マカオの穴場インスタ映えスポット

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マカオはカジノ・世界遺産のイメージが強くありますがそれ以外にも魅力はたくさんあります。本当のマカオを知る事ができる観光ツアーを体験してみません?マカオ在住10年、旅行のプロ・ツアーガイドをしている著者がお届けします!

読むマカオ観光ツアー ~在住10年、旅行のプロが伝えるマカオ~(全10ページ)はこちらから!

著者:越宮椿

マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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マカオにポルトガル人が定住を始めてから、500年あまりです。

ノスタルジック(=郷愁・懐かしい)な街並みはマカオ歴史市街地区として世界遺産に登録され、東西文化の交流地点として栄えた歴史を今に伝えています。

現在でもマカオにはヨーロッパ風の建物が数多く残り、そのカラフルな色合いは人々の目を楽しませています。

マカオにはインスタ映えする可愛らしい建物がいくつもあります。

このページではおすすめのロマンチックなパステルカラーの街並みをピックアップしてご紹介します。

 

▼マカオ主要観光地域

 

1 マカオで1番インスタ映えする「ラザロ地区」

▲ラザロ地区

 

立っているだけで絵になる写真が撮れる「ラザロ地区」は、世界遺産・聖ポール天主堂跡から徒歩10分弱の場所にあります。

 

▼聖ポール天主堂跡

 By コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、Chensiyuanだと推定されます(著作権の主張に基づく) – CC 表示-継承 3.0, Link

 

その街並みの美しさから、よく映画や雑誌、ミュージックビデオの撮影に使われます。

カラフルな建物が立ち並び、可愛らしくポップですが、ここにある建造物は歴史的価値のあるものが多いです。

 

▼仁慈堂婆仔屋

 

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「仁慈堂婆仔屋」はかつての老人ホームでした。現在はレストランやショップに加えアートギャラリーを有し、芸術の中心地として盛んな活動を行っています。

季節ごとにイベントが開催され、個性的なデコレーションを楽しめます。

 

▼聖ミカエル墓地

 

ペパーミントグリーンが美しい「聖ミカエル墓地」は、マカオに眠るカトリック教徒のお墓です。

悪魔を退治したといわれる大天使ミカエルの名前を冠しており、礼拝堂の主祭壇には悪魔を足蹴にする聖ミカエル像が祀ってあります。

 

大天使ミカエル

キリスト教・ユダヤ教の旧約聖書、キリスト教・イスラム教の新約聖書などに登場する天使。これら3大宗教においては最も偉大な天使の1人とされている。

▼ミカエル

 

花が咲き乱れ十字架や天使の像が並び、にぎやかな雰囲気です。

 

「ラザロ地区」インスタ映えスポット

ラザロ地区では、ラザロ教会と仁慈堂婆仔屋をつなぐ道がベストスポットです。石畳と左右のポルトガル風の建物が綺麗で、よく撮影に使われています。

 

2 おしゃれなスポット「恋愛巷」

▲恋愛坂

 

「恋愛坂」と呼ばれる小さな路地は、その先にマカオで1番の観光地・聖ポール天主堂跡を臨むインスタグラムなどの撮影に最適のスポットです。

ピンクや黄色の美しい建物に季節の花が彩りを添え、誰でも絵はがきのような写真が撮れます。

ピンク色の建物は、2017年より宿泊施設とミニシアターとして利用されています。

この「恋愛巷」という場所に以下の「恋愛七號旅館」と「恋愛・電影館」があります。

 

▼恋愛七號旅館 Love Lane 7 Inn

(出典:https://www.lovelane7.com/

 

全7室の小さなゲストハウスです。

ポルトガルのタイル、アズレージョを用いるなど内装にもこだわりが見えます。

 

アズレージョ

ポルトガル・スペインで生産される典型的な焼きタイル。ポルトガルでは教会や家庭などどこでも見る事ができる。温度管理機能もある。

▼タイルのイメージ

By I, Alvesgaspar, CC 表示 2.5, Link

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ピンク色のヨーロッパ風の建物は全長50m。

築80年の歴史を持ちます。

 

