はじめに
第1章 海外旅行とは
海外旅行に行くなら決めるべきこと
第2章 海外旅行の準備
海外旅行の準備
チェックリスト
言語の問題
旅行会社のメリットデメリット
第3章 おすすめの国
海外旅行初心者におすすめの国
ゾート地を求める方におすすめの国
スリリングなものを求める方におすすめの国
海外旅行に行くなら決めるべきこと
海外旅行の準備
チェックリスト
言語の問題
旅行会社のメリットデメリット
海外旅行初心者におすすめの国
ゾート地を求める方におすすめの国
スリリングなものを求める方におすすめの国
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。お問い合わせはこちらから
ベトナムのホーチミン。ベトナムと言えばベトナム戦争やベトナムコーヒーと言ったイメージが強いでしょうか?
でももちろんベトナムはそれだけではないのです。ベトナム在住の著者だからこそ知っている生のベトナム・ホーチミン生活入門。旅行先としてベトナムを考えている方も必読です!
まずはベトナム、そしてホーチミンの基本情報から。日本とは全く違った風景がそこには広がっています・・・
ベトナム・ホーチミンの実際の生活をお届けします。一度観光しただけでは分からないホーチミン生活の現実です。
ベトナム・ホーチミンを楽しみましょう。実際に暮らしている著者だから知っている穴場スポットまでを一挙ご紹介。
海外で気になるのはやっぱり「食文化」。地元民が愛する料理・スイーツ・ソウルフード。著者独自のベトナムコーヒーの楽しみ方までどうぞ。
『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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『ホーチミン生活入門』目次へ (全10ページ)
まずはベトナム・ホーチミンの基本情報をご紹介します。そしてホーチミン在住の著者がホーチミンについて語ります!
面積 | 331,200 km² |
人口 | 9554万人(2017年) |
首都 | ハノイ |
日本との距離 | 約3600km。ホーチミンまで成田国際空港・羽田空港から約6時間。 |
通貨 | ドン(1000ドン=約5円※19.3.29.) |
言語 | ベトナム語 |
国旗 | |
観光 | ホーチミン/ダナン(ビーチリゾート)/ハノイ旧市街 |
食 | フォー/ベトナムコーヒー |
お土産 | 刺繍入り小物 |
社会 | ベトナムは中国と同じ共産圏※ですが、限りなく民主主義に近い親日国 |
「共産圏」とは共産主義や社会主義などの国を指す。社会主義は簡単に言えば個人主義(個人を尊重する考え方)や自由主義(自由な経済活動を尊重する考え方)の弊害を訴えて公正平等を目指す考え方。一方民主主義とは、簡単に言えば国や組織の決定をその構成員が多数決によって決する事で独裁などを防ぐ考え方。
面積 | 2,061 km² |
人口 | 863.7万人(2019年) |
日本との距離 | 約3600km。ホーチミンまで成田国際空港・羽田空港から約6時間。 |
観光 | ホーチミン人民委員会庁舎/ベンタイン市場/ホーチミン市民劇場/ドンコイ通り/戦争証跡博物館 |
社会 | ベトナム最大の都市。 |
▼ホーチミン
photo by Thomas Depenbusch (Depi)
▼ベトナムホーチミン(ベトナムはバイクの数が多い国として有名)
ここしばらくの日本は台風などによる自然災害、大きな地震、周辺国の情勢不安定・テロの心配などでゆっくりと安心して生活できる状況ではないようです。
その上先進国では当然なのかもしれませんが、仕事や人間関係によるストレスで精神的に不安定になってしまっている人もかなり多いですよね。
そんな社会に疲れてしまったら、ベトナムを訪れてみませんか?
ベトナムの良いところは何といってもベトナム人気質でしょう。
ベトナムでの生活は日本のような杓子定規(しゃくしじょうぎ:融通がきかない)なところが全くありません。
遠慮が無いというか「やりたいからやっちゃう」という、よく言えば自由奔放で悪く言えば全くの自己中とも言えます。
私が苦しんでいた自律神経系の病気が治ったのも、このベトナム人気質も大きな要因のようです。
民度の高い日本とは大違いで、人に気を遣う必要もないんです。
ベトナム人は親しい間柄になれば温かい思いやりも芽生えますが、それでも不必要な気遣いはいらないんですよね。
ちなみにベトナムは観光で訪れるのもおすすめですが、本当に魅力を感じられるのは長い滞在、すなわち移住です。日本に疲れているならベトナムの素晴らしさを知ってぜひ住んで欲しいと考えています。
海外移住を検討し、移住先を考えると様々な国が候補に上がってくると思いますが、日本からもそう遠くない東南アジアはチョイスしやすい地域だと思います。
また、ベトナムという国は思った以上に住みやすいところなんです。
北部にある行政の中心ハノイには四季がありますし、南部のベトナム最大の商業都市ホーチミンは常夏です。
▼ハノイの地図
▼ハノイの様子
そんなベトナムの中でもどこに行ったらいいか迷ってしまう方には、是非ベトナムのホーチミンを訪れてみる事をおすすめします。
落ち込んでる方々にはホーチミンの活気を感じていただきたいです。
▼ホーチミンの地図
ホーチミンは、台風の襲来もないし地震もないんです。更にはテロ活動もほとんどなく、東南アジアの国々の中でも一番安全かも、ですよ。
観光で訪れてもきっと日本に帰る頃には、元気が湧き出して笑顔で帰国できることと思います。ただやはり、できれば数日の観光旅行ではなく、すこし長い滞在をおすすめします。
ゆっくりのんびり、ベトナム的時間の過ごし方を体験して、身も心も癒されましょう。
私がベトナムのホーチミンに移り住んでもうすぐ9年目に突入します。
日本で生活している頃は精神的に疲れ果ててしまって、自律神経のバランスが完全に狂ってしまったことから体調異常で苦しむ毎日でした。
でもホーチミンで生活するようになって、今では自律神経関係の異常もどこかにいってしまっています。
同じような境遇の皆さんや元気が欲しい皆さんには、是非活気に溢れるホーチミンに来ていただきたいです。
海外移住はかなり覚悟を決めて行わないといけないように思われているようですが、意外と気軽にできるんです。
私の場合は両親も他界して天涯孤独状態でもあったので、ベトナム行きが決まった時にはもう戻らない覚悟で全てを処分してきました。
それ故か「海外に移住するってすごい勇気」とか「海外移住ってしたくてもできないよね」なんてよく言われました。
でも私的には「何故勇気がいるの?」「何故できないの」って聞いてみたくなります。
一生日本に帰れないわけではなく、現在では携帯電話やインターネットというとっても便利なアイテムがあるので、日本国内の家族や友達との連絡も取り放題。
小さな機械を購入すれば日本のテレビも見られるようですし、日本に住民登録さえ残していれば「ちょっと離れた海の向こうで生活している」それだけのことなんですよね。
ただ気軽にとはいっても、やはり外国ですので郷に入っては郷に従えで、その国に馴染むような努力は必要です。
日本人の方が海外で失敗するのは、日本国内と同じ感覚を通してしまうからでしょう。
治安・風土・文化などの全てが日本とは違います。
例えば、衛生面においては日本ほど潔癖な国はありません。また治安に関しても世界各国で共通することですが、被害にあわないよう自己責任として注意を払っていかないといけません。
基本的なところを理解して、異文化を楽しみながら海外生活を満喫しましょう。
私は現在フリーランスの身として日常生活を送っているのですが、大小関係なくトラブルの遭遇は日常茶飯事です。
飲食時や買物の際などに起こる小さなトラブルは別として、住居に関するトラブルも多いし、ビザ更新などの書類や申請なども困ってしまいます。
ビザとはその国へ入る際の許可証の事。ビザ発行までにお金や時間がかかる(国によって額や時間は様々)。ビザが無ければ基本的に他国へ入国する事はできないが日本は協定を結んでいる国が多いので日本人はビザ不要で入国できる国が多い。(日本のビザなし入国可能国数は121ヵ国。2018年時点)
ちなみにベトナムへの日本人の入国は「15日以内」「出国航空券を持っていれば」ビザなしで可能。それ以外はビザを取る必要がある。
更には病気や事故・犯罪に遭遇した時なんて、日本語はもとより英語も通じないことが多いので、どうしていいかわからなくなってしまいますね。
こんな時、誰か助けてくれる人がいたらいいんですけどね。
私の場合、ホーチミンに来てすぐベトナム人の青年と知り合いました。
今では弟同様の存在になって、彼の家族にもお世話になっています。
この出会いのおかげで、度々起こる様々なトラブルも対処してもらえて、ベトナムで長きに渡って生活を続けられる大きな理由となっています。
このような出会いは、海外での生活のおいては本当に重要なんですよね。
もし移住生活をするのなら、その国を満喫しないともったいないですよ。
地元の環境に溶け込んで、ベトナムローカルと同化しちゃいましょう。
私の場合、もう完全にベトナム人だねって言われています。
ベトナム南部のホーチミン市、一年中夏気候でとにかく暑い。
それでも、緑が多くてとっても爽やかな雰囲気です。道路の両側に沿って幹も大きく高さも見上げるほどの大きな木が、立ち並んでいます
そんな街並を眺めながら独特のベトナム・コーヒーを味わい、ゆっくりと流れる時間を楽しむのがベトナム流。
▼ベトナムコーヒー
photo by ぐちを(Webonライター)
まさに、移住して良かったって思えるひと時です。
アジアとヨーロッパが混在する都市ホーチミンでの生活、おすすめです。
このWebonでは、ホーチミンの素朴で温かい素敵な文化をお伝えします。ぜひベトナムのホーチミンに興味を持って、実際に足を運んでいただきたいです。
次のページから第1章。第1章ではホーチミン生活の基本をお伝えしていきます。まずは「ベトナム生活の魅力」です。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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マカオはカジノ・世界遺産のイメージが強くありますがそれ以外にも魅力はたくさんあります。本当のマカオを知る事ができる観光ツアーを体験してみません?マカオ在住10年、旅行のプロ・ツアーガイドをしている著者がお届けします!
読むマカオ観光ツアー ~在住10年、旅行のプロが伝えるマカオ~(全10ページ)はこちらから!
