ブラジルの治安は悪い?在住歴17が語る実態と安全対策~

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著者:パパガイオ

ブラジルの酸いも甘いも知り尽くしている在住歴17年の女性。日本で知り合った日系ブラジル人の主人と子供3人で、ブラジルライフを満喫中です!特にトロピカルフルーツや自由な感じがお気に入り。どんなかな?とちょっとでも気になったらぜひ覗いてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ?

 

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ブラジルの治安

 

「ブラジルは危ない」とはよく言われます。

ブラジルで生活するにあたってとても大事なことですのでここでは実際の治安の状況や気をつける点について見ていきましょう。

 

ブラジルの危険度は?

 

ブラジルが殺人や強盗の多い治安の悪い国であるということは、残念ですが数字の上からも明らかで間違いのない事実です。

 

殺人事件の死者数は、2006年から2016年の10年間で55万3000人というデータが出ています。(出典:ブラジル政府の応用経済研究所(IPEA)と民間機関「治安に関するブラジル・フォーラム(Brazilian Forum on Public Security)」の調査による)

 

昔より良くなってきているのかというとそういうわけではなく、リオオリンピックが行われた2016年が最も悪く、6万2517件もの殺人事件が起きています。

10年前と比べて26%も増加したそうです。

 

日本と比べてみると、人口10万人における殺人発生率がブラジル30.3件に対して日本は0.7件ということですから、恐れてしまうのも当然ですよね。

 

 

ただ、被害者の多くは貧困層の若い(15~29歳男性が半分以上を占める)黒人で、麻薬がらみの抗争であることが多いのですから、そういったことに巻き込まれない限りむやみにおびえる必要もないのです。

 

日本人が注意すべきは強盗

 

私たちが最も注目しなくてはいけないのは、強盗に関してです。

日本人はお金持ちというイメージは世界的で海外どこに行っても気をつけなければいけないのですが、やはりブラジルでは被害にあう可能性は高いです。

アメリカと比べても都市部で強盗被害にあう確率は10倍と言われています。

 

日本と比べると2016年の調査で歩行者強盗は約1500倍、自動車強盗は約1700倍、住宅強盗も約120倍という結果が出ています。(出典:在ブラジル日本大使館HP

やはり日本は安全でブラジルは危ないですね。

 

ブラジルの犯罪には

  • 窃盗(すり・ひったくり・置き引き)
  • 路上強盗
  • 自動車強盗
  • 携帯電話強盗
  • 商業施設強盗
  • 交通機関内強盗(バスなどで乗客全員から奪う)
  • 住宅強盗
  • 積荷強盗
  • 被害者の車に乗り込んできて金銭類を奪ったり銀行で引き出させたりした後、連絡のとりにくい場所で被害者を解放し車両で逃げ去る短時間誘拐(電撃誘拐)
  • 振り込め詐欺
  • カードスキミング(カードの磁気情報や暗証番号を特殊な機械スキマーに取り込み、偽造カードを作成して使用する犯罪)

などがあります。

 

実際日本人が被害にあった例では、やはり窃盗が多く、ついで両替後などの路上強盗、携帯やカメラを狙ったものなどがあります。

中には強盗に抵抗し銃殺された例もありますので、くれぐれも犯人を刺激しないようにしましょう。

 

ブラジリア連邦区,大サンパウロ圏及びカンピーナス市,大リオ圏,大マナウス圏,大ベレン圏,大レシフェ圏,大サルバドル圏,大ビトリア圏,大クリチバ圏,ポルトアレグレ市

は十分注意すべき危険レベル1に指定されていますので、特に気をつけなければいけません。

 

危険レベル

外務省が定める海外の危険度を分かりやすくした指標。危険レベルは1~4まで(4が最高)。

危険レベル1は「その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要」とされる。

参考URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_259.html#ad-image-0

 

著者は17年住んでて被害無し

 

とここまで書いてきましたが、実は私は17年間ブラジルで暮らしてきてただの一度も強盗の被害にあったことはありません。

危険レベル1(先述)の地域に住んでいるのにも関わらず、です。

 

面白いのは、人生で一度だけ被害にあったのが安全とされているチリへの旅行中という事でしょうか?

