ベトナム・ホーチミン生活の魅力 【活気の理由】

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日本での生活に疲れていませんか?外に目を向ければ様々な世界があります。ベトナム・ホーチミン在住の著者も日本を飛び出して海外移住を決めたその一人。是非ホーチミンの暮らしぶりを読んでみてください。

『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!

著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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このページではベトナム最大の都市であるホーチミン市の生活の魅力をお伝えいたします。

日本の生活に疲れている方はホーチミンの活気でブルーな気持ちを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。

 

第1章「ベトナム生活の基本」
魅力】(当ページ)
水・インフラ
タクシー
洋服

 

ホーチミンの活気でポジティブに

 

のどかな地域が多いベトナムですが、都市化が進む主要部においては、どこも人々に元気があります。

その中でもベトナム南部にある商業の中心都市ホーチミンは特に活気に溢れています。

 

 

比べてホーチミンは、賑やかというかガチャガチャしているというか、とっても元気な場所なんです。

少々気持ちがブルーになっていても、ホーチミンにいるだけで街の雰囲気がポジティブな気分にしてくれるんですよ。

 

世界には様々な場所で多くのパワースポットがあります。ただ、そのほとんどが宗教的な施設であったり自然に覆われた神秘的な場所です。

そんな中、「活気のある都会の雰囲気に溢れている」という理由でホーチミンをパワースポットとして訪れる人も少なくないようですね。

 

パワーを感じたいのなら、きれいに整備された街中よりも地元の庶民の皆さんが集まるような場所がおすすめ。

活気みなぎる地元の市場を訪れ庶民の元気の源を体験したり、屋台が集まる街角でプラスチックの小さなイスに座って路上のB級グルメを楽しみましょう。

 


photo by Aleksandr Zykov CC BY-SA 3.0 

 

更にはローカルフードレストランに紛れ込んで、ワイワイガヤガヤの中で活気と一緒にお食事をするのもグッドですね。

 

さてこのように活気がありポジティブにしてくれるホーチミンですが、なぜこんなに活気があるのでしょうか。

以下では、ホーチミンに活気がある理由とともに、ホーチミンの生活の魅力を紹介します。

 

ポジティブになれる!ホーチミンに活気がある4つの理由

① 平均年齢が若い

 

2019年現在のベトナムの平均年齢はなんと28歳なんです。現在のベトナムは若い力が原動力となっています。

 

▼ホーチミンの人々


By Original uploader was Andre Lettau (talk) at de.wikipedia 。 by Cnyborg (talk)., CC 表示-継承 3.0, Link 

 

外国企業の進出も年々増加し、若い世代の皆さんは上昇志向に溢れています。そんな前向きな姿勢が街の活気にも繋がっているのでしょうか、その国が成長していく過程で国民の前向きなパワーは大きな力となるんですね。

高度経済成長期の日本人は、皆さん前を向いて成長あるのみと頑張って働いておられ各地が一体となって、元気な街を作っていた記憶があります。ホーチミンの表通りを歩いていると高度成長時代の日本とも重なる部分を感じます。

裏通りに入ってみると昔ながらのアジアが感じられ、そのギャップがまたベトナムの魅力でもあります。

 

② バイクの多さ

 

私のホーチミン生活、移動手段のメインはもっぱらバイクです。ただ自分では運転せず、知り合いやバイクタクシーの後ろに乗っての楽チン移動です。

 

バイクタクシー

タクシーのバイクバージョン。料金については事前交渉が必要。

▼バイクタクシーから見る風景


By 兵庫胡志明倶楽部兵庫胡志明倶楽部, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

今ではバイク目線で見る光景にも慣れましたけど、最初の頃はもうビックリの連続。

道路は全くの無法地帯のようで、右左折のバイクが急に曲がってくるし逆行するのも当たり前。割り込み行為もなんのそので、3人乗りや4人乗りも普通の出来事です。

 

▼ホーチミンでバイク移動する人々。

 