第1章 街並み
第2章 本当のマカオ
第3章 モデルコース
著者:越宮椿
マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。
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『読むマカオ観光ツアー』目次へ (全10ページ)
マカオをご存じですか?
マカオは香港のお隣にありますが、香港と比べるとまだまだマイナーな観光地です。
しかしマカオには、ぜひお伝えさせていただきたい独自の魅力がたくさんあります。このWebonではマカオ在住10年現地ツアーガイドが、自宅で出先でスクロールしていくだけで楽しめる、読む観光ツアーにご案内します。
マカオ在住10年のツアーガイド。
現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。
もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。
正式名称 | 中華人民共和国マカオ特別行政区 |
面積 | 32.9km²(出典:マカオ特別行政区地図作成及び地籍局) |
人口 | 66万7400人(2018年末) |
国 | 中華人民共和国 |
通貨 | マカオ・パタカ、香港ドル |
言語 | 広東語、ポルトガル語 |
地域の旗 | |
主な産業 | 観光業、織物等 |
歴史 | 1999年にポルトガルから中華人民共和国へ返還 |
主要都市 | 花地瑪堂区(ファティマどうく) |
▼マカオの街並み
▼名物のマカオタワーと花火
▼主要観光地域
マカオは香港から船で1時間の距離にあります。
日本からマカオへは飛行機の直行便も運行しており、所要時間は東京から5時間、福岡から3時間ほどです。
マカオの面積は世界で12番目に小さくおよそ30平方キロメートルと、東京のJR山手線の内側の半分ほどの大きさしかありません。
そのため主要な観光地が大変コンパクトにまとまっていて、観光するのにとても便利です。
ここに65万人を超える人々が暮らしています。人口密度は1平方キロメートルあたり2万人を超える、大変人口の過密した地域です。
▼東京都との人口・人口密度比較
マカオ(2018年12月) | 都市 | 東京(2019年1月) |
約66万人 | 人口 | 約1385万人 |
約2万人/㎢ | 人口密度 | 約6千人/㎢ |
マカオといえば、どんなイメージをお持ちでしょうか。
多くの方は「カジノ」と「世界遺産」と答えます。
私も聞きかじりのマカオのイメージは「ギラギラしたカジノの街」でした。
マカオは2006年にラスベガスを抜きカジノ売上世界一となりました。
カジノ市場は拡大を続けており、2018年度のカジノ売上は4兆円を超えました。
現在マカオには40個所を超えるカジノがあり、その多くが大型のリゾートホテルに併設されています。24時間営業のカジノが林立するマカオは、まさに眠らない街です。
日常を忘れて没頭できるエンターテイメントが充実しています。
▼マカオのカジノの様子
2005年「マカオ歴史市街地区」が、ユネスコから世界遺産に登録されました。
マカオは1999年、ポルトガルから中国に返還されました。現在マカオに残るポルトガル人は、人口の1%あまりです。
中国返還後のマカオは中国本土の多大な影響を受け、ポルトガル統治時代の面影は失われつつあります。
そこで東西文化の交流地点としてのマカオの歴史的足跡を後世に残す目的で、マカオの街並みが世界遺産に登録されました。
▼歴史市街地区の様子
By Kounosu – 自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, Link
しかし実際マカオを訪れてみると、イメージとは少し違いました。人は優しく穏やかで、人々の暮らしは素朴なものでした。
▲マカオののどかな風景(著者撮影)
マカオは牧歌的でのんびりしています。時間を忘れてゆっくり過ごす、リゾート地ならではのゆるさがあります。
ラテン系のポルトガル由来の暮らし方は、長崎によく似たのどかな雰囲気です。
肩ひじ張らないマカオ市民の生活は、ほっとする癒しをもたらしてくれます。
▲マカオの街並み by xiquinhosilva Some rights reserved
マカオはとても治安がいいです。大金を持ってカジノへ遊びに来る人たちが安心して過ごせるようにと、国を挙げての安全対策に余念がありません。
カジノは24時間営業ですから街は一晩中明るく、女性だけで夜遊びすることもできます。
またマカオは中国ですが、かなり清潔です。道路にごみが落ちていることはほとんどありません。きれい好きの日本人も違和感なく楽しめます。
マカオは1999年にポルトガルから国返還されて以来、マカオ警察に加えて中国人民解放軍が駐屯しています。これにより治安は向上、維持されています。
またマカオ独自の安全対策として挙げられるのは、「観光警察」の存在です。マカオは観光が主要産業ですから、一般的な警察や交通警察に加えて観光警察がいます。彼らは観光地の安全と秩序を守る存在として活躍しています。
このWebonではマカオの見どころを、定番の観光地からディープなスポットまで、そしてレトロな趣がある場所から最新のエンターテイメントまで、幅広くご紹介します。
10年間多くのお客様をご案内し続け、マカオを歩き倒したツアーガイドが、独自の視点からマカオの面白さを伝えます。
実は日本との関わりも深いマカオの一歩踏み込んだマニアックな知識を、お友達やご家族との会話の中や旅行中うんちくを披露する際ぜひ役立ててください。
マカオをまだ訪れたことがない方もリピーターも、何度でも楽しめるマカオでのおすすめの過ごし方や観光プランの立て方が簡単にわかります。
マカオを旅行するときにも参考になること間違いなしです。
次のページではマカオの魅力的な街並みを紹介します。
『読むマカオ観光ツアー』目次へ (全10ページ)
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はじめに
第1章 街並み
第2章 本当のマカオ
第3章 モデルコース
著者:越宮椿
マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。
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実際マカオを訪れてみると、イメージとは少し違いました。人は優しく穏やかで、人々の暮らしは素朴なものでした。
マカオの街並みは様々な顔を見せてくれます。インスタ映えするスポット、夜景、そしてレトロとモダンが掛け合わさったスポット。
プロ視点で解説します。
穴場インスタ映えスポット
魅力的な夜景スポット
レトロ×モダンなスポット
マカオは街の随所に歴史があり、世界遺産都市としての魅力があります。また素朴で優しいマカオ市民の人となりに触れてみれば、旅がさらに味わい深くなるでしょう。マカオを語るには欠かせない美食も紹介します。
歴史を知れる穴場スポット
「マカオ市民の素顔」を知る
プロが教えるおすすめグルメとお店
マカオの活気やのどかさを感じることのできる、マカオをもっと深く知るためのローカルでディープな観光コースへご案内!
息が止まるようなアトラクションから手に汗握る経験まで、日頃刺激が足りないあなたに、最適な観光コースをご案内!
マカオはリゾート地ですから、ホテルライフも充実しています。時間を忘れて何もしない贅沢を楽しめる観光コースをご案内!
著者 越宮椿
マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。
第2章では、「世界で最も美しい村」の中から、旅してみたくなる絶景スポットをご紹介します。「世界で最も美しい村連合(任意団体)」の加盟国は、フランス・ベルギー(ワロン地域)・イタリア・日本・カナダ(ケベック州)・2016年に仲間入りしたスペインです。
今回は、加盟している村の中から、各加盟国別に10の美しい村を厳選してご紹介します。
1982年にフランスのコロンジュ・ラ・ルージュ村長の呼びかけから64の村が集まり「フランスの最も美しい村協会(L’ association Les Plus Beaux Villages de France)」が設立されました。
1994年にはベルギー、1998年にはカナダ、2001年にはイタリアで発足。
2003年に「フランス」「ベルギー」「イタリア」によって「世界で最も美しい村々連合」が設立されています。2010年に日本も加盟しました。2012年にカナダ、2016年にはスペインも加盟し現在の形になりました。
フランス(156の村)、ベルギーワロン地域(24の村)、イタリア(282の村)、ケベック(11地域38の村)スペイン(68の村)(2018年現在)
日本は2005年に7つの村から始まり、2018年1月現在で63町村が加盟しています。
都会から離れた小さな村の自然資源や伝承文化、歴史や遺産景観の保全保護に尽力する地域が連携し、地域産業や観光事業の振興を計ろうと取り組む運動を柱としています。
また、ドイツ、ルーマニア、ロシア、パレスチナなどもオブザーバーとして参加しており、今後加盟する予定です。
有名観光地の絶景に飽きたら、小さな村の良さを味わう旅を検討してみてはいかがでしょう。
世界で最も美しい村公式ホームページ:http://www.lpbvt.org/
誰もが憧れるフランスだけあり、田舎の小さな村も魅力的なスポットばかりです。
徒歩で回れるほど小さな村にも色々な歴史があり、守るべき歴史遺産もたくさんあります。歴史から生まれた美しい景色もとっても魅力的♡。
今回は、「フランスの最も美しい村」の中から、10スポットを厳選してご紹介します。
by © Ralph Hammann CC Attribution-Share Alike 4.0 International
「アルザスの真珠」とも呼ばれるリクヴィールは、アルザス地方のワイン畑に囲まれた伝統的な街並みが美しい村です。
古くから高級ワインの産地としても有名で、木組みの家々が軒を連ねる家並みは、18世紀までドイツのヴュルテンベルク公国の一部だった歴史を物語っています。
古びた中世の城壁を潜ると、まるで絵本のような風景が広がっています。
▼城壁
リクヴィールはフランス・オー=ラン県にある村。村の端から端まで20分で歩ける小さな村。16世紀からある建物や、ワインなどが有名で多くの観光客が訪れる。
リクヴィール | (参考)東京 | |
17.04㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
1212人 | 人口 | 927万人 |
3~4階建ての15~18世紀ごろに建てられた木組みの家や二重に張り巡らされた城壁を見ることができるジェネラル・ド・ゴール通りは、観光客で賑わっておりインスタ映えのスポットの一つ。
▼ジェネラル・ド・ゴール通り
by Greger Ravik
彫刻が施された窓には美しい花が飾られ、パノラミックな光景が広がっています。
ワインセラーや土産物屋が軒を連ねており、名物のクグロフやマカロンの甘い香りが漂っています。
by Pug Girl
▼クグロフ
大通りから一本中に入ると、静寂に包まれた細い通りが迷路のように張り巡らされています。石畳の裏路地をそぞろ歩きすれば、リクヴィールの日常に触れることができます。
▼裏路地
▼ブドウ畑と看板
また、お土産屋さんを巡りながらそぞろ歩きしたり、可愛らしいプチトランにのって街巡りをしたりもおすすめです。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/riquewihr
by Kiefer
エギスハイムは、「アルザスワインの揺り籠」と呼ばれる、アルザス地方のワイン街道に位置する小さな村です。
世界でも名高い高級ワイン「アルザスワイン」の発祥地といわれています。「エギスハイムを知らないなんて絶対にもったいない!」という声が聞こえてくるような、筆者おすすめの小さな村です。
by Ed Clayton
エギスハイム城を中心に円状に外へ向かって広がる、17~18世紀に建てられた木組みの家並みは多くの花々で華やかに彩られています。
エギスハイム城は、11世紀にフランス発のローマ法王レオ9世が誕生した城です。
