これと違う考えや行動をすると出る杭は打たれ、簡単に反対意見を言う事すらできない環境です。

 

ブラジルのように多様性を認める国ではそういったがんじがらめの一般的見解から解放され「もっと自由に考えていいんだ」という事に改めて気づかされます。

国としてはこういう状態だと国民をまとめられず、やりにくいという事になるのでしょうが、自由だからこそ自分の意見に責任を持つ必要があり、そのためには

「より広い視野で物事を見て本質を追及する」

これによって真に大事なことが見えてくるのではないでしょうか?

 

こうでなければ、という概念から自由になって、本当に大切なことを自分の力で見つける、そうしやすい環境を作ってくれるのがブラジル、その意味で魅力的だなと思っています。

 

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著者:パパガイオ

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昆虫採集体験レポート④ 【夜の虫採り】

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身近な昆虫の魅力を知り、子供の頃のように昆虫を見つけることに喜びを感じられるようになれば、毎日の生活にささやかな幸せが増えることでしょう。

國谷正明氏による『身近な昆虫の観察入門』はこちらから

著者:國谷正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。「ノワール文学」「エキゾチックアニマル」「東映実録映画」などのコンテンツ作成も手掛ける。お問い合わせはこちらから
facebook(國谷)

 

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この章(第4章)では4ページにわたって、筆者が実際に昆虫採集をおこなった様子を写真の数々と共にレポートしています。

昆虫採集レポートの締めくくりは、夜の虫採りです。

と言っても、夜間に昆虫採集をおこなうのではなく、昼の間に仕掛けた罠を翌朝に回収して夜行性の昆虫を採集したいと思います。

昆虫採集には「ノムラホイホイ」という罠を使います。ご参考になれば幸いです。

 

夜行性の昆虫を採集

 

今回、仕掛けた罠はこちら――

 

 

――人呼んで「ノムラホイホイ」です。

ノムラホイホイとは、甲虫研究者の野村周平氏が考案した昆虫採集のためのトラップで、2Lサイズのペットボトルを細工して作成します。

詳しい作り方と使用例はハネカクシ談話会のホームページに記載がありますので、興味のある方は調べてみてください。

参考リンク:ハネカクシ談話会ホームページ

 

ノムラホイホイは非常に汎用性(はんようせい)が高いトラップで、中に入れる餌を変えることであらゆる昆虫の採集に応用することができます。

今回は夏の昆虫採集の定番カブトムシとクワガタムシを狙い、バナナを餌に使用します。

 

本当はバナナに焼酎やドライイースト等を加えて本格的なトラップを仕掛けたいところですが、今回は道中のコンビニで購入したバナナをそのまま投入するというシンプルなスタイルを敢行しました。

 

果たして、バナナだけでカブトムシやクワガタムシは捕まえられるのでしょうか。

 

 

 

 

2日目の昆虫採集レポートを終えたその流れで、近くの雑木林に分け入ります。

しかし、このあたりは針葉樹(しんようじゅ)が多く、なかなか広葉樹林(こうようじゅりん)が見当たらない。

 

【編集部コラム】広葉樹と針葉樹
カブトムシは広葉樹を好みます。広葉樹と針葉樹は「葉の形」で見分けることができます。広葉樹は葉が広く平たいものが主となります。針葉樹は、葉っぱが細長いものが主になります。

▼広葉樹

▼針葉樹

 

 

ようやく見つけた目ぼしいスポットにノムラホイホイを設置します。

 

 

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

 

 

中にはバナナ1本を皮ごと投入しました。

 

 

 

 

 

 

 

3つ用意したノムラホイホイのうち2本は雑木林に、残りの1本は近所の住宅街にある公園に設置しました。

 

 

 

 

 

駄目で元々ですが、池があって緑も豊かなので意外にありなんじゃないかと期待をこめつつ、その日は帰途につきました。

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

そして翌日。

早朝4:30に起き、かるく支度をして家を出ます。

 

 

 

 

まずは近所の公園から。

 

 

 

 

果たして取れているんでしょうか。

 

 

 

 

ノムラホイホイを確認してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果はノーヒット。

そこには傷んだバナナがあるばかりでした。

まあ駄目で元々だと気を取り直して、昨日の雑木林に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは1箇所目。結果は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――またもやノーヒット。

先ほどとの違いといえば、傷んだバナナにアリがたかっていることくらい。

今回は失敗だ。やっぱりバナナだけじゃ駄目なのか?

それ以前に設置場所の問題か?

などと考えながら、最後のトラップの中身を確認します。

 

 

 

 

中を覗くと、やはり何もいない……もはや写真を撮ることさえ忘れています。

 

 

 

諦めて回収したトラップを持参した袋にしまおうとしたとき、ふと黒っぽいなにかがバナナの隙間から顔を出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

――いた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かかっていたのは2匹のコクワガタでした。

どちらも雄ですが、コクワガタにしてもかなり小ぶり……。

 

大成功とは言い難い結果ですが、目標としていたクワガタムシを捕まえることができたので、まあ及第点といったところでしょうか。

なんの加工もしていないバナナを放り込んで一晩放置するだけでもクワガタムシを採取することができるのですから、やはりノムラホイホイは優れたトラップなのだと思います。

 

 

このたびは3回にわたる昆虫採集のなかで、カエルや魚を含む23種の生き物を捕まえることができました。

散歩がてらの虫採りでこれだけの生き物を観察できるのですから、本腰を入れて昆虫採集に挑めば相当数の生き物を捕まえられるはずです。

 

拙いレポートですが、昆虫採集の楽しさの一端をみなさまにお伝えすることができれば幸いです。

 