ホーチミンに住みだした当初は驚きの毎日でしたが、慣れた頃に改めてこの光景を見ているとおかしくってしょうがなくなっていました。

バイクの運転も自由奔放で「曲がりたいから周囲にお構いなく曲がります、それが何か?」なんて、こんなベトナム人気質も元気の要因となっているように思えます。

 

③ 食事タイムが賑やか

 

ベトナムの飲食店に行くと、1人で食事をしてる人はあまりおられません。

 

▼ベトナムの飲食店(屋台村)の様子

 

外国人のビジネスマンなどは別として、地元の皆さんはたいていが複数で賑やかにおしゃべりをしながら、食事タイムを楽しんでおられます。

家族構成も日本のような核家族ではなく、おじいちゃんおばあちゃんが一緒の3世代に渡る家族に親戚関係までもが同居されていることが多いようですね。

ですので、ディナーなどは家族みんなが集まっての賑やかタイム。

おしゃべりして飲んで食べて、毎日のお食事でのストレスも発散できて、いつも元気でいられるのでしょうね。

 

 

④ 声が大きい

 

ベトナム人の皆さん、とにかく声が大きい!

私の思い込みなのかもしれませんが、やっぱり話し声を聞いていても1トーンも2トーンも高いような。

最初の頃は、あちらこちらでケンカをしているようにも感じて驚きました。実際はベトナム人同士の楽しいおしゃべりなんですけどね。

 

たまに本当にケンカをしている場合もありますが。

ホーチミン市の下町に住んでいる頃、頻繁に夜中の夫婦喧嘩の声が聞こえてきたりしていましたね。

1度だけですが、家の前で町内の皆さんが集まる中での大立ち回りの夫婦喧嘩を目撃したこともあります。叫ぶ掴むたたくの大喧嘩なのですが、何か見ていても滑稽な感じで仲裁の方々も巻き込んだ大騒ぎというか一大イベントでした。

結果は奥さんの勝利だったようですが、世界各地女性の方が強いようですね。

これも下町の活気なのでしょう。

 

活気を感じたいなら朝の市場へ行きましょう!

 

庶民の活気を味わいたいなら朝の市場に行きましょう。それも、観光で有名なベンタイン市場のような観光市場ではありません。

 

▼ベンタイン市場


By Stephan Ridgway – originally posted to Flickr as Ben Thanh market, CC 表示 2.0, Link 

 

各地区には必ず市場があります。ちなみに私がガイドとしてよくご案内するのが「タンディン市場」です。

 

▼庶民の台所となっている市場「タンディン市場」


photo by Tri Nguyen


photo by Tri Nguyen

▼動画:タンディン市場

 

ベトナムの市場は大きな工場のような建物の中や周辺に、小さな商店がひしめき合っています。更には、住宅地などの早朝の路上に日本でも見られる朝市のような市が毎朝でています。

 

先進国なら食材はスーパーなどでのお買い物なのが一般的ですが、ベトナムでは市場や路上のお店が庶民の台所となっています。ところが、これらのお店では当然に冷蔵保存もできないので、常温のままでの販売されています。

お肉もお魚も常温、常夏のホーチミンでこの状態なので日本の皆さんは買いにくいかもですね。

でもベトナム人の皆さんはお構いなくでお買い物をされています。朝の暗いうちに開店してお昼頃には店仕舞されているお店も少なくないのですが、夕方遅くまで開いているお店もあります。

私の場合、お肉やお魚は朝の内に買いに行きますね。衛生的にはちょっとというところもありますが、細かいことを気にしないベトナムの皆さんなら当然なのでしょう。ただ衛生面をそこまで気にしないのは、日本のようにお刺身を生で食べる文化がないのも理由のひとつと言えるでしょう。

 

以上、ベトナム・ホーチミン生活の魅力でした。

次のページでは実際に生活する上で気になる「水」「インフラ」「お買いもの」の事情についてベトナム在住の著者がリアルな状況をお伝えします。

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はじめに ~マカオへようこそ!読む観光ツアー~

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マカオはカジノ・世界遺産のイメージが強くありますがそれ以外にも魅力はたくさんあります。本当のマカオを知る事ができる観光ツアーを体験してみません?マカオ在住10年、旅行のプロ・ツアーガイドをしている著者がお届けします!