▼エギスハイム城と聖レオ9世の噴水
by Daniel Jünger : User Djuenger on de.wikipedia CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
エギスハイムは先ほどのリクヴィール同様にフランスのオー=ラン県にある村。アルザスワインが名産で、「ワインの道」にある村としても有名。(ワインの道は別Webon『世界の絶景111選』で紹介しています。)ローマ教皇レオ9世の出身地。
エギスハイム | (参考)東京 | |
14.13㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
1747人 | 人口 | 927万人 |
実はこの村、フランスで毎年行われる「花の街コンクール」で4つ花の最優秀賞を受賞するほどの実力。
民家の窓はもちろん、狭い路地や広場など至るところに花々が飾られており人々の目を楽しませています。
by Daniela Caneschi CC Attribution-Share Alike 4.0 International
ワイン作りは、4世紀にローマ人がこの街にぶどうの苗を植えたことからはじまりました。現在では、小さな村に40件ものワイナリーがあります。
ぶどう園ではワインの試飲もできるので、ワイナリー巡りをするのも◎。
見どころは、「聖レオ9世の礼拝堂」などの教会巡りや歴史的建造物に指定されている八角形の城壁に囲まれた「エギスハイム城」と聖レオの銅像が立つ「聖レオ9世の噴水」です。
▼見どころの聖レオ9世の噴水
by Pug Girl
2013年には、「フランス人の最も好きな村」で、No.1にエギスハイムが選ばれています。聖レオン9世の噴水とコロンバージュ(木骨造または木組み)様式の家並みがコラボした景色が一番のビューポイントです。
▼聖レオン9世の噴水
by Tambako The Jaguar Some rights reserved
定期的にマルシェ(市場)が立つようなので、ぜひ、時期が合えば楽しんでみてはいかがでしょう。
▼クリスマス市場の様子
by Florival fr
パリからコルマール駅まではTGVで約2時間半。コルマール駅から208番バスで約30分。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim
サン・シル・ラポピーは先ほどご紹介した村エグスハイムの一年前の2012年に「フランス人の最も好きな村」でNo.1に輝いた村。
現在もフランス人が大好きな街ですが、多くのアーティストたちに愛された街としても有名です。
とても小さな町ですが年間40万人もの旅行者が訪れています。
by Krzysztof Golik CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 4.0 International.
ミディ・ピレネー地域圏に位置する、標高80~100mの断崖絶壁の斜面に張り付くように広がる村。
by Gilles Guillamot CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 3.0 (non transposée).
美しい集落の眼下にはロット川が流れており、グリム童話に出てくるような家並みと美しい川のコラボは特におすすめです。
▼サン・シル・ラポピーとロット川
by Jean-Marc Astesana Some rights reserved
サン・シル・ラポピーはフランスのロット県にある村。13~16世紀に造られた歴史ある村ですが、崖の上にあり川に守られた地形から何度か戦争の重要地点としても活用された過去がある。
サン・シル・ラポピー | (参考)東京 | |
17.89㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
207人 | 人口 | 927万人 |
石門を潜り村に入ると、石畳の小さな坂道の両側には13~16世紀の家々が軒を連ねています。
平瓦を屋根に積んだ石造りや木組みの家は、中世に迷い込んだよう。
by rene boulay CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 3.0 (non transposée).
また、周辺の街を見渡すことができるサン・シル・ラポピーは、百年戦争の頃は要衝の地(軍事や交通のうえで大切な地点)とされていました。
▼城壁の名残
丘の頂上には廃墟となったお城があり、現在は壁しか残っていませんが、ベンチが設置された展望台となっています。
ここから見下ろす街並みとロット川の渓谷風景は、絵葉書みたいで言葉を失うほどの絶景です。
▼展望台とロット川
by Krzysztof Golik CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 4.0 International.
▼サン・シル教会と街並み
by Gilles Guillamot CCAttribution – Partage dans les Mêmes Conditions 3.0 (non transposée).
冬には雲の上に教会だけがプカッと浮かんでいるように見え、その光景は素晴らしいものです。また、朝を告げる心地よい鐘の音を鳴り響かせています。
パリからは、オステルリッツ駅からintercites(要予約)に乗り、ブリーヴ・ラ・ガイヤル駅でTERに乗り換えます。所要時間約6時間。トゥールーズからフィジャックまではTREで約2時間20分。フィジャックから910番で約1時間です。トゥール・ド・フォール・メリーで下車し、そこから徒歩で約2km。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/saint-cirq-lapopie
by Julian Fong Some rights reserved
ゴルドはリュベロン地方にある美しい村々の中で最も人気の高い小さな村です。
丘の上に広がる景色は、中世からルネッサンス時代に建てられた壮麗な城やロマネスク様式の教会が佇んでいます。
by Jean-Marc Rosier) CC 表示-継承 3.0 非移植
山の斜面には城や教会を取り囲むように、石造りの家々がひな段状に連なる古い街並みが形成されています。
リュベロン平原に構える、標高350mの高原台地の尾根に位置しており、年間100万人の観光客が訪れています。
by Petit Bleu Photos CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
ゴルドはフランスのヴォクリューズ県にある村。修道院、民家、風車水車など文化的な建築物があり多くの観光客が訪れる。崖に沿って立つ家々が空中に浮いているように見える事でも話題になる。
ゴルド | (参考)東京 | |
48.04㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
2126人 | 人口 | 927万人 |
2006年のラッセル・クロウ主演の人気映画、『プロヴァンスの贈りもの』の舞台にもなりました。
▼プロヴァンスの贈りもの(写真上がラッセル・クロウ)
露岩斜面には、石畳の路地が迷路のように張り巡らされており、石造りの家の頭上には朱色屋根がのっています。
村から見下ろす風景も絶景で、家々が密集する家並みは、この村の宝物です。
ゴルドから車で約20分にある、セナンク修道院はラベンダーの名所となっています。時期に訪れたなら、足を延ばしてみてはいかがでしょう。
▼セナンク修道院のラベンダー
また、リュベロンには小さな村々が点在しており、美しい村巡りを楽しむのもおすすめです。
ゴルドをはじめ、メネルブ、ボニュー、ラコスト、ルシヨシ、アプトなど、さまざまな歴史や特徴を持った田舎村が揃っています。
尾根パーキング場と展望テラスが、最も美しい村と呼べるパノラマが広がる、最高のビューポイントです。
アヴィニョン・バスターミナルから、7番バスで、カヴァイヨンで乗り換え、15か3番に乗り換えてゴルドまで、乗車時間1時間40分。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/gordes-0
photo by isamiga76 Some rights reserved
ピカルディ地方片田舎のジェルブロワは、日本でも「バラの村」として有名です。
毎年バラの季節になると、村がバラに包まれ華やぎます。
▼バラの季節のジェルブロワ
by Frédéric BISSON Some rights reserved
ジェルブロワ | (参考)東京 | |
4.51㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
91人 | 人口 | 927万人 |
この街の魅力は、16~17世紀のコロンバージュ建築とピカルディ地方産のレンガをバランスよく組み込んだ古い家と、バラのコラボです。村民が伝統ある民族衣装を着て村を練り歩く「バラ祭」も、一生に一度は見たいもの。
photo by isamiga76 Some rights reserved
薔薇が彩る中世の街並みは、メルヘンチックです。この村が「バラの村」と呼ばれるようになったのは村民の努力があったからこそ。
この村が「バラの村」になったのは、宗教戦争時の戦渦によって村が荒廃した時にフランスの画家「アンリ・ル・シダネル」が古い城壁を気に入り「この村を花やバラで覆い尽くそう」と村民に訴えたことからでした。
▼アンリ・ル・シダネルの肖像画
人々も賛同し美しい村造りがはじまったことから、この美しいバラの村ができ上がったのです。彼は、バラ祭の開催も村民に促しています。
▼「Maison Bleue」
by isamiga76 Some rights reserved
この家の周りには、インスタ映えの写真を撮るために、カメラを持った人々で賑わいます。
パリ北駅から、ボーヴェ駅で乗り換えマルセイユ・アン・ボーヴェ駅まで、約1時間45分。ここからは、タクシーで約9km。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/gerberoy
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かつて、コンクはサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の山間にあり、巡礼者たちが束の間の休憩を取るための重要な地でした。
コンクは、巡礼路「ル・ピュイの道」の一部として、世界遺産にも登録されています。
ロマネスク様式の建物が立ち並ぶ街並みもステキです。
Par PA — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
コンク | (参考)東京 | |
30.51㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
1671人 | 人口 | 927万人 |
一際目を引くのが、11~12世紀のサント・フォア教会。
▼サント・フォア教会(写真右)
Par PA — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
サント・フォア教会はフランスロマネスクを代表する教会で、現在も巡礼者たちが訪れています。ここにある250の柱は、繊細な彫刻で飾られています。
入口のタンバンには「最後の審判」の彫刻があります。
▼サント・フォア教会の「最後の審判」
By Unozoe – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
それを囲む半円形のフレームには、最後の審判をのぞき込む人物も彫られています。
▼「最後の審判」を覗く人
ユニークな発想には、愛着を感じられますよ。
散策をしていると、お店などの看板も、可愛らしく面白いものがたくさんあります。ゆっくり散策して、キュートな街並みと、かつての巡礼者たちの息づかいを感じてみてはいかがでしょう。
by Lynn Rainard Some rights reserved