やはり旅行者、外国人ということがまるわかりの風情、そして旅行だからと浮かれていた私の態度、これが悪かったと思っています。

 

私がブラジルで被害にあっていないと言っても「ブラジルはそれほど危なくないんだよ」とは決して言えません。

ブラジル人の友達や知り合いなど、時計やスマートフォンをとられた、車が盗まれたというのはやはり日常茶飯事なのです。

実際に気を抜けないのは本当です。

私は運がいいとも言えますがそれなりに対策をしているからなのです。

 

ブラジルで安全に暮らす対策

 

では、実際私が普段生活しているうえで注意していることを書いていきます。

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

1 TPOをわきまえる

 

空港やショッピングモール・おしゃれなレストランなどでは高価なものを身に着けても構いませんが、観光スポット・繁華街などでは運動靴にジーパンTシャツなどラフな格好をした方が安全です。

 

日本人に普通の格好をと言ってもどうしても小ぎれいになってしまうので、みすぼらしい恰好と言うぐらいでちょうどいいかもしれません。

もしくは現地の服を調達して、周りのブラジル人と同じような格好をするのもよいです。

高価なものを身に着けた場合、人目につかないようタクシー・自家用車で移動します。

 

2 荷物に気をつける

 

人通りの多い所ではリュックサックでも荷物は前に抱えます。

普段でもポシェットに常に手を当て隠すように持ちます。

レストランで食事する時も目の届くところに置くと安心です。私はよほど高級なところでない限り膝に置いておきます。

 

3 変な場所に行かない

 

昼間でも人通りの少ない閑散としたところ、落書きがいっぱいあるような所には行かず、ましてや興味本位でスラム街やファベーラ(ブラジルの貧民街)など絶対に行ってはいけません。

観光なら夜の一人歩きもやめた方がいいです。

実際には家族連れで散歩するような安全な所もたくさんあるのですが、慣れてよく知ってからにしましょう。

 

4 常に周りを気にする

 

常に警戒心を持ちすぎるのも怯えた顔になりよくないですが、ぼけっとしたり移動中に寝たりしないで周りをチェックすることはとても大事です。

空気を読むことができますし、強盗犯は顔を知られたくないと思うので効果的です。

 

5 お金をまとめて持たない

 

私は現金は少量の使う分だけしか持ちませんし、分散して持つのもおすすめです。

 

6 車に乗る人への注意

 

ちょっとした買い物時の駐車の際も必ず鍵を閉め、貴重品が見えるように置かないようにします。

子供を車で待たせることは避け、場所によっては夜間に赤信号で止まらないよう速度を調節する必要もあります。

車中で人待ちする場合などは、怪しい人が近づいてこないか目を光らせましょう。

 

万が一強盗にあってしまったら

 

銃やナイフを突き付けられても落ち着け!

というのは無理でしょうが、強盗の目的は人殺しでないと覚えておくと、とりあえずは安心? できるかもしれません。

目的はモノなので、何でも素直に差し出しましょう。

襲われる方はもちろん怖いですが、実は襲う方はもっと怖いと思います。

犯人をびっくりさせるような行動(急にカバンの中やポケットのものを出そうとする、大声をあげるなど)はせず、手をあげて指示を待つのがベストです。

 

著者の意見

 

ここからは私の意見ですが、被害にあってしまう人は人に対する配慮が足りないからではないかと思っています。

 

ブラジルは貧富の差が激しい国です。

お金持ちの上位10%が全体の富の50%以上を持っていて、貧しい方から50%の人たちが持つ富はたったの12%だというぐらいです。

そのうえ、住み分けがあると言ってもとても近い場所に共存しているのです。

 

本当に困っている状況で、

楽しそうに観光客が写真を取り合っている、

高価なスマホや宝石をこともなげに持ってすました顔をしている、

または貧しい自分を軽蔑するような顔で見ている、

そういう人は本当に失礼です。

 

もちろん無意識でしていることもあるかもしれません。ずっと日本で暮らしていればわからないのも当然です。

 

でも、食べるものにも困るような人がいるブラジルでは、そういう人々の側に立って考えてみて、欲しくなるようなものは見せつけず隠す習慣をつけるべきだと思っています。

 

