『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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このページではベトナム最大の都市であるホーチミン市の生活の魅力をお伝えいたします。
日本の生活に疲れている方はホーチミンの活気でブルーな気持ちを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。
ホーチミンの活気でポジティブに
のどかな地域が多いベトナムですが、都市化が進む主要部においては、どこも人々に元気があります。
その中でもベトナム南部にある商業の中心都市ホーチミンは特に活気に溢れています。
比べてホーチミンは、賑やかというかガチャガチャしているというか、とっても元気な場所なんです。
少々気持ちがブルーになっていても、ホーチミンにいるだけで街の雰囲気がポジティブな気分にしてくれるんですよ。
世界には様々な場所で多くのパワースポットがあります。ただ、そのほとんどが宗教的な施設であったり自然に覆われた神秘的な場所です。
そんな中、「活気のある都会の雰囲気に溢れている」という理由でホーチミンをパワースポットとして訪れる人も少なくないようですね。
パワーを感じたいのなら、きれいに整備された街中よりも地元の庶民の皆さんが集まるような場所がおすすめ。
活気みなぎる地元の市場を訪れ庶民の元気の源を体験したり、屋台が集まる街角でプラスチックの小さなイスに座って路上のB級グルメを楽しみましょう。
photo by Aleksandr Zykov CC BY-SA 3.0
更にはローカルフードレストランに紛れ込んで、ワイワイガヤガヤの中で活気と一緒にお食事をするのもグッドですね。
さてこのように活気がありポジティブにしてくれるホーチミンですが、なぜこんなに活気があるのでしょうか。
以下では、ホーチミンに活気がある理由とともに、ホーチミンの生活の魅力を紹介します。
ポジティブになれる!ホーチミンに活気がある4つの理由
① 平均年齢が若い
2019年現在のベトナムの平均年齢はなんと28歳なんです。現在のベトナムは若い力が原動力となっています。
▼ホーチミンの人々
By Original uploader was Andre Lettau (talk) at de.wikipedia 。 by Cnyborg (talk)., CC 表示-継承 3.0, Link
外国企業の進出も年々増加し、若い世代の皆さんは上昇志向に溢れています。そんな前向きな姿勢が街の活気にも繋がっているのでしょうか、その国が成長していく過程で国民の前向きなパワーは大きな力となるんですね。
高度経済成長期の日本人は、皆さん前を向いて成長あるのみと頑張って働いておられ各地が一体となって、元気な街を作っていた記憶があります。ホーチミンの表通りを歩いていると高度成長時代の日本とも重なる部分を感じます。
裏通りに入ってみると昔ながらのアジアが感じられ、そのギャップがまたベトナムの魅力でもあります。
② バイクの多さ
私のホーチミン生活、移動手段のメインはもっぱらバイクです。ただ自分では運転せず、知り合いやバイクタクシーの後ろに乗っての楽チン移動です。
今ではバイク目線で見る光景にも慣れましたけど、最初の頃はもうビックリの連続。
道路は全くの無法地帯のようで、右左折のバイクが急に曲がってくるし逆行するのも当たり前。割り込み行為もなんのそので、3人乗りや4人乗りも普通の出来事です。
▼ホーチミンでバイク移動する人々。
ホーチミンに住みだした当初は驚きの毎日でしたが、慣れた頃に改めてこの光景を見ているとおかしくってしょうがなくなっていました。
バイクの運転も自由奔放で「曲がりたいから周囲にお構いなく曲がります、それが何か?」なんて、こんなベトナム人気質も元気の要因となっているように思えます。
③ 食事タイムが賑やか
ベトナムの飲食店に行くと、1人で食事をしてる人はあまりおられません。
▼ベトナムの飲食店(屋台村)の様子
外国人のビジネスマンなどは別として、地元の皆さんはたいていが複数で賑やかにおしゃべりをしながら、食事タイムを楽しんでおられます。
家族構成も日本のような核家族ではなく、おじいちゃんおばあちゃんが一緒の3世代に渡る家族に親戚関係までもが同居されていることが多いようですね。
ですので、ディナーなどは家族みんなが集まっての賑やかタイム。
おしゃべりして飲んで食べて、毎日のお食事でのストレスも発散できて、いつも元気でいられるのでしょうね。
④ 声が大きい
ベトナム人の皆さん、とにかく声が大きい!
私の思い込みなのかもしれませんが、やっぱり話し声を聞いていても1トーンも2トーンも高いような。
最初の頃は、あちらこちらでケンカをしているようにも感じて驚きました。実際はベトナム人同士の楽しいおしゃべりなんですけどね。
たまに本当にケンカをしている場合もありますが。
ホーチミン市の下町に住んでいる頃、頻繁に夜中の夫婦喧嘩の声が聞こえてきたりしていましたね。
1度だけですが、家の前で町内の皆さんが集まる中での大立ち回りの夫婦喧嘩を目撃したこともあります。叫ぶ掴むたたくの大喧嘩なのですが、何か見ていても滑稽な感じで仲裁の方々も巻き込んだ大騒ぎというか一大イベントでした。
結果は奥さんの勝利だったようですが、世界各地女性の方が強いようですね。
これも下町の活気なのでしょう。
活気を感じたいなら朝の市場へ行きましょう!
庶民の活気を味わいたいなら朝の市場に行きましょう。それも、観光で有名なベンタイン市場のような観光市場ではありません。
▼ベンタイン市場
By Stephan Ridgway – originally posted to Flickr as Ben Thanh market, CC 表示 2.0, Link
各地区には必ず市場があります。ちなみに私がガイドとしてよくご案内するのが「タンディン市場」です。
▼庶民の台所となっている市場「タンディン市場」
photo by Tri Nguyen
photo by Tri Nguyen
▼動画:タンディン市場
ベトナムの市場は大きな工場のような建物の中や周辺に、小さな商店がひしめき合っています。更には、住宅地などの早朝の路上に日本でも見られる朝市のような市が毎朝でています。
先進国なら食材はスーパーなどでのお買い物なのが一般的ですが、ベトナムでは市場や路上のお店が庶民の台所となっています。ところが、これらのお店では当然に冷蔵保存もできないので、常温のままでの販売されています。
お肉もお魚も常温、常夏のホーチミンでこの状態なので日本の皆さんは買いにくいかもですね。
でもベトナム人の皆さんはお構いなくでお買い物をされています。朝の暗いうちに開店してお昼頃には店仕舞されているお店も少なくないのですが、夕方遅くまで開いているお店もあります。
私の場合、お肉やお魚は朝の内に買いに行きますね。衛生的にはちょっとというところもありますが、細かいことを気にしないベトナムの皆さんなら当然なのでしょう。ただ衛生面をそこまで気にしないのは、日本のようにお刺身を生で食べる文化がないのも理由のひとつと言えるでしょう。
以上、ベトナム・ホーチミン生活の魅力でした。
次のページでは実際に生活する上で気になる「水」「インフラ」「お買いもの」の事情についてベトナム在住の著者がリアルな状況をお伝えします。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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