▼寛ぐヤギと村の様子
Par Krzysztof Golik — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
▼夕暮れ
Par Krzysztof Golik — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/conques
By Chabe01 – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
リヨン郊外にある、直径約200mの楕円形の小さな村です。入口の門から既に中世の雰囲気が漂っています。
Par Chabe01 — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
ペルージュ | (参考)東京 | |
18.97㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
1206人 | 人口 | 927万人 |
石畳の道沿いには石造りの家々が連なり、装飾や看板など、女の子の心を鷲づかみするキュートな空間にはウットリします。
photo by Ana Rey Some rights reserved
2つの門を持つ城壁に守られた村は、15~16世紀頃の屋敷と石畳の路地が続きます。
photo by Ana Rey Some rights reserved
photo by Ana Rey Some rights reserved
この村の歴史を語る「城塞(=要塞)化した教会」も見どころです。
De Alizée Vandermolen – Trabajo propio, CC BY-SA 4.0, Enlace
現在は、観光にも力を入れており、特にライトアップされた夜景は必見です。
また、街並み散策の途中に、名物の「ガレット・ド・ペルージュ」を味わってみてください。
▼ガレット・ド・ペルージュ
小麦粉の生地に、バターと砂糖をのせて焼いたお菓子で、薄いパイのようなカリカリ食感が新鮮です。ペルージュの食文化を味わうことができますよ。
▼「Porte d’en Haut」
By Chabe01 – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
▼中から撮った「Porte d’En-Bas」
By Chabe01 – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
城壁に囲まれた村への期待感も感じられます。青空に映える門の姿はインスタ映え間違いなし。
リヨン・パール・デュー駅からTERで約30分。メキシミュー・ペルージュで下車。駅から村までは約2km。
(リヨン郊外)
URL:https://www.jata-net.or.jp/team-europe/beautiful_village/FR16_Perouges.html
by Lynn Rainard Some rights reserved
ナジャックも、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路上にある小さな村。
▼ナジャック城
Par Alecs.y — Appareil Fujifilm FinePix, CC BY 2.5, Lien
ナジャック | (参考)東京 | |
53.88㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
711人 | 人口 | 927万人 |
by jmt-29 Some rights reserved
往時から行き交う人々の休息の場となった村です。
by Lynn Rainard Some rights reserved
村の東西にはユニークな十字架のオブジェがあり、13世紀の噴水も魅力的♪
▼街の東端にあるハートがかわいい十字架
by Stephen Colebourne Some rights reserved
▼噴水
Par Christophe.Finot — Travail personnel, CC BY-SA 2.5, Lien
パリから約720km、アロン渓谷にあるこの地は、かつてフランス軍の要塞として戦争の悲劇の舞台となった場所でもあります。
12世紀に岩の上に簡素な城が建てられました。13世紀にはルイ9世の命により堅牢な要塞とされた歴史を持っています。
▼ルイ9世
もう一つの見どころは、サン・ジャン教会。この地方で最古のゴシック様式の教会です。
▼サン・ジャン教会
by Manuel Alende Maceira Some rights reserved
▼城へと続く道からの城
by Mark Goebel Some rights reserved
城にある見晴らし台からは、村を一望できます。
▼城からの風景
トゥールーズ・マタビオ駅までTGVで約4時間。その後は、TERでナジャック駅まで約1時間半。ナジャック駅からは、徒歩で約30分。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/najac
By Patrick Rouzet – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
切り立つ岩山の上にある通称「鷲巣村」と呼ばれるスポットの一つです。高いところを見渡す場所にあることからそう呼ばれています。
地中海のパノラマを望む風光明媚な美しい村。
Par Berthold Werner — Travail personnel, CC BY-SA 3.0, Lien
サンタニュス | (参考)東京 | |
9.37㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
1157人 | 人口 | 927万人 |
標高800mにあるこの村は、ヨーロッパの海岸線で一番高い場所に位置しています。
トンネルをくぐると目の前には、別世界が広がります。これこそ本当の「おとぎの国」という光景は、ため息が出るほど美しいですよ。
中世の趣が漂う石畳の道沿いには、ゴツゴツとした石造りの家が立ち、可憐な花々が飾られています。また、狭い土地になんとか立てたというような細長い家もあり、歩いているだけでユニークな気分になれるのも魅力です。
▼町並み
岩山の上には、1180年ごろに建てられ廃墟と化している城が佇んでいます。ここからの眺望は、美しくフォトジェニックな写真が撮り放題ですよ♪
▼城
▼城から見る「マルタン岬」
また、赤屋根が素敵なサンタニェスの街並みも一望できます。
パリのCDG空港からニースのコート・ダジュール空港まで約1時間半。空港からサンタニェスまで車で約1時間。
URL:http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/sainte-agnes
Par Giogo — Travail personnel, CC BY-SA 3.0, Lien
パリから100km、ノルマンディ地方のリユール川沿いにある小さな町。「リヨンの森」の中にある村の中では、一番大きいとか。
Par Tango7174 — Travail personnel, CC BY-SA 4.0, Lien
▼カシワ
By Inti-sol~commonswikiだと推定されます(著作権の主張に基づく) – , CC 表示-継承 3.0, Link
リヨン・ラ・フォレ | (参考)東京 | |
26.99㎢ | 面積 | 2,188㎢ |
743人 | 人口 | 927万人 |
カシワの森に守られるように囲まれた村は、古びた中世の街並みが魅力です。
美しい村ばかりを見てきた方は、少し驚くほど壮麗です。週末には、パリから小旅行で、遊びに来る人も多いようです。
小さな噴水がある広場を取り囲むように、カフェテラスが並ぶ風景はメルヘンチック!3階建ての木組みの建物が連なる光景は壮観です。
▼噴水
By Giogo – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
ちゃんと美しい花も飾られているところは、美しい村らしい景観です。
by Amanda Slater Some rights reserved
昔から芸術に長けている「リヨン・ラ・フォレ」のおしゃれな看板は、フランスっぽくてラブリーです♡。見どころは、街の中心部に18世紀に建てられた、可愛らしい建物の「レ・アール(市場)」。
▼市場
By Jordy Meow – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
帽子やアート、動物の人形など、乙女心をくすぐるアイテムがいっぱい並んでいます。市場の中を巡るだけでも大満足!
18世紀の建物がそのまま残る村役場や12世紀に建てられ、15~16世紀に修復されたサン・ドニ教会も見る価値あり。
▼サン・ドニ教会
Par Pline — Travail personnel, CC BY-SA 3.0, Lien
古い町ですが華やかな雰囲気に彩られた「フランスの最も美しい村」もいいものです♡。
▼1133年の修道院(廃墟)
by Steve Fuerst Some rights reserved
▼サンドニ教会
By Giogo – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
▼邸宅
Par Giogo — Travail personnel, CC BY-SA 3.0, Lien
by Amanda Slater Some rights reserved
いかがでしたでしょうか?フランスには、156もの美しい村があります。美しい景観とその地が担った歴史、名産を食べ歩くなど、どこも素晴らしい魅力を秘めています。少し長い休日ができたら、小さいけれど魅力溢れるフランスの美しい村に出掛けてみませんか?
空がオレンジ色に染まるサンセットのころの絶景って、ロマンティックで魅力的ですよね。
太陽が地平線の彼方に沈んでしまうまでの束の間の美しさだけに感動もひとしお。
「一日で一番好きな景色はサンセット」という方も多いようです♪
このページでは世界の絶景「サンセット編」をご紹介します。
by Lawrence Ruiz CC Attribution-Share Alike 4.0 International
「マニラ湾」の夕日はフィリピンが世界に誇る「美しい自然景観」といっても過言ではありません。
インドネシアのバリ島と日本の釧路と共に「世界三大夕日」に選ばれています。
遠くに見えるネオンと真っ赤に染まるサンセットは最強のシチュエーション。
中世に海運国家として栄え、さまざまな外国文化の影響を受けた歴史が甦ってくるようです。
マニラ湾はフィリピンの首都マニラの西にある湾。1898年にマニラ湾を戦場としたアメリカとスペインによる「マニラ湾海戦」が起きている。ちなみにフィリピンは1565-1898年までスペイン、1898-1946年までアメリカの植民地であった。
マニラ湾 | (参考)琵琶湖 | |
1994㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
マニラ湾のサンセット・ディナークルーズで見る夕景がおすすめ。
南北に真っすぐ伸びる海岸線の夕景と水平線に沈んで行く夕日の美しさは言葉にならないほど。
生バンドの演奏が更に気分を盛り上げてくれますよ♪
by Zerwell CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
Mall of Asiaが最高のビューポイント。「H2O」ホテルの2階にあるバー「ホワイト・ムーン」のオープンテラスから見る夕景がおすすめ。カクテルがおいしいと好評なのでぜひ。また、ここの1階がレストラン街になっており、テラスからの夕日も必見です。
▼「H2O」ホテルと1階レストラン街
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海岸沿いの「ベイ・ウォーク」は、ローカルに人気のサンセットスポット。
南国ムードを醸し出すヤシの木とのコラボ写真は超ステキ!!