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バリ島6つのリスクと安全対策②

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)https://twitter.com/hiyoriworld629

 

『バリ島観光入門』目次へ  (全18ページ)

 

 

グループ旅行はもちろん、一人旅でも満喫できるのがバリ島。

バリ島独特のゆったりとした空気感、エキゾチックな雰囲気、そしてバリ人の温厚な性格は日本にはない安らぎを私たちに与えてくれます。

 

しかし、そうはいってもバリ島も海外であるということを忘れてはいけません。

 

前のページで触れた通り、バリ島含む海外を旅行するのにはそれなりのリスクがつきもの。

バリ島では殺人や強盗のような重大事件はめったに起きないものの、観光客とローカルの間でちょっとしたトラブルが起こりがちです。

 

バリ島旅行にはどんなリスクが存在するのか?あらかじめこれを知っておくことで、不要なトラブルを避けることができますよね。

 

このページでは、前のページに引き続き私の経験も踏まえたうえでお伝えしたいバリ島旅行の6つのリスクを紹介します。

特に初めて海外旅行へ行く人に読んで頂けたら嬉しいです!

 

4 ポーターとのトラブルリスク

 

旅行の出だし、空港に着いてから気を付けてほしいのが、無防備にポーターに荷物を預けないということです。

 

空港に到着し、入国ゲートを潜り抜ける。そして自分の預け荷物を確保し、さあいよいよ空港を出発しよう!

このタイミングで、ポーターに話しかけられる観光客が多いはず。

 

ポーターとは、いわゆる『運搬』を仕事にする人のこと。観光客の代わりに荷物を運んでくれようとします。

 

彼らは、「大きな荷物だね!重たくない?荷物を運ぶのを手伝うよ。」なんて気軽に話しかけてきます。

今までバリ島を旅行したことのない人は、ポーターに話しかけられると「なんて優しい人なんだ!せっかくだし荷物を持ってもらおうかな。」と、ついつい自分の荷物を手渡してしまうかもしれません。

 

しかし、ここでポーターに荷物を手渡すと、トラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

 

お金を請求される

 

トラブルの事例1つ目としては、荷物を運んでもらった後にお金を請求されるということがあるということ。

ただの善意で荷物を運んでくれていると思いきや、後々ちゃっかりとお金を請求されることが多々あるのです。

 

日本のように、何でも無料で対応してくれるお国柄はそうそうありません。

日本人特有の物事をはっきりと断れない気質は世界でも有名ですので、そこに付け込んでお金を騙しとろうとする悪い人も中には存在します。

 

こういったトラブルに巻き込まれないためには、そもそもポーターに荷物を預けないというのが大切です。

しかし荷物が多すぎたりして、どうしてもポーターに荷物を預けたい場合もあるかもしれません。

そんな時はあらかじめ、「いくらで荷物を運んでくれるのか。」これを確認するようにしましょう。

 

荷物を持ち逃げされる

 

トラブルの2つ目としては、ポーターが荷物をもってそのままどこかへ消えてしまうというケースです。

そんな大胆なことする人、本当にいるの?そう思う人もいるかもしれませんが、バリ島ではそのような暴挙に出る人も存在します。

 

ポーターに荷物を預けた後、「俺はここで待っているから、トイレでも行ってきたらどうだ?」など、他の場所へ行くよう促してくる手口が有名。

目を離した瞬間、荷物をもって逃亡する危険性が高いので気を付けてください。

 

さすがに海外旅行先で、知らない外国人に荷物を預けたままその場を離れる人はいないと思いますが、ついつい目を離さないように注意してください。

 

空港は、海外旅行で最初に私たちが通る場所。

長時間飛行機に揺られてやっと到着した空港では、少し気が緩んでしまうかもしれません。

 

やっとバリ島に着いた!という嬉しさで油断してしまう気持ちもわかりますが、空港には観光客狙いの怪しい人物が潜んでいる可能性があります。十分気を付けましょう。

 

5 タクシーでのリスク

 

公共交通機関が発達していないバリ島では、タクシー移動をする機会が多くなるはず。

 

主要観光地には観光客向けの巡回バスが走っているものの、初めてバリ島に訪れる人はそれを乗りこなすのは少し難しいのではないかと個人的には思います。

 