 

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▼恋愛・電影館 Cinematheque・Passion

 

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地元マカオ市民の監督作品から欧米の作品まで、洋の東西を問わずおしゃれな単館系映画を上映するミニシアターです。

マカオ国際映画祭の会場としても利用されました。

映画資料室を併設しており、マカオの映画作品や映画に関する書籍、雑誌などを収めています。

 

「恋愛巷」インスタ映えスポット

恋愛巷はあまり奥に進み過ぎず、右手に黄色、左手にピンクの建物が入り、聖ポール天主堂跡がちらりと見えるあたりがベストスポットです。

 

 

3 リゾート感たっぷり「聖オーガスティン広場」

▲聖オーガスティン広場

 

「聖オーガスティン広場」は、マカオの中心「セナド広場」に面する市政署から徒歩5分ほどの穴場です。

 

▼セナド広場

 By Сура at ru.wikipedia, CC 表示 2.5, Link

 

坂を上り切った場所にあり、到着すると達成感と開放感を覚えます。小さな広場ですが世界遺産エリア「マカオ歴史市街地区」内にあり、周辺の建物の多くが世界遺産の見どころです。

ポルトガル風の石畳に趣があります。

 

▼ドン・ペドロ5世劇場

 

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淡いエメラルドグリーンが美しい「ドン・ペドロ5世劇場」は、19世紀に建てられたアジア最初の西洋式劇場です。内部は見学が可能です。

正面のファサードは迫力があり、広場に面した横壁での撮影もおしゃれです。350席の小さな劇場は、現在でも演劇やコンサートの会場として使用されます。

 

「聖オーガスティン広場」インスタ映えスポット

聖オーガスティン広場は、ドンペドロ5世劇場の壁の前がベストスポットです。

 

4 自然や歴史を楽しめる「タイパ・ハウス・ミュージアム」

 

「タイパビレッジ」(タイパの有名なにぎやかな通りがある街並み)から徒歩5分、「ベネチアン・マカオ」(世界最大のカジノリゾート)西ロビーから徒歩10分程度の場所にある、ミントグリーンの建物群です。

隣接する公園では季節の花が楽しめます。

 

▼タイパ・ハウス・ミュージアム

▼ベネチアン・マカオ

 By [2][1], CC 表示-継承 2.0, Link

 

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「タイパ・ハウス・ミュージアム」は、20世紀初頭にマカオで暮らしていたポルトガル人家庭を再現した住宅博物館です。

マカオが埋め立てされる前の貴重な1912年のマカオ・タイパ2島地図(埋め立て前の地図は数が少ない為貴重です)や、葡中折衷様式(葡=ポルトガル、中=中国)の家具などの見どころがあり、のんびりした当時のポルトガル人の生活の様子がしのばれます。

 

「タイパ・ハウス・ミュージアム」インスタ映えスポット

タイパハウスミュージアムは、建物の前がベストスポットです。

 

昔ながらのヨーロピアンな街並みを歩こう

 

マカオはいたるところにロマンチックなパステルカラーの建物が点在しています。中でも穴場のおすすめスポットをご紹介しました。

いずれも絵になる場所なので、度々撮影クルーに出くわすことがあります。観光ツアーでは立ち寄らなかったり素通りしてしまう場所ですが、マカオは小さいですから自力でも簡単に行けますよ。

 

パステルカラーの街並みは、雨に濡れると一層色合いがはっきりとして艶っぽさを見せます。

気持ちよく晴れた日だけではなく、雨の日も趣があるのがマカオの魅力です。フリータイムや2度目のマカオには、とっておきのパステルカラーの街並みをのんびり散策してみませんか。

 

次のページではマカオの街並みの中でもひときわ美しい「夜景」スポットをご紹介していきます。

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マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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