▼ベイ・ウォーク
でも、治安が悪いので注意が必要です。
リサール公園からベイ・ウォークまでタクシーで約12分。
イタリアのナポリ県にある、ソレント半島。
対岸にヴェスヴィオ山を望む位置にあり、イタリア屈指の風光明媚な高級リゾートとして知られています。
▼奥に見える山がヴェスヴィオ山
by Becks
ソレントはイタリアにある人口約17000人の街。自然や街の景観が綺麗なリゾート地としても知られており、特産のレモンで作ったリキュール・リモンチェッロが有名。
ソレント | (参考)琵琶湖 | |
9.93㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
ナポリ湾から南南東へ約30kmにあるので「世界三大夜景」のひとつナポリの夜景を見る前に訪れるのにもおすすめです。
ソレントは崖の上にある街で、市民公園やコッレアーレ展望台から見るサンセットはフォトジェニックなスポット。
▼ソレントの海岸
by Berthold Werner CC 表示-継承 3.0
世界でも危険な火山とされていますが、ヴェスヴィオ山のシルエットとオレンジ色に染まる夕景のコラボはかなり神秘的ですよ。
昔人魚が住んでいた伝説もある街でロマンティックなサンセットを望むなんて贅の極み。
名物のリモンチェッロリキュールを片手にサンセットタイムを過ごしてみてはいかがでしょう?
by FifthLegend
by Rosanetur
ブラジル屈指の美しいビーチを持つ「ジュリコアコアラ」は、まるで地上の楽園。
ホワイトサンドの名物ビーチのサンセットは、息を飲むほどの絶景です。
by Alan Franco Some rights reserved
ジュリコアコアラはブラジルにあるリゾート地。砂丘と海岸のある場所で多くの観光客が訪れる。
ジュリコアコアラ | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
ジュリーはカイトサーフィンで有名な地。
美しいサンセットの中でカイトサーフィンをする若者のシルエット写真も撮れちゃいます。
まるでおしゃれなサンセットのジグソーパズルのようですよ♪
▼カイトサーフィンと夕日
by Rosanetur
また、星空のビュースポットとしても有名なので、砂丘に昇って幾千も輝く星もぜひ観賞してくださいね。
街に点在する砂丘から見る夕日も魅力的。夕日のころになると、誰ともなく砂丘を上って行く姿が見られます。
by Rosanetur
ここでは、光り輝く夕日と夕日から延びる一筋の光の道、オレンジ色に染まる砂丘がセットになった夕景を見ることができます。
by Corey Trevor
「ブラック・ロック」はマウイ島に訪れたなら絶対に訪れたい、サンセットスポットです。
ウミガメと泳げるシュノーケルスポットとしても有名です。
「ブラック・ロック」と呼ばれる約20mの黒い大岩が海に突き出た岬に広がるサンセットの美しさは『見事』の一言。
by torbakhopper
英雄伝説が残るマウイ島のパワースポットのひとつで、ハワイ語でブラック・ロックは「プウケカア」と呼ばれています。
ここはヘイアウ(古代のハワイ人が建設した聖域)があった場所で、亡くなった方の魂が天へ召される場所とされる神聖な地です。
▼右下の岩がブラック・ロック
by andrew Some rights reserved
ブラック・ロックはハワイ・マウイ島にあるカアナパリビーチというリゾート地にある岩。長さは約5㎞にも及んで連なっている。海に向かって突き出している為、ブラック・ロックから海に飛び込む人も多い。元々は「ヘイアウ」と呼ばれるハワイの聖域。
ブラック・ロック | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
かつて領地争いが激化しているころ、疲れ果てたマウイ軍の兵たちを奮い立たせるために戦士・カヘキリが「ブラック・ロック」から海に飛び込んで見せ、兵たちの士気を高めた、という英雄伝説が残っています。
夕陽が海に沈むころ、この伝説を基にした「クリフダイビング・セレモニー」が開催されます。
▼セレモニーの様子
by Mark Doliner Some rights reserved
オレンジ色に広がる夕景と海に飛び込む戦士のシルエットは、ココでしか見られない絶景です。
▼海に飛び込む戦士
by Matt McGee Some rights reserved
▼シェラトン・マウイ・リゾート&スパ内のレストラン
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マウイ島の有名なパワースポットで、ここに宿るパワーをたっぷり授かってくださいね。
カパルア空港から車で約10分。
by 松岡明芳 CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
ラオスの北部に位置する、東南アジア最後の秘境と称される古都。
ルアン・パバンにあるプーシーの丘の寺院から見る「メコン川」の夕景は、素晴らしいことで知られています。
▼プーシーの丘から見るメコン川とルアン・パバンの街並み
by 松岡明芳 CC 表示-継承 3.0
by Matthew Summerton CC 表示-継承 3.0 非移植
メコン川は東南アジアを流れる川。全長4200㎞と、アジアで7番目に長い川であり中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムを流れている。メコン川には多種の生物が生息しており、漁業も盛んに行われている。
メコン川 | (参考)琵琶湖 | |
79万㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
▼メコン川の流域
by CC 表示-継承 2.5
また、ラオスの首都ヴィエンチャンのメコン川沿いエリアには露店が並んでいます。こちらもラオスに行った際はぜひ。
▼ヴィエンチャンのナイトマーケット
by William Some rights reserved
メコン川の彼方に沈んで行く夕日は壮麗で、見ているだけで心が洗われるようです。
メコン川の畔に座って、ゆっくり鑑賞して心の底からの癒しを感じてくださいね。
by Carolina Ödman Some rights reserved
美しい街並みで有名なオランダの古都ライデン。
街中をゆったりと流れる「ライデン運河」は、中世の街並みを運河クルーズで楽しむのがイチオシの観光です。
by Karsten Wentink Some rights reserved
ライデン運河はオランダの街ライデンにある運河。ライデンは4世紀のローマ時代に作成された要塞(ようさい:敵の攻撃を守る為の施設)が見られる歴史ある街。輸送や水管理の為にライデン運河は作られたが、今ではボート観光のスポットともなっている。
ライデンの街 | (参考)琵琶湖 | |
23.16㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
日本の小樽運河のような美しい景観は、運河都市だったころにタイムトリップしたような雰囲気が漂っています。
▼小樽運河
by Flickr: https://www.flickr.com/photos/davelau/2373501536/ –
特にベーステンマルクト広場周辺に停泊する船と夕景のコラボも一生の思い出に残るはず。
▼ベーステンマルクトの様子
by দেবর্ষি রায় Some rights reserved
▼デ・ファルク風車博物館の夕景
URL:https://www.holland.com/jp/tourism/destinations/more-destinations/leiden/canals-of-leiden-jp.htm
by Simon_sees CC Attribution 2.0 Generic
ご紹介するのはバリ島西側にあるホテル「アヤナ リゾート&スパ バリ」のロックバー。
バリ島西側の海岸沿いは、美しいサンセットが見られることで有名です。
▼アヤナ リゾート&スパ バリ
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世界三大夕日のひとつバリ島のサンセットをカクテルを飲みながらゆっくり観賞する、ムード満点のひとときを過ごせます。
海上に真っすぐに延びる夕日の道を見れば会話もきっと弾むはず。
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アヤナ リゾート&スパ バリはバリの西側にあるリゾートホテル。バリの空港から約10㎞という近さにある事やいくつもの賞を獲得している事などが評判を呼び観光客が多く泊まりに来ている。
アヤナ リゾート&スパ バリ | (参考)琵琶湖 | |
0.9㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
このロックバーはケーブルカーで50m降りたところに位置する、断崖絶壁にあるバー。
全面ガラス張りなので遮る物もなく開放感たっぷりで海の上でドリンクを楽しんでいる気分を味わえます。
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ホテルに宿泊される方は優先席があるので、最高のサンセットをお望みなら宿泊も検討してみてはいかがでしょう。
▼宿泊客用の優先席
by Simon_sees CC Attribution 2.0 Generic
他にもカップルシートがあるので、ロマンティックなひとときを過ごしたい方にもおすすめです。
by Paolo Crosetto CC Attribution-Share Alike 2.0 Generic
映画『星の王子さま』で、星を破壊する巨大な木として登場したバオバブの木。
▼映画「星の王子さま」
伝説では悪魔によって巨木が逆さまに地面に突っ込まれたと、その風貌からあまりいいイメージに使われません。
でもマダガスカルが真っ赤に染まる神秘的な夕景では、このバオバブの木のシルエットがヒーローです。
by Bernard Gagnon CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
バオバブ街道はマダガスカルにあるバオバブの木が並んだ道。バオバブはマダガスカルの他、アフリカ、オーストラリアに分布している。高さ30メートル、幹幅10メートルにもなる大きな木。
バオバブ街道 | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
バオバブの木が一直線に並ぶ「バオバブ並木」は、サンセットには欠かせません。
他にも、2つのバオバブの木が絡み合った「愛し合うバオバブ」や根元がくっついている「ツインバオバブ」も見物です。
▼「愛し合うバオバブ」
by Hiroki Ogawa CC Attribution 3.0 Unported
マダガスカルに来たら会いたいキツネザルは「キリンディ森林保護区」で、ガイドツアー付きで見ることができます。
▼マダガスカルに生息する「ワオキツネザル」
by CC 表示 3.0
サンセットのころに見たいのは、「バオバブ並木」です。
▼バオバブ並木
by Gavinevans CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
夕景にバオバブの木のシルエットが浮かび上がる、幻想的な景色はインスタ映えの写真が撮れること間違いなし。見方によっては、ちょっと奇妙かも知れませんが…。
URL:http://chronicleofindia.com/worldguide/avenue-of-the-baobabs/
by Chris Dickey
グアムの夕日は、沈み始めたらあっという間に海に消えてしまう儚さも魅力です。
水平線上にゆらりと浮かび上がる真っ赤な夕日は、言葉にならないほど。
でも、タモン湾の北端にある展望台「恋人岬」は、123mもある断崖絶壁に位置しているので高所恐怖症の方は注意してくださいね。
▼恋人岬
恋人岬はグアムのタモン湾にある岬。名前の由来は諸説あり、昔恋人同士が親の政略結婚に反対して二人で海に飛び込んだ岬、などから。日本の伊豆にも「恋人岬」という名前の岬があり、姉妹関係となっている。
恋人岬 | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
恋人岬のあるタモン湾やタモンビーチはもちろん、他の岬である「イパオ岬」から「オロテ岬」までを一望できる絶景ファンには、たまらないスポット。
夕日だけでなく青い空と青い海のコラボも、とってもステキ!