このWebonでは、昆虫の魅力についてお伝えしてきました。次のページでは、最終ページの「番外編」として昆虫好きの筆者でさえ生理的な嫌悪感をおぼえてしまうような、いい意味で気持ち悪い虫たちをご紹介していきます。

よりディープな昆虫の世界を覗きたい方はご覧くださいませ。

『身近な昆虫の観察入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

昆虫採集体験レポート③ 【2日目後半 公園】

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身近な昆虫の魅力を知り、子供の頃のように昆虫を見つけることに喜びを感じられるようになれば、毎日の生活にささやかな幸せが増えることでしょう。

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著者:國谷正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。「ノワール文学」「エキゾチックアニマル」「東映実録映画」などのコンテンツ作成も手掛ける。お問い合わせはこちらから
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この章(第4章)では4ページにわたって、筆者が実際に昆虫採集をおこなった様子を写真の数々と共にレポートしていきます。

子どもの時のように必死で虫を探すというよりも、散歩がてら景色を楽しみつつ気ままに昆虫採集をしていますので、そのつもりでのんびりとご覧になっていただければ幸いです。

このページでは公園にて昆虫採集を行っております。(前半戦は前のページで)

▼山の音

 

2日目後半の昆虫採集スタート

 

 

 

 

 

公園に移動して間もなく、モンキチョウの捕獲に成功。

 

モンキチョウの解説は第1章にて(現在は第4章) モンキチョウの解説は第1章にて(現在は第4章)

 

 

 

 

 

 

そして、さらに移動すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはキアゲハ

 

キアゲハの解説は第1章にて(このページは第4章) キアゲハの解説は第1章にて(このページは第4章)

 

 

この公園にはさまざまな植物が植えられているので、見かける蝶の種類は先ほどの遊歩道よりも多彩です。

 

 

 

 

 

続いて草むらの方に向かいます。

 

 

 

草むらをかきわけると、ジョロウグモが網にかかったアブラゼミを捕食していました。

 

 

 

 

名称 ジョロウグモ
大きさ 体長 6~30mm
出現時期 9月~11月
分布 本州・四国・九州・沖縄
いる場所 山間部
写真 By KENPEI – KENPEI’s photo, CC 表示-継承 3.0, Link

 

 

小学生の頃、虫採りに夢中になっているときにトランクスの隙間から侵入され、半狂乱になってパンツの中から追い出したという苦い思い出があるせいか、ジョロウグモは未だに苦手です。

 

 

 

 

 

 

 

次に捕まえたのが、ヤマアカガエル

1日目に見つけたものは多分ニホンアカガエルじゃないかと思うのですが、こちらはヤマアカガエルでまず間違いないでしょう。

 

▼ヤマアカガエルの見分け方

 

こちらの公園ではいたるところでニホンアカガエルの姿を目にすることができました。おそらく、公園内を1週するだけで軽く100匹は見つけられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目にも捕獲したナツアカネです。

ナツアカネという名のとおり、この季節の水辺では何処でも見ることができます。

 

ナツアカネの解説は第1章にて(このページは第4章) ナツアカネの解説は第1章にて(このページは第4章)

 

 

次に見つけたのが、みなさんご存知シオカラトンボ

 

 

 

 

名称 シオカラトンボ
大きさ 体長 50~55mm
出現時期 5月~10月
分布 日本全土
いる場所 田・池などの水辺

 

もっとも身近なトンボの一種ではないでしょうか。

体が水色になるのは成熟した雄の個体だけで、雌は黄色っぽい目立たない体色をしています。

そのため雌や未成熟の雄の個体を俗に「ムギワラトンボ」と呼ぶことがありますが、分類学上ムギワラトンボという種は存在していません。

 

 

 

 

ふと足元に目をやると、アブラゼミが花壇の土留めにとまっていました。

 

 

 

 

名称 アブラゼミ
大きさ 体長 55~65mm
出現時期 7月~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所 市街地・雑木林

 

写真ではわからないですが、地上からおよそ20cmという驚愕の低さのところにいます。

アスファルトが近いと余計に暑いと思うのですが、おそらく既に相当弱っているのでしょう。かなり近づいても逃げる素振りは見られません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が経つにつれて日差しが強まっていますが、風がよく通るので木陰にいればまったく暑さを感じることはありません。

1日目とは違い、絶好の虫採り日和です。

 

 

 

 

虫網を片手に気持ちよく散歩していると、小さな昆虫が目の前を横切りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おそらくハネカクシの一種でしょう。

ハネカクシは世界中におよそ6万種、日本国内だけで2,000種以上が棲息している極めて多様性の高い生き物で、1科あたりの種類の多さはゾウムシに次ぐといわれています。

つまり、アオバアリガタハネカクシのようなよほどメジャーなものでもない限り、筆者はハネカクシの仲間を見分けることができないということです。あしからず。

 

アオバアリガタハネカクシについては番外編で解説!(このページは第4章) アオバアリガタハネカクシについては番外編で解説!(このページは第4章)

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、なにか昆虫はいやしないかと木の幹を観察していると、意外な生き物を発見しました。

 

 

 

 

 

 

決して珍しくはないのですが、突然の遭遇に意表を突かれた思いです。

まさか、ニホンアマガエルが木の幹の上で休んでいるとは……。

やっぱりアマガエルは可愛いなあ。

 

 

 

 

思わぬ遭遇に喜んでいると、草むらを飛びまわる影が――

 

 

 

 

 

――緑色型のクルマバッタです。

 

 

 

 

 

 

名称 クルマバッタ
大きさ 体長 35~65mm
出現時期 7月~11月
分布 本州・四国・九州・沖縄
いる場所 公園・草原

 

 

1日目に見つけたクルマバッタモドキと酷似していますが、本種は背中が盛り上がっています。

 

 