バリ島では、よっぽどの田舎でなければそこら中にタクシーが走っています。

タクシー会社の数も多く、ぱっと見ただけではそれぞれのタクシー会社の違いがわからないことでしょう。

 

特に、観光客を乗せてガッポリ稼ぎたいと考えているタクシードライバーはたくさんいますので、あまりにもいろいろなドライバーに「うちの車に乗りなよ!」と声をかけられて、混乱してしまう可能性もあります。

 

そんな時は、ブルーバードというタクシー会社を使うのがおすすめ。

 

(ブルーバード日本語公式HP:https://bluebird-hg.jp/)

 

ブルーバードのタクシーは、車に青い鳥のロゴがついているため一目見てすぐにわかるはず。

 

ブルーバードは、バリ島だけではなくインドネシア国内でシェアの高いタクシー会社です。

インドネシア内にあるどんなタクシー会社よりも信頼がおけると言われ、長い間国民に愛されて続けています。

ドライバーの教育もしっかりしていて、愛想の良いドライバーが多いのが特徴。

 

バリ島でタクシードライバーをする人の中には、メーターの距離をごまかして多めにお金をとろうとする人が存在します。

しかしブルーバードのドライバーに限っては、そういった悪質な人は限りなく少ないと言っても過言ではありません。

 

反対に、ブルーバード以外の国に認可されていない個人タクシーに乗るのは、少なからずトラブルの危険性を秘めていると考えて良いでしょう。

 

<編集部コラム>バリ島のタクシー

残念ながら、このような知識を持っていてもブルーバードの名前を騙って多めにお金を取るタクシー会社もあります。「ブルーバードを使ったのに、あまりサービスが良くなかった」と悲しい気持ちにならないためにも、ブルーバードの公式アプリ「My Blue Bird Taxi」を利用することがおすすめ!

「My Blue Bird Taxi」を利用することで間違えて他社のタクシーに乗ることも減りますし、事前に運行ルートとタクシー運賃の目安も分かるので安心です。

ドライバーの顔写真と車のナンバーの確認もできるので、間違いがないです。

「My Blue Bird Taxi」を利用するには、事前にアカウント登録やクレジットカード登録が必要になります。渡航前にダウンロードして、現地でスムーズにブルーバードタクシーを呼びましょう!

 

数年前、私自身まだまだバリ島に慣れていない頃の話。

ブルーバードの以外のタクシーに乗り、通常の倍以上の運賃を取られた経験があります。

その頃はバリ島でのタクシー運賃の相場を理解していなかったため、あっさりとお金を払ってしまいました。

自分が騙されたという事実には後々気づいて、とても悔しい思いをした記憶があります。

 

また、タクシー以外で言えば最近はUberなんかも流行っています。

 

(U-ber公式HP:https://www.uber.com/ja-JP/)

 

近年はバリ島だけではなく世界的にUberの波がきつつあるので、知っている人も多いのではないでしょうか?

 

Uberはアメリカで開発された運行システムで、アプリをダウンロードしてタップすればすぐに車が迎えに来てくれます。

価格もブルーバードと比べると比較的安く、使い勝手が良いシステムだと観光客の間でも人気が高まりつつあります。

 

初めてのバリ島でいきなりUberを使うのは不安かもしれませんが、慣れてきたら一度チャレンジしてみても良いかもしれませんね!

 

<編集部コラム>Uberのシステム

Uberは、会社に属しているタクシードライバーではなく自家用車を持っている一般のドライバーを配車してくれるサービスです。タクシーの平均運賃より割安なので、海外旅行の強い味方になってくれます。

こちらもアプリを利用して登録した位置情報まで運んでくれる上に、ドライバーの評価をチェックすることができるので安心!大人数で乗車する場合は、収容人数をきちんと確認してから利用しましょう。

注意点として、車が来ないなどのトラブルが起きた場合はドライバーに直接問い合わせる必要があります。そのため、日常レベルの英会話スキルが必要になるので注意してください。

 

6 両替でのトラブルリスク

 

バリ島では、インドネシアルピアという通貨が流通しています。

 

そのためバリ島でショッピングや食事をする際には、日本円をルピアに交換する必要があります。

ほとんどのショッピングモールやホテル、レストランではクレジットカードを使うことができるものの、露店や個人経営店などの小さなお店ではまだまだクレジットカードが普及していません。

 

バリ島で外貨を両替しようとした時、両替商を見つけるのはそう難しくありません。

観光地であるバリ島には、町中のいたるところに両替商がいます。

 

しかし見つけるのは難しくないものの、信頼できる両替商を選ばないとトラブルに巻き込まれてしまうことも。

特にクタやレギャンなどの繁華街にある両替商には気を付ける必要があります。

 

クタ・レギャン

バリ島デンパサールのングラライ空港(デンパサール国際空港)から北に広がるエリア。バリ島イチの歓楽街で、ショッピング・スパ・グルメ・ビーチなどを楽しむことができます。

クタ・レギャンエリアの1日観光モデルコースはこちらから!

 

クタやレギャンには個人経営の洋服屋や雑貨屋がたくさんあり、そういった店舗が副業として両替も行っている場合があります。

 

正直なところ、こういった『本業の片手間で両替ビジネスをしている』店舗で両替することはおすすめしません。

初めてバリ島へ訪れるのであれば、銀行やショッピングモールなど信頼できる場所で両替するのがトラブルに巻き込まれることも少なくて安心です。

 

しかしどうしてもルピアが必要な時に、なかなか銀行やショッピングモールが見つからないということもあるかもしれません。

そんな時は、自分でもしっかり札束の枚数を確認するようにしてください。

ルピアはゼロの桁数が多いためつい見間違いしそうになりますが、お札を1枚1枚自分で数えて本当に正しい金額が両替されているのかを確認を怠ってはいけません。

 

また手の込んだ詐欺の方法だと、両替の際に使う電卓を細工しているパターンも存在するようです。

両替商のスタッフに電卓を見せられても、その金額を鵜呑みのするのではなく、自分でももう一度再計算すると確実です。

 

あとは自分でもできる対策のコツとしては、一気に高額な金額を両替しないということ。

一度に数万円単位で両替してしまうと、自分でも正しい金額がわからなくなるだけではなく、両替商側もお札の枚数をごまかしやすくなります。

少し面倒に思えるかもしれませんが、数千円ずつ両替することで両替の際の詐欺トラブルのリスクを軽減することができます。

 

私は両替で詐欺にあった経験はないのですが、「日本人はお金持ちだ」と思っているローカルの人も多く、日本人は両替詐欺のターゲットになりやすいという話をよく聞きます。

せっかくの旅行で不愉快な思いをしないためにも、自分のお金は自分で守るのが大切です。

 

ここは日本ではないということを理解する

 

以上、ここではバリ島を旅行する際のリスクについてお伝えしました。

冒頭でもお伝えしましたが、リスクにさえ気をつけておけばバリ島は危険な場所ではありません。

 

世界各国どこを探しても、日本より安全な国はない。

この事実を念頭に置いておくだけで、面倒なトラブルを回避することができます。

 

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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スノーボード防寒対策の基礎知識

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スノーボードの道具の正しい知識を持てば、寒くないし、痛くないし、簡単に上達できるようになるのです。「進化の変遷」「道具の選び方」など、スノーボードの道具について一から学んでみてはいかがでしょうか。

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

スノーボードは寒い?

 

「スノーボードは寒くてつらいから嫌いだ。」

 

と思っている人はいらっしゃいませんか?

実際に私はこのように言っている人にたくさん出会ってきました。

確かに寒いのは私も大嫌いです。しかし、私はスノーボードは嫌いではありません。

なぜなら、全然寒くないからです。

「へー寒さに強いんだね。」と思われるかもしれませんがそうではありません。むしろ冷え性で結構寒がりな方です。

私がスノーボード中に寒くないのは、単純に寒くならない格好をしているからです。

「いくら厚着をしても寒い」という人もいますが、もしかしたらその厚着のし過ぎが寒さ原因かもしれません。

今回は寒くない快適なスノーボードのための格好をお教えします。

 

スノーボード、寒さの原因は「汗」がほとんど

 

まずはスノーボードの寒さの原因から考えてみましょう。

・一つは気温に対して薄着すぎる単純な寒さ。

・もう一つは汗をかいて体が濡れることで起きる汗冷えによるもの。

この2つが考えられるのですが、スノーボードの場合殆どが後者の汗冷えによるものが原因です。

 

多くの人はきちんと防寒対策をしてスキー場へやって来ます。

雪山でも寒くないような格好をしてくるのですが、スノーボードは運動量の多いスポーツですので、あまり厚着をしすぎると汗をかいてしまいます。

そして滑った後、リフトに乗って動かなくなるので、汗が冷えて寒くなってしまうのです。

典型的な汗冷えを起こしてしまうパターンです。

「厚着をするのが単純に温かい格好」というわけではないんですね。

 

本当の意味で温かい格好とは?

 

厚着のしすぎは良くないと書きましたが、では薄着にして汗をかかないようにすれば良いのか、というとそうではありません。

それでは普通に寒いので本末転倒ですね。

 

つまりは汗をかいても汗冷えを起こさないようにすれば良いのです。

汗冷えは「服が汗で濡れること」が原因です。

 

吸汗速乾素材のインナーを着れば汗冷えは起こりづらくなります。

吸汗速乾素材とは、名前のとおり、汗を素早く乾かす性能を持った素材のことです。

登山などのアウトドアをする人は必ずこの吸汗速乾素材のインナーを着用しています。

ポリエステル素材の衣類は速乾性能を持っているのでスノーボードや登山などのアウトドアに向いています。

逆に綿素材は水分を吸いやすくて乾きにくい性質を持っているので、アウトドアには最悪の素材です。

さらに欲を言えば、アウトドアブランドから出されている吸汗速乾性能がさらに優れた、高機能インナーを着用すれば結構な量の汗をかいても体をドライに保ちます。

 

高機能インナーの例

『(モンベル)mont-bell ジオラインM.W.ラウンドネックシャツ Men’s』(画像クリックで商品詳細へ)

 

この吸汗速乾素材のインナーをファーストレイヤー(肌着)として、その上にフリース素材のトレーナーなどのミドルレイヤー(肌着とアウターの間に着るウェア)を着ます。

ミドルレイヤーでも綿素材は避けましょう。

 

おすすめミドルレイヤ―の例

『(モンベル) mont-bell シャミースジャケット Men’s』(画像クリックで商品詳細へ)


 

フリースも水分を含みずらい素材ですので、発散した水分はフリースの外まで逃げていき、体は乾いた状態を保てます。

 

ウェアは関係ない?インナーで暖かさを調整

 

スノーボードウェアは薄いペラペラのものばかりですよね。

中にはダウンや中綿入のウェアもありますが、殆どはペラペラの作りの物になっています。

この薄い作りにも意味があり、特に初心者の人には薄いウェアがおすすめです。

寒そうに感じるかもしれませんが、ウェアで温かさを調整するよりもインナーで調整した方が良いのです。

なぜならばインナーならば脱ぐことができるので、温度調整がしやすいからです。

上述したように温かすぎる格好は汗冷えの原因になるので、変化しやすい山の気候に合わせた格好をするのが望まれます。

ウェアは薄く気温に合わせたインナーを着込むのがベストです。

 

ネックウォーマーはマストアイテム

 

温かい格好をする上でネックウォーマーは必需品です。

マフラーを想像していただければ良いのですが、首を温めるだけで何倍も温かく感じますよね。

特に風の強いことが多いスキー場ではその効果は大きいです。

ネックウォーマーをしていないと、首元から風が入って来てしまい、かなり体温を下げる原因となってしまいます。

また顔を覆えるタイプのネックウォーマーなら、雪が降っている日にかなりの威力を発揮してくれます。

顔が冷やされるだけでもかなり体感温度は違ってきます。

とにかく肌をなるべく露出しないことが一番ですので、ネックウォーマーは最適のアイテムです。

 

インナーから見直そう

着るものをちょっと工夫するだけで何倍も温かく快適にスノーボードをすることができるようになります。

寒い時にはウェアを気にしがちですが、実はインナーの方が重要なのです。

いくら高級なウェアを使ってもインナーがダメなら全く意味はありません。

まずはインナーから見直してもてください。

その上で高性能のウェアを着れば快適なスノーボードを保証いたします。

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

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