また、「恋人岬」との名前がついているだけあり恋のパワースポットとしても有名です。
もちろん、愛の南京錠もあるので意中の人がいる方はぜひ。
▼愛の南京錠
by Chris Dickey
恋のパワーを授かりたい方は、公園内の「ラブ・ベル」を鳴らしてお願いしてくださいね。
by 白士 李
by yuukin
日本にも夕景スポットはたくさんありますが、一押しといっても過言ではない「釧路港」の夕景。
最大のフォトスポットは、日本百名橋に選ばれている「幣舞橋(ぬさまいばし)」。
▼幣舞橋
by Blueapple48 CC 表示-継承 3.0 非移植
夕日の美しさはもちろんですが、橋の欄干(らんかん:橋の手すりや柵)にある春夏秋冬を表現した4体の女性像のシルエットはサンセットを一段と引き立ててくれます♪
釧路港は北海道・釧路にある港。国際貿易を行う港としても国が認めており24時間貿易が行われている。北海道で最も穀物を輸出している港でもある。
釧路港 | (参考)琵琶湖 | |
26.95㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
また、米町公園の灯台のような展望台と夕日のコラボ写真も幻想的でステキ。展望台から見る釧路港の夕景も美しいと好評です。
▼米町公園の展望台
釧路港のサンセットはもちろん、釧路湿原のような厳しい寒さの中で深紅の清々しい夕日を見るのも◎。
▼釧路湿原
背の高いビルなどがない湿原道路からは180度見渡せる壮大なサンセットを見ることもできます。
▼釧路川と夕日
by shirokazan
世界には心が洗われるほど美しいサンセットスポットがたくさんあります。
光り輝く夕日から真っ赤に染まる空、沈みゆく太陽へと刻々と変化する空は、見ているだけで癒しを与えてくれる気がします。
夕景と一番星のコラボもステキ!秋から冬にかけては空気が澄み、サンセットが綺麗に見えるシーズン。
ぜひ、お出かけしてみてはいかがでしょう。
次のページでは星空の絶景をご紹介。是非満点の星空を観に出かけていただければと思います。
神々しく輝くサンライズを旅行先で見るのは、旅の醍醐味ですよね。
水平線から昇る黄金色に輝く朝日を浴びると、心も体も清められ清々しい気分になれます。
心の底からの幸せを感じさせてくれるサンライズって、とっても魅力的!
今回は、「世界の絶景サンライズ編」をご紹介します。
ナバホ族の聖地でアメリカの原風景と称される「モニュメント・バレー」のサンライズを見たい方って結構いらっしゃるのでは?
奇形ともいえる景色はフォレストガンプやバック・トゥ・ザ・フューチャーなど、数々の映画のロケ地となっています。
モニュメント・バレーはアメリカのユタ州からアリゾナ州に広がる珍しい形に浸食した岩が点在する地帯。岩々が記念碑(モニュメント)に見えることからその名前が付けられた。ナバホ族が住んでいた場所で「ナバホ族の聖地」とも言われる。現在もナバホ族の管轄の下、公開されている。
モニュメント・バレー | (参考)琵琶湖 | |
74.33㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
漆黒の闇が少しずつオレンジ色に染まり始める朝景はとても幻想的。
奇岩の間からピカッと輝くサンライズが顔をみせた時の神々しさは言葉にならないほどの美しさです。
さすが「ナバホの聖地」と呼ばれるだけあり、強力な大地のパワーをいただける気がしてきます。
赤い土壌の大地がさらに赤く染め上げる朝日は、刻々と変化する絶景を演出してくれます。映画のロケ地となったテーブル状の台地やトーテムポールと呼ばれる岩柱も、写真に収めたいビューポイントです。朝日が昇り切った後の青空と奇岩のコラボも見る価値ありですよ。
▼奥に見える背の高い岩が「トーテムポール」
photo by Moyan_Brenn CC Attribution 2.0 Generic
ラスベガスからも車で約6時間半。98号線から160号線を通り、カイエンタで163号線に乗る行き方が一般的です。モニュメント・バレーはアクセスが困難な場所にあり、自分で運転するかバスに乗っての長距離移動が必要です。
聖地ガンジス川では、遥か彼方の地平線から昇るまん丸くて赤い朝日を拝むことができます。
昼や夜の喧騒が嘘のように朝は気温も低く静寂に包まれています。(ガンジス川周辺の昼や夜は観光客と商売をする人などでとても賑わっています。)
by Gunjanbonde CC Attribution-Share Alike 4.0 International
ガンジス川はインドにある全長2525㎞の大河。現地では「ガンガー」と呼ばれ、ガンガーはヒンドゥー教の川の女神の名前。途中でガンジス川に合流する「ブラマプトラ川」を入れるとインド・バングラデシュ・ネパール・中国・ブータンを流れる。
ガンジス川 | (参考)琵琶湖 | |
173万㎢(ブラマプトラ川含) | 面積 | 670.4㎢ |
ダークな赤色が黄金色に移り変わる朝日は、まるで神様を見ているよう。この黄金色の一瞬が、ガンジス川が最も綺麗に見える時間。
▼ゴールデンアワーの朝日
晴れた日の力強く輝く朝日からは漲る(みなぎる)パワーを体いっぱいにいただけるようです。
また、沐浴のためにこの地までやって来た人々を見ると、神聖な儀式を見ているようで違った意味での感動が沸き起こるのも感じられます。
▼ガンジス川で沐浴をする人々
夜明け前に手漕ぎボートに乗って、川をくだりながらサンライズを拝むのもおすすめです。ボートに乗って進むと、赤い朝日が空に登るにつれ川の水が茜色に染まる素晴らしい光景を見ることができます。
▼ボートツアーの様子
インドの首都デリーからバラナシのラール・バハードゥル・シャーストリー空港へは飛行機で約1時間半。空港からバラナシ市内へは、タクシーやオートリキシャで約1時間。
漆黒の夜空が燃え上がるような赤色に染まり、地平線からゆらゆらと昇る朝日はまるで映画の世界。砂漠のサンライズはとても幻想的です。
サハラ砂漠はアフリカ大陸北部にある砂漠で、世界最大の砂漠。面積はアメリカ合衆国とほぼ同じ。モロッコやエジプトなど11の国にまたがる砂漠で砂漠の人口は2500万人。「サハラ」は元々アラビア語で「砂漠」という意味。
サハラ砂漠 | (参考)琵琶湖 | |
940万㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
金色に輝くころは、砂漠の砂をオレンジ色に染める素晴らしい光景を目の当たりにします。
この景色を見ていると「砂漠に来たんだ」と改めて実感できるはず。
一面オレンジ色に染まるサラサラの砂紋の美しさは、植物も何もない広大なサハラ砂漠ならではの美しさです。
ラクダライドの日の出ツアーもおすすめです。ラクダに乗り連なって歩く光景は、まるで古(いにしえ)のキャラバン(日本語では「隊商」)のようですよ。
▼キャラバン隊のようなラクダツアー
最高の撮影スポットは、ラクダに乗った姿が砂の上に映るシルエット。一生の思い出に残ること間違いなし。
▼ラクダライドのシルエット
モロッコのサハラ砂漠に行くには、ラバトからフェズ行きの鉄道に乗り約2時間半。フェズからメルズーガまでは、夜行バスでハシラビートまで行き途中下車します。メルズーガからはツアー参加になります。
世界三大美港として知られるシドニー湾のシンボルで世界遺産の「オペラハウス」。
近代的でユニークな姿を見た人々は皆、オペラハウスの魅力に嵌まってしまうとか。
夜にライティングされるオペラハウスもステキですが、朝日を背にしたオペラハウスのシルエットもたまりません。
by John Solaro (sooolaro) Some rights reserved
オペラハウスはオーストラリア・シドニーにある世界的に有名なコンサートホール。2007年に世界遺産に登録された。中にはレストランやバーなども併設されている。
オペラハウス | (参考)琵琶湖 | |
0.045㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
一番のフォトスポットは、ザ・ロックスという街にある建物の高層階からハーバー全体を見下ろすサンライズです。
▼高層階から見るサンライズ
ミルソンズ・ポイントの芝生からは、真正面を向いたオペラハウスを見ることができます。
▼ミルソンズ・ポイントの芝生
by Grant Sundin Some rights reserved
オペラハウスとハーバーブリッジのコラボ写真をお望みなら、ミセス・マックォーリーズ岬がおすすめです。
▼オペラハウスとハーバーブリッジ
ハーバーブリッジにある展望台からのオペラハウスも素敵ですよ。
豪華なヨットからハーバーブリッジと朝日に照らされるオペラハウスを見る「サンライズクルーズ」も必見です。
朝食を頂きながら赤やオレンジに染まる、息を飲むような朝景を満喫することができます。優雅な曲線を有するオペラハウスとハーバーブリッジ、朝日に輝く海のコラボはきっと忘れない思い出になるはず。
シドニー国際空港からオペラハウスまでは、タクシーかエアポート・シャトルバスで向かうのがおすすめです。タクシーで、所要時間20~30分くらいです。
電車では、インターナショナル・エアポート駅から、シドニーセントラル駅で乗り換え、サーキュラー駅まで行きます。所要時間は約30分です。