わかりづらいかもしれませんが、赤丸で囲まれた部分が背中です。
並べて比較してみると、顔つきも若干違うような気がしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池沿いを歩いていると、ニシキゴイが近寄ってきました。

この公園の事務所では鯉の餌が売られているので、人を見ると餌がもらえると思って近づいてくるのかもしれません。

 

 

 

 

もう少し川を眺めていると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、カエルの卵を発見。

この界隈にはウシガエルが多く棲息しているので、おそらくウシガエルの卵でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筆者の推測を裏づけるかのように、池のほとりに佇むウシガエルの姿が。

目よりも大きな鼓膜があることから雄(オス)だと判別できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

公園内の池ではニシキゴイやウシガエルだけでなく、ミシシッピアカミミガメの姿も数多く見られました。

日本の自然がいかに外来種の侵略を受けているか、痛いほどに実感させられます。

 

気がつけばもう夕方……完結編に続く!

 

次のページでは、夜行性の昆虫を採集します。昼間に仕掛けた罠で昆虫を捕まえてみました。「昆虫を見つける喜び」のややディープな世界を体験してみてください。

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昆虫採集体験レポート② 【2日目前半 山道】

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身近な昆虫の魅力を知り、子供の頃のように昆虫を見つけることに喜びを感じられるようになれば、毎日の生活にささやかな幸せが増えることでしょう。

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この章(第4章)では4ページにわたって、筆者が実際に昆虫採集をおこなった様子を写真の数々と共にレポートしていきます。

子どもの時のように必死で虫を探すというよりも、散歩がてら景色を楽しみつつ気ままに昆虫採集をしていますので、そのつもりでのんびりとご覧になっていただければ幸いです。

このページでは【山中の散歩道】より昆虫採集を行っております。

 

▼森の音

 

 

2日目昆虫採集スタート

 

 

 

2日目に訪れたのは、とあるバーベキュー場に隣接する山中の遊歩道。

前回の反省を活かして、今回は気温30℃前後の比較的涼しい日を選びました。

 

 

 


▲藤棚(ふじだな:藤というつるをはわせられた棚。垂れ下がる花などを鑑賞することを目的として作られる)

 

 

 

 

 

左手に池を眺めながら、トンネルのような藤棚の中をくぐっていきます。

そして辺りにとどろくおびただしいセミの鳴き声

 

それもそのはず。藤棚のいたるところにセミの抜け殻があり、少なく見積もっても200はくだらない数です。

 

 

 

目にはいるのはセミとアブだけ。

セミの鳴き声とアブと羽音に苛(さいな)まれながら、快と不快が綯い交ぜ(ないまぜ)になった複雑な心持ちで藤棚をくぐり抜けました。

 

セミの幼虫の羽化の様子を見る方法は第2章で解説!(現在は第4章) セミの幼虫の羽化の様子を見る方法は第2章で解説!(現在は第4章)

 

 

 

 

 

 

 

 

広葉樹の根元には落ち葉と枝切れが堆積しています

ここには何かいるに違いない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち葉の下から這い出てきたのはゴミムシの一種。

一見するとマルガタゴミムシに似ていますが、金属光沢がなく頭部は扁平です。

ゴミムシは世界中でおよそ4万種、日本だけでも1,500以上の種が棲息していると言われるほど高い多様性があるため、筆者レベルでは容易に見分けることはできません。

ゴミムシの仲間には違いないと思うのですが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散策を続けていると・・・

 

 

 

 

 

アカイラガの幼虫を見つけました!

 

 

 

名称 アカイラガ
大きさ 開帳 15~23mm
出現時期 6月~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所

 

 

アカイラガの幼虫は3対の黄色いトゲが特徴的で、まるでグミのような質感をしています。思わず触りたくなってしまう可愛らしさですが、イラガの幼虫は強い毒毛をもっているので注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に見つけたのはカネタタキです。翅(はね)がないので雌の個体ですね。

猛暑が続いた影響でしょうか、例年よりも出現がすこし早いような気がします。

 

カネタタキについては第1章で解説(現在、第4章) カネタタキについては第1章で解説(現在、第4章)

 

 

 

連日の猛暑に比べるとだいぶ涼しいとはいえ気温は30℃を超えています。先日と同じ失敗を繰り返さないためにも小まめに休憩し、水分を摂取。

 

 

せっかくなので休憩がてら、貯水池に流れ込む水路を持参したタモ網でガサってみましょう。

 

▼タモ網

 

 

 

 

 

 

 

そして網に入ったのがこちら。

魚には明るくないのですが、調べてみたところタモロコのようです。よく田んぼの用水路を群れて泳いでいるやつですね。

特に惹かれるところもないので写真を撮影したら即リリース。

 

 

 

そろそろ終点ということで、引き返す途中に見つけたジグモの巣

 

 

 

 

 

名称 ジグモ
大きさ 20mm程
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所 山・木の根元
写真 By Daiju Azuma投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link

 

上手くいけば底の方にいるジグモごと筒状の巣を引き抜くことができるのですが、あえなく失敗。

子どもの頃はほぼ百発百中で成功していたというのに、この体たらく……。

他にもたくさん巣があったので成功するまで挑戦したいところでしたが、いたずらに巣を台無しにするのもどうかと思い諦めました。

見た目も格好良くて、大好きな蜘蛛なんですけどね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、遊歩道とキャンプ場のあいだに位置する山道に挑戦。

苔(こけ)むした獣道に足をすべらせそうになりながら進んでいると、早くも素敵な昆虫に遭遇しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかな水色と黒のコントラストが美しいこのトンボはアオモンイトトンボ……か、もしくはアジアイトトンボでしょうか。

 

 

