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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!
『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!
著者:しあ
40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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角松さんの楽曲はたくさんありますが、その中でも角松さんを代表する定番の名曲をご紹介します。
「角松敏生」はどんな存在?
一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、音楽創りに対するこだわり、そのクオリティの高さなどから、音楽関係者のファンも多いです。’80年代に角松さんは、シティポップの代表とも言え、音楽界の宝とも言える存在
角松敏生の定番曲一覧
※Webon調べ。違法にアップロードされたものは含まれていません。
1 No End Summer(1985)
「NO End Summer」はアルバム「Gold Digger」に収められている、角松ファンの間でもとても人気の高い名曲。
ピュアな想いが綴られたスイートなラブソング。
ラストの
「Love is you Love is me Love is the neighbor Love is the everything」
のコーラスはライブではみんなで大合唱。
聴くたびに感動する、とてもとても大切な曲です。
▼「No End Summer」が収録されているアルバム「Gold Digger」(画像クリックで商品詳細へ)
2 Tokyo Tower(1985)
ラップから始まるこの曲のカッコよさと言ったら!
まだラップが今ほど認知されていなかった’85年当時、ラップやスクラッチを取り入れた角松敏生を代表する、最高にファンキーでダンサブルなナンバー。
歌詞の内容がセクシーで、タイトルは「東京タワー」とのダブルミーニング。
リリース当時NHKでは放送禁止に。
歌詞がセクシーすぎるから?と思っていたのですが、商標名だから連呼するのはダメなんだそう。
<編集部コラム>「Tokyo Tower」のダブルミーニング
タイトルの「Tokyo Tower」には2つの解釈があります。ひとつは観光名所の「東京タワー」もう1つは、歌詞をみればエロチックな意味がきっとわかるはずです。
Tokyo Tower (レコチョクリンク。クリックで商品詳細へ。試聴もできます)
3 Girl in the Box(1993)
こちらも角松敏生を代表する楽曲。
オリジナルアルバムには未収録ですがとても人気の高い曲。
「箱入り娘」をこれほどカッコよく歌うアーティストがいたでしょうか(笑)
夜10時になると、好きな女性が自分の手をすり抜けていってしまうもどかしさが描かれています。
こちらもNHKで放送禁止に。
私は、なんとなく門限破りを推奨するような歌詞だから?と思っていたのですが、「気が狂いそうさ」という部分がダメだったそうです。
ライブでは、ラストの部分でみんなで何度もジャンプするのが楽しい!
▼「Girl in the Box」収録のベストアルバム「1981~1987」(画像クリックで商品詳細へ)
4 初恋(1986)
イントロのピアノで心がときめく、せつなく甘酸っぱい曲。
もうイントロだけで涙が出そうです…。
誰もが持つ初恋の想い出を描いた歌詞、過去と現在を行き来するその心情の細やかさが素晴らしすぎます。
2006年のアルバム「Prayer」の初回限定盤にはこの曲のライブバージョンを収録。
▼アルバム「Prayer」(画像クリックで商品詳細へ)
また、この曲は長年角松さんを支えてきたベーシスト、故・青木智仁さんへの追悼の意味が込められています。
間奏での青木さんのベースソロ、友成好宏さんのピアノソロが素晴らしく、角松さんのライブの雰囲気が大いに感じられます。
▼「初恋」収録アルバム「T’s 12 INCHES」(画像クリックで商品詳細へ)
5 Take You To The Sky High(2018)
この曲で一斉に紙ヒコーキを飛ばすのが角松ライブの醍醐味。
私が初めて行った角松さんのライブで、座席が2階の1列目真ん中だったんです!
そこで見た、紙ヒコーキが一斉に舞う姿は鳥肌ものでした。
後ろからも降ってくるし、下を見ればぐるぐると舞っているし、あの光景は今でもはっきりと覚えています。
何度も何度も紙ヒコーキを折り飛ばしてきたので、折り方も紙の選び方も上手くなりました(笑)
▼「Take You To The Sky High」(画像クリックで商品詳細へ、試聴可)
6 飴色の街(1989)
派手さはないのにとても心に残る曲。
静かにピアノ(シンセサイザー?)のイントロから始まるメロウなナンバー。
少し抑え気味に歌っているような角松さんのボーカルと、曲とがとても合っていて雰囲気があります。
別れを歌ったせつなく胸を打つ歌詞、「飴色の街」というタイトルがぴったりで。
たぶん
恋の終わり=黄昏=飴色
だと思うのですが、とても趣のあるタイトルです。
▼「飴色の街」収録アルバム「Reasons for Thousand lovers」(画像クリックで商品詳細へ)
7 IZUMO(2002)
7/8拍子というあまり素人には馴染みのないリズム!
一言で言うと「すごい!」
演奏するの大変そう…。
私がこの曲を初めて聴いたのは、「 IZUMO」が収録されたアルバム「INCARNATIO」がリリースされるよりも前のことでした。
角松さんは「AOKI presents EXTRA TOUR」という故・青木智仁さん主催によるライブハウスツアーというのを何度か行っていまして、「IZUMO」はそのライブで初めて発表されました。
青木智仁
ベーシストであり、角松さんのアルバムや、ライブには欠かせない存在。プレイや人柄は多くのファンに愛されていた。
▼青木智仁氏
角松さん自ら「変則的なリズム(笑)」と言っていて、私も聴きながら「ドラムの沼澤尚さん、大変そう(笑)」と思いました。
沼澤尚
AGHARTAのメンバーでもあります。AGHARTAは角松敏生扮する長万部太郎が率いる覆面バンドで、謎の地底人として、泥棒のような頬かむり姿での活動でしていた。
▼沼澤尚氏
でも、「IZUMO」は最高にカッコよくて後にアルバムに収録された時には人気ナンバーとなりました。
歌詞は、角松さんが出雲の神話、日本の文化に興味を持ち触発されて創られたもの。
▼「IZUMO」(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)
8 浜辺の歌(2011)
ライブ終盤で歌われることも多く、みんなで大盛り上がりに。
「パリーヤ パッパリーヤ」のコーラスをみんなでして一つになれる曲。
▼「浜辺の歌」(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)
9 ハナノサクコロ(2004)
この曲が収録された2004年の「Fankacoustics」はファンクテイストのSolid Side
とアコースティックテイストのElastic Sideからなる2枚組アルバム。
▼アルバム「Fankacoustics」(画像クリックで商品詳細へ)
このアルバムのツアーは大都市はホールでの「Solid Side Tour」、地方はライブハウスでの「Elastic Side Tour」として全都道府県を回りました。
角松さんの解凍後はツアー本数もあまり多くなく大都市が主なので、私の地元に来るのは久しぶり。
もちろんこの曲も歌ってくれました。
この曲はとても暖かく優しい歌。
確か2月のライブでした。
「花の咲く頃 逢いに行くんだ」
という歌詞がちょうど季節と重なり、
「角松さんが逢いに来てくれた!」
と感じて、とってもうれしかったのです。
▼ハナノサクコロ(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)
10 RAMP IN(1985)
角松さんのバラードの中でも一番の名曲と言えるこの曲は、1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故への追悼の曲です。
日本航空123便墜落事故
1985年8月12日に起きた、飛行機の墜落事故。乗員乗客合わせて、520名が死亡したことから史上最悪の航空事故と言われている。
8月12日は角松さんの誕生日でもあります。
歌詞カードには
「Dedicated to the stewardesses of JAL 123(JAL(日本航空)123便のスチュワーデスに捧げる)」
とあります。
スチュワーデス(今はキャビンアテンダントですね)の、愛する男性への想いが綴られた歌詞で、女性言葉で書かれています。
角松さんは空港や飛行機などがテーマの曲が多々ありますが、この曲は珠玉のバラードとなっていますので、一度聴いてほしいと思います。
▼「RAMP IN」収録アルバム「T’s BALLAD」(画像クリックで商品詳細へ)
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40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
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