by Cmichel67 CC Attribution-Share Alike 4.0 International
続いてご紹介するのはインドネシアにある『ボロブドゥール遺跡』。
前日から公園内のホテルに泊まって、約5分歩けば遺跡につきます。少し赤味を帯びた景色の先には薄っすらとムラピ山が見えてきます。
by alex hanoko Some rights reserved
ボロブドゥール遺跡はインドネシア・ジャワ島にある大きな仏教遺跡。「ボロブドゥール寺院遺跡群」の一部として1991年世界遺産に登録された。700年代後半から800年代にかけて建築され、以来信仰の対象として受け継がれてきている。
ボロブドゥール遺跡 | (参考)琵琶湖 | |
1.5万㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
真っ暗な中の遺跡は少し怖いですが、朝日で空が白み始めるころになると力強いパワーを感じる迫力満点のボロブドゥール遺跡を満喫できます。
幻想的なサンライズと壮大な寺院遺跡のコラボは「感動」のひとこと。
by Thrillseekr
神秘的な72本のストゥーパ(仏塔)が連なるシルエットと朝日のコラボは、神秘的でフォトジェニックな写真を撮ることができます。
できれば朝日を浴びるストゥーパと雲海(うんかい:海のような雲)と連なる山々の景色をファインダーに収めたいもの。階段を降りて見る朝日に照らされた遺跡の姿はカッコいいですよ。
▼ストゥーパと雲海と連なる山々
ジョグジャカルタ空港からボロブドゥール寺院へはタクシーで約1時間半。
by jakhei89 Some rights reserved
バリ島旅行で一度は体験してみたい、日の出観賞トレッキングツアー。
パノラミックな景観で有名なキンタマーニ高原の活火山「バトゥール山」へのハイキング&日の出観賞と天然温泉がセットになったツアーです。
夜が明けない深夜に出発し満点の星空を眺めながらゆっくり日の出を待ちます。
標高 1,717 mのハイキングは、ちょっと辛いですが上る価値あり。
バトゥール山はインドネシアのバリ島にある火山。バトゥール火山の活動は活発で、頻繁に噴火している。
バトゥール山 | (参考)琵琶湖 | |
– | 面積 | 670.4㎢ |
アバン山と雲海の向こうから昇る朝日は息を飲むほど。
▼中央がバトゥール山、右奥にアバン山、その手前にバトゥール湖
by CC 表示-継承 3.0
また、眼下に広がるバトゥール湖に映り込むサンライズは必見ですよ♪
▼バトゥール湖に映り込むサンライズ
頂上まで登り切った達成感と美しい朝日を見ながら食べる朝食と暖かいコーヒーは、体に染み渡るようで忘れられない思い出になること間違いなしですね。
山頂から見る朝日は最高です。真っ暗闇の中からひょっこり顔をのぞかせたサンライズの素晴らしさは感動的。湖とのコラボ写真はお忘れなく♪ツアーでは火山(バトゥール山は火山)のクレーター見学もできちゃいます。
キンタマーニ高原までは、ウブドから約1時間半。ツアー参加はホテルまで送迎をしてくれます。
by Christopher Michel CC Attribution 2.0 Generic
ミャンマーで一番美しい景色は「バガン遺跡のサンライズ」といわれています。
オレンジ色のまん丸な朝日とバガン遺跡&気球のシルエットは、壮麗で心の底からの癒しを感じられます。
遺跡を守るため寺院への登楼(とうろう:高い建物にのぼる事)は禁止になりました。でも、十分美しく輝くサンライズを見ることができます。
バガン遺跡はミャンマーにある仏教の遺跡群。1000~1200年代に建築されたとされ、その後都市としてバガンが栄えたり遷都(都を移す事)により放棄されたりした。世界遺産の登録を目指し、修復等が行われている。
バガン遺跡 | (参考)琵琶湖 | |
41.4㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
暗闇から真っ赤な太陽が昇り始めたら、徐々に明るくなり気球が飛び始めます。
刻々と移り変わる風景はもちろん、遺跡と気球のコラボはまさに”メルヘンチック”。
ブレディ(Bulethi)遺跡からスラマニ寺院に向かう途中にある湖からの絶景も見物です。
バガン遺跡と気球のコラボを見るなら「ブレディ遺跡」がおすすめです。朝日が昇りだす無数の気球のシルエットと朝靄、バガン遺跡群がコラボする風景は壮麗でステキ。
遺跡を一周できるので360度の景色を見渡せます。太陽が昇った後に見る、色とりどりの気球も美しいですよ♪
日本から直行便でヤンゴン国際空港へ。ヤンゴンからバガンまでは国内線で約1時間。空港からは車で約10分です。
by Jorge Láscar
ルクソールはナイル川中流域に位置する、野外博物館として有名なエジプト最大規模の神殿群です。
「大家の谷」や「カルナック神殿」、「ハトシェプスト女王葬祭殿」など壮大な遺跡をオレンジ色に染めるサンライズはとても神秘的!
▼大家の谷
by zolakoma
▼カルナック神殿
by CC 表示-継承 3.0
▼ハトシェプスト女王葬祭殿
ルクソールはエジプトの都市。古代エジプト時代の都である「テーベ」という都市があった場所にあり、当時の遺跡が数多く残っている。「古代都市テーベとその墓地遺跡」で世界遺産に1979年登録された。
ルクソール | (参考)琵琶湖 | |
416㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
ナイル川の向こう側の地平線から昇る朝日は心が洗われるほど壮麗です。
▼ナイル川とサンライズ
カルナック神殿はぜひ見ていただきたいサンライズスポットの一つ。
冬至のころの第2塔門の真ん中に太陽が昇る光景は一生に一度は見たい絶景です。
神々しい朝日と神殿とのコラボ写真はインスタ映え間違いなし。
▼カルナック神殿第2塔門
by Jorge Láscar
▼気球からの朝日
by strudelt
ごつごつした岩肌や周辺の山々、田園風景もステキ。もちろんナイル川も見下ろせます。
by Mark Goebel
「スピア岬」はカナダ東海岸沖のニューファンドランド島に位置する、北米最東端の岬です。
「北米で最初に朝日が見える場所」として、サンライズを見に訪れる人が後を絶たない絶景スポット。
カナダに現存する最古の灯台や第二次世界大戦時の砲台や牢獄なども残っており、歴史観光も同時に楽しめます。古い灯台はとってもキュート。
▼旧灯台
by Robthepiper CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 3.0 (non transposée).
スピア岬はカナダのニューファンドランド島にある岬。旧灯台は1836年に建設され、修復され現在も残っている。名前の由来はポルトガル探検隊の「希望の岬」が元となっている。
スピア岬 | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
雄大な太平洋から昇ってくるサンライズと、新旧の2つの灯台をそれぞれ写真に収めるのもおすすめです。
by CC 表示-継承 3.0
また、サンセットも美しいので、時間がある方はこちらもぜひ。
▼白い灯台とサンライズ
by Mark Goebel
断崖に立つ灯台から見る、朝日は壮麗で海の上に延びる太陽の光の道は神秘的。撮った写真はお部屋のインテリアとしても使えるほど壮麗ですよ。
トロントから飛行機で約1時間半。州都のセントジョンズ市内から車で約15分。
URL:https://www.newfoundlandlabrador.com/
by Andrew Dunn CC 表示-継承 2.0 一般
「ストーンヘンジ」は謎に満ちた巨大環状柱石として有名な、イギリスを代表する遺跡群です。国内でも人気観光地の一つで、年間に1000万人以上が訪れています。
「誰が何のために作ったかも分からない、未だに謎に満ちた古代遺跡」と「神秘的な日の出」を共に観賞できるなんてかなりの贅沢ですよね。
ストーンヘンジは石を環状に配置したイギリスにある遺跡。紀元前2500年前に建てられたという説があり、さらに夏至に遺跡の中心とある岩を結ぶ直線上に太陽が昇る事から既に天文学の知識がある人々が建築したのでは、と言われている。1986年に世界遺産に登録された。
ストーンヘンジ | (参考)琵琶湖 | |
-㎢ | 面積 | 670.4㎢ |
柱石の間から見える朝日は壮麗で、古代遺跡のオーラをたっぷり感じられます。
雲間から太陽が降り注ぐ光は言葉にならないほど美しいですよ。
▼雲間から降り注ぐ朝日
早朝のサンライズツアーでは日頃中に入れないストーンヘンジの輪の内に入ることができることもあります。夏至にストーンヘンジで行われる夏祭りに参加して日の出を見るのもおすすめです。
▼夏祭りの日の出
石が連なる延長線上に昇る朝日はまさに感動もの。紀元前3000年頃には夏至の存在が知られており、人工的に作られていた事実も驚きですね。
ロンドンのウォータールー駅からソールズベリー駅まで鉄道で約1時間半。バスに乗り継ぎ約40分
神秘に満ちた遺跡と光り輝くサンライズのコラボは遺跡からのパワーが漲っています。
太陽が発する清々しいパワーを体いっぱいに浴びるサンライズはまさに贅沢の極みです。
ぜひ、最高のサンライズと出会う幸せな旅をしてみませんか。
『利尻島観光入門』はこちらから!