読むマカオ観光ツアー ~在住10年、旅行のプロが伝えるマカオ~(全10ページ)はこちらから!

著者:越宮椿

マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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マカオへようこそ!読む観光ツアー

マカオをご存じですか?

マカオは香港のお隣にありますが、香港と比べるとまだまだマイナーな観光地です。

しかしマカオには、ぜひお伝えさせていただきたい独自の魅力がたくさんあります。このWebonではマカオ在住10年現地ツアーガイドが、自宅で出先でスクロールしていくだけで楽しめる、読む観光ツアーにご案内します。

 

著者プロフィール

マカオ在住10年のツアーガイド。

現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。

もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

 

マカオ(澳門)の基本情報

正式名称 中華人民共和国マカオ特別行政区
面積 32.9km²(出典:マカオ特別行政区地図作成及び地籍局)
人口 66万7400人(2018年末)
中華人民共和国
通貨 マカオ・パタカ、香港ドル
言語 広東語、ポルトガル語
地域の旗
主な産業 観光業、織物等
歴史 1999年にポルトガルから中華人民共和国へ返還
主要都市 花地瑪堂区(ファティマどうく)

▼マカオの街並み

▼名物のマカオタワーと花火

▼主要観光地域

 

マカオは香港から船で1時間の距離にあります。

日本からマカオへは飛行機の直行便も運行しており、所要時間は東京から5時間、福岡から3時間ほどです。

 

 

マカオの面積は世界で12番目に小さくおよそ30平方キロメートルと、東京のJR山手線の内側の半分ほどの大きさしかありません。

そのため主要な観光地が大変コンパクトにまとまっていて、観光するのにとても便利です。

 

 

ここに65万人を超える人々が暮らしています。人口密度は1平方キロメートルあたり2万人を超える、大変人口の過密した地域です。

 

▼東京都との人口・人口密度比較

マカオ(2018年12月) 都市 東京(2019年1月)
約66万人 人口 約1385万人
約2万人/㎢ 人口密度 約6千人/㎢

 

マカオのイメージ

 

マカオといえば、どんなイメージをお持ちでしょうか。

多くの方は「カジノ」と「世界遺産」と答えます。

私も聞きかじりのマカオのイメージは「ギラギラしたカジノの街」でした。

 

 

カジノ

マカオは2006年にラスベガスを抜きカジノ売上世界一となりました。

カジノ市場は拡大を続けており、2018年度のカジノ売上は4兆円を超えました。

現在マカオには40個所を超えるカジノがあり、その多くが大型のリゾートホテルに併設されています。24時間営業のカジノが林立するマカオは、まさに眠らない街です。

日常を忘れて没頭できるエンターテイメントが充実しています。

 

▼マカオのカジノの様子

 

世界遺産

2005年「マカオ歴史市街地区」が、ユネスコから世界遺産に登録されました。

 

 

マカオは1999年、ポルトガルから中国に返還されました。現在マカオに残るポルトガル人は、人口の1%あまりです。

中国返還後のマカオは中国本土の多大な影響を受け、ポルトガル統治時代の面影は失われつつあります。

そこで東西文化の交流地点としてのマカオの歴史的足跡を後世に残す目的で、マカオの街並みが世界遺産に登録されました。

 

▼歴史市街地区の様子

By Kounosu – 自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, Link

 

実際のマカオ

 

しかし実際マカオを訪れてみると、イメージとは少し違いました。人は優しく穏やかで、人々の暮らしは素朴なものでした。

 

のどか

▲マカオののどかな風景(著者撮影)

 

マカオは牧歌的でのんびりしています。時間を忘れてゆっくり過ごす、リゾート地ならではのゆるさがあります。

ラテン系のポルトガル由来の暮らし方は、長崎によく似たのどかな雰囲気です。

肩ひじ張らないマカオ市民の生活は、ほっとする癒しをもたらしてくれます。

 

安全で清潔

▲マカオの街並み by xiquinhosilva Some rights reserved

 

マカオはとても治安がいいです。大金を持ってカジノへ遊びに来る人たちが安心して過ごせるようにと、国を挙げての安全対策に余念がありません。

カジノは24時間営業ですから街は一晩中明るく、女性だけで夜遊びすることもできます。

またマカオは中国ですが、かなり清潔です。道路にごみが落ちていることはほとんどありません。きれい好きの日本人も違和感なく楽しめます。

 

【コラム】マカオの国を挙げての安全対策

マカオは1999年にポルトガルから国返還されて以来、マカオ警察に加えて中国人民解放軍が駐屯しています。これにより治安は向上、維持されています。

またマカオ独自の安全対策として挙げられるのは、「観光警察」の存在です。マカオは観光が主要産業ですから、一般的な警察や交通警察に加えて観光警察がいます。彼らは観光地の安全と秩序を守る存在として活躍しています。

 

マカオの魅力を解説

 

このWebonではマカオの見どころを、定番の観光地からディープなスポットまで、そしてレトロな趣がある場所から最新のエンターテイメントまで、幅広くご紹介します。

10年間多くのお客様をご案内し続け、マカオを歩き倒したツアーガイドが、独自の視点からマカオの面白さを伝えます。

実は日本との関わりも深いマカオの一歩踏み込んだマニアックな知識を、お友達やご家族との会話の中や旅行中うんちくを披露する際ぜひ役立ててください。

マカオをまだ訪れたことがない方もリピーターも、何度でも楽しめるマカオでのおすすめの過ごし方や観光プランの立て方が簡単にわかります。

マカオを旅行するときにも参考になること間違いなしです。

 

次のページではマカオの魅力的な街並みを紹介します。

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著者:越宮椿

マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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ブラジルの治安は悪い?在住歴17が語る実態と安全対策~

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ブラジルに行ったことはありますか?ブラジルと言えばサッカー・サンバ・カーニバル…でもそれだけじゃもちろんありません!

「ブラジル生活入門 ~魅力満載ブラジルライフ~」はこちらから!

著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?

 

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ブラジルの治安

 

「ブラジルは危ない」とはよく言われます。

ブラジルで生活するにあたってとても大事なことですのでここでは実際の治安の状況や気をつける点について見ていきましょう。

 

ブラジルの危険度は?

 

ブラジルが殺人や強盗の多い治安の悪い国であるということは、残念ですが数字の上からも明らかで間違いのない事実です。

 

殺人事件の死者数は、2006年から2016年の10年間で55万3000人というデータが出ています。(出典:ブラジル政府の応用経済研究所(IPEA)と民間機関「治安に関するブラジル・フォーラム(Brazilian Forum on Public Security)」の調査による)

 

昔より良くなってきているのかというとそういうわけではなく、リオオリンピックが行われた2016年が最も悪く、6万2517件もの殺人事件が起きています。

10年前と比べて26%も増加したそうです。

 

日本と比べてみると、人口10万人における殺人発生率がブラジル30.3件に対して日本は0.7件ということですから、恐れてしまうのも当然ですよね。

 

 

ただ、被害者の多くは貧困層の若い(15~29歳男性が半分以上を占める)黒人で、麻薬がらみの抗争であることが多いのですから、そういったことに巻き込まれない限りむやみにおびえる必要もないのです。

 

日本人が注意すべきは強盗

 

私たちが最も注目しなくてはいけないのは、強盗に関してです。

日本人はお金持ちというイメージは世界的で海外どこに行っても気をつけなければいけないのですが、やはりブラジルでは被害にあう可能性は高いです。

アメリカと比べても都市部で強盗被害にあう確率は10倍と言われています。

 

日本と比べると2016年の調査で歩行者強盗は約1500倍、自動車強盗は約1700倍、住宅強盗も約120倍という結果が出ています。(出典:在ブラジル日本大使館HP

やはり日本は安全でブラジルは危ないですね。

 

ブラジルの犯罪には

  • 窃盗(すり・ひったくり・置き引き)
  • 路上強盗
  • 自動車強盗
  • 携帯電話強盗
  • 商業施設強盗
  • 交通機関内強盗(バスなどで乗客全員から奪う)
  • 住宅強盗
  • 積荷強盗
  • 被害者の車に乗り込んできて金銭類を奪ったり銀行で引き出させたりした後、連絡のとりにくい場所で被害者を解放し車両で逃げ去る短時間誘拐(電撃誘拐)
  • 振り込め詐欺
  • カードスキミング(カードの磁気情報や暗証番号を特殊な機械スキマーに取り込み、偽造カードを作成して使用する犯罪)

などがあります。

 

実際日本人が被害にあった例では、やはり窃盗が多く、ついで両替後などの路上強盗、携帯やカメラを狙ったものなどがあります。

中には強盗に抵抗し銃殺された例もありますので、くれぐれも犯人を刺激しないようにしましょう。

 

ブラジリア連邦区,大サンパウロ圏及びカンピーナス市,大リオ圏,大マナウス圏,大ベレン圏,大レシフェ圏,大サルバドル圏,大ビトリア圏,大クリチバ圏,ポルトアレグレ市

は十分注意すべき危険レベル1に指定されていますので、特に気をつけなければいけません。

 

危険レベル

外務省が定める海外の危険度を分かりやすくした指標。危険レベルは1~4まで(4が最高)。

危険レベル1は「その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要」とされる。

参考URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_259.html#ad-image-0

 

著者は17年住んでて被害無し

 

とここまで書いてきましたが、実は私は17年間ブラジルで暮らしてきてただの一度も強盗の被害にあったことはありません。

危険レベル1(先述)の地域に住んでいるのにも関わらず、です。

 

面白いのは、人生で一度だけ被害にあったのが安全とされているチリへの旅行中という事でしょうか?

やはり旅行者、外国人ということがまるわかりの風情、そして旅行だからと浮かれていた私の態度、これが悪かったと思っています。

 

私がブラジルで被害にあっていないと言っても「ブラジルはそれほど危なくないんだよ」とは決して言えません。

ブラジル人の友達や知り合いなど、時計やスマートフォンをとられた、車が盗まれたというのはやはり日常茶飯事なのです。

実際に気を抜けないのは本当です。

私は運がいいとも言えますがそれなりに対策をしているからなのです。

 

ブラジルで安全に暮らす対策

 

では、実際私が普段生活しているうえで注意していることを書いていきます。

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

1 TPOをわきまえる

 

空港やショッピングモール・おしゃれなレストランなどでは高価なものを身に着けても構いませんが、観光スポット・繁華街などでは運動靴にジーパンTシャツなどラフな格好をした方が安全です。

 

日本人に普通の格好をと言ってもどうしても小ぎれいになってしまうので、みすぼらしい恰好と言うぐらいでちょうどいいかもしれません。

もしくは現地の服を調達して、周りのブラジル人と同じような格好をするのもよいです。

高価なものを身に着けた場合、人目につかないようタクシー・自家用車で移動します。

 

2 荷物に気をつける

 

人通りの多い所ではリュックサックでも荷物は前に抱えます。

普段でもポシェットに常に手を当て隠すように持ちます。

レストランで食事する時も目の届くところに置くと安心です。私はよほど高級なところでない限り膝に置いておきます。

 

3 変な場所に行かない

 

昼間でも人通りの少ない閑散としたところ、落書きがいっぱいあるような所には行かず、ましてや興味本位でスラム街やファベーラ(ブラジルの貧民街)など絶対に行ってはいけません。

観光なら夜の一人歩きもやめた方がいいです。

実際には家族連れで散歩するような安全な所もたくさんあるのですが、慣れてよく知ってからにしましょう。

 

4 常に周りを気にする

 

常に警戒心を持ちすぎるのも怯えた顔になりよくないですが、ぼけっとしたり移動中に寝たりしないで周りをチェックすることはとても大事です。

空気を読むことができますし、強盗犯は顔を知られたくないと思うので効果的です。

 

5 お金をまとめて持たない

 

私は現金は少量の使う分だけしか持ちませんし、分散して持つのもおすすめです。

 

6 車に乗る人への注意

 

ちょっとした買い物時の駐車の際も必ず鍵を閉め、貴重品が見えるように置かないようにします。

子供を車で待たせることは避け、場所によっては夜間に赤信号で止まらないよう速度を調節する必要もあります。

車中で人待ちする場合などは、怪しい人が近づいてこないか目を光らせましょう。

 

万が一強盗にあってしまったら

 

銃やナイフを突き付けられても落ち着け!

というのは無理でしょうが、強盗の目的は人殺しでないと覚えておくと、とりあえずは安心? できるかもしれません。

目的はモノなので、何でも素直に差し出しましょう。

襲われる方はもちろん怖いですが、実は襲う方はもっと怖いと思います。

犯人をびっくりさせるような行動(急にカバンの中やポケットのものを出そうとする、大声をあげるなど)はせず、手をあげて指示を待つのがベストです。

 

著者の意見

 

ここからは私の意見ですが、被害にあってしまう人は人に対する配慮が足りないからではないかと思っています。

 

ブラジルは貧富の差が激しい国です。

お金持ちの上位10%が全体の富の50%以上を持っていて、貧しい方から50%の人たちが持つ富はたったの12%だというぐらいです。

そのうえ、住み分けがあると言ってもとても近い場所に共存しているのです。

 

本当に困っている状況で、

楽しそうに観光客が写真を取り合っている、

高価なスマホや宝石をこともなげに持ってすました顔をしている、

または貧しい自分を軽蔑するような顔で見ている、

そういう人は本当に失礼です。

 

もちろん無意識でしていることもあるかもしれません。ずっと日本で暮らしていればわからないのも当然です。

 

でも、食べるものにも困るような人がいるブラジルでは、そういう人々の側に立って考えてみて、欲しくなるようなものは見せつけず隠す習慣をつけるべきだと思っています。

 

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著者:パパガイオ

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バリ島でお土産を買おう!おすすめスーパー3選

Webon紹介目次著者

バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629

 

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バリ島でお土産を買おう!

 

日本と比べバリ島は物価が安いため、お土産を大量買いするにはピッタリの土地だと言えます。

しかし、バリ島はまだまだ発展途上にある地域。

 

知らず知らずのうちに、品質に問題のあるような商品をつかまされてしまうこともしばしば。

 

結局、どこでお土産を買えば安心できるのかわからない!

そんなバリ島初心者は、まずはスーパーマーケットに行きましょう

 

バリ島には大型のスーパーマーケットやショッピングセンターがたくさんあり、日用品だけではなく観光客用のお土産の品揃えも抜群です。

 

スーパーマーケットは、道端に並ぶ雑多な露店とは違い品質が保証されていて安心できます。

 

ここでは、バリ島にあるおすすめのスーパーマーケット

  • Bintang Supermarket(ビンタン スーパーマーケット):スミニャック
  • Carrefour(カルフール):クタ
  • Coco Supermarket(ココ スーパーマーケット)バリコレクション店:ヌサドゥア

の3つをご紹介します。

バリ島の人々は普段どんなところで買い物しているのか?ローカルの生活に一歩足を踏み入れちゃいましょう!

 

おすすめスーパーマーケット3選

1 Bintang Supermarket(ビンタン スーパーマーケット):スミニャック

(出典:公式HP http://bintangsupermarket.com/)

 

クタやレギャンのような騒々しさが一切ない。大人な雰囲気漂うスミニャックにあるのが、Bintang Supermarket(ビンタン スーパーマーケット)。

 

クタ・レギャン

バリ島デンパサールのングラライ空港(デンパサール国際空港)から北に広がるエリア。バリ島一の歓楽街で、ショッピング・スパ・グルメ・ビーチなどを楽しむことができます。

クタ・レギャンエリアの観光モデルコースは前のページで紹介!
スミニャック

バリ島南部にあるビーチリゾート。おしゃれなアイテムや綺麗なホテルなどが多くあるエリア。

 

「Bintang(ビンタン)」とは日本語で「星」を意味し、店先に真っ赤なフォントで描かれた星のロゴが印象的です。

 

このスーパーマーケットは女性に人気なスミニャックエリアにあることもあり、店内には化粧品などのコスメも充実しています。

バリ島の海水から作られた石鹸やナチュラルコスメなど、ドラッグストアにも負けないほどの品揃えの良さ。

 

それだけではなく、バリ島の工芸品やお菓子などのお土産に最適な商品は一通り揃っています。

 

このスミニャックというエリアは、ヨーロピアンなカフェやレストランが多いのが特徴。

 

▼スミニャックの街並み

photo by kura2guide

 

ショッピングに少し疲れたら、近くのカフェでゆっくりと過ごすのも良いかもしれませんね。

 

▼Bintang Supermarket(ビンタン スーパーマーケット)の地図

 

2 Carrefour(カルフール):クタ

photo by kmaschke Some rights reserved

 

クタエリアの有名な通り、サンセットロード。ここにある巨大スーパーマーケットといえば、Carrefour(カルフール)。

 

カルフールはバリ島だけではなく、インドネシア全域に店舗があります。

このカルフールは、クタというバリ島の観光地ど真ん中にあるにもかかわらず、ローカルのバリ人にも人気です。

 

お菓子や日用品はもちろん、通常のスーパーマーケット同様に野菜や肉などの食材も販売されています。

 

カルフールは規模が大きいため、店内をすべて見て回るのは少し大変。

ただその分、他のスーパーマーケットでは見つからないようなローカル向けの商品が見つかることも?

 

私もこのカルフールは、洗剤やシャンプーなど日用品を買うのによく利用しますが、とにかく商品の種類が豊富なので、値段の比較ができて助かっています!

 

カルフール内にはフードコートもありますので、ショッピングだけではなくランチをとることもできます。

 

▼クタのカルフールの地図

 

3 Coco Supermarket(ココ スーパーマーケット)バリコレクション店:ヌサドゥア

(出典:http://cocogroupbali.com/coco-supermarket/)

 

高級リゾート地ヌサドゥアにある唯一の大型ショッピングセンター、バリコレクション。

その中にあるCoco Supermarket(ココ スーパーマーケット)もお土産探しにはおすすめ。

 

ヌサドゥア・ブノア

インドネシア政府によって開発された高級リゾートエリア。

バリ島デンパサールのングラライ空港から車で20分ほど南に走り、セキュリティゲートをくぐった先にあります。

 

Bali Collection(バリコレクション)

ヌサドゥア唯一の大型ショッピングセンター。スーパーから土産店まで、あらゆるお店がこの中に集約されています。日本で有名な百貨店「SOGO」も出店しています。

(出典 Bali Collection公式サイト:http://bali-collection.com/)

住所:Komplek ITDC Nusa Dua, Benoa, Kuta Selatan, Benoa, Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80363

 

ヌサドゥアという高級地にあるスーパーマーケットということだけあり、少し商品価格は高くなりますが、品質は保証されています。

 

クタやレギャンといったエリアでお土産を探すと、商品に傷があったり、最悪の場合壊れているものを渡されたりといったこともありますが、バリコレクションのココ スーパーマーケットではそのようなことはまずありません。

 

木彫りやアクセサリーといった伝統の工芸品はもちろん、高級な石鹸やオイルクリームなどありとあらゆるものが揃っています。

 

バリコレクションはバリ島でも格式高いショッピングセンターとして有名ですので、ぜひ1度訪れてみてください。

 

▼Coco Supermarket(ココ スーパーマーケット)バリコレクション店の地図

 

バリ島でお土産を探すなら以上3つのスーパーマーケットがおすすめです!

その他にもバリ島では町中を歩いているだけで面白そうなスーパーがたくさんありますので、ぜひ散歩がてら寄ってみるといいかもしれませんね。

 

『バリ島観光入門』目次へ  (全18ページ)

 

 

目次著者

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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