【名称】アオモンイトトンボ
【大きさ】体長 30~35mm
【出現時期】4月~11月
【分布】本州・四国・九州・沖縄
【いる場所】池沼
</By Alpsdake投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Linktd> 【名称】アジアイトトンボ
【大きさ】体長 24~34mm
【出現時期】4月~11月
【分布】日本全土
【いる場所】池沼・田んぼ

 

腹部の模様を見る限りでは、ホソミイトトンボの可能性も高いような気がします。

この写真だけでは見分けるのが難しいですね。現地で詳しく観察しておかなかったことが悔やまれます。

言い訳になりますが、イトトンボを観察している最中、前方にオオスズメバチの姿を確認したため、観察を中断し慌てて引き返したという経緯がありました。

当然イトトンボに対する興味もありましたが、スズメバチの恐怖がそれを上回ったというわけです。

 

 

という訳で山道を断念し、当初の予定よりも早く隣の公園にステージに足を運ぶことにします。

続きは後半戦(次のページ)で!

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昆虫採集体験レポート① 【1日目 公園】

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この章(第4章)では4ページにわたって、筆者が実際に昆虫採集をおこなった様子を写真の数々と共にレポートしていきます。

子どもの時のように必死で虫を探すというよりも、散歩がてら景色を楽しみつつ気ままに昆虫採集をしていますので、そのつもりでのんびりとご覧になっていただければ幸いです。

 

▼森の音

 

昆虫採集スタート!

 

まず訪れたのは県内の某公園。

この日は最高気温が35℃に達する猛暑日だったので家でおとなしく過ごしたかったのですが、用事のついでに立ち寄ってみることに。

 

 

 

 

 

 

水の流れる涼しげな音色にテンションが上がり、暑さを忘れて虫採り開始!

 

 

 

 

 

 

 

 

すると早速、草むらに生き物の気配が。

 

自慢ではありませんが、外出しているときには常に生き物の気配に目を光らせているので、よほど警戒心の強い生き物でなければ筆者のセンサーから逃れることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姿を現したのはニホンアカガエル

近縁(きんえん:近い種)のヤマアカガエルと見分けることが難しいですが、背側線を見る限りではニホンアカガエルのような……。

 

 

アカガエルは正直それほど好きなカエルではないので、同定(=種を判別すること)にもあまり自信がありません。

でもよく見るとやっぱり可愛いなあ。

 

【コラム】昆虫採集の時には昆虫以外の動植物にも目を向けてみよう!
昆虫採集は昆虫を捕まえることそれ自体よりも自然と触れ合うことに大きな魅力があります。そのため、動物や植物、風景など、昆虫採集の過程で目にしたものはすべてが観察の対象となり得ます。

昆虫採集だからといって「昆虫」という分類にとらわれず、その過程で出会った各々の好きな生き物を採取・観察することで昆虫採集はより充実したものになるといえます。

 

 

 

 

 

 

 

のんびり散策していると、花のつぼみにぶら下がっているセミの抜け殻を発見。
なにもそんな不安定なところで羽化(うか:さなぎから成虫になる事)しなくても……。

 

夏の匂いを楽しんでいるとき、自ら虫採り網に飛びこんできたうっかり屋さんがいました。

 

 

 

 

 

おそらく若いナツアカネでしょう。成熟すると、燃えるような真っ赤な体色に変化します。

アキアカネとよく似ていますが、胸の模様で見分けることができます。

 

▼ア「アキアカネ」「ナツアカネ」の見分け方

アキアカネ
名称
ナツアカネ
</By Alpsdake投稿者自身による作品File:アキアカネ メス Sympetrum frequens female s3.JPG, CC 表示-継承 3.0, Linktd>
写真
By Alpsdake投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

胸部の黒い三本線の真ん中の先端が尖っている。
見分けるポイント

胸部の黒い三本線の真ん中の先端が角ばっている。
アキアカネとナツアカネについては第1章で解説!(現在は第4章) アキアカネとナツアカネについては第1章で解説!(現在は第4章)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小川沿いを歩いていると、すこし先で何者かが川の中に飛びこむ音が。

 

 

 

ニホンアカガエルにしては大きかったような……持参していたタモ網で捕獲を試みます。

 

 

 

 

 

 

やっぱりな!

 

その正体はトウキョウダルマガエルでした。トノサマガエルとよく似ていますが、生息域が異なるので判別は容易です。ここは関東なので十中八九ダルマガエルでしょう。

こちらは個人的に好きなカエルなので持ち帰って飼育したいところですが、この暑さでの輸送は大きな危険を伴うため断念。

 

また会いにきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木陰の多い一帯にさしかかると、ひらひらと舞う黒い影が……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前の項でご紹介しましたハグロトンボです。全身が黒いのでおそらく雌(メス)の個体でしょう。

かなりの数が群生しているので、このあたりで繁殖しているに違いありません。

やっぱり格好良い!

 

ハグロトンボの解説は第1章にて(現在は第4章) ハグロトンボの解説は第1章にて(現在は第4章)

 

 

 

 

 

 

 

名称 ショウリュウバッタ
大きさ 体長 40~80mm
出現時期 6月~12月
分布 本州以南
いる場所 林緑・草地

 

草むらに潜んでいたショウリョウバッタ。定番ですね。

余談ですが、筆者はオスの成虫が飛ぶときに立てる「キリキリキリ……」という音が好きでたまりません。人間とって心地の良い周波数なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

同じく草むらにて。

ピンボケ気味で申し訳ありませんが、葉の上にとまった蜂を狙う蜘蛛の姿が。

どちらも詳しい種類まではわかりませんが、ハバチとコガネグモの類ではないかと思います。

 

ハバチはコガネグモに狙われていることを知ってか知らずか、次の瞬間にはどこかへと飛び去っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

昼間でも日が差さないじめじめした一帯。ぼろぼろのコンクリートが陰気な虫たちの気配を感じさせます。

 

 

 

 

 

 

コンクリート片をどかしてみると――

 

 

 

 

 

 

 

名称 オオヒラタシデムシ
大きさ 体長 18~32mm
出現時期 4月~10月
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所 山林

 

 

――いました。

オオヒラタシデムシは生き物の死骸を食べる地表の掃除屋です。

 

ゴキブリとゴミムシの中間のような成虫もなかなかに薄気味悪いですが、幼虫はさらにグロテスクです。興味がある方は是非検索してみてください。

 

 

しかし、ここでハプニング。

 

 

 

夏の暑さにやられて気分が悪くなってきました……。

久しぶりの虫採りにテンションが上がって喉の渇きを忘れていたことが原因だと思います。

熱中症になっては危ないので急いで撤退します。

 

 

 

 

 

 

 

 

名称 クルマバッタモドキ
大きさ 体長 32~65mm
出現時期 7月~11月
分布 本州~九州
いる場所 草地・土手

 

 

帰り際に見つけた褐色型のクルマバッタモドキ

 

トノサマバッタやクルマバッタとよく似ていますが、翅(はね)の模様と背中の盛り上がりで判別することができます。

 

▼トノサマバッタ(クルマバッタとクルマバッタモドキには模様がある)

▼クルマバッタ

 

翅に白い模様があり、背中が盛り上がっていないので、クルマバッタモドキとみて間違いないでしょう。

 

▼クルマバッタモドキ


By KENPEI – KENPEI’s photo, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

 

昆虫採集1日目はこれにて終了です。

炎天下での虫採りはデスクワーク続きのひ弱な体には酷だったようで、公園の1/4ほどをまわったところで無念の強制終了となってしまいました。

また日を改めて再挑戦です!

 

次のページでは、山中の遊歩道を訪れて昆虫採集を行います。

『身近な昆虫の観察入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

おわりに ~宅飲みは生きる活力~

Webon紹介目次著者
お酒を飲む機会は近年減っていると言われますが実は宅飲み(家飲み)の需要は上がっています。お酒が大好きな鹿児島の主婦による『宅飲み入門 ~ラクに楽しむ方法~』はこちらから!

著者:さつまのだれやめママ

鹿児島生まれ鹿児島育ち、三姉妹のママ、主婦歴12年。夫婦揃ってお酒が好きです。お酒の種類は大概なんでも飲みますが、特に好きなのはビールや焼酎。毎晩主人と乾杯をする為に、家事や育児を頑張っております。

お問い合わせはこちらから

 

『宅飲み入門』目次へ  (全16ページ)

 

おわりに

 

こうやってお酒のことばかり書いているので、読んでくださっている方には「トンデモ主婦」なんて思われるかもしれませんね。

しかし私にとって、毎晩の晩酌は毎日の活力となっています。

お酒は楽しみ方次第でプラスにもマイナスにもなります。

ちなみに私のモットーは「のんべえでも毎日の家事と育児は80点」です。

 

①主人のお弁当作り

②主人はもちろん、子どもが帰宅する前にリビングを片付けておく

③会話を楽しめる夕食は出来るだけ手を掛ける

④小学校などの子どもの行事はほぼ参加する

以上4点を心がけています。

 

特に家事や育児は誉められるわけでもなく、当たり前にしなくてはならないもの。だからこそ、モチベーションが下がってしまいがちです。

モチベーションを向上するためのご褒美となっているお酒は、私にとってガソリンかもしれません。

50年後も焼酎瓶を抱えながら夫婦や友人と飲んでいる、元気なおばあちゃんでいれたらいいなぁって思っています。

 

みなさんには活力となるガソリンはありますか?

今回お酒や宅飲みに興味を持っていただいたばらば、一緒に宅飲みを始めませんか?

一人でゆっくりしっぽり、サシでじっくり語って、大勢で思い出作り。

あなたの人生に余裕と素敵な時間をプラス出来ますように。

 

『宅飲み入門』目次へ  (全16ページ)

 

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宅飲みの前に知っておくべきアルコール注意点

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お酒を飲む機会は近年減っていると言われますが実は宅飲み(家飲み)の需要は上がっています。お酒が大好きな鹿児島の主婦による『宅飲み入門 ~ラクに楽しむ方法~』はこちらから!

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より楽しく宅飲みを行うためには、注意が必要です。

特にアルコールが絡むと自宅とはいえ、大きなトラブルになってしまうことがあります。

そこで、このページでは宅飲みを行う上で注意しておきたいことをまとめました。特にまだお酒の経験が浅い20代前半の方にお読みいただければと思います!

 

宅飲みの前に知っておくべきアルコールの注意点!

 

宅飲みは長時間かつ一ヶ所で行われるので、自然と飲みすぎてしまって、二日酔いになりがちです。

また、お酒の飲み方などによっては、取り返しのつかないトラブルに見舞われることにもなります。

そこで、お酒のトラブルを避けるために具体的にどういった工夫をすればよいのか、お教えいたします。

 

1 自分の飲める量を見極める

 

基本的なことではありますが、自分が飲める量を知っておくことが重要です。

そのためにも一人宅飲みをして、自分が楽しく、かつ翌朝二日酔いにならない量を知っておくことをオススメします。

 

一人飲みについては第1章で詳しく解説!(このページは「はじめに(第0章)」)

 

2 肝臓を保護しながら飲む

▲市販ウコンの例(画像クリックで商品詳細へ)

 

2日酔いを避けるためには、市販されているウコンを摂取したり、肝機能を向上させる梅酒やワインを取り入れてみるといいですよ。

しかし梅酒やワインなどは一般的にはグラス1杯で十分だそうです。飲みすぎると意味がないのでご注意ください。

 

また意外と知らない方も多いですが、アルコールは水分を補給するどころが、水分を排出していることになるそうです。

飲みすぎるとドンドン脱水症状に陥っていきます。

体を守るためにも、お酒と同量の水を摂取することをオススメします。

と、言ったものの、なかなか難しいんですよね・・・徐々に試してみてはどうでしょうか?

結局の所、自分の限界を知っていても、ついつい盛り上がって飲んでしまうかもしれません。

自分で自制するか、自分がアルコールに強くなるしかありませんね。

 

3 飲んでからお風呂に入らない

 

入浴して体があたたまると、血液の循環がよくなって「アルコールが全身にまわってしまう」と言われています。

平衡感覚が乱れてお風呂で滑って転んで頭をぶくけたりしてしまったら大変です。

また、アルコールを摂取した直後の入浴は、脳貧血、不整脈、心臓発作などの可能性も指摘されています。

ですので、飲んでからお風呂に入るのは避けた方がよいと言えるでしょう。

 

飲むことを強要された場合の対処法

 

私は今までお酒を強要されたり、無意味な一気飲みを経験したことはありません。ありがたいことです。

ですが、お酒を強要してくる人、居ますよね。

友人でしたら参加しないように出来ますが、大学や会社の先輩などは断りにくいかもしれません。

 

しかし宅飲みの場合は先輩の目を他に向けることが可能です。

テレビや雑誌など、ちょっと注意をそらせば、話題が変わることが出来る可能性があります。

どうしてもしつこく強制されるならば、自分がお酒を作る担当になり、とにかく薄く作るようにしましょう。

あとは度数の低いアルコールを事前に準備しておき、場をしのぎましょう。

 

もっと深刻なのが、イッキ飲みです。

そういった流れになったらトイレに立つしかないですかね・・・。

あとは笑って

「先輩みたいに強くないんでキツいです、いやーやっぱり先輩ってスゴいですね!助けると思って、俺のイッキしてください!」

なんて言うしかないかな・・・。

しかし想像するだけで、恐ろしく迷惑ですね。

 

ちなみにイッキ飲みは本当にとても危険ですよ。

以前の職場の先輩がイッキ飲みして大変な目にあったといっていました。

テキーラの飲みすぎで倒れて救急車に運ばれたそうです。

目が覚めたらオムツをはいていて、恥ずかしさとトンでもない二日酔いに教われたそうです。「嫁に行けない~」ってボヤいてました。

お酒の失敗で身を滅ぼさないようにしましょう。

 

 

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宅飲みに招かれた場合について~楽しみ方・注意点・上司の方へ対応~

 

前記事⇒宅飲みの楽しみ方の幅を広げよう ~恒例化宅飲みを行うためのルールについて~

 

宅飲みは気兼ねせずに、飲食店より安く済むのでとてもお得に楽しく過ごせます。宅飲みは自分の家だけでなく招かれることもあるでしょう。

招かれる宅飲みは自宅で行う宅飲みとはまた違った楽しみがあります。下記では宅飲みで招かれるケースに始まり、招かれる方法や、招かれた時の注意点などをお伝えいたします。

これを知ることで宅飲みの知識の幅が広がり、より楽しい宅飲みライフを過ごせることになるでしょう。

 

招かれた宅飲みだからこその楽しさとは

 

さて、まずは宅飲みに招かれるケースとはどういうものがあるのかを下記に簡単にまとめました。

 

宅飲みに招かれるケース

●友人との宅飲み
●同僚との宅飲み
●家族での繋がりで行う宅飲み
●上司のお宅に招待される宅飲み

 

あたりが一般的です。招かれるのには色々な種類があります。

友人などは気兼ねなく、楽しめそうですが上司のお宅に招かれたりするのは気兼ねするのではと思う方も多いかと思います。

しかし、招かれるから宅飲みならではの楽しみがあるのです。

私が招かれた思い出の宅飲みといえば、主人の上司のお宅に結婚報告に行った事です。

主人が一番慕っている上司で、結婚の報告をしたらとっても喜んでくれたそうで、祝い酒を4人で飲もうと、自宅に招待してくれました。奥様もとっても話やすい方でした。

ご馳走を振る舞ってもらい、なんとプレミア焼酎の魔王まで飲ませてくれました。気遣いができて、しかも初めて会うのに色々と話して下さった奥さまがとっても素敵でした。「私もこんな奥さんになりたい!」って思ったものです。

このような体験は招かれた宅飲みならではのことだと思います。

 

 

招いてもらうためにはどうしたらいいか?

宅飲みに招いてもらうには、やはり普段からの付き合いが全てかと思います。わざわざ自宅に呼ぶということは、それだけ相手を気に入っていなければ声が掛かりませんから。

私の場合は、まず自分が誘って何度か宅飲みをすることで、招いてもらうことが多いです。「今度はウチでやろうか?」って言ってくれるママさん達が多いですよ。

 

招かれた場合注意することとは?


上司のお宅ではさすがに無いかと思いますが、友人や同僚の場合、慣れて気が緩むと失礼な事をしてしまう人もいます。

了解を得ずに冷蔵庫を開けたり、コレクションしているものを触ったり、彼氏彼女専用のグラスを許可なく使ったり・・・。かといって、何度もしつこく許可を取ると相手もウザいと思ってしまいます。難しいかもしれませんが、適度に確認をとるようにしましょう。

 

また意外と見逃しがちですが、家を提供してくれる人の負担が大きくなってしまうのが宅飲みです。

たまの事ならいいですが、しょっちゅうお酒やおつまみが足りなくなってしまい、お宅のものを提供することになるとちょっと気分が悪いですよね。アテにされているように感じてしまいます。

 

それにお開きが遅すぎて夜中にドタバタしてしまい、近隣の方から苦情入ることも考えられます。

意外と帰宅の際の玄関先のお喋りは夜、響くんですよね・・・そういった所も注意しておかなくてはなりません。お互い独り身同士なら良いかもしれませんが、結婚して子どもいたりすると多大な迷惑をかけ、自宅を提供してくれた夫婦がギスギスしてしまうかもしれません。

 

こちらで詳しく説明いたしましたが、宅飲みは次第に恒例化していくことがあります。

恒例化宅飲みは楽しいですが、続けるためには、相手に感謝する気持ちを忘れてはいけません。感謝の言葉と手土産を準備するなど対応しましょう。4、5人ならワンコインで済みます。場所代と考えると良いのではないかと思います。

 

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恒例化宅飲みの魅力と楽しむためのルール

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サシ宅飲みや大人数宅飲みを1度して盛り上がると、「恒例化宅飲み」に変化していきます。

「恒例化宅飲み」と「通常宅飲み」と違う点は、通常の場合は突発的に行うことが多いですが、恒例化になると以前の会で集まったメンバーがある程度の間隔で行うようになります。

 

恒例化宅飲みの魅力

 

恒例化宅飲みの場合、回を重ねることで段取りが定着し、スムーズに開催できるようになります。

それにいつものメンバーというのも、気兼ねせずに済みます。

気心知れたメンバーで定期的に集まるのは楽しいですし、思い出作りにもなりますよね。

我が家には「恒例化宅飲み」で仲良くしている家族がいますが、子ども達同士が気が合うか心配していました。

特に我が子は人見知りするタイプなので。

しかしいざ会ってみると、みんなで仲良く遊んだり、一緒の布団に並んで寝たり・・・まるで4姉妹といった感じです。

 

 

恒例化宅飲みを楽しく行う為に

 

しかし恒例化宅飲みを実施するには、宅飲みが好きな人間がいて、なおかつ段取りをしてくれる人が居ないと実現はしないかと思います。

また準備が面倒だからという理由で、宅飲みでなく、飲食店で十分という考え方も多いです。

その為恒例化宅飲みは

「ちょっとの手間がかかってもいいから低価格で楽しみたい!」

という考えのメンバーで行うのが良いかもしれませんね。

 

しかし、お互い同じ考えの者同士での宅飲みでも、ちょっとした事でモヤモヤしたり、トラブルが発生してしまうものです。

恒例化宅飲みを行うならば「事前にルールを作る」のをオススメします。

理由や対応など、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

 

ルール1 支払いや各自の段取りを決めておく

 

恒例化するなら、事前に支払いや段取りをしっかりと決めておくと揉める可能性がグッと減ります。

小さな負担も回数が増えれば、いずれ問題に発展してしまいます。

揉め事を避けるためにも、事前にしておいた方が良い段取りを下でまとめましたので、ご参考にしてください。

 

事前の段取り一覧●家を提供する人が調理も担当するならば、お酒や市販のおつまみを招かれる側が購入する。
●手軽に行うなら持ち寄りがオススメ!各自1品持ち寄って、お酒などは割り勘にする。
●皆で料理を作るならば、調理食材やお惣菜、お酒、おつまみなど、まとめて購入して、割り勘にする
●少し難易度アップですが、一人あたりの予算を決める

 

ルール2 片付けは皆で行う

 

飲みのデメリットである「片付け」はやっぱり大変です。特に皿洗いは大変ですよね。

ただ、台所に入られたくない方も多いものです。

判断するのは難しいですが、一度声掛けして「自分でする」と言われたら、他の手伝いをしましょう。

ゴミの片付け、皿をテーブルから下げる、テーブルを拭く、子どもも一緒ならば散らかした所を片付けるなど。

ただしゴミの片付けは分別など地域のルールがあります。

燃えるゴミ、瓶、缶くらいの分別はしておきましょう。

 

ルール3 お開きの時間を決めておく

 

ついついゆっくりしてしまいがちですが、あらかじめお開きの時間を決めておいて、ある程度の線引きをしましょう。

あまり遅くなると自宅を提供している人も負担になりますし、騒音など周辺住人の方にもご迷惑になります。

また泊まりNGのお宅ならば、終電の時間などを考慮しておかなくては大変迷惑になります。

 

ルール4 可能ならば宅飲みの開催場所を固定しない

 

私のように宅飲み好きならいいですが、中には正直嫌々家の提供している人もいるかもしれません。

難しいかもしれませんが、「次はうちでやる?」といった声掛けも必要かと思います。

 

ルール5 宅飲みばかりを頻繁に行わない

 

宅飲みは低予算で楽しめますが、それは参加者達が準備などの手間がかかっているからです。

たまのことなら気になりませんが、頻繁に行っていると参加するのも億劫になるかもしれません。

他の参加者と話ながらで良いかと思いますが、たまには飲食店でゆっくり飲み会を開催してみてはどうでしょうか?

 

また、半ば強制の雰囲気になってしまうと断りづらいですよね。女子会は特にこういう傾向になりがちかもしれません。

気持ちよく、長く行えるようにするためにも、「無理強いしないこと」が大切です。

 

以上のことを守りながら恒例化宅飲みを行えば、揉めることなく楽しい時間が過ごせると思います。

 

『宅飲み入門』目次へ  (全16ページ)

 

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12のポイントで理解するブラジル人の性格

Webon紹介目次著者
ブラジルに行ったことはありますか?ブラジルと言えばサッカー・サンバ・カーニバル…でもそれだけじゃもちろんありません!

「ブラジル生活入門 ~魅力満載ブラジルライフ~」はこちらから!

著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?

 

『ブラジル生活入門』目次へ  (全13ページ)

 

 

12のポイントで分かるブラジル人の性格

 

ブラジルに住むなら、ブラジル人についても知っておくといろいろイライラせずに生活できるでしょう。

ここでは、ブラジル人の性格や考え方を12のポイントに分けて紹介していきます!

 

1 とても明るい

 

ブラジルの空はいつもびっくりするほど真っ青できれいだからでしょうか?

とにかく明るい人が多い印象です。

街中でも仕事中でも歌を歌っていたりして、特にあんまり裕福でない人の方が幸せそうなオーラを出しています。私はホームシック中これにどれだけ助けられたかしれません。

 

2 フレンドリー

 

どこでも全然知らない人に平気で話しかけます。

あっけらかんとしているので、はじめての人でもまるで長年の友達のように話しやすい人が多いです。

ブラジルでは銀行・病院・役所など、どこでもすごい列ができ待ち時間が長いのですが、話が盛り上がって早く済んだと感じてしまうこともあるぐらいです。

 

3 困っている人を放っておけない

 

銃を持った強盗に襲われている時は別でしょうが、何かあるといつも誰かが助けてくれます。

車の故障やエンジンがかからないトラブルなどブラジルではよくありますが、一人で困っている人はいなくて、必ず誰かが助けに走っています。

また、レディーファーストが徹底しているこの国では特に妊婦や子連れにとても優しく、喜んで席を譲ってくれたり、バスの中で荷物を持ってくれたりします。

子連れで帰国した成田空港では日本に幻滅した記憶もありますよ。

 

4 のんびりで時間にはルーズ

 

街中でも歩くのはゆっくりで、時間よりも会話重視のようです。

これだけはいまだにわからないのですが、田舎の小さな町など、昼間から家の前のイスに腰かけてぼーっと人の行き来を眺めている人がたくさんいます。

時間については仕事や診察の予約時間は比較的守られますが、多少遅れても何とも言われません。

パーティーや遊びの待ち合わせは予定時間の1時間後に着くとちょうど良い感じです。ただし、日系人の集まりでは予定時間が日本時間かブラジル時間か確認する必要がありますよ。

 

5 家族を大事にする

 

ブラジル人は家族をとても大切にし、週末は毎週のように親族が集まりお昼ご飯を一緒に食べるという人も多いです。(ブラジル人の食事については前のページで)

貧しい家庭出身でお金持ちになると、一番にお母さんに豪邸を建てるという話は数多くあります。

また、日本のように成人すると一人暮らしするという習慣はないので、結婚するまで実家暮らしがほとんどです。

会社の飲み会でも配偶者を連れていくのは当然で、逆に連れて行かないと大切にしていないように思われてしまいます。

 

6 パーティー好き

 

何かと理由をつけてパーティーするのが大好きです。

大人も子供もいろいろ誘われるので、週末も何かと忙しいです。

家でシュラスコパーティーというのが一番多いですが、リゾートクラブのような場所のバーベキュースペースを借りたり(プールや公園などの施設もある)、パーティー会場を借りることもあります。

もちろんそれぞれが食材を持ち寄ってのパーティーもありますよ。

 

▼シュラスコ

photo by Leonardo Sakaki CC BY-SA 4.0

 

7 きれい好き

 

ブラジル人のお家はいつでもきれいに片付いていることが多いです。

大きなお家を持っている人は家政婦さんや週1,2回お掃除してくれる人を雇っているのでわかりますが、雇う余裕のない人でも小ぎれいにしています。

シャツにはきちんとアイロンをかけますし、シャワーは1日に何度も浴びるのが常識です。

 

8 おおまか

 

細かなことにはこだわらない人が多いです。特にお釣りなど用意していないお店も多く、得したり損したりします。

また会う約束をして場所まで決めているのに日時は決めなかったり、どうなったんだろう?と思うこともよくあります。

仕事でも完了予定日はどちらかというと目標なので、どうしてもその日にしてほしい場合はしつこく要求する必要があります。

 

9 マイペース

 

人の言うことはあんまり気にしないマイペースな人が多いです。

それぞれがマイペースなのも知っているので個性を重んじるという事にもつながっているかもしれません。

思ったことは何でも口にするので子供同士の場合クラスメートをからかったりもしますが、言われた方もそれほど気にせずまた別のことで言い返すなどして、結局いじめになるようなことも少ないようです。

 

10 情熱的で嫉妬深い

 

家族を大切にすることからもわかるように、恋愛でもこの人と決めたら一直線でパートナーに尽くしますが、その反面男女ともかなり嫉妬深い傾向にあります。

それぞれ別々の友達と遊びに行くということはありえず、相手の友達は自分の友達になるので、今までと同じ生活はできないと考えた方がいいです。

 

11 感情の表現がストレート

 

思っていることは何でもストレートに言うし、そのままを行動で示すので喜怒哀楽が激しいですがとってもわかりやすい人が多いです。

ブラジルのドラマも沈黙からいろんな気持ちを読み取るような日本のドラマとは違って、わかりやすい白黒つけるようなものが多い気がします。

そのかわり、ブラジル人には言わないと何にも伝わりません。察して欲しいと求めるのはやめた方がいいですよ。

 

12 信仰心が強い

 

ブラジルではカトリック信者がとても多く、宗教は普通に生活の一部になっています。

無宗教者は人口の7.3%ということからも明らかですね。

テレビでは宗教チャンネルがあり、いつも牧師さんが話していますし、日曜に礼拝に行く人も多いです。

ポルトガル語の端々に神様(Deus)という言葉が使われます。

 

『ブラジル生活入門』目次へ  (全13ページ)



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目次著者

著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?