第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから
『利尻島観光入門』目次へ (全13ページ)
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第3章では利尻島の利尻昆布の魅力をお伝えしています。このページでは利尻島のリゾートバイトである「昆布干しバイト」の魅力、具体的にどのような事をするのかについて紹介しています。
知れば利尻島の昆布の見方も変わり、より利尻島観光を楽しめると思います。
▲利尻昆布
前のページでも解説しましたが昆布干しのアルバイトは、6月~9月の間で行われます。
昆布を干す作業自体は同じなのですが、利尻昆布には「養殖」と「天然」があり、それぞれの昆布漁のスタートする『時期』と漁の開始『時間』が違うのです。
さらに以下で解説するような天然と養殖の取れ高や価格変動率の違いによって時期をずらす事で漁師さんたちは経済的安定などを得られるようにしているのです。
「天然昆布」は利尻昆布の中でも最も高値となる稼ぎ頭ですが、自然のものなのでその年によって採れる量に変動がありハイリスクハイリターンでもあります。
そこで、安定性のある「養殖昆布」の人気が高まりました。
養殖昆布は天然昆布より価格は下がるといっても、利尻昆布自体が高級品なので稼げることに変わりはありません。
養殖昆布の場合は『採れる量が安定する』という、心理的にも経済的にもメリットがあります。
このような理由から天然昆布と養殖昆布を併用している猟師さんも多く「天然」と「養殖」を採る時期が重複しないように逆算して「養殖昆布」の種付けを行っています。
その為「養殖」は6月~7月「天然」は7月中旬~9月ごろというのが収穫の目安ですが、条件が揃った日でなければ昆布漁はできません。
時化(しけ)や悪天候が続くとその分遅れが出ます。
「養殖昆布」は50mまたは100mのロープに種付けして育てるのですが、その年に採る量をロープの本数でそれぞれ設定し、その本数を採り終えるまでは終われません。
そのため「養殖」が終わらないうちに「天然昆布漁」が始まってしまい、重複する年もよくあります。
採る時期が重複することをふまえて「養殖」は早朝3時頃、「天然」は5時頃が漁の開始時間となるのでバイトもその時間からスタートします。
「養殖」と「天然」を掛け持ちでやって、がっちりと稼ぐバイトさんもたくさんいますよ。
▲昆布干しの様子
養殖昆布でも天然昆布でも、開始時間こそ違いますが、昆布を干すまでの流れはほぼ同じです。
【昆布を干す】
①猟師の親方が船に昆布をのせて船着場に戻ってくるので、昆布をトラックに積み込み。
②トラックで昆布を干し場に運び、手作業で1本1本昆布の表に太陽があたるようにして並べて干し、風で飛ばないようにネットをかけて終了。
▼干されている昆布
③ここで食事になります。その家によって違いますが、手作りのお弁当が多くウニのおにぎりやオードブルのような豪華なおかずを用意してくれる家もあるようです。
【昆布を取り込む】
①15時ごろから(天気が崩れそうな場合は臨機応変に)干した昆布を回収し、親方の家の倉庫へ運んで終了。
大抵のバイトでは「干して、天日で完全に乾かして取り込む」までがワンセットですね。
船からトラックへ昆布を積み込む作業は基本的に男性がやります。
手伝う人の数によってもどこからの作業を手伝うのかは変わります。
水をたっぷり含んだ昆布はかなりの重さがあり、昆布を干す作業は何往復も歩いたり、中腰の姿勢も多くあります。
その為個人差もありますが、慣れないうちはキツイ作業だと思います。
それでも身体中がびしょびしょになるくらい汗をかいて、澄み切った青空と美しい利尻富士の元で食べるご飯の美味しさは、言葉にできないほど。
夏の利尻でしか味わうことのできない風景と贅沢な経験なのです。
▼利尻山と利尻昆布
住み込みバイトの場合、昆布干し~取り込みの他に「倉庫内で昆布の体裁を整えて、製品化する」という仕事をする場合もあります。
利尻町で募集をしている条件をみてみましょう。(引用:利尻町役場サイト)
◆年齢
18歳以上の男女 (高校生不可) 大学生歓迎
◆賃金
① 昆布干しおよび回収作業 :時給1000円~1600円
② 昆布の製品作り :時給800円
◆労働時間
晴天日
○昆布干し(天日乾燥)作業(4:00頃から7:00頃まで)
○回収作業(14:00頃から16:00頃まで)
○その他昆布作業全般
雨天日
○製品作り作業(8:00頃より17:00頃まで)
※天候などにより労働時間の変更や作業ができない日があります。
◆休日
4週4休 ※不定休(応募時に説明いたします)
※4週4休とは「4週間に4回休み」という事
と書かれています。
基本的に親方の自宅に住み込みになるので、家賃や光熱費はかかりませんし三食もバッチリついているのでとにかく稼ぎたい人にはぴったり。
上記の例では利尻町が募集をしていますが役場は窓口の役割で、実際に雇い主になるのは配属される猟師の家の親方です。
※リゾートバイトサイトや自主サイトでの募集もあります。詳しくは前のページで紹介しています。
どの家に配属されるかで印象は変わると思いますが、猟師さんにとっては利尻まで来てくれた大切な働き手です。
地元の猟師さんは口調は少々荒いのですが、面倒見の良い人が多いのできっと楽しい時間を過ごすことができると思います。
以上、簡単に利尻昆布や昆布干しのアルバイトについてまとめてみましたが、利尻島のリゾートバイトの良さはまだまだ語り尽くせません。
利尻島の夏の風景は極上です。
そして、観光だけではわからない島民の温かさがあります。
昆布干しバイトならその2つを身を持って知ることができます。
その経験はきっと人生を豊かにしてくれるよ、と元島民の私は伝えたいのです。
以上、第3章「利尻昆布の魅力」でした。次のページからは第4章。第4章では利尻島のおすすめ観光スポット15選をご紹介。自然の景色から誰でも楽しめる体験スポットまで。是非利尻島を楽しんでいただければと思います。
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第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
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第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから
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このページから第3章。第3章では利尻島の名産の一つである「利尻昆布」をご紹介。これを読むことで、利尻昆布の魅力や美味しさを引き出す方法がわかっていただけると思います。
まずこのページでは「利尻昆布の魅力」「調理方法」を解説していきます。
▲利尻昆布
利尻昆布の説明に入る前に「昆布」について少し解説をしておきます。
昆布は、葉の厚みと大きさで等級が決まります。
昆布の葉幅が広く肉厚のものから1等級→4等級となるそうですが、形や光沢などの要素も加わり等級が決められます。
また、昆布には「天然(天然で採れる昆布)」と「養殖(人工的に造られる昆布)」がありますが、天然物の1等級はその多くが京都の一流料亭で使用されるため市場にほとんど出回ることはありません。
このように一口に「昆布」と言ってもピンからキリまで様々あるのです。
そんな「昆布」の中でも「利尻昆布」はとても美味しく作られています。以下では利尻昆布が美味しくなる理由をお伝えしていきます。
これを読めば利尻昆布を食べる時により美味しく食べる事ができるでしょう。
▲利尻昆布
利尻島近郊の海には日本海を北上する暖かい対馬海流が流れこんでいます。その暖流が、粘りととろみの強い昆布を育てているのです。
A. 猟師さんに教えてもらった話なので学術的にどうかまではわかりませんが、利尻島近郊には寒流も流れ込んでいて、そこに日本海からの暖流が流れこみ2つの海流が混ざり合うため、2つの海流の豊富な栄養素をしっかりとることができ、他の昆布よりも粘りやとろみが強くなるとのことです。
▼イメージ
また、利尻島の山である「利尻山」の山頂に降り注いだ雪や雨は20~30年かけて山の内部へ浸み込み、長い年月をかけてミネラルを蓄え湧き出し、海へと流れ出します。(山の内部にはミネラルの元となる成分があります)
このように利尻昆布が採れる海域の海水には豊富なミネラルが含まれているので、その海で育つ利尻昆布は当然ミネラルたっぷりで栄養豊富に育つというわけです。
「利尻昆布」という名称は品種名で、昆布のブランド名のようなものです。
実は利尻島以外に礼文島・稚内・オホーツク海沿岸で採れた昆布も「利尻昆布」と呼ばれています。
ただ同じ「利尻昆布」でも採れる海域によって個性があり、利尻島沿岸で採れたものはミネラル豊富で、甘みとコクが強く最高級の品質を誇ります。
希少性と「透明に澄んだ上品な出汁」「濃厚なのにクセがない風味豊かな味わい」という品質の高さが、利尻昆布の特徴・魅力であり『最高級』と言われる理由なのです。
利尻昆布の良さを最高に引き出す使い方として、ここでは京都の料亭風の出汁(だし)のとり方を紹介します。
実際の京都の料亭では、業務用の大きな釜にたっぷりと水をはり、お湯の温度を60度以上にあげないようにしっかりと温度管理をして1時間程度で出汁をとります。
この手法だと、利尻昆布の風味を最大に引き出した上質な出汁ができあがるのですが、家庭で同じように行うのは難しいと思います。
そこで、自宅でカンタンにできる「水出し」という方法を紹介します。
じっくり時間をかけて漬けおく「水出し」なら、家庭でも京都の料亭風の出汁を再現することができるのです。
① お水を準備します。
京都のお水の硬度は平均で「42mg/l」程度といわれているので同程度の硬度のものが理想です。難しい場合は水道水を沸騰させ、しっかり冷ましたものを使いましょう。
▼42mg/lの水の例
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② タッパーなどの容器にお水と利尻昆布を入れ、冷蔵庫で一晩置く。
荒熱が取れたら密封容器に入れて、冷蔵庫で2~3日。
これで美しく澄んだ甘みのある昆布出汁が完成します。
すぐに使わない場合は、製氷皿などに入れて冷凍保存も可能。基本的に出汁は2週間を目安に使い切りましょう。
昆布は切り込みを多く入れるほど、たくさんの出汁が出ますが同時にぬめりの原因となる「海藻の臭み(えぐみ)」も一緒に出ます。
このぬめりの中には、フコイダンやアルギン酸という身体に良い成分がたっぷり含まれているので、多少の海藻臭さがあっても気にならない調理法の場合や、急いで出汁を作りたい時には切り込みを多めに入れるのが良いということですね。
特に利尻昆布は他の昆布に比べて繊維質が固いので、濃厚な出汁をとるのに時間や手間がかかります。
急いで出汁をとりたい時には、切り目を多めに入れてみましょう。
利尻昆布は厚みがあって硬いので、出汁をとった後の昆布も佃煮にして美味しく食べることができます。
・出汁をとった昆布を食べやすい大きさに切ります。
・鍋に昆布10グラムが隠れる程度のお水をいれます。
・酒・しょうゆ・みりん・砂糖を各大さじ2の目安で、弱火でコトコト煮詰めます。
☆少量のお酢を加えると早く柔らかくなります。調味料はお好みで調整してみてください。
しっかりと水分をとってから、4~5センチくらいの食べやすい大きさに切って、軽く揚げるだけ。
油はオリーブオイルを使うとヘルシー。
揚げたての昆布に、白ゴマや塩・砂糖などをお好みでからめて完成。
パリパリの身体に良くてとっても美味しいおやつができあがります。
利尻でとれた「利尻昆布」であればどこでも大きな差はないと思います。(利尻以外でとれた「利尻昆布」もあるので)
島で直販をしているところで私が知っているのは
「利尻こんぶ生産者直売所」(こちらがわりと有名です)
公式サイト:http://www.rishirikonbu.com/
「利尻昆布商 マル光利尻」
公式サイト:https://maruko-rishiri.com/?pid=80571042
「利尻漁業共同組合」でも電話注文が可能です。
公式サイト:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ske/osazu/oz06gok/gok064.htm
その他、直販はありませんが地元で有名な「畑宮商店」というお土産屋さんの利尻昆布が複数のサイトでオンライン購入できます。
畑宮商店取り扱いサイトの例:http://shojiki-genteisha.aispr.jp/ic/hatamiya
このページでは利尻昆布の魅力とレシピについてお話してきましたが、利尻昆布の本当の魅力を伝えるのには百の言葉を並べるよりも一度、上質の利尻昆布を使ってみて味わっていただくのが一番だと思います。
面倒でも、一手間をかけて丁寧に出汁をとってみてください。
その出汁を使ったお吸いもの、本当に感動します。
胃腸に優しく栄養が豊富。本当に美味しいものを口にすると気持ちまで安らぎます。
利尻昆布の魅力をぜひ、堪能してみてください。
次のページでは利尻島の名産である利尻昆布を干すアルバイトをご紹介。知ればさらに利尻島・利尻昆布について興味が湧くはずです。
『利尻島観光入門』目次へ (全13ページ)
第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから